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2025/09訪問
1回
堂島浜の新ダイビル2Fにある「黒杉」さんで、四季折々の食材を堪能するおまかせコースをいただきました。カウンター越しに丁寧な仕事ぶりを眺めながら、旬の味わいを一品ずつ楽しめる贅沢な時間です。 この日は、まず付出しから始まり、お造り2種が続きます。鮮度抜群の魚介は香り立つような旨味で、最初から心を掴まれました。さらに印象的だったのが「うなぎのクリカラ焼」。皮目は香ばしく、身はふっくらジューシーで、添えられた薬味と一緒にいただくと旨味が一層際立ちます。白髪ねぎとの相性も抜群で、お酒が進む味わいでした。 続く焼き物では、丸ごと一尾を香ばしく焼き上げた鮎が登場。外はパリッと、中はしっとり柔らかで、骨まで美味しくいただけます。季節の小鉢や蒸し物も3〜4種ほど供され、それぞれが繊細な味付けで、旬を大切にしたお店のこだわりを感じました。 握りは10貫。素材の良さはもちろん、一貫ごとに合わせたシャリ加減や温度、わずかな薬味の効かせ方まで計算し尽くされていて、食べ進めるたびに新しい驚きがあります。最後は出汁の効いた玉子とみそ汁、そして瑞々しい果物で締めくくり。コース全体を通して、四季を映すような構成と職人技が光ります。
2025/08訪問
1回
阪急三番街の地下、行列の絶えない人気うどん店「兎麦」さんでカレーうどん定食をいただきました。今回はとり天をトッピング。 まず目を引くのは、粘度のあるルウのようなカレー出汁。スパイス感はしっかりありながらも辛すぎず、和風の旨みがしっかり効いていて、ご飯との相性も抜群。カレーライスとして食べても成立するほどの濃厚さです。 うどんは程よい太さのもっちりタイプ。カレーの熱々スープに負けないコシがあり、最後までのびずに美味しくいただけました。トッピングのとり天は揚げたてサクサク。衣にスープを浸して食べると、ジューシーな鶏肉とカレー出汁が相まって、まさに至福の一口です。 さらに生卵が添えられているのも嬉しいポイント。卵かけご飯だけで食べるか、カレールーをかけて食べるのか悩みながら、結局、どちらも堪能。まろやかさが加わって一気に味変。最後まで飽きずに楽しめます。定食には香の物とご飯も付くので、ボリューム的にも大満足。 梅田で買い物や仕事の合間に、ガツンと食べたいときにぴったりの一杯。特にカレー好き、うどん好きにはぜひ試していただきたいお店です。 店内は全席禁煙で、カウンター席とテーブル席があり、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができます。家族連れや一人での利用、友人同士など、さまざまなシーンで利用しやすい設計となっています。  特徴は、厳選した小麦粉とミネラル分豊富な塩を使用した自家製麺です。その日の分だけを打ち、茹でたてを提供することで、つるつるの喉ごしともっちりした食感を実現しています。また、ダシには上質の鰹節と昆布を使用し、しっかりと時間をかけて旨味を引き出しています。これらのこだわりが、深い味わいのうどんを生み出しています。   メニューの中でも特に人気なのが「全部入りぶっかけ」です。これは、兎麦の全てが詰まっているぶっかけうどんで、初めての来店で何を頼めば良いか迷った際にはおすすめの一品です。また、牛乳を使ったマイルドな味わいが特徴の「えび天カレーうどん」や、名物うどんと本気のとり天丼の相性が抜群な「とり天丼定食」もファンが多いメニューです。  こだわり抜いた自家製麺とダシで、多くの人々に愛されるうどん店です。
2025/09訪問
3回
