5回
2024/05 訪問
夕陽、潮風、波音。夏のはしりのハーモニー
毎年GW恒例のお楽しみ。
遅ればせながら「フレンチ百名店」に名を連ねた葉山の浜辺に建つ老舗レストラン。
私的には「フランス料理」というよりも「湘南創作料理」というイメージの方がしっくり来ます。
葉山 "レストラン ラ・マーレ"
過去レビューの繰り返しになりますが、コチラに来るのは天気の良い5月の夕暮れ時がオススメです。
次第に陽が翳る相模湾西方の江ノ島と、彼方に聳える富士山のシルエットを眺めながらいただくひと皿ひと皿は、1階のアラカルトでも2階のコースでも、夕陽、潮風、波音が織りなすハーモニーと相まって絶品料理へと昇華します。
今年も我が家は1階で各々自分好みのコースを仕立てながらワイガヤ楽しみます。
新玉ねぎポタージュスープを人数分注文した後は、2種お刺身(サワラとメジナ)サラダ、ブッラータチーズと柑橘類の生ハムサラダ、ウフマヨと茅ヶ崎ハム、湘南シラスの筍アヒージョ、、、
オススメ黒板と定番メニューを組み合わせ家族でシェア。
私のメインは名物のブイヤベース、妻は和牛のラザニア、子供は定番のハヤシライス。という事で今年も見事に締まりました。
客層は老若男女様々で、若いカップルから老夫婦、子連れファミリーから女子会まで、総ての世代と用途にマッチしてしまうのが当店の強みです。
海風に晒される立地ですので、施設の老朽化は否めませんし、人手不足も例外では無いようですが、私にとって思い出いっぱいの、変わらず色褪せない大切なレストランです。
GWに乾杯
バルコニーからの景色
ブッラータチーズと柑橘類と生ハムサラダ
2種お刺身サラダ(サワラとメジナ)
ウフマヨ自家製マヨと茅ヶ崎ハム
名物ブイヤベース
湘南シラスと筍アヒージョ
新玉ねぎポタージュスープ
ハヤシライス
和牛ラザニア
外観
カスタードプリン
フレンチフライ
2024/05/06 更新
2023/05 訪問
1階ブラッスリーのアラカルトに溢れる幸福
わざわざココを訪れるために遠出をしたくなる。葉山の浜辺にある1977年オープンのカジュアルな老舗フレンチレストラン。
葉山 "レストラン ラ・マーレ"
年間を通じて、五月晴れのGWが絶対的なオススメシーズン。
この季節のディナータイムは、海風がとても心地良く、海向こうの江の島の先に、優雅なシルエットで佇む富士山。その隣りにゆっくり沈みゆく真っ赤な夕陽が、この上なくロマンティックです。
今年はコース料理の2階のレストランフロアではなく、1階のカフェ&ブラッスリーを家族で予約。
夕陽が差し込む明るい店内。波と風の音色を聴きながら、スタッフ達の気さくでフレンドリーなサービスがとても好印象。
先ずは乾杯。
夕刻の浜辺のブラッスリーには間違いなくハートランドの生ビールが似合う。
さて、黒板にある本日のオススメを中心に、最適なオリジナルコースを組み立てましょう。
前菜ひと皿目のサラダは、
"いちご、生ハム、ブッラータチーズのサラダ"
この上なく相性の良い食材三兄弟。エレガントな盛り付けに心躍る。
前菜ふた皿目、地元魚介のカルパッチョは外せない。
"サワラとマコガレイの盛合せ"
それぞれ単品メニューですが「盛合せ」できるのが嬉しい。
皮目を炙ったサワラと鮮度抜群のマコガレイのコンビが最良。
スープは、
"新玉ねぎのポタージュ"
ほっとする美味しさ。名称に「新」とか「初」がつく食材を使った料理はやはり外しません。
そして家族でシェアして色々食べられるのもアラカルトならではの魅力。
"ソフトシェルシュリンプのフリット"
殻ごと食べられる海老にレモンを絞ってつまみます。
"アワビつぶ貝のエスカルゴ風オーブン焼き"
アワビ並に美味な「裳裾貝」をエスカルゴ仕立てにした可愛らしいひと品。
気付くと夕陽は沈み、夜空には星の瞬きと波の音。
潮の香と美味しい料理と家族同士の陽気な会話には、イタリアのキャンティが似合います。
パスタは当店名物"ペスカトーレ"
アサリ、アカエビ、イカなどの魚介類エキスたっぷりの漁師風トマトソーススパゲッティ。無茶苦茶美味しい。
メインは"松坂豚のグリエ"
滅多にお目にかかることのない「松坂豚」のグリルにアメリケーヌソース特有の甲殻類のエッセンス。少し火が入りすぎなのはご愛嬌。
