レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
7回
2019/03訪問 2019/03/13
登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。
明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。
今回は、来年度より休館が決定したVilla Del Solへ最後の訪問。
毎日が忙しく、寂しさなど感じている暇も無いまま、Villa Del Solの最後の訪問日を迎えることになった。
チェックインの後は、音楽を聴きながらうたた寝したり、温泉に浸かったり、久しぶりに快晴の相模湾や初島を眺めたり・・・
ふと気がついたら夜6時過ぎ。
南葵文庫1階のサロンで寛いだ後、2階のレストランへの階段を登っていく。
綺麗な接客の女性に、いつもの奥の窓際席に案内された。
Menu
Le mardi 12 mars 2019
甲殻類のコンソメと紫雲丹
伊勢海老とカラスミ 緑胡椒
毛蟹のリゾット
鮑と蛤の海水蒸し
筍と木の芽
磯魚の裏ごしスープ
鰆のスモークと菜の花
グアバのフラッペ
苺とチンザノ
ヘーゼルナッツのミルフィーユ
カフェとミニャルディ-ズ
⚫️甲殻類のコンソメと紫雲丹
海老や蟹などの甲殻類の旨味が凝縮されたジュレに、紫雲丹やホタテなどが折り重なる、舌触りも滑らかな逸品。
⚫️伊勢海老とカラスミ 緑胡椒
カルパッチョ仕立ての伊勢海老に、カラスミ、緑胡椒のアクセントを添えていただく。
⚫️毛蟹のリゾット
濃縮された毛蟹の旨味がリゾットに染み出した逸品。パルミジャーノチーズとの相性も良く、美味しくいただいた。
⚫️鮑と蛤の海水蒸し
鮑とその肝、蛤のエキスがじんわりと染みだした海水スープで、添えられた旬の筍と木の芽をいただいた。
⚫️磯魚の裏ごしスープ
何種類もの磯魚を丁寧に裏ごししたスープは絶品。スプーンで掬って持ち上げると、チーズがトロ~(* ̄∇ ̄)ノ
⚫️鰆のスモークと菜の花
鰆の表面を火入れし、鰆を低温でスモークした逸品。菜の花をあわせていただけば、春の訪れを感じる。
⚫️グアバのフラッペ
口直しにグアバのソルベ。
チンザノ酒で甘く円やかに仕上げた苺とマンゴーがソルベと良く合う。
⚫️ヘーゼルナッツのミルフィーユ
ミルフィーユにはチョコレート、中身はヘーゼルナッツをペースト状に練り上げた、サクサクの逸品。もう昇天しそう~(* ̄∇ ̄)ノ
最後の訪問に相応しく、旧蓬莱旅館の女将が挨拶に来てくれたり、金野シェフと話をしたり写真撮影をしたり、挙げ句の果てにレストランのグランドピアノを弾かせていただいたり・・・
嗚呼、こんなことなら、もう少しピアノの練習しておくんだったorz
何、どさくさに紛れて、綺麗な接客の女性とツーショットの写真撮ってる奴は誰かって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。
明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。
今回は、改築のため休館するとの情報を入手し、事実確認を兼ねて、仕事の合間に訪問。
振り返れば、秋の引っ越しで披露が溜まっていたが休暇も取れず、ようやくたどり着いた温泉グルメ休暇となった。
南葵文庫の入口にはリース、一階サロンは大きなクリスマスツリーと、クリスマスの装い。
暖炉にも薪が用意されていたが、先日のうだるような暑さで出番無しorz
サロンでウェルカムドリンクをいただいた後、記念撮影までしていただいた。
部屋に案内された後は、温泉で汗を流し、部屋で音楽を聴きながらうとうと・・・
気が付いたら、ディナーを予約した午後7時に近づいていた。
南葵文庫の1階のサロンでしばし佇んだ後、2階のレストラン南葵文庫への階段を昇ってゆく。
窓から海が見渡せるレストランなのだが、12月の日没は早く、窓の外は闇。時折、船の灯りと海岸道路を通行する車のライトが仄かに光る。
先ずはシャンパンで喉を潤す。
⚫️帆立とキャビア
絶妙な火入れの帆立貝にキャビアと雲丹。帆立貝の甘味とキャビアの仄かな酸味って良く合うんだね。シャンパンとも相性抜群!
⚫️伊勢海老のコンソメジュレ
絶妙な火入した伊勢海老の身に、伊勢海老の風味を閉じ込めたコンソメジュレ。生クリーム仕立てのアボカド。米のパスタは柑橘系の酸味を帯びていて、伊勢海老の旨味を引き立てる。
⚫️鮑 岩海苔
蒸し鮑に岩海苔ソースを添えていただく。こちらの料理が今宵のMVP(* ̄∇ ̄)ノ
鳥羽のフレンチ、シーホースでいただいた鮑はコッテリ系のソースで胃が重くなったが、こちらの料理は胃にも負担がかからず美味しくいただけた。残った鮑の肝と岩海苔はバゲットにつけていただけば、また異なる美味しさ!
⚫️磯魚のスープ
金野シェフの定番料理。鯛などの何種類もの魚の旨味溢れる出汁にグリュエルチーズ。スプーンで持ち上げるとチーズがトロ~(* ̄∇ ̄)ノ
あまりに美味しくて、お代わりしてしまった。
⚫️イトヨリ鯛のポワレ
料理の最後はイトヨリのポワレ。
外がカリッとして中身がジューシーな食感。そして、ソースは牛を赤ワインで煮込んだブルギニヨンソース。付け合わせのホウレン草の下に牛肉が(笑)
料理が終わるとデザート。
⚫️アイスクリーム
ココナッツのアイスクリームに苺とグアバ。口直しで次なるスイーツを迎える。
⚫️和栗のパイ包み焼き
和栗の入ったパイ包み焼きに、サクッとライオールのナイフを入れサクサクのパイ生地の食感と栗の甘味を楽しむ。
最後は和紅茶とミニャルディズ。
レストラン南葵文庫は不思議な空間で、食後にシェフと話をしていたら、夜10時を回っていた。
素晴らしきディナータイムに夢心地~♪
何、迷惑だからディナーの開始時間を早めたらどうかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。
明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。
会社の仕事を早めに切り上げ、ダッシュε=ε=┏(・_・)┛
品川駅から新幹線で熱海へ。タクシーでVilla Del Solまで僅か一時間!
チェックインの後は、海を臨む温泉を独り占め!
あたりが闇に包まれた頃、南葵文庫1階のサロンへ。往時の雰囲気を味わいながらマッタリ・・・
ディナーを予約した午後7時になったので、2階のレストランへの階段を登って行く。
海を見渡す窓際の一番奥の席へ。
窓の外は既に闇。4月下旬の日の入りはまだ早い。
Menu
Le mardi 24 avril 2018
鮑と蛍烏賊
アンチョビーのサラダ
伊勢海老のコニャック風味
蛤と筍
魚の裏ごしスープ
石鯛とアスパラガス
岩海苔のソース
柑橘類と紅茶のスープ
レモンのオペラ
カフェとミニャルディ-ズ
旬の野菜が魚介を引き立たせた料理を美味しくいただいた。
先付はオリーブ、と思いきや、雲丹と海水のジュレをサービスしていただいた。懐石料理風の演出にワクワク!
鮑と蛍烏賊は、契約農園で育ったというイタリア野菜の苦味が、鮑や蛍烏賊の旨味、アンチョビーオイルと見事に融合!春を感じる逸品だ。
伊勢海老のコニャック風味は、伊勢海老の風味を独特な方法でクリームに閉じ込め、プリプリの身と共に。最後はパンで伊勢海老風味のクリームを拭っていただけば夢心地~♪
そして、春の代表格は蛤と筍。シェフ自ら伊豆山で掘ってきた筍に蛤のエキスのスープ。まさに今だけしか味わえない逸品!
それから、魚の裏ごしスープ。
魚の旨味が凝縮されたスープにチーズが仄かなアクセントを添える。
石鯛とアスパラガス。
石鯛の身と皮。添えられた野菜はグリーンとホワイトアスパラガス、ルッコラの花。野菜の苦味が石鯛の素材も引き立てる。春ならではの食材に最後まで舌鼓。
さて、デザート。
一品目は、柑橘類と紅茶のスープ。酸味溢れるオレンジ系、レモン系の果物にパッションフルーツの種で爽やかな味わい。口直しにぴったりだ。
そして二品目はレモンのオペラ。
しっとりしたケーキに挟まれた生クリーム。そして表面の綺麗なレモン色の層が酸味でオペラの重さを引き締める。
今回は一時間半でデザートまで食べ終わるという、私にしてはハイペースなディナーであったが、金野シェフと話していたら、結局、22時前になってしまった。
愉しく美味しい時間は、いつも、あっと言う間に過ぎる。
何、シェフとダイエットの方法について語り合ってたのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。
明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。
会社の仕事を早々に終わらせ、品川駅から新幹線で熱海へ。タクシーでVilla Del Solへ向かえば、僅か一時間で到着!