「京御膳」をいただいてきました。名物は何といっても「すっぽん雑炊」。蓋を開けると立ちのぼる豊かな香り、ふんわりと溶け込んだ卵の中にすっぽんの旨みが染みわたり、ひと口いただけば身体の芯から滋養が広がるような感覚に包まれます。 御膳には季節の小鉢がずらり。茄子の炊き合わせは出汁がやさしく染みており、温泉卵はとろりとした黄身が朝の胃にじんわり。湯葉のお造りは滑らかで、上にちょこんとのった山葵が良いアクセントになっていました。鮭と鴨の焼物は脂のりも良く、品よく添えられた茗荷が爽やかさを添えています。小松菜のお浸しや胡麻和えなど青菜の一皿もあり、栄養バランス抜群。 器や盛り付けも見目麗しく、透明感のあるガラス鉢に盛られた湯葉や、朱塗りのお椀に収まった豆腐など、ひとつひとつがまるで小さな美術品のよう。 京都の老舗「美濃吉」が手掛けるホテル内の一軒。
2025/10訪問
1回
万博会場内で立ち寄れる「つくもうどん EXPRESS」さんにて「とろ玉肉うどん(冷)」をいただきました。 まず目を引くのは器。波模様がダイナミックに描かれた丼に盛られていて、食べる前からちょっとした特別感があります。冷たいうどんの上には甘辛く炊かれた牛肉、たっぷりのとろろ、さらに温泉玉子がトッピングされ、見た目にも食欲をそそる一杯です。 麺は讃岐系のしっかりした太さながら、コシが強すぎず程よい弾力で食べやすいタイプ。冷水でキュッと締められていて、噛むほどに小麦の風味を感じます。そこにとろろのまろやかさと温玉のとろみが絡み、ツルツルと喉越しよく箸が進みました。牛肉は甘めの味付けで、玉ねぎと一緒に煮込まれているので旨味がしっかり。冷たい麺とのコントラストが面白く、食感も味わいも最後まで飽きません。 薬味のネギを混ぜるとさっぱり感が加わり、途中からは全体を豪快に混ぜて“ぶっかけ風”にして楽しむのがおすすめ。出汁は関西らしい甘みのある味で、冷やしうどんでもしっかり存在感がありました。 万博会場内ということもあって、注文までは並ぶものの、その後の回転は早い。さっと食べられるのに満足感はしっかりあり、暑い日でも冷たいうどんでリフレッシュできます。
2025/10訪問
1回
大阪・梅田のグランフロントにある【揚八】さんで「旬菜コース」をいただきました。串揚げといえば気取らず楽しめる料理という印象ですが、こちらのお店はひと手間加えた創作スタイル。上品さと遊び心が同居する一串にワクワク感が止まりません。 スタートは、ちりめん山椒ご飯や赤出汁、野菜スティックと味噌ダレ。キャベツをパリッと齧ると食欲が増して、これから続く串揚げへの良い助走に。薬味やソースも数種類用意されていて、同じ揚げ物でも組み合わせ次第で味が広がるのが楽しいポイントです。 この日の串は、海老、牛肉、旬野菜のほか、チーズや変わり種までバラエティ豊か。衣はサクサクで軽やか、油切れもよく重さを感じさせません。特に印象的だったのは大ぶりの海老と長いアスパラ。海老は頭までカリッと揚げられ、香ばしさと甘みが凝縮。アスパラはシャキッとした食感を残しつつ、中の瑞々しさが際立ちました。ソースやタルタルを絡めても美味しいのですが、まずは塩で素材の味を楽しむのがおすすめです。 〆のデザートはベリーのシャーベットでさっぱり。最後までバランスよくコースが組まれている印象でした。 串揚げはお酒との相性も抜群。ワインやビールはもちろん、日本酒とも意外に合うのが新しい発見。揚げ物なのに胃もたれしないのも大きな魅力です。 入り口近くのカウンター席なら一本ずつ揚げたてを目の前に出していただけるので、ライブ感を楽しむのもおすすめ。
2025/10訪問
1回
