ばなおさんのマイ★ベストレストラン 2014

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ばなお (50代後半・男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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レビュー開始後2年目を迎えた今年は、旅先やオフ会で、多くのレビュアー様と出会えたことが最大の収穫でした。日頃、食べログアプリを介してのみ交流のある方々と、面対で美味しい料理を分かち合いながら歓談できたのは、とても新鮮な体験でした。

その一方で、新たなお店との出会いを求めるべく、昨年のマイベストレストラン「ヴィラ・デル・ソル」への訪問を暫く封印し、新しい土地へも積極的に足を運びました。初めて訪問した五箇山(富山県)、天ケ瀬温泉(大分県)では大地の恵みをいただき、好物である海鮮以外の料理に感動しました。

これからも、新たなレストランとの出会いを楽しみにしつつ、自らの求める嗜好にも広がりを持たせてゆきたいと思います。

マイ★ベストレストラン

1位

ヴィラ・デル・ソル (熱海 / フレンチ、オーベルジュ)

7回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2019/03訪問 2019/03/13

ありがとうVilla Del Sol(* ̄∇ ̄)ノ

登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。

明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。


今回は、来年度より休館が決定したVilla Del Solへ最後の訪問。


毎日が忙しく、寂しさなど感じている暇も無いまま、Villa Del Solの最後の訪問日を迎えることになった。


チェックインの後は、音楽を聴きながらうたた寝したり、温泉に浸かったり、久しぶりに快晴の相模湾や初島を眺めたり・・・


ふと気がついたら夜6時過ぎ。
南葵文庫1階のサロンで寛いだ後、2階のレストランへの階段を登っていく。


綺麗な接客の女性に、いつもの奥の窓際席に案内された。


    Menu

 Le mardi 12 mars 2019


 甲殻類のコンソメと紫雲丹

 伊勢海老とカラスミ 緑胡椒

 毛蟹のリゾット

 鮑と蛤の海水蒸し
 筍と木の芽

 磯魚の裏ごしスープ

 鰆のスモークと菜の花


 グアバのフラッペ
 苺とチンザノ

 ヘーゼルナッツのミルフィーユ

 カフェとミニャルディ-ズ



⚫️甲殻類のコンソメと紫雲丹
 海老や蟹などの甲殻類の旨味が凝縮されたジュレに、紫雲丹やホタテなどが折り重なる、舌触りも滑らかな逸品。

⚫️伊勢海老とカラスミ 緑胡椒
 カルパッチョ仕立ての伊勢海老に、カラスミ、緑胡椒のアクセントを添えていただく。

⚫️毛蟹のリゾット
 濃縮された毛蟹の旨味がリゾットに染み出した逸品。パルミジャーノチーズとの相性も良く、美味しくいただいた。

⚫️鮑と蛤の海水蒸し
 鮑とその肝、蛤のエキスがじんわりと染みだした海水スープで、添えられた旬の筍と木の芽をいただいた。
 

⚫️磯魚の裏ごしスープ
 何種類もの磯魚を丁寧に裏ごししたスープは絶品。スプーンで掬って持ち上げると、チーズがトロ~(* ̄∇ ̄)ノ

⚫️鰆のスモークと菜の花
 鰆の表面を火入れし、鰆を低温でスモークした逸品。菜の花をあわせていただけば、春の訪れを感じる。


⚫️グアバのフラッペ
 口直しにグアバのソルベ。
チンザノ酒で甘く円やかに仕上げた苺とマンゴーがソルベと良く合う。

⚫️ヘーゼルナッツのミルフィーユ
 ミルフィーユにはチョコレート、中身はヘーゼルナッツをペースト状に練り上げた、サクサクの逸品。もう昇天しそう~(* ̄∇ ̄)ノ


最後の訪問に相応しく、旧蓬莱旅館の女将が挨拶に来てくれたり、金野シェフと話をしたり写真撮影をしたり、挙げ句の果てにレストランのグランドピアノを弾かせていただいたり・・・
嗚呼、こんなことなら、もう少しピアノの練習しておくんだったorz


何、どさくさに紛れて、綺麗な接客の女性とツーショットの写真撮ってる奴は誰かって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。

明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。


今回は、改築のため休館するとの情報を入手し、事実確認を兼ねて、仕事の合間に訪問。


振り返れば、秋の引っ越しで披露が溜まっていたが休暇も取れず、ようやくたどり着いた温泉グルメ休暇となった。


南葵文庫の入口にはリース、一階サロンは大きなクリスマスツリーと、クリスマスの装い。
暖炉にも薪が用意されていたが、先日のうだるような暑さで出番無しorz


サロンでウェルカムドリンクをいただいた後、記念撮影までしていただいた。


部屋に案内された後は、温泉で汗を流し、部屋で音楽を聴きながらうとうと・・・


気が付いたら、ディナーを予約した午後7時に近づいていた。


南葵文庫の1階のサロンでしばし佇んだ後、2階のレストラン南葵文庫への階段を昇ってゆく。


窓から海が見渡せるレストランなのだが、12月の日没は早く、窓の外は闇。時折、船の灯りと海岸道路を通行する車のライトが仄かに光る。


先ずはシャンパンで喉を潤す。


⚫️帆立とキャビア

絶妙な火入れの帆立貝にキャビアと雲丹。帆立貝の甘味とキャビアの仄かな酸味って良く合うんだね。シャンパンとも相性抜群!


⚫️伊勢海老のコンソメジュレ

絶妙な火入した伊勢海老の身に、伊勢海老の風味を閉じ込めたコンソメジュレ。生クリーム仕立てのアボカド。米のパスタは柑橘系の酸味を帯びていて、伊勢海老の旨味を引き立てる。


⚫️鮑 岩海苔

蒸し鮑に岩海苔ソースを添えていただく。こちらの料理が今宵のMVP(* ̄∇ ̄)ノ
鳥羽のフレンチ、シーホースでいただいた鮑はコッテリ系のソースで胃が重くなったが、こちらの料理は胃にも負担がかからず美味しくいただけた。残った鮑の肝と岩海苔はバゲットにつけていただけば、また異なる美味しさ!


⚫️磯魚のスープ

金野シェフの定番料理。鯛などの何種類もの魚の旨味溢れる出汁にグリュエルチーズ。スプーンで持ち上げるとチーズがトロ~(* ̄∇ ̄)ノ
あまりに美味しくて、お代わりしてしまった。


⚫️イトヨリ鯛のポワレ

料理の最後はイトヨリのポワレ。
外がカリッとして中身がジューシーな食感。そして、ソースは牛を赤ワインで煮込んだブルギニヨンソース。付け合わせのホウレン草の下に牛肉が(笑)


料理が終わるとデザート。


⚫️アイスクリーム

ココナッツのアイスクリームに苺とグアバ。口直しで次なるスイーツを迎える。


⚫️和栗のパイ包み焼き

和栗の入ったパイ包み焼きに、サクッとライオールのナイフを入れサクサクのパイ生地の食感と栗の甘味を楽しむ。


最後は和紅茶とミニャルディズ。


レストラン南葵文庫は不思議な空間で、食後にシェフと話をしていたら、夜10時を回っていた。


素晴らしきディナータイムに夢心地~♪


何、迷惑だからディナーの開始時間を早めたらどうかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。

明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。


会社の仕事を早めに切り上げ、ダッシュε=ε=┏(・_・)┛


品川駅から新幹線で熱海へ。タクシーでVilla Del Solまで僅か一時間!


チェックインの後は、海を臨む温泉を独り占め!


あたりが闇に包まれた頃、南葵文庫1階のサロンへ。往時の雰囲気を味わいながらマッタリ・・・


ディナーを予約した午後7時になったので、2階のレストランへの階段を登って行く。


海を見渡す窓際の一番奥の席へ。
窓の外は既に闇。4月下旬の日の入りはまだ早い。


    Menu

 Le mardi 24 avril 2018


 鮑と蛍烏賊
 アンチョビーのサラダ

 伊勢海老のコニャック風味

 蛤と筍

 魚の裏ごしスープ

 石鯛とアスパラガス
 岩海苔のソース


 柑橘類と紅茶のスープ

 レモンのオペラ

 カフェとミニャルディ-ズ



旬の野菜が魚介を引き立たせた料理を美味しくいただいた。


先付はオリーブ、と思いきや、雲丹と海水のジュレをサービスしていただいた。懐石料理風の演出にワクワク!


鮑と蛍烏賊は、契約農園で育ったというイタリア野菜の苦味が、鮑や蛍烏賊の旨味、アンチョビーオイルと見事に融合!春を感じる逸品だ。


伊勢海老のコニャック風味は、伊勢海老の風味を独特な方法でクリームに閉じ込め、プリプリの身と共に。最後はパンで伊勢海老風味のクリームを拭っていただけば夢心地~♪


そして、春の代表格は蛤と筍。シェフ自ら伊豆山で掘ってきた筍に蛤のエキスのスープ。まさに今だけしか味わえない逸品!


