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夜の点数:4.8
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¥8,000~¥9,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 5.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 3.9
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気5.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク3.9 ]
宿泊して初めてわかる真価。静謐と自然と美食を愛する人におすすめ
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チミケップホテルの桟橋
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オーベルジュの目の前 氷結したチミケップ湖
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朝のチミケップ
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雪深きオーベルジュ
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サイフォンで香り付けした熱々の鴨のジュを鴨のグリルにソースとして添える
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サイフォン中
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鴨のジュをサイフォンの上層部にあるオレンジピールとアニスなどの香草で香り付け
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鴨のグリルに‥
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カボチャとタラバガニのティラミス
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氷結したチミケップ湖をイメージしたスープ
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2014/12/29 更新
チムケップ湖という北海道の秘境にある湖の畔にあるオーベルジュです。
女満別空港から無料の送迎車で1時間強。
時間はかかりますが、乗ったのはエルグランドのようなリクライニング可能でフットレストのある車で道中非常に楽でした。
殆ど対向車もいない雪道を延々と進み、途中から一切の民家すらない山道へ。
都会で暮らす人間には、ホテルに行くまでもちょっとしたアドベンチャーです。
山道を更に進むと、突然全面氷結し、湖上が真っ白になっているチミケップ湖と石と丸太で出来たこのホテルに出会います。
こんな所に本当にオーベルジュがあるのか?というぐらい他に何もない。
あるのは時折木の枝から落ちる雪の音と、遠くで聞こえる小さな鳥のさえずりのみ。
キンと冷えた空気が心地よい。
オーベルジュに入る前から期待感が高まります。
内部はちょっとした山小屋風。
大きな暖炉を囲むようにソファーがあり、ウェルカムドリンクをいただけます。
チェックインの後、夕食まで2時間ほど時間があったので、防寒着に着替えて湖の探検にでかけました。〔この時点で−12℃〕
12月中旬に湖が凍結したとのことで、氷結した湖面を歩いて向こう岸まで渡りました。はじめは恐る恐る。途中からは大胆に。湖面に乗る人はまだ少ないようで、殆ど足跡がありません。湖を独占するという、なんとも贅沢な散歩でした。
食前の散歩から戻り、ディナー用の服に着替えて夕食です。奥地ですので、ドレスコードはないようですが、この日は4組ゲストがいましたが、皆さんスマートカジュアル程度の格好で食事をされていました。
食材は可能な限り地元の物を基本的には使用されているとのことです。
アミューズはトリュフのコロッケ。土にから掘り出したジャガイモに見立ててしつらえてあります。
前菜はサーモンのマリネと柚子のビネグレット さっぱりとした一品
二皿目はカボチャとタラバ蟹のティラミス。冷菜が続きますが、暖炉が効いていて暖かいので、冷たくて美味。
三皿目は蝦夷鹿のソーセージ。スパイシー。
4皿目はお魚。オヒョウのソテー。
メインディシュは鴨のグリエ。これはすごく美味。それだけでなくプレゼンテーションが美しい!
鴨で採った出汁をサイフォンで温め、更にサイフォンに充填されているオレンジピールやスターアニスなどの香草で香り付けをします。目の前でサイフォン温め、鴨のソースが作られていく様子を観れるのは大変楽しく、香りも良く、食欲がでます。久しぶりにメインディシュをペロリといただきました。
デセールも秀逸でサプライズに富んだプレゼンテーションです。
初日にいただいたのは、チョコレートのかまくらと生クリームで出来た雪をシェフがソースで溶かしてくれます。溶かすとかまくらの中から‥!翌日はイチゴのショートケーキ。これも普通のショートケーキではなく、シェフが再構築したショートケーキです。軽やかなショートケーキで、大変満足。
食後にはエスプレッソを飲みながら、まったり暖炉を楽しみつつ、時折、外に出て満点の星空を眺めます。
半径4km以内には一切の人工施設がないそうで、殆ど明かりもなく、空気も澄み切っているため、たくさんの流れ星を見ることができました。
世にラグジュアリーリゾートや雪国のオーベルジュは星の数ほどありますが、ここまでの素晴らしい環境のオーベルジュはなかなかありません。
夏場はカヌーが良いらしいですが、冬はスキーが出来るわけでもなく、TVも見れません。
でも、静けさの中に何かを見いだせる人、そして秘境であっても食に妥協したくない食いしん坊さんには最高の旅行先の一つになるのではないのでしょうか。