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神楽坂の石畳を歩きながら、ふと静かな横道に足を踏み入れると現れるのが「鮨 弥栄 別邸」。隠れ家感漂う佇まいながら、近年じわじわと話題になっている江戸前鮨の実力店です。本格江戸前握りコースを堪能。 カウンター席に腰を下ろすと、目の前で丁寧に仕込みが進む様子に自然と期待が高まります。赤酢を使ったシャリはやや小ぶりで、ネタの旨みを引き立てる絶妙なバランス。マグロは中トロ・赤身ともに質が高く、熟成香と口どけの美しさが印象的。白身は昆布締めで軽く旨みが乗せられ、丁寧な包丁仕事が光ります。 アジなどの光物は酢加減が控えめで上品。いくらは醤油漬けの香りがふわっと立ち、温かいシャリとの対比が絶妙。玉子はしっとりとしたカステラタイプで、口直しにも嬉しい一品。 神楽坂という立地ながら、格式ばらず、職人の気さくな雰囲気が心地よく、肩肘張らずに上質な鮨が楽しめるのも魅力のひとつ。
2025/07訪問
1回
風情ある街並みに溶け込むように佇む「神楽坂 鮨 りん」。飯田橋駅から徒歩約5分、神楽坂三丁目テラスの2階、シマダカフェの下に位置するこちらのお店は、都会の喧騒を忘れさせる隠れ家的な存在です。店内に足を踏み入れると、白木のカウンターが目を引く洗練された空間が広がり、りんとした雰囲気が漂います。 こちらでは江戸前寿司の伝統を大切にしながらも、独自の工夫を凝らしたおまかせコースが楽しめます。先付けから始まり、つまみ、焼き物、一品料理、握り、巻き物、お新香、おわん、デザートと続く全23品のコースは、まさに贅沢の極み。特に、握りは赤酢を使用したシャリが特徴で、ネタとの絶妙なバランスが際立ちます。珍しい日本酒やワイン、シャンパンとのマリアージュもアドバイスいただけるので、食事の楽しみが一層広がります。  
2025/04訪問
1回
銀座の名店「鮨 由う」さんで、尾崎大将によるおまかせコースを堪能しました。季節感と贅沢さを兼ね備えた逸品が続き、食べ進めるごとに驚きと感動が増していきます。 名物の港区巻きは、毛蟹の上に艶やかな雲丹、さらに上にキャビアをあしらった贅沢なひと皿。海苔の香りとシャリの温度、雲丹の甘みが三位一体となり、キャビアの塩味が全体を引き締めます。黒鮑は、身の厚みとしっとりした食感が際立ち、肝ソースの濃厚な旨みが後を引く一品。噛むほどに磯の香りが広がります。 握りも秀逸で、コハダは程よい酢締め加減とふっくらした身が印象的。江戸前寿司の真髄を感じさせる仕事ぶりです。名物の太巻きは厚みのある海苔に包まれたシャリの中に、胡瓜や玉子、雲丹などがぎっしりと詰まり、上には鮪の赤身がたっぷり。最後まで満足感を与えてくれます。 店内は落ち着いた木目調のカウンターで、目の前で繰り広げられる大将の所作はまさに舞台のよう。ひと皿ごとに丁寧な説明と笑顔が添えられ、非日常感と心地よさを同時に味わえました。
2025/08訪問
1回
日本橋で長く愛される老舗、吉野鮨本店。本来はカウンターでゆっくり味わいたいところですが、今回は時間の都合でテイクアウトを利用しました。「持ち帰りでも、この完成度か」と素直に感心します。 折詰を開けると、整然と並んだ握りと巻物が。派手さはないものの、一貫一貫の表情が端正で、品の良さがあります。玉子はふんわりと甘みがあり、シャリとの一体感が心地いい。海老は火入れが絶妙で、旨みがしっかり残りつつも後味は軽やか。まぐろは赤身中心の構成で、酸味とコクのバランスが良く、噛むほどに味が広がります。 シャリの加減も、テイクアウトだと重くなりがちなところを、酢の立ち方を抑えつつ、時間が経っても輪郭が崩れない設計。