19回
2024/07 訪問
今の時季は “胡麻が香る豆乳蕎麦”
(まえがき)
まだ一度もお逢いした事のない大阪のおばちゃんが 『ちょうさんが薦めらるお店にハズレは無い。』とおっしゃっていたと、私の友人からお聞きしまして、かなり有頂天になっている今日此の頃です。
そのハズレがないお店のひとつが『そば割烹よいん』さんです。
(ほんぶん)
“胡麻が香る豆乳蕎麦” と対話したくなりました。
今回は大盛りにしました。
全てが豆乳色なのです。表面には摺り立ての胡麻も散らしてあり、香ばしさが増しています。薬味として、岩のり・梅肉・ネギの三種類!!! その全てが最初から豆乳蕎麦に乗せずに別添えになっていたのは、個人的に嬉しいですね。
店主さんが『梅肉とネギは少しずつ入れて、岩のりは後半で入れて、いろいろと味変を愉しんでくださるのが良いかと思います。』と仰ったのを想い出しながら味逢いました。
無調整豆乳だからかトロリとしたクリーミーさはあるけれど、クセはなくて意外にあっさりしています。細打ち十割蕎麦切りに絡んでまろやかな仕上がりになっています。最初は大豆の淡い甘味も感じますが、三種の薬味の御陰で深みがクレッシェンドしていきます。最後の一滴を飲みほす頃にはfffになっているのでした。
【想い出投稿:R6.10.19】
大学時代の友人夫婦が、県外から私に逢いに来られ、福井ならではのお蕎麦と焼き鯖寿司を味逢っていただこうと『そば割烹 よいん』さんを選びました。
いつものカウンター席にズラッと並びまして、楽しみました。
その他、昨年お邪魔した時の写真も、一緒に投稿させていただきました。
胡麻が香る豆乳蕎麦 R7.2.14
R7.2.14
R7.2.14
R7.2.14
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R6.10/19
R6.10/19
R6.10/19
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R6.10/19
R6.10/19
R6.10/19
R6.10/19
R6.8/30
R6.8/30
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R6.9/3
R6.9/3
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R6.7/1
R6.7/1
R6.7/1
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2025/06/24 更新
2023/12 訪問
【・・・恋は各駅停車 ときめきはオールフリー・・・を解く】
【まえがき】 ほんぶんより長くなっちゃいました。
プロフィールにもふれてますが、昨年の二つの大きなお障りの後遺症で、2024年からは鈍行列車に乗っています。具体的に纏めますと、
※ニューオープンの店舗には慌てて行かない。
※アフター5には、お出掛けしない。
※憩いの日に訪問するお店を減らす。(5軒⇨2~3軒)
※投稿は二日に一軒とする。
※食べログの為に投稿しない。
などなど・・・
実は、インスタ(https://www.instagram.com/echizenshinochousan/)のプロフィールには、
『出掛けるのは超特急 インスタは準急行 食べログは鈍行 恋は各駅停車 ときめきはオールフリーです(#^_^#)』と書いております。
最初の願いなので修正はしてませんが、2024年からの現状は
『出掛けるのは鈍行 インスタも鈍行 食べログも鈍行 恋は各駅停車 ときめきはオールフリーです(#^_^#)』となっています。
そうなのです。ときめきは何とか続けています。むしろひとつひとつに濃縮しようと努力はしています(笑)
少しばかり言い訳になりますが、以前と比較して、食べログの投稿数と、ときめき度数が比例していないことに気がついたのです。私のお店訪問は人にも逢いに行って、色色とお喋りして、そこにときめきを感じ、それを文にしているわけですが、特にニューオープンのお店がバタバタされている時には、じっくりと話が聞けずに、又しっかり聞けてもときめきが薄いのです(淡いのなら良いのですが・・・)。
結果として、日頃から心がけている『美味しいものを 美味しく味逢って 美味しく投稿する。』からは程遠くなりました。
もう少し判りやすく書きますと、以前よりも慎重に自分で決めたお店(各駅)を慌てず騒がずじっくり居座って、『ときめき』を待っていても、後遺症の影響も受けてか?頭も心も不完全燃焼になってしまっているのです。
さてさてそんな時に、マメにメッセージをくださる心友のNさんが、次のようにエールをくださいました。
『ん?んんん?
よく見ますと……「ときめきはオールフリー」になってますね✨恋の各駅停車のあとの言葉なので、この「ときめき」というのは恋に発展するとか、この上ないほど惹きつけられる気持ちを言うのでしょうか
新たな期待が込められますね。
そして、「オールフリー」は、多様性という今の時代にマッチしたいい言葉ですね。』
さすが心友です。なかなか的確です。私の願い以上です(#^_^#)
ひとつだけ付け加えるならば、『オールフリー』は、アルコールゼロなので、酔えないと言う事です。つまり、溺れていく「愛」ではなく、純粋かつ一方的な「恋」です(笑)
でも、それが不完全燃焼のままなのです。
~~~~~~~~~~
【ほんぶん】
ときめき度100%の大好きな『蕎麦割烹 よいん』さんです。五回分纏めて想い出投稿します。
【R5.12.4】
心友Hさんがまだ行ったことのない蕎麦屋のひとつ『そば割烹よいん』さんに行きました。“蕎麦前八寸盛り”と“胡麻が香る豆乳蕎麦”を味逢いました。前回と違うのはチンゲンサイが中央に乗っている事です。焼き岩海苔・梅肉・刻み葱はしっかりと付いてきまして、味変を充分に楽しめました。
【R5.12.15】
“あいのり”(おろしそば&もりそば)を味逢いました。
【R5.12.31】
年末の蕎麦を注文しました。
【R6.1.30】
美味しいお蕎麦を味逢いたくなり、“にしんそば”と“おろしそば”を味逢いました。
【R6.2.12】
大切な方との打合せでお邪魔して、“よいんの蕎麦ランチ”(おろしそば&焼き鯖寿司)を味逢いました。
いずれの日も、蕎麦が美味しいのは勿論のこと、食べ終えた後に器の素晴らしさにも、そして大将とのお喋りにも、ありとあらゆるところに、ときめきを感じさせていただいております。
追記:北陸新幹線福井県内開業までアト24日(R6.2.21)
よいんの蕎麦ランチ(2/12)
胡麻が香る豆乳蕎麦(12/4)
蕎麦前八寸盛り(12/4)
あいのり(12/15)
にしんそば(1/30)
胡麻が香る豆乳蕎麦(12/4)
12/4
12/4
蕎麦前八寸盛り(12/4)
蕎麦前八寸盛り(12/4)
蕎麦前八寸盛り(12/4)
あいのり(12/15)
12/15
12/15
12/15
店内(12/15)
12/31
12/31
にしんそば(1/30)
1/30
1/30
1/30
1/30
よいんの蕎麦ランチ(2/12)
2/12
2024/02/21 更新
2023/09 訪問
蕎麦LOVE三人会
9月末(2023年)、約11年間続けてきた福井県内のお蕎麦食べ歩きが、ようやく400軒に到達しました。その中で、私を唸らせるほどの蕎麦の打ち手の方に何人かお逢いでき、お話もお伺いする事が出来ました。そのお一人が『そば割烹 よいん』さんです。
今回、その『よいん』さんで、私を唸らせたもう一人の打ち手の方と三人で、細々と蕎麦LOVE会を企画しました。と言いましても、その中のお一人は仕事中の『よいん』さんであり、私は食べる側の代表(のつもり)なのですが(笑)。
福井蕎麦の在来種のように、粒は小さいけれど容積の重い蕎麦談義が続き、物凄く勉強になりました。そして最後の最後に、“天もりそば”を注文しました。蕎麦切りが美味しいのは当たり前、五種類の天ぷら(海老・茄子・穴子・さつまいも・ししとう)も含めて、最後まで味逢い深くいただきました。
さてさて、私が気に入った蕎麦の打ち手の方がおられる蕎麦屋さんについて、今ここであ~たらこ~たら並べるつもりはありません。何年か前に福井県の情報雑誌(?)に掲載させていただいた事がありますので、勝手ながらそちらをご覧ください(笑)。と言っても難しいですね。食べログ内で言えば、高得点(4.0以上)のお店がそれにあたります。それぞれに、打ち手の方が醸し出す独自性のある醍醐味に酔わせていただいております。
私は当然のように蕎麦を味逢っているので、そのお店の雰囲気(室礼・空気間)、接遇(花番)、清潔さなども、かなり影響しております。例えば、三拍子(かおり・味・食感)揃っている蕎麦屋さんでも、清潔感も人間性もないお店にはあまり足が向きません。それから、蕎麦打ちに限らず食の全てがプロの仕事なので、遊びの延長でやっているお店にも行きません。
繰り返しになりますが、そんなこんなで、今回の『そば割烹 よいん』さんは、毎回毎回感動できるお店のひとつです。
2023/10/12 更新
2023/07 訪問
急に十割蕎麦が食べたくなったら・・・
【想い出投稿】
アフター5に急に十割蕎麦が食べたくなったら『そば割烹よいん』さんに行く事が多いです。蕎麦は勿論なのですが、厨房の前のカウンター席に座って行われる大将との他愛もないしばしの蕎麦談義が、私にはかなり心地良いのです。
“おろしそば”にするか?“もりそば”にするか?悩んだ時は、そのふたつを食べられる“あいのり”を味逢っております。と言うことで、7月15日(土)は“あいのり”を味逢いました。
