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食べログ ステーキ・鉄板焼き EAST 百名店 2025 選出店
牛込神楽坂、飯田橋、神楽坂/鉄板焼き、ステーキ、海鮮
2025/08訪問
1回
5回目の訪問です。毎回、変わらぬ安定した美味しさに感動しています。 店内は白を基調とした明るい雰囲気で、カウンター9席のみの落ち着いた空間が広がっています。お店の皆さんも若く活気があり、清潔感が漂う心地よいサービスが印象的です。 今回もおまかせコースを堪能しました。 ドリンクメニューは、今回も注文したのはワイン関連です。豊富な日本酒や焼酎が揃っていますので、料理とのペアリングを楽しむことができます。 上質な握りをリーズナブルに提供しており、肩肘張らずに本格的なお寿司を楽しめる貴重なお店です。 これからも訪れたいと思わせる、安定した美味しさと心地よいサービスが魅力です。 神楽坂の「鮨 かぐら」は、厳選された旬の素材を使った江戸前寿司と創作料理が楽しめる隠れ家的な寿司店。洗練された和の空間で、職人の技が光る一品を堪能できます。特別な日や接待などに最適な上質なひとときを提供します。 食材との一期一会を大切に、大将自ら豊洲市場で目利きし入手する季節の食材、そして時には産地から直接仕入れている四季折々の食材。 旬は走り・旬・名残と移り変わり、その味わいが高まるような調理で美味しさを昇華させています。 焚きあげからシャリ切りまで、神経を研ぎ澄まし整えて調合・形成した舎利。
2025/02訪問
5回
神楽坂の路地にある「もつ鍋やましょう 神楽坂店」さんで、呼子イカ姿造りコースをいただきました。 落ち着いた照明と木のぬくもりが感じられる店内で、ゆったりとした時間を過ごせます。 まずはお通しの鶏皮ポン酢。程よい酸味と葱の香りが心地よく、食欲をやさしく刺激してくれます。続いては「やましょうサラダ」。カリカリの揚げごぼうが香ばしく、野菜とアボカドに胡麻ドレッシングがよく絡んでいて、見た目も華やか。 そして目玉の呼子イカの姿造りが登場。透き通るほど新鮮な身は甘みが強く、噛むほどに旨みが広がります。ゲソは後から天ぷらにしていただけるのも嬉しい演出で、さくっと揚がった衣の軽さとイカの柔らかさの対比が絶妙でした。 続く手羽先の唐揚げはスパイスが効いていて、レモンを搾るとさらに香りが立ちます。 メインのもつ鍋は、やましょう特製の味噌ベースをチョイス。キャベツとニラがたっぷり、にんにくと唐辛子の風味が食欲をそそります。ぷるぷるのもつは臭みがなく、コク深いスープとの相性も抜群。締めの雑炊までしっかり楽しめて、最後の一口まで大満足。 デザートのソフトクリームは濃厚で後味すっきり。鍋の後にぴったりの締めでした。 博多発祥のやましょうさんらしく、どの料理も丁寧で温かみがあり、接客もほどよくフレンドリー。神楽坂で“しっかり食べて語らえる夜”を過ごしたいときにおすすめのお店です。 神楽坂のもつ鍋人気店「やましょう」さんで呼子イカの姿造りコースを体験。 佐賀・唐津市呼子町直送の剣先イカを使ったコースは、見た目からテンションが上がる。目の前に現れたイカは、身が透き通りキラキラ。コリッとした食感と上品な甘みが口に広がり、つけ醤油との相性も抜群です。 後造りの天ぷらで再登場。カリッと揚がったイカの天ぷらは、香ばしさと柔らかさのバランスが絶妙で、また違った魅力に気づかされます。 名物のもつ鍋(今回は醤油味)は、たっぷりのニラとキャベツが山盛り。牛もつの脂の甘さがスープに溶け込み、濃厚ながら後味すっきり。締めは雑炊で、旨味を一滴残さず堪能。 サラダや小鉢、〆のデザートまで抜かりなく、かなり満足度高め。 小鉢の酢もつはプリッとした食感に、ほんのりと酸味のきいたタレ、たっぷりの刻みネギが絶妙に合わさっていて、シンプルながら手抜きなしの一品。