5回
2020/05 訪問
「慈久庵コース(5品)」、せいろそばとそばがき両方が楽しめる贅沢!
「麒麟ノンアルコールビール 零ICHI」@400
「慈久庵コース(5品)」@4350(税別)
①『そばがき』
ホカホカでそばの香り高く、ザラりとした舌触りですが、全体はねっとりと柔らかな食感。
お好みで、ネギと味噌を付けて頂きます
②『こんにゃく』生姜醤油で頂きます。
③『野草の天ぷら』
ギシギシ、タンポポ、八重桜の花、、、あとは失念。
色々な食感と味が楽しめます。
オーストラリア産の粗塩で頂きます。
④『せいろそば』
地元水府産の「常陸秋そば」。玄そばは、小川店主自身が焼畑農法で栽培します。
極細でやや短めのそば
一層美味しく感じたそばつゆ
この山葵がめっちゃ美味い
⑤『デザート(慈久庵甘露茶梅)』
梅の実を甘めに漬けたものに、烏龍茶の葉をのせた素朴な甘露煮です
最後はさらりとしたそば湯。いい、そばの香りです。
メニュー1
メニュー2
メニュー3
そば打ちの作業場
外のテラス
テラスからの眺め。鳥のさえずりしか聞こえません。
入り口の看板
お店入り口
立派な看板
外観1
外観2
外観3
2020/05/19 更新
2019/01 訪問
寒い日に心身共に癒される、温かい「鴨なん」を頂きました!
約2ヶ月振りに常陸太田市の「慈久庵」さんに伺いました。今回は、親父殿のリクエストを受けて「慈久庵」さん訪問です。
11:30開店なので、11:00少し前に駐車場に到着。お店の前に並ぼうと入口に行くと、先客は3組6名のみ。良かった〜、と安堵していると、お店から小川店主が出てきて、ガラガラっと開店してしまいました。
と言う事で、この日は何と11:00開店でお店に入りました。いつもの通り靴を脱いでスリッパに履き替え、ご主人からお絞りを人数分手渡され、「後ろから3番目の席にお願いします」と、席を指定されます。
後ろから3番目のテーブル席に座ると、近くで薪ストーブが赤々と燃えています。また、テーブル席の脇にも小型の石油ストーブが何台か置かれており、寒さ対策はしっかり取られています。親父殿もストーブの近くで安心です。
さて、今日の注文は、以下の通りです。
• 麒麟ノンアルビール「零ICHI」400円×2
• 「自家製さしみ蒟蒻」450円
• 「野草の天ぷら」850円
• 「鴨なん」1900円+「大盛り」500円
• 「山菜そば」1700円+「大盛り」500円
蕎麦そのものが美味しいお店では、ホントは冷たい「せいろそば・ざるそば」がセオリーだと思いますが、冬場で寒いし、一度ぐらいは慈久庵さんの温かい蕎麦も食べてみたくなり、「鴨なん」を頼んでみました。
今回は着席後少し時間が掛かって、40分後にノンアルビール、刺身蒟蒻、野草の天ぷらが到着。野草の天ぷらは小川店主が丁寧に説明してくれて、確か「タンポポ、ナズナ、ギシギシ、、、」などありましたが、聞き慣れない野草の名前で覚えられませんでした(歳ですね)。
天ぷらはものすごくパリッと、かる〜〜く揚がっており、塩を付けながら頂きます。野草は独特の香りを感じ、ノンアルにも良く合います。
自家製さしみこんにゃくは、お土産やのものと比べると、舌触りが滑らかで上品なものでした。生姜醤油に付けて美味しく頂きました。
あと、いつも思いますが、麒麟の「零ICHI」は美味いですね!運転で飲めない者には最高ですね〜。
さて、蕎麦前の一杯が終わる直前に、「鴨なん」と「山菜そば」が到着です。う〜〜ん、温かいお蕎麦の優しい香り。早速、蕎麦つゆから頂きます。
いわゆる関東風の濃い醤油味ではなく、どちらかと言うと出汁が効いたややうす味系。しかし、西日本系のそば・うどんのつゆとは違って、蕎麦に負けない強さのある味です。
温かい蕎麦は、蕎麦がドボンと入っているので、せいろ蕎麦のように、つけ汁の付け方で味の濃さを調整できないので、あまり濃い味だと蕎麦の味がわからなくなるような気がします。
また、「鴨なん」のつゆですから、勿論鴨とネギの旨味がしっかり出ていて、実にいい味です。
次に、蕎麦自体をずるずるっと頂きます。うん、せいろに比べると香りや喉越しはちょっと感じ難いし、麺も少々柔らかくなります。
しかし、麺そのもののと、スープに溶け込んだ蕎麦の味が、実に優しいお味ですね。温かい蕎麦ならではの、心身共に癒されるおいしさだと思います。
鴨肉は、適度に弾力のある柔らかいもので、やっぱり脂肪が旨いですね〜。
大盛りにした事もありますが、つゆと一緒に蕎麦を食べると、お腹に溜まります。さすがに私でも蕎麦のつゆを全部飲むなんて殆ど無いのですが、つい全部飲んでしまいました(笑)。
また、普段は少食の親父殿ですが、今回は大盛りで、私と全く同じ量を食べ切りました。ホントに美味しかったみたい。私も嬉しいですね。
最後にそば湯が出て来て驚きました!温かい蕎麦にそば湯が出てくるのは初めてです。
サラッとしたそば湯ですが、とてもいい蕎麦の香りと味がします。最後のそば湯まで素晴らしいお味でした!