それから17日後の8月1日(火)は、季節のよいんの“夏野菜のジュレおろしそば”にしました。『若い女性の方に人気ですよ。』と言われたので、思わず乗っかっちゃいました。
インスタの説明には、“夏野菜のジュレおろし蕎麦”・・・『夏に人気の蕎麦として、大変ご好評をいただいております。今が旬の夏野菜、越乃ルビー、ヤングコーン、オクラ、とうもろこしなどをちりばめて、当店のおろし出汁をジュレにして召し上がっていただきます。食感も見た目にも涼しく、暑い夏にピッタリのお蕎麦です。』と書いてあります。なお、上にはレッドキャベツのスプラウトが乗っておりましたし、大好きなネギをサービスしてくださった事を付け加えておきます。
さてさて、食後にデザートと行きたかったのですが、朝からマトモな食事をしてなかったので、追い蕎麦にしました。なおそのアテですが、私のアトから来店されたグループの方が注文された“出し巻きたまご”を調理されている、大将があまりにもカッコ良かったので、リクエストする事にしました。
と言うことで、“おろしそば”&“出し巻きたまご”に決定しました。もう不立文字です。ご馳走様でした。お陰様でこの日も最高の締めくくりで終えることが出来ました。
夏野菜のジュレおろしそば 8/1
おろしそば&出し巻きたまご 8/1
あいのり 7/15
出し巻きたまご 8/1
もりそば 7/15
おろしそば 7/15
夏野菜のジュレおろしそば 8/1
夏野菜のジュレおろしそば 8/1
8/1
そば湯 8/1
2023/08/19 更新
2023/04 訪問
急に十割蕎麦が食べたくなったら・・・
アフター5に小次郎公園の桜を愛でてましたら、急に美味しい十割のお蕎麦を味逢いたくなりました。そうなのです、この日は朝からまともに食していなかったのです。夕方の開店間近なのでいつものインスタメッセでは気がつかないだろうと思い、直ぐに『そば割烹 よいん』さんに電話をしました。
ちょうさん『すみません、今からお蕎麦を食べに行っても良いですか?』
店主さん『アッ!実は4月のお蕎麦(旬の生わかめの冷や掛けそば)はお昼で売り切れちゃったんです。』
ちょうさん『すごい人気ですね。でも私は美味しいお蕎麦が食べれれば良いのです。』
店主さん『有難うございます。いつもの席を、おとりしておきます。』
それから約30分愛車に頑張ってもらって午後5時50分に到着し店内に突入しました。
店主さん『あけましておめでとうございます。』
ちょうさん『アッチャア~!!!私、そんなに来てませんでしたっけ!』
店主さん『ハイ、年末に年越し蕎麦を取りに来てくださって以来です。』
ちょうさん『あけましておめでとうございます。すみませんあちこち浮気してました(笑)』
と言いながら、いつもの厨房前のカウンター席に陣取りました。
いつもとパターンを変えたかったので、“玉子とじそば”を注文しました。
その後は、店主さんの邪魔をしない程度に戯言(ジジ通信)を喋りまして・・・・
間もなく“玉子とじそば”が登場しました。
ちょうさん『淡い黄色で玉子の溶き具合も良いですね!』
店主さん『有難うございます。中央に乗っているのは、うるいです。』
ちょうさん『エッ!あの山菜のうるいですか?珍しいものを有難うございます』
ひとくち味逢ってから、
ちょうさん『何ともこの出汁加減が良いですね。』
店主さん『有難うございます。実は葛粉でとろみをつけているので、フワッとするかと思います。』
ちょうさん『流石が和食名人ですね。ところで出汁を残して替え玉しても良いですかね』
ふたり 笑
ちょうさん『玉子が高くなりましたよね。』
店主さん『そうなんですよ。いろいろと苦労してます。』
ちょうさん『この玉子とじには何個使ってるんですか?』
店主さん『2個なのです。』
ちょうさん『有難うございます。感謝します。』
その後も何やかんや言いながら全てを堪能してから、“もりそば”を追加しました。
本当は、店主さんお薦めの“おろしそば”にしても良かったのですが、“玉子とじそば”の後半で一味を入れましたので、おろしの辛味を避けただけです。
間もなく登場しました。
最初はいつものように、蕎麦切りだけを箸で運びます。腰もかたさも私にとって百点満点です。
ちょうさん『う~ん!!!』
店主さん『実は、盛り方を変えたのです。』
ちょうさん『エッ!!!』
店主さん『以前は、山のようにしたんですが、下の方がダマになるのを防ぐために、ざる全体に広げるようにしました。』
ちょうさん『なるほど。ちょっと塩をくださいませんか?』
店主さん『かしこまりました。』
そして、箸の先に少しばかり塩を付けて
店主さん『どうですか?』
ちょうさん『う~ん、モーツァルトからジャズに変わりました。』
店主さん『・・・・・?』
と言う事で、今回は玉子とじそば&もりそば!!!の二種類を堪能しました。
でも、もう少し蕎麦と対話したい私は、更にもりそばを・・・・・
ちょうさん『蕎麦ってまだありますか?』
店主さん『以前お蕎麦がなくて帰られた方が綺麗な方だったと、ちょうさんに言われてから、少しばかり多めに準備してます。』
ちょうさん『あの方にもう一度逢いたいですね。よし、もりそばを追加します。』
店主さん『有難うございます。』
結局その女性の方は来られませんでしたが、最後の最後に、蕎麦湯もたっぷりいただきまして、よいんよろしく大満足のちょうさんでした(#^_^#)
追記:以前おられた、元気かつ愛想の良い女性のスタッフ(花番)さんが、戻ってこられたようです。でも毎日ではないので、再会は難しいかもしれませんが、何とかしてもう一度お逢いしたいですね(#^_^#)
2023/04/16 更新
2022/12 訪問
師走のよいんさんから・・・
いつも年越しそばは、その年の一番気に入ったお蕎麦屋さんに御厄介になることにしております。以前は『あみだそば』さんでした。昨年は『かくれ庵』さんでした。今年は早いうちから、『そば割烹 よいん』さんと決めておりました。
その予約注文がインスタに出ておりましたので、さっそくお邪魔する事にしました。
いつものように午後5時半に暖簾をくぐりました。いつもの私の好みの指定席(厨房前のカウンター席)に陣取ってから、二種類ある「師走のよいん」メニューを確認しました。そして、“きのこと水菜のあんかけ蕎麦”を注文しました(メニューの説明は※追記)。もうひとつのメニューは、大好きな“胡麻が香る豆乳蕎麦”なのですが、今までに何度か味逢っていますので、違うパターンにしました。しかも私の大好きな“きのこ”系なのです。
今更ですが、私の蕎麦の食べ方についてですが、ぶっかけでない場合は、蕎麦特有の風味を感じたくて蕎麦切りから味逢う事にしておるのですが、かけ蕎麦系については、御出汁から味逢うようにしております。今回は蕎麦器を両手で持ってひとくち。オオオッ!!!良い出汁加減です。だからもうひとくち(*^^)v
いよいよ身体が温まってきたところで、一緒に付いてきた薬味(ネギ・おろし生姜と)を少しばかり入れて味変を楽しみました。
店主さん『キノコの種類は日替わりです。』
今回のキノコには、シイタケ・シメジ・マイタケ・エノキの四種類が入ってました。そこに緑色の水菜も入って盆踊り状態です。しばらくしてから、
ちょうさん『すみませんが、年越しそばの予約もしたいのですが、申込書いただけますか?』
店主さん『ちょうさんの年越しに私の打った蕎麦を使っていただけるとは、光栄です。』
とおっしゃってくださいました(#^_^#)
申込書を記入した後、もう少し店主さんの打たれた蕎麦だけを純粋に楽しみたかったので、“もり蕎麦”も注文しました。案の定、鼻に抜ける蕎麦のかおりも腰も最高でした。
美味しさに満足満腹(#^_^#)
もう2022年も終わりますが、色んな美味しい情報をくださったSNSマイレ美の皆さん本当に1年間有難うございました。深く感謝申し上げます。2023年も皆さんにとってより良い一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
※追記(“きのこと水菜のあんかけ蕎麦”)について:限定蕎麦の人気商品を、今年もご用意いたしました。今回は、水菜も加えることで食感もよく仕上げました。色々なキノコの香りを楽しみつつ、途中、おろし生姜と刻み葱を入れて、味の変化も楽しめます。程よく餡掛けにしたお出汁の最後の一滴までぜひご賞味くださいませ。
2022/12/30 更新
2022/10 訪問
急に蕎麦が食べたくなったら・・・
疲れが疲れと疲れでサンドイッチ状態になってきた平日のアフター5、そこから脱皮するには蕎麦に頼るしかありません。そこで、勝手気ままのきく『そば割烹 よいん』さんにインスタメッセしました。
ちょうさん『本日、私の指定席は空いてますか? そうなのです。美味しいお蕎麦がたらふく味逢いたくなったのです。』
大将『こんにちは!はい、ご指定席空いております』
ちょうさん『今から向かいます(*^^)v』
大将『おまちしておりますね』
そんな優しい大将さんを想いながらハンドルを握りました。そうなのです、疲れていても逢いたい人には車を走らせる事が出来るのです。お店に着いて直ぐに早足で白い暖簾をくぐりました。そして右側にある私の指定席(厨房前のカウンター席)に直行しました。さあ~ここからです。私はとにかく蕎麦を食べたいのです。と思いながら、“おろしそば”にするか?“もりそば”にするか?悩んでおりますと、
大将『そのふたつを食べられる“あいのり”と言うのがありますよ。』
ちょうさん『良いですね。それにします。』
大将『かしこまりました。実は、今日のお昼は蕎麦がたくさん出まして、もう少ししかないのです。』
ちょうさん『アッ!!!それ全部いただきます。』
大将『10人分ですけど。』
