おかちゃん1030さんが投稿したぽん多本家(東京/御徒町)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

おかちゃん1030の旨い物巡り

メッセージを送る

おかちゃん1030 (男性・神奈川県) 認証済

この口コミは、おかちゃん1030さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

ぽん多本家上野広小路、上野御徒町、御徒町/洋食、とんかつ

2

  • 夜の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.1
2回目

2022/05 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

4年振りの訪問は、「アワビバタヤキ」& 「車海老フライ」を戴きに!!

創業から120年ちかいの歴史が有る老舗洋食店で、この洋食屋さんが木造からのビルが建てられてから早25年、
遡る事、約50年以上前に、親戚の伯母に私達兄弟と従姉と一緒に、連れて来て頂いたのが初訪問でした。

私の親戚が池之端に在った為に、小学生時代から休みになると此方の親戚宅へ宿泊に来ていました。
そんな時代から数十年の時が過ぎて20年ほど前に再訪問させていただきました。
更に数年が経ち4年前に訪問させて頂きました時に、レビューを載せさせて頂きました。

その時から、「アワビバタヤキ」と「大車海老フライ」に憧れました、
勿論、「タンシチュー」「ポークソテー」は、これらを戴いた時の食感と食味は初めて感じて以来大ファンです。

今回の訪問に当たっても、21年前に四代目を継がれた島田ご主人のご高配には、改めて感謝申し上げます。

注文した飲み物は、
①瓶ビール アサヒスーパードライ 550円 x 2本
②赤ワイン メドック ハーフ 3,850円 x x 2本
③冷酒 菊正宗 770円


注文したお料理は、
①お通し 550円 x 3個
②アワビバタヤキ 8,800円
③車海老フライ 4,400円 x 3本
④タンシチュー 5,500円
⑤ポークソテー 3,850円
⑥赤出し、ごはん、おしんこ 550円 x 2セット


①お通し
 ポテトサラダですが、セロリの食感の妙を演出し流石の印象です。


②アワビバタヤキ
 バタヤキと言うもののバターの風味は淡く塩味も無く、寧ろマイルドな醤油が日本人には好かれると思いました。
 通常は柔らかく仕上げる為に、下蒸しや下茹でしてから、焼(ソテー)すると思うのですが、
 非常に柔らかい物の、少し違う食感です。
 鮑は臍部分から水平に薄くスライスされていますので、火入れによってこの食感に仕上げたと思われます。


③車海老フライ
 大分県産の大車海老を使用されているのですが、3本中2本に、海老味噌、及び、海老子が入り素晴らしいコクと
 風味が感じられます。
 最初は、この価格ですので注文する事を少し憚れましたが、それは杞憂にすぎませんで大満足出来ました。


④タンシチュー
 3週間かけてつくったデミグラスソースが味の決め手、黒毛和種の牛タンを使った逸品です。
 タンは、タン元からタン先までの長さでカットされているので、其々の食感の違いを愉しむ事が出来ます。
 タンは4時間かけて煮た後、冷蔵庫で寝かせて身を締め、デミグラスソースで煮込むのではなく、
 タンの香りが抜けぬよう、絡めていくように温めるのが ポイントとの事です。
 ガルニは通常のポテトと人参以外に、椎茸なのが珍しいです。
 私の個人的な好みとして、東京都のトップクラスだ思う位、素晴らしい物です。


⑤ポークソテー
 當店のパークソテーを一口食べた時に、驚かない方は居ないと思います。
 これ程の柔らかい食感のポークソテーを今まで食した事は無く、それ以来「カツレツ」よりも注文する機会が増えました。
 更に、豚肉らしさが感じられ、旨味が十分です。


⑥赤出し、ごはん、おしんこ
 赤出汁は具は、「なめこ」ですが、秀逸なのは言うまでも無いハイクオリティです。

 更に、ご飯は、大粒で硬めに炊かれいて秀逸でした。

 更に素晴らしいのは何時もの女性店員さんが、「アワビバタヤキ」の醤油汁を小さいボールに改めて入れて頂き、
 それをご飯に掛けて食すると二本人で良かったと再認識する瞬間が訪れます。

 更に、タンシチューのシチューもご飯に掛けて戴くと、勿論、説明は必要無いですね。


最後に一つだけ残念だったのは、キャベツの繊切りが戴けなかったのが残念でした。

今回はカミさんの知人と3人で伺ったのですが、その方はあまりアルコールを飲まれ無かったので、
それを考慮して案分しましたので、我々の支払はこの表示金額になりました。


