2回
2013/10 訪問
洗練されたお料理とサービス
友人とランチ。人気で予約が取れず、落ち着いたら行ってみようと思っていたら、
お店で4周年と伺い驚きました。そんなに経っていたのね。
プレゼンテーションが素敵。このお花はこのあと真ん中の花器へ。
まずはシャンパンをいただきましょうHenriot(1,800円)でした。
こちらの3,500円のコースにワインペアリング2,400円をオーダー。
アミューズは4種のピンチョス。
サーモン?マス?忘れちゃいました^^
生ハムのムース
ケークサレ
リンゴ飴風なプチトマトがとてもかわいい
キャンディーみたいなかわいい包みはバター。無塩、レモン風味、
クリームチーズ入り、海藻入りの4種類。パンはバターとミルクたっぷりの
ミニミニ角食、コーン入り、オリーブ入り。同資本のpointetligneの
パンだそう。
白はこちらのルーサンヌ主体のCISTUS。
時間がたって温度が上がってきたら芳醇な感じもしてよかったです。
すだちでマリネしたミ・キュイのカツオ 大葉のソースと穂紫蘇
エシャロットのフリット ジンジャー風味の梨
とてもさわやかな一品。
これ、お皿の端に置いてあり(2枚前の画像を見て!)ガーキンのように
見えたのだけど、切り口を見るとこんな風になっており...
絞ると中から粒粒が出てくるんです!キャビアライムというそうです。
メインに合わせて赤ワインが登場。確かワインは白と赤1種類づつのはず、と思ったら...
なんと’87のエシェゾーはonthehouse二人ともワインが好きなので大喜び。嬉しすぎます
メインは岩中豚ロースのグリエ 金糸瓜のシュークルート 紫マスタードの
ソース
デザートはメニューとは異なり、瀬戸ジャイアンツとブラマンジェと
かき氷とぱちぱちキャンディー!
ハーブティーをいただいていたらさらにクリームブリュレとガトー
ショコラが登場。ボリュームがすごい。個人的にはデザートは
ボリュームよりも繊細さが欲しいところ。
地下のこじんまりした空間は心地よく、サービスもしっかりしていて
このお値段でこの内容なら人気なのも納得。また季節を変えて
伺いたいです
2013/12/23 更新
銀座のラール・エ・ラ・マニエールが8周年を迎え、9月は
ワインが全て半額と魅力的なオファーが出ているのを知り、
結婚記念日に伺いました。数年前に友人とランチに訪れて
以来の訪問です。
相変わらずロマンティックなあしらい。この日の目の前の
バラはとても香りがよくうっとり。
夫は事前にお店のワインリストを熟読(笑)夫が飲みたいと
思った数本の中から、その日のメニューとの相性などから
最終的に決めたのがシャンパンの王様クリュッグ。
久しぶりにいただきます♪
クリュッグ・グランド・キュヴェは10以上のヴィンテージにわたる
約120種類のワインをブレンドし、セラーの中で少なくとも6年
熟成させるため、1本のクリュッグを造るまでに、20年以上(!)
要すると言われています。
他のシャンパンのヴィンテージものを上回るほどの熟成感、
複雑な香りと奥深い味わい。長期熟成のため泡立ちは
最初に注いだときのみしっかりしているけど、すぐに弱く...
でもそこからが本領発揮。強い酸と熟成度の強いリザーブ
ワイン、絶妙なリキュールのバランスによってフラットに
なっても十分に美味しい。後で2本目のVougeotと比べた
けど、全然負けてなかった!
あまりにも美味しくてお料理が来る前からぐいぐいといって
しまい、さらにどのお料理との相性もよく、あっという間に
1本空けてしまいました(苦笑)
半額キャンペーンの料金は一般小売価格よりもかなり
安かったので本当にお得に飲むことができました。
さて、お食事は旬の食材を使った「旬」コース10,000円に
心惹かれつつ、8周年記念コースの田村牛にも惹かれ
(旬コースのメインは鴨)、わがままを言って、旬コースに
追加料金で(一人3000円でした)メインを田村牛に変えて
いただくよう事前にお願いしました。
・Amuse Bouche ご挨拶 お楽しみの小さな一皿
柑橘系のサクサクのサブレの上に南瓜と食用花が乗った
アミューズは見た目もかわいらしく、南瓜の甘みと柑橘の
爽やかさが印象的。
・はじまりの1皿 トトリコ黒豚 ナス 茗荷
どんぐりを飼料にしたトトリコ黒豚の自家製生ハムにナスの
ペースト、茗荷、蓮根。生っぽいもっちりした食感で、
イベリコ豚に通じるどんぐりを食べた豚の風味とナスの
ペーストを茗荷の爽やかさが繋いでくれます。この茗荷の
使い方が絶妙。
・前菜1 仄香 北海道 鮭・いくら フヌイユ 菊 ハーブ
北海道の鮭、パスティスに漬けたいくら(!)、薄くスライスした
ウイキョウ(フヌイユ)、黄色いソースは菊とマスタード、紫の
ソースはオゼイユと菊。
サーモンは大好きなタスマニアサーモンのようなあっさり系。
(脂の乗りすぎたサーモンは匂いが苦手で...)
