24回
2025/11 訪問
鮨みやしたの悦楽。霜月。心地よい冬の始まり。確かな技術と心意気に酔いしれる。
冬の光物細魚。綺麗な身質と淡泊な味わいの魚。鮨職人の仕事によりさまざまに変化する鮨種。
仕事と酢飯が、細魚の上品な旨味を演出する。
横浜関内の鮨みやした。宮下親方は京都祇園の鮨まつもとで修業された方。
神保町鶴八で修業された新橋しみずの清水親方の孫弟子。
鶴八さんは弁天山美家古で修業。更に源流を辿ると、江戸時代に鮨を生み出した華屋与兵衛に行きつく。
江戸時代からの流れを組む、江戸前寿司がいただけます。
鮨屋の主役はあくまで握り。鮨。
酒肴は引き立て役。
それを地で行く筋が通った親方です。
とはいえ、その引き立て役が美味すぎていつも困ってしまう。
この日も酒が進んでしまい、細かい品書きは美味しかったという一言に置き換えられてしまった。
鱈の白子の醤油焼き、これで酒を飲まない人はおそらくいない。
握りはいつも通り墨烏賊から、小鰭を味わい、鮪の流れ。
海老は少し小ぶりで甘みの強い握り。
今夜も関内で宮下親方に悦楽を頂いた。
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▼今回のお寿司@sushi.miyashita
鮨みやした 神奈川県横浜市中区常磐町4-44
2025/12/06 更新
2025/10 訪問
鮨みやしたの悦楽。神無月。大味必淡の境地。今季初の牡蠣。鱈の白子に舌鼓。
冬の顔が登場し、これから来る、鮨のハイシーズンの訪れに胸が躍る。
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鮨みやした 神奈川県横浜市中区常磐町4-44
丁寧な仕事で美味い鮨を食べさせてくれる宮下親方。
先附、酒肴、握り、全てにおいて鮨という料理を体現。
華美で派手な演出はせずとも、素材の味と香りを高らかに感じさせてくれる。
地味だが滋味深い品々と、酒を傾ける時間はまさに悦楽そのもの。
あくまで握りの前の酒の肴。鮨屋の酒肴を頂く。
シャリは酸味がしっかりと効いているが、米の味もちゃんと感じる。旨いシャリ。
寿司種と一体になって、鮨と成る。
こちらの車海老は好み、大きさ・食感・甘みこれくらいのサイズの車海老が心地よい。
鰯、卵焼きはいつもと違う趣。
不意に感じる変化が嬉しくなる。
いつも美味しいお鮨を頂けることに、感謝。
品書
先附 シラスおろし、
酒肴 天然岩モ水雲と毛ガニ、蝦蛄、松皮鰈、蛸、青柳の炙り、魳の塩焼き、煮牡蠣、牡蠣出汁、鮟肝と煮牡蠣、白子(鱈)、塩辛
握り 墨烏賊、鰯、赤身、中トロ、大トロ、煮蛤、車海老、赤貝、縞鰺、海胆軍艦、イクラ軍艦、穴子、干瓢、卵焼き
2025/11/04 更新
2025/09 訪問
鮨みやしたの悦楽。文月。松皮鰈、秋刀魚に赤貝、鮪も脂香り共に徐々に強く、鮨種も秋の彩り深まる。
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鮨みやした 神奈川県横浜市中区常磐町4-44
この日はノンアルで鮨と向き合う、緑茶でしっかりと味わう鮨はそれもまた贅沢で格別。
香り記憶共に鮮明に刻まれる。
墨烏賊好きの筆者の好みを把握して頂き、新烏賊と墨烏賊を共に頂けるのは常連冥利に尽きる。
二つ三つ自分の信頼のおける鮨店も見つけ通い続ける良さがある。
酒肴の松皮鰈はしっとりとしつつ歯ごたえもあり、噛むほどに旨味溢れる刺身。
飲めるなら日本酒が飲みたくなる一品。
秋刀魚の肝幽庵焼きは秋刀魚がもつ旨味をすべて味わい尽くす一品。
握りは安定の墨烏賊、小鰭の流れ。香と脂が徐々に乗ってきた鮪、黒ムツの酢〆は技術が光る。
閖上の赤貝はまだ香弱しといった感じでしたが秋冬とさらに香食感が良くなっていくでしょう。
握りの構成も素晴らしい。
品書
先附 岩水雲 能登の天然物
酒肴 蒸し鮑、松皮鰈、帆立、大分の蛸、白川のお椀、秋刀魚の肝祐庵焼き、平貝の磯辺
握り 新イカ名残、墨烏賊、小鰭、赤身、中トロ、大トロ2部位、煮蛤、黒ムツの酢〆、鰯、シマアジ、真鯵、車海老、赤貝閖上、海胆、イクラ、穴子、玉
2025/10/09 更新
2025/08 訪問
鮨みやしたの悦楽 葉月。鱧、真子鰈、イクラ、秋刀魚が。名残と走りが共演し、季節は秋へと向かう。
まだまだ残暑が厳しい今日この頃ですが、食材は秋へシフト。
和食、特にお鮨は季節の移り変わりを細やかに感じられ、日本人であることの喜びを再確認させてくれる。
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鮨みやした 神奈川県横浜市中区常磐町4-44
夏が旬の鱧、真子鰈から。旬の名残を味わい、旬の走りも頂く贅沢な秋の鮨。
城下鰈はしっとしとした食感で旨味が強い。
秋刀魚は皮を軽く炙り、しっかり乗った脂を、炙り香で包み薬味で仕上げる。
イクラはイクラの味をしっかり感じられるような仕上げ、旨味をしっかり感じイクラは柔らかに弾ける。
握りはいつも通り、しっかりとしたシャリと鮨種との協演が素晴らしい。
必食の墨烏賊、鱚、小鰭。鮨になるために生まれた魚たちを味わい、鮨の王様鮪を頂く。
ここまでの一連の流れが今日も変わらず悦楽。
わがままを言って海胆は全て軍艦で、海苔とシャリ、海胆の三位一体感が口の中を旨味と香りで満たす。
この日は常連の顔見知りの方々とも同席し、味と香りと音でも幸せな時間を過ごす。
名残と走りをともに味わえるこの時期に是非、足を運んでもらいたい。
最近はランチも始めたようなので、是非そちらもご利用されるといいかもしれない。
品書
酒肴 鱧、城下鰈(真子鰈)、蛸、シラカワの刺身、鮑、秋刀魚、イクラのお椀、北寄貝炙り
握り 墨烏賊、鱚、小肌、赤身、中トロ、車海老、本ミル貝、太刀魚、島鯵、真鯵、紫海胆、赤海胆、穴子、鉄火巻き、
蛤お椀、
玉子焼き
2025/09/24 更新
2025/07 訪問
鮨みやしたの悦楽。文月、今年初めての新子は此方でいただきました。
夏の風物詩、「新子」。鮨のなかで最も重要な種、小鰭の子供です。これを食べると夏が来たなと感じる一貫。巡り合わせもありますが、今年の一貫目はこちら、鮨みやしたさんでした。
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鮨みやした 神奈川県横浜市中区常磐町4-44
