3回
2023/08 訪問
冷やしそば、冷やし和え玉―独特の旨味
こんばんは、天反ぢいです。
8月11日(やまの日)は、再度、上野に行ってきました。また、さんじさんと晴さんに行こうと思って。今回は、前回とは逆に、先に晴さんで、そのあとさんじさんにします。
晴さん、お店は日比谷線の入谷駅から、南側に交差点をわたってすぐです。前回は開店11周年の7月7日で、名前も付けられていない限定を食べました。メニューはそれだけでした。今回は何にしましょうか。
〇2023年8月11日(金:ヤマの日)午前11時50分ごろ訪問
なんで、この日が山の日なんだ?本州では、例年、安定していた天気が不安定になり、雷が発生しやすくなっているはず。北海道は、実質的に梅雨だし。8月に祝日を無理やり作った感あります。でもこの日はやっぱり猛暑日。雨など降りませんでした(うちの近所では)。
さて、お店に着くと、おー、行列です。前回は一応平日だったけど、休日は混むのでしょうか。
子供一人を含む5人連れと、お子さん二人を連れたお父さんがいらっしゃいます。あー、これではだいぶ待つな、と思ってやめようかと思いましたが、すぐに5人連れさんが店員さんに呼ばれて店内に。それで待つことにします。でも、覗いてみると、5人連れさんは、店内待ちでした。待っている間に、ワタクシの後ろに、二人ほど行列に接続。でも回転はいいらしく、15分ほどで、店員さんにワタクシと次の方が呼ばれて入店。まずは食券を買います。
夏季限定が冷やし蕎麦で、冷やし和え玉があります。大盛り不可ということですね。漬け中華というのがあって、これは、中盛り300gまで同料金で、大が400gで+100円のようです。冷やしそばにします。なお、濃厚は休止中のようです。その代わりに冷やしそばということでしょうか。
・冷やし蕎麦 1030円
お子さん連れ3人はまだ立ってましたので、店内待ちになるのかと思いましたが、空き席が2つあり、ワタクシと次の方は、先に食べさせてもらえるようです。子連れですので連席じゃないとまずいんでしょうね。
一番右のカウンター席に案内されて、食券を出すと、和え玉をどうするかきかれます。ワタクシ次があるので、やめようと思ってましたが、そう言われると食べないともったいないような気がしてきて、お願いしました。現金350円です。
やがて5分ほどで、冷やしそばがやってキタ。
チャーシュー4枚、味玉、赤タマネギ(アーリーレッドかなんか)スライス、そして、白ネギ細切りに、大葉線切りがのっています。海苔が3枚です。なかなかリッチな感じです。
いただきます!
・スープは、煮干し味ですが、セメントではなく、濃い茶色、濁ってますが、いくぶん透明感もある感じです。苦みエグミはなしですね。そして、たぶん動物系の出汁は不使用だと思います。もしかすると、鶏ガラ出汁か何かをあっさりときかせてあるのかもしれませんが。昆布系はどうでしょうね。とにかく、煮干しの旨味がたっぷりで、不足は感じません。醤油感も少し利かせてあります。なかなかおいしいです。
・麺は、わりと低加水だと思います。弾力麺じゃありません。かなり硬めに茹でられています。といっても、パツパツじゃなく、いい歯ごたえです。なかなかおいしいです。
・チャーシューは、ピンク色がかっています。やっぱり低温調理でしょうか。どうでしょう、そんなに低温では処理されていないようです。縁が黒くタレに漬けたのでしょう。ほどほどに柔らかく、ある程度味がしみて、おいしいですね。