パンは以前は丸ビルのPOINT ET LIGNEのパンでしたが、今も
そうなのかしら?確認するのを忘れてしまいました。最初に出て
きたのはバゲットとチーズのパン。どちらも美味しくて、パンは
好きだけどフレンチではお腹がいっぱいになってしまうので、
いつも食べないようにしているのだけど、我慢するのが大変でした。
バター2種類。茶色いのはセップのバター。そう言えば以前訪れた
時は紙に包んだバターが出てきた記憶が。
・前菜2 モン-ブラン 毬栗 フォアグラ オレンジ
オレンジの風味をつけた横浜の栗。秋らしいお皿。ソースは
ホワイトバルサミコとホワイトポート。お菓子のように
見えるけどモンブランの中はフォアグラ。ふんわりした食感で、
フォアグラと栗の甘みとクリュッグの相性もGOOD。
次のお料理にひとくちクリュッグを残し、2本目に。いつもは
白と赤を1本づつ開けるけど、この日のメニュー構成と飲みたい
ワインを優先し、2本目は白に。
夫が飲みたかった白3本は1本目のクリュッグに負けちゃうかも
と考えた末に飲んだことがなかったDomaine de la Vougeraieの
Vougeot Clos du Prieure Monopole 2010に。最初にバニラが
香り、酸もしっかり。といっても強すぎることもなく、エレガントな
タイプ。キリっとした感じはニュイぽいかな。まだまだ若く、
7年物とは思えず。半額〈19000円⇒9500円)なら満足です。
・前菜3 芳香 松茸 コンソメ ジャガイモ
コンソメに岩手の松茸の生のスライス。お皿がテーブルに
運ばれてきた途端に辺りに漂う官能的な香りにうっとり。
どうしてもこれにクリュッグを合わせたくて我慢して残した
甲斐がありました。コンソメだけなのに鰹出汁のような
魚介系の旨味も感じました。
焼きリゾットの上に秋刀魚、パルミジャーノレッジャーノ。
松茸、芳ばしくサクサクのリゾット、秋刀魚の苦み、秋刀魚と
シェリーのソースのバランスが素晴らしく、和を感じる1品
・魚料理 待ち焦がれ
まながつおのロースト ムールやアサリなどの貝汁の泡、
パプリカのソース、エディブルフラワー
まるで一夜干しのような水分が程よく抜け、ぷりぷり食感の
まながつおの美味しいこと!これもかなり和ぽい印象。
白を飲みつつ、この後のメインの田村牛に合わせグラスで赤も
いただくことに。3種類提案してくださいました。
ボルドーはほとんど飲まないので、たまには飲んでみようと
シャトーマルゴーのサードワインMargaux du Chateau
Margaux 2012。紫がかったガーネット色で、果実味があり、
まろやかでエレガント。
・肉料理 田村牛のロティ
カブリ、リブロース、ロースの3種類♪付け合わせは
ジロール茸とトランペット茸、だだちゃ豆、台湾生胡椒。
脂が乗ったカブリ、芳ばしいリブロース、しゃきっととした
食感のロースとそれぞれ味わいが全く異なり、食べ比べるのが
楽しい。いずれも旨味が濃く、美味しいのなんのって!!
ライムのような香りの台湾生胡椒がいいアクセントになり、
つけあわせもとても美味しかった。
ここで夫がパンのおかわり。くるみとさつまいもをもらったので
私も味見♪
普段ならこの辺りでお腹がいっぱいになり食べきれない分は
夫のお皿へ...ということが多いのだけど、今回は美味しすぎて
ぺろりと完食。
・シェフからのサービス 牛タンシチュー
クラッシックなデミグラスソースの牛タンシチューがミニサイズで。
・晩夏 桃 フロムダンベールチーズ ベルベーヌ
桃、ライチのソルベ、そしてブルーチーズ!
デザートに合わせてサービスでTerres Quartz、Loire Meridionale
Chenin 2015 Jeremie Mourat Vigneronをいただきました。
カリンのような風味で、時々家で飲むロバートモンダヴィの
甘口ワインにも似たような印象も。
・陽向秋 無花果 ショコラ キャラメルサレ ほうじ茶
2つめのデザートは結婚記念日仕様。文字が美しい!
・小菓子
ライムベルべーヌとホワイトチョコのマカロン、アプリコットと
シェリーのゼリー、フィナンシェ
・カプチーノ
お食事はモダンで軽やか、どのお料理からも和を感じ、一言で
言えば「素直で優しいお料理」でした。シェフともお話させて
いただきましたがまだ若く、これからがさらに楽しみなお方です。
サービスの方とのお話も楽しく、気づけは4時間半が過ぎて
いました。それだけ居心地もよかったということですね。
ちなみに他のテーブルはバイザグラスやマリアージュでの注文で、
ボトルでワインを頼んでいるお客さんはいませんでした。
もったいない!今はボトルで注文する人が減っているとか。
帰りに手作りのいちじくのジャムをいただきました。
また季節を変えて伺いたいと思います。