ビルバオさんが投稿した富小路 やま岸(京都/河原町)の口コミ詳細

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富小路 やま岸京都河原町、烏丸、京都市役所前/日本料理

2

  • 夜の点数:4.6

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク -
2回目

2023/07 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク-
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

久々のやま岸さんは漲ってました

京都の超有名店にご招待いただき、久々に伺いました。
場所は店名通り富小路通、錦市場のちょっと北側です。
何故だか御池の北側だと勘違いしてた。
何処と間違えてたんだろうか。

東京にも出店するようで。そちらでもますます人気になりそうですね。
いくつもお店を出してるし、凄いバイタリティ。
フラッグシップ店たるこちらのお店の席は一年待ちのプラチナチケット。そりゃ争奪戦にもなるわなあ。


コースは55,000円位?ひとつのみとかなりハイエンドになりました。
その分素材も良いものが揃っております。
でも食べログのお店のページ見たら74,800円とか書いてあるな、かなりの高額だ。

この日はとても立派な淡路の鱧を中心に、他にも由良の逆うに、宍道湖だっけ?の鰻、宮津の天然トリ貝等、
この季節ではそうそう一ヶ所に集めるのも大変でしょ?って素材達。
この日の鱧は肉厚で良い鱧。焼き霜にしたり鱧しゃぶにしたり鱧寿司にしたりと鱧祭り。
ただね、この日1番美味しいと思ったのは実は蕪なんですよ。
鱧しゃぶと一緒に出されたのですが、食感は残しつつ蕪の甘味を出すギリギリを攻めたこれがこの日1番。
分かりやすくパワー系なイメージもあるかもしれませんが、
高級食材のみに頼るだけではなく、ちゃんと料理人として美味しく調理してくれる技術があってのもの。
蕪で驚きを与えてくれるって中々無かったりする。素晴らしい技術ですよ。
何気ないといってはなんだけど野菜を美味く出来るって個人的には相当大事。
実は野菜を美味しくしようと思うと手間暇かかるのよ。
またホスピタリティも良く、居心地◎。


たぶん一見さんにも全然オススメできる、良いお店です。
…金額と席の取りにくさに目を瞑れば^^;

あとご主人のエネルギーが凄いな。何処から出て来るんだそれ。少し分けて欲しい(笑)。

2023/09/03 更新

1回目

2018/05 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク-
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

キャッチーな大人気店

貸切会にお呼びいただいて伺いました。
御招待いただいて本当に本当に感謝。ありがとうございます。

お店は大体四条と三条の間、藤井大丸と大丸京都店の間あたりの距離感。
栄えている地域でも少し入るだけで閑静になります。薄暗い通路を抜けると広ーいカウンターが。
諸事情により柱があったり狭目な造りになっています。
カウンターのみ10席のお店ですが、この日は11席目を作っていただきました。
ご主人はイケイケな感じがしました。また近くにお店を出すとかなんとか。


一応書きますが、おまかせのみです。

いきなり鮑の柔らか煮をお出汁のジュレで。
ホワイトアスパラ、白芋茎にミニトマト、シソの花を添えて。
鮑は当然の事ながら、芋茎とホワイトアスパラが美味い。ホワイトアスパラは好きだなあ。
芋茎は煮物でしか触れる機会が無かったから、こういういただき方も良いですね。

椀物はうすい豆のすり流しに湯葉のしんじょうと天然の車海老。
うすい豆の緑が鮮やか。しんじょうも柔らかくて解けるような。

小豆島の太いそうめん(ほぼひやむぎ)を固めに茹でた後、昆布締め。さらに石川のふぐの白子を和えて。
そうめんを昆布締めするという発想は意外性がありました。これに滑らかな白子の旨味が良く絡む。
ちなみにふぐは石川が漁獲量日本一。意外に思われるかもしれませんが。

三重だったか?の天然鮎。もう鮎の季節か。
香ばしく焼かれた頭からバリッと。
並べたのを見て「可愛い!」の声が。可愛いですって!?
いやいや自分には断末魔に見えたもので^^;
ちまきのお寿司は鯛で。

お造りは甘鯛、いわゆるひとつのグジですね。これに由良の雲丹をのせ、一緒にいただきます。
塩をして寝かせる事で旨味を引き出しており、濃厚な雲丹でもそんなに負けて感じませんでした。

七尾のとり貝は実は5年ぶりの解禁。おひさ。丸々大きく肉厚でした。
‭皆さん驚いていたのは印象的。これが当たり前じゃないんだ。

アブラメとじゅんさい。
じゅんさい大好き。

たけのこはぬか湯がきせず。串に刺して焼き、甘めのタレで付け焼。
それで全然えぐみ出ないんだ。これがちょっとビックリしたしとても良かった。
コシアブラの天ぷらを添えて。コシアブラも好きだなあ。

個人的にはこれもお馴染み、福井の名産・へしこを炙って。卵カステラも添えられてあります。
鯖のぬか漬けです。地元じゃこんかさばなんて呼び名も。
でもこんな厚手で食べた事ないや。少し浅めのぬか漬けのようです。

たいらぎ×自然薯×このわた。
自然薯は粘りのいいやつです。
たいらぎの力強い食感にこのわた特有の風味。

ここでフカヒレ。
表面を香ばしく焼き上げた後、うど、ふきのとう、たらのめ、わらび、そして上からたっぷりのあん。
山菜のほろ苦さが良いアクセント。
そういえば今年はわらびもうどもあまり食べてないな。

そして出た!名物うにロール!一人づつ全員に手渡しされます。
流石にこの量でいただくと凄い存在感。
ヘラ?がうにの箱の横幅と同じという、案外安易な理由で考案されたそうです。
名物って得てしてそういうものかもしれない。
そして手渡しするご主人の営業スマイル。人数分やったら流石に大変(笑)。でも毎日やってたら慣れたものか。

キンキの焼き物。
キンキ自体は勿論食べた事あるけど焼き物は多分生まれて初めて。
何故かって、地元はのどぐろの土地だからさ。
中々凄い脂の乗り。でも意外と弾力が残ってる。
花山椒の佃煮、ほおづきを添えて。ほおづきは北海道の一幸さん以来かな。
ほおづきがみずみずしくて爽やか。

食事は炊きたての土釜ご飯になめ茸、ちりめん、明太子、この時期だけのたけのこ。
たけのこは山椒を効かせて。たっぷり入れていただくと流石にえぐみが出ました^^;
程度ってあるって事で。
でも地味に1番好きだったのはゆずの効いたなめ茸。ご飯がススム。

牛乳プリンの上にほんの少し塩をかけて。塩スイーツってやつです。この僅かな塩がよく効いている。

締めは宮崎のマンゴー。
正直、以前沖縄で食べた奴の方が甘かったけどとても滑らかな舌触り。


振り返るととても派手な展開でした。
これで食事だけなら20,000円いかないんだから安いと思う。
お店の雰囲気の和やかさも良かったです。これは参加メンバーおよび幹事の方の要素も多分にありそうですけど。
次にこちらで頂けるのはいつかなあ…。

2018/07/19 更新

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