これが出てくると、自然と期待値が上がってしまう。 もつ鍋は、見た目にもインパクトあるにらとキャベツの山。じわじわ火が入ってくると、スープの香りがふわっと広がってきます。醤油ベースながら、独特の甘さと深みがあって、モツの旨みと相まって飲み干したくなる味。スープを吸ったキャベツがまたうまい。モツはぷるぷるで臭みなし。 やましょう焼きは、こんがりと焼き上げられた一枚肉が、たっぷりのキャベツの上にドンと乗って登場します。外はカリッと、中はジューシー、脂の甘さが際立つ逸品。レモンを搾るとまた違った顔を見せてくれる。 看板メニューのもつ鍋を注文。運ばれてきた鍋は、たっぷりのぷりぷりもつと、にら、キャベツ、豆腐がぎゅっと詰まった豪快なビジュアル。 スープは白味噌ベースで、まろやかさとコクが絶妙なバランス。もつは臭みがまったくなく、とろけるような食感で、スープを吸った野菜と一緒に食べるとさらに旨みが広がります。 スープはまったりしていながら後味はすっきりしていて、飲み干したくなる美味しさ。締めに選んだちゃんぽん麺がまた、このスープとよく絡んで絶品でした。
2025/10訪問
4回
神楽坂の石畳を歩きながら、ふと静かな横道に足を踏み入れると現れるのが「鮨 弥栄 別邸」。隠れ家感漂う佇まいながら、近年じわじわと話題になっている江戸前鮨の実力店です。本格江戸前握りコースを堪能。 カウンター席に腰を下ろすと、目の前で丁寧に仕込みが進む様子に自然と期待が高まります。赤酢を使ったシャリはやや小ぶりで、ネタの旨みを引き立てる絶妙なバランス。マグロは中トロ・赤身ともに質が高く、熟成香と口どけの美しさが印象的。白身は昆布締めで軽く旨みが乗せられ、丁寧な包丁仕事が光ります。 アジなどの光物は酢加減が控えめで上品。いくらは醤油漬けの香りがふわっと立ち、温かいシャリとの対比が絶妙。玉子はしっとりとしたカステラタイプで、口直しにも嬉しい一品。 神楽坂という立地ながら、格式ばらず、職人の気さくな雰囲気が心地よく、肩肘張らずに上質な鮨が楽しめるのも魅力のひとつ。
2025/07訪問
1回
風情ある街並みに溶け込むように佇む「神楽坂 鮨 りん」。飯田橋駅から徒歩約5分、神楽坂三丁目テラスの2階、シマダカフェの下に位置するこちらのお店は、都会の喧騒を忘れさせる隠れ家的な存在です。店内に足を踏み入れると、白木のカウンターが目を引く洗練された空間が広がり、りんとした雰囲気が漂います。 こちらでは江戸前寿司の伝統を大切にしながらも、独自の工夫を凝らしたおまかせコースが楽しめます。先付けから始まり、つまみ、焼き物、一品料理、握り、巻き物、お新香、おわん、デザートと続く全23品のコースは、まさに贅沢の極み。特に、握りは赤酢を使用したシャリが特徴で、ネタとの絶妙なバランスが際立ちます。珍しい日本酒やワイン、シャンパンとのマリアージュもアドバイスいただけるので、食事の楽しみが一層広がります。  
2025/04訪問
1回
銀座の名店「鮨 由う」さんで、尾崎大将によるおまかせコースを堪能しました。季節感と贅沢さを兼ね備えた逸品が続き、食べ進めるごとに驚きと感動が増していきます。 名物の港区巻きは、毛蟹の上に艶やかな雲丹、さらに上にキャビアをあしらった贅沢なひと皿。海苔の香りとシャリの温度、雲丹の甘みが三位一体となり、キャビアの塩味が全体を引き締めます。黒鮑は、身の厚みとしっとりした食感が際立ち、肝ソースの濃厚な旨みが後を引く一品。噛むほどに磯の香りが広がります。 握りも秀逸で、コハダは程よい酢締め加減とふっくらした身が印象的。江戸前寿司の真髄を感じさせる仕事ぶりです。名物の太巻きは厚みのある海苔に包まれたシャリの中に、胡瓜や玉子、雲丹などがぎっしりと詰まり、上には鮪の赤身がたっぷり。最後まで満足感を与えてくれます。 店内は落ち着いた木目調のカウンターで、目の前で繰り広げられる大将の所作はまさに舞台のよう。ひと皿ごとに丁寧な説明と笑顔が添えられ、非日常感と心地よさを同時に味わえました。