それから、魚の裏ごしスープ。
魚の旨味が凝縮されたスープにチーズが仄かなアクセントを添える。


石鯛とアスパラガス。
石鯛の身と皮。添えられた野菜はグリーンとホワイトアスパラガス、ルッコラの花。野菜の苦味が石鯛の素材も引き立てる。春ならではの食材に最後まで舌鼓。


さて、デザート。


一品目は、柑橘類と紅茶のスープ。酸味溢れるオレンジ系、レモン系の果物にパッションフルーツの種で爽やかな味わい。口直しにぴったりだ。


そして二品目はレモンのオペラ。
しっとりしたケーキに挟まれた生クリーム。そして表面の綺麗なレモン色の層が酸味でオペラの重さを引き締める。


今回は一時間半でデザートまで食べ終わるという、私にしてはハイペースなディナーであったが、金野シェフと話していたら、結局、22時前になってしまった。


愉しく美味しい時間は、いつも、あっと言う間に過ぎる。


何、シェフとダイエットの方法について語り合ってたのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)



登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。

明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。


会社の仕事を早々に終わらせ、品川駅から新幹線で熱海へ。タクシーでVilla Del Solへ向かえば、僅か一時間で到着!


海に面した温泉で汗を流せば、瞬く間にディナーを予約した午後7時。南葵文庫1階のサロンでしばし佇む。
そして、2階のレストランへの階段を登って行く。


海を見渡す窓際の一番奥の席へ。
11月は日が落ちるのが早い。
窓の外は闇に時折、波飛沫の音が響く。


    Menu

 Le mardi 14 novembre 2017


 伊勢海老のコンソメジュレ
 カリフラワーのクリーム、紫雲丹

 鰆の軽いスモーク
 温かい蕎麦粉のクレープ仕立て

 唐墨,帆立貝,根菜類のカルパッチョ
 ほおずきのオイルとハーブの香りで

 真鯛の白子とアンズ茸のムニエル
 マーシュとブルーチーズのソース

 ブイヤベース

 甘鯛と松茸のグリエ

 黒無花果とグアバ
 ココナッツのクレームグラッセ

 和栗のヴァシュラン仕立て
 コニャック風味のキャラメルソース

 カフェとミニャルディ-ズ



甲殻類を脇役に、旬の魚介を引き立たせた料理を美味しくいただいた。


伊勢海老のコンソメジュレは、カリフラワーのクリームと紫雲丹との絶妙なマリアージュ。伊勢海老の旨味がもう少し強ければ尚、喜ばしい。


鰆の燻製の香りが素晴らしい蕎麦粉のクレープは、チーズも入って、キャビアとの相性も良い。


根菜類のカルパッチョは、唐墨や帆立貝、ハーブ類をあしらった、口休めに良い一品半。大根のカラフルな色合いも美しい。


そして、ブルーチーズソースで味付けされた真鯛の白子。濃厚な味わいはバゲットと良く合う。


それから、ブイヤベース。
本日は蟹入りの絶妙な味わい。
バゲットを食べながら口をリセットし、再びこの黄金のスープを味わう。


料理のフィナーレは、真鯛の鱗焼き。
カリカリの鱗と火を入れすぎないジューシーな身。添えられたハーブ類も素材を引き立てる。


さて、デザート。


一品目は、ココナッツのクリームグラッセ。黒無花果、グアバの酸味とも良く合う。


そして二品目は和栗のヴァシュラン。
大きな渋皮を纏った栗を下で支えるのは、メレンゲなど使わず、クリームとしっとりしたケーキ。砂糖など殆ど使わず、クリームの自然で上品な甘味。そして渋皮を纏った栗の素朴な美味しさ。


チェックインの際にお勧めいただいた梅酒の飲み比べ(21時~)、ご当地楽(21時半~22時)にも参加せず、今回も金野シェフ達と話していたら22時を過ぎていた。


愉しく美味しい時間は、いつも、あっと言う間に過ぎる。


何、沢山ご馳走食べたら、翌日はダイエットで熱海中を歩き回るのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)



登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。

明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。


熱海駅から徒歩でと思いきや、雲行きが怪しくなってきたのでタクシーで。感じの良い若い男性が迎えてくれた。


ウェルカムドリンクでスパークリングワインをいただきチェックイン。


海を一望する露天の温泉へ向かう途中の石段で小さな蟹と遭遇。夏だなぁ~


温泉で汗を流した後は、部屋で夕方までうたた寝(__)..zzZZ


ディナーを予約した夜7時、南葵文庫2階のレストランへの階段を上ってゆく。
海を見渡す窓際の一番奥の席に案内された。


    Menu

 Le mercredi 7 juin 2017


 石カレイと海藻オイル

 ムール貝のベニエ

 伊勢海老のアヒージョ

 スープドポアッソン

 イサキの黒オリーブソース

 メロンとペルノ酒のフラッペ

 バナナケーキ

 カフェとミニャルディ-ズ



石カレイはマリネ仕立て。薫製にされた石カレイの卵が添えられ、マリネと薫製卵の仄かな塩味が絶妙な味わいを醸し出す。
マリネの上に添えられた一枚の葉はオイスターリーフ。名前だけだろぅ何て思いながら食べてみると、本当に牡蠣の味がする驚きの葉っぱだ!


ムール貝のベニエは、ビールを原料にしたフワフワな生地で熱々のムール貝を閉じ込めた逸品。
添えられているのはジロール茸、そして何故かバナナ(笑)


伊勢海老アヒージョは、伊勢海老の風味が出るように軽くグリルしたあと、バターで低温で蒸したコンフィ。伊勢海老の風味に惚れて殻まで齧り付きたい衝動に駆られた!
添えられた焼いたヘーゼルナッツとの相性も抜群!
皿に残ったバターは伊勢海老の旨味が溶けており、バゲットで拭いて美味しくいただいた。


そしてスープドポアッソン。
本日は相模湾で獲れたイサキなどの魚を骨の髄まで入れ込んだスープ。チーズも入って絶妙な味わいが楽しめる。


そして、本日のメインディッシュはイサキの黒オリーブソース。
カリカリの皮にジューシーな身。
黒オリーブソースの他、ラタトゥユとイサキの卵の薫製も添えられた逸品。


さて、デザート。
一品目は、メロンとペルノ酒のフラッペ。軽やかな味わいのソルベの下にメロンが潜む、口直しの一品。


そしてフィナーレを飾るに相応しい二品目は、バナナケーキ(笑)
シットリした濃厚なバナナケーキは、チョコレートやバニラが入っているそうだ。本来、シットリした濃厚なケーキは得意としない私だが、このケーキは格別!
私のスイーツの好みを根本から覆す一皿に感服!
別の皿で供されたアイスクリームとの相性も良く美味しくいただいた。


4年前は魚介の素材そのものの味わいを引き出す料理を探究していた金野シェフ。
最近は、多くの宿泊客の声に押されて、新たなる料理への挑戦が始まったようだ。
これからも一期一会の料理から目が離せない!


何、バナナの料理はお前のリクエストかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。

明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。


今年度からの新しい仕事に疲労困憊する中、強引に休暇を取って4カ月ぶりの訪問。
といっても、会社からの直行直帰。
山手線、新幹線、タクシーを乗りついで1時間少々。夢の世界にワープ(* ̄∇ ̄)ノ


趣ある洋館のラウンジで、ウェルカムドリンクのスパークリングワインとツマミをいただきながら、接客の女性に丁寧に案内を受ける。
僅か4ヶ月の間に、温泉や朝食の時間が延長されたり、貸出用DVDが事情により廃止されたりと、短期間で慌ただしく変化があったそうだ。温泉は24時まで、朝食は9時30分LOとなり、夜型人間には有り難い運用変更だ。


部屋に案内していただいた後、一風呂浴びて、海を一望出来る休憩所「青海テラス」へ。
炬燵に入りながら梅酒を飲んだり、和菓子や蜜柑を焼いて食べたり出来るコーナーが夕方限定で設けられていた。
寒い中、若い女性が二人接客を担当していた。
彼女たちに焼いた和菓子や蜜柑、色々な種類の梅酒をいただき、炬燵で寛ぎながらしばし日暮れの海を眺める・・・


心地よい湯上りタイムは瞬く間に過ぎ、辺りは闇に包まれ、ディナーの時間になった。
南葵文庫2階のレストランへの階段を上って行く。


      Menu

 Le mercredi 25 janvier 2017


 アイオリ

 白子のクラフティと白トリュフ

 大蛤のグリル

 朝日蟹のブイヤベース

 鰆の燻製とポテトのエクラゼ 海藻バター

 オレンジのフラッペ コニャック風味

 紅玉のショーソン

 カフェとミニャルディ-ズ



アイオリは、生ニンニクのパンチが効いたマヨネーズ的ソース。
丁寧な仕上げでニンニク臭は無い。彩野菜や蛸、海老などの具材との取合せも良い。


続いて白子のクラフティ
真鱈の白子をオリーブオイル等で丁寧に仕上げた逸品。
白トリュフも沢山。


三品目は、此方の名物、大蛤のグリル
蝶番を予め割って貝の旨味を閉じ込めながら、ギリギリのタイミングまでグリルした蛤は、思い出すだけでヨダレが~(笑)


