1回
2022/08 訪問
とうもろこしの濃い味に負けないジュレとウニ。最初からテンションあがる。
柑橘の利き方が品良し。才巻海老と夏野菜。
八寸。とうもろこし天ぷらの食感は特筆。トマトは二層になってる。
前菜のノンアルコールシャンパン。アルコールを飛ばすのではなく酢酸で変質させることで風味が豊かなまま残る。過去一美味しいノンアルシャンパン。
アルコールのペアリング。甘めのお酒が多い松山の中で夏向けのスッキリ系。
お椀はクラシカルなえび真丈。中に塊のエビがゴロゴロ入っており甲殻類の風味がぶわっとくる。美味。ここにシェリーのドライ感をあわせてた。お見事。
かつお、鯛と何か。かつおのアッサリ感が夏らしく気持ちいい。
ノンアルペアリングの1杯だけ日本酒チェンジ。桜うづまき酒造袋絞りの中汲み2年もの。市販流通なし。優しく柔らかく風味豊かで、何にでも合わせられる。美味しい!
鱧はスタンダードに。
太刀魚。何気に添えてあるトマトの蜜煮美味。ノンアルペアリングは紅茶キノコ改めKONBUCHA。日本製で柔らかな口当たりと柚子が美味。これならいける。
伊予牛のしゃぶしゃぶ。
海底熟成の海すずめを、沈めておいた瓶そのままの特別仕様で。水かと思うなめらかさ。危険。
ノンアルペアリングは紅茶のような焙じ茶。肉にあう。
とうもろこしと枝豆入りの鯛ご飯。
デザートはスイカと寒天にオプションではあるがペアリング。薔薇緑茶。香りは薔薇、味はしっかり緑茶。バランス良し。
アルコールは透明なブランデー。ガラス瓶で熟成させ癖をとった感じ。良い意味でブランデーらしくない。
朝食。さっぱりした献立で丁度いい。松山揚げの味噌汁、だし醤油の湯豆腐など、ちょっと四国を感じられるラインナップ。
瀬戸内海をのぞむ素晴らしいインフィニティプール
千住博の作品のような滝を眺めながらのダイニング。フランクステラの絵もピッタリ。
夜もかっこいい。
部屋は最低100平米以上。白基調で過ごしやすい。
2022/09/12 更新
安藤忠雄の素晴らしい建築物もさることながら、部屋に用意された一流の備品類、こだわりの飲料にお菓子類まで気持ちよく過ごせる度が高い。
なにより、地元の食材を活かし、主張は強くないけど、ピッタリのバランスで出される食事と、それとは逆に攻めのペアリングを素晴らしいプレゼンテーションで繰り広げる食事に感動。
ペアリングの自由度も高く、1杯だけアルコールで後はノンアルでとお願いしたら、非売のとっておきを織り込んで下さるなどもてなしの心が嬉しい。
アルコールペアリングもシェリー酒にお椀をあわせたり、水のような焼酎を頂いたりと、遊び心満点で本当に楽しかった。
おすすめ。