ちょうさん『あ~いくらなんでも無理です。』
と、いつものように愉しい会話を進めながら、気持ち良く時が進んで行きました。
間もなく“あいのり”が登場しました。蕎麦切りのみ(※素蕎麦)からスタートしました。相変わらず、盛り付けも腰もかたさも水切りも完璧です。久し振りに唸りながら箸を動かしました。
その後、勿論つゆにもおろし出汁にも少しばかり浸けました。さすが和食名人です全てに手を抜いておられないのが素人の私でも感じとれます。しかも蕎麦が更にイキイキしてきました。“あいのり”に感動した後は、次に三種類目の“かけそば”を注文しようと思ったのですが、やはり大将からは“おろしそば”を薦められました。
その“おろしそば”を味逢っている時に、二組のお客様がご来店されました。そして、二人っきりを邪魔されました(笑)
最後の最後に悲しくも素敵なドラマが有りました。支払いを済ませて表に出ますと、暖簾の前に看板が出てました。
『大変申し訳ございませんが お蕎麦が完売いたしました。御来店下さいましたお客様にはご迷惑をおかけしますが、またの御来店をお待ちしております。 蕎麦割烹よいん』と書いてありました。
そこに、綺麗な女性の方がおひとりで、御来店されました。看板を読んで残念がっておられる様子でしたので、余計な事だと思いながら
ちょうさん『他のものはあるようですよ。』
女性『いえ、私はここの美味しいお蕎麦を食べに来たので。』
と、寂しそうに帰られました。
そうなのです。私が“おろしそば”を追加しなければ、この方は入店出来たのです。そして新たなドラマが始まるはずでした・・・。
追記:『素うどん』と言うワードはあリますが、『素蕎麦』と言うワードは聞いた事がありません。『素うどん』とは、何の具もなくだし汁をかけただけの『かけうどん』の事なので、『素蕎麦』も『かけ蕎麦』とイコールにしても良いのですが、私の場合は単なる『蕎麦切り』だけの事だと思っていただきたいのです。蕎麦はうどんと違って香りを楽しむ麺類です。だから『素蕎麦』だけでも充分に味逢えるのです。
アッそうそう実は以前も、福井に2~3軒“水蕎麦”が味逢えるお店があったのです。どこかで復活しないかな(#^_^#)
2022/10/20 更新
2022/07 訪問
『文月のよいん』を堪能\(^o^)/
『そば割烹 よいん』さんの文月メニューを求めて約三カ月振りにやって来ました。
そうなのです、私は店主さんが自ら遊び心と言っておられる、月替わりの二種類の特別メニューが、毎月気になってしょうがないのです。でも残念ながら仕事が立て込んでおりまして、福井市まで往復する元気が無く、「皐月のよいん」「水無月のよいん」を立て続けに味逢う事が出来なかったのです。しかも「文月のよいん」についても、もう既に半月が経過してしまいました。
ってな事で、尻に鞭を打って出掛けてみる事にしました。そうです、食欲が疲労に打ち勝ったのです(*^^)v
夏向きの白い暖簾を潜って店内へと突入しました。そしていつもの指定席に陣取りました。
「文月のよいん」メニューには、次の二種類がございました。
『翡翠茄子の冷かけ蕎麦』・・・茄子を揚げることで、甘味が増した茄子を一本丸ごと使用した暑い時期におすすめの冷やかけ蕎麦です。生姜を出汁に浸して、たっぷりの鰹節と一緒にご賞味ください。
『夏野菜のジュレおろし蕎麦』・・・夏限定の人気のお蕎麦を今年もご用意しました。当店自慢の、おろし出汁をジュレ状態にして、お蕎麦に掛けてあります。越乃ルビー、ヤングコーン、オクラ、とうもろこしなどの夏野菜をちりばめて、見た目にも夏らしく涼しいお蕎麦です。
既にインスタにて興味を持っていた『夏野菜のジュレおろし蕎麦』を、カウンター越しに注文しました。すると1番客だったことも幸いしてか、そんなに待たずに登場しました。夏野菜が赤青黄の信号機色で彩りも良く食欲が増します。更にキラキラとした華やかなジュレが上品さを醸し出してます。いつものように味変を愉しみたい私は、取りあえず蕎麦切り(素)から箸を運びました。しっかりと腰も良く、ゆで具合・〆具合・水切り具合が良く、いつものように真面目な業が伺い知れます。
そこに旨味が凝縮されたジュレと混ぜ合わせ、次にネギもプラスしますと、身口意の全てが微笑むのでした(晴れ晴れ)。そうですこれは(素晴らしい)夏らしい逸品なのです!!!
なお、後ほど上に乗せられているのは“レッドキャベツスプラウト”だと教えてくださいました。
追記①:食後に登場した蕎麦湯がとろとろ気味です。もしかして独自に作られたものかと思いましたら、店主さん『とろとろの具合で、お昼の出が良かったか悪かったか判りますね。』とおっしゃいました。本日は良かったようです。
追記②:最近、食べログ内のお店の点数と順位が変わった事に気が付きました。そこで福井県の蕎麦屋さんを見てみますと、何と人気の二店が2022全国百名店に入っておりました。そこで、大好きな『そば割烹 よいん』さんを確認しますと、3.53で20位に上がってました。まだまだ上位を目指せるお店です。と言う事で、夜の部を4.1から4.3に上げさせていただきました。
2022/07/19 更新
2022/04 訪問
一味同心(食べログプチオフ会)
福井食べロガー3人のプチオフ会で利用させていただきました。
昨年(2021年)お友だちになってくださった若い二人と一緒です。投稿の仕方が、それぞれのお店の味の評価より持ち味や特色等がメインで、福井県を盛り上げて行こうという願いが一致しており、いずれは何処かで一緒に「美味しい」を「美味しく」囲みたいと思っておりました。
だから、タイトルに『一味同心』(同じ目的をもち集まり、心を一つにした同志、仲間のこと。)と書かせていただきました。
アッ!!!そうそう、私はもう既に二人には偶然遭っているのです。つまり今回でハッピートライアングルが完成した事になります(*^^)v
~~~~~~~~~~~
サタデーワークを終えてからお店に向かい、午後6時に駐車場で待ち合わせして、3人揃ったところで一緒に突入して左側奥の小上がりスペースの1番奥に陣取りました。スタートは『そば割烹よいん』さんの序曲に相応しい、“蕎麦前八寸盛り”を予約しておきました。
登場にあたり今回の内容を和食名人の店主さんに説明していただきました。
・きんぴら牛蒡
・いちご(あまおう)の白和え・サツマイモの桂剥きの薄揚げ乗せ
・自家製の卯の花(カイワレのスプラウトがあしらってある)
・胡麻豆腐(おろしそば出汁のジュレが敷いてある)山葵付き
・大将直伝の手作り焼き鯖寿司(笹の葉の上)
・合鴨ロース
・ホタルイカ
・ウルイ(春の山菜)の天ぷら
どれもこれも、『よいん』さんならでは山里海の旬の美味しいが溢れております。しかも、リクエストどおり“大将直伝の焼き鯖寿司”を仲間に入れてくださり感謝申し上げます。“自家製の卯の花”も“胡麻豆腐”も味逢い深く頂きました。春の山菜から“ウルイ”を登場させるあたりも、シブさと普通じゃないイキを感じました。アッそうそう、普通じゃないと言えば、あまおうの白和え!!!には驚きました。甘酸っぱい和え物、明らかに人生初心でした。
さてさて本来ですと、『味がどうたらこうたら・・・』になるのでしょうが、そっちの方向に行かないのが、この3人の良いところです。お店の話・マイレ美さんの話に花が咲きました。
続いて、“胡麻が香る豆乳蕎麦” を注文しました。私は二度目です。だから芸が無いのですが前回の投稿文を参考にさせていただきます。
『全てが豆乳色です。表面には摺り立ての胡麻も散らしてあり、香ばしさが増しています。蕎麦器の内周りには泡も軽くたっています。薬味として、岩のり・梅肉・ネギの三種類!!! その全てが最初から豆乳蕎麦に乗せずに別添えになっていたのは、個人的に嬉しいですね。』
前回、店主さんから教えていただいたとおり、『梅肉とネギは少しずつ入れて、岩のりは後半で入れて、いろいろと味変を愉しんでくださるのが良いかと思います。』的に復習しながら味逢いました。好みが分かれるところかもしれませんが、卯月のよいんメニューから消えていないところを見ると、明らかにヘルシーな人気商品なのだと思います。でもね、前回以上の投稿文は書けないのです。だから・・・
『無調整豆乳だからかトロリとしたクリーミーさはあるけれど、クセはなくて意外にあっさりしています。細打ち十割蕎麦切りに絡んでまろやかな仕上がりになっています。最初は大豆の淡い甘味も感じますが、三種の薬味の御陰で深みがクレッシェンドしていきます。最後の一滴を飲みほす頃にはf f fになっているのでした。』と、もう一度復活させました。
その後のシメに、“出し巻きたまご”&“そばがきと生麩の田楽”を注文しました。あまりにも楽しくて田楽の写真を撮るのを忘れてしまいました。今日は3人が集まる初めてのプチオフ会なので、話中心でお許しくださいませ。
私の大好きな『そば割烹よいん』さんで、プチオフ会が開けた事、若い二人のエネルギーが受け取れた事に感謝します。そしてこのような少人数の会は、今後も続けたいと思いました。御馳走様でした。
2022/04/24 更新
2022/03 訪問
弥生のよいん限定メニュー“和風カレー蕎麦”
今回のマンデーランチは月替わりで限定メニューが変わる『そば割烹 よいん』さんに出かけました。オープン時間より10分早く到着しました。入口の外から手を振りますと、早めに開けてくださいました。これでオープン前にマスク越しでお喋りが出来ます。
いつもの厨房前のカウンター席に陣取りまして弥生のよいんメニューを見ますと、以前から人気のある”胡麻が香る豆乳蕎麦”に、何と”和風カレー蕎麦”が並んでおるのです。単なるカレー蕎麦ではなくて、和風と冠が付いているのが、和食名人の大将らしい命名です。
ヨシ!!!これだ!!!
