6回
2025/06 訪問
また、バゲットアランシエンヌを買ってきました。買ってきたというより大半を途中クルマの中でつまみ食い…
バゲットアランシエンヌ:どの店のも皆同じように見えるシンプルなパンだが、粉の配合は各店独自のようで、味や香りや食感がけっこう異なるのが面白い。当店のこれには、何かこう、蜂蜜っぽい香りが秘められてる。もちろん蜂蜜なんか入ってないし、甘くもないのだけれども、そんなニュアンスといいますか。醸しの過程でそんな成分が生まれるのだろうか?
マーガレット:これも当店伝統のパン。シンプルなパン生地が可愛らしいカタチに、なおかつ食べやすく。これも少しトーストすればサクッしたガワが香ばしく、クラムももっちり。フランスパン的美質が。食べやすいけどどちらかというとハード系なのかな?
2025/07/07 更新
2025/03 訪問
早くも、「当店はコレ!」というものができてしまう。
バゲットアランシエンヌ:ホントは何種類かあるバゲットを順に食べ、お店の味を知りたいところだが、どうしてもまたこれを食べたくなる。トースターで注意深く温め、ガワのサクッ!を愉しむ。意外とみずみずしいクラムの麦の味!もし焼き立てを食べられたらどんなにか…。
パンフロマージュ:ああぁ「都会の美味しい店の味」。ハード目でどっちかというとそっけなさげなパンは味はイキイキ、酸味の効いたチーズはこれまた欧州でござい!っていう味わい。
くまパン:餡ロールに耳をつけた…という菓子系。見た目通りの味ですが、カットよりホールを買った方がよりクラム(っていうのかな?)部の食感が良いかもしれません。
このあと鷺沼のフジモリにそれと知らず入ってしまい、関係に気付かず出てきてしまいましたが、ショーケース見てそれと気づくような上級者(←何の?w)になりたいな。
2025/06/01 更新
2025/02 訪問
前回の大ヒットを受け。なるべく神父なものを全部味わってみようと再再訪。
バゲット:基本中の基本を今!そのまま食べるとただの固いパンだが、トースターで監視しつつ注意深く温めると麦の香りが立ち昇る。テクスチャーはクラストがパリっと、クラムがもちっと。フランスパンはガワを味わうものという気がするが、このパンのクラムはなんだかご飯にも通づるようなしっとり加減と香り。前回のアランシエンヌ…と比べると、ガワが多少口中に刺さる感じと、あと味香りのスケールが1回り小さいけれど、やはり「都会の美味しい店の味」である。今度こそ何らかのサンドウィッチを作って食べようと思ってたのに結局そのまま全部食べちゃった程。
ブール:上下に大きなパンなので、ハンバーガーのバンズのように水平方向に切って温める。味はバゲットと共通かな?ただこちらは白身というかクラムの割合が多いのて、はじめレンジでちょっと温めて、その後トースターにかければ、もちっとした食感が存分に楽しめる!
まだまだバゲットのバリエーションはあります。当地にかならず毎月来る現場があってついでにまた来れるからありがたい。
2025/02/25 更新
2024/12 訪問
「今年食べた最もおいしいもの」候補!
また来てもうた。フレンチなベーカリーでの元味を見なくてはと。そしたら特大のアタリ!
フーガスドライトマト:やっぱカタイっすねw、プレッツェルとベーグルの合いのこの印象は変わらず。ドライトマトの凝縮された酸味がけっこうきます。先日のチーズと比べて、パンとのマッチングはチーズのがちょっと上かな?
バゲットアランシエンヌ:うわ~!これは鮮烈!アランシエンヌとは昔ながらの、の意らしいですが、見た目直近に他店で食べたゼイタク風バゲットに似てたんでそう思って割ったら全然違う!これは!と思いトースターで2分がた温めいただく!すでに香る麦!今や陳腐な言い方だがサクッと軽いクラストに温めなおしでなおみずみずしいもっちりクラム、これは上々、特上のバゲットだ。ホントはこういうパンはそのまま齧るんじゃなくて何らかのsandwichに、という気がしないでもないが、なんだか全部食べてしまった。それくらいヒキのある味。
オリビエ:粒オリーブの入ったハードブレッド。麦感にオリーブの渋み!シンプルなだけに素材感がビシッと伝わる。
今回のバゲットも「今年食べた最もおいしいもの」だろうな。だけど当項PC版マイページのおすすめにはテークアウェー案件は載せられないんだな。それがちょっと不満!(←まだ言うか)
バゲットアランシエンヌ¥520
割ったとこ
バゲットアランシエンヌ¥520
バゲットアランシエンヌ¥520
オリビエ¥340
オリビエ¥340
フーガストマト¥490
フーガストマト¥490
が・い・か・ん
2024/12/18 更新
2024/11 訪問
欧米人は歯が命
直近のマイレビュワーさんの論評読んで、当店の存在に気付く。ナショナル田園てホームセンターだと思ってたw。おもてにキャンプ用品とか置いててワイルドな感じなんだもん。まあそれらはこの辺の人がレンジローバー乗りつけて買いに来るにしても、意外とキャンプ場で使うのではなくホームパーティー要員で、広ーい庭やバルコニーで優雅に…なんだろう。その高級スーパーの脇に当店はある。
まそりゃそうと、毎月来る現場至近にこんなパン屋さんがあったとは。店名からしてフレンチでございと胸を張ってる。先行レビューも悪く言うものなし。さてさてどんな感じかな…。ショーケースはガラス張りで、お店のマダムに取ってもらう方式。15時すぎでも品目はズラリと。…先行レビューは見たけど読んでないんでw、オススメ判らないし見た目一発でチョイス!
