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昼の点数:5.0
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 5.0
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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寒ざらし蕎麦
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千寿庵外観
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寒晒しそば大盛り
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2016/11/27 更新
蔵の町村田に、古いお雛様を見に出かけた。
お雛様は女の子の見るものだ、というイメージは私はとうに払拭している。
江戸、明治、大正、そして昭和初期くらいまでのお雛様は、男でも古いものが好きな私を引きつけて止まない。
何百年経ようと、綺麗に残る色。どれだけ大事に保管され続けてきたかよくわかる。
古いお雛様は、蔵の町によく似合う。
飾られた傍らで来訪者の応対をされている人たちもとても上品で受け答えが丁寧で、男の私の尋ねごとにも皆、親切だ。
気分を良くした私は、帰り道に手打ち蕎麦ののぼりに惹かれて吸い込まれるように、蕎麦処に入った。
まるで人の家の門をくぐり庭先を通って入る古民家風の農家レストランといったシチュエーションは、まさに今日一日の
締めくくりにピッタリだ。
一階は満席、二階にどうぞという。
いかにも古民家の上へ真っ直ぐ伸びた急な階段を上がって、大きなテーブルに置かれたメニューには、
「本日は、季節限定寒ざらしそばのみ」となっている。
私の心はさらに踊った!
「なんと今日は本当にいい日だ、図らずも寒ざらし蕎麦を楽しむチャンスにめぐり合えた!」
当然、私は大盛りを頼んだ。
テーブルに置かれた雑誌を読みながら待って、運ばれてきたそれは、期待以上のものだった。
もはや、やれ蕎麦はどうだ、つゆはどうだと言うのは無用だ。
この旨さは食べればわかる。食べねばどれだけ聞いてもわからない。
これ程寒ざらしは違うものなのか。
しばらくは、村田通いが続きそうだ。