1回
2018/12 訪問
すすきのにある海鮮系のフードが激ウマのスパニッシュ・バル♪
2019/10/22 更新
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年末年始の北海道旅行。すすきのホテルで宿泊。プラッとすすきのお店を何件か廻ったんですが、どこのお店もイッパイ。世間は年末年始休暇に入っていますから地元の方々もすすきのに繰り出して来ている感じですし、そこに当然私達のような国内・国外の旅行者が加わって街中はてんやわんや状態。そりゃ、どのお店も混みまくりますよねぇ。と、夕食難民になりかけている時に有り難くも手を差し伸べていただけたお店が、
「北海道×スパニッシュ ＳＰＯＯＮ」さん
でした。
北海道の食材を使った料理を提供しているスパニッシュ・バルのようです。
お店の場所は「狸小路２丁目」と「狸小路３丁目」の間の交差点より一本南下した交差点「南３条西３」の近くの飲食店ビルの地下１階にありました。
入店時間は１９時２０分。
本当はこちらも満席でしたが無理矢理カウンターに席を作って貰えました。有り難い。
こちらのお店の席数は、四人テーブル５脚、二人テーブル２脚、三人用のオーク樽のバレルテーブル３台って感じでした。
私が座ったカウンターには一応お客さん用の椅子も３脚程有りましたが、普段はあまり使われてなさそうな感じ。このカウンター席では、フロアからキッチンにオーダーを通したり、キッチンから料理やドリンクが出されたり、おしぼりの準備をしたり、各テーブルの伝票が置いてありオーダーの記入やチェックの会計の計算をされたりしていたので、どう見ても私の存在が邪魔。これは本当に何か申し訳なかったです・・・。
まあ、そんな事はともかく、折角席を準備してもらったんですからサクッとオーダーしていきましょう。まずはドリンクから。
①「サッポロパーフェクトクラシック」￥５００
生ビールと共に
②「お通し（チャージ）」料金不明
が運ばれてきました。
店員さんが「お通し」の料理の事を一生懸命に説明しくれていたんですが、あまり記憶に残ってないなぁ。かすかな記憶を辿ってみると確か、何か何百日も長期熟成した男爵芋を使用している、って事くらいしか覚えていない・・・。覚えが悪くて申し訳ないです。馬鈴薯を蒸かしたモノだったんですが、確かに甘味と旨味が高い馬鈴薯でしたって事は記憶に残っていますよぉ。
さあ、次にフードもオーダーしていきましょう。
③「真タチと札幌黄のアヒージョ」￥８８０
何を頼もうかと黒板メニューを見ながら悩んでいる時にシェフ（オーナーかな？）からお薦めされたのがこれでした。北海道産の貝類満載の通称『痛風アヒージョ』だそうです。今回オーダーしたのはアヒージョでしたがこれのパエリヤバージョンも有りました。サーブされてきたのは他のお店でアヒージョを頼んだ時に通常出てくるモノよりもチョット大きめのカスエラ。なので想像していたよりも具沢山で結構ボリューミー。真タチ（鱈の白子）２腹、牡蠣２杯、ムール貝２個、蛤２個、鮟肝２キレが入ってるんです。なかなかに豪華でボリューム満点でしょ。しかもどの貝類も身がプリプリでデカイ。そしてどれも美味しいんです。鮟肝はとっても濃厚、真タチもトロトロで濃厚、牡蠣は大粒で牡蠣らしい鉄っぽい貝の旨味がタップリ、蛤も旨味が高い、ムール貝は普通だったかな。この具材の旨味を活かす為なのかオリーブオイルの味付けはシンプルでアッサリ。赤唐辛子も１本丸っと入っていましたが、辛味は殆ど感じなかったかなぁ。ニンニクもそれなりに多めに入っていたと思うのですが、効きは弱めだったと思います。塩胡椒も弱めって言うか多分使われていなさそうな感じでした。オリーブオイル感が強いって言うか、素材の良さをそのまま楽しんでもらうと言うアヒージョだと勝手に解釈していました。バゲットもデフォルトで４カット付いていたので具材のエキスが染み出たオリーブオイルに浸していただくとウマッ～でしたね。これが８８０円とはとてもお得です。
④「パエリヤＳ シーフードＤＸ」￥１，２８０
Ｓサイズをオーダーしたので一人用くらいの小ぶりのパエリアパンで提供されてきました。オーダー時に言われた通り出来上がりに３０分かかりましたが、パエリヤとはそう言うもの。出来上がりに時間がかかるのは仕方がない。で、このパエリヤの具材は、有頭海老１尾、ムール貝３個、蛤１個、ミニトマト半キレって言うのがご飯の上にのっかっています。そして、サフランで黄色くなったお米の中には玉ねぎも入っているようですね。じゃ、お米を一口。お米の固さはイイ感じのアルデンテ。貝や魚介の出汁がお米によく染み込んでいて、口の中が海の幸の美味しさで充満します。出来上がった後に絞ったと思われるライムの風味と酸味も爽やかさをプラスしていますね。また、お米のおこげのパリッとした食感と芳ばしさがまた美味しいですよねぇ。このパエリヤの感じだともしメニューの中にブイヤベースなんかがあったなら美味しそうだなぁと勝手な想像が膨らみます。北海道の海の幸を使ったブイヤベース。美味しそぉ～。寒い冬のこの時期の北海道だとブイヤベースは体に染みるだろうなぁ～。
⑤「礼文産タコのカルパッチョ」￥６５０
タコの上には多分オリーブオイルとライムと塩と言うオーソドックスなソースがかかり、タコの下には白ネギ、トレビス、ニンジンを細く千切りしたものが敷かれていました。プリプリかつモチッとしながら水々しい食感の良いタコの刺身です。またタコらしい甘い旨味が強くて美味しいです。そこにオリーブオイルの軽いオイリーさとライムの爽やかさがプラスされていて美味しかったのですが、これだけ美味しいタコ刺だとワサビ醤油又はポン酢でいただきたいと思ってしまうのは悲しい日本人の性なのでしょうか。
そんな感じで１時間３０分近くお店でノンビリしてからお店を後にしたのですが、かなりシーフード系が美味しいスパニッシュ・バルでした。これだけ海鮮系が美味しいのは流石北海道と実感出来るお店でしたよ。