海に面した温泉で汗を流せば、瞬く間にディナーを予約した午後7時。南葵文庫1階のサロンでしばし佇む。
そして、2階のレストランへの階段を登って行く。
海を見渡す窓際の一番奥の席へ。
11月は日が落ちるのが早い。
窓の外は闇に時折、波飛沫の音が響く。
Menu
Le mardi 14 novembre 2017
伊勢海老のコンソメジュレ
カリフラワーのクリーム、紫雲丹
鰆の軽いスモーク
温かい蕎麦粉のクレープ仕立て
唐墨,帆立貝,根菜類のカルパッチョ
ほおずきのオイルとハーブの香りで
真鯛の白子とアンズ茸のムニエル
マーシュとブルーチーズのソース
ブイヤベース
甘鯛と松茸のグリエ
黒無花果とグアバ
ココナッツのクレームグラッセ
和栗のヴァシュラン仕立て
コニャック風味のキャラメルソース
カフェとミニャルディ-ズ
甲殻類を脇役に、旬の魚介を引き立たせた料理を美味しくいただいた。
伊勢海老のコンソメジュレは、カリフラワーのクリームと紫雲丹との絶妙なマリアージュ。伊勢海老の旨味がもう少し強ければ尚、喜ばしい。
鰆の燻製の香りが素晴らしい蕎麦粉のクレープは、チーズも入って、キャビアとの相性も良い。
根菜類のカルパッチョは、唐墨や帆立貝、ハーブ類をあしらった、口休めに良い一品半。大根のカラフルな色合いも美しい。
そして、ブルーチーズソースで味付けされた真鯛の白子。濃厚な味わいはバゲットと良く合う。
それから、ブイヤベース。
本日は蟹入りの絶妙な味わい。
バゲットを食べながら口をリセットし、再びこの黄金のスープを味わう。
料理のフィナーレは、真鯛の鱗焼き。
カリカリの鱗と火を入れすぎないジューシーな身。添えられたハーブ類も素材を引き立てる。
さて、デザート。
一品目は、ココナッツのクリームグラッセ。黒無花果、グアバの酸味とも良く合う。
そして二品目は和栗のヴァシュラン。
大きな渋皮を纏った栗を下で支えるのは、メレンゲなど使わず、クリームとしっとりしたケーキ。砂糖など殆ど使わず、クリームの自然で上品な甘味。そして渋皮を纏った栗の素朴な美味しさ。
チェックインの際にお勧めいただいた梅酒の飲み比べ(21時~)、ご当地楽(21時半~22時)にも参加せず、今回も金野シェフ達と話していたら22時を過ぎていた。
愉しく美味しい時間は、いつも、あっと言う間に過ぎる。
何、沢山ご馳走食べたら、翌日はダイエットで熱海中を歩き回るのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。
明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。
熱海駅から徒歩でと思いきや、雲行きが怪しくなってきたのでタクシーで。感じの良い若い男性が迎えてくれた。
ウェルカムドリンクでスパークリングワインをいただきチェックイン。
海を一望する露天の温泉へ向かう途中の石段で小さな蟹と遭遇。夏だなぁ~
温泉で汗を流した後は、部屋で夕方までうたた寝(__)..zzZZ
ディナーを予約した夜7時、南葵文庫2階のレストランへの階段を上ってゆく。
海を見渡す窓際の一番奥の席に案内された。
Menu
Le mercredi 7 juin 2017
石カレイと海藻オイル
ムール貝のベニエ
伊勢海老のアヒージョ
スープドポアッソン
イサキの黒オリーブソース
メロンとペルノ酒のフラッペ
バナナケーキ
カフェとミニャルディ-ズ
石カレイはマリネ仕立て。薫製にされた石カレイの卵が添えられ、マリネと薫製卵の仄かな塩味が絶妙な味わいを醸し出す。
マリネの上に添えられた一枚の葉はオイスターリーフ。名前だけだろぅ何て思いながら食べてみると、本当に牡蠣の味がする驚きの葉っぱだ!
ムール貝のベニエは、ビールを原料にしたフワフワな生地で熱々のムール貝を閉じ込めた逸品。
添えられているのはジロール茸、そして何故かバナナ(笑)
伊勢海老アヒージョは、伊勢海老の風味が出るように軽くグリルしたあと、バターで低温で蒸したコンフィ。伊勢海老の風味に惚れて殻まで齧り付きたい衝動に駆られた!
添えられた焼いたヘーゼルナッツとの相性も抜群!
皿に残ったバターは伊勢海老の旨味が溶けており、バゲットで拭いて美味しくいただいた。
そしてスープドポアッソン。
本日は相模湾で獲れたイサキなどの魚を骨の髄まで入れ込んだスープ。チーズも入って絶妙な味わいが楽しめる。
そして、本日のメインディッシュはイサキの黒オリーブソース。
カリカリの皮にジューシーな身。
黒オリーブソースの他、ラタトゥユとイサキの卵の薫製も添えられた逸品。
さて、デザート。
一品目は、メロンとペルノ酒のフラッペ。軽やかな味わいのソルベの下にメロンが潜む、口直しの一品。
そしてフィナーレを飾るに相応しい二品目は、バナナケーキ(笑)
シットリした濃厚なバナナケーキは、チョコレートやバニラが入っているそうだ。本来、シットリした濃厚なケーキは得意としない私だが、このケーキは格別!
私のスイーツの好みを根本から覆す一皿に感服!
別の皿で供されたアイスクリームとの相性も良く美味しくいただいた。
4年前は魚介の素材そのものの味わいを引き出す料理を探究していた金野シェフ。
最近は、多くの宿泊客の声に押されて、新たなる料理への挑戦が始まったようだ。
これからも一期一会の料理から目が離せない!