フーガスフロマージュ:このアイテムはトマトとチーズがあったがこちらを選択。かなり密な、なおかつ弾力的なテクスチャーのパン。ベーグルとプレッツェルの合いの子みたいな感じ?その切れ目に酸味塩味の乗った欧州でございってチーズが織り込まれてる。かなり咀嚼力が求められる。ある程度噛んでると急速に口どけしていくということがない、まさにハードブレッド。お相手は紅茶よりもワインだったなあ。
タルティーヌ:同名の調理パンを辻口シェフの店で買ったことがあったっけと選んでみた。これは具材がナスとトマト。ヤサイの風味が直球で来ますね。食べたら思い出すのは東京駅のスタンダードベイカーズのヤサイフォカッチャ。ヤサイ×シンプルなパンにはもともと協奏を生むような要素が込められてる。これはパン部はカンパーニュの薄切りで、多少噛みしめるテクスチャーだがサクッと歯切れよく、具材に負けない風味で押し返してくる。
ペイザンフリュイ:ポロリとしたテクスチャーにフルーツの香りがけっこう鮮烈。ペイザンとはライ麦✕粗挽き小麦の組み合わせ。詳しい人にはすぐにつながりの悪い組み合わせだと分かるのだとか。それをルヴァン種で醗酵させたもの。ルヴァン種とは乳酸菌✕酵母の種で、継ぎ足し継ぎ足し使い続ける事からスクラッチベーカリーのイメージが黙ってついてくる。日本酒みたいに皆流行りの味に寄せる、みたいなつまんない事じゃなくて、自家で培養してればいろんな子が入り込んでお店の味になる。そんなイメージもついてくるかな。
それにしてもこの3つでアゴが疲れた。こういうのを常食してると鍛えられるだろうかと。そういや来週また歯の点検なのを思い出してしまった。
2024/11/20 更新
マイレビュワーさんから、当店隣の高級スーパーマーケットの閉店情報が回ってきて、当店はどうなるのかと急遽お訪ねしてみました。最後だからとまず隣でメチャクチャ高い舶来バターでも買ってみるかと覗いてみたけど、高いは高いが国産ブランドの小ポーションのものしか残っていませんでした。そのほかもほとんどモノというモノが売り切れており、こんな高いものばかり取り揃えてるのに最後にひと財産築けたのではと…。そりゃそうと当店へ。
バゲットクラシック:当店ものこりアイテムはわずか、バゲットアランシエンヌはもうなかった。そこでこちらを。トースターで注意深く温めて、隣のバターを塗り塗り。オォ…、これはなんと言ったものか。サクッと軽いガワのテクスチャーに、ご飯にも通ずるみずみずしいクラム。甘〜い小麦の香りにバターのコクがかけ合わさると、「旨い!」がむくむくむくっと膨らむ!
クロワッサン:温めなくてもガワのサクッと軽い歯触りはそのまま楽しめるが、トースターでわずかにリベークした方がバター感が段違い。中もそのままだと少々カタイが、温めた状態が本来の姿だろう。この軽さにこのバター感とはね!とても健康に悪そう(ホメ言葉w)。
パンオショコラ:これまたサクサクデニッシュにバターのコク。真ん中に棒状のチョコレート。どのパートも美しく盛大に鳴り響く。いやもうゼイタク過ぎてなんというか罪深い感すらある。
スタッフにお尋ねしたところ、当店は閉店ではなく休業となる見込み。別棟に見えて中はガラーンと繋がってるから、こちらだけ営業というわけにも行かなかろう。スーパーマーケット側の告知だと改築のニュアンスはまったくない。なんたって古い建物だから、新しくなってオーブン、を期待したんですけどね。当店の移転先もいずれわかるといいなあ…。でもって少し近くなってくれたりすると…。