2回
2022/01 訪問
二代目が守る江戸前天丼の名店
ランチを求めて赤坂を彷徨。
ぶらりと、やって来たのは、赤坂3丁目の天麩羅「赤坂 天茂」。
ビルの2階。
飲食には不利な立地で、60年続く、江戸前の天麩羅屋。
狭い店内。
カウンターとテーブル、20席ほど。
お客様は、ほぼ常連のみ。
家族経営のアットホームな空気が優しく漂う。
ランチタイムは、混みこみですが、今日は氷雨のせいでしょうか、余裕でした。
11年ぶり、3回目の訪問。
20年ほど前から先代の一人娘が、後を継ぎ、鍋前を一人で仕切ってます。
味にうるさいお客様が多い赤坂で暖簾を守るのは大変。
「超名店だったのは、先代の名人・倉茂富夫氏の時代のお話。今の天茂は・・」、
と、口の悪いお客様に言われたこともあったようです。
すっかり、貫禄のついた 女主人。
鍋の前で揚げ油に全神経を集中。
鍋前から動きません
ホウジ茶を啜りながら、目の前で揚げる姿に見とれます。
オーダーは、「エビとコバシラのかき揚丼」1500円。
以前は、大盛り無料でしたが、大盛りそのものを止めています。
別料金だった「シジミの赤だし」100円は、お新香と共にセットになりました。
立ち昇るアブラの芳香。
江戸前の天麩羅は、ゴマ油を使って黒く揚げます。
「白い天麩羅は、上品過ぎて、江戸っ子のショウに合わねぇんだ。」と、教わったのを思い出しました
30食も揚げると惜しみなく揚げ油を変えます。
絶妙に調合された油の旨みを頂くためには、当然なんです。
登場。。
これが、江戸前の「かき揚丼」と言うものです。
普通の食材を普通に揚げているのに、普通ではないかき揚が出来あがるから、不思議。
うまし。
先代の名人の技は、受け継がれていますね。
「このお店の味は、常連客が守った。」と、メディアに書かれたことがありましたが、
一番は、二代目主人の努力と精進でしょう。
ここで、当然、一句詠みます。
「初春の コロモ サクサク 花も咲く」
お後が よろしいようで。
2022/01/11 更新
60年続く、江戸前の天麩羅店。
狭い店内。カウンターとテーブル、20席ほど。
お客様は、ほぼ常連のみ。
家族経営のアットホームな空気が優しく漂う。
ランチタイムは、混みこみです。
20年ほど前から先代の一人娘が、後を継ぎ、鍋前を一人で仕切ってます。
味にうるさいお客様が多い赤坂で暖簾を守るのは大変。
口の悪いお客様に
「超名店だったのは、先代の名人・倉茂富夫氏の時代のお話。今の天茂は・・」、
と、言われたこともあったようです。
すっかり、貫禄のついた 女主人。
鍋の前で揚げ油に全神経を集中。
鍋前から動きません
ホウジ茶を啜りながら、揚げる姿に見とれます。
オーダーは、「エビとコバシラのかき揚丼」1500円。
以前は、大盛り無料でしたが、大盛りそのものを止めました。
別料金だった「シジミの赤だし」100円は、お新香と共に、セット料金に含まれています。
立ち昇るアブラの芳香。
江戸前の天麩羅は、ゴマ油を使って黒く揚げます。
「白い天麩羅は、上品過ぎて、江戸っ子のショウに合わねぇんだ。」
と、教わったのを思い出しました
30食も揚げると惜しみなく揚げ油を変えます。
絶妙に調合された油の旨みを頂くためには、当然なんです。
登場。。
サクサクの衣が目を惹きます。
これが、江戸前の「かき揚丼」と言うものです。
甘い丼つゆが、ご飯にシミシミ。
普通の食材を普通に調理しているのに、普通ではない かき揚丼が出来あがる不思議。
この、かき揚げ天丼、実に、うまし。
先代の名人の技は、受け継がれていますね。
「このお店の味は、常連客が守った。」と、メディアに書かれたことがありましたが、
一番は、二代目主人の努力と精進でしょう。
ここで、当然、一句詠みます。
「初冬に コロモサクサク 枯れ葉舞う」
お後が よろしいようで。