かわとよさんが投稿した祇園 呂色(京都/祇園四条)の口コミ詳細

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掲載保留祇園 呂色祇園四条、京都河原町、三条京阪/フレンチ

3

  • 夜の点数:4.7

    • ¥30,000~¥39,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.6
3回目

2021/01 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.6
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

馬鹿げて旨い

コロナ禍ですが、
かみさんの誕生祝にお邪魔しました。
お邪魔するかどうかギリギリまで悩んだんですが、
お邪魔してよかったです。


祇園四条駅を降りて歩いてお店に向かいました。
京都の街はシャッターも多く、
すっかり寂れてしまったようで、
つい1年前の活気が嘘の様です。

エレベーターで5階へ上がると、
エレベーターホールでお店の方がお出迎え。
どこかにセンサーでもついているのでしょうか。
しかも名乗ってもいないのに、
「〇〇様、お待ちしておりました。」って!
以前の訪問を覚えていていただいたのなら光栄です。
ん?
もしかしてかみさんが内緒で通ってたりして??


店内はコロナ禍で席を間引いていますが予約で満席状態。
18時からの一斉スタートのみで、
20時の閉店です。

18時にはまだ少し時間がありましたので、
お客さんが揃うまで食前酒でもいただきましょう。

僕はミモザ。
かみさんはキールロワイヤル。
食事の前にお祝いの乾杯です。

食前酒を楽しんでいる間にシェフが今日のメイン食材を見せに来られました。
但馬牛の赤身です。
赤身肉大好きです。

お客さんも揃って、
今夜の宴が始まりました。


[感謝]与謝野米 帆立貝柱
帆立のリゾットです。
竹炭で色を付けた帆立のテュイルはそのまま食べても良し、
細かくしてリゾットと一緒にいただいても良し。
リゾットの帆立は藁で燻製してあるそうですが、
突出しがちな燻製香は完全に脇役で素直に帆立がおいしいと思えます。


[出会い]ポワロー葱 ナツメグ トリュフ
ポワローのスープにナツメグの泡がのせられ、
底にトリュフのペーストを忍ばせているというお料理です。
とても優しいお味のスープに、
笑えるほどナツメグ感の泡。
これだけでも十分おいしいのですが、
お皿の底にはトリュフのペーストが!
ポワロー葱とナツメグ、トリュフを混ぜ合わせていただくと、
あらおいし~!


[大地と海]キャビア 雲丹 たまご
卵の殻の中は無ミョウバンの雲丹とトロトロの卵黄が入っています。
そこにキャビアを混ぜ入れながらいただく趣向。
ラトビア産だというキャビアは塩気がマイルドで生臭さのかけらもありません。
こんなのおいしいに決まってます!


[恵]季節の野菜
お皿にはビーツのピュレが敷かれて、
その上に蓮根で作られた籠が置かれています。
その籠の中にはかぼちゃのピュレと無水調理された野菜たち。
野菜は、
牛蒡、かぼちゃ、さつま芋、紅心大根、芽キャベツ、蓮根、いんげん、
ちょっと違ってるかもしれませんが、
とても盛り沢山です。
蓮根の籠を崩しながらいただくと、
そのパリパリとした食感、
程よい塩気に野菜の甘みがぐっと引き立ちます。


[ミネラル]伊勢海老 カリフラワー
ミキュイに火入れされた伊勢海老とカリフラワーのピュレ。
その間には刻んだエストラゴンとミントが挟まれています。
柑橘のビネガーも使われているそうですが、全体と調和してほとんど分かりませんでした。
シェフに聞けば、
伊勢海老の上にはコライユと殻の出汁を煮詰めたツメを刷毛で塗ってあるそうで、
シンプルなビジュアルとは裏腹に、
とんでもない手間と時間がかかっていることが分かりました。
このお料理がこの日のコースで一番気に入りました。


[影]海老ロワイヤル
伊勢海老の出汁のフランにパセリオイルのアクセント。
これは王道のおいしさです。
絶対うまいやつ!


[フェルマータ]すだち グラニテ
酢橘のグラニテです。
甘さと酸味と香りのバランスがすばらしいです。


[生命]但馬牛 大黒しめじ にんにく
綺麗に焼き上げられた但馬牛の表面には少量の木の芽がまぶされています。
木の芽は主張するでもなく、
やわらかく牛肉の香りに調和して、
実に風味豊かです。
赤身肉は噛み応えはあるのにすぐに噛み切れます。
僕は歯がいらないほど柔らかいお肉よりも断然こちらが好みです。

大黒しめじには、
韮とエシャロットとしめじの軸が詰められています。
口に入れるとしめじの旨味とともにふわっと韮の香りがします。
付け合せにしておくのがもったいないくらいおいしいです。

にんにくは何度も茹でこぼしてから焼かれているそうです。
甘さの中ににんにくの香りがそっと寄り添っている感じです。

それぞれのパーツを単独でいただいても良し、
2種、3種を一緒にいただいても良し。
本当にすごい料理です。


[結び]七谷鴨 中華そば 九条葱
京都亀岡の七谷鴨を使ったラーメンです。
いただいてみると、
本当にラーメンで笑えました。
クリアで旨味たっぷりのスープ、
相当おいしいラーメンです。


