今回は冬の訪問。
以前の3回の訪問を含め春夏秋冬を制覇(^^)v
でも、この宿の素晴らしさは、こんな程度ではとても語り尽くせないだろう。
早めに到着し、暖炉の火の灯る洋館1階のラウンジや、相模湾を一望できる庭で寛がせていただいた。
チェックイン後は、柑橘類の浮かぶ温泉で、相模湾の絶景を眺めながら天国気分~(^^♪
心配していた温泉までの長~い登り階段も、天候にも恵まれ、快感すら覚えた。
戻ってきた部屋は真新しいカーペットに張り替えられていた。
海を眺めながら音楽を聴いて夢心地。。。
気が付くと日が沈みかけていた。
南葵文庫1階ラウンジで寛いでいると、ディナーを予約した6時半になった。
2階のレストランへの階段を登ってゆく。
この瞬間の緊張感が心地よい。
Menu
Le vendredi 23 janvier 2015
毛蟹とブロッコリのパルフェ
寒鰤と野生種のルッコラ
EXVオイルとパルメザン
キスとそば粉のベニエ
黒ラッパ茸のソース
黒鮑と黒トリュフのパイ包み
イセエビとラディッキオディプレコーチェの
タリアッテレ
金目鯛のグリエとロメーヌレタスのエチュベ
アンチョビーのオイル
赤い木の実と赤ワインのフラッペ
特製和栗のモンブラン
カフェ & ミニャルディーズ
私の甲殻類好きを知るシェフが、創意工夫をこらした品々を用意してくれていた。
毛蟹とブロッコリのパルフェは、デザートのような魚介&野菜のパフェ仕立て。
まずは変化球から入って来た絶品料理。
次は寒鰤と野生種のルッコラ。
冬の旬である寒鰤そのものを味わって欲しい、とのこと。
なので味付けはエクストラバージンオイルとパルメザンと至ってシンプル。
そしてキスとそば粉のベニエ。
キスと黒ラッパ茸ソースの絶妙な味わい。
今度は一転、包み系料理。
黒鮑と黒トリュフのパイ包みは、パイ包みの中に鮑とトリュフが隠れている。
全体をパイ生地に覆われた料理はその形も鮑を模している。
パイ生地と一緒に黒鮑とトリュフのテクスチャーを愉しむ。
そしてイセエビとラディッキオディプレコーチェのタリアッテレ。
ラディッキオの包みの中に伊勢海老1匹分の身とタリアッテレが隠れている。
ん~金野シェフも楽しみながら新作料理を考えているようだ。
ここで、メニューには無いシェフのサービス料理が登場。
旬の真鰯の裏漉しスープ。
正直、見た目はん~(-_-;)って感じ。
早速、一口・・・・
おおっ(゜o゜)素晴らしい!
真鰯の旨みが凝縮された逸品だ!
そして料理のフィナーレを飾るに相応しい逸品は金目鯛のグリエ。
これまで私が伊豆で食べてきた金目鯛の煮付けは何だったのだろうか・・・と思うほどの感動!
金目鯛を独特の方法で処理することにより、金目鯛の旨みが最大限に凝縮されている!
シェフ曰く、
「金目鯛は普段から深海で甲殻類を食べて生きているんですよ。甲殻類の味がするでしょう。」
なるほど、仰る通りだ。
私の餌食になった皿の上の一匹も、伊勢海老・鮑・蟹などの高級食材をたっぷり食べているに違いない!
デザート2品もフラッペはベリーの酸味、モンブランは栗の自然な甘みという、取り合わせが素晴らしい。
素晴らしい料理の数々に、3時間のディナータイムが一瞬の出来事のように感じた。
何、甲殻類が好きなら、今度は金目鯛に生まれてきたらどうかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)