15回
2025/10 訪問
祝50周年
10月末で50周年を迎えた。
「飲食店の閉店率」なんてよくネット記事で見るけれど、そんなのを遥かに超越して、50年も包丁一本で勝負をしている大将は尊敬に値する。
直近で、体調を崩されて数日お休みされていたので、大変心配をしたが無理のない範囲で出来る限り永く、今後もお店を続けて頂きたい。
今日は周年のお祝いと、快気祝いを兼ねて心ばかりの品を贈呈がてら、ちゃっかり席に座り、お食事。
お通しは松坂牛とマツタケのしぐれ煮で正月かと突っ込みたくなる豪華なお通し。
こちらでは初めて頂いた、サンマのつみれ汁。
大間のマグロ、銀だらの自家製西京味噌漬けと続け、裏メニュー七味たっぷり焼きおにぎりで〆。
今日もすっかり満足。
今年も残すところ、僅かながら友人との食事会が2回決まっており、まだまだお世話になる所存。
2025/11/04 更新
2025/09 訪問
行くたびに新しい発見
高円寺でたまにお邪魔させてもらっている居酒屋のご夫婦からの熱望を受け、アテンド。
こちらの店を紹介して欲しいという声をもらうけど、やたら滅多に紹介はしない。
知り合いか、知り合いじゃないかくらいの微妙な間からの人はダメ(飲んだ時の振る舞いがどんなのか知らないと不安だし、その後、その人がどんな人を連れてくるかわからないから不安だ)
例え、どんなに仲が良くても、一回だけ行って写真撮って満足という感じになりそうな人もダメ。
この店の良さを理解し、通ってくれそうな人だけを紹介している。
好きなお店をお客さんが率先して守る制度。
これこそが紹介制の意義。
決して、お高く止まっているわけではない。
毎年、大分の農家から直送されるカボスがお目見え。
これをくし切りではなく、大胆に半分にカットし、
壱岐の麦焼酎のソーダ割りにin。
今日は小さめのキスをまるまる塩焼きにして出してくれた。
天ぷらで開きでしかあまり見ないので珍しい。
ほろほろの白身が美味い。
〆はもちろん、ガーリックライス。
死ぬ前になんか一つ食べるものが選べるとしたら、
このガーリックライス。
これはもう絶対だ。
2025/09/03 更新
2024/02 訪問
裏メニュー 七味たっぷり焼きおにぎり
次の日から10日ほど、仕事でギリシャ、スペインに行くという事で美味しい和食を摂取しておこうと、
コチラ。
カウンターで一人しっぽり。
エビスではなく、敢えての黒ラベルでぷはっと。
ゼンマイを煮たものにマヨ醤油、おかか。
二月なのに外は1桁の気温。
でも、春は来ている。
ナマコポン酢。
それから、銀鱈を焼いてもらい、
最後は七味と醤油をよく混ぜ込んだおにぎりをこんがりと焼いてもらう。
皆、締めは名物のガーリックライスにいきがちだが、
たまにこの裏メニューである、焼きおにぎりを頼む。
さすがに三つは無理なので一つは明日のお昼用に。
夜のフライトなのでラーメン納めはどこでしよう。
2024/02/27 更新
2023/09 訪問
いやー、良き良き。
連休に有給をくっつけて、ベトナムはハノイに4泊5日の旅をしてきた。
旅行中の主食はフォーないし、それに似た米麺。
一生分くった気がする。
一食だけ、ずらっと並んだオカズの中から好きなものを指さしで選んで、白米に乗せてもらう方式の定食を大衆食堂で食べたが、その一回以外はフォー。
流石に最後のほうは飽きていた。
だが、その飽き=日本食への渇望を得るために海外に行く節もある。
日本で何気なく食べているものが、帰国後、めっぽう旨く感じる、あの瞬間を味わう為に。
ハノイから車で40分程の所に「バッチャン村」という村がある。
これはバッチャンしかいない姥捨て山ではなく、「バッチャン焼き」という安土桃山時代から脈々と続く陶磁器の産地で有名な村だ。
日本でいうと有田焼の有田市みたいなものか。
そこで幾つか、このお店に合いそうな醤油皿を購入したのでこれを手土産に帰国した当日の夜に伺った。
いつものように入口の横にあるリーチインから冷えたエビスの瓶を取り出し、栓抜きで空けながら入店。
席に着くとすぐ、女将さんがグラスとお絞りを渡してくれる。
グラスにビールを注ぎ、飲む。
ベトナムでは東南アジアらしい水みたいな軽いビールを飲んでいたので、旨味たっぷりのエビスが五臓六腑に染み渡る。