今日も帰る時に駐車場のナンバーを見てみると、関東各県が多いですが、静岡、名古屋、福岡ナンバーまでありました。店主の小川宣夫氏、改めてすごい方だと思います。プロフェッショナルですね!
大変美味しく頂きました、ご馳走様でした〜。
麒麟ノンアルビール「零ICHI」400円×2
「自家製さしみ蒟蒻」450円
「野草の天ぷら」850円
天ぷらの塩(何処の塩か失念)
野草の天ぷら
「鴨なん」1900円+「大盛り」500円
「山菜そば」1700円+「大盛り」500円
お蕎麦の器
相変わらず見事な、粗挽きの蕎麦
適度な弾力のある、柔らかい鴨肉
さらりとした、そば湯
蕎麦の味と香りを楽しめる、慈久庵さんのそば湯。
内観
薪ストーブが赤々と燃えています。
大好きな窓の景色
晴れの冬景色
雲ひとつない常陸太田の山と空
色々販売もしています。乾麺なのに、蕎麦粉が7割ぐらいあるみたいです。
メニュー1
メニュー2
メニュー3
慈久庵さんからすぐ近くの「竜神大吊橋」。バンジージャンプに注目が集まります!
新成人バンジージャンプ!しかも着物!(近くのお土産やさんで展示されていた写真)
久々に竜神大吊橋を渡ってみました。全く揺れません。
吊橋から真下を見ると、股間がぞわぞわします。
2019/01/14 更新
2018/11 訪問
香り高い「新そば」の季節です!
11月に入って、いよいよ「新そば」の時期到来です!茨城県内では圧倒的にそばが美味い、常陸太田市の「慈久庵」さんか「鯨荘 塩町館」さんに新そばを食べに行こうと思いました(どちらのお店も、店主 小川宣夫氏のプロデュース)。
恐らく「鯨荘 塩町館」さんは、また後日伺う事になりそうなので、今回は「慈久庵」さんに伺う事にしました。ただ、「慈久庵」さんは店主 小川宣夫氏が、全てお一人でやられているお店なので、うっかり混雑時に当たると、何時間も待つ事になります。
遅くとも11:30の開店の30分前には到着したかったのですが、所用で出発が遅れ、結局、慈久庵さんに到着したのは11:25になってしまいました。店に入ると、既に第一陣グループはテーブル席に座られており、第二陣グループの方が計7〜8人ほど待機中といった状況です。
恐らく私もギリで第二陣グループとして、第一陣の後にテーブル席に着けそうなので、安心して待つ事にしました。待っている間にどんどんと店の外には行列が伸びていきます。すごいな〜、慈久庵って。
テーブル席に座れたのは12:10頃。12:25頃にご主人が注文を取りに来てくれ、「キリン零ICHI (ノンアルコールビール)」400円、「超珍味・岩魚のうるか」700円、「大盛りせいろそば」1800円をお願いしました。
10分程して蕎麦前の「キリン零ICHI (ノンアルコールビール)」と「超珍味・岩魚のうるか」を持ってきてくれました。一人乾杯で頂きます!
