3回
2021/11 訪問
通常利用外口コミ
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大丸福岡 秋の長崎 味めぐり
たまに仕事終わりにデパ地下を覗きながら帰ることがあります。
昨日、訪問したのは大丸福岡さん。
『秋の長崎 味めぐり』として「吉宗(よっそう)」さんが出店されてあるじゃないですか!
お店の創業は慶応二年、西暦に直すと1866年。
長崎を代表する茶碗蒸し店。
ちなみに、自分的No1推しのお気に入りのお店です。
これは行かねばと翌日、ランチにさっそく訪問です。
時刻は11:30。
イートインスペースは長机を設えたカウンター6席のみ。
平日ということもあり、狙い通りの1番乗り。
カウンター端の席に座ります。
隣とはアクリルボードの仕切りがあり、正直、狭いですね。
デパ地下の催事エリアということもあり、お冷は紙コップ。
ですが、これは仕方のないところかと。
注文したのは「御一人前セット (1,375円)」。
吉宗の基本となる茶碗蒸しと蒸寿司のセットです。
ほどなく、吉宗特製のどんぶりで登場です。
なんといっても、どんぶりで提供されるたっぷりとした茶碗蒸しが吉宗の特徴であり自慢。
レンゲですくっていただくと、プルンとした優しい口当たり。
『出汁』がやはり違う。
いただいた瞬間そう分かる、吉宗ならではの茶碗蒸しです。
蒸寿司の蓋を開けてみるとたっぷりとした錦糸卵。
こんなに多かったっけと思うほど。(笑)
そぼろ・でんぷと一緒に混ぜ込みながらいただくと、「うんうん、この味」と記憶が蘇ります。
福岡でいただく「吉宗の味」。
ある意味贅沢なんですが、長崎の街並み、吉宗さんの入口でパンパンと打ち鳴らしながら迎え入れてくれる下足番の方・・、そういった全てのモノを含めて自分的No1のお店だと改めて気付かされた気も・・。
本店でまたいただきたいですネ。
ごちそうさまです。
2021/11/26 更新
2015/10 訪問
個人的にはここを超えるお店はないかもしれない・・・
先日、100㎞かけて熊本のとんかつ屋さんで堪能しました。
となると次のターゲットは・・・・。
やはり、「吉宗」さん。
茶碗蒸し屋さんです。
長崎県民の認知度100%と言ってもいいのではないでしょうか?
独りで昼飯を食べに、朝から出発です。
途中、諫早の知り合いの家に立ち寄ります。
吉宗でランチ予定であることを伝えると、現在大混雑中とのこと。
なんでもテレビに出た影響に加え、長崎くんち(長崎のお祭り)が重なって、先週は観光客と地元民が押し寄せ、凄いことになってたそうです。
その情報を参考に、時間帯をずらし、13:20頃訪問します。
かって知ったる浜の町アーケードを抜け進んで行くと到着です。
この時間でも、やはりお店の前に人が並んでいます。 (^_^;)
玄関に入ると吉宗名物の大きな提灯と下足番さんがお出迎え。
昔(30年以上前ですが・・・)なら、下足番さんが板番を拍子木のように打ち鳴らしながら出迎えてくれ、すぐに2階へ上がるのですが、そうもいきません。
お行儀よく列の後ろに並びます。
独りということもあり、途中で1階のカウンター席を提案されますが、せっかく来たからと2階の座敷席が空くまで待つことにしました。
2階に続く階段の列に加わり順番を待ちます。
待ち時間は10分ほど。
思ったより、すんなり席に着くことができました。
2Fの座敷席は大広間。
大広間の人数は60人程ではないでしょうか?
そのなかには、親族会と思われる十数名での団体も。 (*^_^*)
こういった、ほんわかした光景ってイイですね。
独りなのに運よく4人用の座敷卓に案内されます。
2人用の座敷卓で2人で食事中の方も見受けられるなか、なんか特別気分です。(=^・^=)
さらに、窓際の卓でしたので、窓の外に取付けられてある格子から、外を覗き見ることもできます。
ますますテンションアップです。
そして、上を見上げれば、逆かまぼこ型の障子張りの間接照明。
変わってませんネ。
せっかくですので、お店イチオシの「吉宗定食(2,376円)」を注文します。
卓上にある「吉宗の歩み」を読んでいるその途中でもう運ばれてきました。
「歩み」によれば、『もともと忙しい人たちの為に簡略でうまい食事を提供した』のが吉宗さんの始まりでしたから、創業スピリッツ健在といったところでしょうか?
