5回
2023/08 訪問
豪雨被害を乗り越えて
R5.7月の記録的な大雨で被害を受け、半月ほどの休業を余儀なくされましたが、翌月から無事営業されています。今回も凄まじいコスパで(1人6,500円)、「もう少し利益を考えてもいいのでは?」と言いたいほどです(^o^;)一品目から夏全開、イタリアンの名店にも匹敵する…といったら失礼になるでしょうか?ウニを別皿でサラッと供するのも心憎いです。アマダイの松笠揚はシットリとパリサクの絶妙なハーモニー。すり流しは甘さに塩辛さのアクセントが堪りません。そして牛スネ?と玉葱・獅子唐・白ナスの旨さ!白ナスより牛肉の方が柔らかいという衝撃、シンプルながら究極の料理だと思いました。そして9名で日本酒をタラフク頂いたのに、呑み代が1人三千円未満という衝撃!!県外から来られた方、ここを知ったら行くしかありませんよ!是非是非(^-^)/
2023/08/31 更新
2022/12 訪問
枠に囚われず進化を続ける割烹
2年ぶりの再訪です。一時期は5,500円にしていたコースを、昨今の価格高騰の波を受けて6,050円に戻したものの、相変わらず抜群の旨さでした。1品目、玉子焼みぞれ餡掛けに彩り豊かな野菜、期待が高まる。お造りはヒラメ・バチマグロ・鯛・スマガツオ・イシガキダイ・鯵・ホッキ貝。握りは確かヒラメだったかと。驚愕のラインナップ、他店ならとっくに予算オーバーか。刺身好きには感涙モノ。焼き魚は鱈でしょうか、カラスミも添えて煮浸し?ボリュームもあり満足。汁物には椎茸と牡蠣、この日だけで魚介類を何種頂けた事か(゜ロ゜)牛ステーキはもはやこちらのスペシャリテ、丁寧過ぎる切り込みで柔らかく味わい深い。デザートのほうじ茶プリンでまた一杯呑める(^3^)/参りました、これで6,050円は脱帽です、もっと評価されて然るべきです、皆さん是非(^o^)/
2022/12/18 更新
2020/07 訪問
枠に囚われず進化を続ける割烹
新店舗が登録されたので、初日のレビューをこちらに移しました。当然、同じ文面ですので悪しからずm(_ _)m
記念すべき移転初日、キャパは以前と同じくらいでしょうか。もちろん大入り満席です(゜ロ゜)安定の6,050円コースです。以下に詳細を。
①自家製のマヨドレ&ゴマドレ。黒擦りゴマを使い、一味違うこだわり。野菜はオクラ・ズッキーニ・春菊・オニオンスライス・レタス・プチトマト等。無臭ニンニクは蒸してあり、透明感が美しい。玉葱のよう。味は勿論、歯触りと食感が素晴らしい。ギバサは確かな存在感。クリームコロッケはコーン入りなのが嬉しい。自家製糀味噌、ずっと舐めていたい( *´艸)
②ツムグリは、マグロとアジの中間のような味わいとの事。言い得て妙。ミナミマグロは鉄板の旨さ。ホタテはヒモを分ける一手間、ヒモ好きには堪えられない(^3^)/ゴマサバ握り、口の中でシャリがパラッとほどける。絶妙。ここに合わせる日本酒は高知「美丈夫 純吟 米一粒酒一滴」。高知酵母で醸したパイナップルのような香り。個性の強いウニとの相性も抜群。
③秋田特産牛のステーキは定番だったが、新店舗では味噌漬か。「田中味噌」と銘打つからには、田中徳雄大将の自家製かと思われる。こだわりと真摯な姿勢に圧倒されるばかり。味は言わずもがなの旨さ。付け合わせは露地物のルッコラ。単体で食べるとピリ辛でクセの強さだけが印象に残るが、由利牛味噌漬と一緒に食べるとアラ不思議、最高の相性。そこに石川「益荒男 山廃吟醸」を常温で。肉に負けない存在感、さすが山廃。