インターコンチネンタル大阪の20階「NOKA Roast & Grill」でいただくモーニングブッフェ。 朝の光が差し込む開放的な空間で、贅沢な一日の始まりを迎えられるのが魅力です。 冷菜コーナーには、生ハムやサラミ、スモークサーモンなどシャルキュトリーが並び、シンプルながら上質な素材の旨みをしっかりと堪能できます。サラダも新鮮で、グリーンジュースと合わせると気分までリフレッシュ。パンはクロワッサンや小ぶりのロールが用意され、焼き立てならではの香ばしさが朝食をより特別なものにしてくれます。 ホットミールはソーセージやベーコンの定番に加え、オーダー制の卵料理も楽しみのひとつ。今回は具だくさんのオムレツをお願いしましたが、ふんわり仕上がりながら食べ応えがあり、野菜の旨みと相まって満足度の高い一皿でした。 品数は豊富ながら、一品一品がしっかり丁寧に仕上げられているのが印象的。ホテルならではの安心感とラグジュアリーな雰囲気で、旅行や記念日の朝にぜひ利用したくなるブッフェでした。
2025/09訪問
1回
彩り鮮やかなサラダから始まる「ジョリー ブラッスリー」の3品コースランチ。 まず運ばれてきたのは、野菜の旨みをしっかり感じられる一皿。ラディッシュやアボカド、花形にカットされた野菜がアクセントになっていて、目にも楽しく、ドレッシングとの相性も良好。添えられたパンも外はパリッと香ばしく、中はふんわりで、つい手が伸びます。 メインは皮目をカリッと焼き上げた白身魚に、ムール貝を合わせた一皿。魚の香ばしさとソースのコクが合わさり、旨みが口いっぱいに広がります。ホテルダイニングならではの上品な仕立てで、見た目の美しさも印象的でした。 デザートにはフレッシュフルーツを盛り合わせ、食後はコーヒーで締めくくり。メロンやキウイ、ベリーの甘酸っぱさが食後の口直しにぴったりで、軽やかにコースを終えられるのが嬉しいところです。 29階からの眺望も特別感があり、非日常を感じられるランチタイムに。ちょっと贅沢したい日に訪れたい、洗練された空間と料理が揃ったお店でした。
2025/09訪問
1回
鮨処 音羽 ルクアイーレ店さんでの夕食。今回は「ききょう(握り盛り合わせ)」と焼き魚をいただきました。 黒い器に並ぶ握りは、見た目にも華やかで、まず目で楽しませてくれます。艶やかな海老、濃厚な雲丹、キラリと光る光り物まで、バランス良く揃った王道の江戸前寿司といった印象。いくらのプチプチ感や数の子の歯ごたえは食感のアクセントになり、口に入れた瞬間に海の香りがふわっと広がります。鮪の鉄火巻きも鮮度がよく、シャリとの一体感が心地よい。ガリは甘すぎず酸味がほどよく、次のひと口をさらに楽しませてくれる存在でした。 焼き魚は、皮は香ばしくパリッと焼かれており、中はふっくらとジューシー。脂ののった身にレモンを軽く絞れば、さっぱりとした酸味が加わり、旨みが一層引き立ちます。付け合わせの煮豆やきゅうりで箸休めをしながら食べ進めると、和食らしい上品なバランスが楽しめました。 お店は梅田ルクアイーレの10階にあり、アクセスも便利。落ち着いた雰囲気の中、旬の魚を丁寧に味わえるのは嬉しいポイントです。
2025/09訪問
1回
グラングリーン大阪に新しくオープンした「Koko Head cafe OSAKA」さんへ。ハワイ・ホノルルの人気カフェの日本初上陸店ということで気になっていました。名物のスパムバーガーと、サイドにガーリックライスを。 まずはスパムバーガー。バンズはふっくら甘みのあるブリオッシュ系で、香ばしく焼かれたスパムとジューシーなパティ、チーズ、レタス、トマトが豪快にサンドされています。紙に包んでかぶりつくと、肉汁とスパムの塩気、フレッシュな野菜のバランスが絶妙。見た目のボリューム感に反して、最後まで飽きずに食べられる味わいでした。