メニューには、『お蕎麦屋さんの濃いお出汁をベースに、カレー蕎麦を作りました。コクのあるカレー出汁とたっぷりの豚バラ肉を一緒に煮込んだ、こちら冬季限定の人気のお蕎麦となっております。』と説明が有ります。これは期待できます。
ちょうさん『和風カレー蕎麦を、セットでお願いします。ところで、焼き鯖はオスですか?メスですか?』
お店の方が全員『・・・?』(キョトン)
ちょうさん『いやいや、カレーだけにオスなのかな。』
大将『アッ!!!いきなり来ましたね。油断してました。』
さてさて、残念ながら如月は訪問出来ませんでした。そこで、
ちょうさん『2月の限定メニューは何だったんですかね?』
大将『実は、うどんだったんです。』
ちょうさん『ほほぉ~。これは惜しいことをしました。』
すると、更に輪をかけるように
大将『実は、いつもの女性店員さんは2月いっぱいで辞めたんですよ。』
何と!!!美味しい食を味逢う時に寂しい話です。実はこの女性店員さんは、私をちょうさんと見破った数少ない方なのです。勿論、愛憎も良くていつも軽く優しく絡んでくるので、来店する際のひとつの愉しみでも有りました。大将の打たれたうどんには、いずれ味逢えるでしょうが、これはかなりショックです。
ちょうさん『そうでしたか!? 他人の人生には口出し出来ませんけど、よいんさんに来る愉しみがひとつなくなりましたね。寂しい思いをして食べずに帰られましたと、お伝えください(笑) でも何処かでまた逢える気がします。人生はそんなもんです。』
店主さん『わかりました。そしてもうひとつ、〇〇〇さんも○○○○さんを辞められるようです。』
これは、もうひとつビックリ!!!
ちょうさん『エッ!!!何か有ったんですかね? ちょっと本人からお伺いしたいと思います。』
大将『そうしてあげてください。』
さてさてもう既に、“和風カレー蕎麦”を味逢いながらの会話でしたが、ショックな話(離し)が多すぎて、カレーの事を忘れておりました。
登場した時にカレー蕎麦の上に筒切り太ネギが乗っていた事で想い出しました。大将はよくよく有りがちな鴨肉(つまり、カレー南蛮蕎麦)ではなくて、豚バラ肉を使用されてるのです。その理由はさておき、いつも大将が言われる『あくまでも遊び心でやってますので、よろしくお願い致します。』なのです。今回はそこに更に付け加えて
大将『カレーなので辛口評価でお願いします。』と仰いました。
ちょうさん『いやいや、片山虎之介先生のように文才がないので、なかなか難しいですね。』
大将『いえいえ、ちょうさんの文章は引き込まれていきますし、その時の情景が浮かんできますよ。』
オッ!!!これは私にとって最大の褒め言葉です。これは辛口で返せない。
でも、ちょっとだけ甘えて欲を書かせていただきます。私は最初は蕎麦だけで対話したいのです。今回の和風カレーが大将の流儀なので、乗っからないといけないのでしょうが、冷たい蕎麦とアッチッチのカレー出汁で味逢いたいのです。
イヤ待てよ、大将の遊び心に対抗して、私も遊び心で蕎麦切りとカレー出汁を分けてもらえるようにリクエストすれば良かったのかもしれませんね。 何て勝手気ままに書きました。すみませんねm(_ _)m
おっと、セットのお供で付いてきた「大将直伝の手作り焼き鯖寿司」の事を忘れておりました。カレーのせいかも分かりませんが、以前よりしっとり系になった気がしました。でも私の中では十割蕎麦切りと双璧には変わりありませんけどね。
追記:さてさて、支払いを済ませてから出口のドアを開けようとすると、何処からかあの可愛い女性店員さんのいつもの言葉が聞こえてきました。
女性店員さん『ちょうさん、ブログ期待して待ってま~す。』
このプレッシャーが心地良かった事もあり、よいんよろしくお店をあとにする事が出来たのですよね。
今まで有難うございました。また何処かでお逢いしましょう(#^_^#)
【贈る言葉】 作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣
暮れなずむ町の 光と影の中
去りゆくあなたへ 贈る言葉
悲しみこらえて 微笑むよりも
涙かれるまで 泣くほうがいい
人は悲しみが 多いほど
人には優しく できるのだから
さよならだけでは さびしすぎるから
愛するあなたへ 贈る言葉♪
2022/03/10 更新
2022/01 訪問
よいんさんの睦月メニューに、店主さんの粋を感じました。
謹賀新年 明けましておめでとうございます\(^o^)/
2022年の『福井 “食” のロマン街道』を、10日(祝日)から歩きはじめました。
寅年なので、コロナ感染も避けながらトロトロ、でも心はランラン、いつでもドキドキ、目立たないようにシナシナと進みたいと思います。
ちなみに、2020年のテーマを『美味しいものを美味しく味逢う』にしたら、美味しいと繫がりました。翌年の2021年のテーマを『食と人』にしたら、色んな人と繫がりました。
その繋がりを受け継いで、今年のテーマは【お店のお宝さがし】に決めました。
つまり、今まで味逢ったお店に『帰りましたぁ~』して、改めて御宝をトレジャーハント?しようと思っているのです。
場合によっては手を代え品を代え、お福分けをちょこしずつさせていただこうと思います。勿論、食べログ&Facebook上で(笑)
これからも皆さんへの感謝を忘れずに、素敵な仕合わせが訪れますように御祈り申し上げます。
~~~~
【R4.1.10】ようやく憩いのマンデーになりました。
しょっぱなの一軒目は、ちょうさんミシュラン三つ星の『そば割烹 よいん』さんで蕎麦ランチと決めました。でも祝日なので、前日にちょっとインスタメッセで問い合わせました。
ちょうさん『明けましておめでとうございます。御無沙汰致しております。明日の10日11時30分って、指定席空いてますか?』
店主さん(大将)『あけましておめでとうございます明日のそのお時間、大丈夫です♂️指定席空いております』
ちょうさん『可愛い花番さんもおられますか(#^_^#)』
店主さん『もちろん、「いつもの可愛い花番さん」も居てますよ』
ちょうさん『(#^_^#)(#^_^#)(#^_^#)』
~~~~~~
と言う事で、当日はモーニング店探索はせずに、10時50分にマイホームを出発しました。そしてオープン11時30分寸前に駐車場に到着しました。丁度、店主さんの暖簾がけが始まるところでした。新年の御挨拶をすませてから入店して、ちょうさん指定のいつものカウンター席に、予約どおり陣取りました。
テーブルに置いてあった睦月メニューには、“和風海鮮スンドゥブ蕎麦”と、“胡麻が香る豆乳蕎麦”の二種類が書いてありました。豆乳蕎麦は前回満喫しましたので、今回は必然的に“和風海鮮スンドゥブ蕎麦”をチョイスしました。
メニューには、『蕎麦屋の濃いカツオ出汁をベースに、豆板醤、コチジャンなどの調味料をブレンドし、韓国料理の海鮮スンドゥブ風に仕上げました。海鮮素材、絹豆腐、温玉などをトッピングした、肌寒い一月にはぴったりの、ピリ辛のお蕎麦です。』と書いてありました。
ちょうさん『こちらの新メニュー、スンドゥブ蕎麦をお願いします。』
店主さん『攻めますね。』
ちょうさん『新しいメニューは、ひととおり味逢いたいのでね。』
(いつもの可愛い花番)女性店員さん『ちょうさん、辛いの得意なんですか?』
ちょうさん『めっちゃ得意ですよ。』
女性店員さん『結構汗をかくと思いますよ。』
ちょうさん『しっかり、おしぼりいただいてますからオッケーですよ。発汗作用が高まって、代謝も良くなりますから有難いですね。』
