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お店に着いた時の行列
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行列に並んでお店を見る
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行列が進みます。
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店頭
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ベンチに座ってお店を見ます。
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店頭の掲示
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卓上
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海老ワンタンメン
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海老ワンタンメン
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海老ワンタンメン 950円
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海老ワンタンメン
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チャーシュー
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海老ワンタン
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ワンタン拡大
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琥珀色のスープ
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麺リフト
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生姜丼 100円
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生姜丼アップ
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海老ワンタンメンと生姜丼
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ごちそうさまでした
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店を出るときの行列
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こんばんは、天反ぢいです。
先日の土曜日は、台風が接近していいて、大雨警報など出ていましたが、逆に言えば、行列店の行列が短くなるチャンスかも、と思い、いつも車で前を通るたびにすごい行列だった日陰さんに行ってみることにしました。
日陰は、最近はやりなのかどうか知りませんが、超極太麺の店のようです。店主は下北沢の麺と未来の出身というかそこの店長？だったようで、独立して、ここに店を開いたようです。先日、超極太麺の別の店に行ってそこの麺が残念だったので、あまり期待してなかったのですが、この行列はただごとじゃないと思い、行ってみることにしました。
お店は、川崎市、南加瀬にあります。新川崎からの駅からだと20分ぐらい歩くことになるそうです。バスを使うなら目の前に江川町というバス停があります。でも、ワタクシ近くのはいなげやでお買い物をすることにして、そこの駐車場に車を停めることにしました。あまり長いこと停めるのは何ですが、まあ、ここの駐車場は満車にならないので大丈夫でしょう。
〇2022年9月24日(土)午前11時45分ごろ訪問
まずは、車で店の前を通ると、やっぱり行列でした。でもいつもよりは人数が少ないようです。車を置いて店前に来ますと、待ち客は13人（たぶん）。待ち時間は、1人あたり3分+5分と書いてありますので、予想待ち時間40分くらいになります。雨は小雨でした。時にはやんだり。並んでいるとスマホに緊急通報が（土砂災害の避難指示）。前の人の5分後くらいに私のスマホにも。この差はドコモとauの差？
それは、ともかく列が進んで、お店の外観を見てみると、庇から下、入り口付近は黒で統一されてますが、去年開店にしては古いですね。塗装が剥げているところがある。後で調べてみると、ここは以前は大勝軒 南加瀬店だったようで、ほぼ居抜きのようです。変わったのは看板との暖簾くらいに見えます。いよいよ順番が近くなって、ついに店前の3人だけ座れるベンチに座ります。店頭掲示では、昼営業は50～55杯、夜は30～35杯だそうです。早く売り切れますね。早いときは昼は12時半くらいに完売のようです。この日も店主が時々出てきて行列人数を確認していました。待ち時間の案内もあります。並び人数×3分＋5～10分だそうです。代表待ち禁止の貼り紙も。商品以外は店内撮影禁止ともあります。