添えられたフレンチフライもカリッと揚がっていて、シンプルながらも手が止まらない美味しさ。 サイドに頼んだガーリックライスは、鉄鍋で熱々のまま提供されます。ふんわりと立ち上るにんにくの香りに食欲をそそられ、シンプルながらクセになる味。ゴマがアクセントになっていて、バーガーとの組み合わせでもしっかり成立してしまうのが面白いところ。ハワイのカフェらしい“ご飯もサイドで楽しめる”というスタイルは、ちょっと新鮮でした。 店内は木目を基調としたナチュラルで開放感のある空間。カフェ利用はもちろん、ランチや休日のブランチにもぴったり。 ハワイ発の遊び心あふれるメニューと、ここでしか味わえない組み合わせ。次回は名物のパンケーキやエッグベネディクトも試してみたいと思います。
2025/09訪問
1回
グランフロント大阪の「大坂おでん焼とん久」さんでディナー。名物は、定番の「白おでん」と刺激的な「赤おでん(麻辣仕立て)」の二本立て。今回は欲張って、どちらも7種盛りをいただきました。 白おでんは、関西らしい上品なお出汁がじんわりと染み込んでいて、大根や玉子はもちろん、こんにゃくや練り物まで滋味深い味わい。思わず体の芯までほっと温まる優しい仕上がりです。 一方の赤おでんは、四川風の麻辣スープで煮込まれており、山椒のピリリとした痺れと辛さがクセになる味わい。白と赤を食べ比べると、同じ具材でもこんなに印象が変わるのかと驚かされます。 アラカルトでは「しその実梅クラゲ」が爽やかな酸味とコリコリ食感で、口直しにぴったり。さらに「蓮根饅頭」は外は香ばしく中はふんわり、上品な餡がかけられて絶品でした。 「ホタテマヨの大根サラダ」もシャキシャキとした食感に香ばしい鰹節が重なり、ボリューム満点ながら後味は軽やか。 おでんと一品料理の組み合わせで、しっかり食べながらも日本酒や焼酎とも合わせやすいのが魅力です。お出汁の優しさとスパイスの刺激、両方を楽しみたい方にはぜひおすすめのお店。
2025/09訪問
1回
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにある「スヌーピー・バックロット・カフェ」で、軽めのスナックをいただきました。 定番のフライドポテトは太めのカットで、外はカリッと中はホクホク。塩気もちょうどよく、アトラクションの合間につまむのにぴったりです。チキンナゲットはスヌーピーデザインのカップに入っていて、見た目からして可愛らしい演出。お子様連れの方やスヌーピーファンには特に嬉しいポイントだと思います。 ドリンクカップにはルーシーやウッドストックなど「ピーナッツ」の仲間たちが描かれていて、手に取るだけでテンションが上がります。USJの中でもキャラクターの世界観を感じながら気軽に休憩できるカフェとして、人気なのも納得。 ポテトやナゲットを片手に気軽にエネルギーチャージしたいときに最適なスポット。かわいいスヌーピーデザインに癒されつつ、ほっと一息つける場所でした。
2025/09訪問
1回
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にある「ロストワールド・レストラン」で、ベジタブル フォー プレートをいただきました。 透明感のあるスープに、つるっとした米粉麺がよく合う一杯。控えめな味付けながら、さっぱりしつつも旨みがじんわり広がり、遊園地の中でホッと一息つけるような優しい味わいです。添えられたライムやパクチーを加えると一気にエスニック感が増して、味の変化も楽しめました。 プレートには揚げ春巻きやナッツを使った揚げ物、甘酸っぱいなますなど、アジアンな小皿が三種盛り。ひと口ごとに違う食感や風味が広がり、まるで小旅行しているかのよう。春巻きはパリッと香ばしく、食べやすい仕上がりでした。 ドリンクはジュラシック・パークの恐竜ロゴ入りカップで提供されるのもUSJらしく、気分が上がります。アトラクションを楽しむ合間に、さっぱり系のアジアンランチを求める方にはぴったりのセットだと思いました。 暑い時期や食欲が落ちるときにもおすすめです。