小鉢は瓜の漬物、ゴボウとゆり根と練り物の煮もの。
魚醬じゃない醤油味がこんなに体にしっくりくるとは。
箸が止まらない。
帰国後真っ先に食べたいと思っていたのは刺身。
国産の生マグロをすりおろしたてのワサビと一緒に。
思わず、日本酒を追加。
刺身を堪能した後は他のお客さんが頼んだガーリックライスに相乗りし、特別に1人前を持ってもらえた。
余ったワサビが勿体ないので、ご飯に少しずつまぶしながら食べると最高。
糠漬けを肴に飲んでフィニッシュ。
血管から全身に日本食が染み渡り、やっと帰国したという実感を味わった。
同時に明日から仕事だという現実がのしかかってきた。
2023/09/20 更新
2023/05 訪問
ネパール帰り1発目
特に予定もない金曜日。
雀の涙ほどの給料が振り込まれたばかりだったので、旨いものを食べようとソロで美輪入り。
のれんをくぐり、大将に「1人、入れますか」と確認。
空席アリという事で入店。
「ビール貰いますね!」と声をかけ、入り口横のリーチインからエビスの大瓶を取り出し、自分で栓を抜き、席に着いた。
本日もずらりとカウンターの上には大皿料理。1通り、説明を受ける。
水ダコの串焼き、枝付き枝豆(茹でたてを提供してもらえる)、ばいがい煮つけ、アジの素揚げ、アジの刺身、馬刺し、〆にガーリック炒飯。
日本酒も2合頂き、大満足。
〆て、7,000円ぽっきり。
下手な居酒屋いっても3,000円くらいはするので、その二回分で2倍旨いご馳走を頂けると考えると全然いい。
相変わらず、紹介して欲しいという声が絶えない。
2023/05/29 更新
2023/02 訪問
冬の味覚と春の味覚
年明け、1月に既に2回行っている。
こちらに是非来たいという友人に頼まれ、予約したのだが当日、待てど暮らせど全然来なくて、「どうなってんねん」と連絡したら自分が一日間違えて来店していたのだ。
そのまま帰るのもアレなので、そのまま居座りソロ美輪デビューしたのが一回、次の日に、件の友人夫妻と来て2回と2日連続で来てしまった。
そして、2月。
例の如く、別方面から「是非連れていって頂戴」と頼まれ、予約。
大将曰く、来店率赤丸急上昇中だとか。
閑話休題。
何時ものようにエビスの大瓶を大将に声をかけて、セルフで冷蔵庫から取り出し、栓を抜き、席に着き、乾杯。
本日もどれを食べようか迷ってしまうほどにずらりと料理の料理がカウンター上に並んでいる。
頼んだのは以下のもの。
①ホタテとごぼうとゆり根の炒め物
②うるいとエビのマヨネーズサラダ
③イカのワタ煮
④刺し盛り(イカ、鮪中トロ、熟成鮪中トロ、タコ、タイラ貝)
⑤胡瓜とエシャロットの自家製味噌添え
⑥鮭とば
⑦ナマコ酢
⑧イカの五色揚げ
⑨ガーリックライス
本日も完膚なきまでに大満足。
月1は来たいね。
2023/02/08 更新
2022/12 訪問
暮れの元気なご挨拶
お世話になった人と3人で小さな忘年会をこちらで実施(今週は仕事終わりに週5で何らかの飲み会というハードな1週間)。
本年、こちらを紹介頂いてから、よく利用させてもらった。
出会えてよかったお店だ。
お店に入ると、カウンターは自分が予約した3席以外は満席で、2Fの宴会席も使っていた。
年末は書き入れ時というわけだ。
今日も相変わらず、カウンターの上にはずらりと大皿が並んでおり、圧巻。
エビスビールの大瓶でまずは乾杯。
ハバネロ・メカブ(毎回頼む定番)
イカ浜茹で(ワタが溢れて最高)
くえの煮つけ(唇部分がコラーゲンの塊でドゥルンドゥルン)。
焼きナス
刺し盛り(大間のまぐろ赤身、中トロ、イカ)
煎り大豆と小魚(ポリポリ、よい箸休め)
ガーリックライス(頼まない人はいない、名物)
年末の挨拶を済ませ、店を出た。
来年こそ、「1人ふらっと来ちゃいました」デビューをしたいと思う。
2022/12/22 更新
2022/10 訪問
本日も最高
本日は北海道から12年ぶりにはとこ(祖母の姉の孫)が東京に来るという事で叔母、実兄、実弟を伴い、美輪さんへ。
通算四回目。
今日はなんだかいつにも増して、カウンター上の大皿が多いような気がする。
