2回
2023/05 訪問
京都で知る天ぷらの新たな世界
鮎
えんどう
ぐじ
稚鮎
2023/06/15 更新
2020/08 訪問
京都で知る天ぷらの新たな世界
オリンピックまで中止にしてしまったコロナの威力はハンパない。
旅行とか出張に行くのも憚られる世の中になってしまったが
いい面があるとするならば「超予約困難店が取れる可能性がある」
ということかと‥
ということで以前から行きたかった祇園の京星さんにお伺いすることができました。
何を隠そう東京では江戸前天ぷらマニアとして各名店を廻ったつもりなんですが
東京以外の地区ではどうも天ぷらを食べる気にはならず今まで生きてきました。
が、こちらの評判を聞いて是非！ということで地元の方にお連れいただきました。
天ぷら屋さん特有の清潔で凛とした雰囲気はありますが妙な敷居の高さ、というか
ヘンなプレッシャーがあまりありません。これはいいぞーと思いながら
先ずはビールで乾杯。
天ぷらは海老のすり身が挟まれた海老パンからスタート。
実はこういうのは安いお店との違いが顕著に出ると思うんですよ。
さすがにこちらはすごく美味しい。
次に鮎の天ぷら、なんかこれ‥三つ編みになってますよ。
「芸術品やんかこれ」と思って３秒くらい食べるの躊躇しますが
天ぷらは出されたらすぐにいただかないとね、、いやめっちゃうまいナニコレ?!
みたいになって
ここから海老とか蓮根とかきすとか鱧とか怒涛の攻撃。小鉢も超うまい。
中でも感動したのは「ぐじの鱗立て」
これはここでしか食べられないんじゃないかと。
このあたりで気づいたんですがこちらの天ぷらは全部衣が薄くて（てかほぼなくて）
”天かす”が全然でないんですね。
このあたりもオリジナリティ溢れてて素敵です。
白ワインのチョイスがクラウディベイなのもセンス最高。
あとはやっぱり「稚鮎」ですかね。
他のレビュアーさんの写真にもありますが泳いでる！ってか浮いてる？！
という感じでその美しさに暫し感動（すぐ食べますけど）
ラストはさつまいもの天ぷらが出てきてブランデーに漬けた後に
お砂糖をつけていただきます。店主曰く「勇気をもってたっぷりつけてください」
とのことでそうしますが、これまた最高。
赤ワインにすごく合うんですねこれが。
締めは「天茶」一択。
あっさりしてて全然食べられちゃいます。
一流の天ぷらは最後まで食べても絶対に胃もたれしないんですが
こちらも当然そう。腹八分目くらいでちゃんと合わせてもらってる感じです。
最後にフルーツをいただいて終了。
いや、本当にこちらの天ぷらを知らなかったなんて今までの人生ちょっと損してた？
くらいに新たな世界を見せてくれた京星さんに感謝。
とにかく1年に1回は来ようと心に決めたのでありました。
三つ編みの鮎、大根おろしもたくさんもらえます
目の前で切ってくれます
薄衣の海老
小鉢
蓮根
白ワイン
ぐじの鱗仕立て
サクッ！という音がよい
”浮いてる”稚鮎
赤ワイン
天茶
さつまいも
ブランデーとお砂糖に漬けていただきます
フルーツ
2021/08/20 更新
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２年ぶり３回目の訪問。コロナ収束を象徴するかのように他のお客さんは全員外国人。
ご主人はお料理の説明などを英語で対応すごい‥まあ京都だとこうなるんだろうねえ。
相変わらずオリジナリティがある天ぷらは素晴らしい。
最後までしっかりいただいても全然胃がもたれない。
今回も最高でした！
ごちそうさまでした。