2025/09訪問
1回
新大阪駅3階にある「麺つるり」さんにて、冷たい氷見きつねうどんをいただきました。 つるんとした細めの氷見うどんの美しさと、黄金色のおあげの存在感に思わずほっとする。氷水でしっかり締められた麺は、つるりとしたのどごしと、噛んだときに感じるほのかな弾力が心地よく、名前の通り「つるり」がぴったり。冷たいつゆは関西らしく透き通っていて、節の香りが上品に立ち上がります。 主役のおあげはじゅわっと甘じょっぱい出汁が染み込み、一口ごとに幸せが広がる味。冷やしでもその旨みがしっかりと感じられるのは、手間暇かけて炊かれているからこそ。そこに青ねぎのさっぱり感が加わり、シンプルな構成ながら最後まで飽きずに楽しめました。 サッと寄って、静かにうどんと向き合える空気感も◎。メニューを見ると「すだち冷かけ」や「すき焼き風うどん」など気になるラインナップも多数。 派手さはなくとも、きちんと丁寧に、美味しいものを出してくれる店。夏に冷たい麺を求めている時、真っ先に思い浮かべたくなる存在です。
2025/08訪問
1回
北新地の人気店「Salon du Kuma3」さんにて、名物シャトーブリアンカツサンドと季節のストウブご飯を含むシグネチャーコースを堪能。 まず、席に着くと白くまモチーフがさりげなく迎えてくれて、かわいさと非日常感に気持ちがふわっと緩みます。箸置き、水差し、封筒型のメニューカードに至るまで統一感があり、食事の始まりから「遊び心と本気」が同居した空間設計に心を掴まれました。 料理は見た目にも華やかで、まるでエンタメのような構成。前菜の「本日のパレット」は彩り豊かなタルタル仕立てで、小皿に一口サイズの具材がずらり。目で味わう楽しさに加え、好みの組み合わせを探る体験が新鮮です。 続く「3D」と名付けられた肉サンド料理は、口に入れた瞬間に次元が変わるようなとろけ方。シャトーブリアンの火入れが絶妙で、パンの香ばしさ、粒マスタードのアクセントとも抜群のバランス。「カツサンドは別腹」と思える完成度でした。 メインの炭火29にはトリュフをトッピング。また個人的に嬉しかったのは季節のストウブご飯。土鍋炊きのような甘みと香りが際立つ逸品。おかわりしたくなるご飯は久々でした。 デザートやお茶の時間まで抜かりなく、最後までストーリー仕立てのような構成。全体的に美味しいだけでなく、記憶に残る体験をくれるお店。白くまに癒されながら、五感で楽しむ大人の遊び心あふれるディナーでした。
2025/08訪問
1回
木の温もりが感じられるカウンター席。凛と活けられた花と、器の佇まいからも、この店の「おもてなしの心」が伝わってくる。いただいたのは季節のおまかせコース。 造りの盛り合わせはマグロ、白身魚、そして軽く炙ったもの。丁寧に引かれた包丁と、美しく整えられた盛り付けに、職人の技を感じる。塩とわさびの添え方にも品があり、素材の旨味を存分に引き出す一皿。 桜海老と野菜の混ぜご飯も季節感あふれる味わい。ほのかに香る出汁の風味と、シャキシャキとした野菜の食感が心地よく、見た目以上に滋味深い一品だった。器のセレクトもセンスが良く、視覚からの満足感も大きい。 料理だけでなく、店内の静けさや、柔らかな照明、器と箸の取り合わせまで、細部まで洗練されていて、まさに「和の空間に身を置く体験」。
