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鯖の味噌煮ランチ
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鯖の味噌煮
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表の看板
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店内
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店内
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カウンター席
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テーブル席
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ランチのお品書き
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メニュー
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今回の『旬菜料理けいすけ』さんで味逢ったひとつひとつの味や食感について、細かく書くことは控えます。
なぜなら・・・・
味逢い終えて最後の箸を置いた時に、両手を合わせて口から自然に出てきた言葉は
『参りました。』でした。
~~~~~~~~~~
【まえがき】
前もって『旬菜料理けいすけ』さんの情報を、有難い事にあちらこちらから受け取りました。なぜ新店舗オープン前から、一度も逢った事のない私に情報をくださるのかは、今も判りません。でも私のような者に有難い事です。
『ちょうさんお気に入りの和食の店がプレオープンでランチされますよ。しかも鯖の味噌煮ですよ。』
『老舗「旬味 泰平」さんに居られた方ですよ。』
『ちょうさんの感想がお聞きしたいです。』
などなどです。
(この件については、月曜日しか自由時間がとれないのでごめんなさい。)
そう言えば最近、福井県内でマトモな和食ランチ(あくまでも一汁○菜に限定)を味逢っていない事にふと気がつきました。振り返ると、昨年(R6)の7月に、勝山市の『縄文の里』さん、福井市の『古民家レトロカフェmona』さんに初心してから、9月に大好きな『Re・echo(リ・エコー)』さんに再訪したのが最後でした。いずれのお店も心身共に感動の和食ランチで、日本人であることに感謝したのでした。にもかかわらず、他のジャンルに心が奪われ半年以上もほったらかしにしていたのです。
もともと、2013年(平成25年)12月4日に、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました事に感動して、福井県内の和食ランチのお店を探し始めたのです。
さてさて、世界遺産登録の際、農林水産省が和食の定義を4つ掲げました。
1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
2)健康的な食生活を支える栄養バランス
3)自然の美しさや季節の移ろいの表現
4)正月などの年中行事との密接な関わり
これらの要素があることが「和食」なのです。
日本ならではの四季と季節の移ろいの中で、自然の恵みをいっぱい受けながら育った旬の食材を調理したり、時には行事に向けて保存したり・・・・
特に栄養のバランスが良いのは「一汁三菜」スタイルだと言われています。ただしこの件について、質より量を重んずる私は、菜の数に欲の風船が少しばかり膨らむのです。
いずれにしても、『けいすけ』さんの和食が、どのように工夫・調理されて我我の目の前にあらわれるのが楽しみなのであります。
ところが、まだ登録も投稿もされてないので躊躇しました。私にとって新しいお店は何かと気をはらないといけないのです。周りに惑わされる事なく気持ち良く、じっくりと和食と対話したいので、しばらく待つことにしました。すみません、これが今のちょうさん流なのです。
だから、早めに私に連絡をくださった方に、ここでお詫びと御礼を申し上げます。
そうこうする内に無事に通過し、しかもマイレ美『腹ぺこパー子』さんの投稿も読ませていただき、安心して全く焦ることなく予約する事が出来ました。
~~~~~~~~
【ほんぶん】
そんなこんなで、4月に入って最初の憩いのマンデーにお邪魔しました。早めに着いたので、お隣の『ゆうさや』さんとのご主人ともお話しが出来ました。これもちょうさん流です。こちらにも、いずれ朝食にお邪魔する事をお伝えしました。
定刻の11時30分になって一番に突入しまして、ちょうさん流のご挨拶をすませてから、カウンター席の左側に陣取りました。
この日のお昼ランチのお品書きは、黒板に書いてありましたが、以前より一部変更がありました。
・鯖の味噌煮
・白ねぎの天ぷら
・水菜と榎の煮浸し
・新じゃが芋の煮ころがし
・ポテスパ煮卵のせ
・土鍋炊きご飯
・みそ汁
・つけ物 三種類
間の美で一汁五菜スタイル(つけ物は別カウント)で登場しました。それぞれの料理の入ったシンプルな和食器と、しつらえにも感動しました。
味逢いながら、他愛もない私の問いかけに対して、『けいすけ』さんは、イヤな顔をひとつも見せずに全て返してくださいました。噂通りの神対応です♡♡
そして、あまりにも旨味の引き出し方と味のバランスが良かった事から、『腹ぺこパー子』さんと同じように、ご飯がススムくん♡♡
そこでさり気なく、私にしては小さな声で
ちょうさん『すみません、ご飯ってお代わり出来ますか?』
けいすけさん『出来ますよ。』
(実は『旬味 泰平』さんでも出来たのを思いだしたのです。)
(ここで少しばかり、私の食べ方にふれさせてください。今から15年ほど前に体調を患ってから、ひとつひとつ口に運んだ時は、そのつど箸を水平に置くことにしているのです。つまり、食べ終えるまでに何度も箸を置くのです。これも、ちょうさん流です。)
さてさて、頭でも申し上げましたが、今回の『旬菜料理けいすけ』さんで味逢ったひとつひとつの味や食感について、細かく書くことは控えます。なぜなら、私は素人だから、おこがましいのです。かと言って、全てが寄り添い型の料理なので、私の心を徐々にほっこりにしてくださった事だけ申し添えておきます。
ってな事で、箸置きラス前は二碗目のご飯の上から、鯖の味噌煮の濃厚でコクのある煮汁と、その上から"ほうじ茶"もかけまして、汁かけご飯にしました。下品かつエチケット違反なのかもしれませんが、これが、ちょうさん流の"鯖の味噌煮"のエンディングなのです。コレがたまらなく美味しいのです。皆さんも試してみてください。ちなみに、"ほうじ茶"が最も適しています。
それにしても、"鯖の味噌煮"をプレオープンのメインに選んだのは大正解ですね。多分この時季、『けいすけ』さんの最も自信のある献立だと推察致しました。
『旬味 泰平』さんから二十数年受け継いだハード(技)とハート(心)に、『けいすけ』さん流の業が加わったので完全無敵です。
その全てを味逢い終えて最後の箸を置いた時に、両手を合わせて口から自然に出てきた言葉は
『参りました。』でした。
同時に、けいすけさんも女性スタッフさんからも、嬉しい笑顔を受け取りました。
本当にご馳走様でした。
機会があれば、もう一度味逢いたい♡♡♡♡♡