「岩魚のうるか」って初めて頂きますが、「イワナの内臓の塩辛」なんですね。イワナ自体を釣るのが大変だし、一匹で採れる内臓の量も少ないようなので、大変貴重な「珍味」のようです。
食べてみると、ま〜〜、塩辛い!塩辛ですから(笑)。ただ、しょっぱ味が引いた後に独特の爽やかな味が残ります。やっぱ、ちょっとイカの塩辛とは味が違うようです。
窓の外の山を眺めながら、「岩魚のうるか」をアテに「キリン零ICHI 」をじっくりと頂きます。ノンアルですが、瓶入りの「キリン零ICHI 」はコクがあって、とても美味いですね!ゆったりとした贅沢な時が流れます。
普段は、後のお客さんが待っていると思うと、急いで飲まなきゃ、食べなきゃって思うんですが、慈久庵さんは全てが「ゆ〜〜っくり」なんです。だから、慌てずじっくりと雰囲気や味を楽しむ事が出来る、、、うん、意識してそうしているのかもしれませんね。
「キリン零ICHI 」を丁度飲み終わる頃、実に絶妙なタイミングで「大盛りせいろそば」が到着。待ちに待った「新そば」ですよ〜!
目の前の「せいろそば」ですが、食べる前から蕎麦の芳ばしい薫りがほんのりと漂ってきます。これは初めての経験です!
久し振りの慈久庵さんですが、改めて蕎麦の極細振りに驚きます。見た目、とても繊細で綺麗な蕎麦、と言った印象です。
小川宣夫氏が自ら拘りの焼畑農法で育て収穫したそば殻を、粗挽きして手打ち蕎麦にしたその姿は、やはり製粉したそば粉を業者から仕入れて打っているものとは、どうしても違ってくると感じます。何というか、蕎麦が生きてるって感じすらします。
早速そのまま蕎麦だけで頂きますと、「ん〜〜、これこれ、この味、この香り、この食感!」。特に新そばならではの鼻に抜ける香りがいいです。蕎麦つゆに浸けてズルズルっと一気に頂くと、空気と混ざりあってまた何とも言えない風味の良さ、喉越しの良さを楽しめます。
途中で薬味の山葵やネギを使いながら、味の変化を楽しみながら頂きました。特に山葵は美味かったですね。上品な香りと、ほんのりとした甘みがありました。せいろの上の蕎麦、ほぼ1本も残さず頂きました〜!
最後は熱々の「そば湯」です。さらっとした食感ですが、蕎麦の風味が良く、実に美味いです。
やっぱり「慈久庵」さんは別格に美味いな〜。勿論、他にも美味い蕎麦屋は数々ありますが、頭ひとつ抜けている美味しさに感じます。改めてその素晴らしさに敬意を表し、4.0評価を付けさせて頂くことに致します。
大満足で「新そば」を美味しく頂きました。また伺いたいと思います、ご馳走様でした!
あ、帰りがけに駐車場をよく見てみますと、相変わらず17〜18台の車の多くは県外ナンバーです。相当朝早くに出発されたのでしょう、頭が下がる思いです。
「キリン零ICHI (ノンアルコールビール)」400円、「超珍味・岩魚のうるか」700円
「大盛りせいろそば」1800円
繊細で綺麗な蕎麦です。
11月初旬から「新そば」との事です。
そば湯もとても風味が良いです。
メニュー1
メニュー2
メニュー3
内観1 既にストーブを焚いていました。
内観2
この慈久庵さんの窓からの景色が、何とも好きです。
テラスから。子供のカマキリがいました。
店外でお待ちの方々
外看板
2018/11/11 更新
2018/06 訪問
自然の中でゆ〜っくりと蕎麦を頂く贅沢!