そして、いよいよ入店です。帰る人が出てきた扉の向こうから店主が合図します。おおむね、出てくる人がいたら、すぐに入って大丈夫のようです。二人連れだと、後ろのお一人様を通す場合もあるようですが。待ち時間はほぼ計算通りでした。
お店に入って、開いている手前から3番目のカウンター席に座って、後ろの壁のメニューを眺めます。ずいぶんシンプルです。ラーメンバリエーションは、ラーメン、海老ワンタンメン、チャーシューメンだけで、味変の、濃口、辛口があり、大盛可能。あとはごはん、生姜丼、カンビールですね。口頭注文後会計のようです。ワタクシは
・海老ワンタンメン 950円
・生姜丼 100円
をお願いします。見ていると、ほとんどの人が生姜丼を頼んでますね。かなりの人が大盛りにしています。大盛りはたったの50円です。生姜丼の100円も安いですね。
店内も大勝軒時代と変わっていないみたいです。入り口横に、伊吹いりこ、煮干しいわし 広島漁協と書かれた箱があります。ほんとうに店主のワンオペなんですね。すごいです。
ワタクシのワンタンメンは前に並んでいたお二人と同じロットになりました。前の二人は辛口にしていました。見ていると、麺は、プラ麺箱に詰められていましたが、3人分出してまとめて重さを計って、それから、台においてもむというより押し付けていて、寸胴に投入しタイマーをかけてました。ワンタンは1回ごとに包むんですね。行平鍋で軽くゆでるようです。スープをどんぶりに張りますが、辛口の方は醤油スープです。麺上げは平ざるで、大盛と普通盛りが混じっていてやり肉でしょうけど、おおむね1回でとりわけ、2回目で微調整です。麺をどんぶりに入れて、辛口は、ひき肉のようなものを少し載せてラー油をかけ、巨大ミルで胡椒？を振ってました。デフォルトスープは、ちょっと黄色い別の油をかけてました。チャーシューは切る前からちょっとデロっとしていてすごく柔らかそうです。脂身はほとんど溶けかかってます。これが3枚がデフォルトでチャーシューメンだと6枚、海老ワンタンだと3個が標準のようです。生姜丼は、ご飯にひき肉のようです。辛口に載せたのと同じかも。
というわけで、前の二人に続いて、ワタクシの海老ワンタンメンもやってキタ。
いただきます！
〇スープ
ほとんど琥珀色と言っていい、透明感のあるスープです。一口すするとたちまち、上品な煮干しの味がします。これはおいしい！絶品です。煮干しの味は全く上品で、えぐみなどはありはしません。旨みだけを抽出した感じです。他に何かの出汁が使われているのか？全くわかりません。もしかすると鶏系が使われていたとしても、そのような風味は感じません。昆布系とかが使われていたとしてもおかしくはないですけど、らしい味は感じません。煮干しだけで十分な旨味を抽出することは可能でしょう。じっさい、たとえば雅楽さんは煮干しだけのスープを作ることがありますが、あれも十分な旨味があります。あとは、上に載っている色どりの万能ねぎの他に白ネギの薄切りがわりとたくさん入っていて、これはスープに甘みを出しているかもしれません。（火の通ったネギは甘くなる）
このスープに濃口で醤油を合わせるとどうなるのか、それも興味がありますね。でも辛口のラー油はやめにしておきたいです。
〇麺
超極太麺と言える太さです。幅1cmはありそうですね。でもそれほど厚くはなく5mmはないでしょうね。そして、食感滑らかで、某店のモサモサ麺とは大違いです。そしてモチモチしています。でもうどんとは明らかに違います。粘りがありますね。かなり柔らかく、加水率も高めなのかもしれません。でも佐野とか白河のようなぴらぴら麺的ではありません。表面はちょっと溶け加減で雑煮の餅みたいな感触があります。とにかくおいしいです。超極太麺はこうでなくちゃ意味がないという気がします。これを作るのは結構大変な作業だと思います。だから1日に作れる量には限界があるんでしょう。
〇チャーシュー
まさに、とろける感じで、実にいい味がします。どうやって作ったのかよくわかりません。煮込むとかたくなりがちな赤身の部分もトロトロの感じで。角煮なんかとはまるで違います。脂身はもう、ほとんど溶けかけています。醤油系の味付けは適度で、強い味付けではなく、あっさり甘みもあります。これは最高です。
〇海老ワンタン
一つのワンタンに、結構大きめのプリッとしたエビが一つ入っています。海老はきちんと背ワタが取ってあるようです。餡のつなぎのようなものは入っているのか？厨房のネタを見ると使っていそうですが、食べるとまるで感じません。海老の旨味だけです。皮も薄目で柔らかくトロトロですが、崩れる一歩手前の絶妙な感じですね。これもおいしいです。
〇生姜丼
生姜丼ってなにか？と思いましたが、のっているのはほぼひき肉だけです。名前ほど生姜の味は強くありません。というか言われないと使っているかどうかも定かには感じなかったかも。味付けはあっさりで、醤油感もあまり感じません。ちょっと甘みを感じます。砂糖系を使っているのかわかりませんが。タマネギかネギの甘みかもしれませんが、見た感じそれほど入ってなさそうです。とにかく、これもおいしいです。これが100円なんて、他ではありそうにないですね。
というわけで、熟練の技が素材を120％生かしたような逸品でした。そしてかけた手間の割にはこのお値段は安すぎのような気がします。
日蔭さん、すばらしいです。
ごちそうさまでした。