[共感]苺 フロマージュ・ブラン
メニューには苺とフロマージュ・ブランとなっていましたが、
たぶんミスプリントです。
今回は、
グラニースミスという林檎とパイ、
それにアールグレイとスパイスのアイスを合わせたものでした。

アイス単独でいただくとチャイの様で、
林檎とパイを一緒にすると、
アップルパイと紅茶を一緒に食べているように計算されています。


[分かち合い]フィナンシェ ハーブティー
大好きな焼きたてフィナンシェはプレーンとゆず風味です。
他でも焼きたてフィナンシェを出すお店はありますが、
呂色さんのフィナンシェが一番好きです。

ハーブティーは、
アップルミント、スペアミント、パイナップルミント、レモンバーム、レモンバーベナ、
を使っているそうです。


どのお料理も本当によく計算されていて、
またそれを表現する技術が半端じゃありません。
これを言葉で表現するなら「馬鹿げて旨い。」です。

ワインは今回もペアリングでお願いしました。
シャンパン、日本酒、白、オレンジ、赤と面白いワインを合わせていただきました。
これで5000円からですから、
ワインって値段じゃなくてセンスなんだなぁと改めて考えさせられます。


いつもは食事に行くと、
いただいたお料理をパクって、
いやいや、
オマージュして自宅で作ったりするんですが、
呂色さんの場合はそんな気も起りません。
絶対無理。
プロの作りあげるお料理の数々に只々感涙するばかりです。

心地よいサービスは、
堅苦しくなく、
お客さんに楽しんで帰ってもらいたいという気持ちに溢れています。
ずっとこの席に座っていたいです。

今回は2時間という時間制限の中での食事でしたが、
めっちゃ楽しかった~!
またゆっくりお邪魔したいと思います。
ごちそうさまでした。

  • ミモザ

  • キールロワイヤル

  • 但馬牛

  • 帆立のリゾット 帆立のテュイル

  • ポワローのスープ ナツメグの泡 トリュフのペースト

  • ラトビアのキャビア 卵黄と雲丹

  • 自家製パン

  • 無水調理の野菜 ビーツのピュレ かぼちゃのピュレ 蓮根のかご

  • 伊勢海老 カリフラワーのピュレ エスドラゴンとミント 柑橘のビネガー

  • 伊勢海老の出汁のフラン パセリオイル

  • 酢橘のグラニテ

  • 木の芽風味の但馬牛 大黒しめじと茹でこぼして焼いたにんにく

  • 七谷鴨のラーメン

  • グラニースミス林檎とパイ アールグレイのアイス

  • アップルミント、スペアミント、パイナップルミント、レモンバーム、レモンバーベナのハーブティー

  • 焼き立てフィナンシェ プレーン、ゆず

2021/02/03 更新

2回目

2019/05 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

天才料理人が創りだす絶妙のバランスとホスピタリティ

いざ!呂色さんへ!!

前回知り合いのシェフと一緒にお邪魔して、
超絶気に入ってしまったかみさんが、
「どうしても行きたい!」とのたまうので、
あまり間をあけずに再訪です。


どうせ京都まで行くならと、
祇園の「加加阿365」さんで抹茶のチョコを物色。
一粒700円チョコには手を出せませんでしたが、
我が家の分と知り合いシェフに京都土産を購入しました。

その後一斉スタートの時間まで少し間がありましたので、
花見小路をぶらぶら。
艶やかな舞妓さんを見ては、
「これからお座敷かな~。」とか、
下世話な話で盛り上がる夫婦。

それにしても、
さすが京都は観光客が多いですね。
立ち止まっては、
写真を撮ったり、
店をのぞいてみたり、
ほんとに楽しそう~。
僕たちもどこかへ旅行に行きたくなります。


結局、
呂色さんには一斉スタートの15分ほど前に到着してしまい、
小霜シェフやスタッフの方としばし談笑。
そのうちに、
ぽつぽつと他の方々も到着され、
この日のお客さんがそろったところで、
コースの始まりです。


柑橘 五味 呂色
フルーツを使ったアミューズです。
甘味、苦味、辛味、酸味、塩味(とお聞きしたような)の5つの味が盛り込まれたお料理です。
おいしくて、
いきなりガツンとやられます。
フルーツにメキシコの唐辛子の組合せって、
どういう発想から生まれたんでしょう?