2025/08訪問
1回
日本橋で長く愛される老舗、吉野鮨本店。本来はカウンターでゆっくり味わいたいところですが、今回は時間の都合でテイクアウトを利用しました。「持ち帰りでも、この完成度か」と素直に感心します。 折詰を開けると、整然と並んだ握りと巻物が。派手さはないものの、一貫一貫の表情が端正で、品の良さがあります。玉子はふんわりと甘みがあり、シャリとの一体感が心地いい。海老は火入れが絶妙で、旨みがしっかり残りつつも後味は軽やか。まぐろは赤身中心の構成で、酸味とコクのバランスが良く、噛むほどに味が広がります。 シャリの加減も、テイクアウトだと重くなりがちなところを、酢の立ち方を抑えつつ、時間が経っても輪郭が崩れない設計。これは長年の経験があってこそだと感じます。いくらや白身も、それぞれの持ち味がはっきりしていて、全体を通して「素材を活かす江戸前」の思想が一貫しています。 さっと食べるつもりが、気づけば一貫ずつ味を確認しながら、自然とペースが落ちる。そんな不思議な引力のある折詰です。 日本橋の老舗「吉野鮨本店」さんで、ランチのにぎり11貫と赤だしをいただきました。 創業は明治時代という歴史あるお店ながら、店内は清潔感があり、職人さんの所作も穏やか。昼時のカウンターは常連さんとビジネス客でにぎわいながらも、落ち着いた雰囲気に包まれています。 にぎりは、その日の仕入れに合わせて構成された11貫。 マグロ、白身、煮穴子、海老、玉子、巻物までバランスよく並び、見た目からして美しい一皿です。ネタはどれも新鮮で、それぞれの持ち味をしっかりと生かした仕込み。マグロは赤身と中トロの2種で、しっとりと舌にのるような質感。白身は繊細な甘みがあり、シャリとの相性も抜群でした。 特に印象に残ったのは煮穴子。ふんわりとした食感に、ほんのり香ばしいツメの風味が重なり、老舗の仕事を感じます。玉子は出汁の甘みが上品で、口の中を優しくリセットしてくれる存在。巻物も手を抜かず、一つひとつが丁寧です。 赤だしは出汁がしっかりと効いており、ほっとする一杯。にぎりを締めるのにぴったりで、食後の満足感をさらに高めてくれます。 派手さはないけれど、ひとつひとつの仕事に誠実さが感じられる、まさに“江戸前の正統”。 長い年月を経ても愛され続ける理由が、食べるほどに伝わってきます。 日本橋らしい落ち着いた昼食をとりたいときに、また訪れたいお店です。 にぎり寿司を堪能してきました。こちらのお店は「大トロ発祥」とも言われる老舗で、その歴史あるエピソードもまた魅力のひとつ。かつてマグロの脂の部位を食べたお客が、翌日も「あの“トロッ”としたやつを頼む」と言ったことから“大トロ”という呼び名が定着したのだとか。寿司文化の一端を感じられる、なんとも粋なお話です。 おまかせで出てきたにぎりには大トロはありませんが、マグロ赤身・中トロのニ種で、それぞれの旨みの違いがはっきりと楽しめました。特に中トロは脂の甘みがすっと口の中で広がり、重さを感じさせない上品な後味。 他にも、プリッとした海老、噛むごとに旨味が染み出る穴子、弾力あるイカなど、ネタそれぞれの鮮度が際立っていました。いくらや白身魚も端正に握られていて、どれから手を伸ばすか迷ってしまう楽しさがあります。 印象的だったのは玉子焼き。多くの寿司屋では厚焼き風に仕上げることが多いですが、こちらの玉子は他のネタと同じように“握りの一貫”として提供されます。ふんわりとした甘みがご飯と調和して、まさに寿司ダネのひとつとしての存在感が光っていました。 巻物も含めて11貫のセットですが、一貫一貫がしっかりとした仕立てで、満足感は十分。