今年の初新子は横浜は関内の鮨みやしたで頂きました。
こちらの握りはなんといってもシャリが美味い。
酸味をしっかり感じる赤酢シャリ、種と合わさることで絶品の握りに。
新子は季節ものです、夏を感じる風物詩。
美味い小鰭はあくまでも、コハダからナカズミくらいのものかと考える。
この時期は新子と小鰭の食べ比べができる貴重な時期で、自然の恵み、命のありがたみを感じながら鮨を頂く。
小鰭は出世魚であり、シンコ、コハダ、ナカズミ、コノシロと名を変えていく、魚体名はコノシロが正しいが一般的に関東ではコハダと呼ばれている。
鮨職人の〆の技術が全て詰まっていると言っても過言ではない、名刺変わりの鮨種。
そして、最も重要な種でもある。「鮨はコハダに止めを刺す」という言葉があるくらい。
小鰭以外にも伝統的な種である鱚、墨烏賊、煮蛤、車海老も絶品。
夏は旬の貝も多くそちらも楽しめた夜でした。
鮪はこの時期は脂は少なくなっており、生を使う場合は夏鮪らしさ、身の香りをしっかりと感じさっぱりと頂く。
生冷で冬の時期への思いを馳せながら、現代の技術と親方の執念に感謝をしながら頂くのもまた一興です。
品書
先附 ジュンサイとモズク
酒肴 真蛸、真子鰈刺身、鰆の炙り、貝4種、鱒子、
握り 新子、墨烏賊、小肌、赤身、中トロ、大トロ、煮蛤、鱚、車海老、ミル貝、真鯵、海胆軍艦、穴子、干瓢巻き、伊佐木
※一部間違いが含まれる可能性あり※
2025/08/20 更新
2025/06 訪問
鮨みやしたの悦楽、水無月
初夏、空梅雨の中、悦楽を求め関内の鮨みやしたへ。
毎月訪れる贅沢な定点観察です。
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▼今回のお寿司@sushi.miyashita
鮨みやした 神奈川県横浜市中区常磐町4-44
美味い魚を仕入れ、その魅力を存分に引き出す。
華美な装飾や味付けはせず、実直な調理で伝統的な江戸前鮨を提供する。
鮨みやしたはそんなお鮨屋さんです。
いつも親方の心意気を感じながら一品一品頂いてます。
酸味の効いた鮨ダネの扱いが非常に美味いと最近は感じております。
酸味の奥にある旨味、酸味によってそれぞれの鮨種がもち味わいを際立たせている、といった感じです。
酸の奥に広がる味に注目して頂くのもお勧めです。
酸と真逆の甘い味付けの鮨ダネ、煮蛤や穴子、鮟肝などは濃い目の甘みの味付けではありますがくどくないところがまた素晴らしい。
季節の旬と、伝統的な鮨種、伝統的な種は保存が効きやすく比較的いつもレギュラーになっている種が多いですが、そのバランスを楽しむのもまた悦楽です。
品書
先附 ジュンサイとモズクと毛ガニの和え物
酒肴 真子鰈・真蛸・青柳刺身、鰹刺身、蒸し鮑、太刀魚の塩焼き、鮟肝、
握り 墨烏賊、鱚、小肌、赤身、大トロ、煮蛤、トリ貝、車海老、金目鯛、白甘鯛、甘えび、平貝(磯部)、真鯵
海胆軍艦、穴子、鉄火巻き、、干瓢巻き、卵焼き
2025/08/22 更新
2025/05 訪問
皐月の鮨みやした。蛻変し龍門を登るが如く、その境地は己が信じたシャリの味。
苦境を乗り越え辿り着いたのは自分が信じた味と食感。
訪れた時が常に過去一美味い、進化し続ける江戸前鮨。
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▼今回のお寿司@sushi.miyashita
鮨みやした 神奈川県横浜市中区常磐町4-44
ほぼ毎月お邪魔してますが、今回は握りがバチっと決まって
本当に美味しかったです。
他のお鮨屋さんと比較するのは野暮ですしそういうものではないですが、
鮨みやしたの味は名だたる大御所の親方達の名店と比較してもまったく負けてないと感じました。
本当にただただ、美味しかった。
赤酢と塩のみ、砂糖不使用でシャリを仕上げる、系譜に対する尊敬、自分の味への拘りと自信が
現れた味に進化してるなと感じた夜でした。
・酒肴の白眉
酒肴一発目のホンアラの刺身、しっとりとした食感、脂の乗ったいい個体を使用されている。
ほんのり甘みも感じられ、塩で十分旨い。日本酒を飲まずにはいられない。
・握りの白眉
一貫目の墨烏賊 バツっとした墨烏賊の歯ごたえと爽やかな甘みを、酸味の効いた酢で際立たせつつしっかりシャリも食べることができる一貫。江戸前鮨の全てを表現している握り。
品書
先附 もずく酢・ジュンサイとトマト出汁
酒肴 ホンアラの刺身、蛸と蝦蛄、鮑、初鰹炙り、エボ鯛の塩焼き蓼酢添え、平貝の磯部
握り 墨烏賊、甘海老、春子、赤身、中トロ、大トロ、蛤、車海老、青柳、島鯵、真鯵、鰹、
赤海胆、紫海胆軍艦(追加)、かっぱ巻き(追加)、鉄火巻き(追加)、玉子焼き
Overcoming adversity, he arrived at the flavor and texture he believed in.
A visit to this Edomae sushi spot always turns out to be the most delicious one yet—constantly evolving, ever improving.
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⚕️A doctor who dines on sushi every three days,
sharing his favorite spots mainly around Tokyo and Yokohama.
Check out the Instagram account:
@ryopei0415sushimania
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▼This time: @sushi.miyashita
Sushi Miyashita – 4-44 Tokiwa-cho, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa
I visit nearly every month, and this time, every single piece of nigiri was spot-on—absolutely incredible.
