7回
2025/05 訪問
祝!「イタリアンEAST百名店」選出
素晴らしいので6回目のレビュー。
いよいよ「百名店」の仲間入り。
少なくとも季節毎に訪れて変化と進化を感じたいイタリアン。
横浜 "Ristorante Crocifisso"
新進気鋭のシェフの洗練された料理と、オーナーソムリエの確かなワインセレクト、そしてサーヴィススタッフの笑顔とホスピタリティの三本柱がしっかりと噛み合った実力店。
本日は、伊プーリア州の自宅でオリーブオイルを自家生産するどころか、自食用の豚を飼育している食通なイタリアの友人とのランチ会食で利用。
予約はお気に入りの「パスタ2種& Wメインのフルコース」6600円。
いつも通り総ての皿が美しく美味ですが、私は特に、繊細ながら濃厚な味わいの「イカ墨のトンナレッリ」と、魚料理の皮目パリッと身はふんわり仕上がった「アオダイのソテー」が良かったです。
ワインのペアリングも相変わらず完璧で、昼から5グラス?いや6グラス?美味しくいただきました。
もちろん、友人も(イタリア人が「美味しい」を表す仕草)親指で頬を撫でながら「buono♡」を連発。特に前菜の2年熟成メークイン「ラザニア」と、自家製パン、そして、食後酒でいただいた「バンペイユのチェッロ」、さらにドルチェの「パンナコッタ」が大いに気に入ったようです。
今回もしっかり素晴らしいひと時。
今月、菊名駅チカに大衆イタリアンの新店舗「Kiccuna Fresca キックーナフレスカ」もオープンされるそうですので、そちらにも期待。
2025/05/25 更新
2025/04 訪問
本日も素晴らしいひと時でした
5回目のレビュー。
決してハズすことのないレストランですので今回も大切な記念日に利用しました。
いつも通りの心地良い温かいお出迎えに気分がアガります。
横浜 "Ristorante Crocifisso"
本日は当店のスペシャリテをいただくため、"スペシャルランチコース" を予約。
ワインセレクトはいつも通り、信頼のおけるソムリエ任せのペアリング「5グラス」をお願いしました。
●アミューズ
本日は淡路産新玉ねぎのパンナコッタから。可愛らしくて甘くて美味しい。
安定感抜群のロンバルディアのフランチャコルタ「モンテロッサ」で乾杯。
●前菜盛合せ
鰯のベッカフィーコと美桜鶏のホロジェッツという、シチリア料理の定番を堪能できる前菜。
もちろんシチリア州のグリッロとの相性も抜群。
●手打ちパスタ①
桜海老が芳るタリオリーニと旬の蛍烏賊のラグーが絡まる春らしいひと皿。プティヴェールがアクセント。
烏賊のワタに負けないトスカーナ州のしっかりしたシャルドネがばっちり合います。
●手打ちパスタ②
鳥の巣のようなカダイフフリットに乗せた生ハムと、「そら豆」の形をした「そら豆」のラヴィオリという、なんとも遊び心溢れるひと皿。ペコリーノチーズが冴えます。
プーリア州の土着ぶどう6品種の赤に合わせて。
●スペシャリテ
本日のお目当て。シチリア本店のスペシャリテ「タコの燻製」。バランスよく燻製香を纏った柔らかな明石蛸が堪りません。
合わせるのはピエモンテ州のミネラルと柑橘を感じる自然派の白です。
●肉料理
ワインの搾りかすの飼料で育った「甲州ワインビーフ」ヒレ肉のロースト。もちろん最高。
