全国食べ歩き人けーじさんが投稿した清游庵(愛媛/伊予小松)の口コミ詳細

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清游庵伊予小松/日本料理、うなぎ

1

  • 昼の点数:4.8

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2025/04 訪問

  • 昼の点数:4.8

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.9
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

このようなお店に出会うことが何より楽しい。ほぼ口コミないヤバい店。この店に行けた経験はデカい!



「清游庵」── 味の記憶が、“景色”ごと心に残る場所。

この店で味わうのは、料理というより「世界観」。
食材、器、設え、酒、そして流れる季節まで含めて、一皿ごとに“日本の美”が宿っている。
かなり前のミシュランには掲載されたようだけど、食べログの口コミはほぼない。
だけど、ここはヤバい店だろうな、と勘が働き、行くことに。
ここは「感性をゆさぶる、ひとつの演出型芸術」だという感想。



【五感を奪う演出】
•氷漬けの徳利に紅葉を添えて。香りと視覚から始まる一杯。
•八寸に咲く桜の花筏、藤の花。季節そのものが盛られていた。
•器は柿右衛門・魯山人、ただの道具じゃなく、“表現”の一部。
•廊下にまで香りが広がるヒレ酒のヒレは超巨大笑



【料理:素材と技術のマリアージュ】
•ウェルカムドリンク:爽やかな梅酒でスタート
•焼き白子(トラフグ)
▶︎半分はストレート、半分はカラスミでコク足し
•トラフグの皮•身のポン酢和え
▶︎“宮崎のはるか”とみぞれポン酢で清涼感マシマシ
•深川しんじょうと山菜の椀物

お造り
•鯛の昆布締め
▶︎旨みが凝縮された、食感も官能的な一切れ
•アオリイカ(イカ墨塩)
▶︎甘みと塩味のバランスが絶妙
•モサエビの刺身
▶︎足が早いエビを刺身で。これは信頼の証

•白甘鯛の松笠焼き
▶︎カリカリ鱗×ふっくら身。音でも美味しい

•蛤の飯蒸し
▶︎魯山人の器にふさわしい、品のある旨みの凝縮体
▶︎蛤の出汁をすべて抱いたお米に敬礼

•鹿児島A5牛と京都産花山椒の鍋
▶︎香りの暴力。口の中が一気に“春”になる

•筍と蕨の炊き込みご飯
▶︎やさしい味わい、季節のフィナーレにふさわしい



【酒の演出】
•十四代(1合 1,500円)
▶︎この価格でこの流れなら、逆にお得感すらある

•ヒレ酒(大ぶりフグ使用)
▶︎香りが空間ごと支配するレベル。

デザートの抹茶大福もふわふわ美味でした。


【まとめ】

清游庵の料理は、“和のガストロノミー”の進化系。
料理人の技術と審美眼、そして思想までもが料理に落とし込まれている。
単なる贅沢を超えて、「季節と時間の記憶」を皿にしてくれる、唯一無二の場所。
和食を食べ尽くした人ほど、感動する一軒。

2025/04/22 更新

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