2025/07訪問
1回
天ざるうどんといなり寿司のセットをいただきました。見た目にも端正なうどんは、艶やかでむっちりとしたコシ。ひと口すすると、ほどよい弾力としなやかさが舌に心地よく、つゆの優しい出汁と相まって、喉ごしも爽快。老舗の実力。 天ぷらは衣が軽やかで、油切れもよく、野菜の甘みや海老のぷりっと感が生きています。何気なく添えられた大根おろしや薬味の鮮度も申し分なく、全体に丁寧な仕事ぶりが感じられるのが嬉しい。 いなり寿司はふっくらと炊かれたごはんに、甘辛く煮含められたお揚げがじんわりと染み込み、まさにホッとする味わい。派手さはないけれど、こういう一皿が食後の満足感をぐっと高めてくれます。
2025/05訪問
1回
ミナミの夜が深まる頃、向かってしまうのがこのお店。23時台でもしっかり営業してくれている「どうとんぼり神座 千日前店」は、道頓堀のど真ん中で安心して駆け込める一杯の楽園。 看板メニューはもちろん「おいしいラーメン」。たっぷりの白菜が浮かぶ澄んだスープは、醤油ベースながらもほんのり甘みがあり、やさしい口当たり。それでいてガーリックや唐辛子の刺激もほどよく効いており、深夜の体にじんわり沁みます。 チャーシューは薄切りのバラ肉が数枚。脂の甘さとスープのコクが重なり、飽きのこない味に仕上がっています。白菜との相性も抜群で、スープをすくうレンゲが止まりません。 カウンター中心の店内は回転も早く、一人でも入りやすいのがありがたい。地元の人も観光客も、なぜか吸い寄せられる不思議な魅力がここにはあります。 「ラーメン=こってり」という固定観念を軽やかに覆す一杯。飲み会帰りのシメにも、軽めの夜食にもぴったりです。ミナミの深夜ラーメンの定番。 遅い時間に、道頓堀のにぎやかな通り沿いにある神座の千日前店さんへ。観光客も多いこのエリアで入りやすくクセになる味わい。 定番のおいしいラーメンは透明感のある醤油ベースのスープは、一口すするとほんのり甘くてやさしい味。白菜がたっぷり入っていて、シャキシャキとした食感が楽しく、口の中でふわりと広がる旨みが印象的です。 トッピングには柔らかいチャーシュー、煮玉子、そして野菜たち。特に白菜の存在感が強く、他ではなかなか味わえない野菜と一体になったラーメンという感覚。こってり系とは違い、飲み干せるスープというのも魅力です。 赤いレンゲと華やかな丼の縁取りも、どこか懐かしい。スッと身体に染み渡る一杯でした。
2025/05訪問
2回
「蕎麦人 秋」さんで天せいろ(大盛り)をいただきました。 お店の佇まいからして、ただ者ではない雰囲気。落ち着いた外壁に掲げられた木の看板には、渋く刻まれた店名の文字。 注文したのは、天せいろの大盛り。蕎麦は細切りと太切りを選択できますが、注文したのは細切りの十割蕎麦。やや細めで端正に揃った仕上がり。ひと口すすれば、ほどよいコシと喉ごしの良さに驚かされます。しっかり冷たく締められていて、風味も豊か。つゆはやや辛口寄りのキレがあり、薬味とのバランスもよく、最後までだれずに楽しめる設計。 そして天ぷら。海老が2尾に、かぼちゃ、なす、ししとうなどが添えられ、どれも衣が薄づきで軽やか。揚げたての熱を保ったまま供されるのがうれしい。海老はぷりっと弾力があり、素材の良さを感じました。 器のセンスや木のトレーなども品があり、蕎麦と向き合うひとときを丁寧に演出してくれる空間設計にも好感。店内は静かで、落ち着いたひとりランチにも、気のおけない同僚との食事にも使いやすい雰囲気です。 このクオリティでこの満足度なら納得。駅近なのに、少しだけ日常を離れたような静けさもあり、美味しい蕎麦が食べたいと思った時に足が向く、そんなお店です。 