  • お通し

  • お通し

  • アワビバタヤキ

  • アワビバタヤキ

  • アワビバタヤキ

  • アワビバタヤキ

  • アワビバタヤキ

  • アワビバタヤキ

  • 大車海老フライ

  • 大車海老フライ

  • 大車海老フライ

  • 赤ワイン メドック

  • 赤ワイン メドック

  • メドック&大車海老フライ

  • メドック&大車海老フライ

  • タンシチュー

  • タンシチュー

  • タンシチュー

  • タンシチュー

  • 海老味噌

  • 大車海老フライ

  • 海老子

  • ポークソテー

  • ポークソテー

  • ポークソテー

  • ポークソテー

  • ポークソテー

  • 冷酒 菊正宗

  • 冷酒 菊正宗

  • 看板

  • 重厚な入り口扉

  • 屋号

  • 大倉陶園コレクション

  • 柳家小さん

  • 大倉陶園

  • スパードライ

2022/05/15 更新

1回目

2018/01 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.1
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

半世紀以上前に初訪問、連れて来て頂いた「老舗洋食屋」さん。

この洋食屋さんのビルが建てられてから早25年、その前の木造のお店の時代の約30年前に、
遡る事、約55年前、親戚の伯母に私達兄弟と従姉と一緒に連れて来て頂いたのが初訪問でした。

私の親戚が池之端(現在は伊豆栄 不忍亭)で観光旅館を営んでいたので、小学生時代から休みになると此方へ宿泊に来ていました。

有る意味、自分の人生を鑑みる上で、青春の一頁エリアです。
と言うのも高校生になった頃、1950~60年代のアメリカに憧れて、カルチャーショックの連続でした。
車、キャデラック1959年型が後ろの立て羽が一番大きく、車体も一番大きく迫力が有った。

ミュージック、リズム&ブルース、ソウルトレイン、フォートップス、マービンゲイ、等々。

アメ横で一般的な靴屋さんでは売ってい無い、米国製「フローシャムのバンプ」を売っていて、シャープなエッジラインでスマートなフォルム、色は濃いワインレッドのコードバン、靴を見て胸がときめいたのは、後にも先にもこの一度だけで、ソウル(ヤンキー魂)に酔い痴れました。
結果、小遣い+お年玉をためて購入。

この靴に合わせる為に、福生基地近くのテーラーメイドでピカピカ光るコンポラ・スーツを仕立て、このマンボスラックスに、この「バンプ」のマッチングが最高です、黒人ダンサーは皆この格好でスマートでした。

新宿の「The Other」、歌舞伎町の「サンダーバード」「トレビ」。
私は「アップル」でクールスの連中と、「ストップインザネイムオブラブ」に合わせてソウルシーシ+ダウンのステップを踏みました。

その思いが募り、アメリカへ、先ず飛行機ルートですが、勿論直行便等無く、ハワイ経由も無い時代アンカレッジ経由で、持ち出せるUSドルは学生ビザを見せてパスポートにスタンプ捺印し、たったUS$500.00しか持ち出せない時代でした。

30年ぐらい前は「御徒町とんかつの御三家」とも言われた。
①「ぽん多」さんは明治38年創業。とんかつ(カツレツ)を作ったとも言われる名店。
②「蓬莱屋」さんは、色が濃い一本棒ヒレカツが有名な人気店。
③閉店してしまった、「F」でした、残念でした。

ぽん多さんでの必食は。
「タンシチュー」と「カツレツ」が基本で、
後は季節物の、「カキフライ」「車海老フライ」「きすフライ」「海老コロッケ」
の中から一品選択し、計3品を2人で頂きます。

「タンシチュー」4,320円、3週間かけてつくったデミグラスソースが味の決め手、黒毛和種の牛タンを使った名物。
タンは4時間かけて煮た後、冷蔵庫で寝かせて身を締め、デミグラスソースで煮込むのではなく、タンの香りが抜けぬよう、絡めていくように温めるのが ポイントとの事です。
私の個人的な好みとして、東京都のトップクラスだ思う位、素晴らしい物です。

「カツレツ」2,700円、とんかつとは呼ば無い、初代がミラノ風カツレツを天ぷら式に揚げ、
日本におけるカツレツの元祖といわれるのがこちらの逸品、豚のロース肉は脂身を取り除き、  ラードとして使用、温度を上げながらじっくりと揚げて赤身の旨みだけを内包し、軽やかな衣も香り高い仕上がています。

お料理以外の拘り。
料理毎に使い分けられるお皿類です、しかも、「大倉陶園」製です。
「タンシチュー」&「ビーフシチュー」には、金のエンボスの内側に藍色の太いライン。
「ポーフソテー」には、シンプルに白地に金のエンボス大皿です。
その他のフライ料理は、白地に濃淡の青紫色の花柄大皿。(ブルーローズ)
驚きは小さな取り皿まで、そのフライ料理と合わせた同じ様な柄、配色で大倉陶園製です。
その拘りは、1階から2階への階段途中に有る、大倉陶園製のコレクションです。
更に2階から3階への踊り場にも、大きなショーケースの中にカップ&ソーサーが沢山陳列されています。