そして、朝日蟹のブイヤベース
近海で取れる朝日蟹をフレッシュな状態で提供。
ブイヤベースは、何種類もの魚介の出汁だが、以前いただいたものとは異なる味わいで、スパイスを感じる。


料理の最後は鰆の燻製
皿の上の大きな銀の覆いを取り去ると、燻製の桜チップの良い香り。
鰆の身はジューシーさを感じる。
付合せのポテトや海藻バターのソースとの相性も良く、美味しく頂いた。


口直しはオレンジのフラッペ
今回の料理は、以前の魚介ストレート系から一歩、標準的な重さに近づいたものであったので、こういう口直しは嬉しい。


デザートは紅玉のショーソン
パリパリのパイ生地で包まれた熱々の紅玉林檎。
別皿で供されたアイスクリームと合わせていただいくとより一層美味しい。


和紅茶をいただきながらシェフと話をして、気がつくと3時間が経過していた。
本当にこのレストラン南葵文庫は時間を感じさせない不思議な空間だ。


直前まで、仕事の都合でキャンセルになるかも知れず不安であったが、無事、再訪出来て良かった。
仕事疲れで精神的にも参っていたが、すっかり回復出来た。


何、次回は仕事の成果をあげてから再訪しろって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
国の登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。

明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。


今回は、後れ馳せながら、自分への50歳の誕生日プレゼントで訪問。温泉やディナーは勿論のこと、熱海のご当地楽として芸妓の舞や投扇興も楽しんだ。


14時過ぎに南葵文庫に到着し、チェックインの手続きをしていると、何と金野シェフがお出迎え。ひとしきり話した後は部屋へ。一風呂浴びて部屋まで戻ると、ディナータイムまで爆睡(_ _)..zzZZ
聞くところによると、台風一過で海上に綺麗な虹が見えたらしい。嗚呼~(-_-;)


     Menu

 Le jeudi 8 septembre 2016


 赤烏賊と唐墨

 ムール貝、ジロール、チョリソのキッシュ

 伊勢海老のコーヒー風味

 的鯛と松茸&魚のエスプレッソ

 仔羊とセップ

 無花果のサングリア

 和栗のバシュラン

 カフェとミニャルディ-ズ



赤烏賊と唐墨は、きゅうりと赤烏賊に唐墨を添え、レモン汁で仕立てた一品。食べ方によって塩気や酸味の感じかたが異なる料理だが、赤烏賊は仄かな甘味を感じる。


 ムール貝、ジロール、チョリソのキッシュは、茶碗蒸しの舌触りに似た円やかな仕立てのキッシュにムール貝とジロール茸、そしてスパイスの効いたチョリソがアクセントを添える。


 伊勢海老のコーヒー風味は、伊勢海老の風味を引き立たせるためにコーヒーを使った逸品。伊勢海老の香ばしさを楽しめる。


 的鯛と松茸&魚のエスプレッソは、フレンチの料理の流れに和のアクセントを添える料理。松茸と的鯛の出汁の味わいは素晴らしい。


 仔羊とセップは、久しぶりの肉料理。
絶妙な火入れの一品。


さて、デザート。


 無花果のサングリアは、サングリアのソルベにマロングラッセと無花果。


 そして、フィナーレを飾るに相応しい、和栗のバシュラン。メレンゲの覆いの中に、マロンと生クリームの層が幾重にも積み重なった逸品。美味しくて昇天しそう~♪


今回も海辺の南葵文庫にて美味しいディナーに舌鼓。


何、50歳の誕生日を言い訳に贅沢したのは何度目かって?
ほっといてくれ~(-_-;)


<<2015年12月上旬の訪問記録>>

今回は、温泉保養を兼ねて、クリスマスの装いのVILLA DEL SOLを訪問。
南葵文庫1階のラウンジで、スパークリングワインとサラミ、ケーキをいただいた。


ほろ酔い気分で部屋で微睡んだ後は、敷地内の温泉へ。
戻って来ると、まだ5時前だというのに、日が暮れようとしていた。


ディナーの時間になり、南葵文庫1階のラウンジから2階のレストランへの階段を昇る。
予約していたのは、スペシャリテ(7皿+デザート2皿)だ。


       Menu

 Le mercredi 9 decembre 2015


 毛蟹とキャビアのブリニ

 活〆真鯛の昆布締めと塩レモンの氷

 蛤とフォアグラ カプチーノ添え

 真鱈の白子 ロックフォール風味

 伊勢海老のグリエ

 プティブイヤベース”マルセイユ風”

 ”海のジビエ” 石鯛のグリル

 和栗と薔薇のパルフェ

 苺のミルフィーユ

 カフェとミニャルディ-ズ



シャンパンで喉を潤していると、小さな蕎麦粉のパンケーキにのった毛蟹とキャビア、そしてウォッカが登場。
「料理と一緒にウォッカを」ということで、キャビアと毛蟹の身を蕎麦粉のパンケーキごとペロリと頂いた後にウォッカをクッと・・・
とても口当たりが良い。
気分は殆どロシア。


お次は、活〆真鯛の昆布締めと塩レモンの氷
活き〆の真鯛を最高に美味しい状態で味わうために、塩レモンの氷を載せた一皿。


蛤とフォアグラ カプチーノ添えは、折り重なる蛤とフォアグラの上に緑のからし菜の葉と花。
蛤とフォアグラって合うの~?
と思って別々に美味しくいただいたが、実はとても相性が良いのだそう。


真鱈の白子 ロックフォール風味
苦みのある野菜が入っており後味が良い。
器は今までのジノリや大倉陶器ではなく、金野シェフが調達したUFOのような皿(笑)


次は伊勢海老のグリエ
海老味噌のソースと合わせて美味しくいただいた。


そして、黄金のブイヤベース登場。
身は金目鯛のみ、黄金色のスープは甲殻類を一切使わないそうだが、このスープが旨い!
あまりに美味しくて、何回もお代わりしてしまったゾ(^O^)/


料理のラストは石鯛のグリル
石鯛の身とカマのグリルだ。
脂ののったカマが絶品だ。


さて、デザート。


まずは和栗と薔薇のパルフェ
小さな野イチゴが入ってベースの和栗の甘さにアクセントを添えている。


そして、フィナーレを飾るに相応しいのは苺のミルフィーユ
パリッとした薄いパイ生地が折り重なるミルフィーユに思わず齧り付きたくなるゾ♪


これまた絶品のお茶菓子と和紅茶をいただきながら金野シェフと話して、気が付いたら夜の10時。
ディナーの開始が夜7時だったので、3時間も居たことになる。
本当にこのレストラン南葵文庫は時間を感じさせない不思議な空間だ。


翌朝は温泉でリフレッシュした後、館内や庭を散歩。
お腹が空いたので、早めにレストラン南葵文庫で朝食。
供されたサラダには地場の金柑が入っており、彩り鮮やか。
何でカメラを持参しなかったんだろう、と後悔したが、写真撮影せずに料理を美味しくいただくのも悪くない。
いつもの若い接客の女性に話相手をしてもらいながら、パンや自家製ジャム、ポーチドエッグ&鎌倉ハムをいただいた。
いつもいただくクラムチャウダーは、今日は浅利がとびっきり沢山入っていて、美味しい。
マンゴーを載せたヨーグルトを頂いたあと、海を眺めながら和紅茶をゆっくりといただいた。


何、チャウダーに沢山アサリを入れるよう要求したのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)


(注)昼の★評価は朝食のものです。


<<2015年5月下旬の訪問記録>>

GW明けに、父母の金婚式祝としてVILLA DEL SOL宿泊をプレゼントした。
そして2週間後、今度は私が、父母の宿泊時の様子を伺いに訪問。
今回は仕事の都合で夜8時にディナーの予約をしていたが、幸運にも予定よりも早く切り上げられたため、ディナーの開始時刻を7時に繰り上げていただいた。


さて、レストランの食事であるが、ランチが土日も含めて完全に廃止され、私がこれまで4度にわたっていただいたグレードアップメニュー「海のデギュスタシオン」も廃止された。


ということで今回いただいたのは、スタンダードのコース(4皿+デザート2皿)。


       Menu

 Le lndi 25 mai 2015


 磯魚の煮凝りと
 白アスパラガスのクレーム
 エピス風味


 鰆の瞬間燻製キャビア
 蕎麦粉のパンケーキ仕立て


 伊勢海老のグリエと
 トマトのコンポート


 真鯛と農園野菜のサラダ 


 海藻ゼリー グアバ 
 シャンパーニュのクープ


 ヌガーグラッセ


 カフェ



まずは、磯魚の煮凝りと白アスパラガスのクレーム エピス風味
磯魚の煮凝りは、今迄の素材の味そのものがダイナミックに迫ってくる料理とは異なり、何種類もの魚がブレンドされたもの。一方、白アスパラガスは強く主張して来る。