紳士的なネクタイ図柄のラベルをつけた、濃厚なトスカーナ州のモンテプルチアーノが抜群でした。
●デザート
発酵イチゴのエスプーマ「エトナ火山仕立て」とピスタチオのジェラート。手間のかかったドルチェですが、あっという間に口内に消えてシェフに申し訳ないw
サービスの自家製「オレンジチェッロ」と記念プレートも最高でした。
加えて、本日は焦がし小麦のパンをはじめ、自家製パンが3種とも美味しかった。
昼間から飲み過ぎましたが大満足♡
季節毎の記念日に訪れたいレストランです。
2025/04/22 更新
2025/02 訪問
いつも明るく美味しく楽しく嬉しい
4回目のレビュー。安定感抜群のリストランテ。今回も家族の誕生会でランチ利用。
横浜 "Ristorante Crocifisso"
温かい笑顔でのお出迎えが嬉しい。コスパ抜群のお気に入りコースを予約。
"パスタ2種&Wメインのフルコース(ファーストドリンク付き) " 6600円
本日も全ての皿が美しく美味しくいただきましたが、特に、前菜の太刀魚のテリーヌと白身魚と菜の花のリングイネが美味しかったです。
メインは初食の蝦夷鹿肉の希少部位シキンボのロースト。獣臭皆無で柔らかくてイケます。
ワインの組合せはお任せで、、
泡はモンテロッサのフランチャコルタ。
白はヴェネツィアのオルネッラ ベッリア。
赤はシチリアのエトナ ロッソ。
というマリアージュでした。
また、食後酒でご提供いただいた3種(メロン、洋梨、バジリコ)の自家製チェッロの飲み比べがこの上なく楽しく嬉しい。バジリコチェッロ美味かった。
相変わらずサービスのアニバーサリープレートも素敵だし、2025年も記念日利用のリストランテはこちらで確定です。
2025/02/09 更新
2024/12 訪問
今年出会った中で最高のリストランテ
2024年の嬉しい出来事のひとつは、こちらのリストランテに出会えた事です。
横浜 "Ristorante Crocifisso(リストランテ クローチフィッソ)
今回も温かく素晴らしいおもてなしに心から感謝。
"パスタ2種&Wメインのフルコース(ファーストドリンク付)" 6600円
厳選素材と確かな技術、色彩と味わい、ホスピタリティ溢れるサービス、そして感動を、この価格で提供いただけるとは脱帽です。
アミューズのシチリア産ピスタチオのプリンから、美しい前菜3種プレートへ。
コース序章から下川原シェフの世界に惹き込まれます。
続いてパスタ2種。
●イカ墨のタリオリーニ
旬の濃厚な白子と九条葱、そしてソースのコンビネーションが素晴らしく美味しい。おかわりしたい気持ちをグッと我慢。
●カヴァテッリのボロネーゼ
自家製のもっちりカヴァテッリ。定番のボロネーゼにカボチャとレンコンの技ありアレンジ。美味しい。
そしてWメイン。
●魚料理
本日は五島列島の高級魚「クエ」のソテー。繊細な白身の旨味にキクイモと金柑のソースの緩急がお見事。
●肉料理
本日は黒毛和牛ヒレ。上質な肉質と旨味でいう事無し。銀河系をイメージさせる柘榴を使った盛り付けも素敵。
そして今回もオーナーソムリエによる厳選イタリアワインの「ペアリング5グラス」をお願いしました。
コースに含まれる乾杯の泡(フランチャコルタ)と、サプライズサービスの自家製ライムチェッロを加えると7グラス!