その後、調理をされながら、
店主さん『邪道と言われるかもわかりません。』と言われたので、
ちょうさん『いつの時代も、変革って概念を崩した邪道からスタートすると思います。もともと蕎麦は粒を粥に入れたり、挽いた粉を蕎麦掻きや蕎麦焼にして食べられていました。そこに蕎麦切り文化が入り込んできたわけですが、最初は邪道だと言われていたと推測します。スピード化が高まっている今日、時代の先端を進んで行くのでは、もう遅い気がします。もっとその時代を引っ張っていく事が大事だと思います。このスンドゥブ蕎麦にもそんな力があると思います。』と偉そうに申し上げました。その後、登場する際には
店主さん『私の遊び心だと思ってくださいね。』
ちょうさん『遊び心が無いと、人生面白く無いですからね。愉しくて良いと思います。しかも大将の遊び心には粋を感じます。素晴らしい!!!』
そう言いながらパチリパチリしました。赤い出汁の中に白い絹豆腐と温玉、そして蕎麦切りも微かに確認できます。中央には韓国料理っぽくアクセントで糸唐辛子も乗って見映えをよくしてます。具として胡麻とネギが付いてきました。
最初に出汁を木製スプーンで、何度も口に運びました。喉にピリッとくる辛さです。
ちょうさん『程良い辛さも感じますが、なかなか深みのある出汁ですね。』
店主さん『カツオ出汁をベースにしているので和風となってますが、豆板醤、馬の油、コチュジャン、鶏がらスープ、ガーリックが入っています。』
ちょうさん『海鮮素材としては、何が入ってますか?』
店主さん『イカとアサリですね。アッ!!!先ほどの調味料にもうひとつ付け加えるのを忘れてました。』
ちょうさん『エッ!!!何ですか?』
店主さん『私のハートです。』
ちょうさん『でも、それって全ての料理に入ってますよね。』
店主さん『ハイ』
その後は、出汁の絡んだ腰の良い蕎麦切りと絹豆腐のつるっとした食感のバランスを、後半は薬味を全て入れて温玉もつぶして、ヘルシーで優しい辛みを愉しみました。
蕎麦湯で精神を安定させている時点で後ろを振り向くと、もう店内は満席になっておりました。
素晴らしい!!!
アッ!!!そうそう、よいんさんの御宝は、十割蕎麦・焼き鯖・笑顔の女性店員さん・店主さん(大将)の遊び心、そして忘れてはならない余韻・・・・・
追記:『和魂洋才』『和魂漢才』と言う言葉が有ります。今回の“和風海鮮スンドゥブ蕎麦”は、正に『和魂韓才』だと確信しました(*^^)v
2022/01/12 更新
2021/11 訪問
【福井 “食” のロマン街道】 ちょうさんミシュランの十割蕎麦!!!
月に一度の憩いのサンデーです。充実した10月の疲れがまだまだとれていなくて、イライラしている精神を落ち着かせるため、なるべく終日ビーガン食で過ごす事にしました。そして、前日の土曜日に今回のテーマを更に絞り込んで、大好きな『豆乳』とし、モーニングとランチのお店を決めました。
~~~~~~~~~~~~
モーニングとして、『Re echo』さんで豆乳スープ付の『薬膳モーニング』を、じっくりゆっくり味逢って満足したちょうさんは、ランチ目的で愛車を西へと向かわせました。
そして、オープン時刻11時半前に『そば割烹 よいん』さんへ着きました。そうです、私が独自にミシュラン認定しているお店です。暫くして、和食達人の店主さんが暖簾掛けに出てこられました。四カ月ぶりの御挨拶を済ませてから、
ちょうさん『モーニングさせていただいた Re echoさんの店主さんから、よろしくお伝えくださいと伝言をお預かりしました。』
店主さん『そうでしたか!!!有難うございます。』
そして店内へ突入しました。すると、いつもの可愛い女性店員さんが笑顔で『お待ちしてました。こちらへどうぞ。』と、私の指定席である厨房前のカウンター席に案内してくださいました。
ちょうさん『今日食べたいのは、霜月の特別メニューの中に有る・・・』
女性店員さん『まぜそばですか?』
ちょうさん『いえ、豆乳蕎麦をお願いします。』
女性店員さん『アレっ!!!ちょうさん、豆乳は苦手でなかったですか?』
ちょうさん『いえいえ、大好きですよ。』
女性店員さん『以前に私がお薦めしたら断られたので、苦手なのかと思いました。』
ちょうさん『多分その時は、他に食べたいものが有り優先順位から外れたのかもしれませんね。』
女性店員さん『実は、この店で私の一番のお薦めメニューなんですよ。』
ちょうさん『そうでしたか!失礼しました。でもようやく味逢えます。』
このような飾り気のない普通の会話からイントロが始まるので、もう本当に心地良いお店です。
ちょうさん『ところで、霜月のデザートも有りましたよね?』
厨房からカウンター越しに
店主さん『アッ!!!どら焼きの事ですね。すみません、あれはちょっとやめたんです。』
ちょうさん『そうでしたか?じゃあ~どうしようかな?』と、他の別腹メニューを見ました。
暫くして “胡麻が香る豆乳蕎麦” が登場しました。全てが豆乳色です。表面には摺り立ての胡麻も散らしてあり、香ばしさが増しています。蕎麦器の内周りには泡も軽くたっています。薬味として、岩のり・梅肉・ネギの三種類!!! その全てが最初から豆乳蕎麦に乗せずに別添えになっていたのは、個人的に嬉しいですね。
すると、間髪を入れずに
店主さん『梅肉とネギは少しずつ入れて、岩のりは後半で入れて、いろいろと味変を愉しんでくださるのが良いかと思います。』
ちょうさん『味変ですね。了解しました。』
パチリパチリしてから、いよいよお待ちかねの実食。無調整豆乳だからかトロリとしたクリーミーさはあるけれど、クセはなくて意外にあっさりしています。細打ち十割蕎麦切りに絡んでまろやかな仕上がりになっています。最初は大豆の淡い甘味も感じますが、三種の薬味の御陰で深みがクレッシェンドしていきます。最後の一滴を飲みほす頃にはfffになっているのでした。
さてさて、豆乳蕎麦との対話が終盤にさしかかった頃に、
店主さん『こちらプレーンのどら焼きです。中にイチゴも入ってます。ギフトさせてください。』
ちょうさん『いつもいつも、頂いてばかりで申し訳ありません。』
女性店員さん『そのどら焼き、先程セブンイレブンで買って来たんですよね。』
このような際どい発言も、私に対する店主さんと女性店員さんのある種の優しさのような気がしました。
ちょうさん『優しい心を受け取りました。有難うございます。』
このお店にも、私の為のサンタさんが早くやって来られたようです。
週明けのマンデーにもかかわらず、満席近い状態になったところで、支払いを済ませて帰る際
ちょうさん『美味しく味逢いました。御馳走様でした。』
女性店員さん『ちょうさん、ブログ期待して待ってま~す。』
ちょうさん『は~い』
心地良いプレッシャーを受け取りながら、よいんよろしくお店をあとにしました。
追記:その後、インスタメッセにて御礼を申し上げましたら、店主さんより
『こんばんは!先日は本当にありがとうございました。
ちょうさんの軽妙なトークには毎回私も心躍ります✨
投稿の方、楽しみに拝見させていただきます♪また、今後ともよろしくお願いします』
と、返信を受け取りました。 更に精進させていただきます。数数の美味しいを有難うございました。
2021/11/25 更新
2021/07 訪問
【福井 “食” のロマン街道】 福井県ならではのコラボ!!!
読者の皆さんは福井県の「食の宝物」と言えば、何を思い浮かべられますか?