続いて、鰆の瞬間燻製キャビア 蕎麦粉のパンケーキ仕立て
瞬間燻製された鰆の身と、鰆の卵、キャビア、サワークリームを蕎麦粉のパンケーキとともに味わう。
鰆のレアな身とたらこに似た食感の卵・・・となかなか楽しませてくれる。


伊勢海老のグリエとトマトのコンポートは、伊勢海老の味噌まで味わう素材の直球料理!
と思いきや、糖度の高いトマトのコンポートとのコンビネーションも絶妙だ。


次はサービスで磯魚のスープをいただいた。
前回の真鰯の裏漉しスープと良く似た味わい・・・と思ったが、こちらは何種類もの磯魚のブレンドスープだそう。
こうなるともう、私の舌で素材を見分けるのは限界だ。
まぁ、美味しいので、文句はないが。


そして真鯛
いつもの鱗がカリカリの奴とは違い、わりとレアさを残した感じの逸品。
鱗は取り去ったのだろうか?
まぁ、鱗を怖がる方もいるからかなぁ。。。


さてデザートが登場。
海藻ゼリーとグアバにテーブル上でシャンパーニュが注がれるパフォーマンス。
お味もなかなかよろしいゾ。


そして、ヌガークラッセ
白いヌガーに色々な種類のナッツが入っている。
ん~これはいける!(^^)!


最後はお茶菓子をいただき、静岡産の和紅茶で〆・・・
と、ここで金野シェフ登場!

ひとしきり話をさせていただいた。
部屋に帰って時計を見ると10時。
またしても時間の感覚がなくなるような夢のディナータイムを堪能させていただき満足&満腹。


ちなみに、先日の父母のお祝いディナーのお礼方々、様子をお伺いしたところ、


「実に良く食べていただきました。」


とのこと。流石は第二次世界大戦を経験した元欠食児童たち^^
お祝いを送った息子としては、嬉しいやら恥ずかしいやら。。。


何、親子そろって料理のお代わりを要求したのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)


<<2015年1月下旬の訪問記録>>
http://tabelog.com/rvwr/001547324/diarydtl/135017/

<<2014年3月上旬の訪問記録>>
http://tabelog.com/rvwr/001547324/diarydtl/128076/

<<2013年11月下旬の訪問記録>>
http://tabelog.com/rvwr/001547324/diarydtl/128075/

<<2013年6月下旬の訪問記録>>
http://tabelog.com/rvwr/001547324/diarydtl/128074/

  • レストラン南葵文庫は登録有形文化財に指定されています。
  • テーブルセット。カトラリーはフランス製クリストフルです。
  • シャンパン

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2位

弥次兵衛 (南砺市その他 / 旅館・民宿)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2014/07訪問 2015/04/29

合掌造りの宿に癒されて(~▽~@)♪♪♪

(2014/7/18)

合掌造りの集落で世界遺産に登録された村、五箇山。
同じく世界遺産の合掌集落で南方にある白川郷と比べると知名度は低い。
但しその分、観光地化されておらず、静かに過ごせる。


高岡から東海北陸道路を一路南に進んでゆくと、途中から激しく雨が降ってきた。
五箇山ICで高速を降り、しばらく走ると、通り沿いに合掌造りの小集落が見えてきた。
民宿「弥次兵衛」はその中にあった。


車を駐車すると宿の奥様が迎えてくれた。
宿を隔てた小道の路地の反対側には、民宿の夫婦が育てている夏野菜がまさに収穫の時期を迎えていた。


民宿は、今からおよそ300年前に建てられた合掌造りの建物。
温かみある茅葺きの屋根は、昔、留学した英国のコッツウォルズを思い起こさせる。


合掌造りの建物をしばらく眺めた後、小降りになった雨の中を温泉までドライブした。
20分位走ると温泉に到着。連休前の金曜日なのにガラガラだ。やったぁ~(^^)/
体を洗ってから露天風呂へ。。。おぉ!山々に囲まれた湖が眼前に!すごい迫力だぁ!


民宿に戻り、あたりをぶらぶらしているうちに夕食の時間になった。
本日の宿泊客は私を含めて3人。
囲炉裏を囲んで3人分の夕食が用意されていた。

_____________


 こごみの味噌和え

 煮物

 酢の物

 五箇山豆腐の奴

 岩魚の塩焼き

 鯉の洗い

 熊のお吸い物

 なめこ蕎麦

 ご飯

 お漬物  他


_____________


五箇山の自然の恵みを存分に味わえる、まさに地産地消の料理だ。
こごみ等の山菜、岩魚や鯉などの川魚、猪や熊といったジビエ。
熊などは、宿のご主人、自ら猟で仕留めた熊の肉だ。
これだけの料理を雰囲気ある合掌造りの宿の囲炉裏を囲んで味わえるのだ。
おまけに、近所の酒屋で造った生酒もいただいた。これがまた旨い!
これに勝る至福があるだろうか。


岩手から来たというご夫婦も後から加わり、囲炉裏を囲んで話込んだ。
ご夫婦はとても行動的で、夜中の3時半に家を車で出発して夕方に五箇山に着いたそう。
翌日は白川郷、氷見を見てから石川県の七尾に宿泊するらしい。


翌日、白川郷へ出発したご夫婦を見送った後、つられて私も早めに宿を出発。
五箇山の合掌造り集落、相倉集落を訪問。
朝8時半の集落は静かで喉かな里山の雰囲気。
集落を見渡せる高台に登ってゆくと、地元の農家の方々が農作業をしていた。


静かな合掌造りの集落に大型の観光バスが沢山押し寄せる日が来ないことを祈りつつ、五箇山を後にした。


何、歴史的建造物だと評価が高いんじゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)

  • 五箇山は世界遺産に登録された合掌造りの村です。この村にある合掌造りの民宿に泊まりました。宿のまわりでは夏野菜が育っています。
  • 宿の付近にある温泉から眺める絶景(^^♪
  • 夕食は囲炉裏を囲んで♪

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3位

バローレ (美瑛町その他 / イタリアン)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥8,000~¥9,999

2018/08訪問 2018/08/30

美瑛の原野に佇む白い洋館で道産の食材を堪能(* ̄∇ ̄)ノ

3年ぶりのValore。
残念なことに撮影禁止になっていた。
諸事情があり、色々考慮した結果の決断だそう。


年々、記憶力の衰えるオジサンには良いボケ防止の訓練(笑)


今回は、6800円のお任せコースを予約していた。


先ずは、「富良野産葡萄ジュース」で喉を潤す。


⚫️トウモロコシのピューレ

ゴールドラッシュの鮮やかな黄色にピュアホワイトのクリーミーな白い甘味。
玉蜀黍のパンも一緒に提供された。


⚫️枝豆とフォアグラのムース
 合鴨のロースト

枝豆と相性ピッタリのフォアグラでシツコさも感じない。


⚫️魚介と野菜のコンソメジュレ
 網走産ミンク鯨とモッツァレラ
 函館産ヒラメ
 秋刀魚

洒落たガラスの皿に、コンソメジュレを取り巻く野菜と魚。
鯨は苦手意識があったが、モッツァレラと良く合う。
他の魚と野菜も組合せが良く考えられている。


⚫️パスタ
 函館産ボタン海老
 落葉茸
 美瑛産茄子

手打ちのパスタは程よくモチモチ。
ややペペロンチーノ系のスープ。
地元美瑛で収穫した旬の野菜。


⚫️羅臼産時鮭のポワレ
 黒キャベツ
 ズッキーニ

時シャケのポワレの上にカリッと揚げられた黒キャベツ。
風味が良いね~♪


⚫️奄夢豚
 浜中唐辛子
 天使の茄子

奄美大島と北海道江別産の豚を掛け合わせた奄夢豚。
肉厚で、ピリッと辛い浜中産唐辛子と良く合う。


⚫️ブルーベリーのムース

薄いクラッカーに挟まれたブルーベリームースとレアチーズ。
これは絶品!