④説明を受けなければ、まずナスとは気付かない。洋食でいうポタージュ。空豆の食感と火の入り具合、豚つくねのコク、全てが見事に調和している。ここに合わせて頂いたのは静岡「志太泉 大吟醸 静岡鑑評会金賞受賞酒」。藤枝市の志太泉酒造が凄いのは無論の事、静岡県の酒蔵の意識の高さも垣間見える。
⑤スズキは、油をかけながら焼く「油焼き」という手法。淡白な身が油をまとって、玉葱との相性も最高。鶏ガラスープとは意外だが、これこそが"枠に囚われない"大将の真骨頂か。味付けは塩のみ。
⑥カフェラテプリンはここのデザートの大定番。呑み足りない人にはアテにもピッタリ( *´艸)
⑦酒のアテにと出して頂いた。湯沢市関口の小ナスの漬物。なんと、これも自家製!!(゜ロ゜ノ)ノ皮までパリパリとした食感が素晴らしい。秋田県南部出身者としては、是非小ナス漬の美味しさを全国の方々に知って頂きたい( ´ ▽ ` )ノ
⑧単品メニュー。どうしても食べたくなった( *´艸)昔風というだけあって甘口、葱入りなのも嬉しい。大根おろしが粗めなのも隠し技。⑤~⑧に合わせたのは、鳥取「山陰東郷 純米 強力」熱燗と、秋田「高清水 生モト特別純米」温燗。
タイトルに書いた通り、この店は進化を続けているのだと実感しました。「コース料理の価格をもっと下げたい」との事、その必要はないのでは…と要らぬ心配をしてしまいます(@_@)特に発酵系の調味料・食物等、手作りを貫く姿勢は、秋田の割烹において画期的だと思います。秋田に来られる食べログレビュアーの皆さん、ここは本当にオススメですよ(^3^)/
①自家製ドレサラダ・クリームコロッケ・秋田産ギバサ・生ラッキョウ&無臭ニンニク蒸(自家製糀味噌添え)
②ツムグリ・ミナミマグロ・ウニ・ホタテ・ゴマサバ握り
③秋田由利牛「田中味噌」漬け焼き
④焼き茄子擦り流し、空豆&豚つくね
⑤新玉葱の鶏ガラスープとスズキ油焼き
⑥カフェラテプリン
⑦湯沢市関口産小ナス漬け
⑧「昔風」玉子焼
2020/07/13 更新
ちょうど1年ぶりの再訪です。今回も質&量ともに圧倒的な満足度でした。以下、細かな記録です。
①冬瓜・オクラ・ベーコン?のジュレはサッパリした塩気で優しく胃に収まり、食欲を増進させる。馬鈴薯素揚げ(=ポテトチップ)に同じ芋のポテサラを載せるのは驚き、そして旨い、常識にとらわれない店主の発想が凄い。
②鯛・本鮪・鯵・サーモン・鮑・真烏賊・牡丹海老、どれも旨かったが、鮑の柔らかさとサーモンの程よい脂が特に印象的だった。添えられたビーツとコリンキーも決して見映えだけではなく、食感も満足度も高し。別皿で鰹(産地は聞き取れなかった)、自家製マヨネーズという仰天の組み合わせ、これが旨い!!!先付に続いて店主の発想に脱帽( Д ) ゚ ゚
③海老の頭はミソが旨い、チューチュー吸うだけでいいのたが、ついバリバリ食べてしまった(^_^;)鮎は骨を取ってあるので、頭を残して丸ごと食べられる、行き届いた配慮が嬉しい。サゴシという魚を頂くのは初めてかも、西京焼風?大根おろし&菊の花びらが下に詰められていて、一緒に口に入れると見事な旨さ。ここまでで魚の品数が凄まじい(゜ロ゜)
④土瓶蒸しは鶏肉・エノキ・椎茸と三つ葉?良い出汁が出て美味しい。特に椎茸が見事だった。
⑤ここで秋田錦牛のステーキ、田中大将の供する牛ステーキは他とは一味も二味も違う。何種もの香味野菜を刻んで付け合わせにし、トロロ?も加わっている。私の知る限り、全ジャンルの飲食店において、牛ステーキにここまで工夫を凝らす料理人は、他にいないのでは?そしてここまで気前の良い量を供する店も、他にないのでは?
⑥こちらの甘味の定番、ほうじ茶プリン。香ばしく固まったカラメルが◎。
少食の人には向きませんが(笑)、最大の満足を保証する割烹です。皆さん是非(^-^)/