ビルバオさんが投稿した小松 弥助(石川/野町)の口コミ詳細

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移転小松 弥助野町/寿司

1

  • 昼の点数:4.4

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 3.6
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2015/01 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気3.6
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

東のすきやばし次郎、西の小松弥助

2015年1月再訪。


最早観光地と化しているこちら。実際、地元客は殆ど居ません。
最近では回転数も減らしたようで、更にハードルが高くなった模様。
そんな中、食の人間国宝ともいえる大将はこの日も元気に仕事をしています。

内容は以前と変わらず。
正直、少し動きに衰えは見えるものの握り自体には淀みがありません。
リズミカルに握る姿は歌舞伎役者に例える方も居ますが、正に見栄を切っているように握ります。

以前とは少し違って感じた事も幾つか。
いつもは柔らか過ぎると感じるくらいの握りはこの日は少し硬めでした。
シャリもややベタつき気味。ムラか?
いつもは口の中でネタよりシャリが早く解けてすっと無くなってしまうんです。
むしろ口解けが早すぎるとすら思っているので、これはこれであり。
あと、こんなに捨てシャリしてたっけ?捨てる頻度がとても高かったような。
これまでは動作の淀みなさで気が付かなかっただけかもしれませんが。
また、今回は少し冷たさを感じた気も。
常連さんと「あの有名人が」という話ばかりされていて、
こちらも含め他のお客さんにあまり目が行ってなく、なんとなく冷たさを感じました。
これは小倉の天寿しさんでもあったなあ。
有名人が来た事を鼻にかけられているようであまり好きじゃないです。
ただどちらかというとその話を積極的に振っているのはお客さんの方で、
「こんな大スターが来ているお店に自分も来ている」
と自慢したいだけな気はします。
その時点でこのお店が好きなんじゃなくてステータスが好きなだけなんでしょうね。

あと今回印象的だった事は以下。

甘エビの大きさ、甘さ、プリプリ感、どれも凄い。
とても大きく、ボタン海老と勘違いするお客さんも居ました。
蒸し鮑は温められた状態の物を出されます。
非常に柔らかいですが、香りは弱め。
旨みは少し、浸けてある汁に移っちゃったのかなあ。
笹の葉で温められた穴子は流石の柔らかさ。フワフワです。すった柚子の皮も良いアクセント。
雲丹は握り。ただ雲丹を乗せるだけでなく、普通のネタと同じように握るんです。
少なくとも金沢で握れるのを見たのはこちら、めくみさん、太平寿しさんのみ。
やはり金沢の巨匠達は当たり前の様に雲丹を握ります。ただこちらのはネタとしてはそこそこ。
炙りトロは炙り加減が素晴らしい。トロに酢橘は意外でした。

今回は追加で弥次喜多もいただきました。
ヅケ、昆布締めの鯛、数の子を細く切って、煮切り等で和えて海苔で包み、
更にその上からシャリでおにぎりを握る、知る人ぞ知るおみやです。
2〜3時間くらいしたら、この中の具が上手い具合に馴染んでちょうど良くなるんです。
時間が経つと、シャリの味がやや薄まって少しおにぎりっぽくなります。
昆布締めが馴染んだからか、中の海苔が少し昆布っぽくなっていました。
おにぎりと考えたら間違いなく日本一。なんかズルいけど。

ネタ自体は毎度そんなに代わり映えしませんし、ん?という事も書きましたが、
それでも流石の安定感、安心感。この感じはまだまだ若手には出せないなあ。
正直、流石にお歳なので「衰えを感じた」
と書かざるを得なかったらどうしようなどと思いながら来たのですが、杞憂でした。
北陸新幹線でさらにハードルが上がるでしょうし、いつまで営業されるかも分かりません。
行ける時に行っておくのも良いかと。こちらに来るのはもはや一つのイベントですしね。
ただここの予約を逃しても他にも良いお寿司屋さんが一杯あるのが金沢の恐ろしいところ。
回転寿しですらそこらのカウンターには負けないといわれる土地です。
寿司に関しては経験上、東京、大阪以外だと金沢と福岡が別格だと思っています。
(北海道はまだ行ってないので対象外)


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2012年8月初訪。
(総合:★×4.5、味:★×4.5、サービス:★×4.0、雰囲気:★×3.8、使った金額:8,000円〜9,999円)


金沢中心部、片町のAPAホテル1Fにある一目極々普通の寿司屋。
カウンターとテーブルが2セットほどの小さなお店です。

ですがここには「東のすきやばし次郎、西の小松弥助」とまで謳われる寿司職人がいます。
森田さんはもう齢80を過ぎた方ですが現在もツケ場で元気に握っています。
もはや料理界の人間国宝といえるかもしれません。
ファンは多く全国からこちらに食べに来るために金沢に来る人間が後を絶たない程。
1~2ヵ月先まで予約は埋まっている状態です。
この日は予約した時間から20分待たされての入店。
おかげでこの日の予定が大幅に狂ってしまいました。
しかし今日食べないといつ食べられるかわかりません、この後の予定は捨て食べることに集中することに。


何も言わなくともおまかせのコースで、まずは赤いかからです。
細くきったいかをまとめて握ります。
やや小さめのシャリは口に入れた瞬間にパッとほどけていきます。
ネタとの相性も素晴らしい。
炙りのトロは表面に切れ目を入れた上、ほんの少しだけ炙ったもの、とろけます。
お弟子さんは隣で次のネタの準備等のフォローはするものの、
握るのは森田さん一人です。
踊るように、とても楽しそうに握る人だなと。
合間に「美味しいか~?」等と声をかけてくれます。
その次の甘エビは2匹の前後が互い違いになっていて美しい。プリプリの食感と甘さには地元の自分でも驚きました。
鮪のヅケは濃厚な旨味が広がります。
マグロ、とろろ、雲丹の小丼は白山というそうです。相性◎。
途中の水茄子はとても瑞々しくジューシー。
梅貝もコリコリとして美味。
うなきゅうはヒーターで熱くした鰻を熱々のまま手巻きにして直接手渡し。
このあたりでおまかせはひとセット。
追加で小肌とネギトロを注文。
ここで合間に口休めに出た大根の醤油漬けもあっさりとしておいしい。
小肌の締め方も最高。
ネギトロの手巻きはこちらでも評判ですね。むしろ追加注文しないと出ないので要注意です。
トロをぶつ切りにして、ネギと一緒にいただきます。ネギのシャキシャキ感がマッチしてたまりません。


結論として、総じてハイレベルでした。
金沢にはとても美味しい寿司屋が揃っていますが、生きる伝説の握る寿司を味わえるのは貴重な体験です。
現在はもう昼の営業のみになっていますが、お歳の事もありそもそもいつまで営業されるかも分かりません。
少なくとも一度は行っておくべきかと思います。

2015/06/19 更新

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