これは長年の経験があってこそだと感じます。いくらや白身も、それぞれの持ち味がはっきりしていて、全体を通して「素材を活かす江戸前」の思想が一貫しています。 さっと食べるつもりが、気づけば一貫ずつ味を確認しながら、自然とペースが落ちる。そんな不思議な引力のある折詰です。 日本橋の老舗「吉野鮨本店」さんで、ランチのにぎり11貫と赤だしをいただきました。 創業は明治時代という歴史あるお店ながら、店内は清潔感があり、職人さんの所作も穏やか。昼時のカウンターは常連さんとビジネス客でにぎわいながらも、落ち着いた雰囲気に包まれています。 にぎりは、その日の仕入れに合わせて構成された11貫。 マグロ、白身、煮穴子、海老、玉子、巻物までバランスよく並び、見た目からして美しい一皿です。ネタはどれも新鮮で、それぞれの持ち味をしっかりと生かした仕込み。マグロは赤身と中トロの2種で、しっとりと舌にのるような質感。白身は繊細な甘みがあり、シャリとの相性も抜群でした。 特に印象に残ったのは煮穴子。ふんわりとした食感に、ほんのり香ばしいツメの風味が重なり、老舗の仕事を感じます。玉子は出汁の甘みが上品で、口の中を優しくリセットしてくれる存在。巻物も手を抜かず、一つひとつが丁寧です。 赤だしは出汁がしっかりと効いており、ほっとする一杯。にぎりを締めるのにぴったりで、食後の満足感をさらに高めてくれます。 派手さはないけれど、ひとつひとつの仕事に誠実さが感じられる、まさに“江戸前の正統”。 長い年月を経ても愛され続ける理由が、食べるほどに伝わってきます。 日本橋らしい落ち着いた昼食をとりたいときに、また訪れたいお店です。 にぎり寿司を堪能してきました。こちらのお店は「大トロ発祥」とも言われる老舗で、その歴史あるエピソードもまた魅力のひとつ。かつてマグロの脂の部位を食べたお客が、翌日も「あの“トロッ”としたやつを頼む」と言ったことから“大トロ”という呼び名が定着したのだとか。寿司文化の一端を感じられる、なんとも粋なお話です。 おまかせで出てきたにぎりには大トロはありませんが、マグロ赤身・中トロのニ種で、それぞれの旨みの違いがはっきりと楽しめました。特に中トロは脂の甘みがすっと口の中で広がり、重さを感じさせない上品な後味。 他にも、プリッとした海老、噛むごとに旨味が染み出る穴子、弾力あるイカなど、ネタそれぞれの鮮度が際立っていました。いくらや白身魚も端正に握られていて、どれから手を伸ばすか迷ってしまう楽しさがあります。 印象的だったのは玉子焼き。多くの寿司屋では厚焼き風に仕上げることが多いですが、こちらの玉子は他のネタと同じように“握りの一貫”として提供されます。ふんわりとした甘みがご飯と調和して、まさに寿司ダネのひとつとしての存在感が光っていました。 巻物も含めて11貫のセットですが、一貫一貫がしっかりとした仕立てで、満足感は十分。ガリも程よい酸味で箸休めにちょうどよく、最後まで飽きずにいただけました。 カウンターで職人さんの所作を眺めながら味わう時間は、やはり特別なひととき。長年にわたり愛され続ける理由が伝わってきます。 日本橋の老舗寿司店「吉野鮨本店」さんで、ランチの10貫にぎりをいただきました。 創業は明治12年、140年以上の歴史を誇る、都内屈指の老舗。銀座や築地にも名店は多いですが、ここ日本橋エリアで、平日ランチからこのクオリティが楽しめるのは本当にありがたい。 この日のにぎりは、鮪赤身、中トロ、はまち、サーモン、イカ、海老、ホタテ、玉子、穴子、いくら軍艦に、細巻きまでついた満足な構成。ネタの鮮度は文句なしで、それぞれのネタがしっかりと仕事されており、老舗の丁寧な技が感じられます。