大阪・伏見町にある「蕎麦人 秋」さんで、目にも涼やかな一杯をいただきました。注文したのは、名物の「冷やしすだちそば」。ガラス鉢にたっぷり張られた冷たい出汁の中に、細めの蕎麦が美しく整えられ、その上に輪切りのすだちが敷き詰められた姿は、まさに夏の風物詩。すだちの爽やかな香りと酸味が出汁にほどよく移っていて、食べ進めるほどに口の中がリセットされる心地よさがあります。 添えられた天ぷらも揚げたてで、衣は軽く、海老はぷりっと、ししとうは香ばしく。上品ながら満足感のある仕上がりです。 ランチタイムでも落ち着いた雰囲気で、木の温もりが感じられる店内。ゆったりと過ごしたいときにもぴったり。雑誌やテレビでも取り上げられることが多いようで、観光客もちらほら見かけました。 人気のすだちそばは季節限定ではなく通年提供されているとのこと。これからの暑い時期には特におすすめです。夏バテ気味の方にも染みる、涼と旨みのある一杯でした。 目当てはすだちそば。赤い漆器に盛られた透明感のある出汁と、その表面を一面に覆うように美しく並べられた酢橘の輪切り。ビジュアルに心を掴まれる。 出汁のやさしい旨み。昆布や鰹の風味がしっかりと感じられるのに、酢橘の香りがふわっと抜けて、重たさを感じさせない。清涼感がありながらも、ちゃんと出汁のコクがあるのが印象的。蕎麦はやや細めで上品な歯ごたえ。つるっとしたのど越しが心地よく、出汁との相性も抜群だった。途中で酢橘を箸で軽く潰すと、香りと酸味がぐっと立って味が変化する。
2025/08訪問
3回
大阪農林会館の地下という、ちょっと隠れ家的なロケーションもいい感じ。エントランスからすでに雰囲気があり、ワクワクしながら席へ。 パスタランチを注文。メインは、きのこたっぷりのトマトソースのフィットチーネ。平打ち麺のもちもち感と、しっかり煮込まれたソースがよく絡んで、一口ごとに旨みが広がる。 きのこは種類も豊富で、香りと食感のバランスが絶妙。トマトの酸味はまろやかに抑えられていて、全体に深みのある味わいに仕上がっていた。 お皿の縁に控えめにあしらわれた店名ロゴもかわいくて、ちょっとしたところにセンスを感じる。 パスタに添えられるパンも香ばしく、ソースをぬぐって食べるとこれまた美味しい。ついつい手が伸びてしまう。
2023/04訪問
1回
ホテル阪急インターナショナルの25階にある「スペシャリティレストラン マルメゾン」で、優雅な朝時間を過ごしました。 今回は定評のある「マルメゾンブレックファースト」をいただきましたが、まさに王道とも言えるクラシカルなホテルモーニングでした。 テーブルに運ばれてきたのは、フレッシュジュースと、そして表面がつややかに焼き上げられたクロワッサン。ナイフを入れるとサクッと軽快な音がして、中はふんわりバターの香りが広がります。焼き立てならではの層の美しさに、朝から気分が上がりました。 ヨーグルトには彩り豊かなフルーツが添えられ、キウイやイチゴ、パイナップルなど瑞々しい甘みが爽やか。野菜サラダはシャキシャキとした食感で、オニオンの風味が全体を引き締めてくれます。ドレッシングも上品で重たさがなく、朝の胃にすっと入っていく印象でした。 メインのプレートは、ふわとろに仕上げられたスクランブルエッグとハムの組み合わせ。スクランブルは絶妙な半熟具合で、口の中でとろけるよう。厚めにカットされたハムはしっとりジューシーで、付け合わせのハッシュポテトやブロッコリーとともにバランスのよい一皿でした。ケチャップソースも酸味が柔らかく、ホテルらしい洗練を感じます。 高層階から望む大阪の街並みを眺めながらの朝食は、普段の一日が少し特別に感じられるひととき。ゆったりと時間が流れる贅沢さは、ホテルダイニングならではの魅力です。