2回
2021/12 訪問
近くにあったら年何回行くだろう...
少し前から「こちらの豚カツが美味い!」と何回か聞いて気になっていましたが、2021年の年末に鳥取県に大雪が来るという予報が出たのを見て、「若桜町なら、今行っておかないとしばらく車で行けないかも...」と思い、人生で2回目の若桜町への訪問を決意しました。
しかし、SNSには12月の営業予定の情報が何も更新されていなかったので、嫌な予感がして電話してみたところ、「今日は少し早く13:30には終わります~」と言われたので、今からならぎりぎりかも?と思いつつ早速鳥取中部を出発しました。雪が降るという予報で準備に入るからだったのでしょうか。
そして何とか13:00に到着し、入店しました。幸運にも3分程度待つだけで席に案内しました。注文したのは、若桜町なんて年に何回も来れないのだからということで、厚切りロースとんかつ定食にしました。平日でなかったので「極上ロースカツ定食」はなく、スペシャルの「大山ルビー」のとんかつ定食は残念ながら肉の入荷がありませんでした。これはまた来なければ...
注文して15分程度で到着しました。まず、ソース・岩塩・醤油の入った皿が置かれて、「まずは岩塩でお召し上がりください」と言われました。早速食べてみると、私の経験上最薄ながらサクサクの衣と、結構レアの豚肉に驚き、そして臭みのなさと、脂はさることながら赤身自体に非常に旨味があることにさらに驚きました。これは岩塩で食べるべき!この肉はマーブルポークを上回るな...うまい...
ソースが少ないように見えましたが、普段ソースをかけまくって食べる豚カツとは違い、ほんの少しで十分で、ソースも市販のよくあるソースと違って甘味が高く、豚肉の味を引き立てます。そして、個人的に一番好きだったのが、醤油+ワサビで、塩辛すぎず旨味が高い醤油とワサビで肉の味がしっかりわかりました。この醤油ほしい...
また、ご飯の美味さにも感動しました。ついつい全部食べてしまったのですが、メニューに「ご飯」と書かれていなかったので、ダメもとで奥さんにお願いしましたが、しっかり持って来ていただきました。ありがとうございました。なお、おかわり分のお代も払わせていただいたので、罪悪感がなかったです。よかった。
味噌汁は豚汁で、脂がしっかり溶けて豚肉の旨さが出まくった濃厚なすばらしい一品でした。しっかり食事が締まりました。ごちそうさまでした。
気になったのは、店内は古民家風でなかなか雰囲気が良いですが、BGMが私好みのジャズ・フュージョン系ですが音量が大きすぎでした。このお店の中の様子ならもっと音量が絞れていたら良かったかなというところです。また、おいしかったものの付け合わせがキャベツだけだったので、何か他の野菜があると味覚が飽きなかったかもしれません。豚汁にも少しネギなどがあればとは思いました。
しかしネガはそれくらいで、落ち着いた店内でおいしい食事ができて楽しかったです。店内には奥さんのお子さんが食器を運んでいたり、おもちゃで遊んでいたりで和みました。もしこのお店が自宅の近くにあったら、年に何回も行きたいです。しかしそうなるともっとお客さんが増えて入店できないかもしれないので、タイミングを見計らってまた中部から向かいたいと思います。
2022/01/09 更新
鳥取市方面に行く用がありましたが、この日は時間に余裕があったので、鳥取県中部からなかなかいけないお店にしようと、電話で開店を確認してから、車で1時間45分かかるこちらに入店しました。
しかし、この日は平日なので普通に入店できるかと思っていたのですが、1時の時点で待ちがあり、2時でないと空かないと聞いたので、一応席の予約に名前を書いておいて、近くをドライブして時間を潰してから再度2時に入店しました。まだ料理が来るのを待っている先客もいたので、人気ぶりがわかりました。
今回は、今後もそんなに来るチャンスもないだろうということで、前回土曜の入店の時に気になっていた「平日限定(←ここが重要)極上ロースカツ定食(300g)ご飯大盛り」に、「豚トロ角煮皿」、「つくしんぼのウインナー3種」を注文しました。まあ、せっかくですから。
しばらくして、まずは豚トロ角煮皿が来ました。自分で作っても大外れしない料理ですが、こちらの角煮は、素材の良さが半端ないです。しつこくなくたべやすいのにコクがあり、臭みも全くありません。少し腹が減っていたのでペロっと食べてしまいましたが、これを酒のつまみにできたら何杯でも飲んでしまいそうです。
次にウインナー3種が、計6本来ました。ハーブ入り、唐辛子入り、プレーンの3種類ですが、皮はパリパリ、中はジューシーで、CMで見るように肉汁が出て来ます。1本100円程か…アリです。素材が良さすぎます。
そしてメニューにあるとおり、30分かかって極上ロースカツ定食がやって来ました。さすが300gだけあって、前回のカツとは大きさが違うと一目でわかります。2皿食べた後でも大丈夫か、と一瞬思いましたが、早く食べたいという気持ちが勝って、早速食べました。
なるほど、ロース→上ロース→厚切り→極上とランクが上がるごとに肉の量が増える訳がわかりました。つまり、いい肉は、トンカツという一種の蒸し焼きで、焼き過ぎず生ではないギリギリで火を通して調理するのが一番美味いということなのだということだと思います。こちらのトンカツの断面が熱が通って完全に白くなっているわけでないのは、このような理由なのでしょう。そして厚切りの方が蒸し焼きにしやすいのだと思います。
しかし、その火の通り具合が気になる人もいるかもしれませんが、こちらの肉は最高です。脂身は結構あるはずなのに全く脂っこくなく、ペロリと食べてしまえます。こんなに柔らかく食感がいいトンカツは他ではたべたことがありません。製法が似ているだけで、きっと普段食べるトンカツとは別物の料理なのだと思います。この肉でなければ、この火の通し加減はできないのでしょう。
しかも、キャベツも漬物もソースもドレッシングも美味い。そして何よりご飯が美味い!トンカツの友はご飯であることがわかります。どこの米でしょうか、聞いておけば良かった…もちろん豚汁も濃厚なコクが良く、平日のドリンクのコーヒーも食事をしっかり締める味でした。ごちそうさまでした。
支払総額5000円を超えましたが、ネガが全くない素晴らしい昼食となりました。ありがとうございました。今度はヒレカツ、バラカツ、メンチカツのどれかにしようと思います。
営業時間の2時を超えてからの食事になってしまって少し申し訳なく感じたので、最後は少し急いで食べたかなと思います。次回は何とか開店時間すぐくらいに入店しようと思います。