何、バナナの料理はお前のリクエストかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。
明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。
今年度からの新しい仕事に疲労困憊する中、強引に休暇を取って4カ月ぶりの訪問。
といっても、会社からの直行直帰。
山手線、新幹線、タクシーを乗りついで1時間少々。夢の世界にワープ(* ̄∇ ̄)ノ
趣ある洋館のラウンジで、ウェルカムドリンクのスパークリングワインとツマミをいただきながら、接客の女性に丁寧に案内を受ける。
僅か4ヶ月の間に、温泉や朝食の時間が延長されたり、貸出用DVDが事情により廃止されたりと、短期間で慌ただしく変化があったそうだ。温泉は24時まで、朝食は9時30分LOとなり、夜型人間には有り難い運用変更だ。
部屋に案内していただいた後、一風呂浴びて、海を一望出来る休憩所「青海テラス」へ。
炬燵に入りながら梅酒を飲んだり、和菓子や蜜柑を焼いて食べたり出来るコーナーが夕方限定で設けられていた。
寒い中、若い女性が二人接客を担当していた。
彼女たちに焼いた和菓子や蜜柑、色々な種類の梅酒をいただき、炬燵で寛ぎながらしばし日暮れの海を眺める・・・
心地よい湯上りタイムは瞬く間に過ぎ、辺りは闇に包まれ、ディナーの時間になった。
南葵文庫2階のレストランへの階段を上って行く。
Menu
Le mercredi 25 janvier 2017
アイオリ
白子のクラフティと白トリュフ
大蛤のグリル
朝日蟹のブイヤベース
鰆の燻製とポテトのエクラゼ 海藻バター
オレンジのフラッペ コニャック風味
紅玉のショーソン
カフェとミニャルディ-ズ
アイオリは、生ニンニクのパンチが効いたマヨネーズ的ソース。
丁寧な仕上げでニンニク臭は無い。彩野菜や蛸、海老などの具材との取合せも良い。
続いて白子のクラフティ。
真鱈の白子をオリーブオイル等で丁寧に仕上げた逸品。
白トリュフも沢山。
三品目は、此方の名物、大蛤のグリル。
蝶番を予め割って貝の旨味を閉じ込めながら、ギリギリのタイミングまでグリルした蛤は、思い出すだけでヨダレが~(笑)
そして、朝日蟹のブイヤベース。
近海で取れる朝日蟹をフレッシュな状態で提供。
ブイヤベースは、何種類もの魚介の出汁だが、以前いただいたものとは異なる味わいで、スパイスを感じる。
料理の最後は鰆の燻製。
皿の上の大きな銀の覆いを取り去ると、燻製の桜チップの良い香り。
鰆の身はジューシーさを感じる。
付合せのポテトや海藻バターのソースとの相性も良く、美味しく頂いた。
口直しはオレンジのフラッペ。
今回の料理は、以前の魚介ストレート系から一歩、標準的な重さに近づいたものであったので、こういう口直しは嬉しい。
デザートは紅玉のショーソン。
パリパリのパイ生地で包まれた熱々の紅玉林檎。
別皿で供されたアイスクリームと合わせていただいくとより一層美味しい。
和紅茶をいただきながらシェフと話をして、気がつくと3時間が経過していた。
本当にこのレストラン南葵文庫は時間を感じさせない不思議な空間だ。
直前まで、仕事の都合でキャンセルになるかも知れず不安であったが、無事、再訪出来て良かった。
仕事疲れで精神的にも参っていたが、すっかり回復出来た。
何、次回は仕事の成果をあげてから再訪しろって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
国の登録有形文化財に指定された海のオーベルジュVILLA DEL SOL。
明治32年、紀州徳川家15代藩主「徳川頼倫」公が麻布飯倉の地に日本発の西洋式図書館を設立。
関東大震災、紀州徳川家の財政難など苦難の道を乗り越えて、旧図書館の一部が現在の熱海に移築され、レストラン兼宿泊施設のロビーとして使用され続けている。
今回は、後れ馳せながら、自分への50歳の誕生日プレゼントで訪問。温泉やディナーは勿論のこと、熱海のご当地楽として芸妓の舞や投扇興も楽しんだ。
14時過ぎに南葵文庫に到着し、チェックインの手続きをしていると、何と金野シェフがお出迎え。ひとしきり話した後は部屋へ。一風呂浴びて部屋まで戻ると、ディナータイムまで爆睡(_ _)..zzZZ
聞くところによると、台風一過で海上に綺麗な虹が見えたらしい。嗚呼~(-_-;)
Menu
Le jeudi 8 septembre 2016
赤烏賊と唐墨
ムール貝、ジロール、チョリソのキッシュ
伊勢海老のコーヒー風味
的鯛と松茸&魚のエスプレッソ
仔羊とセップ
無花果のサングリア
和栗のバシュラン
カフェとミニャルディ-ズ
赤烏賊と唐墨は、きゅうりと赤烏賊に唐墨を添え、レモン汁で仕立てた一品。食べ方によって塩気や酸味の感じかたが異なる料理だが、赤烏賊は仄かな甘味を感じる。
ムール貝、ジロール、チョリソのキッシュは、茶碗蒸しの舌触りに似た円やかな仕立てのキッシュにムール貝とジロール茸、そしてスパイスの効いたチョリソがアクセントを添える。
伊勢海老のコーヒー風味は、伊勢海老の風味を引き立たせるためにコーヒーを使った逸品。伊勢海老の香ばしさを楽しめる。
的鯛と松茸&魚のエスプレッソは、フレンチの料理の流れに和のアクセントを添える料理。松茸と的鯛の出汁の味わいは素晴らしい。
仔羊とセップは、久しぶりの肉料理。
絶妙な火入れの一品。
さて、デザート。
無花果のサングリアは、サングリアのソルベにマロングラッセと無花果。
そして、フィナーレを飾るに相応しい、和栗のバシュラン。メレンゲの覆いの中に、マロンと生クリームの層が幾重にも積み重なった逸品。美味しくて昇天しそう~♪
今回も海辺の南葵文庫にて美味しいディナーに舌鼓。
何、50歳の誕生日を言い訳に贅沢したのは何度目かって?
ほっといてくれ~(-_-;)
<<2015年12月上旬の訪問記録>>
今回は、温泉保養を兼ねて、クリスマスの装いのVILLA DEL SOLを訪問。
南葵文庫1階のラウンジで、スパークリングワインとサラミ、ケーキをいただいた。
ほろ酔い気分で部屋で微睡んだ後は、敷地内の温泉へ。
戻って来ると、まだ5時前だというのに、日が暮れようとしていた。
ディナーの時間になり、南葵文庫1階のラウンジから2階のレストランへの階段を昇る。
予約していたのは、スペシャリテ(7皿+デザート2皿)だ。
Menu
Le mercredi 9 decembre 2015
毛蟹とキャビアのブリニ
活〆真鯛の昆布締めと塩レモンの氷
蛤とフォアグラ カプチーノ添え
真鱈の白子 ロックフォール風味
伊勢海老のグリエ
プティブイヤベース”マルセイユ風”
”海のジビエ” 石鯛のグリル
和栗と薔薇のパルフェ
苺のミルフィーユ
カフェとミニャルディ-ズ
シャンパンで喉を潤していると、小さな蕎麦粉のパンケーキにのった毛蟹とキャビア、そしてウォッカが登場。
「料理と一緒にウォッカを」ということで、キャビアと毛蟹の身を蕎麦粉のパンケーキごとペロリと頂いた後にウォッカをクッと・・・
とても口当たりが良い。
気分は殆どロシア。
お次は、活〆真鯛の昆布締めと塩レモンの氷。
活き〆の真鯛を最高に美味しい状態で味わうために、塩レモンの氷を載せた一皿。
蛤とフォアグラ カプチーノ添えは、折り重なる蛤とフォアグラの上に緑のからし菜の葉と花。
蛤とフォアグラって合うの~?
と思って別々に美味しくいただいたが、実はとても相性が良いのだそう。
真鱈の白子 ロックフォール風味。
苦みのある野菜が入っており後味が良い。
器は今までのジノリや大倉陶器ではなく、金野シェフが調達したUFOのような皿(笑)
次は伊勢海老のグリエ。
海老味噌のソースと合わせて美味しくいただいた。
そして、黄金のブイヤベース登場。
身は金目鯛のみ、黄金色のスープは甲殻類を一切使わないそうだが、このスープが旨い!
あまりに美味しくて、何回もお代わりしてしまったゾ(^O^)/
料理のラストは石鯛のグリル。
石鯛の身とカマのグリルだ。
脂ののったカマが絶品だ。
さて、デザート。
まずは和栗と薔薇のパルフェ。
小さな野イチゴが入ってベースの和栗の甘さにアクセントを添えている。
そして、フィナーレを飾るに相応しいのは苺のミルフィーユ。
パリッとした薄いパイ生地が折り重なるミルフィーユに思わず齧り付きたくなるゾ♪
これまた絶品のお茶菓子と和紅茶をいただきながら金野シェフと話して、気が付いたら夜の10時。
ディナーの開始が夜7時だったので、3時間も居たことになる。
本当にこのレストラン南葵文庫は時間を感じさせない不思議な空間だ。
翌朝は温泉でリフレッシュした後、館内や庭を散歩。
お腹が空いたので、早めにレストラン南葵文庫で朝食。
供されたサラダには地場の金柑が入っており、彩り鮮やか。
何でカメラを持参しなかったんだろう、と後悔したが、写真撮影せずに料理を美味しくいただくのも悪くない。
いつもの若い接客の女性に話相手をしてもらいながら、パンや自家製ジャム、ポーチドエッグ&鎌倉ハムをいただいた。
いつもいただくクラムチャウダーは、今日は浅利がとびっきり沢山入っていて、美味しい。
マンゴーを載せたヨーグルトを頂いたあと、海を眺めながら和紅茶をゆっくりといただいた。
何、チャウダーに沢山アサリを入れるよう要求したのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
(注)昼の★評価は朝食のものです。
<<2015年5月下旬の訪問記録>>
GW明けに、父母の金婚式祝としてVILLA DEL SOL宿泊をプレゼントした。
そして2週間後、今度は私が、父母の宿泊時の様子を伺いに訪問。
今回は仕事の都合で夜8時にディナーの予約をしていたが、幸運にも予定よりも早く切り上げられたため、ディナーの開始時刻を7時に繰り上げていただいた。
さて、レストランの食事であるが、ランチが土日も含めて完全に廃止され、私がこれまで4度にわたっていただいたグレードアップメニュー「海のデギュスタシオン」も廃止された。
ということで今回いただいたのは、スタンダードのコース(4皿+デザート2皿)。
Menu
Le lndi 25 mai 2015
磯魚の煮凝りと
白アスパラガスのクレーム
エピス風味
鰆の瞬間燻製キャビア
蕎麦粉のパンケーキ仕立て
伊勢海老のグリエと
トマトのコンポート
真鯛と農園野菜のサラダ
海藻ゼリー グアバ
シャンパーニュのクープ
ヌガーグラッセ
カフェ
まずは、磯魚の煮凝りと白アスパラガスのクレーム エピス風味。
磯魚の煮凝りは、今迄の素材の味そのものがダイナミックに迫ってくる料理とは異なり、何種類もの魚がブレンドされたもの。一方、白アスパラガスは強く主張して来る。
続いて、鰆の瞬間燻製キャビア 蕎麦粉のパンケーキ仕立て。
瞬間燻製された鰆の身と、鰆の卵、キャビア、サワークリームを蕎麦粉のパンケーキとともに味わう。
鰆のレアな身とたらこに似た食感の卵・・・となかなか楽しませてくれる。
伊勢海老のグリエとトマトのコンポートは、伊勢海老の味噌まで味わう素材の直球料理!