特に印象的だったのは、肉厚で香ばしい穴子と、ほんのり甘い玉子焼き。マグロ系のキレと旨味もさすがの一言。 シャリはやや小ぶりで、ネタを引き立てるバランス。赤酢の酸味がほんのりと効いていて、老舗らしい上品な仕上がり。握りの温度感も絶妙で、さっと口の中でほどけていきます。 店内は職人さんとの距離も近く、空気感に緊張感がありつつも温かさがあります。接客も落ち着いていて、観光客も近隣で長年通われている常連の方もどちらも多い印象。 この内容でランチ価格とは、さすが老舗の実力と良心を感じる一品。東京の寿司文化を感じたいとき、ふらりと立ち寄れる街の一級店。 創業は明治12年、実に140年以上の歴史を持つ江戸前寿司の名店。トロの発祥のお店。ビジネス街の中心にありながら、店内にはどこか穏やかな空気が流れ、静かな職人の気配が感じられる。気取らず、それでいて芯のある寿司。 いただいたのは握りの盛り合わせ。まず目に飛び込んでくるのは、まるで宝石のように艶めくネタの数々。中トロ、赤身、白身、煮穴子、いくら、海老、イカ、玉子、そして巻物。どれも丁寧な包丁仕事が光り、寿司飯との一体感も見事。酢のきき具合が絶妙で、米粒の立ち方にも職人の矜持がにじむ。 特に印象に残ったのは、しっとりとした玉子と、ほどけるような煮穴子。玉子は出汁の甘さとふわふわの食感が際立ち、寿司の締めにふさわしい一貫。穴子はほろほろと口の中でほどけ、上品なツメの香ばしさがじんわりと広がる。 全体的にサイズはやや小ぶりで、江戸前らしい潔さとバランス感覚が心地よい。職人がカウンター越しに淡々と仕事をこなす様子を眺めながら、ひと口ごとに丁寧に味わう幸せ。 老舗の味を堅実に守りながら、現代の感覚にも自然と寄り添う。そのバランス感覚こそが、このお店が長く愛され続ける理由かもしれない。 明治12年創業の伝統と技を誇る江戸前寿司の名店。職人が握る一貫一貫には、旬の魚介と丁寧な仕事が光り、口に運ぶたびに素材の旨味が広がります。 木の温もりあふれる店内で、歴史ある味わいと心地よいおもてなしを堪能できます。初めてでも敷居が高くない、通いたくなる一軒です。
2025/12訪問
6回
蛎殻町にひっそりと佇む「鮨きむら」さん。派手な看板はなく、木の扉を開けると、カウンターだけの凛とした空気が広がります。灯りは柔らかく、音も控えめ。職人の包丁がまな板を打つ音だけが心地よく響く、そんな空間です。 おまかせは、旬を丁寧に積み重ねた一皿ごとの“静の流れ”。 最初の刺身二種に始まり、海藻の三種盛りで磯の香りを楽しみ、続く煮蛸はやわらかく、噛むほどに旨みがあふれます。焼き魚の太刀魚は皮目が香ばしく、レモンを絞ると一気に軽やか。赤身とトロの食べ比べでは、醤油漬けと炙り、それぞれの温度と香りの違いが見事でした。 握りに移ると、気持ちがさらに引き締まります。しっとりとした中トロ、瑞々しい甘海老、艶やかな小鰭(こはだ)は、どれもシャリとの調和が計算され尽くした一貫。炙り鰹には格子状の包丁が入り、香ばしさと香りが際立ちます。いくらは程よい塩味、雲丹は甘くとろけて海の余韻を残す。どの握りも奇をてらわず、素材の力と丁寧な手仕事で魅せてくれます。 最後は玉。立方体に切り出された玉子は、しっとりとして上品な甘み。まるで鮨コースを締めくくる小さなデザートのようでした。 大将の所作は静かで無駄がなく、客の呼吸に合わせて淡々と握る姿に、思わず見惚れます。ひとつひとつの余白に、丁寧な仕事と心が宿る。そんな鮨時間を過ごせました。 蛎殻町らしい落ち着いた佇まいと、真っ直ぐな鮨。華やかさよりも誠実さを感じる一軒です。
2025/10訪問
1回
