yutak829さんが投稿したビアンキュイ(群馬/馬庭)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

小麦文化の楽しみ

メッセージを送る

この口コミは、yutak829さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

ビアンキュイ馬庭、西山名、山名/パン、洋菓子

1

  • テイクアウトの点数:4.2

    • ~¥999 / 1人

畑を育み薪窯で焼く 農家が伝える熱いパン

ベーカリー探訪
高崎郊外の耕作地
パン作り原点回帰編

群馬県高崎市の南端側
鏑川の流れる近くの田園
車でギリギリの通りを入る

店があるのか不安になる小路
進むと先にたくさんの薪が並ぶ
その奥にニョキッと煙突が見える

脇に小さく看板を置く奥ゆかしさ
知る人ぞ知る薪窯のパン屋さん
農地とその生活に溶け込む店

看板に掲げたビアンキュイ
仏語でよく焼くという意
愛すべき言葉のひとつ

パリで老夫婦が連呼
パン屋で聞いた声
あの言葉で知る

昨今でのパンは
柔らかく甘く軽い
情けなくも席巻する

並ぶバゲットから選ぶ
最も良く焼けたバゲット
噛み締めて知る生地の旨味

その期待をもって先へと進む
小さな看板に誘われ奥の民家へ
緑を覆われた庭先に店舗を構える

自宅の物置を改造したという建屋
玄関から靴をぬいで店内に入り
そこでお話を聞く事ができた

店主は店を始める前に渡仏
フランスの農家にて働き
住み込みで日常を知る

パンを焼く方から学ぶ
その作り方や食べ方まで
その風景を日本に伝えたい

その思いで自ら店を立ち上げ
独学でパン作りから店作りまで
薪窯から作業台に発酵器もお手製

2013年から開業しパンを焼く
始めは上手く焼けずに苦労され
日々変わる生地と向き合った

使う小麦は農林61号のみ
うどんに良く使う地の麦
近くの秋山農園のもの

無農薬の麦を石臼挽き
店主も栽培から参画され
小麦粉作りから手作りする

通常小麦粉は挽いてから熟成
熟成によりパンが膨らむのだが
店主は挽きたての香りにこだわる

毎週平日に全粒粉を挽いたものを
3割加え週末に焼き上げて営む
週末だけ販売されているパン

レーズンから起こした種で
手捏ねで生地を作り上げ
手製の発酵器で膨らむ

煉瓦を積んで組み上げ
コンクリートで仕上げた
窯に薪をくべてパンを焼く

焼かれるのはカンパーニュと
カンパーニュのフルーツ入りに
素朴なビスケットと品数はわずか

小麦独自の香りをたたせる全粒粉
挽いた直後ならではの甘い香り
焼き上げ1週間経つと際立つ

先週のパンを試させて頂く
炭火でのトーストは早く
カリッふわっと上がる

しっとり感が残って
旨味も感じられる
凝縮されたパン

当日も美味しい
ガシッとした外皮
噛み締めて香ばしく

全粒粉からの麦の香り
噛むと広がっていく甘み
最後に残るジワジワと旨味

幼少の頃から触れた地の粉
家庭で食べられたうどん
母の打つ思い出がある

その小麦粉をパンに
昇華させた思いで
焼き上げていく

自然に暮らして
自らの栽培により
自給自足に近い生活

畑に通い小麦の栽培を
その小麦でパンを焼いて
自ら接客してパンを手渡す

地元の麦に向き合う暮らしに
その話から心が動かされていき
農村部で元来のパン作りを考える

小麦全粒粉のビスケットの素朴さは
全粒粉に菜種油ときび糖を加えただけ
麦そのものを感じさせる原点となる店だ


2025/04/11 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