と思いきや、糖度の高いトマトのコンポートとのコンビネーションも絶妙だ。
次はサービスで磯魚のスープをいただいた。
前回の真鰯の裏漉しスープと良く似た味わい・・・と思ったが、こちらは何種類もの磯魚のブレンドスープだそう。
こうなるともう、私の舌で素材を見分けるのは限界だ。
まぁ、美味しいので、文句はないが。
そして真鯛。
いつもの鱗がカリカリの奴とは違い、わりとレアさを残した感じの逸品。
鱗は取り去ったのだろうか?
まぁ、鱗を怖がる方もいるからかなぁ。。。
さてデザートが登場。
海藻ゼリーとグアバにテーブル上でシャンパーニュが注がれるパフォーマンス。
お味もなかなかよろしいゾ。
そして、ヌガークラッセ。
白いヌガーに色々な種類のナッツが入っている。
ん~これはいける!(^^)!
最後はお茶菓子をいただき、静岡産の和紅茶で〆・・・
と、ここで金野シェフ登場!
ひとしきり話をさせていただいた。
部屋に帰って時計を見ると10時。
またしても時間の感覚がなくなるような夢のディナータイムを堪能させていただき満足&満腹。
ちなみに、先日の父母のお祝いディナーのお礼方々、様子をお伺いしたところ、
「実に良く食べていただきました。」
とのこと。流石は第二次世界大戦を経験した元欠食児童たち^^
お祝いを送った息子としては、嬉しいやら恥ずかしいやら。。。
何、親子そろって料理のお代わりを要求したのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
<<2015年1月下旬の訪問記録>>
http://tabelog.com/rvwr/001547324/diarydtl/135017/
<<2014年3月上旬の訪問記録>>
http://tabelog.com/rvwr/001547324/diarydtl/128076/
<<2013年11月下旬の訪問記録>>
http://tabelog.com/rvwr/001547324/diarydtl/128075/
<<2013年6月下旬の訪問記録>>
http://tabelog.com/rvwr/001547324/diarydtl/128074/
2位
2回
2018/08訪問 2018/08/30
3年ぶりのValore。
残念なことに撮影禁止になっていた。
諸事情があり、色々考慮した結果の決断だそう。
年々、記憶力の衰えるオジサンには良いボケ防止の訓練(笑)
今回は、6800円のお任せコースを予約していた。
先ずは、「富良野産葡萄ジュース」で喉を潤す。
⚫️トウモロコシのピューレ
ゴールドラッシュの鮮やかな黄色にピュアホワイトのクリーミーな白い甘味。
玉蜀黍のパンも一緒に提供された。
⚫️枝豆とフォアグラのムース
合鴨のロースト
枝豆と相性ピッタリのフォアグラでシツコさも感じない。
⚫️魚介と野菜のコンソメジュレ
網走産ミンク鯨とモッツァレラ
函館産ヒラメ
秋刀魚
洒落たガラスの皿に、コンソメジュレを取り巻く野菜と魚。
鯨は苦手意識があったが、モッツァレラと良く合う。
他の魚と野菜も組合せが良く考えられている。
⚫️パスタ
函館産ボタン海老
落葉茸
美瑛産茄子
手打ちのパスタは程よくモチモチ。
ややペペロンチーノ系のスープ。
地元美瑛で収穫した旬の野菜。
⚫️羅臼産時鮭のポワレ
黒キャベツ
ズッキーニ
時シャケのポワレの上にカリッと揚げられた黒キャベツ。
風味が良いね~♪
⚫️奄夢豚
浜中唐辛子
天使の茄子
奄美大島と北海道江別産の豚を掛け合わせた奄夢豚。
肉厚で、ピリッと辛い浜中産唐辛子と良く合う。
⚫️ブルーベリーのムース
薄いクラッカーに挟まれたブルーベリームースとレアチーズ。
これは絶品!
⚫️旭川産マンゴーのムース
浦臼産ゴーヤのかき氷
マンゴーのムースにゴーヤのかき氷。
かき氷はゴーヤの苦味はあまり感じられず、マンゴームースの甘味の引き立て役。
⚫️紅茶
アールグレイ系の薄めの紅茶。
ブルーベリーのムースに良く合う。
今回は、写真撮影や予約のルールが変更になり、受入人数も少なくなった感じだ。
ホールは、才田シェフの奥様といつも迎えてくれる女性の2人。
ランチ出立時には忙しい間を縫って、才田シェフも挨拶に来てくれた。
〆て8449円也。
彩豊かな地元食材の料理をお見せ出来ないのが残念だ。
(2015/9/9)
札幌のホテルで朝食後、電車&レンタカーで美瑛へ向かう。
バス停「美沢○線」の数字を10、11、12と目で追いながら美瑛白金線(966号線)を進み、「美沢13線」の少し先にあるValoreの札を確認。
砂利道を入って進んでゆくと、懐かしい白い洋館に到着(^^♪
前回の夜の訪問と比べると店内はにぎやか。
いつもの接客の女性が
「ばなおさんですね」
と迎えてくれ、いつものお一人様席へ案内してくれた。
今回は、5,800円のおまかせコースを予約していた。
富良野産のブドウジュースで喉を潤した後、料理がスタートした。
まずは、とうもろこしスープがトウモロコシの皮に載って登場。
ピュアホワイトのスープにゴールドラッシュがまるごと浮かぶ。
トウモロコシの髭も軽くグリルされて・・・食べられるとのこと。
何とキュートな♪
お次は彩大根の一皿。
黒大根をはじめ、彩豊かな大根がちりばめられた皿の中央には大根のジュレ。
そしてジュレの中には毛蟹が潜む。
そして香麦のパスタと仙鳳趾(せんぽうし)牡蠣。
たまたま入手出来たというプリプリの仙鳳趾牡蠣を堪能(^^♪
メインの魚介1皿目は、花ズッキーニとボタンエビ。
ズッキーニとバジルのソースが彩を添える逸品。
メインの魚介2皿目は、滅多に取れない深海魚、ぼうずぎんぼうのポワレ。
それに、木の下の茸というキノコが添えられている。
生まれて初めて口にする山の幸海の幸に舌鼓(^^♪
デザートの1皿目は、白桃をテーマにした彩を愉しめる皿。
らせん状の飴細工の飾りも華やかさを添える。
デザートの2皿目はぶどうが主役。
紫色の中に薄緑色のマスカットがほんのりと彩を添える。
五感で味わった極上のおまかせランチコース。
食材の味わいが豊であることは勿論、太陽の光を浴びて彩を放つ皿の数々。
素晴らしいランチをいただけたことに感謝<m(__)m>
(2014/9/19)
テレビ放映で人気に拍車がかかり、益々予約の取りにくくなったバローレ。
8月上旬に予約の連絡をするも、9月19日、20日ともランチは満席。
19日の夜ならば予約が取れるらしい。
昼でさえもたどり着くのに苦労するし、宿から夕食を食べに出かけるのも億劫だ。でも美瑛まで来たからには行きたい。。。
散々迷った挙げ句、ディナーの予約を入れた。
ビブレでランチの後、曇天のパッチワークの丘を少々観てから、白金温泉へ。
入浴後も一向に腹は減らず、ディナーの予約時間を1時間遅らせて頂いた。
宿へチェックインしてマウンテンバイクを借り、再び曇天のパッチワークの丘を走った。
折角、温泉に入って来たのに、腹を減らす為に汗をかく。何とマヌケな(笑)
9月後半は夜6時を過ぎると辺りは闇に覆われる。
美瑛白金線(966号)を注意深くゆっくり走っていると、お店の表示板に塗られた二本の蛍光塗料の線を確認。
そこから砂利道をゆっくり進んでゆくと、白い洋館が現れた。
辺りは静寂そのもの。
いつものお一人様席に案内され、イタリアン産のガス入りレモンジュースを頂きながら料理を待つ。
昼間に緑の庭を眺めながら料理をいただく雰囲気とは全く別の世界。
窓の外は一面闇で、窓ガラスに写る自分の顔とにらめっこするしかない(笑)
料理は、地場野菜の彩が美しい前菜に始まり、香麦のパスタ、魚介と野菜のコラボが素晴らしいメインへと続く。
そしてデザートは、ほっぺたの落ちそうなカボチャのプリンとヘーゼルナッツのアイス。
そして二皿目はハート形の林檎チップを飾ったソルべとミルフィーユ。
私の隣の席は、お店にお土産を持参するほどの常連客で、スタッフさんひとりひとりにねぎらいの言葉をかけていた。
隣から聞こえる常連客とお店のスタッフさん達の会話は、あたかも深夜放送のラジオ番組のよう。
ランチと比べると料理の彩はさほど楽しめないが、闇と静寂に覆われたテイストも悪くない。
(2013/9/11)
昨夜の宿トレーディングポストをマウンテンバイクで出発した後、美瑛パノラマロードを眺めながら、一路、バローレへ。。。
前回は、初日の昼食にお邪魔したが、今回は二日目の昼食でお邪魔することに。。。
今回のおまかせメニュー4,200円は開始時間が12:30までと決められている。
残念ながら、昼に到着する飛行機では間に合わない。
二日目の昼というのは、これまでの経験上、ご馳走を充分食べた後なので、食欲がいまいちだ。
昨年は、焼きとうきびを一本食べただけで充分だった。
まぁ、今回はこれだけマウンテンバイクに乗った後だから、お腹も空くだろう。。。
丘を下って行った先の道はバローレに通ずる筈だったのだが、降りてきた場所は、見渡す限りの畑。。。
かなり遠くに林に隠れた白い洋館が見えた。あれだ!