While comparing sushi restaurants may be in poor taste and somewhat beside the point, I truly felt that the quality here holds its own against even the most celebrated sushi masters.
Simply put, it was just... delicious.
Using only red vinegar and salt—no sugar—for the shari, the chef shows his respect for tradition while confidently asserting his own style. It was a night when that conviction came through clearly.
・Standout Sakizuke (Sake Appetizer)
The meal kicked off with a beautifully marbled Hon-ara (Longtooth grouper) sashimi. Moist and fatty with a hint of sweetness—delicious with just a touch of salt. Impossible not to pair it with sake.
・Standout Nigiri
The very first piece: Sumi-ika (Golden cuttlefish). Its firm, snappy texture and refreshing sweetness were beautifully enhanced by vinegared rice with a sharp tang.
A single piece that embodies the essence of Edomae sushi.
Course Menu
Appetizer: Mozuku vinegar, watershield & tomato dashi
Sake Appetizers:
Hon-ara (longtooth grouper) sashimi
Octopus & Shako (mantis shrimp)
Abalone
Lightly seared first-of-season bonito
Grilled ebo-dai (butterfish) with tade vinegar
Taira-gai (pen shell) with nori
Nigiri:
Sumi-ika (golden cuttlefish)
Sweet shrimp
Kasugo (young sea bream)
Akami (lean tuna)
Chutoro (medium-fatty tuna)
Otoro (fatty tuna)
Hamaguri (clam)
Kuruma-ebi (tiger prawn)
Aoyagi (orange clam)
Shima-Aji (White Trevally)
Aji (horse mackerel)
Bonito
Red sea urchin
Purple sea urchin gunkan (extra order)
Kappa-maki (cucumber roll, extra)
Tekka-maki (tuna roll, extra)
Tamagoyaki (sweet egg omelet)
2025/08/20 更新
2025/04 訪問
春咲き誇る、旨味の弾ける鮪、鮨みやした。 ㊗️1周年❗️
1周年を迎えられた、鮨みやした。
今回は春を存分に味わってきました。
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▼今回のお寿司@sushi.miyashita
鮨みやした 神奈川県横浜市中区常磐町4-44
開店から1年、日々美味しさが進化している。
系譜を受け継ぎ、赤酢を用いた酸味が効いている砂糖不使用のシャリ。
シャリの味も日々進化し旨くなってます。
今後のご活躍が益々楽しみです。
日本酒の種類も豊富、10種類くらい置かれてます。
鮨に合う日本酒を親方が厳選してご用意してくれてます。
そしてお茶も美味しい。
白眉
酒肴 鯛の刺身と鮟肝。一つに選べませんでしたが、刺身は脂ののり身の締りがバランス良くまるで明石の鯛のような味わいでした。
鮟肝はいつもながら味が濃く、食感はいつもよりしっかりめ、是非食べてもらいたい一品
握り 細魚 旨味をしっかり持った細魚とシャリの相性が抜群でした。
品書き
先附 シラス大根
酒肴 蛸と鯛の刺身(共に佐島産)、鯛出汁のお椀、鰹の漬け、鳥貝・蝦蛄・平貝、太刀魚塩焼き
鮟肝(雄)、もずく酢
握り 墨烏賊、小鰭、赤身、中トロ、大トロ、蛤、春子、車海老、細魚、貝割(カイワリ)、赤貝、バフン海胆軍艦、バフン海胆握り(天草)
Spring Brilliance, Bursting Umami—Tuna and Tradition at Sushi Miyashita.
Celebrating the 1st Anniversary!
This spring, I had the pleasure of revisiting Sushi Miyashita, now celebrating its first anniversary. The experience was a beautiful journey into seasonal elegance and evolving flavor.
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▼ Featured this time: @sushi.miyashita
Sushi Miyashita – 4-44 Tokiwa-cho, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa
One year since its opening, and the flavors only keep refining.
Inheriting a classic lineage, the shari is made with akazu (red vinegar) and no sugar, delivering a refined tang that deepens with every visit. The rice continues to evolve—it's getting better every time.
Highlights of the Night
Sakizuke: Shirasu with grated daikon
Appetizers: Sashimi of sea bream and octopus (both from Sajima), sea bream dashi soup, marinated bonito, shellfish trio (torigai, shako, tairagai), grilled cutlassfish, monkfish liver (male), mozuku in vinegar
Nigiri: Sumi-ika, kohada, akami, chutoro, otoro, hamaguri, kasugo, kuruma ebi, sayori, kaiwari, akagai, bafun uni gunkan, and bafun uni (from Amakusa) nigiri
Editor’s Picks
Tai Sashimi: A perfect balance of fat and firmness, reminiscent of the prized Akashi sea bream.
Ankimo (monkfish liver): Rich and deeply flavored, with a firmer texture than usual—an absolute must-try.
Sayori Nigiri: Elegant sweetness and umami harmonizing beautifully with the matured shari.
A fitting spring celebration at a sushi restaurant that continues to impress. Here's to many more years of culinary brilliance.
Sushi Miyashita, located in Yokohama’s Kannai district, marks its first anniversary with even greater refinement in every bite. The evolution of its shari continues—made without sugar, using red vinegar for a sharp, classic flavor in the Edomae tradition.
2025/08/20 更新
2025/03 訪問
春を感じる鮨種が増える。鮟肝はなんと〇〇ですって
鮟肝は雄を使用。とろける身質と爽やかな香り、旨味。
春がもう来ている3月の鮨みやしたさん。
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▼今回のお寿司@sushi.miyashita
鮨みやした 神奈川県横浜市中区常磐町4-44
日々美味しくなる横浜市関内のお鮨、鮨みやしたさん。
女将さんとお二人で切り盛りされていて、いつも和やかな雰囲気で迎えてくれます。
今回は蛍烏賊にそら豆がお目見え。鳥貝はすっかり我が物顔で登場する季節に。
ノレソレもいただきました。
名残の牡蠣も絶品でこの時期は季節が移り替わる風情があっていいですね。
今回の鮪は冬場のものを冷凍して使われてます。生の本鮪の冷凍、所謂生冷です。
香りはやや減りますが、味や食感はむしろ高まっています。鮨飯との相性も抜群です。
写真から伝わる美味いお鮨、是非皆さんも訪れてみてください。
品書き
先附 蛍烏賊とそら豆
酒肴 蛸、真鯛の刺身、貝4種のお刺身(鳥貝、青柳、ホタテ、ヒモ)、白甘鯛の塩焼き、煮牡蠣、鮟肝(♂)、ノレソレ
握り 墨烏賊、細魚、小肌、赤身、中トロ、車海老、春子、鰹、鰤、赤貝、バフンウニ、穴子、干瓢巻き
Monkfish liver is made from males. A melting texture, a refreshing aroma, and umami.