ガリも程よい酸味で箸休めにちょうどよく、最後まで飽きずにいただけました。 カウンターで職人さんの所作を眺めながら味わう時間は、やはり特別なひととき。長年にわたり愛され続ける理由が伝わってきます。 日本橋の老舗寿司店「吉野鮨本店」さんで、ランチの10貫にぎりをいただきました。 創業は明治12年、140年以上の歴史を誇る、都内屈指の老舗。銀座や築地にも名店は多いですが、ここ日本橋エリアで、平日ランチからこのクオリティが楽しめるのは本当にありがたい。 この日のにぎりは、鮪赤身、中トロ、はまち、サーモン、イカ、海老、ホタテ、玉子、穴子、いくら軍艦に、細巻きまでついた満足な構成。ネタの鮮度は文句なしで、それぞれのネタがしっかりと仕事されており、老舗の丁寧な技が感じられます。特に印象的だったのは、肉厚で香ばしい穴子と、ほんのり甘い玉子焼き。マグロ系のキレと旨味もさすがの一言。 シャリはやや小ぶりで、ネタを引き立てるバランス。赤酢の酸味がほんのりと効いていて、老舗らしい上品な仕上がり。握りの温度感も絶妙で、さっと口の中でほどけていきます。 店内は職人さんとの距離も近く、空気感に緊張感がありつつも温かさがあります。接客も落ち着いていて、観光客も近隣で長年通われている常連の方もどちらも多い印象。 この内容でランチ価格とは、さすが老舗の実力と良心を感じる一品。東京の寿司文化を感じたいとき、ふらりと立ち寄れる街の一級店。 創業は明治12年、実に140年以上の歴史を持つ江戸前寿司の名店。トロの発祥のお店。ビジネス街の中心にありながら、店内にはどこか穏やかな空気が流れ、静かな職人の気配が感じられる。気取らず、それでいて芯のある寿司。 いただいたのは握りの盛り合わせ。まず目に飛び込んでくるのは、まるで宝石のように艶めくネタの数々。中トロ、赤身、白身、煮穴子、いくら、海老、イカ、玉子、そして巻物。どれも丁寧な包丁仕事が光り、寿司飯との一体感も見事。酢のきき具合が絶妙で、米粒の立ち方にも職人の矜持がにじむ。 特に印象に残ったのは、しっとりとした玉子と、ほどけるような煮穴子。玉子は出汁の甘さとふわふわの食感が際立ち、寿司の締めにふさわしい一貫。穴子はほろほろと口の中でほどけ、上品なツメの香ばしさがじんわりと広がる。 全体的にサイズはやや小ぶりで、江戸前らしい潔さとバランス感覚が心地よい。職人がカウンター越しに淡々と仕事をこなす様子を眺めながら、ひと口ごとに丁寧に味わう幸せ。 老舗の味を堅実に守りながら、現代の感覚にも自然と寄り添う。そのバランス感覚こそが、このお店が長く愛され続ける理由かもしれない。 明治12年創業の伝統と技を誇る江戸前寿司の名店。職人が握る一貫一貫には、旬の魚介と丁寧な仕事が光り、口に運ぶたびに素材の旨味が広がります。 木の温もりあふれる店内で、歴史ある味わいと心地よいおもてなしを堪能できます。初めてでも敷居が高くない、通いたくなる一軒です。
2025/12訪問
6回
名古屋・新栄の隠れ家「乙味 あさ井」さんで、甲(このえ)コースを堪能しました。 カウンターの凛とした空気感に迎えられ、まずは涼やかな先付からスタート。旬の夏野菜を用いた前菜は、一品一品に清涼感があり、食欲をやさしく引き立ててくれます。 お造りでは、北海道花咲蟹や鹿児島の本枯節を使ったひと皿もあり、香りと旨味の豊かさに驚きました。特に印象的だったのが北海道浜中キタムラサキウニ。殻付きで供され、濃厚な甘みと磯の香りが口いっぱいに広がり、添えられたすだちを軽く絞ると一層引き締まった味わいに。器使いも含め、五感で楽しめる逸品でした。 焼物や揚物も季節感を大切にしており、伝助穴子はふっくらと柔らかく、香ばしい香りが広がります。続いての三河葵牛の一色焼きは、赤身と脂のバランスが絶妙で、重さを感じさせず上品に仕上げられていました。