1年振りに常陸太田市の蕎麦の有名店「慈久庵」さんに伺いました。慈久庵さんはご主人がお一人でお店の全てを行うので、去年の6月に伺った時は食べるまでに2時間も掛かってしまい、「いくら美味しくても2時間待ちはちょっと、、」と思い、足が遠のいていました。
しかし、食い意地の張った私は、「やっぱり美味いものは食べたい!」とばかりに、今回は開店の30分前の11:00にお店に到着しました。なんと、先客は居らず一番乗りです。軒先に座って一人静かに待ちます。耳をすますと、鳥の美しいさえずりがよく聞こえ、何とも安らぎます。結構な山奥ですからね。
11:45頃には若いご夫婦が1組、、2組。お一人様の男性も来て、開店時には私を含めて6人程でした。いやいや、前回は何だったんでしょ?と言う位に空いています。
11:25頃に開店。スリッパに履き替えて一番手前のテーブル(5人掛け)に案内されました。同じテーブルにはもう一人のお一人様男性と相席です。メニュー表は一応見ますが、オーダーは既に決めていました。
ご主人が順番にオーダーを取りに来ます。私のオーダーは、「大盛りせいろそば」1650円、「超珍味・おひしょ 岩魚の卵添」600円、「麒麟 零ICHI ノンアルコールビール」400円です。
慈久庵さんは、どうしても配膳まで少々時間が掛かりますが、ノンアルコールビールと、つまみの「醤(おひしょ) 岩魚の卵添」は数分で持ってきて頂けました。ご主人、お忙しい中でもちゃんと「醤(おひしょ)」の説明をしてくれます。「黒いのが小麦、白いのが大麦です。発酵させていますので、酸味がありますが、これは乳酸菌です。」記憶違いだったらごめんなさい。
とりあえず蕎麦前の(ノンアルですが)一杯を頂きます!「麒麟 零一」、初めて飲みましたが、結構美味くて驚き!しっかりとビールのコクがあっていいですね〜。ノンアルコールも進化してる!麒麟に感謝。
早速「超珍味・おひしょ 岩魚の卵添」を一口。うん、麹系の味です。僅かな酸味と、結構な塩味。また、とても珍しい岩魚の卵のプチプチ食感と味の面でもいいコクを出していて、つまみにとても良い味ですね〜。
窓の外の山々の緑を眺め、鳥の声を聞きながら、ゆっくりのんびりと頂きます。「ん〜〜、、贅沢なひと時だな〜」って思います。
ノンアルコールビールとおひしょ を頂き終わり、セルフでお冷やを取りに席を立つと、丁度ご主人が「大盛り せいろそば」を 配膳してくれました。グッドタイミングですね!
慈久庵さんのそばは、ご主人がご自分で栽培されてるんですよね。しかも昔ながらの焼き畑農法のようで、かなりの拘りの様です。蕎麦一本一本に感謝して頂かないといけません。
蕎麦は見た目ザラッとした感じで、かなりの細切り。手打ちらしく、若干の太さのバラツキもいい感じです。まずは、そばつゆを付けずに蕎麦だけで頂きます。程よく冷えて締まった蕎麦は、流石の食感、味、香りです。あ〜、来て良かった、期待を裏切らない美味さです。
次につけ汁を付けてズルズル〜〜〜〜っと一気に頂きます。このズルズル〜〜が大事!蕎麦とそばつゆと、空気が上手く混ざるんですよね。特に細切りの蕎麦は、この混ざり具合が絶妙です。いやいや、見事に爽快な喉越しと、口の中で泡立つ様な食感と蕎麦の旨味!
そばつゆは東京の蕎麦屋さんと比べると甘めです。東京のそばつゆはもっと辛くて出汁もパンチがあるので、蕎麦をツユにだばっと全部付けなくてもバランスがいいのですが、慈久庵さんのそばつゆはマイルドなので、蕎麦を全部付けて食べた方が美味しいと思います(個人的嗜好です)。
ゆっくりゆっくり、味わいながら最後の一本、一欠片まで、しっかりと頂きました。今回は待ち時間のストレスも無く、最初から最後まで快適に美味しく過ごせました。また時々伺います。ご馳走さまでした!
ちなみに、店を出る頃には既に店内で待っているお客さんが10人くらい。店の外でも数人待っておられました。少し早めに来た方が快適かもしれませんね。
帰りの駐車場の車を見ると、半分近くは他県ナンバー。遠く他県から、茨城県常陸太田市の山奥までわざわざ食べに来られるなんて、ありがたい限りです!