⚫️旭川産マンゴーのムース
 浦臼産ゴーヤのかき氷

マンゴーのムースにゴーヤのかき氷。
かき氷はゴーヤの苦味はあまり感じられず、マンゴームースの甘味の引き立て役。


⚫️紅茶

アールグレイ系の薄めの紅茶。
ブルーベリーのムースに良く合う。


今回は、写真撮影や予約のルールが変更になり、受入人数も少なくなった感じだ。
ホールは、才田シェフの奥様といつも迎えてくれる女性の2人。
ランチ出立時には忙しい間を縫って、才田シェフも挨拶に来てくれた。


〆て8449円也。


彩豊かな地元食材の料理をお見せ出来ないのが残念だ。
(2015/9/9)

札幌のホテルで朝食後、電車&レンタカーで美瑛へ向かう。

バス停「美沢○線」の数字を10、11、12と目で追いながら美瑛白金線(966号線)を進み、「美沢13線」の少し先にあるValoreの札を確認。
砂利道を入って進んでゆくと、懐かしい白い洋館に到着(^^♪


前回の夜の訪問と比べると店内はにぎやか。
いつもの接客の女性が


「ばなおさんですね」


と迎えてくれ、いつものお一人様席へ案内してくれた。


今回は、5,800円のおまかせコースを予約していた。


富良野産のブドウジュースで喉を潤した後、料理がスタートした。


まずは、とうもろこしスープがトウモロコシの皮に載って登場。
ピュアホワイトのスープにゴールドラッシュがまるごと浮かぶ。
トウモロコシの髭も軽くグリルされて・・・食べられるとのこと。
何とキュートな♪


お次は彩大根の一皿。
黒大根をはじめ、彩豊かな大根がちりばめられた皿の中央には大根のジュレ。
そしてジュレの中には毛蟹が潜む。


そして香麦のパスタと仙鳳趾(せんぽうし)牡蠣
たまたま入手出来たというプリプリの仙鳳趾牡蠣を堪能(^^♪


メインの魚介1皿目は、花ズッキーニとボタンエビ
ズッキーニとバジルのソースが彩を添える逸品。


メインの魚介2皿目は、滅多に取れない深海魚、ぼうずぎんぼうのポワレ
それに、木の下の茸というキノコが添えられている。
生まれて初めて口にする山の幸海の幸に舌鼓(^^♪


デザートの1皿目は、白桃をテーマにした彩を愉しめる皿。
らせん状の飴細工の飾りも華やかさを添える。


デザートの2皿目はぶどうが主役。
紫色の中に薄緑色のマスカットがほんのりと彩を添える。


五感で味わった極上のおまかせランチコース。
食材の味わいが豊であることは勿論、太陽の光を浴びて彩を放つ皿の数々。


素晴らしいランチをいただけたことに感謝<m(__)m>


(2014/9/19)

テレビ放映で人気に拍車がかかり、益々予約の取りにくくなったバローレ。
8月上旬に予約の連絡をするも、9月19日、20日ともランチは満席。
19日の夜ならば予約が取れるらしい。


昼でさえもたどり着くのに苦労するし、宿から夕食を食べに出かけるのも億劫だ。でも美瑛まで来たからには行きたい。。。
散々迷った挙げ句、ディナーの予約を入れた。


ビブレでランチの後、曇天のパッチワークの丘を少々観てから、白金温泉へ。
入浴後も一向に腹は減らず、ディナーの予約時間を1時間遅らせて頂いた。
宿へチェックインしてマウンテンバイクを借り、再び曇天のパッチワークの丘を走った。
折角、温泉に入って来たのに、腹を減らす為に汗をかく。何とマヌケな(笑)


9月後半は夜6時を過ぎると辺りは闇に覆われる。
美瑛白金線(966号)を注意深くゆっくり走っていると、お店の表示板に塗られた二本の蛍光塗料の線を確認。
そこから砂利道をゆっくり進んでゆくと、白い洋館が現れた。
辺りは静寂そのもの。


いつものお一人様席に案内され、イタリアン産のガス入りレモンジュースを頂きながら料理を待つ。
昼間に緑の庭を眺めながら料理をいただく雰囲気とは全く別の世界。
窓の外は一面闇で、窓ガラスに写る自分の顔とにらめっこするしかない(笑)


料理は、地場野菜の彩が美しい前菜に始まり、香麦のパスタ、魚介と野菜のコラボが素晴らしいメインへと続く。

そしてデザートは、ほっぺたの落ちそうなカボチャのプリンとヘーゼルナッツのアイス。
そして二皿目はハート形の林檎チップを飾ったソルべとミルフィーユ。


私の隣の席は、お店にお土産を持参するほどの常連客で、スタッフさんひとりひとりにねぎらいの言葉をかけていた。

隣から聞こえる常連客とお店のスタッフさん達の会話は、あたかも深夜放送のラジオ番組のよう。
ランチと比べると料理の彩はさほど楽しめないが、闇と静寂に覆われたテイストも悪くない。


(2013/9/11)

昨夜の宿トレーディングポストをマウンテンバイクで出発した後、美瑛パノラマロードを眺めながら、一路、バローレへ。。。

前回は、初日の昼食にお邪魔したが、今回は二日目の昼食でお邪魔することに。。。
今回のおまかせメニュー4,200円は開始時間が12:30までと決められている。
残念ながら、昼に到着する飛行機では間に合わない。


二日目の昼というのは、これまでの経験上、ご馳走を充分食べた後なので、食欲がいまいちだ。
昨年は、焼きとうきびを一本食べただけで充分だった。
まぁ、今回はこれだけマウンテンバイクに乗った後だから、お腹も空くだろう。。。


丘を下って行った先の道はバローレに通ずる筈だったのだが、降りてきた場所は、見渡す限りの畑。。。

かなり遠くに林に隠れた白い洋館が見えた。あれだ!


駐車場に到着♪ 
白い洋館。ほっとするような庭。
なつかしい風景だ。


洋館の重い木の扉を開けると、一番奥の席に案内された。


まずはドリンクを注文。
喉がかわいたので生ビールが飲みたかったが、
自転車でもアルコールはNG。

富良野産の赤ぶどうジュース@680円を注文。
甘味とほどよい酸味が喉の渇きを潤す。


【おまかせコース@4,200円のメニュー】


 ● パン   くるみのパン、イチジクのパン


 ● スープ  とうもろこしのスープ
          ゴールドラッシュ 
          ピュアホワイト


 ● 前菜   野菜のコンソメジュレ 
        鰯とマツカワのカルパッチョ

   コンソメジュレは野菜ひとつひとつに噛み応えがある。
   一方、カルパッチョは、添えられたイクラとミョウガ
   が魚の素材を引き立てる。
   ニンニクソース、トマトソース、レモンソースの
   フレッシュな味わいも良い。


 ● パスタ  タヤリン
         雲丹 アオリイカ
         自家農園のトマト添え

   プリプリの雲丹とパスタの絶妙なマリアージュ。
   舌がトロけそう。。。


 ● メイン  平目のポアレ 季節の野菜添え

   ヒラメはシンプルな塩味で外はサクサク。
   季節の野菜は、薄皮衣の花ズッキーニ他、
   ブロッコリー、ジャガイモ、人参、茄子、キャベツ・・
   どの野菜もそれぞれの甘みがあり美味しい。
   ブロッコリー、人参は抜群の歯ごたえ。


 ● デザート カボチャのプリン 
         キャラメルとヘーゼルナッツ

   実は、この時点でお腹が。。。
   でもカボチャのプリンがあまりに美味しすぎる。
   別腹起動開始!!!

 ● デザート ブルーベリーとヨーグルトケーキ 
         ぶどうのソルベ

 ● カフェ  エスプレッソ


素晴らしいご馳走に大満足(^^♪


しかしこの後、マウンテンバイクで宿へ戻り、旭川駅でレンタカーを返し、
更に、今夜の宿泊地である札幌へ行かねばならぬ(;一_一)

ご馳走で満腹になったお腹を揺らしながら、一層重くなった
マウンテンバイクのペダルを漕いだのだった(@_@;)


<<以下、2012/9/4の訪問記録>>

3年ぶりの美瑛に胸を弾ませながら、旭川空港より花人街道を一路美瑛に。
前回はフレンチのアスぺルジュで美瑛の地場野菜を堪能した。
それなりに美味しかったが、今回は更に評判の良いバローレへ。
美瑛白金線をひた走ること?分。道路の反対側に木製の小さな看板が後方へすっ飛んでゆく。

そこから農道を少し入ったところに一件のレストランがあった。

当たりは人っ子一人いないのに、ドアを開けると殆どのテーブルは塞がっていた。

パスタランチBは、地場野菜のプレートにチーズの付け合わせを3種類のドレッシング
(オリーブオイル、ブルーチーズともうひとつ)で頂くもの。小さな自家製のパンも美味しい。

パスタは何種類かの中から選べ、ブルーチーズのニョッキを選んだ。
ブルーチーズは自家製であり癖も少なく、美味であった。

デザートは栗のプリンとチョコレート(と記憶している)のアイスクリームでほっぺたが落ちそう。。。

あまりに美味しかったので、皮肉なことに、宿の夕食(内容は充実していた)に感動できなかった。

次回はディナーでお邪魔したい(場所が見つかるか不安だが)。

  • とうもろこしのスープ。黄色い実はゴールドラッシュ。スープはピュアホワイト。トウモロコシの毛はグリルしてあり食べられます。
  • 彩の大根をあしらった皿。
  • 花ズッキーニとボタンエビ

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4位

ウシマル (松尾 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2014/05訪問 2015/01/12

千葉県産の海の幸と大地の恵を存分に(*´∀`)

(2014/5/16)