フォアグラ
塩味のサクサク生地、
フォアグラのテリーヌ、
その上にグリーンオリーブのジャムと黒オリーブが乗っています。
この料理を作るのにどのくらい時間がかかるでしょう?
面倒くさいことをこともなげにやっているのがすごいです。
それがまた一口サイズって!
もう1個いただきたかったです。


モリーユ茸
大好きなモリーユ茸をメニューに見つけて楽しみにしていましたが、
予想は完全に裏切られました。
モリーユ茸と言えばあの独特の外観。
その外観は全くなくなってペースト状に!
カリカリの鶏皮とスモーキーな泡を合わせていただきます。
冷たいお料理が2皿続いた後の温かいお料理は、
なんだかほっと心を和ませてくれるような気がします。


貝 キャビア
なんと1個900gの岩牡蠣!!
その外套膜を外してミルキーなおいしい部分だけをいただきます。
合わせるのは、
海水ジュレとセロリのピクルスと泡、
そしてキャビア。
あまりにおいしくて顔がにやけてしまいました。


ピジョン
ラカン産の鳩のお料理です。
鳩のお肉とサルミソースを下に敷かれたクレソンのクレープで巻いていただきます。
美しい盛り付けのお料理をくるくるっと巻いて、
手でいただくスタイルは斬新でした。
お味も素晴らしく、
もう少しポーションがあればメインでもおかしくなかったです。


ホワイトアスパラガス
ホワイトアスパラガスを使ったお料理は2種類でした。

北海道産ホワイトアスパラガスは、
甘みを味わって欲しいということでペーストに。
ホワイトアスパラガスのピクルスとオリーブオイルを一緒にいただきます。
甘くて芳醇なアスパラとオリーブオイルの組合せは万人が好きな味だと思います。

ロワール産ホワイトアスパラガスは、
苦味を味わって欲しいと塩釜焼に。
ホワイトアスパラガスの塩釜焼って初めて食べたかもしれません。
生とも茹でたものとも違う絶妙の食感が心地よく、
穂先の甘みと根元の苦味のグラデーションがなんとも面白く、
何度もいただいているホワイトアスパラガスが、
もう1ランクレベルアップしていました。


オマール海老
オマールの身はロティに、
爪はベニエに。
2通りの火入れという面倒くさいことをしているのに、
それが何気なく1皿に盛り込まれていますね。

ソースは、
新玉ねぎのソース、
レモンソース、
アメリケーヌソースの泡、
の3種類。
新玉ねぎの甘味とレモンの酸味が合わさると、
どことなくスイートチリソースを彷彿とさせて、
なんとなくエスニックな感じになります。

オマールの身の下には、
小さな殻付きの海老とアスペルジュソバージュを刻んだものが隠れていました。
小海老の香ばしさとアルペルジュソバージュのねっとり感、
それにオマールの身と3種類のソース。
複雑なテイストを見事に融合させてしまうシェフの才能にただただ感嘆するばかりです。


七谷鴨
京都亀岡で育てられている鴨のお料理です。
胸肉はロティに、
腿肉はコンフィに、
これに燃やした藁の風味をまとわせていただきます。
付け合わせは新牛蒡。
ソースにはジュニパーベリーとライムを使っているそうです。
ジュニパーベリーと言えばジン。
ジンとライムで「ジンライム」または「ギムレット」というカクテルになりますね。

一皿一皿に遊びがあって、
その遊びが料理を更においしくするって、
とてもすごいことだと思います。


本日の結び
締めのごはんもの2種です。
フランス料理でごはんもの?
呂色さんだからいいんです!

天然真鯛のごはん
日本料理店で出されても全く遜色のないごはんです。
締めにごはんをいただくとなんだかほっとするのは日本人だからでしょうか。

雲丹・唐墨・あおさ海苔のごはん
雲丹と唐墨を使った贅沢なごはんです。
こんなのおいしいに決まってます!


パイナップル パッションフルーツ
ヨーグルトとパッションフルーツにパイナップルのグラニテ、胡椒
フランス料理ならアヴァンデセールの位置付けです。
トロピカルなグラニテにヨーグルトという鉄板な組合せですが、
胡椒の香りと辛味が味を引き締めます。


トンカアイス
トンカ豆のアイスクリームです。
食べるとコーヒー牛乳のような風味でおいしいです。


小菓子/加賀棒茶
焼きたてフィナンシェ、
プチシュー、
レモンケーキ、
の3種盛りです。
冷たい加賀棒茶をお供にいただきます。
この焼きたてフィナンシェ、
もっと食べたいです!


コーヒー
最後はコーヒーかハーブティーで締めとなります。
僕はコーヒーをいただきました。


それにしても、
呂色さん、
ほんとにすごいです。

実は僕たち夫婦、
一斉スタートがかなり苦手です。
食べながら、
ああでもねぇ、
こうでもねぇ、
馬鹿話をしているので、
食べるのが極端に遅いんですね。
なので、
気づくと料理を食べているのは僕たちだけ!
できるだけ急いで食べるんですが、
追いつかない~=3

そんな食べるのが遅い僕たちですが、
呂色さんは、
お料理のペースがゆっくりで比較的大丈夫でした。

人によるとお料理のペースが遅すぎると感じるかもしれませんが、
たぶんそう感じる人は少数派だと思います。
恐らく呂色さんのスタッフの方々もこのことは分かっておられて、
お料理とお料理の間をトークで上手に埋めていただけるんです。

独創的でおいしいお料理と、
それに勝るとも劣らぬホスピタリティ。
夜のコースのお値段は、
ワインペアリングと合わせて25000円(税サ込)と安くはありませんが、
それだけ払っても損はしないお店だと思います。

また必ずお邪魔いたします。
ごちそうさまでした。

2019/05/26 更新

1回目

2019/03 訪問

  • 夜の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

2019/03/15 更新

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