前置きが長くなり申し訳ありません。

さて、本日の注文ですが、メニューを見て、唖然、お、お正月メニューです。。。
残念ですが大好物の「タンシチュー」は諦めて、違う構成を熟考。

そこで最初に「カキフライ」2,916円、と、「海老コロッケ」2,700円を選び、揚物が続いたので、メインは「ポークソテー」3,780円にしました。


昨年、お鮨屋さんで食べた、生「昆布森仙鳳趾産牡蠣」の感動に匹敵しました。

①「カキフライ」、特大粒サイズ5個有ります。
先ず見た目、大きさに驚きます、夏の岩牡蠣の中サイズ位の大きさです。

そのまま何も付けずに食べ、カキの味を確認します、牡蠣の味が濃く素晴らしいです。
次はお勧めの塩で一口、しかし、油の強さを感じてしまいます、その次にレモンを軽く絞ってます、その次に、ウースターソースを掛けて頂き、味の変化を楽しみます。

丁寧に仕事をしたカキに粗めのパン粉のフライはサクサクした食感で、一口毎に噛み進めると
牡蠣がプリプリジューシーで、牡蠣の旨味が非常に感じられ口の中に広がります。
やはり何も付けずに食べるのがベストだと思います。

このお店の拘りの牡蠣の産地は、岩手県陸前高田市広田湾です。
大船渡の赤崎、気仙沼の唐桑、陸前高田の広田湾、牡蠣の一大生産地で有り、津波で消滅全てを破壊される前は、岩手県産牡蠣生産量の数十%を誇っていました。
その中でも、広田湾の生産者は、手間暇を掛け復興を目指しどこよりも努力を重ね、
① 「温湯処理」、海から上げて70℃のお湯に浸すのですが、普通はお湯に浸して大丈夫?と思いますが、「ワカメ」「フジツボ」「ムール貝」等の寄生物だけが死滅し、生命力の強い牡蠣だけが生き延びれるのです。
②「耳釣り」沢山固まって育った状態を、海から上げ、一旦バラバラに外し、蝶番の部分に一つ一つ穴を開け、その穴にテグスを通し、そして、その牡蠣をロープに等間隔に繋げていくのです。
とても手間の掛かる、この作業ですが、塊でぎっしりとぶら下がっている、通常の牡蠣養殖と違って、ゆったりとした中で大きく育ち、同時に殻の形も綺麗に育つそうです。

未曽有の大震災から7~8割の方復旧したそうです、これらの生産者さんの拘り情熱に頭が下がる思いです、美味しい牡蠣が食べられる事に感謝致します。


②「海老コロッケ」2個ありますので、1個づつ頂きます。
芝海老が沢山入っていて、他には無い、海老海老したエビクリームコロッケです。
海老の風味が強く、海老間満載の熱々クリームコロッケで、素晴らしい出来です。

両方のフライと一緒に提供された「キャベツの千切り」芯を丁寧に取り除き、繊細に千切りされ、フンワリしていて柔らかい上品さを感じる優れた物です。


③「ポークソテー」
は、写真下部の少し濃い色の肉部分は味が濃く、上質の豚肉を感じます。
ポークソテーの醤油ベース・ソースと、添え物のレタスのドレッシングが相俟って、レタスが素晴らしく旨く感じます。

ここで、赤ワイン「メドック」のハーフを頼み、マリアージュを楽しました。
こんなにも美味しい豚肉を今まで味わった事が有っただろうか、最高の豚肉!!


ご主人にお会計の際に、創業明治38年以来大変な事は何でしたか? 
とお尋ねると、ご主人が仰るには、戦時中「焼夷弾」により焼け野原になり、再興後、火力は薪を頼り、手に入る食材だけにより料理を提供し続けた、と、祖母が申しておりました、と、ご教示頂きました、継続に感服させて頂きます。

やはり、伝統の替わらぬ味は拘りと共にこうやって継承されると、改めて思いました。

  • 看板 創業明治38年

  • 重厚な入口扉

  • 看板

  • 看板

  • 小さん師匠

  • 正月メニュー

  • 中瓶 キリン

  • 2階踊り場コレクション

  • 飾り

  • お通し

  • お飾り

  • ウースターソース

  • 海老コロッケ

  • 大倉陶園

  • 大倉陶園取り皿

  • 大倉陶園取り皿

  • カキフライ

  • カキフライ

  • 海老フライ断面

  • ポークソテー

  • ポークソテー

  • ポークソテー

  • 赤だし&ご飯

  • カキフライ

  • 赤ワイン メドック

  • 海老コロッケ

  • お新香

  • ほうじ茶

  • 大倉陶園コレクション

2018/01/12 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