堂島浜の新ダイビル2Fにある「黒杉」さんで、四季折々の食材を堪能するおまかせコースをいただきました。カウンター越しに丁寧な仕事ぶりを眺めながら、旬の味わいを一品ずつ楽しめる贅沢な時間です。 この日は、まず付出しから始まり、お造り2種が続きます。鮮度抜群の魚介は香り立つような旨味で、最初から心を掴まれました。さらに印象的だったのが「うなぎのクリカラ焼」。皮目は香ばしく、身はふっくらジューシーで、添えられた薬味と一緒にいただくと旨味が一層際立ちます。白髪ねぎとの相性も抜群で、お酒が進む味わいでした。 続く焼き物では、丸ごと一尾を香ばしく焼き上げた鮎が登場。外はパリッと、中はしっとり柔らかで、骨まで美味しくいただけます。季節の小鉢や蒸し物も3〜4種ほど供され、それぞれが繊細な味付けで、旬を大切にしたお店のこだわりを感じました。 握りは10貫。素材の良さはもちろん、一貫ごとに合わせたシャリ加減や温度、わずかな薬味の効かせ方まで計算し尽くされていて、食べ進めるたびに新しい驚きがあります。最後は出汁の効いた玉子とみそ汁、そして瑞々しい果物で締めくくり。コース全体を通して、四季を映すような構成と職人技が光ります。
2025/08訪問
1回
鮨処 音羽 ルクアイーレ店さんでの夕食。今回は「ききょう(握り盛り合わせ)」と焼き魚をいただきました。 黒い器に並ぶ握りは、見た目にも華やかで、まず目で楽しませてくれます。艶やかな海老、濃厚な雲丹、キラリと光る光り物まで、バランス良く揃った王道の江戸前寿司といった印象。いくらのプチプチ感や数の子の歯ごたえは食感のアクセントになり、口に入れた瞬間に海の香りがふわっと広がります。鮪の鉄火巻きも鮮度がよく、シャリとの一体感が心地よい。ガリは甘すぎず酸味がほどよく、次のひと口をさらに楽しませてくれる存在でした。 焼き魚は、皮は香ばしくパリッと焼かれており、中はふっくらとジューシー。脂ののった身にレモンを軽く絞れば、さっぱりとした酸味が加わり、旨みが一層引き立ちます。付け合わせの煮豆やきゅうりで箸休めをしながら食べ進めると、和食らしい上品なバランスが楽しめました。 お店は梅田ルクアイーレの10階にあり、アクセスも便利。落ち着いた雰囲気の中、旬の魚を丁寧に味わえるのは嬉しいポイントです。
2025/09訪問
1回
札幌・すすきのの人気店「ひぜん」さんで、連日の特選握りテイクアウト。 この日は、前日にあったウニがイクラにチェンジ。見た目の華やかさとバリエーションの妙で、また違った楽しみ方ができました。 パックを開けた瞬間、艶やかなネタと整ったフォルムに目が奪われます。 中トロは肉厚でしっとりとした口当たり、香り立つ脂の甘みが秀逸。 帆立はつるんと大きく、ふんわりとした食感とともに自然な甘さが舌に残ります。 海老はぷりぷりとした弾力が心地よく、噛むごとに旨みが広がる。 つぶ貝はほどよい厚みでシャリと絶妙に馴染み、瑞々しさが印象的でした。 この日特に印象的だったのが、イクラの軍艦。たっぷりと盛られた粒はひとつひとつが立っており、弾ける食感と塩気のバランスが絶妙。海苔の風味とも相まって、食べごたえのある一貫でした。 そして定番のネギトロ巻。ぎゅっと詰まった中トロはふんわりと巻かれており、脂の旨みと酢飯の酸味がよく合います。一本一本が丁寧に巻かれているのも「ひぜん」さんらしい仕事。 ウニの濃厚さに感動した前日とはまた異なる満足感があり、日替わりで楽しめる贅沢さもテイクアウトならでは。一貫一貫に誠実な仕込みが感じられ、持ち帰りでも妥協のない仕上がりです。 「ひぜん」さんで、特選握りをテイクアウト。上品な黒金の容器に、美しく並べられた寿司の数々…蓋を開けた瞬間、丁寧な仕込みと素材の良さが伝わってきました。 赤身のマグロはしっとりと柔らかく、ほんのり脂が乗って上質な味わい。