千葉県産の食材を使用した料理が評判のウシマル
「千産千消」の造語を作り出すほどの強烈な個性あふれるお店。


場所は九十九里海岸。最寄駅は総武本線「松尾」駅。
東京の多摩地区に住む私にとっては、食事をするのも1日がかりだ。


今回は、区切りの200件目レビューということでお邪魔した。
だが、こんな時に限って朝から中央線が遅延。
幸運にも1時間の余裕をもって出発したので、千葉駅から目的地に向かう電車には間に合った。
まばゆい新緑の木々に加えて、田植えを終えたばかりの水田が車窓の風景を豊かなものにしてくれる。
我家の近所の水田と比べると半月早いタイミングかな。


緑豊かな車窓を愉しみながら、1時間ほどで松尾駅到着。
駅前に止まっていたタクシーでウシマルへ。
予約していた12:15に入店。
厨房が見渡せるテーブル席には、沢山の女性客。
その横を通って、一番奥の個室に通された。
おじさんは隔離か(笑)


_______________________


 おまかせコース 8,500円


○手長海老、鮎、モクズ蟹のフリット

○いすみ産モクズ蟹の冷製カペリーニ

○片貝産太刀魚のカルパッチョ

○岩牡蠣

○フォカッチャ

○鰻の白焼き

○地鶏のカルパッチョ

○貝のパセリソース添

○車海老のカレーパウダー添

○地場野菜のサラダ

○ジビエ

○銚子産フルーツトマトのタリオリーニ

○ウシマル製ミルクのアイスクリーム

○紅茶



_______________________


何と、初めにテーブルに乗っていたメニューに記載されていないものが次から次へ。


まずは、手長海老、鮎、モクズ蟹のフリット。素材の素の味を愉しむ。
モクズ蟹は殻の中の身をスプーンで穿り出した後、殻まで舐めた。
個室だからできるお行儀の悪さ(笑)


いすみ産モクズ蟹の冷製カペリーニは、細麺のパスタがモクズ蟹と良く絡み合った逸品。
メカブも添えられており、ねっとりとした舌触り。


次に、ガラスのプレートに載って来たのは片貝産太刀魚のカルパッチョ
新鮮な太刀魚が軽く炙ってあり表面は香ばしく中身はレア。
そしてエンガワも添えられている。


そして驚きの一皿、岩牡蠣
とにかくでかい。
私の手ぐらいの大きさだろうか。
しばらくあっけにとられていると、オーナーさんが濃厚な岩牡蠣に合う日本酒をサービスしてくれた。
千葉県香取産。
岩牡蠣を一口大に切りながら日本酒をちびりちびり。。。いいねぇ。


今度はワゴンででっかいフォカッチャが登場。
焼き立てのホッカホカ。
スパッと切ると、切り口から湯気が立ち上る。
この焼き立てをいただいたが、クラストがバリバリに固く岩塩をまぶしてあり、素朴な美味しさ。
そして、もちもち感にあふれるクラム。
ん~病みつきになりそう。


鰻の白焼きもガラスのプレートで。
こちらも新鮮でさっと軽く炙ったもの。
絶品だ。


貝のパセリソース添は、コトブシという鮑に類似した貝、そしてシッタカの2種類。
これらにパセリとオリーブオイル系ソースを添えたものだ。
新鮮な貝の味はもちろんのこと、地元産パセリの風味が主張しているのが素晴らしい。


車海老のカレーパウダー添で海老のカリカリの頭の香ばしさを愉しむ。
カレーパウダーと車海老の身も良くあっている。


銚子産フルーツトマトのタリオリーニは、ニンニクの良く効いたタリオリーニと果物のように甘いフルーツトマトの絶妙なコンビネーション。
肉類でお腹いっぱいになっていたが、どうしても食べたくて無理やり頼んで正解!


最後はドルチェ。
ウシマル製牛乳のアイスクリームは、自家製牛乳だけあって、濃厚なお味。
そしてアイスクリームの下に敷かれたクリームチーズとのマリアージュも愉しめる。


最後まで絶品料理のオンパレードで満足したが、肉類でお腹がいっぱいになったこと、
お酒を飲みすぎて最後の方の料理の味がはっきりしなくなってきたこと、など反省点も多い。
今回の反省もかねて、またいつかお邪魔したい。


何、肉料理のレビューがないんじゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)


  • 松尾駅よりタクシーにてウシマルヘ。
  • 外の看板
  • テーブルセットはカジュアルな感じでした。

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5位

ビブレ (千代ケ岡、北美瑛、美瑛 / オーベルジュ、フレンチ、パン)

2回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2017/09訪問 2017/12/30

パッチワークの路エリアの絶景レストラン

札幌から旭川を経て美瑛へ。
宿で自転車を借りて、予約しておいたビブレへ。


13時前に到着するも、待つように言われて、中々席へ案内していただけない。他の待ち客はレストランに入り、待っているのは私だけ。


しびれを切らして聞いてみると、前のお客が終わらないので、予定した窓側の席が開かないとのこと。窓から離れた席は空いているらしいが、折角なので、席が空くのを待つことにした。


しばらくして、席に案内された。
四人掛の丸テーブル。
何だか申し訳ない。
向こうには、年輩のご夫婦が二人掛のテーブルで食事をしているが、男性は絶景に背を向ける形で座っている。


天気が下り坂だということで、早めに食事を切り上げ天気が良いうちに出発したかったので、一番安い2600円(サービス料10%は別)のコースを注文。


冷めないように麻袋に入ったパンは素朴な味わい。旬の野菜を使ったオードブルと一緒に味わう。


陽射しが差し込む陽気の店内で、酸味溢れるハスカップソーダをいただく。これは美味しい!


料理は、ズッキーニのフリット、コーンポタージュスープと続き、メインの鶏と続く。今、収穫時期を迎えたジャガイモを使ったマッシュポテトが旨い(* ̄∇ ̄)ノ


最後はアイスクリーム。
美味しいんだけれど、オリーブオイルと胡椒をかけていただく。何故!?


そしてこのあと、きな粉餅のようなスイーツが登場したが、流石にお腹一杯なので、手をつけずに出立。


〆て3740円也。


何、食べ過ぎて腹痛くなったのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
(2015/9/10)

一年ぶりの再訪。

飛行機の出発は昼の1時過ぎ。
ランチという訳にはいかず、ブランジェリーでパンを購入。


旭川空港での手荷物検査を済ませたら、お腹が空いた。
クロワッサン、パン・オ・ショコラをいただく。
何と、パンが大きいゾ(^^)v
値段は都心のパン屋さんと同じだが、倍の大きさ(* ̄∇ ̄)ノ


帰りの飛行機を待つ間、滑走路を眺めながら、楽しかった旅に思いを馳せ、サクサクの食感を堪能した。


何、美瑛の宿で搾りたての牛乳をもらった若い女性とは、その後、どうなったかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)


2015年北海道旅行 ~完~


(2014/9/19)

美瑛パッチワークの丘という絶景エリアにあるレストラン。
アスベルジュに続く美瑛2店目のマッカリーナ系列のフレンチだ。


今年4月にオープンしたことを地元レビュアーのタクレレさんに教えて頂き、ランチの予約を入れた。
宿泊も出来るオーベルジュであり、美瑛で贅沢にゆっくりしたい旅行者には嬉しいお店だ。


場所は旧北瑛小学校。
美瑛市街から向うと、「ケンとメリーの木」を通り過ぎて約500mで左側に宿泊施設兼レストランが見えてくる。
尚、カーナビの登録・観光地図への記載は無いので、事前に位置を確認しておきたい。


予約は昼の1時だったが、悪天候で飛行機が遅れ、店には10分程遅れて到着。
旭川空港に着陸した時は最悪の天気だったが、店に着いたら、幸運にも青空が(^^♪


広大な敷地の手前は駐車場。
そこから少し歩くと宿泊棟があり、奥にレストラン棟がある。
レストランの扉を開けると、そこはレストラン兼ブランジェリー。


絶景が臨める席へ案内された。


ランチは2,600円、3,400円、5,400円のコースの3種類。


______________________


 3,400円のコース
 (ドリンクとサービス料10%は別途)


 前菜の盛り合わせ

 ズッキーニのフライ

 トウモロコシのスープ

 カリフラワー・ブロッコリー
 ソースフロマージュ

 牛ネックの煮込みキャベツ包み
 フレッシュトマトソース

 夏野菜のココット

 デザート

 
______________________


麻袋の中には石窯で焼かれた大きなパン。
袋の底には温められた小豆が入っていて、焼き立てパンを温かく保っている。


続いて、丘のプラトーという名の前菜。
サラダ菜を中心に、鰊のスモーク、野菜ピクルス、お肉とレバーのパテ、ラタトゥユが取り囲む。


続くズッキーニのフライ、トウモロコシのスープ、カリフラワーやブロッコリーは地場野菜の直球!