越前ガニ・おろし蕎麦・ソースカツ丼・コシヒカリ・若狭牛・梅・らっきょ・へしこ・昆布・若狭カレイ・若狭ふぐ・福井サーモン・天然鮎・焼き鯖・水ようかん・里芋・黒ニンニク・油揚げなどなど。個人的には今はなかなか県外へ出掛ける勇気はないのですが、我が福井県内でこれだけの山川郷海の幸を味逢えるのです。何と幸せな事なのでしょうか。
さてさて、この中から福井ならではのコラボを御紹介します。それは全国トップクラスを誇る “おろし蕎麦” と “油揚げ” です。福井県内のお店には、このコラボが味逢えるお店が幾つか有ります。想い出すだけでも、鯖江市の『二男坊』さん、三国町の『どうぐや』さん、越前市の『いろは本店』さん、福井市の『ATARASHIYA』さんなどなどで、いずれはMATOMEてみようと思っております。
そう言えば、ちょうさん三つ星のお店『そば割烹よいん』さんのメニューの中にも、“あげおろしそば” があった事をフッと想い出しまして、ちょっくらアフター5に出掛けてみる事にしました。
夕方一番乗りで白い暖簾をくぐり抜け、大将とお話が出来るいつものカウンター席に陣取りました。
蕎麦前として、以前より気になっていた “蕎麦の実のポテトサラダ” を注文しました。和食名人手作りの 蕎麦の実が乗ったポテトサラダには、ペッパーがかかっていて、中には角ベーコンも入っておりました。これは今まで味逢った事のない逸品で、間違いなくトップクラスでした。
続いて、メインの “竹田のあげおろしそば” が登場しました。驚く事に綺麗な細打ち蕎麦切りの横に添えられているのは、他のお店でよくみかける薄揚げではないのです。正にこれは立派な竹田の油揚げの矜持そのものなのです。
それでも最初は、ちょうさんルールに乗っかって蕎麦切りから二箸運びました。7か月振りの感動の復活です。そしていよいよ、ひとつの御揚げをゴールド色の特製出汁につけていただきました。適度な焼目に香ばしさを心地良く感じ、福井の旨味に大満足です。
中盤以降はぶっかけました。ここから、薄揚げですと蕎麦を包んでいただく事が多いのですが、蕎麦切りは蕎麦切り、御揚げは御揚げとしてそれぞれの醍醐味を楽しみました。
アッ!!! 話ばかりしていて、蕎麦湯のリクエストを忘れてしまいました(≧∇≦)b
2021/11/23 更新
2020/12 訪問
誕生日に「よいん」さんへ・・・
今回の憩いのマンデーは私の誕生日でした。今まで生かされた事に感謝する歳になってから、早や6年が経過しました。
こんな記念日には、行きたい蕎麦屋さんで美味しい蕎麦と対話するのが一番です。瞬時に思いついたのが「そば割烹 よいん」さんです。兎に角、久し振りです。
和食達人(⇦名人)の大将が織り成す和食エリアの中で、しっかりと四立以上の十割蕎麦が味逢える事、その大将さんをはじめ女性店員さんの接客力(接遇力)が素晴らしく高い事、そして何時行っても私に『ちょうさん』と、明るく声掛けしてくださる事、つまり非常に居心地の良いところで十二分に『食』と向き合えるのです。
いつもですと、オープン直後の11時30分に暖簾をくぐるのですが、今回は映画鑑賞してからの12時40分に到着しました。私が勝手に指定席にしている厨房前のカウンター席を先客様一組が使用されておられた為、もうひとつのカウンター席に座りました。(その後、運良く空きましたので、移動しましたけれど(*^^)v)
いつもの愛想の良い可愛い女性店員さん『アラ!!!ちょうさん、いつも11時半なのにこんな時間に珍しい!!!。』
ちょうさん『ウン!!!ちょっと映画を・・・』
こんな些細な会話がとにかく心地良い(^_-)-☆
残念ながら、今年はマスク越しなのですが、気持ちはバンバン伝わってきます。
さてさて、お薦めは『キノコと湯葉のお蕎麦』だとお伺いしたのですが、以前よりちょっと組立の変わった『よいんの蕎麦ランチ』を注文しました。と言うのも、前回(と言っても、昨年の10月なのですが・・・)お邪魔した際に、いつもの女性店員さんが、『蕎麦ランチのお造りが、自家製の焼き鯖寿司に変わったんですよ。』と教えてくださった事をしっかり頭に叩き込んでいたのです。
その後、ランチ時にもかかわらず手際の良さが効して、そんなに待つことなく登場しました。十割おろし蕎麦・手作りの焼き鯖寿司・御味噌汁・香の物にまじって、おからも付いてきました。
最初の箸は蕎麦切りからです。このような蕎麦屋さんでは何もつけずにそのまま味逢うのが醍醐味です。オオオ!!!しっかりかむと甘みを感ずる!!!
実は、のど越しを愉しむのが通とよく言われますが、私はその事に異論があります。むしろじっくりと噛みしめて欲しいのです。特に香りの良い新蕎麦はそう思うのです。オッとそんな私も後半は、ぶっかけにしてササさっと味逢いました。そうですね。蕎麦の食べ方は人それぞれでしたね。
さてさて、忘れてはならない蕎麦間に挟んだ「大将直伝の手作り焼き鯖寿司」ですが、以前ギフトしてくださってから、鯖と酢飯の間に挟まっている、がリしょうがの量が増えている!!!?。トータル的に以前よりも力量が増した分、旨味も増している気がします。明らかに、このランチの中では十割蕎麦切りと双璧です。
と言う事で、具が多く味付けも良い「おから」も含めて、今回も大将の果てしない和食術の魔法にかかりながら、「蕎麦ランチ」を完食しました。
~~~~~~~~~~~~
余談:ここからは、「よいん」さんとは全く関係のない話です。
実は「よいん」さんの別腹メニュー(蕎麦粉のチーズケーキ)と蕎麦湯を味逢いながら、先般とある焼肉屋さんで遭遇した出来事を、大将さんにぶちまけました。
あくまでも、その焼肉屋さんであった話なのでご了承ください。
その内容ですが、テーブルについて石焼きピビンバを注文すると、
店員さん『それだけではなく焼肉もしてもらわないと困ります。』
ちょうさん『私は肉が食べれないので、帰らせていただきます。』
お店を出て暫くしてから電話をして改めてお聞きしますと
店長『焼肉がウリなので焼肉しないのは困ります。』
ちょうさん『他にも、県内には焼肉がウリのお店はいくつもありますが、そのお店ではいずれもオッケーでしたよ』
ちょうさん『私のような客が来ないとも限らないので、メニューに書かれたらどうですか?』
店長『貴方のような方は珍しい。』と、他にも言いたい事だけ言われて、私より先に電話を切られました。
そこでもう一度電話をして
ちょうさん『私より先に電話を切られるとは、商売失格ですね』
店長『私は、貴方の顔をしっかり覚えていますので。』と、最後には私がまるでクレーマーみたいな言い方をされました。
こんな他店での出来事を最後まできちんと聞いてくださった後に、よいんさんの大将さんは、落ち着いた口調で『私なら、チーズケーキだけでもウエルカムなんですけどね。』と仰ってくださいました。そして、誕生日だったので「そば粉のチーズケーキ」をギフトしてくださいました。
こんな素敵で優しい大将さん!!! 美味しさを有難うございます。そして御馳走様でしたm(_ _)m
2021/07/18 更新
2019/10 訪問
よいんさんの「酢橘おろしそば」
約3か月振りに「そば割烹 よいん」さんでマンデーランチする事にしました。
実は残暑厳しい折、急にすだち蕎麦が食べたくなりました。そう言えば「よいん」さんのメニューの中に有ったなあ~って事による想い出し訪問です。
ランチタイムをちょこし過ぎた午後1時頃、季節に併せて白色から紺色?に変わった暖簾をくぐり、入口を開けますと、お店の方が覚えていてくださり、のっけから気持ちの良い御出迎えをいただきました。間髪を入れずに、ちょうさんにとって一番落ち着く場所、つまりお店に入って右側の厨房前のカウンター席に座らせていただきました。
早速、和食名人の大将に直接『今日は酢橘そばを食べに来ました。まだ出来ますかね。』てな感じで注文しました。すると、いつも『ちょうさん』と御声掛けしてくださる愛想の良い女性店員さんが
『蕎麦ランチのお造りが、自家製の焼き鯖寿司に変わったんですよ。』と教えてくださいました。
ちょうさん『今回は貴方の作ったデザートも頂きたいので・・・』
女性店員さん『そんなら、これがお薦めですよ。』と、神無月メニューを渡してくださいました。
ちょうさん『オオオオ、良いですね!!!この別腹メニューお願いします。』
と言う事で改めて、本日のちょうさんのマンデーランチの逸品を、「酢橘おろしそば」と「さつまいものブリュレチーズケーキ」に決めました。
最初に登場した「酢橘おろしそば」ですが、綺麗な十割細打ち麺の上に酢橘が、真ん中から放射線状に綺麗に並べられています。既におろしと鰹節が乗ってまして、ネギと出汁は別に出てまいりました。ぶっかけを好まないちょうさんには、この登場の仕方は非常に有り難いです。
