1回
2015/12 訪問
洗練されたイタリアンを重厚な雰囲気の空間で。
Zuppa di pesce
Formaggio
2016/07/16 更新
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昔渋谷のビオディナミコに行ったとき
ラヴィオローネが抜群に美味しく
ワインのペアリングも素晴らしかった記憶があり。
同じ系列が横浜と広尾にあると聞き来てみたかったのですが、
記念日だったので広尾の方に来てみました。
◆雰囲気
最寄りは広尾ですが、
場所としては渋谷・六本木の丁度真ん中あたり、
場所としては割と不便で分かりにくい。
ただもともと１日の「目的地」になるレストランなので、
周りに何もないとかは別に関係ないのでしょう。
エントランスも見逃してしまいそうですが、
地下に降りると重厚な扉に迎えられ期待感が高まります。
中はカウンターとテーブル席が数席とそこまで広くありません。
WEBを見ていたときから思っていたのですが
店内は何と言えばいいか分かりませんが荘厳というか重厚というか。
カジュアルさは全くない（でもクラシックでもない）割と尖った内装です。
何か特別なちゃんとした日に行きたい気分。
◆料理・ワイン
料理は品数も多くて料理名も全部は覚えていないのですが
印象的なヤツをコメントすると
○カルチョーフィ・アッラ・ブラーチェ
アーティチョークの炭火焼みたいなもの。
食べれるところが劇的に少なくてびっくりしましたが、
香りが良くて面白い。
○子牛＆赤海老＆ちりめんキャベツ
そもそも牛と赤海老を一緒にして食べるということ自体が初めて。
どうなることかと思いましたが美味しかった。
でワタシが初めてなだけで牛と海老はよくあるんだって。
○カチョエペペと雲丹
カチョエペペといえばチーズとペッパーの
超シンプルパスタですが真ん中に雲丹という斬新さ。
これも美味しかった。
○ズッパ・ディ・ペッシェ
サローネさんのスペシャリテ。魚介の旨味凝縮。
そりゃ美味いよ、という仕様。
ペアリングの白にAGENOを持ってきたのも印象的。
マセラシオンでしっかりした味の白がよく合います。
○フォルマッジオ・ミスと
チーズをいくつか選んで、というのは鉄板ですが、
とにかく器のインパクトが凄かった。
そしてチーズは普通に美味い。
イタリアンとは言え、全体的にクラシックなものをそのままと言うより、
どれもひねって、それが良い意味で斬新で新しい。
食べた事のないもの、驚きのある組み合わせが多く、
しかもちゃんと美味しいからそれを楽しませてくれる。
そういう意味で「テアトリーノ」なのでしょうか。
ちなみにペアリングはスパークリングから
デザートワインまでいい感じでした。
こちらも王道のワインを突き出して来るというより
ちょっと面白いクセのあるワインを料理に合わせて持って来てもらえる印象。
◆サービス
サービスは抜群でしたね。
一流ホテルのように何もかも完璧な…！というより、
とても好感の持てるフレンドリーさで食事の時間を盛り上げてくれました。
料理＆雰囲気と合わせていいバランスです。
実はとなりのテーブルでロオジエだのうかい亭だの
都内の高級レストランの評価をいちいち（このお店の）店員に語る
面倒なおっさんがいて、興味もないのに耳障りなもんだなぁ、と思っていたのですが、
店員さんの接客がとても良かったので
そんなどうでもいい気分は吹き飛びました。
お会計は２人で７万くらい。
ビオディナミコ系でペアリングにしたらだいたいこんなもんかと。
記念日だと行ってあったらプレートを出して写真を撮ってくれました。
店員さんの自撮もアップしていいということなので上げてしまいますが、
とても良い記念になりました。
広尾にまた来たいですし、渋谷＆広尾という流れで
次は横浜のサローネさんにもお邪魔してみたいなという気持ちになりました。
またお世話になります。