海老しんじょうや、イカのゴロ煮など正統派な和食もありつつ、まぐろとクルミのメープルシロップ煮、ハバネロ入りめかぶなど創意工夫を凝らした料理があるので
選んでいて楽しい。
今日は
・ハバネロめかぶ
・本ししゃも南蛮漬け(卵有)
・なまダコのから揚げ
・ナス焼
・刺身盛(本マグロ中トロ、平目、たこ、いか)
・アワビステーキ
・ガーリックライス
勿論、全部旨かったけど、ナス焼がシンプルながら筆舌に尽くしがたい旨さで、驚いた。
とても香ばしく、噛んだ瞬間に旨味が口の中に広がるのだ。
まだまだ、引き出しだらけ。
これから寒くなるとより魚介が旨くなるので楽しみだ。
そろそろ、ソロデビューしようかな。
2022/10/31 更新
2022/10 訪問
二回目も最高。
前回の初来店以来、次はいつ行こうかと思っていたのだが、ちょうど、この日は東中野で間借りカレーをやったので
手伝ってくれた友人+この店に来たいと言っていた友人夫婦を誘い、合計4人で来店。
一見お断りなので、予約時に来店の有無を聞かれたが、「この前、〇〇夫妻と来たカレー屋です」で、通じた。
今後も名前ではなく、カレー屋として認識されるのだろう(正確にはカレー屋モドキなんだけど)。
閑話休題。
この日もカウンターにはずらりと大皿が並び、どれもこれも美味しいそうで、何を頼むか迷ってしまう。
一通り、素材と料理の説明を受けて、頼んだのは以下のもの。
・エビとタマネギのサラダ
・ハバネロめかぶ
・ゆで子持ちヤリイカ
・スルメイカのわた煮
・刺身盛り合わせ(まあじ、平貝、カマス)
・ガーリックライス
特筆すべきはするめいかと、刺身の盛り合わせ。
するめいかはこれでもかと濃厚なワタがぱんぱんに詰まっており、皆で「やばい、やばい、うまい、うまい!!」を連呼し、
すぐさま、日本酒をお願いしてしまった。
刺身に関しては特にあじがすごくて、沖でコマセなしで一本釣りされた天然ものをその場で活〆したもの。
しこしこした歯ごたえで噛むたびに甘みが広がった。関アジなんか目じゃないレベルだった。
かなり飲んで食べても\8000いかないくらい。
下手な居酒屋でも\3000-\4000払っている事を考えると、あまりにも破格。
今度は1人でふらっと訪れたい。
2022/10/03 更新
2022/09 訪問
※紹介制 東中野にヒッソリ佇む超名店
東中野駅の線路沿いの道から脇に入った、ひっそりとしたエリアにある一軒家。
紺色に白抜きで「美輪」とある、古びた暖簾が掲げられている。
前から気にはなっていたが某食べログの情報もほぼなく、また、風の噂で紹介制と聞いた。
とても気になり、夜も8時間しか寝られない。
そんな不眠症をとある、東中野界隈の重鎮が解消してくれる事となり、念願の「美輪」デビューとなった。
どれだけクセ強の強面店主が出てくるのかと思いきや、齢80に近そうな柔和な大将が歓迎してくれた。
まず、目を奪われたのはカウンターにズラリと並んだ大皿料理の数々。
しかも、その見た目からして、その辺の居酒屋の仕事でない事は明らか。
席に着いたものの、立ち上がって何度も眺めてしまった。
エリがピンと立ち、シワひとつ、汚れひとつない真っ白な割烹着を着た大将自ら仕入して選んだ、国産素材で作られた酒肴は口に入れた瞬間に考え尽くされた仕事の存在に気付かされる。
また、純和な酒肴と思いきや、めかぶにはハバネロを仕込んでいたり、トウモロコシサラダにはクレソンが潜んでいたり、遊びもある。
美味しいわ、勉強になるわで最高じゃないか。
気になるお支払いも鱈腹飲んで食べて、
「え!?この値段??」と逆に嬉しい驚き。
月一では来たい。
初めてだけど、好きな居酒屋一位争いが自分の中で巻き起こっている。
2022/09/02 更新
大体いつも「そろそろ行きたいな」と思ったら、
会社帰りにチラッと覗いて空いてれば1人で入るスタイル。
誰かと行く時は予約。
この日は3人だったので予約しておいた。
いつも1人だと色々食べられないし、刺身は頼むのも悪いから遠慮しているが3人なら大手を振って頼める。
見た目にも鮮やかなオードブルとエビスの大瓶で乾杯したら、カウンターにずらりと並んだ料理を選んで注文。
ノドグロの喉肉の唐揚げが珍味で美味しかったな。
〆は名物ガーリックライスに糠漬け。
満足。
12月にまた予約している。