駐車場に到着♪
白い洋館。ほっとするような庭。
なつかしい風景だ。
洋館の重い木の扉を開けると、一番奥の席に案内された。
まずはドリンクを注文。
喉がかわいたので生ビールが飲みたかったが、
自転車でもアルコールはNG。
富良野産の赤ぶどうジュース@680円を注文。
甘味とほどよい酸味が喉の渇きを潤す。
【おまかせコース@4,200円のメニュー】
● パン くるみのパン、イチジクのパン
● スープ とうもろこしのスープ
ゴールドラッシュ
ピュアホワイト
● 前菜 野菜のコンソメジュレ
鰯とマツカワのカルパッチョ
コンソメジュレは野菜ひとつひとつに噛み応えがある。
一方、カルパッチョは、添えられたイクラとミョウガ
が魚の素材を引き立てる。
ニンニクソース、トマトソース、レモンソースの
フレッシュな味わいも良い。
● パスタ タヤリン
雲丹 アオリイカ
自家農園のトマト添え
プリプリの雲丹とパスタの絶妙なマリアージュ。
舌がトロけそう。。。
● メイン 平目のポアレ 季節の野菜添え
ヒラメはシンプルな塩味で外はサクサク。
季節の野菜は、薄皮衣の花ズッキーニ他、
ブロッコリー、ジャガイモ、人参、茄子、キャベツ・・
どの野菜もそれぞれの甘みがあり美味しい。
ブロッコリー、人参は抜群の歯ごたえ。
● デザート カボチャのプリン
キャラメルとヘーゼルナッツ
実は、この時点でお腹が。。。
でもカボチャのプリンがあまりに美味しすぎる。
別腹起動開始!!!
● デザート ブルーベリーとヨーグルトケーキ
ぶどうのソルベ
● カフェ エスプレッソ
素晴らしいご馳走に大満足(^^♪
しかしこの後、マウンテンバイクで宿へ戻り、旭川駅でレンタカーを返し、
更に、今夜の宿泊地である札幌へ行かねばならぬ(;一_一)
ご馳走で満腹になったお腹を揺らしながら、一層重くなった
マウンテンバイクのペダルを漕いだのだった(@_@;)
<<以下、2012/9/4の訪問記録>>
3年ぶりの美瑛に胸を弾ませながら、旭川空港より花人街道を一路美瑛に。
前回はフレンチのアスぺルジュで美瑛の地場野菜を堪能した。
それなりに美味しかったが、今回は更に評判の良いバローレへ。
美瑛白金線をひた走ること?分。道路の反対側に木製の小さな看板が後方へすっ飛んでゆく。
そこから農道を少し入ったところに一件のレストランがあった。
当たりは人っ子一人いないのに、ドアを開けると殆どのテーブルは塞がっていた。
パスタランチBは、地場野菜のプレートにチーズの付け合わせを3種類のドレッシング
(オリーブオイル、ブルーチーズともうひとつ)で頂くもの。小さな自家製のパンも美味しい。
パスタは何種類かの中から選べ、ブルーチーズのニョッキを選んだ。
ブルーチーズは自家製であり癖も少なく、美味であった。
デザートは栗のプリンとチョコレート(と記憶している)のアイスクリームでほっぺたが落ちそう。。。
あまりに美味しかったので、皮肉なことに、宿の夕食(内容は充実していた)に感動できなかった。
次回はディナーでお邪魔したい(場所が見つかるか不安だが)。
3位
1回
2015/11訪問 2015/11/20
(2015/11/18)
南麻布にあるイタリアはプーリア州の郷土料理のお店。
数多くの料理を良心的な価格で提供してくれると評判が高い。
今回は、昨年秋以来2回目の訪問。
雨の降りしきる中、広尾駅よりお店へと向かう。
入店の6時半前にはお客はまばらであったが、時間と共に次から次へとお客が入店。
プーリア州出身の店員さんが声をかけてくれた。
「このお店は初めてですか?」
と日本語で聞かれて、
「2回目です。昨年の秋に団体で来ました。」
「どんな団体ですか?」
何、怪しい宗教団体じゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
本日、注文したのは、プーリアコース(税別4,900円)。
プーリア州郷土料理の前菜8品、パスタまたは肉料理、ドルチェのコースだ。
まずはスプマンテで喉の渇きを潤す。
すぐに、プーリア州郷土料理の前菜が次から次へと到着。
しかも、テーブル上にはオリーブオイルの瓶があり、
「オリーブオイルをかけて召し上がると美味しいです」
などと、ダイエット中の私への肥満への誘い(笑)
前回は、イタリアより空輸されたブッラータチーズ、ストラッチャテッラなどの生チーズを一皿まるごと堪能させていただいたが、今回は前菜メニューが変更になり、プーリア州直送の素材の味をストレートに堪能できる皿が少なくなったことは残念。
もっとも、乳製品自体の価格が世界的に高騰している中、コース料理の価格を据え置いているお店の努力には脱帽するが・・・
ようやくボリュームのある前菜が終わり、お次はメイン。
前回は肉をいただいたため、今回はパスタを選択。
何種類もあるパスタの中からプーリア州出身の店員さんオススメの1皿を選択。
小麦焦がしの自家製オレッキエッテ
緑色のパスタ、黄色のチーズ、そして赤いトマトソースが信号機のように並ぶ一皿。
綺麗な色彩の配列を乱さぬように味わっていると
「全部かき混ぜて食べると美味しいですよ。」
そして、
「オリーブオイルをかけて召し上がると美味しく召し上がれます。」
お勧めに従って、パスタ・チーズ・トマトソースをかき混ぜて、上からオリーブオイルをタラ~リ。
旨~い♪
今日はもうダイエットなんて忘れることにしよう!
そして、お待ちかねのドルチェ。
前回は車の運転で頂けなかった食後酒、アマーロ、リモンチェッロ、クリームチェッロ。
チョコレートサラミ、アーモンドなどの小菓子をあてにチビリチビリ。
この小菓子がまた旨い!
