ビルバオさんが投稿したにくの匠 三芳(京都/祇園四条)の口コミ詳細

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にくの匠 三芳祇園四条、京都河原町、三条京阪/牛料理、日本料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 3.9
      • |雰囲気 3.9
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/05 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス3.9
    • | 雰囲気3.9
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

肉の芸術

キリ番というものにあまり執着するタイプではなかったのですが珍しく拘ります。
というわけで1,000軒目はこちら。
現在下書き中で一応記念すべき?口コミに出来そうなお店がココでした。


祇園の真ん中にある肉割烹のお店です。
以前から凄いお店だとは伺っていました。
場所は花見小路の近く、新しい漢字検定協会の建物の横のT字路にあります。
この辺りは流石は京都、流石は祇園な雰囲気ですよ。
観光客、特に外国人率が半端ないのは流石は京都。
こちらのお店がこの土地では特別凄い造りという訳ではないのでしょうが、素敵な佇まい。
ご主人は最高の肉職人に出会った事で、この肉の美味しさを伝えたい!
と今のお店、スタイルになったのだとか。


まずは結論。
超旨え。どれもこれももれなく旨い。ごめんなさい、なめてました。
自分が想像してたハードルを助走もなく跨ぐ位の勢いで越えられた感覚。
決して低いつもりでもなかったハードルをこうも易々越えられては。
この先私は肉関係の評価が厳しくなる自信があります、っていうかなります。


メニューは15,000円〜28,000円まで5種類あり、金額差はメインのステーキ肉が変わるのみ。
いきなり高いのは怖かったのでこの日は特選ヒレ(シャトーブリアン)。
それで美味しくなかったらキレるもん。詐欺だって言って怒り狂う。
サービス料等でもう少しつくので注意。

最初にお肉と昆布と鰹で取ったお出汁。
地のえんどう豆と生姜を沈めてあります。

薄作りにした京都産のタンの昆布締めはしばらく置いて常温にしてからの提供。
刻んだ塩昆布とポン酢につけていただきます。
ねっとりしているので塩昆布が簡単に付きやすいです。
一口食べた瞬間に、頭の中で
「はい、優勝ー。」
とファンファーレがなりました。
今回もう色々細かく書く気が無いです。とにかく旨い。

神戸牛のイチボのたたきは塩、生姜醤油、たまり醤油からお好みで。
個人的には塩、もしくはそのままがオススメ。予め塩味はある程度ついているので。
中はレアになっており、非常に柔らかいのですがくせ、臭みの類は一切無し。
何より脂の重さを感じません。さらっとしてる。融点が低いのでしょうかね。

椀物は加茂茄子を細く長く切り、素麺に見立てて。具には焼いたテール。
蕎麦に見立ててあるそうで、お出汁は濃いめの味付け。
姿形は変わって見えてもそんなことは関係なく美味しい。

豆ごはんにサーロインと白えびを乗せてご一緒に。
柑橘を効かせた醤油で軽くヅケにしてあります。
淡白なえびに牛肉って合うの?って一瞬思っていたんですけど。合うものなんですねえ。
ねっとりとした白えびが全然負けてない。

半干しの小芋とこのこをサーロインの背脂で揚げ、上にはスライスしたサマートリュフがたっぷり。
このこってなんの事かと思ったらくちこの事ね。ナマコの卵巣を干したものです。
呼び方が違うからピンとこなかった。この子ってどの子だよっていう(笑)。
同じナマコ珍味系でもこのわたほどくせもなくて美味。
ほおづきも添えられており、食べ終わってからこちらで爽やかに。

胡麻豆腐を巻いた神戸のミスジとふきに上から湯葉のすり流し、
更に酢橘を効かせたあんをかけ、とどめにラトビアのキャビアで。
上には紫蘇の花、酢橘の皮をすって。
高級食材がふんだんに使われているのですが全く下品さがない。

サーロインとグリーンアスパラのしゃぶしゃぶ。ポン酢でいただきます。
出汁でほんの少しだけしゃぶしゃぶしてあり、淡くピンクがかっています。
見た瞬間旨いのが分かるレベル。火の通し完璧。
うっすら出汁に浸してあるため、これ以上火が通っちゃう前にすぐに食べる事をお勧めします。
しゃぶしゃぶする前に外側の脂身をカットされていましたが、
「その脂身で良いからお土産に頂戴」
と言いたくなります(笑)。

ここでついにステーキ。
塩、胡椒、山わさびの醤油漬け、醤油ベースのソースをお好みで。
…これで下から2番目の肉のクオリティなのかよ!ってレベル。
凄いね、本当に。具体的に何がどうとかもう書く気がしません。
これの上のお肉は神戸牛でしたが、それはもう全然違うらしい。

最後はご飯、つけもの、赤だしと最後の罠・ヒレの昆布巻。
こんなタイミングで食べさせる代物じゃない。ご飯のお供な感じで食べて良いものじゃない。
しかもこの後さらに黄身の醤油漬けでTKGまである。何してくれてんねんと(勿論褒め言葉)。

最後に抹茶のシャーベット。ウイスキーをほんの1滴だけ垂らす事で味わいが違うんです。


ご主人、ただの怪物でした。
自信家っぽくはあるけど主張が強くないので嫌味は感じません。
また、食材への拘り、それを活かすだけの腕。
お肉は霜の振り方が凄いけど重さを全然感じない。
金額は確かに高いです。でもそれですら決して高くないと感じさせてくれるレベル。
正直、結構早い段階で
「なんでもっと良い肉にしなかったんだろう?」
と後悔しだす程でした。
これでしばらくは肉は良いかな。わざわざ肉の記憶を上書きしたくない。
これだけべた褒めしておいて★×5にしなかった理由は単純。もっと上の肉があるって分かっているから。
現時点でここ以上の肉料理のお店が思い浮かばない。誰か知ってたら教えて。
ところで食べログの利用シーンに「合コン」とか書いてあるけどそんなのに使いたくないわ、もったいない(笑)!

2016/06/16 更新

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