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夜の点数：4.5
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￥3,000～￥3,999 / 1人
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料理・味 4.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 3.0
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|CP 3.0
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|酒・ドリンク 3.5
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［ 料理・味4.0
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| サービス4.0
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| 酒・ドリンク3.5 ］
感動的な馬肉希少部位に出会う。
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馬ハツの刺身
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お通し
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馬ヒレのステーキ
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2020/08/19 更新
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ひさしぶりに川反の夜。
雨のせいか、人がほとんどいないすずらん通りを足早に歩き、まもなく日付が変わる時間帯、熊親爺さんのドアを探るように開けると店内にお客さんの姿はない。
カウンターに案内され、まずは生ビールをいただきメニューを眺める。
すずらん通りに移転した熊親爺さんにはおじゃましていなかった為、メニュー内容を覚えていなかったが、馬刺や焼き鳥が美味しかったことは鮮烈に覚えていた。
メニューは、串焼き、刺身、鍋料理などを中心に、その日のオススメをプラスしており、熊親爺さんと言ったら馬！というイメージ通り、昔いただいて感動した馬刺は健在だ。
自分の記憶の中では、人生初の馬デビューを飾った場所が熊親爺さんだったので今の馬好きな自分は熊親爺さんのおかげだと思っているくらいであり、しばらくおじゃまする機会に恵まれなくても大切なお店であったことは間違いではない。
ひさしぶりの来店なので、いきなりの馬には走らず、まずはコリッコリの食感で噛むほどに味が広がる新鮮なタコのぶつ切りから攻める。
そして串焼きのナンコツと豚トロをいただくが、よく見かける骨に少し肉が付いている三角のナンコツとは違い、食感と旨味両方しっかり感じれるものを提供していて、料理全体にこだわりを持っているということも感じとれる。
そして馬刺をいただこうとしたが、オススメとして書いていた『馬ヒレのステーキ』に興味を示したのでお願いしたのだが、これがすごく美味しい！
レアで焼かれた赤身の肉はアッサリとし、臭みはないが噛むとホンノリ甘さが出てくるなんとも言えない味で、外側を食した感じから推測するとウェルダンで焼くとモソモソした食感になるのでは？と思い聞いてみると、やはりレアでいただくのがベストだと教えてくれた。
そしてガーリックが効いて、濃厚かつ甘さと醤油の風味のバランスが絶妙なオリジナルステーキソースが最高だ。
ヒレが最高だったので、ハツの刺身も食して見たくなりお願いしたのだが、程よい歯ごたえに淡白ながら甘さも感じれる味に、また驚きを覚える。
お酒では、モンドセレクション金賞を受賞した九州の焼酎に熊親爺さんのラベルを貼ったというお酒があり、気になったのでいただいたが、これもまた美味しく、実に爽やかな焼酎に感動した。
この焼酎は九州でもほとんど出回っていないとのことで、秋田県で飲めるのは熊親爺さんだけなんだとか。
これほどまでに食材や酒にこだわりがあると、いろいろ話を伺いたくなり、たくさん会話させていただいた。
食材の取り扱い、お客さんに対する気配りにも、季節や時間帯、お客さんの体調などを常に考え味付けを変化させていることで、前と味が違うと言われることもあるらしいが、『お客さんの顔を見て、今最良の味で提供したい』ということも語っていたマスターの心が自分の求める理想と一致しているため、マスターの話に引き込まれる。
話ているうちに共通の知り合いもいたという事実もあり、ついつい自分の愚痴や相談まで話てしまい、味だけではない満足感もいただきました。
移転される前に10年、移転してから10年になり20年もの長い間お客さんの為に頑張ってこられたマスターに敬意を示し、濃い会話と美味しい料理、酒で最高に満足しました。
帰りは外まで見送っていただき、雨の中など気にならないくらいテンション高く帰り路につきました。
ごちそうさまでした。また必ず伺います。
大変ありがとうございました。