食神の申し子さんが投稿した葉山庵Tokyo(東京/外苑前)の口コミ詳細

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食べるために生まれてきたと言って過言でない。

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食神の申し子 (東京都) 認証済

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閉店葉山庵Tokyo外苑前、青山一丁目、乃木坂/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.5

      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

通常利用外口コミ

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なんて素敵なジャパネスク・フレンチ

外苑前~青山~表参道は素敵レストランが多くひしめきますが
今回足を運んだ・フレンチナチュラル仏蘭西料理 葉山庵 Tokyo さんは
知ってるだけでも「通」ぶれる(苦笑)、素敵なお店でした。

ビル(青山ラピュタアネックス)はラピュタガーデン同様、ユニマットさんのビルの模様。
なんとなく似ている印象を持ってしまいました。

ハザードも水が流れるガラス壁が優しく「食の空間」と切り離していて
中へ入る期待感を膨らませてくれます。

一歩足を踏み入れると木々の緑と水を張った空間の青が目に飛び込み、
「本当に六階?」と思ってしまう、素敵な空間が!!

右側には広めのボックス・ソファ席も用意されていて、
ここから見下ろす水辺と緑の空間も素敵なんじゃないかと思えました。
どうやらライトアップされた夜景が絶景の模様!う~ん夜来たい!

みすぼったらしい格好をして来てしまったことにちょっと後悔しつつ(汗)
まずは乾杯!

私達はなんとも10名位入る大個室(ルームチャージ1万円)を
ゆったりと使用させて頂きましたが、他にも4名から6名で使用できる
小個室(ルームチャージ5千円)も用意されている模様。
ゆっくり歩いても3分ほどの距離にある駅・外苑前4Aは
エレベータも設置されているので、
結婚前の双方の親御さんとの初顔合わせとかに使っても良さそう♪

さて、今回スパークリングワインと共に頂くアミューズは
「豆乳のブラマンジェ」「チーズと里芋のシュー」「イチジクと冬瓜と生ハム」
どれも胃袋に優しい食材と調理法ばかりで驚きました。

個人的には豆乳のブラマンジェが凄く気に入りました!
特に野菜を使ったラヴィゴットソースとのマッチングがとてもいい!
このソースは初耳だったけどフランス語「元気を出させる」に由来していて、
酢、食用油、野菜のみじん切りをベースと したソースの一種の模様。
フレンチといいつつもかなりの和的要素が強くて、食器を変えたら
会席になり得る内容ですよね。

さて続いて前菜は
「旬の野菜とサーモンのテリーヌ生姜風味
完熟トマトのムースと野草のサラダ添え」

このテリーヌの野菜のラインナップがすごい!
生のサーモンを取り巻くのは
筍、パプリカ、ズッキーニ、オクラ、ヤングコーン、インゲン、カリフラワー。
テリーヌとか言いつつほぼ野菜99%を
ほんのわずかなジュレで固めてキャベツで包んであるのだけど
常人ではこんなきれいに巻き上げることもスライスすることも難しそう。
手前のドライジンジャーやマイクロトマトが添えられた
バルサミコソースと頂きました!

野菜は一つ一つの味がきちんと主張していて、
バルサミコ&トマトムースと絡めて頂くと絶妙!
次は何と何をフォークに載せてソースに絡めよう?
うぉぉマイクロトマトのプチプチがサーモンと合うとか
気付くと無口になっている私(笑)

続いての注文は葉山庵さんの名物メニューとも言える
本日のスペシャリテ。

フォアグラの茶碗蒸し 黒トリュフとポルト酒のソース
白トリュフの香るカプチーノ仕立て
敢えてもう一度言いますが
フォアグラで、黒トリュフで、白トリュフがあしらわれていて
ポルト酒でカプチーノです。

食材としても調理法としても、どこをとってもヨーロッパの香りが
ぷんぷんなのに口に入れた瞬間

秋の今半の、松茸入り脂の乗った牛すき焼きを食べている様な
印象を持ってしまいました。(たぶん私だけ)

思わず「隠し味に醤油とか使っていますか?」って聞いてしまったくらい。
(↑当然使っていません)
こってり感はあっても嫌味な重さはなく、フォアグラの苦手な私でも全然イケました!

ちなみに料理の後ろにあるお酒が今回の茶碗蒸しに使われている
酒精強化ワイン・ポルト酒。

ポルト酒はチョコレートと食べると凄く美味しいのよ。。。
と今回同席したブロガーさんが教えてくれました。

40も半ばになろうとしているのに何も知らない私。。かなり恥ずかしいかも(汗)

さて、いよいよメインです。

メイン料理はプリフィクスとなっていて

・漁港から旬の鮮魚のポワレと香ばしい春菊のリゾット
彩り野菜とムール貝のフリカッセを添えて

・旬の海の幸と焼き野菜のキャベツ包み
軽いアメリケーヌソースとシトロンコンフィ添え(プラス1,050円)

・フランス産パンタードのロースト 苺のキャラメリゼ
新玉葱のハニーマスタードと赤ワインのエッセンス

・特撰葉山牛サーロインの網焼き 
そのジュと本山葵で旬野菜のエチュベを添えて(プラス1,575円)

から選べる形です。
今日の鮮魚は真鯛ということと夜は牛肉が決まっていたので
ここは迷わず真鯛のポワレを選択!
と、香ばしい真鯛の皮の焦げた香りとか
春菊のリゾットをイメージして脳内興奮しているさなか
スタッフの方が近づいて来られ、

小声でやにわ私に耳打ち。

「キャベツ包みの中にも真鯛は入っています。
いかがでしょう?ここは誰も注文されていないキャベツ包みの方をご注文なさっては??」

いや真鯛のポワレも誰も注文してないですよとか心密かに反論しつつも、
スタッフの方のサジェスチョンは極力「受けて立とうじゃないか!」と
挑んでしまう私なので(昔、所沢の行きつけのフレンチでシェフに
「フレンチにおいてはどんどん挑み戦え!」と言われた教えが
今フラッシュバック←って、今にして思えば、どんなシェフだ?)