At Sushi Miyashita in March, where spring has already arrived.
Sushi Miyashita – 4-44 Tokiwacho, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa Prefecture.
Sushi Miyashita in Kannai, Yokohama, is getting more delicious by the day.
The restaurant is run warmly by the proprietress and the chef, who always welcome guests with a friendly atmosphere.
This time, firefly squid and broad beans made their appearance. Ark shell has now claimed its rightful place as a seasonal star.
I also had Noresore (young conger eel).
The lingering seasonal oysters were exquisite, offering a sense of seasonal transition.
This time, the tuna used was frozen during the winter. It is frozen fresh bluefin tuna, known as "nama-rei" (fresh frozen).
Although the aroma is slightly reduced, the flavor and texture are enhanced, making it an excellent match with the sushi rice.
Delicious sushi that speaks through the photos—be sure to visit and experience it for yourself.
Menu
Appetizer: Firefly squid and broad beans
Sake accompaniments: Octopus, sea bream sashimi, four kinds of shellfish sashimi (ark shell, surf clam, scallop, and scallop fringe), grilled white sweetfish with salt, simmered oysters, monkfish liver (male), and noresore.
Nigiri: Cuttlefish, halfbeak, gizzard shad, lean tuna, medium-fatty tuna, tiger prawn, young sea bream, bonito, yellowtail, ark shell, bafun uni (sea urchin), conger eel, and dried gourd roll.
2025/08/20 更新
2025/02 訪問
益々に洗練されていく江戸前仕事、正統派江戸前鮨 鮨みやした
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▼今回のお寿司
鮨みやした 神奈川県横浜市中区常盤町4-44
益々に洗練されていく江戸前仕事、正統派江戸前鮨 鮨みやした
横浜 関内で頂ける正統派古典的江戸前鮨の鮨みやしたさん。
毎月伺っておりますが、今回の訪問では益々腕前が上がっていることを実感いたしました。
メジマグロを燻製にして生ハム風に仕上げたつまみなど、伝統的な鮨だねのみでなく、革新的な仕事もされてます。
派手な酒肴や鮨だねは使わず、熟達した江戸前仕事に裏付けられる絶品の江戸前鮨は感動とともにどこか懐かしく日本人のDNAに刻まれた美的感覚を刺激してくれます。
酒肴 蛸・鮃刺身、平貝の磯部、白川の幽庵焼き、蒸し牡蠣、燻製メジマグロ、ノレソレ
握り 墨烏賊、白川昆布〆、小肌、赤身、中トロ、大トロ(この日の鮪は大間の延縄)
煮蛤、春子、青柳、細魚、赤貝、太刀魚、車海老、バフンウニ、穴子、玉子焼き
蒸し牡蠣は牡蠣の旨味とほのかな苦みを凝縮させた仕上がり、牡蠣の香りが鼻に抜け、苦みとともに牡蠣特有の濃厚な味を感じる一品。牡蠣本来の味を深く味う仕事がされている。
メジマグロの燻製はまさに生ハムのような食感と味。酒にぴったりな一品。
握りはいつもながら歯切れよく甘みも程よい抜群の墨烏賊から始まり、今回の白身は白川の昆布〆。
贅沢でパンチ系の鮨だねを上品に仕上げてます。
赤身は1週間ほど寝かせたから使用。食感、香り、味ともに濃厚の一言。
赤身に対する仕事の実力は相当なものだと毎回感動します。
中トロ、大トロは濃厚でしっとり、旨味の濃い鮪。しゃりの味付けがドンピシャです。
春子がこれまでで、一番美味しいと感じました。小肌を強めに〆る代わりに、春子の〆は穏やかにするのが最近の宮下さんの仕事。
春子の味にふくよかさを感じました。いつもより切り付けが厚めにしていたように感じ、その影響もあるかもしれません。柑橘の香り、レア食感の小鯛自体の味がよりふくよか。
太刀魚の皮目を炙った握りも、美味。時々やってほしい。
進化を続ける若き、鮨職人。宮下さんのお鮨を是非皆様も頂いてみてください。
Sushi Miyashita 4-44 Tokiwacho, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa Prefecture
Sushi Miyashita serves traditional Edomae sushi in Kannai, Yokohama.
A young sushi chef who continues to evolve. Please come and try Mr. Miyashita's sushi.
I visit Sushi Miyashita every month, and on this visit I realized that their skill has improved even more.
In addition to traditional sushi dishes, the restaurant also does innovative work, such as snacks made from smoked bluefin tuna that resembles prosciutto.
Without fancy sake accompaniments or sushi dishes, the exquisite Edomae sushi, backed by the mastery of Edomae craftsmanship, is both moving and somewhat nostalgic, stimulating the aesthetic sensibilities engraved in the Japanese DNA.
menu
Sake and appetizers: octopus/tuna sashimi, flat shellfish Isobe, Shirakawa grilled oysters, steamed oysters, smoked amethyst tuna, noresole
Nigiri: Ink squid, Shirakawa kelp, small skin, red meat, medium fatty tuna, large fatty tuna (today's tuna was Oma's longline)
Boiled clams, Haruko, Aoyagi, Thin fish, Red shellfish, Cutlass, Tiger prawns, Bafun sea urchin, Conger eel, Tamagoyaki
Steamed oysters are a dish that condenses the flavor of oysters and a slight bitterness.The aroma of oysters permeates your nose, and you can feel the rich flavor unique to oysters along with the bitterness. The work is done to deeply enjoy the original taste of oysters.
Smoked bluefin tuna has a texture and taste just like raw ham. A dish perfect for sake.
As always, the nigiri starts with sumi squid, which is crisp and just the right amount of sweetness, and this time the white meat is white tilefish finished with kelp.
Luxurious punch sushi with an elegant finish.
I used the lean meat after it had been aged for about a week. In one word, it has a rich texture, aroma, and taste.
I'm always impressed by how great his work ability with red meat is.
Medium fatty tuna and large fatty tuna are rich, moist, and rich in flavor. The seasoning of the rice is perfect.
I thought the small sea bream was the most delicious I've ever had. Mr. Miyashita's recent job is to gently finish the small sea bream instead of tightening the skin too hard.