「大盛りせいろそば」1650円
そばアップ
「超珍味・おひしょ 岩魚の卵添」600円
おひしょ 岩魚の卵添 アップ
「麒麟 零ICHI ノンアルコールビール」400円
メニュー1
メニュー2
メニュー3
窓越しの風景
この風景に和む、、
店内
そば畑で焼き畑をするご主人
そば打ち部屋
全てをお一人でこなすのが慈久庵さんの特徴
看板
慈久庵さんの畑(そばじゃないです)
外観1 立派な茅葺き屋根
外観2 屋根の上には雑草が生えてます
すぐ近くの「竜神大吊橋」。バンジーしてます。
2018/06/30 更新
2017/06 訪問
蕎麦の栽培から手がける、拘りのお蕎麦やさん。
食べログ蕎麦部門では、茨城県一の高評価を持つ「慈久庵」さんに初めて伺いました。場所は常陸太田市、竜神大吊橋(観光用の吊橋)に向かう山道の坂の途中にあり、大変な眺望のいいところにあります。近くには久慈川という八溝山に水源を持つ一級河川が流れ、久慈(くじ)をひっくり返して慈久(じきゅう)と名前をつけたのかもしれません。
お店は山道の坂の途中にあるので、駐車場から階段を登ってお店に入ります。開店は11:30、11:35頃着きますと、待ち人ゼロ。玄関には写真のように、「全ての作業を一人で行います。どうぞ時間と心にゆとりをお持ちになってお入り下さい。」と看板が置いてあります。「はいはい、分かりました。」と決心して入店。
店内は靴を脱いでスリッパに履き替え。店に入ってもお客さんのテーブル席は殆ど見えないレイアウトです。ちょっとテーブル席の方を見ると、6テーブルあって、全ての満席状態。開店前から待っていたお客さんの達ですね。
慈久庵の店主から「そこの席で待って」と言われ、心に余裕を持ってひたすら待ち続けます。6テーブル席全員の蕎麦を店主が作り、片付け、会計まで一人で全部やる訳ですから、そりゃ時間かかりますわ。、、、、で、ようやく席に付けたのは12:30過ぎ。まぁ、長かった。
その後、オーダーをします。ちょっとお値段も張るので、「せいろそば(大盛)」¥1650円のみオーダー。
店主お一人で全部やりますから、オーダー後も暫く時間はかかります。ふと窓を見ると、素晴らしい景色が広がっています。慈久さんは、山道の途中にあって、結構高い所にあるので、景色が抜群です。外のベランダにも出て、暫しまったり景色を楽しみました。
13:00過ぎに「せいろそば(大盛)」が出来上がりました。見た目が綺麗な蕎麦です。少しざらっとした田舎蕎麦風で私の好きなタイプです。かなり細切りの蕎麦で、せいろにはぴったりです。
まずはそばつゆに付けずにストレートで蕎麦を頂きます。ん〜、、さすがいいお味。味、香り、喉越しともに素晴らしいです。蕎麦の味が濃くって、なんというか、新鮮な味です。メニューには書いてありませんでしたが、おそらく十割蕎麦じゃないかと思いました(店主さんに後でお聞きした所、九割五分蕎麦だそうです)。
次に蕎麦つゆに付けて頂きます。蕎麦つゆは自分の想像とは違い、醤油感はそれ程強くありません。マイルドな出汁の効いたお味で、これはこれで美味いです。あくまで好みの問題ですね。あまり醤油感が強くないので、蕎麦をザブンとつゆに全部沈めて食べても蕎麦の味が負けません。
薬味の山葵は生山葵。もう少し量があると良かったかな。美味い山葵です。
高級なお蕎麦なので、ゆっくり味わって頂きました。一本残らずキレイに頂き、そば湯まで美味しく頂きました〜。
お会計の時に店主さんに「お蕎麦は、常陸秋蕎麦」を使われているんですか?」と、お聞きした所、「ん〜、自分で作ってるんでねぇ〜、水府そばかな。」とおっしゃっておられました。え〜!蕎麦の栽培からやってるんだ。お店もお一人でやられてますが、栽培から全部自分で拘ってやってるんでしょうね〜。
お蕎麦は確かにトップクラスのお店だと思います。ただ、同等クラスのお店は他にもあると思いますので、どこをベストなお店とするかは好みと総合力でしょうね。
慈久庵のご主人、お一人で大変でしょうが、お身体を大切に、これからもこだわり続けた美味しいお蕎麦を作り続けて下さい!
大変美味しく頂きました、ご馳走さまでした!
せいろそば 1150円 + 大盛500円 =1650円
せいろそばアップ
メニュー1
メニュー2
メニュー3
いろいろ販売もやってます
乾麺も売ってます
乾麺と蕎麦つゆはのセット
室内からみた景色
とても景色がいいです!
ここでビール飲んだら最高でしょうね〜
外観
なるほど、分かりました
入り口
すぐ近くにある竜神大吊橋。全長375m、高さ100m。橋から下を見下ろすとゾクゾクが止まりません。
JUMP! 飛べ、私〜〜!!!