ちなみにこの食後酒は何れもアルコール度数30°前後。
満腹なのに酔いがまわる(@_@)
最後はとろけるようなティラミスとクリーム菓子。
そして、温かいチョコレートのトルタはナイフを入れると温かいチョコレートソースがトロ~リ(*´∀`)♪
もう~美味しすぎて、言葉が見つからない(* ̄∇ ̄)ノ
数多くの料理を運びに、沢山の店員さんが入れ替わり立ち替わり来てくれた。
料理の説明も丁寧にしてくれたのに、あんまり覚えていない(´・ω・`)
そう言えばマイレビュさんが憧れたイケメン店員さんってどの人だったのかなぁ・・・
何、自分の方が男前だと思ってるんじゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
4位
1回
2015/09訪問 2015/09/29
(2015/9/28)
大分産魚介が売りのイタリアン。
料理は5,800円のコースのみ。
仕事がひと段落したため、週初めのディナー。
恵比寿駅を降りてお店に向かう。
が、電話しながら歩いていたら、お店を通り過ぎてしまった。
少し戻った雑居ビルの入口にARMONICOの看板。
エレベーターは無くお店のある4階までの階段を登る。
何て健康的なw
お店の扉を開けると、正面がカウンター席。
そしてその奥に明るい厨房があり、佐々木シェフとお弟子さんの女性が料理の真っ最中。
カウンターとは反対側にはテーブル席もあった。
まずはスプマンテをいただく。
冒頭、佐々木シェフ自ら、7皿のコース料理の概要説明をして頂いた。
アミューズ
ヒラマサのジュレ、真蛸のテリーヌ、車海老のフリット
モッツァレラとトマトのカプレーゼ
カンパチのカルパッチョ 香草添え
カマガリの細パスタ巻き
バッカラ(干し鱈)のニョッキ
イベリコ豚のフォンドボー
季節の野菜添え
デザート
洋梨のジュレ、練乳のジェラート、栗のムース
レモングラス
この店の売りは、佐々木シェフの地元の大分産魚介を使ったイタリアン。
だが、料理自体は、魚介の素材自体を味わうという点においては凡庸であり、むしろ添えられた野菜、ソースなどとの相性が秀逸な料理と感じた。
スペシャリテであるカプレーゼのとろけるような美味しさ。
そして、料理の脇役である野菜は、能登の農家からの仕入れのようだが、カボチャ「恋するマロン」を筆頭に、どの野菜も甘味たっぷりで美味しい。
料理の完成度も高い。
カウンターの前で私の話し相手をしてくれた接客の若い男性は北海道の出身。
ワイン3種類を1/3づつ、1杯分のお値段で提供していただくなど、嬉しいサービスもあった。
終わってみればあっという間の2時間半。
美味しい料理を堪能しながらの楽しいひとときであった。
何、ワインのレビューは、安くしてもらったことだけかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
5位
1回
2015/10訪問 2015/10/04
(2015/10/2)
東京駅丸の内南口に近いまんてん鮨。
良心的価格の寿司をおまかせでいただけるのが人気。
昨年度は税別5,000円であったおまかせコースが値上がりし、税別6,000円となった。
そのためか、金曜日の夕方に電話をかけると夜9時の予約があっさり取れた。
有楽町駅からビックカメラの脇をとおり東京方面へ。
以前訪れたCAFE1894のある三菱ビルを左へ。
お店にあるビルを地下1階へ降りてゆくと、正面左がまんてん鮨。
到着が少し早かったが、カウンターに一人分の席が確保されていた。
左隣は若いカップル、右隣も若者3人組。
やがてカウンターのテーブルの上に蜆の吸い物が置かれた。
お味もなかなか。
写真を撮りながらチビチビ味わっていると、間違えて下げられそうになった(笑)
やがて生ビールが到着し、おまかせ寿司が始まった。
若い寿司職人さんがひとつひとつ丁寧にネタを握ってくれた。
鯵
もずく
鰹
鰆
鮑
鮃の縁側
鱈の白子
アオリ烏賊
鮪の尾っぽの煮付
カマス
ボタン海老
牡蛎のオイル煮
ゴーヤの新香
生イクラの醤油漬
漬け鮪
馬糞雲丹と紫雲丹
アナゴ
茶わん蒸し
蜆の味噌汁
ネギトロ巻
玉子
干瓢巻
マスカット
目をつぶりながらネタをひとつひとつ味わう幸せ。
口の中で魚介がとろける。
生イクラは口の中ではじける。
馬糞雲丹は旬を過ぎているのにミョウバンを少しも感じさせない美味しさ。
蟹の身がたっぷり詰まった茶わん蒸しも旨い。
最後は熱~いお茶を入れていただき、マスカットで口直し。
〆て7,100円也。
素晴らしい量と質のおまかせコースで満足&満腹。
何、また残業で稼いだのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
6位
1回
2015/09訪問 2015/09/12
(2015/9/8)
すすきの路地裏にひっそり佇むフレンチ。
道産の食材を使った絶品料理を良心的なお値段でいただけると評判が高い。
本日は、マイレビュさんおススメの道産クネルを初体験しにお邪魔した。
ランチの時間が遅いため、ディナーを8時に予約していたが、狸小路を歩いていると腹が減ってきた。
お店の前を通ると空いている。
お店に電話で、ディナー開始を7時に前倒ししていただくようお願いすると、すんなりOKが出た。
午後7時入店。
札幌屈指のフレンチは、何とガラガラ。
「本日のご予約は、ばなお様だけでございます。」
ということで、貸切状態(笑)
いつもは客足が絶えないこちらのお店だが、平日夜、たまにこのような状況があるらしい。
______________________
Dégustation
ムニュ・デギュスタシィオン
(税別¥5,980)
アミューズ
有機野菜 Légumes organique
美瑛青木さんより
ジャワペッパーとシェリーヴィネガーの香り
北海道のクネル Quenelle
ソース アメリケーヌ
本日の鮮魚 Poisson
洋梨のナージュ Nage de poire
ポワールウィリアムのジュレ、バナナレーズンのアイス
カフェと小菓子 Café et mignardises
______________________
まずは、案内の若いソムリエのお勧めでシャンパン。
白ブドウのみから作られたシャンパンはフルーティな味わい。
アミューズは、道産野菜のラタトゥーユ。
パンの上にはグリーントマト。
赤井川の契約農家のものだ。
そして、香りの良いハーブは美瑛青木さんの農園から仕入れた。
まさに素材の味と香りを楽しめる逸品だ。
有機野菜は一転して温野菜。
黒大根、蕪、茄子、サヤエンドウなどの食感が愉しめる。
生産者である美瑛の青木さんは、飼っていた愛犬が農薬にまみれる事故に会い、それから有機農法に目覚めたとのこと。
こちらも、ジャワペッパーとシェリーヴィネガーの香りが楽しめる。
シャンペンが空になり、次もお勧めに従い、2014年物のシャルドネをいただく。
そしてお待ちかねのクネル。
この料理は、元々、フランスのリヨンの郷土料理。
内陸部にあるリヨンでは魚介ではなく川魚を濃縮して旨味を味わう料理だそう。
一方、こちらの北海道産クネルは、魚介の旨味が主役。
海老の旨味を閉じ込めたハンペン状の回りを、これまた濃厚な海老の旨味たっぷりのソースが取り囲む。
この旨味に完全にノックアウト!
次は本来であれば肉料理だったが、特別に魚介のメニューをリクエストしていた。
噴火湾産ホタテのグリル。
そして付け合せの馬鈴薯はニョッキ、蒸かし、マッシュと3種類。
そしてシェリービネガーソースが添えられている。
グリルしたホタテの食感と3種の馬鈴薯の食感、そしてシェリービネガーの香り。
秀逸なメインであった。
さて、デザートは洋梨のナージュ。
そしてバナナレーズンのアイス。
これらが、ジュレに囲まれているのだが、こちらのデザートはちょっと只者ではない。
ジュレにははじける砂糖菓子が入っており、口の中ではじける食感を愉しめる。
さらに砕いた胡桃も入っており、これはこれで別の種類の食感が味わえる。
紅茶はアールグレーとダージリンのブレンド。
そして小菓子は、サクサクのサブレーとメレンゲ、アーモンドチョコ、徳島産無花果。
料理のみならず、パンやバターに至るまで細部に拘った Dégustation を堪能(^^)v
若いシェフの胃袋感覚なのか、はたまた北国の料理のせいなのか、量の割におじさんには胃が重く感じるコースであった。
それにも拘わらず、翌朝にはしっかりお腹が空いていた。
良質な食材は消化が良いのだろうか。
何、すすきので良く遊んだからお腹が空いたんじゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
7位
1回
2016/06訪問 2016/06/19
かの有名な銀座の「天ぷら近藤」でトウモロコシの天ぷらを堪能!(^^)!
