lil-kidさんが投稿した路傍(東京/中野)の口コミ詳細

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lil-kidの痛風ウキウキ通り

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路傍中野、新井薬師前/居酒屋、日本酒バー

4

  • 夜の点数:4.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
4回目

2024/12 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

中野で1番な酒場

なにをもって1番かは人それぞれだが、
この店と出会えてよかった。

お通しは味噌田楽に、ほうれん草のおひたし。
樽酒は運良く口開けでフレッシュな口当たりでどれだけでも飲めてしまう。

朴葉味噌に熱燗。

最高な時間。

2024/12/12 更新

3回目

2023/12 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5

ここでしか食べられない、やきそば

念願の「やきそば」とご対面。

初訪店時に壁にかけられた短冊を見た時に、「やきそば」を発見。
この雰囲気で「やきそば」とは何だかミスマッチではないか。
気になって聞いてみれば、「なるほど」という料理。

それから何回か来てトライしたが、タイミニグが悪く、「条件」が合わなかった。

今回はバッチリ。

こちらでいうところの焼きそばは、フライパンで炒めたあの麺料理ではない。

炭火をおこした、小さな炉の上で、丸く捏ねたそば粉を焼いたものの事を「焼きそば」というのだ。
香ばしく焼目をつけた蕎麦のせんべいを自家製に返しにつけて、ネギと頂く仕様。
最後は蕎麦湯で〆。
何とも粋な料理ではないか。

2023/12/26 更新

2回目

2023/11 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

すっかり中野飲みではルーティンに

大体、中野で飲むときはまず1軒目に「ひろし」に向かう。
予約はしないので、2回に1回は満席で入れない。
残念ではあるが、代替となる店が無数にあるのが中野。

1軒目は食事をしっかりと食べられるところ。
2軒目は酒がメインで軽くつまめればいいところ。
結構、「酒道場」に行っていたが、最近は専らここだ。

ここは居心地が良すぎる。
五月蠅くないし、いい雰囲気の中、穏やかな時間が流れる。
お店を切り盛りするご夫婦は勿論だが、客質が大変いい。
まともな人しかいない。
ちょっと文壇バー的な雰囲気すらある(行った事ないけど)。

今年このお店に出会えたことは大変幸運なことだった。

2023/11/20 更新

1回目

2023/10 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

出会えてよかった、酒が好きでよかった

この日の間借りは昼のみ営業。

店を後にし、大きな荷物を自宅まで持って帰り、シャワーを浴びて一旦QK。

ここから自分の休日が始まった。

駅に向かい、ホームに降り立つ。
総武線が三鷹行止まりなら、阿佐ヶ谷。
中野止まりなら、中野で飲むと決めていた。

中野止まりが来た。

実際は阿佐ヶ谷の未訪店に行きたい気持ちがあったが、自ら課した小さなルールに従い、中野で降りた。

行きたい未訪店は2軒あったが、
1軒は土日休みで、もう1軒は理由はわからないがお休みだった。

とりあえず、腹の虫と乾いた喉を落ち着かせる為に、安定の「やまよし」に向かったのだが、
その時、この店が目に飛び込んできた。

人1人分くらいの小さな入口の扉が開かれているが、年季の入った暖簾で中の様子が伺えない。

それにしても、この通りは数え切れないほど通っているが今まで全く気づかず、素通りしていた。

今日は何故か気づいた。
どのみち、どこか未訪問の店を開拓しようと思っていたので、「やまよし」でガソリンを注入後、
意を決して入ってみた。

入った瞬間に心が奪われた。

6人も入れば一杯だろうか。
L字型のカウンターの上には籠
に盛られた少々の野菜、器など。

こそして何より、驚くべきはレンガで囲まれた小さな竃が席の目の前で穏やかに光を放っていた事だ。

良い感じに煤けた木目調の店内。

まるで、昭和の白黒映画の世界に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥った。

店の看板に樽酒と表してある通り、大きな樽が店内に設置されていたので、それをお願いした。

升が渡され、そこに並々と酒が注がれた。

お通しは塩が出てきた。
渋い、渋すぎる。
これで終わりなら、「塩対応」と言えたのだが、続いて、
ほうれん草のお浸し、高野豆腐と椎茸の煮物が提供された。
ほうれん草のお浸しはその場で湯掻き、さっと仕上げたもので
ほうれん草の青い香り、シャキシャキとした食感が残っていた。

酒はすぐになくなった。

このちょっと入りづらい入口と、
年季の入った店内から頑固な癖強店主がやっているかと思いきや、
60歳代くらいだろうか。
作務衣を着た髭のいかした渋い店主、穏やかな笑みを浮かべて話しかけてくれた奥様の2人体制で、
全く排他的な感じはなく、
むしろ、「若者が来た」と、温かく歓迎してくれた(40歳手前で若手扱いされる)。

先客は1人。
89歳にして長袖のTシャツにチェックのシャツを重ね着し、ジーンズに、レイバンの黒縁メガネという、イケすぎな大先輩がおり、
元アパレル関係だという共通点から大いに話が盛り上がった。

つまみも追加。

しいたけを目の前の炭火で焼いてもらう。
いしづきも楊枝に刺して、提供してくれた。
椎茸のかさに椎茸の旨みを伴った水分が溜まっていくのをゆっくり眺めた。
炭火の香ばしい香りが移った椎茸には塩と少しのレモンを搾る。

困った。
酒が止まらないではないか。

困ったとか言いつつ、更なる酒と朴葉味噌なんぞを追加してしまうあたり、
「毒を喰うても死ねませぬ」と水飴を舐め続ける、狂言「附子」の太郎冠者のようで、自らが笑えてくる。

朴葉味噌はしいたけを細かく刻み、味噌に練り込み、朴葉に薄く広げて、オクラを散らしたもの。

これも当然、炭火でじっくり焼かれるわけだが、大変に香りが良い。
これは来たら、絶対頼まないとダメなやつだ。
とある常連は二つ頼み、一つは店内で酒と、一つは持って帰り、家で白飯と食うんだとか。

さもありなん。

大変素晴らしい酒場で、酒を飲める人で良かったなと心底思えた。

再訪は固い。

2023/10/09 更新

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