帆立は大ぶりで瑞々しく、甘みがじんわり広がります。海老もぷりっとした食感で、嫌な臭みは皆無。イカは肉厚ながらも口溶けがよく、シャリとの一体感も◎。 一番驚かされたのは、濃厚なウニ。軍艦から溢れんばかりに盛られており、甘みとクリーミーさが段違い。嫌なクセも全くなく、鮮度の高さを感じました。 さらに目を引くのがネギトロ巻。これがまた、巻きの美しさと中のトロの量が素晴らしい。脂がしっかりと感じられつつも、重すぎない絶妙なバランスで、最後まで飽きずに食べ進められます。 全体的に、どのネタも鮮度が高く、シャリとのバランスがよく、職人の丁寧な仕事ぶりが伝わる内容。テイクアウトとは思えないクオリティで、店内で握ってもらったかのような一体感があります。
2025/08訪問
2回
【銀座の余韻を詰め込んだ、寿司の玉手箱】 「銀座 鮨 たじま」さんにて、お寿司弁当を購入。金色の箱を開けた瞬間、まるで宝石箱のような華やかさに思わず声が出る。赤身、中トロ、白身、エビ、穴子、いくら、玉子焼、ねぎとろ巻……と、品数は多すぎず、少なすぎず、絶妙なバランス。 一貫ずつに丁寧な握りの技術が光り、どのネタも鮮度よく、シャリとの相性が心地よい。赤身はきちんと旨みが立ち、中トロはとろけるような脂の甘さ。個人的に印象的だったのは、穴子の柔らかさと煮詰めの品の良さ。そして端に忍ばせたガリまで、抜かりなく美味。 ねぎとろ巻(通称ぜいたく巻き)で締める構成もにくい。お弁当ながらコースの余韻のようなものが感じられ、ひとつのストーリーが箱に詰まっている感覚。 外でのおもたせはもちろん、自宅で少し贅沢したいときにもぴったり。銀座の鮨の世界を、静かに堪能できるありがたい一折です。 テイクアウト鮨を探していて出会った「銀座 鮨 たじま」。ビル5階にある静かな店ですが、職人技が感じられる丁寧な握りで、銀座らしい上質さとコスパのバランスが好印象。 今回いただいたのは握り詰め合わせと太巻き。見た目の美しさだけでなく、食べ進めるごとに「お、このネタは…」と楽しくなる構成。特に印象に残ったのは、厚めに切られた中トロと艶やかないくら軍艦。どちらもシャリとのバランスが絶妙で、特に中トロは口に入れた瞬間にとろける食感が秀逸。 巻物のほうは、ネギトロに加えて貝や薬味がさりげなく混ぜ込まれていて、単なるボリューム巻きではなく、食感と風味のバリエーションが光る一品。ガリもきっちり美味しい。ランチ時は1階で受け取れる仕組みになっているのも便利です。
2025/07訪問
2回
日本橋・コレド室町2の地下にある「すし 釣りきん」さんで、ランチの特上にぎり12貫セットをいただきました。木の香り漂う板の上に、美しく並んだ握りが登場すると、それだけで心が華やぎます。 ネタは、うに・いくらの軍艦から始まり、中トロ・赤身のまぐろ、白身、光物、甘海老、いか、玉子焼き、巻物など、バリエーション豊か。ひとつひとつのサイズ感は程よく、ランチでもしっかり満足感があります。 特に印象的だったのは、うにといくら。うにはとろけるように甘く、雑味のない上質な味わい。いくらはぷちっと弾ける食感と共に、旨みが口いっぱいに広がります。中トロは脂のりが絶妙で、赤身とのコントラストも楽しい一品でした。 光物はしめ具合が絶妙で、魚の旨みを引き立てつつもさっぱりといただけます。いかは細やかな包丁仕事で柔らかく、噛むほどに甘みが増す仕上がり。甘海老はぷりっと弾力があり、鮮度の高さが感じられます。 シャリはやや小ぶりで、ほどよい酢加減と温度感。ネタとの一体感が心地よく、食べ進めるほどに職人技の丁寧さを感じます。玉子焼きは甘すぎず、ほっとする優しい味。巻物はきゅうりと白身魚の旨みがアクセントになり、最後まで飽きさせません。 