早速、蕎麦切りのみ頂きますと、しっかりと腰があってオープン時から変わらず美味しい!!!しかも酢橘特有の酸っぱさも加わって、口の中でクッと来ます!!!いよいよそこにネギと出汁をかけて実食、実に美味しい!!! するとここで、大将直々に「手作りの焼き鯖寿司」をギフトしてくださいました。勿体ないと思いながら、ひとくちで頂きました。ガリしょうが!?が挟まってめっちゃめちゃ美味しいがな!!! 今回も大将の果てしない和食術の魔法にかかりながら、酢橘おろしそばを完食しました。
蕎麦食後に蕎麦湯と蕎麦ぼーろが届きました。じっくり蕎麦の余韻に浸っていると、別腹メニュー「ブリュレチーズケーキ」が届きました。お皿にハート型(#^_^#)、ホイップに蕎麦の実、そして本命のチーズケーキ、それぞれに確かな愛を感じました。
本日も満喫させていただきました。御馳走様でした。
「酢橘おろしそば」
「酢橘おろしそば」
「酢橘おろしそば」ネギと出汁をかけました。
焼き鯖寿司
さつまいものブリュレチーズケーキ
さつまいものブリュレチーズケーキ
蕎麦湯&蕎麦ボーロ
メニュー
神無月メニュー&よいんの別腹
メニュー
メニュー
2019/10/30 更新
2019/07 訪問
蕎麦好き四人衆の蕎麦食べ歩き・・・第4弾
いつもの蕎麦好き四人衆で、4月25日新オープンされた「そば割烹 よいん」さんへディナー訪問しました。そうです、ちょうさんがお気に入り蕎麦屋さんを見つけると、ついついこの三人を誘ってしまうのです。
あらかじめ予約をしてお邪魔しました。白い暖簾をくぐると、前回のランチ時に笑顔で『ブログ見させていただいてます。』と声掛けしてくださった可愛い女性店員さんと和食名人の大将が、まるで常連のお偉いさん相手のように接遇よろしく出迎えてくださいました。そして準備してくださっていた予約席に案内してくださいました。
私は今回、「蕎麦前八寸盛り」と決めておりました。他の三人は興味のあるメニューが多いので、なかなか決まりません。初対面なので仕方がありませんよね。それでも何とか
※「蕎麦前八寸盛り」三人
※「蕎麦の実のポテトサラダ」
※「生湯葉とおぼろ豆腐」
※「いぶりがっこクリームチーズ」
※「蕎麦屋の出し巻き」
大将の『打ち立て・ゆで立て』の蕎麦は、「おろしそば」一人・「もりそば」三人
女性従業員さんが作られた手作りデザートは、「和三盆ブリュレ」・「越前蕎麦粉のガトーショコラ」・「越前蕎麦粉のチーズケーキ」二人 を注文しました。
~~~~~~~~~~~
さて、最初に「つきだし」が登場しました。
「とうもろこし(焦がし)のくず豆腐のジュレがけ」で、ジュレはおろし蕎麦のだしのようでした。のっけから味付けと食感が高評価です。
続いて登場したのは、蕎麦の実が散らばった「ポテトサラダ」(男爵芋使用)・色合いの凄い「生湯葉とおぼろ豆腐」(ポン酢が自家製!!!)
そしていよいよ、ちょうさん念願の「蕎麦前八寸盛り」が、盛り付け宜しく登場しました。そしてその日に仕入れた食材を利用して作ってくださったその日だけの内容を、ひとつひとつ説明してくださいました。
・枝豆のくみ上げ湯葉(自家製ポン酢使用)
・きんぴらゴボウ
そして、どちらかと言うと小さい笹の葉の上に
・バイ貝のたいたもの(鯖寿司・小鯛の笹寿司)・・・三者三種でした。
・サツマイモの蜂蜜煮
・出し巻きたまご
・いぶりがっこ(クリームチーズ挟み・ブラックペッパー)
・野菜(自家製ピクルス・ヤングコーン・パプリカ・ズッキーニ)
・トマトのカプレーゼ(チーズ挟み)
・合鴨ロース
・子持ち昆布
・蕎麦掻き田楽(上には、八丁味噌と卵黄を組み合わせた田楽味噌)
でした。ひとつひとつの味を確かめながらじっくり味逢わせていただきました。これは明らかに美味しいお酒に合う蕎麦前です。申し訳ない言い方になっちゃいますが、やはりこの大将は単なる蕎麦職人ではなくて、れっきとした日本食の料理人ですね。店名に「割烹」と自信を持って入れられた理由が理解出来ました。
おっと最後のデザートの事にふれないといけませんね。私が頂いた「蕎麦粉のチーズケーキ」は、かなりしっかりした質の良いケーキでした。蕎麦粉も入ってるからでしょうか、それがかえってチーズらしさを抑えてるのかも知れませんが、よくあちこちで見かける口に残る感がなかったので、美味しく頂けました。
さて蕎麦湯をいただきながら心を落ち着かせてますと、私の後ろの空間にある蕎麦打ち場に、大きなこねばちを見つけました。お伺いすると、2キロ分をイッキに打っておられとの事でした。ビックリポン!!!
私たちにとって有難い事に、後半は貸し切り状態になりました。その状態の中で登場したそれぞれの御料理について、我々からの時には批評じみた言葉にもしっかりした受け応えをされる大将の姿がありました。それぞれ四者四様で頂いた私たちなので、所見も所感も四者四様なのですが、気になさらないでいただきたいと思いました。そして神様仏様から頂いたチャンスを絶えず前向きに更にはチャレンジ精神を忘れずに、今後も「食ワールド」を楽しんでいただきたいと思うのでした。
大将からの残心宜しく見送りをいただいた後の帰りの車の中、更に次の日もその次の日も話題の耐えない御蕎麦屋さんでした。だから店名が「よいん」さんなんだと改めて納得するのでした。もしかして魔法をかけられたのかも知れませんね。本当に御馳走様でした。
追記:我々四人衆の蕎麦の旅、「やすたけ」さん⇨「新月亭」さん⇨「うるしや」さん⇨「よいん」さんの四軒目となりました。
~~~~~~~~~~
戯言:【美味しい蕎麦は三立てだけじゃない】
美味しい蕎麦を頂くには「挽き立て・打ち立て・茹で立て」の三立てが必要だと言われています。とある方は、そこに「見立て・気立て」も入れて、五立てだと言っておられます。でもそこまで言うなら、私はそこに「仕立て」も入れて六立て、更に蕎麦をやる前の気構えとして「組み立て・攻め立て・奮い立て」も必要な事から、それも入れて九立て。でも、九は若干縁起が悪いので、食べる側として「音立て」を入れようとも思ったのですが、ここはひとつ次に向かっての「飛び立て」も入れて十立にされたら如何でしょうか?
何て言葉遊びをしていたら、「みがき立て・挽き立て・打ち立て・切り立て・茹で立て」で五立てと言っておられる蕎麦屋さんがありました。蕎麦屋さんの所作の心構えとしてはかなり納得しまうちょうさんでした!!!でもここまで言うなら、製粉する石臼の「目立て」とか、ゆがいた後の「シメ」も大切かと気が付きまして、
「みがき立て・目立て・挽き立て・打ち立て(水回し・捏ね・延ばし)・切り立て・茹で立て・しめ立て」、この七立てがしっかりしていれば蕎麦屋さんとしては完璧ではないかと気が付きました(*^^)v
いずれにしても、そこにマイナスの「荒立て・腹立て・目角立て」の三立てが入らないようにしたいものです。 勿論、これは蕎麦に限らず料理全般に言える事ですがね(*^^)v
「蕎麦前八寸盛り」
もり蕎麦
もり蕎麦
おろし蕎麦
「蕎麦の実のポテトサラダ」
「蕎麦前八寸盛り」
「蕎麦前八寸盛り」
「生湯葉とおぼろ豆腐」
「そば屋の出し巻き」
「いぶりがっこクリームチーズ」
つきだし:とうもろこし(焦がし)のくず豆腐のジュレがけ
「越前蕎麦粉のチーズケーキ」
「越前蕎麦粉のガトーショコラ」
「和三盆ブリュレ」
蕎麦湯
今回の御予約席
最初の設定
店内
小上がりスペース
蕎麦打ち場
メニュー
メニュー
メニュー
別腹メニュー
レシート
2024/10/03 更新
2019/06 訪問
「よいん」さんのお得な蕎麦ランチ!!! 大当たり!!!
今回のマンデーランチは、「そば割烹 よいん」さんで、前回のナイト訪問時の御約束どおりお邪魔する事にしました。
11時半近くになると、大将自らが暖簾がけに出て来られました。お互いに再会を喜び、一番乗りで前回と同じく右側厨房前のカウンター席の真ん中に、いかにも常連の様に偉そうに座らせていただきました。今回のランチは、前回の閉店間際の中で参考に見せてくださったランチメニューで既に確認済みです。だから、店員さんが御茶とおしぼりを持って来られる前に、厨房におられる大将に直接「海老と穴子の天丼と蕎麦のセット」にサラダをプラスで注文する事が、いち早く出来ました。なおセットの蕎麦切りは、前回美しく味逢った「もりそば」を選択しました。
最初にサラダが登場しました。上に乗ってるのは揚げ蕎麦です。しかも前回サービスで頂いた蕎麦切りの揚げ蕎麦ではなくて、どちらかと言うと蕎麦刺しに近いものを揚げておられます。しかもかかっているドレッシング(おろし?)がピッタシカンカンです。
その後、残りのセットがウッドトレイに乗って見映え良く登場しました。中でも相変わらず「もりそば」が美しい!!!