よっしゃ、それ持って来てチョーダイと注文を変えます。


そして来たよどーーーーん!

中を開けるとオマール海老・真鯛・帆立の魚介がぎっしりどーん!

アメリケーヌって言うのでもっとこってりした印象持ってて
「このまま生きたら絶対50代で痛風になる」と
自分の生来の姿を確信してる私としては(←妙な自信)
文字面から、もっと重たい海老海老した印象をもっていたのだけれど
驚くほどさっぱりしたアメリケーヌでびっくりしてしまいました。

しかも見て!真鯛も帆立もオマールも
キャベツに包む前にしっかりこんがりローストされているの!

これらが口の中に広がると魚介本来の甘みと香ばしさが相まって
もう誰とも口を聞きたくなくなる。
(鼻から息を抜いて香りを徹底的に楽しみたい感じ)
しかも散りばめられたシトロエンコンフィととても良く合う!

いやぁ、お店の方、適切なアドヴァイスを本当にありがとうございました。
真鯛のポワレはどこでも食べられますね、確かに。

なんてか、贅沢でした。
神様、私を日本、東京に命を宿してくれてありがとう。

ちなみにお友達はパンタード(ほろほろ鳥)のロースト。
なんでも皮が香ばしいのに柔らかな感じですごい美味しかったとか。
いやん、また来たくなっちゃう!

年間200頭しか出荷しないと言われている
葉山牛を食べることができるのも、こちらのお店の醍醐味だそうですよ!

何せよ凄く凄く贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
ランチに下手なホテルビュッフェとかである程度の金額を落とすなら
こちらのお店で厳選された料理と空間を楽しむ方が
絶対お勧めかと思えました!

ちなみにパンも物凄く美味しかった!
米粉と米油、豆乳で作ったパンやライ麦パン、クルミと雑穀のパンなど。

どれもヘルシーさに重きを置いたパンばかりで。。

しかもそれでいてバターはエシレなの!!
もう一皿で100円分くらい?とか思ってしまうほどで
しかも、またコンディションが物凄くいい!
自分の家で買ってもこの風味なんか出ないよ~ってくらい
固さも風味もベストでした!

最近、オリーブオイルを出すお店が結構あるけど
オイルが出てくるとちょっと、がっかりしちゃう。。
で、こちらのお店もナチュラルフレンチってことだったので
てっきりオイル系がくると思いきや
バターはガツンって来たので、もうそれは涙目でした!

細かい気遣いがハンパないなぁって。
本当全身全霊で堪能したランチでございました。

最後デザートと紅茶に続きます。

この日は
プレスヨーグルトとフランボワーズシャーベット エキゾチックソース
西瓜のコンポート(今回限定)
マンゴーのタルト

なんとヨーグルトも自家製だそうですよ。
プレスヨーグルトは水気を切るそうですが家で作るのは難しいそう。。
でも濃厚な舌触りだったのでチャレンジしてみる価値はあるかも!
西瓜のコンポートも珍しかったです。
マンゴーはペリカンかな?どれも美味しかったけど
個人的にはやっぱりプレスヨーグルトが「もう一度食べたい味」でした。

そして締めは何と言ってもこちらの紅茶!

ノーベル賞晩餐会で供されるバラの紅茶"セーデルブレンドティー"

なんとアールグレイをベースに
バラ、オレンジピール、菊、マリーゴールドをブレンドした紅茶だそうで。
しかし、アールグレイベースと聞いても正直ひとくちふたくち飲んでも
アールグレイの味は見つからず。。。。(ニブイ)

しかし、何とも不思議なことにダマスクローズのジャムを入れて
飲んでみたら、なんとなくベルガモットの香りが浮き出て来ました!
不思議ですね。
ダマスクローズのジャムは入れると沈んで花弁が開く感じ。
そしてダマスク・ローズシュガーは花弁が浮く感じ。

食事の余韻を飾るのになんとも相応しい紅茶で
最後の最後まで本当に楽しむことが出来ました!


今日の収穫。

ラヴィゴットソース、ポルト酒はチョコレートと良く合う。
パンタードはほろほろ鳥のこと、今度食べてみよう。
プレスヨーグルトは多分家では作れない。
ダマスク・ローズは一季咲きでクレオパトラも愛した薔薇。
お店の方のお勧めは是非素直に注文しよう、きっといい発見があるはず。

  • ノーベル賞晩餐会で供されるバラの紅茶"セーデルブレンドティー"

  • パンタード(ほろほろ鳥)のロースト。

  • 左から時計回りにプレスヨーグルトとフランボワーズシャーベット エキゾチックソース、西瓜のコンポート(今回限定)、マンゴーのタルト

  • 旬の海の幸と焼き野菜のキャベツ包み

  • 左上から時計回りに  「豆乳のブラマンジェ」「チーズと里芋のシュー」「イチジクと冬瓜と生ハム」

  • 旬の野菜とサーモンのテリーヌ生姜風味 完熟トマトのムースと野草のサラダ添え

  • フォアグラの茶碗蒸し 黒トリュフとポルト酒のソース 白トリュフの香るカプチーノ仕立て

  • 特撰葉山牛サーロインの網焼き 

2013/02/20 更新

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