日本橋・コレド室町2の地下にある「すし 釣りきん」でおまかせ握り(中トロ入り・12貫)をいただきました。商業施設の中とは思えない本格的な江戸前寿司が楽しめる穴場的なお店。 中トロは期待通りの美味しさ。しっとりなめらかな脂が舌の上でとろけ、赤酢のシャリと絶妙に調和。白身や貝も鮮度よく、握りのバランスも丁寧。煮穴子はふっくらやさしく、最後の一貫まで心地よいテンポで楽しめました。 握りの間に供されるガリやお椀も手抜きなく、全体としてクオリティの高い仕立て。満足感がしっかり残る、上品でちょうど良いボリューム。 カウンター越しの職人さんの所作も落ち着いていて、和やかに過ごせる雰囲気。日本橋での買い物ついでの一息に、気軽に立ち寄れる高品質寿司として記憶しておきたい一軒です。
2025/08訪問
2回
今回は初めてお持ち帰り。やはり抜群の安定感。 うに×いくらの贅沢巻きは見た目のインパクトもさることながら、旨みの重なりが凄まじく、濃厚でクリーミーなうにに対して、プチッと弾けるいくらの塩気がバランスを取ってくれます。ご飯はほんのり甘味のある赤酢仕立てで、具材との一体感も高い。 にぎりも、まぐろや白身、光り物まで粒ぞろいで、脂の質と切り付けが本当に丁寧。特に小肌のしっとりとした締め具合や、アジの爽やかな香り立ちが印象的でした。巻物の干瓢も歯ごたえと甘辛の味付けがよく、デザートのような存在感。 お店でいただく贅沢さとはまた違う、ゆっくり味わえるテイクアウトならではの良さを再発見。
2025/05訪問
1回
明治10年(1877年)創業の「人形町 志乃多寿司總本店」は、東京・人形町で140年以上にわたり愛され続ける老舗の寿司店です。特に、いなり寿司と海苔巻きの専門店として知られ、その味わいは多くの人々を魅了しています。  今回いただいたのは「五色寿司」。彩り豊かな具材を使用した海苔巻きで、視覚的にも楽しめるだけでなく、さまざまな味わいを一度に堪能できる贅沢な内容です。具材には、かんぴょう、玉子焼き、でんぶ、きゅうりなどがバランスよく巻かれており、それぞれの食感と風味が口の中で調和します。特に、かんぴょうの甘辛い味付けと玉子焼きの優しい甘さが印象的で、昔ながらの日本の味を感じさせてくれます。 志乃多寿司の特徴は、素材と製法へのこだわりにあります。お揚げは一度煮た後、冷暗所で3~4日間寝かせて味を染み込ませ、再度煮るという手間暇を惜しまない製法を守り続けています。この丁寧な工程が、深い味わいと独特の食感を生み出しています。また、添加物を一切使用しない自然な味わいも、多くのファンに支持される理由の一つです。  人気商品は早々に売り切れてしまうことも多いため、確実に手に入れたい場合は事前に電話予約をすることをおすすめします。
2025/03訪問
1回
本店は塩竈にあり、港町ならではの極上の寿司を提供する名店。その味を仙台駅で気軽に楽しめるのが、このS-PAL店の魅力だ。カウンター14席、テーブル22席の計36席。カウンター席では、職人が目の前で握る様子を眺めながら食事ができ、ライブ感も楽しめる。 すし哲といえば、やはり「塩竈物語」。これは、三陸の旬の魚介を贅沢に盛り込んだ握りのセット。時期によってネタは変わるが、脂ののったマグロや、塩竈ならではの新鮮な白身魚、口の中でとろけるウニ、ぷりっとしたイクラなど、どれも絶品。シャリはやや小ぶりで、ネタとのバランスがよく、一貫ずつじっくり味わえる。職人の手仕事が光る握りは、シンプルながらも完成された美しさがある。 お酒のラインナップも充実しており、宮城の地酒と寿司のペアリングを楽しめるのもポイント。綺麗な香りの純米酒を合わせれば、魚の旨みが一層引き立つ。