地元・愛知の鮎や万願寺唐辛子など、産地や旬を丁寧に織り交ぜた流れが心地よく、料理人のこだわりが伝わってきます。 お食事の締めには福井県丸岡の花米を使ったご飯ものが登場。ふんわりとした甘みのあるお米に、季節の香りが加わり、最後まで満ち足りた気分にさせてくれました。デザートのアイスクリームも、すっきりとした味わいで余韻を残します。 一品ごとに産地が明示され、食材の背景を楽しめるのもこちらのお店の魅力。料理に寄り添う器や、木の温もりを感じるカウンターからは、店主の美意識が感じられます。格式ばりすぎず、それでいて凛とした雰囲気を保っている点も心地よく、大切な方との時間にふさわしい場所だと思いました。 名古屋で「食材の力を生かした和食」をじっくり堪能したい方におすすめのお店です。
2025/08訪問
1回
「京御膳」をいただいてきました。名物は何といっても「すっぽん雑炊」。蓋を開けると立ちのぼる豊かな香り、ふんわりと溶け込んだ卵の中にすっぽんの旨みが染みわたり、ひと口いただけば身体の芯から滋養が広がるような感覚に包まれます。 御膳には季節の小鉢がずらり。茄子の炊き合わせは出汁がやさしく染みており、温泉卵はとろりとした黄身が朝の胃にじんわり。湯葉のお造りは滑らかで、上にちょこんとのった山葵が良いアクセントになっていました。鮭と鴨の焼物は脂のりも良く、品よく添えられた茗荷が爽やかさを添えています。小松菜のお浸しや胡麻和えなど青菜の一皿もあり、栄養バランス抜群。 器や盛り付けも見目麗しく、透明感のあるガラス鉢に盛られた湯葉や、朱塗りのお椀に収まった豆腐など、ひとつひとつがまるで小さな美術品のよう。 京都の老舗「美濃吉」が手掛けるホテル内の一軒。
2025/10訪問
1回
札幌・すすきのの人気店「ひぜん」さんで、連日の特選握りテイクアウト。 この日は、前日にあったウニがイクラにチェンジ。見た目の華やかさとバリエーションの妙で、また違った楽しみ方ができました。 パックを開けた瞬間、艶やかなネタと整ったフォルムに目が奪われます。 中トロは肉厚でしっとりとした口当たり、香り立つ脂の甘みが秀逸。 帆立はつるんと大きく、ふんわりとした食感とともに自然な甘さが舌に残ります。 海老はぷりぷりとした弾力が心地よく、噛むごとに旨みが広がる。 つぶ貝はほどよい厚みでシャリと絶妙に馴染み、瑞々しさが印象的でした。 この日特に印象的だったのが、イクラの軍艦。たっぷりと盛られた粒はひとつひとつが立っており、弾ける食感と塩気のバランスが絶妙。海苔の風味とも相まって、食べごたえのある一貫でした。 そして定番のネギトロ巻。ぎゅっと詰まった中トロはふんわりと巻かれており、脂の旨みと酢飯の酸味がよく合います。一本一本が丁寧に巻かれているのも「ひぜん」さんらしい仕事。 ウニの濃厚さに感動した前日とはまた異なる満足感があり、日替わりで楽しめる贅沢さもテイクアウトならでは。一貫一貫に誠実な仕込みが感じられ、持ち帰りでも妥協のない仕上がりです。 「ひぜん」さんで、特選握りをテイクアウト。上品な黒金の容器に、美しく並べられた寿司の数々…蓋を開けた瞬間、丁寧な仕込みと素材の良さが伝わってきました。 赤身のマグロはしっとりと柔らかく、ほんのり脂が乗って上質な味わい。帆立は大ぶりで瑞々しく、甘みがじんわり広がります。海老もぷりっとした食感で、嫌な臭みは皆無。イカは肉厚ながらも口溶けがよく、シャリとの一体感も◎。 一番驚かされたのは、濃厚なウニ。軍艦から溢れんばかりに盛られており、甘みとクリーミーさが段違い。嫌なクセも全くなく、鮮度の高さを感じました。 さらに目を引くのがネギトロ巻。これがまた、巻きの美しさと中のトロの量が素晴らしい。脂がしっかりと感じられつつも、重すぎない絶妙なバランスで、最後まで飽きずに食べ進められます。 全体的に、どのネタも鮮度が高く、シャリとのバランスがよく、職人の丁寧な仕事ぶりが伝わる内容。テイクアウトとは思えないクオリティで、店内で握ってもらったかのような一体感があります。