運んでいただいた店員さんに混雑ぶりを尋ねてみると、テレビの火曜サプライズという番組で紹介され、ホントに大混雑になったようです。
それではいただいてみます。
メインの茶碗蒸し、いつものように丼で登場。
ダシが効いた昔と変わらない味がホッとさせます。
もう1つのメイン、蒸し寿司。
そぼろ、でんぶ、錦糸玉子の3色カラーを混ぜ合わせ食します。
昔のアツアツと比べると温かい温度での提供になってます。
子供さんへの配慮か、熱いとお客さんが捌けないための対策かわかりませんが、昔はもっとアツアツだったような気がします。
定番の豚の角煮も当然付いています。
別の小鉢には湯引きしたお魚があります。
なんの魚でしょうか・・・・。
ウ~ン?分かりません。
隣のテーブルを片付けていた店員さんに聞いてみます。
答えは「フカです。」
フカですよ、フカ!
珍味であるとともに「サメ」と言わず、「フカ」という店員さんの言葉に長崎へ来たことを実感します。
なにしろ、こちらのお店、メインが茶碗蒸しという独特の個性。
1866年から連綿と続く歴史を感じさせる店舗。
(現店舗は昭和2年築だったと思います。)
しかも老舗店舗ながら、リーズナブルな値段設定。
そして一般人でも、ちょっとした時に十分手が届く値段ながら、行き届いたサービスレベルの高さ。
このお店には理想とするお店の要素全てが詰まっているといっても過言ではありません。
(高い金額を出せば、美味しいもの、レベルの高いサービスは当たり前 “☆3” だと思っています。)
総合的に最もお勧めできるお店です。
ごちそうさまでした。
2015/10/20 更新
お仕事 in 長崎市。
行きたいお店はいっぱいありますが、なんと言っても「吉宗」さん。
時々無性に食べたくなる茶碗蒸しの名店です。
年代物の建物とあいまって、近頃は長崎名物というよりもはや観光名所。
慶応二年(1866年)創業の歴史を刻むお店は今やインバウンドを含め大混雑との話。
休日のランチタイムに並ばず食することは、ほぼ不可能。
料理をいただいている時ならまだしも、順番をじっと待つ間にコインパーキング料金が加算されていくことに耐えられないのはきっと自分だけではないはず。(きっぱり!)
平日、水曜、11時半頃というお客さんが最も少なさそうな時間帯を狙っての訪問です。
到着時刻は11:20。
11時半からの営業と思ってましたが、既に営業してました。
(・_・;)
店内に入ると3人ほどの待ち客がいましたが、2階の大広間席ならすぐに案内できるそう。
こちらも願ったり叶ったり。 (^^)v
下足番の方から木札をいただき、たんたんと赤いカーペットが敷かれた階段を上ります。
案内された卓は広間席の入口近く。
動線的に店員さんやお客さんの出入りが気になる場所ですが、空きはここのみ。
と言っても4人用卓を独りで独占ですから贅沢は言えません。
注文はタッチパネル方式。
ほかに『吉宗LINE公式アカウント』の案内もあり、150年を超える老舗店にも時代の流れを感じます。
注文したのは「吉宗定食(2,750円、込)」。
サーブタイムというほどの待ち時間はなく、すぐに着膳です。
茶碗蒸しと蒸し寿司のほか角煮、小鉢2品、長皿に3品。
茶碗蒸しには、穴子、 鶏肉、海老、筍、木耳、蒲鉾などがいろいろ。
昔からの慣れ親しんだ味にほっとひと息。
角煮のほろほろ度も変わらぬ美味しさ。
少し落ち着かない場所でしたが、個人的な思い入れもあり大満足。
会計を済ませに下へと降りる階段にはすでに待ち客が立ち並んでいる繁盛ぶりです。
店員さんへと差出した木札の番号は「十八番」。
いいタイミングで食事ができた幸運に感謝です。
ごちそうさまでした。