・載せられている薬味の野菜は、シャキッとしていい感じです。ミョウガも少し入っていました。いいですね。
・替え玉を頼んでいたので、麺を優先して食べました。かなり減ったところで、店員さんから声がかかりました。和え玉は醤油と塩のどちらにしますか?塩でお願いしました。すぐに冷やし和え玉が来ました。ちゃんと様子を見て作っていたのですね。
・冷やし和え玉は、冷やしそばとたぶん同じ麺です。それにチャーシュー細切れと、白ネギ細楕円切りと万能ねぎ小口切りが少し添えてあります。麺は結構多いですね。冷やしそばと同様しっかり硬めになっています。
そのまま食べてみると、ちゃんと味が付いています。汁は何の出汁かはわかりませんが、たぶん魚介系。これは何とも言えない旨みがあって、とてもおいしいです。頼んでよかったです。
・まだ、冷やしそばの方のスープが残っています。麺を一部そちらに移していただきます。
・味玉を食べてみます。黄身はほどほどに柔らかいです。そして、しっかり味が付いていました。煮干しは感じませんが、やっぱり魚介系のあじでしょう。おいしいです。
・残りをまとめていただきました。やっぱりおいしいですね。
といわけで、大変おいしかったです。ワタクシはどちらかというと、苦みもある濃厚系の煮干しスープが好きですが、こういう、上品な味もやはりおいしいですね。Twitterによると濃厚は9月から見たいです。これも食べてみたいですね。
ごちそうさまでした。
入谷交差点からスカイツリーを見る
店前の立て看板
行列
入口
券売機
卓上
卓上調味料
冷やしそば
冷やしそば
冷やしそば 1030円
冷やしそば
正面から
右から
後ろから
左から
チャーシュー
スープ
麺リフト
冷やし和え玉
冷やし和え玉 350円
冷やし和え玉
冷やし和え玉
味玉断面
ごちそうさまでした。
店舗正面
店舗
2023/08/15 更新
2023/07 訪問
11周年の限定
こんばんは、天反ぢいです。
7月7日は、入谷の朝顔祭りに行ってきましたが、まずはさんじさんに寄り、続いて、こちら晴さんに行きました。
さんじさんを出て、そのまま、北上すると、途中に廃校に出会いました。調べたら、旧下谷小学校ということで、1990年に廃校になったようです。古いコンクリート造りの建物、アスファルトの校庭。ワタクシの出身小学校もこんな感じでしたね。なかなか趣があります。でも近々、壊されるらしいです。文化財として保存してもらえないのかな。
それはともかく、晴さん。「はる」と読むらしい。
〇2023年7月7日午後1時ごろ初訪問
晴さんは、食べログ3.79点という驚異の高評価店。行列を覚悟しましたが、なしでした。暑いからですかね。入り口のボードに、本日限定メニューのみの営業、ご飯もの終了と書いてありました。
お店に入ると、店員さんが、本日限定のみとのこと。その限定は豚の出汁の煮干しだそうです。もちろん、OKして食券を買います。ボタンは、限定とだけ書いてあり。値段も書いてありませんでしたが、1200円だそうです。お金を投入して買います。
店員さんは6人もいます。あとで、先行レビューを見ると、この日は開店11周年だそうで、ここの出身の方が来ていたとのことです。
空いている席に案内され、食券を出します。
店内はL字型カウンター席のみ。
やがてラーメンがやってキタ。
チャーシューが3枚、メンマ数本、ほうれん草、海苔1枚。真ん中に白ネギ細い小口切り、どんぶりの縁に、味噌のようなものが添えられています。
いただきます!