2025/03訪問
2回
【回転寿司の枠を超えたクオリティ】 金沢駅直結の百番街くつろぎ館にある人気店「すし玉 金沢駅店」。北陸を訪れたら立ち寄る人も多い名店で、週末や連休は行列必至です。 おまかせ握りは、のどぐろ、白えび、寒ぶり、甘えび、富山湾のきときとなネタがずらりと並び、回転寿司とは思えない華やかさと厚み。口の中でとろける中トロや、ほのかな甘みの白身魚はさすが北陸。シャリは小さめでネタを引き立てる絶妙なバランス。ウニやカニもたっぷり乗っていて、贅沢な気分に。 カウンター越しの職人さんの手さばきも見応えがあり、回らない寿司店のようなライブ感も味わえます。観光客だけでなく地元の方の姿も多く、信頼されているのが伝わってきます。 石川県や富山県の漁港から直送される新鮮なネタと、石川県産コシヒカリを100%使用したシャリが特徴の回転寿司店です。  レーンは稼働しておらず、注文はタッチパネルを通じて行うオーダー形式となっています。平日はセルフサービスで味噌汁のおかわりが自由です。 金沢駅直結の便利な立地で、新鮮な海の幸を手軽に楽しめる魅力的なお店です。
2025/06訪問
2回
リゾートの穏やかな時間に寄り添うような静かな佇まいと、心地よいホスピタリティに包まれながら、沖縄の旬を取り入れた食を堪能しました。 料理はコース仕立てで、地元の食材を丁寧に調理した品々が一品ずつ運ばれてきます。冒頭のラフテーは、脂がすっとほどけるような柔らかさで、昆布の旨味を含んだ出汁がじんわりと染み入る、沖縄らしい一皿。角が立たない優しい味付けで、まさに“上質な郷土料理”という印象。 続いて登場したのは、沖縄和牛のすき焼き鍋。小鍋に火が入るとともに立ち上る香りが食欲をそそり、旨味の濃い肉が口の中でとろけていきます。甘めの割下に豆腐や野菜がよく絡み、どこか家庭的で懐かしいのに洗練された余韻が残る、心に残る一品でした。 さらに印象的だったのが、紅芋の天ぷら。この鮮やかな色合いと香ばしい衣のコントラストが美しく、甘さと塩気のバランスが絶妙。沖縄ならではの素材を活かした“ごちそう感”がしっかりと伝わってきました。 締めは炊き込みご飯に吸い物、小鉢と香の物のセットで、落ち着いたフィナーレを迎えます。盛り付けの美しさはもちろん、ひとつひとつに丁寧さが宿っており、最後まで抜かりなく楽しませてくれる内容でした。
2025/04訪問
1回
5回目の訪問です。毎回、変わらぬ安定した美味しさに感動しています。 店内は白を基調とした明るい雰囲気で、カウンター9席のみの落ち着いた空間が広がっています。お店の皆さんも若く活気があり、清潔感が漂う心地よいサービスが印象的です。 今回もおまかせコースを堪能しました。 ドリンクメニューは、今回も注文したのはワイン関連です。豊富な日本酒や焼酎が揃っていますので、料理とのペアリングを楽しむことができます。 上質な握りをリーズナブルに提供しており、肩肘張らずに本格的なお寿司を楽しめる貴重なお店です。 これからも訪れたいと思わせる、安定した美味しさと心地よいサービスが魅力です。 神楽坂の「鮨 かぐら」は、厳選された旬の素材を使った江戸前寿司と創作料理が楽しめる隠れ家的な寿司店。洗練された和の空間で、職人の技が光る一品を堪能できます。特別な日や接待などに最適な上質なひとときを提供します。 食材との一期一会を大切に、大将自ら豊洲市場で目利きし入手する季節の食材、そして時には産地から直接仕入れている四季折々の食材。 旬は走り・旬・名残と移り変わり、その味わいが高まるような調理で美味しさを昇華させています。 焚きあげからシャリ切りまで、神経を研ぎ澄まし整えて調合・形成した舎利。