天丼には海老天二本・穴子天・野菜天三種(茄・シシトウ・ナンキン)がぎっしり乗っておりました。軽くつゆもかかっていて揚げ立てならではの美しい味です。海老も穴子も身がしっかり有るのも嬉しい。しかもそれに加えて御飯が美味しい!!!更に小鉢に付いてきたのが「おから」だったのも驚きでした!!!
もしかして、大将は単なる蕎麦打ち名人ではなく、和食全体を心得ておられる気がしました。
今回も、美味しい「食」に出逢わせていただき感謝致します。
次回はいよいよ「蕎麦前八寸盛り」&「酢橘おろしそば」かな!!!
~~~~~~~~~~~~
追記①:いよいよ暑い夏がやって来ます。実は、とあるお蕎麦屋さんにお邪魔した際に、暖簾をかける前に「打ち水」をされておられる光景を目にしました。消えつつある日本古来の原風景、利点としては、場を清める・埃が立たない・涼をとる・オープン前に従業員の気質が高まる・お店の品位が上がる等、幾つかございます。慌ただしい開店前に仕事が増えるのですが、御客様をお迎えする側のひとつの気構え(おもてなし)に触れて、心がほっこりしました。
ちなみに「打ち水」は夏(三夏)の季語のようです。そうです、今の季節です!!!
追記②:さて今回のランチ時に可愛い女性店員さんから『ちょうさん、有難うございます。ブログ見させていただいてます。』とお声掛けいただきました。つまり私がちょうさんだとちゃっかりバレているのです。こういう高評価のお店からのお声掛けは、かなり気分が良いものです。ただ月曜日はおっさんスタイルで無精髭もはやしており結構しんどいのです。だから本当はお喋り好きなのですが、愛憎も人相も悪くてイメージダウンにならないか?と心配致しております。
実のところ、ここ一年声を掛けられる回数がかなり増えてきました。何故そうなったのでしょうか?改めて「ちょうさんトリセツ」を読んでみました(笑)
・マンデー限定で、男一人でランチする
・写真を撮る際にお断りをして、タブレットで何枚でも撮る
・「食」しながら、いろいろお伺いしてメモする
・個人情報を会話の中でさりげなくバラす
・新オープン後に、ちゃっかりしっかり現れ、気に入ると速攻で投稿する
・カメラと人と酒が苦手
・和食、特に蕎麦が好み
・グルテンフリーしてる
・お肉とは遠距離恋愛中
・投稿よりMATOMEを好む
・ブログの似顔絵が似てる
つまり、本来は恥ずかしがり屋の私が、自ら情報を流しているのです(#^_^#)
そこで本日、プロフィール写真の「似顔絵」をコウノトリの「りゅうくん」に変更しました。ついでにカバー写真も「りゅうくん」に変更しました。だって現在、私の地元に1ヵ月以上も滞在中なのです。ちなみにコウノトリは越前市の市鳥に指定されてます。
こんな感じで、これからも、ちょうさんらしく「振る舞い」ますので、末永く宜しく御願い致します。
2019/06/20 更新
2019/05 訪問
余韻の浸る細打ち十割蕎麦!!! 福井県お蕎麦食べ歩き285軒目
福井市に新たな十割蕎麦のお店「そば割烹 よいん(yoin)」さんがオープン(4月25日)されたという情報を得ました。ちょっと時間が出来たのでクローズ(午後9時半LO)される前に行ってまいりました。(以前、マニマニさんのあった場所です。)
店名の冠にそば割烹と乗せておられるだけあって、入場口からの雰囲気はバッチリです。長い暖簾をくぐり抜け正面と右側の二カ所にあるカウンター席の右側厨房前に陣取りました。手書き風メニューを見ますと、蕎麦前・ドリンク・デザート・そば懐石など興味ある逸品がいろいろございます。でも肝心の蕎麦メニューが見当たらないのです。
厨房内で一人で頑張っておられる御主人に遠慮しつつお伺いしますと、
御主人『すみません今の時間のお蕎麦は、おろし・もり・かけだけなんです。』
そりゃあ~そうですよね。御一人でこれだけのメニューを調理されておられるのですからと、瞬時に理解しまして、
ちょうさん『それじゃ~おろしをお願いします。それから、そばがきと生麩の田楽もお願いします。』
注文してから、満席状態のフロワ-&小上がり席を避けてパチリパチリしてますと、サービスでわん盛りの「揚げ蕎麦」が厨房側から直接届きました。半端な量じゃないので有難いですね。しかも揚げたて、しかも塩がふってない!!!バッチリです。
そして、「おろし蕎麦」が登場しました。福井内では珍しく細打ちです。かつお節がたっぷりと乗っかってます。仕方ないけれど蕎麦風味が消されます。さっそくかつお節を横にやって一箸いただきますと、蕎麦風味を感じてほっとしました。出汁は薄口醤油のようですね。
続いて「そばがきと生麩の田楽」が見栄えよろしく登場しました。それぞれに味の違う味噌を使っておられます。本来はお酒のアテなのでしょうが温かいお茶で頂きました。
ここでまだお腹に余裕を感じましたので、「もり蕎麦」も追加注文しました。
案の定、笊に乗った見栄えもコシもツユもちょうさん好みです。こちらの方が、「よいん」さんの蕎麦切りをじっくり味逢うには良い気がしました。
最後に蕎麦湯も厨房から直接いただき、若い御主人に親し味も味逢う事が出来ました。
正に店名どおり、余韻に浸れる十割蕎麦の素晴らしいお店でした。次回はランチとして利用させていただこうと思います(*^^)v
追記:「ざる蕎麦」と「もり蕎麦」の違いを御存知でしょうか?今回の「よいん」さんは、円型笊に乗って登場しましたが、「もり蕎麦」なのです。海苔が乗ってないからでしょうか?出汁が違うのでしょうか? 歴史的な流れも違うこの両者ですが、最終的にはお店の命名が優先するのだと思っております。
おろし蕎麦
そばがきと生麩の田楽
もり蕎麦
おろし蕎麦アップ
もり蕎麦アップ
蕎麦湯
最初にサービスで登場する「揚げ蕎麦」
揚げ蕎麦
カウンター席(厨房前)
カウンター席
名刺
メニュー
メニュー
ドリンクメニュー
ランチメニュー
2019/06/07 更新
※福井県蕎麦物語がなかなか前に進まなくて申し訳ありません。
※同じ麺類仲間のラーメンやうどんに浮気して申し訳ありません。
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そんな事を反省しながら、半年ぶりに『そば割烹よいん』さんの暖簾を一番客としてくぐりました。いつものように、厨房前のカウンター席に座りながら、
ちょうさん『帰りましたぁ~。すみません、浮気してました。』
よいんさん『・・・・・・?』
ちょうさん『実は、他のお店にちょこちょこ行ってました。しかも、蕎麦じゃなくてラーメンやうどんです。』
よいんさん『あ~、そういう事ですか。それは浮気じゃなくて、つまみ食いですね。笑』
ちょうさん『なるほど、これは素敵な言い方ですね。メモっておきます。ところで、豆乳蕎麦はもうされてますか?』
よいんさん『すみませんマダなんです。来週辺りから始めますかね。』
ちょうさん『ほんなら、よいんさんで私が今まで一度も味逢った事のないものにします。』
よいんさん『有りましたっけ?』
ちょうさん『ハイ、ソースかつとのセットはまだなんです。なにしろ、お肉の脂身は控えてるんでね。』
よいんさん『そうでしたか、ちなみにうちのカツは、鶏のむね肉を使ってます。』
ちょうさん『エッ!豚肉じゃないんですか!凄く有難いですね。』
よいんさん『しかも、ソースは開業以来、つぎ足ししてます。まぁ~開業と言っても、ちょっと前ですけど。』
ちょうさん『素晴らしい。それじゃあ、その"福井名物ソースかつ丼と蕎麦"のセットをお願いします。』
よいんさん『お蕎麦は、どちらになさいますか?』
ちょうさん『勿論、"おろしそば"でお願いします。』
よいんさん『昨日から新蕎麦になりましたよ。』
ちょうさん『良いタイミングですね。』
間の美で登場しました。いつもながら、食欲が増す配置です。かつの揚げ色も良い感じです。最初は久し振りの蕎麦切りから箸を運びました。水切りも〆も申し分ありません。かつも柔らかくて最高です。
私のアトから入店された方の注文も、ソースかつと蕎麦のセットが多いような気がしました。
久し振りの『霜月のよいん』さんを堪能できました。
追記:同時に、半年前にお邪魔した時の"おろしそば"大盛りも投稿させていただきました。