2025/08訪問
2回
【銀座の余韻を詰め込んだ、寿司の玉手箱】 「銀座 鮨 たじま」さんにて、お寿司弁当を購入。金色の箱を開けた瞬間、まるで宝石箱のような華やかさに思わず声が出る。赤身、中トロ、白身、エビ、穴子、いくら、玉子焼、ねぎとろ巻……と、品数は多すぎず、少なすぎず、絶妙なバランス。 一貫ずつに丁寧な握りの技術が光り、どのネタも鮮度よく、シャリとの相性が心地よい。赤身はきちんと旨みが立ち、中トロはとろけるような脂の甘さ。個人的に印象的だったのは、穴子の柔らかさと煮詰めの品の良さ。そして端に忍ばせたガリまで、抜かりなく美味。 ねぎとろ巻(通称ぜいたく巻き)で締める構成もにくい。お弁当ながらコースの余韻のようなものが感じられ、ひとつのストーリーが箱に詰まっている感覚。 外でのおもたせはもちろん、自宅で少し贅沢したいときにもぴったり。銀座の鮨の世界を、静かに堪能できるありがたい一折です。 テイクアウト鮨を探していて出会った「銀座 鮨 たじま」。ビル5階にある静かな店ですが、職人技が感じられる丁寧な握りで、銀座らしい上質さとコスパのバランスが好印象。 今回いただいたのは握り詰め合わせと太巻き。見た目の美しさだけでなく、食べ進めるごとに「お、このネタは…」と楽しくなる構成。特に印象に残ったのは、厚めに切られた中トロと艶やかないくら軍艦。どちらもシャリとのバランスが絶妙で、特に中トロは口に入れた瞬間にとろける食感が秀逸。 巻物のほうは、ネギトロに加えて貝や薬味がさりげなく混ぜ込まれていて、単なるボリューム巻きではなく、食感と風味のバリエーションが光る一品。ガリもきっちり美味しい。ランチ時は1階で受け取れる仕組みになっているのも便利です。
2025/07訪問
2回
今回は初めてお持ち帰り。やはり抜群の安定感。 うに×いくらの贅沢巻きは見た目のインパクトもさることながら、旨みの重なりが凄まじく、濃厚でクリーミーなうにに対して、プチッと弾けるいくらの塩気がバランスを取ってくれます。ご飯はほんのり甘味のある赤酢仕立てで、具材との一体感も高い。 にぎりも、まぐろや白身、光り物まで粒ぞろいで、脂の質と切り付けが本当に丁寧。特に小肌のしっとりとした締め具合や、アジの爽やかな香り立ちが印象的でした。巻物の干瓢も歯ごたえと甘辛の味付けがよく、デザートのような存在感。 お店でいただく贅沢さとはまた違う、ゆっくり味わえるテイクアウトならではの良さを再発見。
2025/05訪問
1回
本店は塩竈にあり、港町ならではの極上の寿司を提供する名店。その味を仙台駅で気軽に楽しめるのが、このS-PAL店の魅力だ。カウンター14席、テーブル22席の計36席。カウンター席では、職人が目の前で握る様子を眺めながら食事ができ、ライブ感も楽しめる。 すし哲といえば、やはり「塩竈物語」。これは、三陸の旬の魚介を贅沢に盛り込んだ握りのセット。時期によってネタは変わるが、脂ののったマグロや、塩竈ならではの新鮮な白身魚、口の中でとろけるウニ、ぷりっとしたイクラなど、どれも絶品。シャリはやや小ぶりで、ネタとのバランスがよく、一貫ずつじっくり味わえる。職人の手仕事が光る握りは、シンプルながらも完成された美しさがある。 お酒のラインナップも充実しており、宮城の地酒と寿司のペアリングを楽しめるのもポイント。綺麗な香りの純米酒を合わせれば、魚の旨みが一層引き立つ。
2025/03訪問
2回