I felt the richness of the taste of the small sea bream. I felt like the cuts were thicker than usual, and that may have been a factor. The aroma of citrus and the taste of the small sea bream itself, which has a rare texture, is richer.
The nigiri made with grilled cutlass skin is also delicious. I want you to do it sometimes.
A young sushi chef who continues to evolve. Please come and try Mr. Miyashita's sushi.
2025/08/20 更新
2025/01 訪問
春の足音がノレソレと聞こえる。
鮨みやした 神奈川県横浜市中区常盤町4-44
正月の訪問を抜くと2025年1回目の訪問。
今回は春を予感させるノレソレを頂けました。
赤酢を使い酸味をバシッと効かせたシャリと、鮨ダネの調和を堪能しました。
先付け ノレソレ 火が通ると麺のような食感と味わい。
酒肴 刺身4種 蛸、ホタテ、サヨリ、鮃 この日の蛸は絶品でした。トロとした柔らかめの皮目とサクッとしたしっかり目の歯ごたえ。
蒸し鮑と鮑の肝 贅沢な肴。蝦夷鮑。
鰤の醤油焼き 和芥子を添えて パンチのある一品。和芥子とのバランスが抜群。
白子の醤油焼き 香ばしい香りと、プツッとした食感。クリーミーな味わい。
握り 墨烏賊、鱚、小肌、赤身、中トロ、大トロ(青森 三厩)、蛤、春子、平貝、赤貝、焼き北寄貝、金目鯛、海胆軍艦、穴子、干瓢巻き、穴子きゅうり巻き。
宮下さんは墨烏賊から握り始めます。墨烏賊は食感と、嚥下直前の烏賊の甘味を楽しみつつ、シャリの味を確認する鮨だねです。次に白身の鱚 柑橘と共に爽やかな味わいをいただく。
小肌はしっかり目の〆加減。小肌の味はしっかりと感じられ酸味の効いた赤酢シャリとのバランスが良い。
赤身は味が濃く、鮪の旨さの一つ酸味も感じられる。
中トロはいつもより厚めの切付け。贅沢に鮪の香り、身そのものの味と脂の旨みを感じる。
大トロ 脂が多く口内でとろける。
蛤 濃いめの味付けで酸味の強いシャリと合わせるととてもバランスが良い。甘い蛤。
春子 小肌との対比で〆は優しく、柑橘を少し聞かせるレア感の仕上がり。
平貝 さっぱりとした味わいの中に甘味がほんのりと。シャリの酸味で貝の良さを際立たせている。
赤貝 赤貝の香り、歯応えを堪能。
北寄貝 串焼き 焼くことで香ばしさと甘みが際立つ。
金目鯛 脂が細やかに身に含まれている。上品な身質と甘み。何となく昆布の味を感じたが、昆布〆はしてない。
海胆軍艦 海胆、シャリ、海苔の三位一体。これしか書いてない気がするが海胆とはそういうものだと思っています。
穴子 甘くふわふわ。スイーツ。
干瓢巻き 甘くいい歯応えの干瓢。海苔が美味い。
穴子きゅうり 大好物。この組み合わせは無形文化遺産と言ってもいい。
玉子 玉子の調味料のみ。こちらのスペシャリテです。
どこかに車海老が入ってますが、写真を撮り忘れました。こちらの車海老はとても甘く歯応えも優しい感じ。サイズが巻きから車サイズを使用しているのと茹で上げた時に一度氷水で締め、一番甘みが強く食感が良いタイミングで仕上げているから。
また伺います。
Sushi Miyashita 4-44 Tokiwacho, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa Prefecture
This was my first visit in 2025, excluding the New Year's visit.
This time, I was able to enjoy the noresore, which gave me a sense of spring.
I thoroughly enjoyed the harmony between the sushi rice, which was made with red vinegar to give it a sour taste, and the sushi toppings.
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2025/08/20 更新
2024/12 訪問
大トロ蛇腹が絶品。誠実な江戸前鮨を今宵も堪能。
先付 海鼠、シラスと大根おろし
酒肴 佐島の蛸、帆立、大間の鮃、太刀魚の焼物、
真鱈白子、鮟肝
握り 墨烏賊、小肌、赤身、中トロ、大トロ蛇腹、蛤、鯖、黒ムツ、赤貝、平貝、春子、車海老、サヨリ、小柱、海胆、穴子、玉子
コリコリの海鼠、シラスの塩味と大根おろしの組み合わせ。空腹の胃の準備運動というには贅沢過ぎる先付。
佐島の蛸は香りが強く、歯応えもあり味も強い。
帆立は甘みと歯応え、鮃は旨味が強い。
太刀魚は皮目はパリッとしつつ身は甘く解ける食感。
プリッとした白子と箸で持てないくらいに柔らかい鮟肝。鮟肝は甘い味付け。
握りは
江戸前鮨の生命線の一つ墨烏賊から。
歯応えバッチリで噛むことで溶けながら深い甘みを感じる。墨烏賊でシャリの味をしっかり認識した後、小肌。
しっかり〆てるが、小肌の脂の旨味を感じさせる塩梅。美味い。
ここから鮪。赤身は香り旨味酸味ともにしっかり感じられる。食感は柔らかで寝かせの仕事をされている。
中トロは脂のキメが細かく美しい。身の旨味に脂の柔らかさが追加されている。
大トロは柔らかな筋を伴った蛇腹。筋と言って良いのか躊躇うくらいに柔らかい、そして旨味が強い。溶ける速度は大トロのそれ旨味が鼻から抜け喉の奥に絡みつく。こちらの酸味と旨味のあるシャリで鮪がより旨くなっている。
