2回
2020/10 訪問
貝だしのコクの深い淡麗にバター
昨今ネットを賑わせている江ノ島近くにできた新店に往訪。海の近くにふさわしい爽やかな佇まいのお店で、明るい感じのビーチミュージックも心地よい。
このお店は地鶏と貝の出汁を合わせたスープで醤油と塩があり、トッピングにこれまたこだわりのバターがあるという事を事前に聞いていたので、注文は醤油バターと決めていた。それに加えてコーチンのTKGがあったので迷わず食券機で注文。
程なく完成した醤油バターは非常に美しいプレゼンテーション。上に乗っているバターを除けばこれぞ淡麗系といった様子。
コーチンTKGはそっちのけでいざスープをすすると、口の中に自信たっぷりに広がる貝の出汁。地鶏のコクもたまらない。これはうまいスープだ。メンマは銀座の篝を思わせるような長くて柔らかいタイプ。そして麺を少し口にいれると、これがプリパツ細めのストレート麺。食感はかなりのものだった。
見た目的にちょっと硬いのではないかという不安があったチャーシューもホロホロで隙がない。猛烈にうまいスープと麺で、これは味変の必要がないなと思っていたところに、思い出させるようにバターが溶け出してくる。このバターが更にコクを足してくれ、スープから引き出す麺をコーティングする。甘みすら感じるうまさ。
個人的に感じたのが、スープもバターもこれ以上ないくらいうまいのだが、やはりバターはスープのコクを少し消してしまう。次回はバターなしで行ってみよう。
心からうまいラーメンで、気づけばTKGほったらかしのままほぼラーメンを完食。残ったスープで白飯部分を少し堪能し、TKGに特製のタレを掛けていただく。このタレもまたうまい。ただラーメンのインパクトが非常に強かったので、TKGはそこまでインパクトは感じなかった。これも今度は別のものを頼もう。
確実に塩も食べたくなる、満足の一杯でございました。
2020/10/17 更新
あん藤さんは店主さんのこだわりと、継続する進化が凄すぎていつも圧倒されます。
一口目からあっさり系なのに分厚いスープのコクが完全に私の舌に「うまいものを食べている」と強烈に認識させてくれます。
スープ、プリパツの麺、爽やかさすら感じるメンマ、きちんとアクセントの仕事をするネギ、そして私はこちらのチャーシューが大好きです。
見た目は低温調理っぽい、比較的噛みごたえがあるチャーシューかと思いきやこれがまたホロホロタイプ。味の濃い麺屋さんだとチャーシューもがっつり醤油感あったりしますが、こちらのチャーシューはほんとに上品な優しくてそれでいて肉の味の存在感が強いタイプ。
こちらのお店では良くビールを頂きますが、なんなら白ワインが合うのではないかと言うくらいの上品さです。
お店の皆さんも本当に感じが良くて大好きなお店です。
場所柄どうしてもマナーの悪い外国人が多くなってきましたが、まあこのうまさだと仕方がないのかもしれません。
間違いなく日本の名店の一つだと思います。