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夜の点数:5.0
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¥20,000~¥29,999 / 1人
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料理・味 -
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古き良きイタリアの世界・オステリアの温かみを守るリストランテ
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2016/08/31 更新
「イタリアホスピタリティー認証マークMOI」を取得した温かみのある名店ながら
古き良きイタリアをオマージュし、奥ゆかしく「オステリア」の名を頑なに守る謙虚さが、このお店にあります。
例えば直径1cmにも満たないマイクロトマトが美しく完璧にハーフカットされていたり、
更に置かれたひとしずくのアンチョビソースに野菜をつけるや、
あっという間に口の中でバーニャカウダが広がったり。
プチトマトの中をくり抜いた上で、トマトの中身をジュレに設えたものを中に詰められているなど、
まるで箱庭のごとく、一皿の中の、さらに一品の付け合せにもストーリー性があり、
しっかりとした主張を感じさせます。
サルシッチャのラグーの中に活きるハーブの香りに感動してお話を伺うと
案の定というか、サルシッチャまでもが自家製。
「ラグーにすることなく、そのまま食べてみたいようなサルシッチャですね」とお伝えすると
「いえ、そのままだと結構塩味が強いんですよ、あくまでラグーを想定してつくり上げているんです」と、にこやかなお返事。
シェフがとことん、こだわり屋さんなのが、本当に実感出来る一コマでしたが
そのシェフの技をしっかりと見つめ伝える、サーヴィスの方の、なんとも真摯なこと。
他にも、ひとくちで食べるプティフルの中にこっそりジンジャーとか、
口の中で宝探しが楽しめるような、作り立てが本当に上手。
ひさびさに毛穴開いて五感で楽しませていただきました。
また、お料理がお料理だけあって、サーヴィスの方々もとことん、徹底されています。
こちらのお店は女性スタッフもいらっしゃいますが、サーヴィスは男性のみ。
料理提供はすべて同時にお皿だしがなされる手厚さ。
もちろん、その中の何人かの方はソムリエバッチをなさっていますが
チーフソムリエの解説も言葉巧みで、さほど知識のない私には良い勉強をさせていただく機会になりましたし、
珍しいフラワーソムリエバッチを付けていらっしゃる方も。
「テーブルのコーディネイトだけでなく、エディブルフラワーやハーブに関しても説明させていただいています。」
素敵すぎます。
尚、食前酒にカンパリをいただきましたが、氷がグラスに当たる音があまりに柔らかで
「このグラス、ガラス製ではないのでは?」とすら思っていたら
飲み干した後に、その秘密がしっかりと理解できました。
大きな氷は一つひとつ手しごとによるもので、丁寧に削り出されて角がすべて取れている!
芸が本当に細かくて。
夕暮れから日が沈む時間までは敢えて照明を落として日暮れを楽しみ、
日が落ちてから輝度をやや上げるなどの演出も。
ほか、化粧室に案内していただいた際は厨房の扉の前を通るのですが、
誘導の時、さりげなく右手を伸ばして扉方向から人が来ないようガード。
まるで騎士(ナイト)のようなエスコートにまで感動したり。
食器は下皿にビレロイ&ボッホ
こちらはペニンシュラ東京のザ・ロビーでも採用されている名陶ですが
シェフ・サンティンの知人の画家が丹精を込めて一枚一枚描いた手書きの絵が配されています。
カトラリーはイタリア最高級サンボネット。
ワインはつてにより諸外国から独自入手。
それら一つつひとつの細やかな仕立てに関しては決してお店の方の口からは自発的に語られません。
お店が誇っているのは「いかに気持ちよく滞在してもらうか」ただその気遣いだけであるかのように。
ドレスコードはあり、上着着用も必須ですが、うんとかしこまる必要はなく
また、給仕の方も絶対にお客さまに恥をかかせない心配りある内容なので
デート…とりわけプロポーズに選ぶお店としてはぴったりだと思いました。
折に触れ、何度も伺いたいお店です。