蛤はしっかり目の味付けで、食感は少しレア感が残ってやわらか。
鯖は噛めば噛むほど脂が旨味と共に滲み出る。
黒ムツは脂が乗ってるがくどさは皆無。
閖上の赤貝は香り食感バッチリ。口腔内もよりさっぱり。
平貝、淡白だけど食感と奥ゆかしい甘みがシャリにピッタリ。
春子はレア系。柑橘も少し。小肌と差をつけた〆の仕事。
車海老、こちらの車海老は食感が優しくて甘みが強い。個人的にとても好み。サクッとした食感でシャリと同じタイミングで飲み込める。そういうサイズを、選んでいると思案する。
サヨリ、食感とさっぱりとした旨味を、味わう。
小柱、海苔の香り、柱の食感と甘み、シャリの三位一体。
海胆、甘み、香り、食感。海胆、海苔、シャリの三位一体。
穴子、フワッとした食感。スイーツ穴子。食感は少ししっかり目。
干瓢 夕顔が原料で日本では95%が、栃木産。こちらの海苔とシャリの旨さを感じる巻物。
玉子 卵と調味料のみ。もっちりした食感。実はこちらのスペシャリテの一つだなと。
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2024/12/26 更新
2024/12 訪問
飴色の鮃は旨味が溢れていた、
息子と2人で握りのみでお願いしました。
毎月来訪シリーズの番外編です。12月はまた後日お伺いしますので、つまみはそちらをご期待下さい
先付
シラスと大根おろし、海蘊酢。口をサッパリ鮨を食べるための口内へ整える
握り
鮃 青森大間の鮃は飴色の身、しっとりとした身質には旨味が溢れんばかりに詰まっている。一巻目シャリの味を確認しつつ、アミノ酸で胃が刺激され食欲が強まる。
墨烏賊
墨烏賊の歯応えと歯切れ良さのバランスが絶妙。噛ませてくれつつ、歯切れも良いので食べやすい。咀嚼してるうちに身がとろけて墨烏賊の甘味がバッチリ感じられる。砂糖を使わないシャリの甘味が引き立つ。
小肌
宮下親方はしっかり締める。美味い。思わず頷く、これこれと。脂が乗ってるので小肌の味もしっかり感じられる。小肌の味は、小肌でしか表現できない独特で最上な鮨だねであるが、どこなく鼻の奥に海苔の旨味と似た味がする気がする。
赤身 湯霜 柵漬け 酸味、旨味、香り三拍子そろった赤身
中トロ 上質な脂をまとっていて、身質は柔らか、シャリと同じタイミングで消える。思わず美味いという言葉がこぼれる。
大トロ 蛇腹 筋は柔らか、旨味が強烈。最近の宮下さんの蛇腹は筋がやらかい個体が多い。井手さんとの協力を勝手に妄想してしまう。
蝦蛄 つめが塗られている。蝦蛄の甘みがシャリによって引き立てられている。
煮蛤 しっかり味付けがされた蛤。レア感を感じる仕上がり。以前ほど味は濃くない。個人的には最初の頃の鮨みやしたの蛤も好きであったが、最近のも当然美味い。
鰆 しっとりとした脂ののった鰆。
車海老 巻くらいのサイズの車海老。このくらいのほうが食感も柔らかく甘みも感じやすい。大きな海老も食べ応えはあるが、個人的には咀嚼が増えて少し食べ疲れるのでこちらの海老がとても好み。
春子 レア系で締めは弱め。柑橘の香りも加わり、コースにアクセントを加える握り。
蛸 蛸の香りが強く、サクッと歯切れのよい蛸。
白川の昆布締め 脂がのっているが白身なのでくどさはないが昆布締めの仕事も相まって旨味が強い。シャリと合わさって旨味が強く感じられる。
赤貝 さわやかな赤貝の香り。コリっとしているが決して固いわけではない食感がたまらない。
イクラのお椀 イクラ本来の濃厚な旨味。卵かけご飯系のいくら。醤油の味はほとんどない、レア系イクラと表現してもいいかもしれない。
海胆軍艦 さっぱりとした海胆。海苔とシャリと海胆が三位一体となり、海苔の香りが鼻を抜ける。
穴子 柔らかく甘い穴子。握りの中ではスイーツのような位置づけ。歯がいらない。
干瓢巻き 干瓢の食感、甘味。海苔、シャリ。完璧。
玉子焼き 甘くしっとり。卵と調味料だけで作られている。この食感はここでしか食べられない。
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2024/12/09 更新
2024/11 訪問
サクサク系墨烏賊と絶品蛇腹
11月2度目の来訪。「鮨みやした」さん。
先付のほうれん草、もずく酢から始まりました。
酒肴
佐島の蛸は香り豊かで、身は歯切れ良く決して硬くはない。美味しい蛸とはこういうものだと感じる。
こういう蛸を子供達にこそ知ってもらいたいなとしみじみ感じる。
大間の鮃は味が濃い、食感はしっとり。
写真を失念した炙り北寄貝。炙る事で甘みが強くなり日本酒が進む。
甘鯛のお椀 塩味は極限まで薄くして出汁の味を感じる仕上がり、塩加減は客の好みで調整可。
出汁の味を掴まえに行く楽しみがある。
太刀魚の塩焼き。また太刀魚のいいのが入りましたと供される。パリッと焼き上げられた皮を、噛み砕くと、その奥にホロッと崩れる、程よい水分を含んだジューシーな身質を感じる。旨味が口に溢れる。
脂の芳醇な鰤は、醤油焼にして。さながら上質な脂を纏った肉のよう。肉のようとは書いたが肉とは完全に別物であくまでも鰤。だがパンチ系で強い。個人的には好みで、コースの流れにメリハリがついて良い。和芥子を加えるとまた表情が変わる。
この出し方は、好みが分かれるかもしれない。
鮨を食しにきて肉のような肴はどうかと。
ただ、鯨の刺身が出る鮨屋もたくさんある中で、あくまでも魚を使い、パンチ系の味を演出するやり方はある意味硬派だ。
真鱈の白子、供される直前に出汁で火入れ。レアに仕上がった濃厚な白子。プリプリでクリーミー。
握り
墨烏賊 歯切れ抜群のイカ。親方によると前日に仕込んだ影響もあるかもとの事。新イカを、思わせる歯切れ、にも関わらずこの時期の墨烏賊の旨味、甘味が感じられる。墨烏賊は切り方で食感がかなり変わるようで、個人的にこの日の白眉であった✨
小肌
美味い。その一言でいい。食べればわかる。
赤身
熟成赤身。しっとりしたこの時期の鮪さらりと濃厚な味。
中トロ
バランスの良さが、中トロが万人に受ける理由の一つ。旨味も脂もばっちりで飲み込む時に鼻に鮪の強い薫りが抜ける