メインの牛煮みも味わい深い。


そして最後は、地場のとろけるクリームチーズに酸味のあるハスカップソース♪
こちらまでとろけそう~❤


接客はとてもフレンドリー。
色々なスタッフさん達が、料理をサーブしてくれる度に話しかけてくれる。


美瑛の絶景を堪能しながら、大地の恵みを強く感じるダイナミックな料理に舌鼓。
これで天気が良ければ言うことなしなんだけどなぁ。


何、日頃の悪行が祟ったんじゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)

  • (2014/9)お店の窓からは絶景が♪
  • (2015/9)今回はブランジェリーを利用しました。
  • (2015/9)クロワッサン

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6位

レストラン・ジョルジュマルソー (赤坂、大濠公園 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2014/04訪問 2015/01/07

心地よい緊張感の中で九州地産地消のフレンチを愉しむ

九州各地の海の恵み、大地の恵みを活かした
地産地消のフレンチGeorges Maruceau。


福岡の中心街天神から赤坂を通り過ぎて
大濠公園に差し掛かった「平和台」の
交差点を右折したところにお店がある。


本日は地元レビュアーさんとの会食。
山荘天水から久留米・博多経由で
最寄の赤坂駅に到着したのは、13時少し前。
支配人の西さんが迎えてくれた。
少ししてレビュアーさん到着。
豪華な饗宴が始まった。


まずは、シャンパンと白ワインで乾杯!

_____________________

シェフが本日の厳選素材で仕立てる
おまかせのフルコース
 10,300円(サービス料10%・消費税8%別)

 長崎雲仙幸福卵のクレームビュレ

 唐津産サザエとキノコのブルギニオン
 パセリバターの味わい

 旬の魚介と野菜の盛り合わせ

 唐津産オコゼのレア焼き(神経抜き締め) 旬野菜

 セロリのソルベ

 佐賀牛のステーキ

 デザートの盛り合わせ

 紅茶 お茶菓子


_________________

まずは、クレームビュレ
濃厚なバターの風味。
外皮が固くて中身がふんわりのミルクパンとの
相性が抜群。


すぐにパンを食べてしまった私に
次なるブリオッシュが到着。
こちらもなかなか美味しい。
木製のオタマジャクシの形をした
バターナイフは地元の工房で製作
された個性あふれる工芸品。


そして、唐津産サザエとキノコのブルギニオン
玄海産と思われるサザエはコリコリの
食感。パセリバターは控えめの風味。
サザエの味を引き立たせるためか。


さらに、旬の魚介と野菜の盛り合わせ
大分県の契約農家から仕入れた野菜と
雲丹などの海産物をあしらった逸品。


次なる皿は、佐賀県唐津産オコゼの
神経抜き締めのレア焼

魚の身が美味しくて骨までしゃぶる。
筍などの旬野菜も甘味を感じる。


口直しにセロリのソルベを頂いた後は、
佐賀牛のステーキ
レアの牛ステーキは、今まで私が味わった
ステーキを遥かに超えた逸品。
素材が良いのだろうか。調理方法だろうか。
あまり肉は好んで食べない私だが、この
ステーキは美味しかったゾ。


デザートの盛り合わせも芸術作品のような
美しさ。アイスクリームの下のビスケット?
がザクッと切れなくて悪戦苦闘した。
まあ、美味しければいいのだ。


最後のお茶菓子、紅茶まで随分ゆったりと
話をしながら味わっていると、支配人の西さん
から閉店時間のご案内。
外に出て時計を見ると、4時近かった。


閉店時間3時半をかなり過ぎてしまい、お店
にはご迷惑をおかけしたが、今回の旅の
メインイベントに相応しい九州地産地消の
料理を堪能し、満ち足りた気分でホテルへ
と向かった。


何、地元レビュアーさんにレビュー書かせて
コピペするつもりだったんじゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)


  • 旬の魚介と野菜の盛り合わせ
  • 長崎雲仙幸福卵のクレームビュレ
  • 唐津産サザエとキノコのブルギニオン パセリバターの味わい

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7位

山荘 天水 (天ケ瀬 / 旅館・民宿)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2014/04訪問 2015/11/18

趣ある山間の温泉旅館にて大分県産の旬を味わう(*´∇`*)

(2014/4/18)

大分県の天ケ瀬温泉の山間の宿。
実はこの天ケ瀬温泉、別府、由布院と
並んで大分3大温泉なのだそうな。


和風な佇まい。レトロな内装。
滝の眺望や川沿いにある露天風呂。
仮に食事が物足りなくても、
一度は泊まってみたい宿だ。


ペルケノーで食事を
終えた後、天神バスターミナルへ。
時間が無かったのでタクシーを拾う
つもりが、結局、走ってバスターミナルへ。
走っているうちに、ようやく福岡へ来た
実感がわいてきた(笑)


天神から日田までバス、そこから列車で
天ケ瀬駅へ行く計画だったが、またしても
バスが遅れた。日田バスターミナルの正面
にある駅までまた走った。


日田駅のプラットフォームに止まっていた
2両編成の黄色いディーゼルカーに乗り込む。
15分位乗ると天ケ瀬駅。
宿の人が車で迎えに来てくれた時は、本当に
救われた気がした。


高さ20mの滝と新緑に囲まれた露天風呂に
入りながら幸せ気分に浸っているうちに、
暗闇が迫り、夕食の予約をしておいた19:30
になった。

___________________

      御献立

食前酒 西の関にごり酒

先付  桜海老とキャベツの昆布押し
    加減酢餡

八寸  鯛白子若布酢
    口取串打ち
    蓬莱赤味噌田楽 茹で一寸豆
    プチトマトの和風カプレーゼ
    穴子寿司 芽生姜甘酢漬け

椀   帆立真薯 蓬豆腐
    菖蒲独活 木の芽椀

造り  季節の鮮魚
    あしらい一式

揚物  天ケ瀬産活け稚鮎踊り揚げ
    大鶴山菜天婦羅 山椒塩

強肴  特選豊後牛と旬菜の玉締め
    葱 栗七味

御食事 汁 香の物 甘味

___________________

予約時の食べログ評価が3.2程度であったので
あまり期待はしていなかったが、
大分県産の旬の食材を活かした素晴らしい
料理であった。
特に、春キャベツやタケノコなど、春を感じる
野菜が多く、特に、ゴボウと葉野菜のサラダと
いったお品書きにすら載らない野菜が主張して
いる。


何、たくさん走ったから美味しく食べられた
んじゃないかって?ほっといてくれ~(-_-メ)


  • 宿には風情のある日本庭園があり、新緑が鮮やかでした。
  • 日田駅から黄色い2両編成のディーゼルカーに乗りました。
  • 15分位で天瀬駅に到着しました。

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8位

キュイエット (韮崎、新府 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2014/11訪問 2014/11/29

葡萄畑に囲まれた富士山を臨む洋館にて旬野菜を堪能

(2014/11/8)

中央本線韮崎駅から3Km程のところにあるブドウ畑に囲まれた素敵なフレンチレストラン。
地元の旬の野菜が美味しいことでも定評がある。


今回は、300件目のレビューの記念ランチ。
予めシェフのお任せコース、そして富士山を眺められる窓際の席を予約した。
尚、料理については、肉を魚介の料理に代えていただくようお願いした。


さて、ランチ当日。
ホリデー快速を降りると、韮崎駅から徒歩でお店へ向かう。
3kmという距離は大したことはないと思っていたが、県道27号線は歩道幅が殆どなく、急勾配の上り坂。
何とか50分でお店に到着。
駅では寒くて震えていたが、お店に着いたら汗だく(^^;


まずは、窓の外の絶景を堪能。
東京は曇天であったが、こちらは青空。
でも残念ながら富士山は雲に隠れて見えない。


まずは、レビュー300件を祝して、地元の韮崎市穂坂町産スパークリングワイン(赤)で乾杯!(^^)!


_____________________


スパークリングワイン ヴァン穂坂(@820円)

シェフのお任せランチ(@8,760円)

 15種類の旬野菜とハーブを添えて
 食用ホオズキと柚子の香り

 松茸と北寄貝のポワレ
 クミン風味のパイを添えて

 いとより鯛のポワレ
 信州産マイタケのグリエと
 ホタテ貝でとったジューを添えて

 オマール海老とホタテのグリエ

 デザート
  苺、柿
  マロンのクレームブリュレ
  チョコレートのソルベ

 紅茶

 ソーダ味のソルベ

 ラ・フランスの香りのお茶


_____________________


まずは地元の旬野菜15種類に、チーズのソース、胡桃などをあしらったオードブル。
新種のカリフラワーなど珍しい野菜を堪能した。
玉葱等、予め味付けされているものもあったが、是非、素の味を頂きたいものだ。
糖度の高い食用ほおずきに感動!これは美味しい!


続いて、松茸と北寄貝のポワレ。
松茸なんて何年ぶりだろう(笑)
しかも中国産松茸なら何年か前に食べた記憶があるが、国産なんて記憶にないゾ(-_-;)
そして、とにかくこの料理の出汁のソースが美味しい。
秘伝の出汁?
スープにして出して欲しかった!(^^)!


