かわとよさんが投稿したPoint(大阪/福島)の口コミ詳細

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移転Point新福島、福島(阪神)、中之島/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.4
1回目

2013/05 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

至福の時間

かみさんと2名で訪問。

マンションの1階にひっそりというイメージでお店はあった。
エントランスを入ると、まず目に飛び込むのはオープンキッチン。
厨房と客席を仕切るのは、低いカウンターのみ。
シェフが何をしているのか丸見えである。


席に案内され驚いたのが、テーブルにクロスがないこと。
エントランスでの対応は、レストランのそれだったが、テーブルにはクロスがない。
カジュアル路線でありながら、ホスピタリティーは落とさない。
シェフのやりたいことが、少し見えた気がした。


料理は、10500円の1本。


テーブルに着き、
僕はシャンパン、かみさんはキールロワイヤルで乾杯。
感じのいいソルリエールさんと相談の結果、ワインはポマールの97年をメインに1本いただき、あとはグラスで都度お願いすることに。


アフタヌーンティーのような盛り付けで、アミューズ・ブーシュが供される。
アンチョビのスコーンと生うにのムース
じゃが芋のシューとキャビア
フォアグラのレーズンサンド
パルメザンチーズのテュイルとゴールドラッシュ
(トウモロコシ)

ここでソムリエールさんのおすすめで、レーズンサンドに合わせてソーテルヌを1杯。
自宅では、なかなかソーテルヌは飲まないので大変うれしいお声がけ。
久しぶりのソーテルヌのセメダイン香が懐かしく、フォアグラと合っていた。
ただ、レーズンが入るとバニュルスの方がマリアージュしたかもしれない。


さて、前菜の一皿目は、
オマール海老のロワイヤル
エストラゴンの泡で覆われ、豆苗があしらわれた美しい料理。
中には豆(ウスイエンドウとソラマメ、モロッコインゲンだと思う)、オマールのスープ、オマールの身入りのフランが隠れている。
食べると、豆の風味がぐっときて、豆苗をあしらった意味が分かる。


2皿目。
アスパラガスのコキヤージュ
その名の通り、アスパラ(白、緑、紫)と貝(ハマグリ、ホッキ、ツブ、アワビ)の料理。

やはりソムリエさんのお勧めで2011年にカントナック・ブラウンがリリースしたばかりという白、アルトとシャサーニュ・モンラッシェをグラスで。
お勧めいただいたこのアルトが、貝と見事にはまり、さすがのマリアージュ。


3皿目はスープ。
赤ピーマンのコンソメ
赤ピーマンの風味を移したコンソメにホタルイカ、クルトン、海葡萄を合わせた一皿。
クリアな味わいのコンソメは後から赤ピーマンの香りが追いかけてくる。
ホタルイカにもきちんと仕事がされてそれだけでもおいしい。


4皿目は魚料理。
黄ハタのポワレ 筍と山菜のガレット
料理の説明をうかがって、山菜に「ガンソク」という初めて聞く言葉があり、そればかり気にして食べてしまった。
調べてみると、正式名はオニヒカゲワラビというらしい。
世の中知らないものであふれているなぁと感心した。
黄ハタは皮はパリッと身はプリッとセオリー通り。
ソースがほのかにカレー風味で山菜との組み合わせも面白い。
ガレットの上に載った桜海老の素揚げが食感と風味を加えている。


グラニテ代わりのフルーツハーブティー
河内晩橘、ミント、レモンバーム(だったかな?)を水で抽出したものだそうだ。
ほのかな甘み、柑橘とハーブの香りが爽やかで、口の中をリセットしてくれるグラニテ以上のハーブティー。
もう一杯、おかわりが欲しかった。


メインの肉料理。
ビュルゴー家のシャラン鴨のロティ
ビュルゴー家の鴨が中多シェフの手にかかって美味しくないはずがない。
ソースは軽めで。
店の雰囲気に合わせたのかな?


フロマージュもしっかり組み込まれてます。
コンテ エクストラ
コンテといえば、すぐにじゃが芋を思い出すが、こういう食べ方もありかも。
添えられた佐藤錦がいいアクセントだし、量もこれくらいでちょうど良いかも。


この量でアヴァン・デセールなのか?
色々な柑橘とヨーグルトのパウダー
口の中ではじける飴(?)と冷たいヨーグルトのパウダー、そして柑橘。
どうしても、子供の頃食べたドンパッチというお菓子を思い出してしまう。
あのドンパッチは、まだあるんだろうか?
ポーションもたっぷりで、嬉しい限り。


これが本番デセール。
チョコレートのスフレ ポワン風
スフレというと器から中身が盛り上がって、さくっとスプーンを入れると中はとろっというのを想像するが、見た目が全く違った。
ホットケーキを半分に折りたたんだような・・・・中にあんこが入っていそうな和菓子・・・。
でも、食べるとスフレだった。
どうやって作るんだろう?
オーブンではなく、フライパンでスフレ地を焼いたのかな?
チョコレートのアイスも添えてあり、チョコづくし。
ダブルでいただいたエスプレッソはもちろん、残っていたポマールも良く合います。


ミニャルティーズ
苺の甘さにびっくり!飴がけなのに全く負けてない。
ギモーヴのチョコレート包みは、中のギモーヴが泡のように柔らかい。


これだけの料理やデセール、お菓子を、このクオリティで作るシェフに脱帽。
さらに、この店のホスピタリティーの高さは今まで経験した店の中でも群を抜いていると思う。


今回2人で払ったのは、48000円ほど。

コース料理 @10500円 X2
キール・ロワイヤル 1400円 X1
シャンパン 1500円
白ワイン(ソーテルヌ) 1500円 X1
白ワイン(アルト) 1300円 X1
白ワイン(シャサーニュ) 2000円
ポマール’97 15000円 X1
サービス料 4370円

払った金額はそれなりだが、それぞれの値付けは大変良心的。
一度は行く価値があると思うし、
また、是非再訪したい。

2013/05/23 更新

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