大トロ蛇腹、筋を感じない蛇腹
90キロの塩釜の延縄。小さめの鮪。前回も小さい個体の蛇腹だが、今回も同系統。脂、旨味を、十分過ぎるほど蓄えているのにスジは柔らか。美味い鮪を選び抜いてお鮨屋さんに提供してくれる卸の方々の慧眼に感服し、畏敬の念を抱く。
鮪の握りが美味いのはシャリの味と鮪への仕事の成せる技、これも必然である。
車海老 甘み味、旨みの強い海老。
蛤 古典的な蛤の仕込み。いつもよりレア感に仕上がってる印象を受けた。くどさゼロだが濃厚な甘味がシャリと合わさると絶品。
縞鯵
歯応えをしっかり感じつつ、天然縞鯵の絶妙な脂乗りでしつこくない味わい。
カマス
握りで食べるのは初です。歯が入らないくらいに身が柔らか。
蝦蛄 甘味。濃厚な旨味。タレがより蝦蛄の味を引き立てる。
赤貝
濃厚な蝦蛄の余韻が、爽やかな赤貝の味をより際立たせる。
イクラのお椀
イクラの味のみを濃厚に感じる仕上がり。稚拙だが生卵の黄身のような濃厚さ旨味。
海胆軍艦
エゾバフンウニ。サッパリ系の甘い海胆。海苔とシャリとの三位一体構造。
アナゴ
もはやスイーツ。柔らかな食感と甘さ。握りだからこその味。
鉄火巻き
複数の部位の鮪を贅沢に使った鉄火巻き。鶴八流の鉄火巻き。美しい巻き姿。贅沢な味わい。
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2024/11/22 更新
2024/11 訪問
鰆にやられた立冬 11月の鮨みやした。
11月の鮨みやしたさん。
今回の訪問では宮下親方の仕事に進化が見られより鮨が美味くなっていると実感。
シャリが旨味が強くなっていたり、他店には無い仕込みを施されていて、鮨みやしたにくる理由を明確に示して頂いた夜でした。
今後がとても楽しみになる高揚感を感じました。
この日の白眉を、先にお伝えします。
酒肴の白眉は真鱈の白子、供される直前に出汁に潜らせ、優しい温かさのプリッとした食感と白子の甘さをを存分に感じられる仕上がり。他店ではポン酢に浸った状態での、白子が多い中、これは中々面白く美味でした✨
握りの白眉は鰆、締めと熟成、そして藁の薫香を纏わせたこれまた他店にはあまり無い仕込み。旬の鰆をとても美味く食べさせて頂きました。
品書
先付け 炒り銀杏、シラスと大根おろし、もずく酢
酒肴 蛸と鮃の刺身 白甘鯛のお吸い物 北寄貝の炙り、七味添え カマスの柚庵焼き
鮟肝 真鱈の白子
握り 墨烏賊 小肌 赤身 中トロ 大トロ 蛤 車海老 鯖 赤貝 鰆 イクラと海胆の椀 穴子
干瓢巻き 卵焼き
それでは、立冬から小雪へ移り変わる冬のはじめ、霜月の「鮨みやした」さん。
#先付は炒り銀杏と、定番のシラスと大根おろし、もずく酢。
銀杏は提供直前に炒られ温かさが残っていて寒い季節にはありがたい。ハートランドとともに。
#酒肴
蛸と鮃の刺身。
蛸 ほんのり塩味を感じ皮目はしっかりしているが柔らかく身は歯応えを残しつつ旨味と蛸の香りがしっかりと感じる。
鮃 寝かしてあるのだろうか、しっとりとした食感と甘み旨みが強い。鮃自体の味がとても濃いので少しの塩と山葵以外は必要ない。
白甘鯛のお吸い物
こちらも供される直前に出汁に潜らせ、レア感を残して仕上げている。身体は温まるし、シラカワの脂の乗った身がレアに仕上がってるので脂がくどくなく絶妙な加減で頂ける。
北寄貝の炙り、七味添え
提供直前に炙ったもの。香ばしい北寄貝の薫りが食欲を刺激する。シャキシャキした食感と炙った事で際立った北寄貝の甘みがたまらない。
カマスの柚庵焼き
皮目はパリッと中はしっとりとした仕上がり。
冷酒が進む。
鮟肝
クリームチーズを想起させる柔らかさ。甘いツメとともに。奥深い旨味と甘みで口の中が満たされる。ツメではなく鮟肝本来の甘み。
少しずつ箸で削りながら勿体ぶりながら頂く。
気づいた時には日本酒が空に、、、
真鱈の白子
冒頭にも記した本日の白眉。
提供直前に出汁に潜らせ、プリッとした白子ならではの食感で頂く。上に乗ったポン酢に潜らせたネギと塩が白子のクリーミーさと奥深い旨味を際立たせる。
そろそろシャリの酸味が恋しくなってきた所で握り
#握り
墨烏賊
包丁がしっかり入っているので一口で小気味よく噛み切れる。墨烏賊ならではのバツンとした食感は感じさせつつ、口溶けも考慮されシャリとタネが常に同時にあじわえる。
小肌
しっかり目の締め加減。かといって小肌の皮の下の脂の旨みも感じられる私好みの小肌。美味い。
そして、「鮪」勿論絶品
鮪はどうしても運がつきもの。良い鮪に出会えるかは、食運次第。
この時期は鮪の旬。良いの鮪に当たる可能性は高い。
赤身、中トロは熟成。しっとりした食感と旨味が醸成され酸味は少なめの柔らかな鮪の香りを味わえる。宮下親方は赤身を寝かせるのが上手い。赤身特有のさっぱり感を残し、しっとりと中トロのような食感を持たせた素晴らしい赤身。
大トロ蛇腹、は当日仕入れた「生」の鮪。
なんと80kgと小ぶりの鮪の腹上。寝かせの仕事は一切なし。
大きな鮪の方が、脂乗りは良いのが道理。
しかし、80kgの鮪でも腹上の一番の部位の脂乗りは十分。
また、蛇腹特有の筋は信じられないくらいに柔らかく旨味も強く感じられる。
小型鮪の最上部位のポテンシャルを美蕾と鼻腔にまじまじと感じさせられた。
記載している今でも鮪の香りが、喉元から鼻腔に蘇る。
蛤 いつもよりもあっさりとした仕込み。蛤の味を感じやすくなっている。個人的には宮下親方がいつも行うしっかりと味付けされた蛤も好みではあるが、この仕込みも美味い。
少し変えたというシャリにマッチしている。
車海老 一口で丁度良く食べられるサイズ。身も固すぎず甘みも感じられる。大きな車海老を口いっぱいに頬張って咀嚼を楽しむのも良いが、個人的には今回のサイズ感の海老が好みであり美味しい。
鯖 脂がしっかりのったていて、味わい深い。
赤貝 赤貝の香りと食感が美味しい。色合いも美しい。
鰆 本日の握りの白眉。他であまり見ない仕込み。藁の香りをつけ、しっかり寝かせた鰆、味付けはシンプル。鰆の味を感じられる一貫。鮪の後にこんな隠し玉があるとは。
