3回
2022/02 訪問
スパイスと食材の組み合わせと強弱の妙
記録を見ると、前回お邪魔したのは
2019年2月9日で計らずして、
ほぼ同じ時期に3年ぶりの来店となった。
本当はもっとその間も来るべきお店と分かっていつつ、兎に角、京王線、小田急線って、あまり足が向かなくて。
今日はその筋の人と小さなお食事会。
コンクリ打ちっぱなし、ガラス張りのシンプルで洗練されたお店でインド料理店たいより、フレンチやイタリアの様子。
このシンプルで洗練されたセンスは料理にも、お酒選びにも表れており、黒板にチョークで手書きされたメニューを見て、こころが躍る。
決めあぐねていると、良い所取りの前菜盛りを見繕って頂けるという事でまずはそれをお願いした。
スティックセニョールのクミン炒めと
椎茸のオイル漬け、秀逸。
からの、
焼き白子のモリー、鰆のバナナリーフ包、ネパーリモモ(鶏、羊)、牡蠣のビリヤニ、骨つきチキンマサラ、
ほうれん草とマトンキーマ、
チャパティ。
旬の食材とスパイスの組み合わせの妙技。
しかし、カレーの類はしっかりオーセンティックな現地テイスト。
兎に角、スパイスの効かせ方が絶妙。
スパイスを使った調理に慣れれば慣れるほど、ミニマル化に興味があって、
やたらと使用してるスパイスの種類を謳うお店は薄ら寒さすら感じている中、このお店の味には舌を巻く。
3年前も感動していたけど、3年経って来てみたら、もっと感動している自分がいる。
そして、味だけではなく、食事が変わる度にピカピカの新しいお皿をサーブしてくれる(しかも、温かい)、飲食店としてのサーヴィス。
本当に素晴らしいお店。
コレは勝手な推測だが、店主の村上さんはあまりメディアなどへの露出がお好きじゃないのかな。
これだけのブームの中、このお店が取り上げられないわけがないから。
あんまり教えたくないけど、新しい店がドンドン増えている中、行くべきお店として知ってほしいという複雑な気持ち。
スパイス飲みはこの店行かずして語れない。
(実は静岡のお茶屋さんのご子息なのでチャイも絶品との事なので、ノンアルの方も勿論楽しめる)。
#インド料理 #スパイス料理
2022/02/07 更新
2019/02 訪問
通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
インディアンキュジーヌ的な。
マルジョウ @池ノ上
お声がけ頂き、マルジョウ スペサルディナルコースを堪能。
行きたいと思いつつ、恥ずかしながらお初訪問シリーズ。
まず、お店。
まるでワインバーのようなシンプルで洗練された内装でとてもカレーが出てくるお店に見えない。
シェフもビシッと真っ白なコックコートを着ていらっしゃる。
本日のメニューは
白菜のスープ コリアンダーの香り
野菜3種
カリフラワーロースト クミンマサラ
焼き白子モリーソース
鰆のバナナリーフ包み焼き
鴨肉のロースト ダイダイマサラ
フキノトウとチキンビリヤニ
アルラジマ
人参とインゲンコルマ
と言った内容。
どれも目から鱗の旨さで白子や鴨など本格食材×スパイスの旨さはさる事ながら、人参ラペ、キャベツのココナツファイン和え、白菜のスープなどは最低限のスパイスで素材の旨みが引き出されており、ただ、ただ、唸るばかり。
あまりの旨さに我々の座った席ではワインが4本空いた=一人一本。
また、そのワインも料理にあってちゃんと美味しいんだな。
いやはや、改めてプロの仕事とアマチュアの仕事の違いを思い知らされた次第。
#マルジョウ #カレー食べ歩き #スパイス料理
2019/02/10 更新
このお店との出会いは2019年。
それから年に一回だけ行ってるだけ。
だから、常連でも何でもないから偉そうな事は全く言えないのだが、はっきり言って、超絶オススメ。
一方でこの感動を独占ないし、気心知れた人とだけ共有したい気持ちも起きてくる。
いろんなものを食べ歩いて、自分なりにスパイスの使い方を勉強してきたつもりだが、それがオママゴトに思えてくる。
絶望すると共に、可能性や夢を感じる。
どれがどうとか、あれがこうとかもう書く必要がない。
いけばわかる。
いや、行ってもわからないかも。
孤高の天才が池之上にいる。