2017/06/05 更新
久々のランチ外食レビューは、常陸太田市の「慈久庵」さんに1年4ヶ月振りに伺いました。
1年半近くも空いてしまったのは、同じ常陸太田市内の違うおそば屋さんを食べ歩いていた事もありますが、「慈久庵」さんが都合で数ヶ月間休業されていた事、しかも再開直後にはコロナ騒動で又々行けなくなってしまった事などが重なったためでした。
暫く休業していて、店の経営も大変でしょうし、小川店主の体調も気掛かり。慈久庵さんのそばが食べたい気持ちと、少しでも売上に貢献したい気持ちもあって伺う事としました。
現在「慈久庵」さんは、コロナ対策で夜の営業は自粛しており、昼間だけの営業で、11:30からそばが無くなる迄やっておられます。
慈久庵さんは全ての作業を小川店主がお一人でこなす関係で、どうしても待ち時間がかかる傾向があります。出来るだけ滞在時間を短くしたいので、11:30開店よりも早めに行って開店待ちする事としました。
この日は、10:30頃に着いて一番乗り。YouTube を見ながらのんびりと待っていると、11:05頃には小川店主が顔を出して、早々と開店してくれました。この時点で私以外は、家族連れ4人とお一人様だけ、という人数でした。お店に入ると、まずは手指のアルコール消毒から始まります。コロナ対策ですね、いい事です。
なお、気になる小川店主はと言うと、いつも通りに物静かで穏やかな感じで、特に痩せた様子も無く、普通にお元気そうでした。取り敢えず一安心。
テーブル席に最初に案内され、メニューを一応チェックしましたが、オーダーは既に決めていました。昼から少々贅沢ですが「慈久庵コース(5品)」@4350と、いつもの「麒麟ノンアルコールビール 零ICHI」@400です。ちなみに「慈久庵コース」は、以下の構成の3種類があります。
4品(@3500)こんにゃく・そばがき・せいろ・デザート
5品(@4350)4品+野草の天ぷら
7品(@5800)5品+わさびの茎・いわな
待つ事凡そ15分程で「こんにゃく」と「そばがき」が同時に到着。ちなみに小川店主は、地元でそばを焼畑農法で栽培している拘りようで、このそばがきも貴重な焼畑式のそばが原料な訳です。
小川店主から「こんにゃくは生姜醤油で、そばがきは最初そのまま味って、その後は味噌とネギで食べて下さい」と言われました。早速頂きます!
①《そばがき》
小川店主から「初めはそのまま食べて、その後は味噌とネギで食べて下さい」と言われた「そばがき」。ホカホカと湯気が立つ温かいそばがきは、お湯に入ってはおらず、ストレートです。プルプルしていて、出来立てのこんにゃくの様な感じ。
箸で適量を摘んで頂くと、ザラりとした舌触りと蕎麦の実がそのまま入っているのか、かなりの粗挽きで、粒々感がいっぱいです。また、如何にも慈久庵さんの蕎麦らしい、ねっとりした食感と、風味豊かなそばの味を楽しめます。
②《こんにゃく》
奥久慈のこの一帯は「刺身こんにゃく」が名産品です(ちなみに、奥久慈の久慈を逆さにすると慈久です)。慈久庵さんの「刺身こんにゃく」はとても柔らかな弾力があって、上品な味です。生姜醤油で頂きますが、生姜がものすごく辛味が強くて、パンチ力がありました。
③《野草の天ぷら》
小川店主がひとつひとつの野草を丁寧に説明してくれます。「これがギシギシ、タンポポ、八重桜の花、、、」、あかん、かなり集中して聞きましたが、記憶出来ません。メモリーに空きがありません。天ぷらはオーストラリア産の粗塩で頂きましたが、野草はそれぞれに食感、繊維感、青草味などが違っていて、味の違いを噛みしめながら楽しめます。ノンアルコールビールにもよく合います。
④《せいろ》
久々の慈久庵さんの「せいろ」。ホント、何度見てもこのそば切りの細さは尋常じゃないですね。いつも通り初めはそのまま頂きます。ザラりとした粗挽きの舌触りと、やや粘りのある濃厚で繊細なそばの味わいです。このそばは、他のそば屋さんには無い独特の味わいだと思います。
そばつゆに半分ほど浸けてズルズルッと一気に啜ります。気のせいか、そばつゆが少し醤油感、出汁感ともに強くなった気がして、より美味しく感じます。空気とそばつゆとそばの混ざった味は相変わらず絶品!喉越し、風味、香り、サイコーですね。ちなみに、山葵の風味も素晴らしかったです。
⑤《デザート(慈久庵甘露茶梅)》
梅の実を甘めに漬けたものに、烏龍茶の葉をのせた甘露煮です。酸味と自然な甘さがあり、如何にも慈久庵さんらしい素朴で上品なデザートでした。
初めて頂いた、慈久庵コース。丁寧に、緻密に作られたその一品一品の味わいは、名店に相応しい見事なものでした。
大変美味しく頂きました。ご馳走様でした〜。