イクラと海胆の椀 イクラは上品な仕上がりでイクラ本来の味を感じる仕事。海胆との相性も良い感じ。
穴子 ホロホロ、甘めの仕上がり。宮下親方の仕事の素晴らしさを毎回実感するタネ。
干瓢巻き 海苔の香りと味が一番わかる巻物。この日はより強く海苔とシャリのマリアージュを感じ美味いと思わず口ずさんでしまった。白眉にするか迷った巻物。
卵焼き スイートポテトを連想させる。調味料と卵以外はつかってないという。毎回驚かされる。
以降は追加で海胆の軍艦、アナキュー、中トロ、小肌。
シャリの米と塩加減を少し変えたと後ほど宮下さんに教えて頂く。進化の止まらない「鮨みやした」さん。
また伺います。
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2024/11/14 更新
2024/10 訪問
10月の鮨みやした。背筋剥がしの中トロが絶品
10月の「鮨みやした」さん。
背筋の剥がしの中トロが絶品‼
宮下親方の鮨は仕事がしっかりしている✨
江戸前のタネの安定感、美味さ。
他店に伺って改めてこちらの店の美味さが分かる。
この日頂いたのは
先付 シラス、モズク、銀杏
酒肴 鮃、赤貝、鰆、シラカワの酒蒸し
北寄貝の炙り、カマス、柳葉魚
握り 墨烏賊、小肌、剥がし背筋の中トロ、赤身、
蛤、車海老、春子、鯛、鯖、青柳、鰤、
イクラ海胆のお椀、穴子、
追加 鉄火巻き、干瓢、ヒモキュー、アナキュー
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2024/11/14 更新
2024/09 訪問
3週間寝かせた赤身で鮪の香りを堪能
9月の「鮨みやした」さん。
4月に開店されてから、更に美味しくなったと実感しました♪
漬けて締める仕事をする事から光物とされる春子、
春子の締め加減を調整され更に美味しくなってました✨
定番の光物とである小肌はしっかり締めつつ小肌の脂、味、旨味を感じさせてます。また酸味のしっかり効いた赤酢のシャリで、小肌の美味さを格段に跳ね上げてくれてます。
宮下親方の仕事のレベルが凄まじく、仕事する定番のタネ、蛤、穴子、小肌、春子、干瓢は絶品です。
そんな親方が3週間熟成させた鮪の赤身
感動しました✨
旨味、香り、酸味がしっかり感じられる正に美味い鮪✨中トロや大トロも勿論美味いですが、本日はこの赤身にやられました。
これから秋から冬は鮪が最も美味しくなる時期、宮下親方の仕事で昇華した美味鮪が、益々楽しみです。
この日頂いたのは、
・先付け
もずく
・酒肴
松葉鰈刺身、蒸し鮑、鮑の肝
シラカワの酒蒸し
締め鯖
黒ムツ
太刀魚塩焼き
鮟肝
・握り
墨烏賊
小肌
赤身
中トロ
大トロ
春子
蛤
車海老
縞鯵
赤貝
海胆、イクラの丼物
穴子
干瓢巻き
玉子
・追加 穴子きゅうり巻き
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ryopei0415sushimania
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2024/10/24 更新
2024/08 訪問
少しずつ秋が近づいて来てます
いつもながら、鮨みやしたさんへお邪魔しました。
新子が小肌に変わり、スミイカも徐々に大きく
イクラの姿が見えはじめ、秋の足音が聞こえ始めていました✨
足繁くお鮨屋さん通う事で、季節の移り変わりの機微を感じる。
これもまた楽しみ方の一つです✨
これから、鮨好きにとって、また良い季節がやって来ます
皆様も是非、鮨みやした、お越し下さい✨
季節物は勿論、その時々の旬を味わう楽しみがあります、
江戸前鮨は旬とは別の仕事を食べる楽しみもあり
宮下さんの仕事と、私の好みが合っているというのも足繁く通ってる理由になります。
定番ですが是非味わって欲しい勧めは、
しっかり漬け込みされ柔らか区淡い煮蛤、
フワッフワで甘めのつめがたまらない穴子
しっかり目だけど味をしっかり感じられる小肌
卵と、味付けのみで作られる玉
でございます✨
今回は大分追加させていただいておりますので、通常コースより多めに食べてます笑
もずく、モロヘイヤ
青柳、真鯛
赤甘鯛
真魚鰹
あん肝、甘エビ
スミイカ、まだ新イカかな?
小肌
赤身漬け
中トロ
煮蛤、オススメ
春子鯛、こちらも定番オススメ
車海老
ミル貝
アジ
海胆
イクラ、旨みが濃厚イクラ本来の味
穴子、オススメ
トロタク、いつも追加してしまう
干瓢、これもオススメ
湯霜のヅケ、渋い仕事
鱚
玉子
2024/09/25 更新
2024/08 訪問
夏の2つの新子を堪能、中トロのような赤身の湯霜漬け
小肌の新子、スミイカの新子の新イカで夏を感じ、分厚い黒アワビで夏の鮨の醍醐味を足合わせて頂きました✨
いつもいつも美味しいお鮨が頂けて、本当にありがたいです✨
この日は赤身の漬けが、一番印象的でした。
熟成された赤身は酸味はあまり感じず、中トロのようなネットリとした食感とマグロの薫香がたっぷり感じられる一貫
玉子以降のタネは追加でお願いしております。また食べ過ぎました、、、。
シラス大根おろし、もずくの酢の物
明石のタコ、ネッチリ真鯛
甘鯛、優しい味
鮑、そのままで旨みが溢れる
太刀魚、レア感が最高
あん肝特製のツメを添えて
新イカ
新子
赤身の漬け
大トロ
煮蛤
車海老
春子
青柳
アジ
ムラサキ海胆
穴子、ふわふわ食感と甘いツメが堪らん
鞍掛の卵、卵オンリーで焼いてる
追加①平貝
追加② トロタク
追加③穴子きゅうり
2024/09/25 更新
鮨みやした。宮下親方は祇園にある鮨まつもとで修業され、2024/4月に横浜関内の常磐鮨跡地に開業されました。新ばし しみずさんの流れを組む、赤酢シャリを使用した伝統的な江戸前鮨を食べることができます。江戸前仕事の腕は素晴らしく、古典的な鮨ダネがとても美味しいお鮨屋さんです。伝統的な仕事のみでなく、宮下親方流の仕事も少しずつ誕生させ日々技術が熟達されてます。まだお若いのにとても魅力的な職人さんです。
2025/02/15 更新