1936年創業の老舗おでん店です。金沢では珍しい関東風の醤油ベースの出汁を使用しており、創業以来継ぎ足しながら使われているこの出汁が、深い味わいを生み出しています。  定番の具材に加え、梅貝や車麩など金沢ならではのネタも楽しめます。特に、じっくり煮込まれた牛すじは一番人気で、多い日には100本以上が提供されるそうです。また、カレーおでんやどて焼きなどのオリジナルメニューもあり、訪れるたびに新しい味わいに出会えます。  冬季限定の「蟹面」は、カニの旨味が詰まった逸品で、冬の訪問時にはぜひ味わいたい一品です。地元の常連客や観光客で賑わう店内は、アットホームな雰囲気で、温かみのある接客が心地よく、金沢の夜を彩る一軒としておすすめです。
2025/02訪問
1回
南麻布の住宅街に静かに佇むお店なので、外観からして控えめで初めて訪れるときは思わず通り過ぎてしまいそうになるほど。一歩店内に入ると、ぴんと張りつめた空気と、穏やかな温かみが共存する空間が広がっています。 お造り三種は、炙り鯖、白身魚、そして烏賊。それぞれの持ち味を活かし、シンプルながらも香りや食感の違いが楽しめる仕立て。炙り鯖は香ばしさがありつつ、脂ののった身はしっとり。烏賊はねっとりと甘く、白身魚は繊細な旨みがじわりと広がります。 煮穴子は、見た目にもふっくらと柔らかそう。箸を入れるとすっとほどける繊細な火入れで、控えめな餡が穴子そのものの旨みを引き立てていました。口に運ぶと、まるで和のダシが静かに広がっていくような、そんな優しい余韻。 お馴染みの湯葉ご飯は、ふわりと乗った湯葉はとろける食感で、わさびのアクセントが絶妙。湯葉の自然な甘みとご飯の温もりが一体となり、心がふっとほぐれる瞬間です。 シャーベットと温かいお茶も、隅々まで丁寧な仕上がり。食後まできちんと心をほどいてくれるコース構成に、料理人の真摯な姿勢が感じられます。
2025/04訪問
1回
白い暖簾をくぐると、外の喧騒とは別世界のような静寂と凛とした空気に包まれる。 今回はおまかせ握りコース。生簀で泳ぐ車海老。活きの良さを目にした時点で、その後の展開に自然と期待が高まる。職人の所作は実に丁寧で、握りのテンポも心地よく、緩急を持たせながら進む構成が素晴らしい。 この日の握りは定番から、旬の白身や煮蛤まで幅広く、どれも状態の良さが際立つネタばかり。シャリはほどよい温度と握り加減で、ネタを引き立てながらも存在感を放つ。特に赤身は酸味のバランスが良く、トロに頼りすぎないコース設計にセンスを感じる。 コース後半では、先ほどの活車海老が登場。握りの直前にさばかれた一貫は、甘味と弾力が際立ち、口に含んだ瞬間の幸福感は格別だった。 内装は過度に華美ではなく、落ち着きと品を感じさせる設計。空間に余白があることで、寿司と向き合う時間に集中できるのも好印象。
2025/05訪問
2回
神楽坂の落ち着いた街並みに佇む「鉄板焼 向日葵」さんへ。洗練された空間で、和牛と海鮮を贅沢に堪能できるコースをいただきました。 前菜は、蟹の身とトビコをあしらったサラダ。プチプチとした食感と旨みのあるドレッシングが、これから始まるコースへの期待を高めます。続く魚料理は鱧。皮目が香ばしい焼き加減で、付け合わせの野菜も甘み豊か。ミニバーガー仕立ても登場しました。 海鮮は、迫力ある伊勢海老と鮑。殻付きで供される様はまさに舞台のよう。伊勢海老はぷりっとした食感と濃厚なミソ、鮑は弾力と甘みが印象的でした。香ばしいチーズチップや、さっぱりとしたもずく酢が合間に入り、コース全体の流れに緩急を与えます。 メインのお肉は、美しいサシが入ったシャトーブリアン。厚切りながら絶妙な火入れで、外は香ばしく中はしっとり。シンプルに大根おろしや塩でいただくと、肉の旨みがより際立ちます。 目の前で立ち上る炎の演出もライブ感たっぷりで、視覚でも楽しませてくれます。お口直しに枡でいただく華やかな色合いの酢を一杯。料理との相性も抜群でした。 締めは香ばしいガーリックライスと蟹のお味噌汁、香の物。最後にさっぱりとしたアイスとフルーツで、余韻まで心地よい時間に。素材の質、技術、演出の三拍子が揃った鉄板焼店。