食後のドルチェとコーヒーもしっかりと。
伝統的なフレンチとは一線を画す、地元相模湾の魚介と旬の三浦野菜をふんだんに取り入れた肩肘張らない気軽で自由なレストラン。
店内満席御礼かつアラカルト注文にも関わらず、サービス提供が極めて早いのも高評価。
また来年、五月晴れのよき日に。
外観
店内から夕陽&江ノ島そして富士山
サワラ&マコガレイのカルパッチョ
いちご、生ハム、ブッラータチーズ
新玉ねぎのポタージュ
アワビつぶ貝のエスカルゴ風
ソフトシェルシュリンプのフリット
ペスカトーレ
松坂豚のグリエ
ハートランド生
ショートケーキ
2024/05/04 更新
2017/05 訪問
皆が自然と笑顔になる 景色と料理とサービスと
やっぱり大好きです。この浜辺のレストラン。
特にこの季節のディナータイムは素晴らしい。
葉山 "レストラン ラ・マーレ"
1977年創業の歴史あるレストラン。初代総料理長はKIHACHIの熊谷喜八氏。
現在の総料理長は3代目。3年ほど前に代ったとのことです。
天気も良く澄んだ空気で、3Fのバルコニーから夕陽の沈む江ノ島はもちろん、その向こうに見える富士山もビューティフル。
まずはシャンパンを注文。
"ボーモン デ クレイエール"
辛口シャンパーニュ。ストローイエローの繊細に立ち上がる泡。ピノ・ムニエの果実味をシャルドネとピノ・ノワールが、分厚い骨格で支えます。
お料理は今回も、"ラ・マーレ コース" 8000円
先付け "桜海老のブルスケッタ"
旬の桜海老が綺麗に並ぶ。手で摘んでパクりと。この後の料理への期待に胸が膨らむ。
冷前菜 "金目鯛の炙りカルパッチョ"
湘南国際村にあるラ・マーレファームで栽培された無農薬春野菜と。
ペースト状にしたそら豆をふんわり固めるなど、前菜ながら実に凝っています。
温前菜 "蛤の燻製バター焼き"
見た目に楽しい初体験料理。パイ生地で蓋をされた蛤を自ら開くと燻された良い香りの蛤とプチトマトが♪
蛤だからこその玉手箱のようなユニークな一皿。
スープ "天使海老とホワイトアスパラのスープ仕立"
プリプリっとした海老、シャキシャキっとしたホワイトアスパラ、味噌の詰まった頭もカリカリで美味。
魚料理 "ヒラメの蒸焼き 海老とアスパラのソース"
フワフワに蒸されたヒラメをパリパリの骨のフリットと共にいただきます。
こちらも歯応えのギャップも愉しめました。
肉料理 "鴨のロティ マデラソース"
メインは牛肉か鴨肉をチョイスできますが、今回は鴨を。スーパーフード"キヌア"がマデラソースに絡ませてあるなど、やはり一捻りあります。
デザート "オリジナルスイーツ盛合せ"
美味しいプリンは熊谷喜八氏から受け継いだKIHACHIオリジナルのレシピとのこと。
とても感じ良くフレンドリーなスタッフさんのアドバイスで合わせたワインは、いずれも有機栽培ビオディナミ製法の白と赤。
"ドメーヌ フアシェ サンセール レ ロマン2014"
黄金色の白。ソービニオンブランのミネラル感豊富な、可愛らしい味わい。
魚介系の料理にベストマッチでした。
"ドメーヌ レシュノー モレサンド二2014"
鮮やかなルビー色のブルゴーニュ。
レシュノーらしい果実味たっぷりなバランス良い味わい。
大満足。アットホームな雰囲気に自然と会話が弾み、皆が笑顔になる至福のひと時。
東京からココを目的に遠出する数少ない価値のあるレストラン。
また来ます。
外観
金目鯛の炙りカルパッチョ
桜海老のブルスケッタ
蛤燻製バター焼(オープン前)
蛤燻製バター焼(オープン後)
天使海老とホワイトアスパラガスのスープ仕立て
ヒラメ蒸焼 海老とアスパラソース
鴨のロティ マデラソース
泡、赤、白
デザート盛り
夕陽と江ノ島と富士山
夕暮と江ノ島と富士山
外観
2018/02/18 更新
2016/05 訪問
全ての世代に愛されるサザンのような、、
1977年オープンの葉山の名店。今年2016年3月にリニューアルオープンして素晴らしく生まれ変わったこちら、
葉山 "レストラン ラ・マーレ"
サザンオールスターズ「鎌倉物語」の歌詞に登場する"日影茶屋"系列店。旧名"ラ・マーレ・ド・チャヤ"として地元で親しまれ続けるフレンチレストラン。
相模湾の浜辺に佇む白亜の洋館。「海辺」ではなく「浜辺」がポイント、海が近い!