(2016/6/15)
益々人気に拍車がかかる、此方のお店。
今回は4月に予約を入れて、確実に近藤さんのカウンター席をGet!
夜7時の予約の30分前に到着。
接客に忙しい店員さんに変わり、外国からのお客さんの写真撮影を手伝ったり、ご婦人のお客さんとお話ししたり。
夜7時、奥のカウンターのお客様は次々と入店するも、近藤さんのカウンターはなかなか空かず、改めて盛況ぶりが伺えた。
本日の注文は以下。
旬の食材の天ぷら/藤「ふじ」 11000円(税別)
(別注)トウモロコシの天ぷら 1200円(税別)
海老の頭
海老2尾
アスパラガス
丸茄子
鱚
オクラの花
雌鯒
椎茸
穴子
トウモロコシ
天茶
お新香
先ずは、海老の頭の歯応えと旨味。
素晴らしい!
アスパラガスは、今まさに旬だという。
みずみずしさが溢れる。
近藤さんがアスパラを折る時、音がカウンターに響く。
きっと、素材も抜群なのだろう。
その後、野菜と魚介が交互に続く。
今回は、じっくりと時間をかけて一品一品が供された。
そして、本日の目的であるトウモロコシの天ぷら。
山梨県は甲府盆地で育ったカンカン娘。
近藤さんが、美味しいからと、一粒残らずよそってくれた。
先ずは一口。
おぉ!くちのなかに甘味が広がる。
というか、言葉で表現するのも難しい美味しさだ!
最後は天茶と〆のスイカ。
素晴らしき初夏の旬を心行くまで堪能し、満腹&満足。
何、今週土曜日に店主がTV出演するネタの、江戸前穴子のレビューはないのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
(2015/12/16)
ミシュラン2つ星、米オバマ大統領が予約を断られた等、何かと話題の多いこちらのお店。
さつまいもの契約農家を店主の近藤さんが訪れるTV番組を見て、行きたくなった。
11月7日に予約の電話をしたところ、幸運にも本日夜7時からの予約が取れた。
(尚、予約の受付開始は2月前から。)
お店のある銀座並木通りには6時過ぎに到着。
しばらくあたりを散策するも、高級ブティック等が立ち並ぶ界隈で時間を持て余し気味のオジサン。
結局、6時半頃お店に到着。
予約の7時まで待つつもりであったが、早めに案内していただいた。
通されたカウンターは手前で、店主の近藤さんが常連客と親しく言葉を交わしていた。
(カウンターは手前の近藤さんのカウンターと、奥の弟子のカウンターの2つあるが、今回は、予約のタイミングが早かったことから、手前のカウンター席が取れた。)
さて、本日注文したのは以下。
旬の食材の天ぷら/藤「ふじ」 11000円(税別)
(別注)サツマイモの天ぷら 800円(税別)
まずは近藤さんが才巻海老の頭を置いてくれた。
でも、お隣の常連さんとのお話に夢中のためか無言。
ちょっと悲しいゾ!
でもカリカリの海老の頭と脚は絶品だ。
その後、才巻海老の本体が1本づつ到着。
意識して揚げているのか、1本目はレアに近い食感で甘く、2本目はしっかり火入れされたもの。
その後、前の時間帯の方が出立してお客が急激に少なくなったためか、わんこそばのごとく立て続けに野菜が3品。
太いアスパラガスはメキシコ産。
メキシコといえば、北はバハカリフォルニアから南はグアテマラ国境まで縦断したが、このアスパラはどこら辺から来たのだろう。
大きな切断面からは湯気が出ている。
甘味たっぷりで熱々のアスパラガスを頬張る。
お次は熊本産ばってん茄子。
一体「ばってん」とは何?
カウンターの前の店主に聞いてみたかったが、ナポレオンのような睡眠時間で毎日の激務をこなす店主を前に、つい遠慮してしまった。
そして、茄子を食べ終える前に、茨城産のレンコンが登場。
おいおい、そんなに早く出してくれたら、折角の美味しい野菜達が~
と思ったが、レンコンは甘味があり絶品!(^^)!
その後、7時からのお客さん達が次々と現れ、やっと元のペースに戻る。
このスピーディーすぎる提供がなければ、更に野菜を美味しく味わうことが出来ただろうと思うと残念。
鱚、めごちと魚が2つ続いた後は、小玉葱が登場。
「熱いから気を付けて」といいながら近藤さんが置いてくれた熱々の玉葱。
お言葉に従い、慎重に食べようとしたら、分解バラバラ(+_+)
そのせいで、熱が逃げたのか、火傷せずに玉葱の甘味を存分に味わった。
この後アナゴが出て、いよいよ本日の逸品、さつまいもの天ぷら登場!(^^)!
分厚くてホクホクのさつまいもを美味く味わっていると、右隣の女性達の気になる話が・・・
何でも、彼女たちの一人の親戚が、このさつまいもの契約農家の方だとか。
早速、お話しにまぜていただき、楽しいひとときを過ごした。
最後は天茶とフルーツの洋梨をいただきお会計。
〆て12,744円也。
帰りはクリスマスのイルミネーション煌めく銀座の街を見ながら東京駅まで歩いた。
何、屁をプ~プ~こきながら歩いたんじゃないかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
8位
1回
2015/10訪問 2015/10/10
(2015/10/8)
今年3月にオープンした天ぷら わかやま 吉祥寺店。
立川の人気店、天ぷら わかやまの2号店だ。
夕方5時頃、新宿での仕事から開放され、中央線に乗る。
荻窪で途中下車してお目当てのお店に電話をかけるも満席。
こちらのお店に連絡すると、席の予約が出来た。
ディナータイムは5時から店を開けているそう。
お店のある吉祥寺駅北口側には、昔、母の実家があり、子供の頃は駅前のサンロードで回転寿司を食べるのが楽しみだった。
時は流れて私も二児の父親となったわけだが、四十年もの時を経て、この界隈も洗練された町並みに生まれ変わった。
サンロードの細い通りを左に折れ、お洒落なショーウィンドウが続く通りを真直ぐ歩いてお店に向かう。
お店のあるビルの前には、ナイキショップが新装開店の前夜祭を開催しており、多くの人で賑わっていた。
人をかきわけ入口を探し、お店のある2階への階段を登る。
お店に入ると、若い天ぷら職人さんが迎えてくれた。
非常に物腰の柔らかい方だ。
当初は、一番安い「あじさい(5,500円)」を注文するつもりだったが、グレードアップすれば旬の味覚が存分に味わえるようだ。
覚悟を決めて「旬味(9,350円)」を注文。(税サービス料込)
店員さんとナイキショップや立川本店を訪問した時の話をしていると、どこかでお見かけした方がカウンターに。
本店の店長、若山さんだ。
「あれっ!(本店店長の)双子の兄弟ですかぁ?」
などと冗談半分でご挨拶(* ̄∇ ̄)ノ
実は、若山店長が吉祥寺店に、そして吉祥寺店の店長が立川本店に、という入れ替えを時々しているらしい。
前菜の後、車海老の頭が揚げられて登場。
本店でいただいた才巻海老よりひとまわり大きいが、繊細な味わいは同じだ。
その後、車海老の本体が1尾づつ供された。
海老が終わると、次は銀杏。
まわりではすでに銀杏の実が落ち始めているが、食べるのは今年初めてだ。
秋の訪れを感じるね。
モチモチの食感で苦味は少ない。
箸休めでアナゴの骨煎餅が供された後は、子持ち鮎。
といっても、稚鮎と見まがう小さな鮎だ。
火入れ加減も絶妙な子持ち鮎は卵もホクホク(*´∀`)
お次は牡蠣。
衣が薄いので、牡蠣そのものをしっかり味わうことが出来る。
レモンを絞って味わう。
再び野菜が登場。
お次は檜原村産の舞茸。
供された瞬間に良い香りが広がる。
お酒飲み過ぎて酔っぱらったら、こんな感動はないゾ~♪
そしてお待ちかねの新栗。
栗は既に市場に多く出回っているし、私自身も口にしているので、「新」なのかなぁ~と感じる。
でも、天ぷらにした栗は生まれて初めてかも。
茹で栗とは全く異なる食感。
そして凝縮された甘味(*´∀`)♪
ここで、見慣れない天ぷら登場!