・スープは、セメント色というよりは茶色で、濁っていて濃厚です。濃厚な煮干しの味がしますが、強力な豚骨等の動物系の出汁が感じられます。だが、ちょっと塩分が強いです。醤油ベースのような感じがします。表面には油が少々浮いていましたが、膜が張ってきました。
そして山椒の風味がします。
添えられた味噌は、ナッツ類が入っていました。そして、五香粉の風味がします。
スープは、なんとも微妙な風味付けでしたが、ワタクシには塩分の強さが繊細さをスポイルしているように感じられます。
・麺は、強く縮れた太麺です。硬めに茹でられており、むっちりした感触がよいです。でも強力粉使用というワシワシのかんじではないです。
・チャーシューは細い脂身の入り込んだ肩肉ですね。ちょっとピンク色ですが、柔らかいというよりは、弾力があり、よい歯ごたえです。肉の味が強く、とってもいいです。
・メンマは、乾燥させたものを戻したものでしょうか、独特の歯ごたえがとてもよいです。味付けも適度で、おいしいです。
・ほうれん草は、うまく茹でられており、割ときつく絞られているのか、なかなかの食感です。えぐみはないものの、味はしっかりしており、これはおいしいです。こういうよい仕上げはなかなかお目にかからないですね。
・海苔は味は良い感じでしたが、強いスープに負けていて、存在感が稀薄になっていました。
というわけで、素材の仕上げの良さが光るおいしい一杯でした。しかし、ワタクシにはスープの塩分が多すぎて、繊細さをスポイルしている気がして、ちょっと残念でした。
ごちそうさまでした。
店舗
入口
券売機
卓上
酢と胡椒と一味
限定ラーメン
限定ラーメン
限定ラーメン
限定ラーメン 1200円
限定ラーメン
正面から
右から
後ろから
左から
スープ
メンマ
チャーシュー
ほうれん草など
麵
麺リフト
底に残ったスープ
ごちそうさまでした。
おまけ:旧下谷小学校
おまけ:旧下谷小学校
おまけ:入谷朝顔市
2023/07/29 更新
こんばんは、天反ぢいです。
先週の土曜日は、東上野方面へ行ってきました。まずは、こちら晴さんです。9月に入って、夏メニューの冷やしやつけめんが終わって、濃厚が復活したようです。ので、濃厚狙いです。
〇2023年9月23日(土)昼12時15分ごろ訪問
お店は、入谷駅から入谷交差点を渡った南西側角に近いです。前回も同じ時間で行列だったので、今日も行列かと思っていったら、行列はなし。お店に入ったら、先客は3人だけ。(でも、そのあと中国人6人様が来店して、途端に満席になりました)。
まずは、食券を買います。
・特製濃厚そば 1350円
あとで、さんじさんに行こうと思っていたので、和え玉は頼みません。
おかしいな、Twitterで確認したときには、限定があったのにないな。表にも何も書いてなかった。と思ったら、あとで確認したら、それは長野の麺屋 晴(はれ)でした。は、は、は。
指定された窓側一番奥の席に座って食券を出します。
卓上の調味料は、コショウと一味と酢。何も置いてない店もありますが、せめてこれくらいあればいいのかもしれません。
5分ほどで濃厚そばがやってキタ。
セメント色とは言えない茶色いスープです。具は、薄いレアチャーシューが4枚、味玉、通常海苔3枚が添えられ、ばら海苔も。刻みタマネギに、万能ねぎ少々ものっています。
いただきます!
・スープは茶色く濁っていて、ドロドロとは言わないけれども、かなりの粘度があります。しかし、結構滑らかなのはここの特徴かも。いかにも”濃厚”です。そして、お味は、しっかり苦みがあります。今まで食べたのから、ここは苦みを排除する方向なのかなと、思っていたら。苦みタイプを手掛けるんですね。そして旨みもたっぷり。旨みに動物系の出汁を使っていそうですが、よくわかりません。使っていても控えめなんでしょう。かと言って、いかにも煮干し、という煮干しの強力さも控えめで、よいバランスになっています。すばらしい。
・麺は、ストレート中細麵。やはり低加水麺。パツパツというほどではなく、しなやかです。ここも村上朝日製麵を使っているという情報があります。
・チャーシューは、低温調理でピンク色。薄いですけど4枚ありました。味はこの手のチャーシューらしいいい肉の味がします。
・味玉は、表面ツルツルで傷なし、薄茶色に染まっています。結構甘めの魚介系の感じの味が強くしみています。黄身は適度な柔らかさです。
・海苔は、4つ切りサイズが3枚。どうも印象に残っていません。悪くなかったはず。
・ばら海苔は、この手の濃厚にはよく使われますね。磯風味があってよいのですが、スープの強さや粘度に邪魔されていまいち効果が出ないですね。
・タマネギや万能ねぎはいい仕事しています。濃厚スープにはいいですね。
というわけで、大変おいしかったです。晴さん、さすがですね。
ごちそうさまでした。