続いていとより鯛のポワレ。
カリカリの鱗の歯触りも良い。
信州産マイタケとの相性も抜群だ。
ソースも先ほどの秘伝の出汁。


メインの料理が来るまで間があったので、外を見ていた。
すると、なんと富士山の頂が雲の中からお目見え!(^^)!


テンションが高まったところで、メインのオマール登場♪
添えられたホタテの火入れは絶妙で美味しい。
主役のオマールはプリプリでジューシー!(^^)!
でも、オマールがホタテの下にお隠れになっていたのは少々残念。
まあ、美味しかったから文句はない。


デザートは、苺、柿、マロンのクレームブリュレの順に味わう。
苺は糖度が高くて美味しい~♪
柿は、石和のヒロセ柿という柿だそうだが、此方も絶品。
マロンは地元、韮崎産のものを渋皮付で表面だけ焼き上げた逸品。クレームブリュレとの相性も抜群だ。
チョコレートのアイスも美味しいが、こちらは至ってオーソドックス。


暖かい紅茶を頂き、これで終わりかとトイレに立ったが、戻って来ると、ソーダ味のソルベが登場。
そして、ラ・フランスの香りのお茶で、最後の口直し。


帰りは、シェフ自らお見送り。。。
では済まず、敷地の外まで出てきて頂き、絶好のハイキングコースを教えて頂いた。


富士山を眺めながら、葡萄畑を気持ちよく歩いていくと、中央高速の下を通った後、人気の無い山道に入る。
「変質者に注意!」なんて書いてあるので歩いて行く人は気を付けよう。


何、お前の事じゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)


  • ブドウ畑の中に素敵なレストランが見えてきました。
  • お店の正面もブドウ畑。
  • お店の入口

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9位

牧野 (新馬場、北品川、天王洲アイル / 居酒屋、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2014/10訪問 2015/01/01

各停しか止まらぬ新馬場駅を侮るべからず!驚きの割烹「牧野」で活アナゴの躍り焼きを堪能(^^♪

(2014/10/16)

1年ぶりの再訪。

講習1日目も何とか無事に終了。
新馬場駅の商店街へ。
予約した17:30に入店。
今回は2階の座敷に通される。


講師陣一同、生ビールで乾杯(^^)/\(^^)


刺身は鮪、烏賊、カンパチ
烏賊の甘みに感動!
カンパチも、日頃食べている奴とはひと味違う味わい。
もトロが口の中でトロけそう\(^o^)/


お次は、前回も注文した活アナゴの躍り焼き
皿に盛られたアナゴの切身がピクピクしてる。
これを一人ひと切れずつ七厘に載せて炙ると、身が網の上で踊り出す。
Mの字にのけ反るとそろそろ食べ頃。裏返してさっと炙る。
これをパクっと口に含んだ時の幸せなひととき(~▽~@)♪♪♪


一同、仕事の話もせずに、ひたすら感動しまくる。


アナゴの次は車エビ
七厘の網の上で手足を動かしもがく海老を見ながら、食べ頃を待つ。
残酷なこと限りなし。
赤く焼けた身の部分を先に味わった後、頭をカリカリに焼いて脳ミソごとガブリ!
いやいや、言葉になりませんな。


烏賊も七厘で焼きながら、佐賀の大吟醸「東一」をチビリ。
いや~これだから新馬場での講習は辞められない。
来年もまた来るぞぉ。


何、美味しいお店で講習の会場選ぶのは止めた方がいいんじゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)


(2013/10)

講習会2日目。
最終日は明日だがメンバーの都合がつかず、早くも打ち上げ!

日頃、新馬場駅前の商店街(北馬場参道通り商店街)で昼食を食べていた
メンバーにとって、商店街の評判はいまいち(-.-;)
打ち上げもこの商店街と聞いて、メンバーの反応はいまいち(-_-)

お店に到着。店頭には生簀。

「こんなお店あったっけ」
な~んて言いながら、だんだんテンションが上がってく!!!
メニューで長崎産のクエを見つけて、喜び勇んで注文o(^-^)o。
他にも鮮魚が盛り沢山。
どの魚も歯ごたえがたまらぬ絶品ばかりp(^^)q

お酒も関東では滅多にお目にかからぬブランドがずらり。
佐賀県の純米酒「東一」をいただく。口当たりが最高!

カウンターにいたカップルが七厘で何か焼いている。
こっちにも頂戴(^O^)/
アナゴの踊り焼きだ。
アナゴなんてタレに着けたやつしか食べたことがない。
新鮮なアナゴは薄い塩味でピクピク動いている。
「生をいただく」喜びを感じながら七厘で焼く。
やがて動かなくなり、丸まったアナゴをパクリ!その美味しいこと(^O^)/

河豚の唐揚げも美味しかった。素晴らしき鮮魚たちを堪能。


あ~明日も講習会があるのに、こんなに呑んで大丈夫かなぁ?
まあ、美味しい海鮮に美味しいお酒。今幸せならいいや!!!

  • 活アナゴ~Mの字。食べ頃!
  • さぁ食べよう\(^o^)/
  • 活アナゴ登場!皿の上でピクピク!

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10位

レストラン ビオス (稲子、西富士宮 / フレンチ、野菜料理)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2014/06訪問 2015/01/07

富士山麓の大地の恵みをいただく

(2014/6/20)

富士山を臨む豊かな自然に恵まれた農園「ビオファームまつき」に併設された1件のレストラン。
富士の麓の地の利を生かした地場野菜を堪能できるフレンチは評判が高い。
初夏は、豊富な種類の野菜が次から次へと生育・収穫される絶好の季節ということで、早速予約を入れた。


最寄のJR身延線「西富士宮」駅からレストランまで約5km。
3時間に1本位のバスは交通手段とするには難しく、駅からタクシーでお店へ。
途中、緑豊かな雑木林の中を車は進んでゆく。


お店には約束の昼1時の少し前に到着。女性の接客の方に迎えていただいた。
しばらく庭を見せていただいた後、店内へ案内された。


ダイニングでは、農園で収穫された野菜の実物、オブジェで飾られており、良い雰囲気だ。
晴れていれば窓から富士山を臨む絶景が楽しめることもこの店の売りだ。
ところが、私の席は窓から離れた奥の席。
窓側の席に座ったお客さん越しに窓の外の風景を眺めることになってしまい、残念であった。
今後、この店を訪れるときは、是非、窓側の席を予約したい(一人だと無理かなぁ)。


接客の女性に食前のドリンクを奨められ、シャンパンをグラスでいただく。
ちなみに、ドリンクのメニューの書き物は無いようで、お値段も含めてお尋ねすると、
接客の女性がすべて口頭で説明してくれた。彼女の記憶力に脱帽!


予め予約しておいた本日のコースは以下のとおり。

_______________________


 Menu Champetre (税別8,500円)


 インカの目覚め

 新タマネギとジュレ

 葉物野菜とニジマス、大イワナ

 ロメーヌレタスとベーコン

 ズッキーニと海老

 ダイコン、茎ブロッコリーとイトヨリ

 レッドムーンと富士山 岡村牛

 ビーツと生ハム

 ソラマメとココナッツミルク

 玉ネギとリンゴ

 コーヒー

 小菓子


_______________________


上記はメニュー表を書き写したものであるが、驚いたことに、肉・魚料理の場合でも野菜の名前が最初に謳われている。
あくまでも主役は野菜であり、肉・魚は野菜の引き立てるための付け合せなのだろうか。


各料理の説明は写真のコメントに綴ったが、全体的に野菜の持つ甘味・歯応えの直球勝負、といった感じの料理だ。
例えば、最初の一皿「インカの目覚め」は、その名のジャガイモを使ったチュロスだが、一口味わうごとにじゃがいもの豊かな味が口の中に広がってくる。
ロメーヌレタスなどはその最たるもので、レタスが丸ごと、しかも固い芯ごと提供され、チーズとベーコンが添えられてシーザーズサラダに仕立てられている。


ところが、この野菜の直球がデザートでも続くとなると、正直なところ少々飽きてくる。
ソラマメは味が薄目なため強烈さはそれほど無いが、最後の玉ネギ尽くしのデザートには参った(+_+)
せめて、デザートは果物、トマトのような甘味のある野菜をメインにするなど、もう少しノーマルな展開を望むところだ。


とはいえ、全体的には料理の内容、店内の雰囲気とも素晴らしく、ゆっくりとランチを楽しむことができた。


食後は、運動を兼ねて駅まで歩いた。
雲行きは怪しかったので不安を感じていたところ、親切にもお店の女性が傘を提供してくれた。
初夏の雑木林は緑が美しく、富士山麓の風は肌に涼しく、爽やかなハイキングであった。
もっとも、雑木林を抜けて市街地に入ってからは、なかなか駅に着かず少々不安に感じたが。。。


何、トイレ我慢しながらしかめっ面で歩いてたんじゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)


  • やっぱり窓際の席がいいなぁ
  • JR東海道線「富士」駅より2両編成の身延線に乗車し、西富士宮駅へGO(^^)/
  • 西富士宮駅に到着。タクシーでお店へ。。。

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