鮭。
中身はレア状態に、外はカラッとあげてある。
食感の愉しめる逸品。
そして雲丹が登場♪ヽ(´▽`)/
海苔に巻かれて揚げられた雲丹は、強烈な香りを放つ。
いや~たまりませんな~♪(*´∀`)
口の中で熱々トロトロの雲丹を転がしながら、大満足\(^o^)/
鱚天の後は、石川小芋というサトイモ系の芋。
揚げてあるのだが、芋の食感を損なうことはなく、外皮までいただける。
柿の木茸、アナゴをいただいた後は、小柱の天丼。
タレは軽くかけてあり、小柱の風味を楽しめる。
最後のデザートは胡麻プリン。
甘味を抑えた上品な味わい。
全体的に、衣が薄く、素材そのものを味わいたい方にオススメの天ぷらだ。
旬の素材が美味しすぎて、完全に魅惑されてしまった。
後一月ほどすると、本格的な秋の魚介や野菜を愉しむことができるとか。
ん~11月に再訪したいなぁ・・・でもお財布が・・・(´・ω・`)
何、金持ちな女性のヒモにでもなったらどうかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
(2015/10/9現在★3.29)
9位
1回
2015/02訪問 2015/09/11
1,800円という金額を遥かに超える内容の絶品ランチ@溜池山王
(2015/2/25)
溜池山王のフレンチ「かえりやま」。
コスパの良い料理には定評がある。
過去に何度か予約の電話をするも満席で断られていた。
今回は、1週間以上前に予約の電話を入れ、ようやくランチの席が確保できた。
仕事先からの帰りにちょいと寄り道。
ランチの予約を入れた12時に間に合うよう急ぐ。
銀座線の溜池山王駅に到着した時は5分程度の余裕があったが、最寄りの11番出口までは距離がある。
お店の前に到着した時には予約時間の12時を過ぎていた。
店内は満席。
予約が無いお客は丁寧にお断りされていた。
お客の男女比は1:4位。
一方、フロアーは若い男性2名。
対応は、しっかりと確実に丁寧に。
注文取りや料理の提供はスロースタートだ。
お客さんの中には、注文の段階で「時間が無いから」と店を出ていく方も!!!
以前に満席で予約を断られた私としては、訪問は時間に余裕のある時にしろ~(-_-メ)
と言いたい。
_____________
ランチA 1,800円(税込)
オードブル
クスクスのサラダ仕立て
烏賊のトマト煮込み
メイン
真鯛のパイ包み焼き
デザート
温かいリンゴのタルト
バニラアイスクリーム添え
コーヒー
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注文してからしばらく経って、オードブルとパンが到着。
クスクスのサラダ仕立てはクスクスがフレンチドレッシング系の仄かな酸味のある味わい。
一方、烏賊のトマト煮込みは、しっかりした硬さの烏賊をトマトソース、バジル、ローズマリーの香りで味わう。
素材のテクスチャーを重視した料理は嬉しい。
パンは、丸い自家製?パンが供された。
量たっぷりのバターが嬉しい。
それほど待たずにメイン登場。
お目当ての「真鯛のパイ包み焼き」は、サクサクのパイ包みの中にクリーム系の中身と真鯛。
ロシア料理のつぼ焼き料理ガルショークに似た味わいだが、蓋をするだけの料理とは違い、高度な技術が要求されると思われる。
素晴らしい出来栄えの料理を美味しくいただいた。
他のレビューで楽しみにしていたバケットも2度目のパンのお替りで登場(*^^)v
デザートもあまり待たずに供された。
温かいリンゴのタルトのバニラアイスクリーム添え。
リンゴの仄かな酸味にタルト生地の歯触りが良く合う逸品。
生地はサクサクではなく、どことなくしっとり感を残した食感だ。
デザートを食べていたら、いきなり店内の電燈が消え、シェフが登場。
あれれ?何が始まるんだろう。
と思って見ていたところ、何と、2つのテーブルで、誕生日を迎える女性を囲んでの誕生日会。
シェフ自ら蝋燭を持って
「Happy Birthday To You ~ ♪」
と歌声を披露!!!。
私は仕事の移動の最中であったけれども、そんなこと忘れて思わず拍手。
この非日常感の演出は素晴らしい。
1時頃に店を出るつもりだったのが、楽しいサプライズイベントもあり、店を出たのは13:17。
ランチタイムでも時間に余裕があるときに訪れよう。
何、誕生日を迎える女性たちは何歳になるのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
10位
1回
2015/11訪問 2015/11/06
(2015/11/5)
東京多摩地区屈指のイタリアン、インカメラ コン テラッツァ。
場所は多摩モノレールの立川南駅(立川駅から徒歩数分)から徒歩1分。
私が食べログと出会った頃から長いこと立川No.1に君臨していたお店で、いつか訪問してみたいと思っていたが、ランチ価格が高めなので敬遠していた。
ところが、先月はにわかに残業続きで羽振りが良くなったため、意を決してランチ予約を入れることに(笑)
予約を入れた12時にお店の階段を登る。
接客の若い女性が待っていて、席へと案内してくれた。
オープンキッチンのカウンター席で、しかも、シェフの厨房から最も近い特等席だ。
ランチは1種類で税込4,200円。
先付、前菜、パスタ、メイン2皿、デザート、ドリンクで構成される。
通常であればメインは魚と肉の両方であるが、特別に魚介2皿にしていただいた。
また、ドリンクは山梨県産のぶどうジュース(税込800円)をいただいた。
●こだわり野菜をシェフのひと手間で
紫芋のポタージュ、水茄子のパルメザン添え、赤パプリカのテリーヌの3品。
水ナスは瑞々しく素材の良さを感じる逸品。パルメザンの相性も抜群。
紫芋のポタージュはコクがある。
赤パプリカは、テリーヌになるとかなり重い一品に変身するものだと感心。
●前菜5種類
スモークサーモンとほうれん草のパイ包はとっても小さい一品。焼き立て熱々のパイというわけにはいかず。
大分産関鯖と焼き茄子のマリネは、関サバと茄子との相性が良い。
水牛のリコッタチーズと自家製ジャムは、とろけるようなリコッタチーズの美味しさに舌鼓。マイウ~♪
自家製ボイルハムのサラダ仕立ては、カシューナッツを与えて育てた豚。あっさりした豚と添えられた野菜の相性を愉しむ。
最後はフォアグラとフランボワーズのテリーヌ。オジサンの胃には少々重いフォアグラをフランボワーズの酸味が和らげてくれる。
●パスタ2種類
ズワイガニと白菜のペペロンチーノ(スパゲッティーニ)、和牛と春菊のラグー(リガトーニ)の2種類。
蟹身と白菜とオリーブオイルでのシンプルな味付けのペペロンチーニは絶品。
一方、和牛と春菊をミートソースで和えたラグーはすき焼きを想い起す味わい。
●メイン(鰆の低温ロースト)
90℃の低温でローストされた鰆を牛蒡のソースと付け合せのカラフルな大根、唐辛子といただく。
鰆の旨味が引き出された逸品。
●メイン(甘鯛の鱗焼きとアクアパッツァ)
甘鯛のカリカリの鱗の食感が楽しめる逸品。
浅利とムール貝で仕立てたアクアパッツァも旨味が愉しめる。
●ドルチェ
パンナコッタが意外に濃厚な味で美味しい。
アイスクリームもチョコもリッチな味で、ダブルエスプレッソが良く合う。
どの料理も美味しくいただいた。
素材の味をストレートに頂きたいと思う局面も無くはなかったが、久しぶりに、ディナーとして通用する内容のランチをいただき満足&満腹。
店内の雰囲気も良く接客も丁寧。出立時には皆さまにお見送りいただいた。
ちなみに、私が店に滞在した1時間半の間、お客は私の他には女性一人客のみ。
秀逸だが高価なランチでどこまで客足を確保できるかが存続の課題だろう。
多摩地区住民として温かく見守ってゆきたい。
何、お前の場合は食べログ存続が残業に掛かっているのかって?
ほっといてくれ~(-_-メ)
(2015/11/6現在、★3.63)
レビュー開始後3年目を迎えた今年は、マイベストレストラン10件中7件が東京都という意外な結果に終わりました。年度初めから公私にわたり忙しくなったことが原因で新たなお店への遠征もままならず、終わってみると、例年通り1位「ヴィラ・デル・ソル」(静岡県)2位「バローレ」(北海道)の順となりました。
その一方で、夏頃から、天ぷらを通じて食材の美味しさを味わう楽しみを覚え、年末には念願のミシュラン二つ星「天ぷら近藤」への訪問も果たしました。
これからも、料理店との出会いを大切にしながら、一期一会の料理をしっかり堪能したいと思います。