産地やワイナリー、製法の説明を伺っていると、イタリアを旅している気分になり、愉しくて昼からついつい飲んでしまいます。
●デザート&カフェ
カカオニブを散りばめた苺のティラミス。これも美味過ぎました。
同タイミングで「2024お疲れ様プレート」の追加サプライズ。最高。
来年も「何とか記念日」を理由に通います。
前菜の盛合せ
イカ墨のタリオリーニ 白子と九条葱
カヴァテッリ ボロネーゼ
黒毛和牛ヒレのロースト ざくろ風味のバルサミコ
クエのソテー トビナンプールと金柑のソース
ピスタチオのプディーノ
苺のティラミス
フランチャコルタ モンテロッサ
ソーヴィニヨン D.O.C. フリウリ・グラ―ヴェ
マラミエーロ プンタ・ディ・コーレ
サンフィリッポ ブルネッロディモンタルチーノ
ハンブレ グレケット
ブラガーニャ カベルネソーヴィニオン
自家製ライムチェッロ
お疲れ様プレート2024
2025/02/08 更新
2024/11 訪問
サプライズとホスピタリティが満載
洗練さの中にイタリアらしい人懐っこい温もりを感じるリストランテ。誕生パーティーで再訪。
横浜 "Crocifisso(クローチフィッソ)"
この度もお出迎えからお見送りまで、素晴らしいサプライズとホスピタリティが満載。
参加者全員が自然と笑顔に包まれる幸福な時間になりました。
"シチリア本店スペシャリテのタコの燻製コース全7皿" 7500円を予約。
FERRARI泡で乾杯の後は、ワインのチョイスをコース料理に合わせてソムリエにお任せ。
シチリアの白→フリウリの白→シチリアの赤→カンパニアの赤と、完璧なマリアージュ。
可愛らしいアミューズと季節の前菜の後は手打ちパスタ2種。
●タリヤン
スライスした松茸をふんだんに使用したアーリオオーリオ。すだちのパン粉もたっぷりかかって美味。
●カヴァテッリ
イタリア風煮込みうどん的な「パスタ エ ファジョーリ」。スペック(燻製生ハム)がアクセントで美味。
楽しみにしていた「タコの燻製」が期待通りの逸品。
茹で→蒸し→燻製という手間のかかった工程を経て仕上がった明石蛸は、プリっとした柔らか食感にほんのり燻香が堪らない。
メインの松坂ポークのロース肉ローストも抜群の火入れで、内部はシットリ表面だけカリッと焼いた加減が肉の旨味を最大限に引き出していて申し分なし。
デザートのタイミングでサプライズ。イタリア定番の食後酒「レモンチェッロ」ならぬ、自家製「メロンチェッロ」をご提供いただき感激。
サービスのアニバーサリープレートもキュート&ゴージャスで大喜び。素晴らしいお祝い会になりました。
正に、ここを訪れるために横浜まで来る価値のあるリストランテです。
2024/11/18 更新
2024/05 訪問
繊細で優美。洗練されたイタリアンに感動
料理が運ばれる度に心が踊り、次の皿への期待に胸が膨らむ感動的なレストランでした。
横浜 "Crocifisso(クローチフィッソ)"
隈研吾氏デザインのデリス横浜ビル最上階。シチリアの街並みを想起させる白色に統一された店内。
"ディナーWメインフルコース"を個室予約。
料理はもちろんのこと、予約時の対応に始まり、当日のサービス、料理やワインの説明、見送りにいたるまで、ソムリエとホール男性のフレンドリーでホスピタリティ溢れる対応も素晴らしかったです。
フランチャコルタの泡(モンテロッサ)で乾杯しコース開始。
この後のワインはソムリエのペアリングにお任せとします。
●アミューズ
卵殻の器に盛られた新玉葱の可愛らしいパンナコッタ。遊び心と確かな味に期待が膨らみます。
加えて、可愛らしいフィンガーフード「飴細工仕立てのカプレーゼ」と「ピスタチオのカンノーリ」をサービスいただき、今夜の店選びが正解だったことを確信。
●前菜①
桜鱒のカルピオーネ。まるでベネチアングラスのような色鮮やかな発色の盛り付け。南蛮漬け的な風味とパリパリ食感が口内と鼻腔を悦ばせます。
▶︎アルトゥメス ビアンコ(トレッビアーノ種)
爽やかなトスカーナ州の白で爽やかにペアリングスタート。
●前菜②
牛テールと香味野菜煮込み。ローマの伝統的なテール肉トマト煮込み料理を、シェフの感性で都会的に昇華させたひと皿。今回のコースの中で私のイチオシメニュー。ホロホロに煮込まれたテール肉とトマトオイルがペコリーノチーズと相まって抜群に美味しい。
▶︎フェウドモントーニ(ネロダーヴォラ種)