以前と比べ外観はほとんど変わらないものの、内装とソフト面は時代に合わせて大きく進化しています。
2階のコース料理フロアを予約して訪問。
陽光差し込む明るい店内。スタッフ達の気さくでフレンドリーなサービスがとても好印象。
更にバルコニー越しの海と夕日が最高のBGV!海の彼方に臨むは富士山!もちろん風と波音を直に感じるバルコニー席で食事もできます!
"ラ・マーレコース" 8000円
いつもフレンチの場合はシャンパンスタート派ですが、五月晴れした夕刻の浜辺には間違いなくビールが似合うw、その後はしっかり、白→赤と♪
伝統的なフレンチとは一線を画す、地元相模湾の魚介と旬の鎌倉野菜をふんだんに取り入れた肩肘張らない気軽なコース料理。
ポーションが進むにつれ夕日が沈み、夜の帳が下りると星空の下に聴こえる波音、、そして各テーブルの談笑。
お店のホームページにある
「気楽な雰囲気で、おいしくて心地よく、優雅で楽しい時間を過ごす。このことに徹底的にこだわったお店です。」という言葉通りのレストラン。正にその言葉に嘘偽り無し!
ラストのデザートは10種類以上あるスイーツから好きなだけチョイスできる嬉しいスタイル。会計を済ませた後の温かいお見送り。
このレストランに流れるひとときは本当に素敵で最後まで愉しい。
20代〜のプロポーズ世代?から70代〜の金婚式世代?まで全ての世代の男女にオススメできる「万人に愛される」レストランです。
そう、まるでサザンオールスターズのような(^^)
金目鯛の炙りカルパッチョ 焼きそら豆とケッパーソース
外観
牛フィレ肉のグリルと春野菜のフリット
ホワイトアスパラのボッシェ
ヒラメのグリルと帆立のカネロニ
グリーンピースのポタージュ
前菜
パンの盛り合わせ
デザート
バルコニー越しの日の入り
外観
2023/05/07 更新
GWは恒例の浜辺のレストランへ。今年は身内8人でやってきました。5回目のレビュー。
葉山 "レストラン ラ・マーレ"
今年は早めの前半戦4月末の訪問。残念ながらあいにくの曇り空で、いつもの江ノ島越しの素晴らしい夕陽と富士山は拝めずでしたが、その分、景色ではなくメニューを眺め、1階のカフェ&ブラッスリーのアラカルトで食べまくり!
酒は、泡→生→白→赤と合わせます。
先ずはスターター。
●ピクルス
スタートに最適。三浦野菜の金時人参が良い。
●名物2種お刺身サラダ
本日は鯵と鰹です。新鮮で美味し。
●シーザーサラダ
グリルされたロメインレタスのシーザーは定番メニュー。
続いて冷製料理
●佐島メジマグロのポキ
ハワイ料理のポキ。見た目が可愛い。卵黄とアボカドと共によく混ぜて。
●三崎マグロの特製ツナマヨ
ゴロゴロとツナの身が大きくて食べ応えあります。バケット付き。
●ウフマヨイカ墨マヨネーズ
なんじゃこりゃ〜。横須賀の岩沢ポートリー「姫様のたまご」を使用。イカ墨とマヨの不思議な組合せがハマります。
続けて温製料理
●フレンチフライ(プレーン)
鉄板のアテ。ハートランド生のお供に。
●ガーリックトースト
美味しい!カリっと焼けたバケットが程よく柔らか。
●佐島しこいわしの唐揚げ
「しこいわし」とは「かたくちいわし」のこと。つまり「アンチョビ」。美味しい。トレッビアーノの白にバッチリ合いました。
●ホタルイカのアヒージョ
毎年オーダーしてしまう春の定番。春キャベツとの相性良し。
●サザエガーリックバター焼き
ガーリックがバッチリ効いて美味い。佐島産サザエの身もたっぷり。
そしてメインは、
●ラマーレ特製ハヤシライス
ここに来たら外せない逸品。
●天使海老ペスカトーレ
名物。濃厚な魚介出汁が効いたパスタは優勝です。
●ペンネアラビアータ
本日は三崎マグロを使用。程よい辛味の効いたトマトソースが抜群。
●クラシックチーズバーガー
シンプルイズベストなチーズバーガー。たぶんランチタイムに海際のバルコニー席でビールと食べたら最高でしょう。
そしてフィナーレのデザートへ。
●アフォガード
●バスクチーズケーキ
●ショートケーキ
●イチゴとピスタチオのムース
仲良くシェアしましたが、どれも美味しい。総て完璧。
昨年心配していたスタッフ不足も解消されているようで、料理の提供スピードも早く、遜色ありません。
抜群の雰囲気と美味しい料理。
皆の笑顔がいつもより多く感じる。これまでもこれからも大好きなレストラン。