シチリアを代表する赤ワイン。ブルゴーニュを彷彿とさせるベリー系のアロマが見事にマッチ。
●パスタ①
レモン風味のパン粉がパウダーされたイカ墨を練り込んだ平打ちトンナレッリ。クリーミィな味わいに、ぷっくりとしたハマグリの食感と旨味、たらの芽のアクセントが愉しい。
▶︎フェウディスパーダ マドンナ(シャルドネ種)
白ワインですが常温での提供。とても珍しく感じましたが、なるほど、イカ墨やハマグリの力強い味わいにしっかり合います。
●パスタ②
イタリア産黒トリュフの芳醇な香りが湧き立つ、仔牛肉詰めの贅沢なアニョロッティ。ヤングコーンの食感を加える所にシェフのセンスが光ります。
▶︎ アルドリゲッティ(コルヴィーナ ヴェロネーゼ種)
ヴェネト州の赤。私の知識が浅く、この地方では白が中心かと思っていましたが、意表をついた一杯でした。
●魚料理
皮目パリっと芳ばしく、身はシットリと焼き上げた肉厚の鯒(こち)のロースト。円形に盛り付けられた美しいひと皿。ホワイトとグリーンの2種のアスパラガスとオレンジのザバイオーネが熟成された魚脂をさっぱりとひき立てます。
▶︎ エリオ・フィリッピーノ バルバレスコ2018(ネッビオーロ種)
抜栓して5日目とのことで、しっかり開いていてバルバレスコらしい貫禄の一杯。
●肉料理
ラムのロースト。提供前にラギュオール、藤次郎、龍泉ジャパンの三種類から客好みのステーキナイフを選ばせるというユニークな余興。私は藤次郎を選択しました。
ピンク色の肉断面を上向きに、トロけたラグザーノチーズに乗った柔かな仔羊のモモ肉にスッとナイフが入ります。肉煮汁(ジュ)で旨味を加えたラムは絶妙な火入れ加減で特有の獣臭は皆無。とても美味しい。
▶︎ フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ(シリカ種)
初めて飲むシリカ種?という赤。スパイシーで力強いシラー種とDNAが同じという説明で納得。ペアリングは新たな発見が愉しい。
●デザート
アマゾン産カカオマスのユニークな蜂の巣形状のクッキーが乗ったマンゴーシャーベットとパッションフルーツのムースでしっかりと口直し。
適時サーブされたパンも個性豊かで美味しい。
エスプレッソのダブルと小菓子でフィニッシュ。
満腹、大満足。素晴らしいコース料理に家族の会話も弾みました。
良い意味でサプライズの多いレストランでしたが、帰り際にご挨拶いただいたシェフがWEBで拝見するよりお若くて更に驚きました。
新進気鋭のシェフによるこれからの進化と深化が大いに楽しみなレストランです。
次の記念日に再訪します。
前菜①
前菜②
メイン①魚料理
メイン②肉料理
アミューズ
パスタ①
パスタ②
サービス①カプレーゼ
サービス②カンノーリ
ドルチェ
エスプレッソと小菓子
ステーキナイフをチョイス
隈研吾氏デザインのデリス横浜ビル
2024/05/14 更新
気がつけば7回目のレビュー。
ここを訪れるためだけに横浜に向かう。そんな価値のあるリストランテ。
この度も記念日にランチコースを予約して伺いました。
横浜 "Ristorante Crocifisso"
いつもフレンドリーなお出迎えからお見送りまで気持ち良く、リラックスできる雰囲気が良い。本日も素晴らしいひと時でした。
"Speciale ランチコース" 9900円
乾杯は「泡」のレティツィア クラッシコで。繊細な泡立ちの良い黄金色が祝いの席にピッタリ。
提供される全ての皿が繊細で美しく、この上なく美味しいイタリアンでしたが、今回その中でも特に良かったのが、パスタ②のヤングコーンの食感が愉しいポルチーニのアニョロッティ。サマートリュフが効いてます。
そして、メイン①の魚料理として特別にご提供いただいた、「クエ」。9日間熟成させたという山口県産のクエの火入れと旨味が抜群で、オクラとガスパチョのソースと合わせれば極上のひと皿でした。
もちろん、メイン②の藁焼き香を纏った甲州ワインビーフのローストについても肉質も旨味も申し分無しです。
いつも通り、ワインは皿毎にペアリング6杯を堪能しました。
さらに食後酒として、季節毎のお楽しみの自家製「チェッロ」。今回はお初となる愛媛県の弓削瓢柑(文旦)の上品な柑橘味に山椒を効かせた技アリの一杯が素晴らしかったです。
キッチンとフロアが一体となった素晴らしい料理とワインとサーヴィス。
いつも感動をありがとうございます♡