2回
2022/04 訪問
インディー・インディアン・ハラルの銘店。
店舗外観。
Chicken Biryani(チキンビリヤニ)10ドル。
Lamb Chicken & Rice(ラム・チキン&ライス)10ドル。
Lamb Chicken & Rice、Chicken Biryaniを混ぜ終えた後。私の友人の中にもこうして混ぜた後の見た目が嫌だと言う者がいますが、これが一番美味しい食べ方です (^^)。
この日Royal Grillに合わせたビールは STONE のEnjoy By 04.20.22、マリファナを祝う4月20日が賞味期限の、それらしい味作りがなされています。
2022/05/01 更新
2021/04 訪問
ハラールフードトラック首位が入れ替わった日。
もちろん今回もThe Halal Guys再訪を固く誓って日本を発ったのではありますが、前回くらいから別のハラールフードトラックが気になり始めており、改めてyelpで確認するとThe Halal Guysの星4つに対し、そのフードトラックは評価数が400近くもあってなおかつ星5つの満点評価。これはやはり、自分で確かめないわけにはいきません。
金曜日13:11、1回目の訪店。
結局およそ1ヶ月のマンハッタン滞在中に3度訪店することとなったのですが、その初回となったこの日、カートに近寄るとすぐに向こうから声をかけられ、yelpで読んでこれにしようと決めていたChicken Kati Roll(6ドル/2ピース)を、えーとえーととしどろもどろで説明し始めると、分かったわかったコレね、と。さすが人気商品(笑。
Tikka Masala over Rice(7ドル)も欲しいとまたしどろもどろで説明し始めると、ダメダメ!一人ならChicken Kati Rollだけで十分だと断られる。「二つで十分ですよ、分かってくださいよ」を地で行くフードトラックです(笑。
今日明日の丸2日をこれだけで済まそうとしているのだから私も引き下がるわけにはいきません。部屋でもう一人待ってるんだから(嘘)分かってくださいよカウンター攻撃で、ようやく納得してもらえました。
もちろん調理はオーダーを受けてから。
「兄貴の店なんだけど調理は今は俺がやってんだ」店主の弟だという調理担当の彼は極めて気さくで、この世界に一つしかないフードトラックの大きな魅力となっています。
一方の今や世界中400店舗以上にまで広がったThe Halal Guysの方には、このファミリービジネスの温かみは微塵もありません。
調理してるところも撮って良いかと聞くと、その後何度も、よし今撮れ、と言ってきます。カメラを持つ手をトラックの中に差し入れ何枚も撮影、出来上がりも撮れと言うのでまたパチリ。
調理中に改めて聞かれ持ち帰って食べると言うと、ここで今食った方が断然美味いぞ味見してみろと、大きなスプーンに今調理し終えたフィルを乗せて出してくれます。
もちろんたしかに美味い。が、例えば24時間後に適度に温め直したものとの違いは知る術もありません。以前も書きましたが、チキンオーバーライス系の食べ物は時間が経って野菜がしっとり馴染んできた状態もそれはそれで美味しいと私は思っているのですが、やはりそれはそれ、なんでしょう。
俺、みんなに喜んでもらうことでハッピーになるんだ!お前もまた絶対に戻ってくることになるぞ!などと言う彼から手渡されたビニール袋はたしかに手にずしっと重く、当然ながらとても一人で一度に食べられるボリュームではありません。
そして先に書いたとおり、彼のその再訪予言は見事に的中するのです(笑。
この店では注文すると紙のカードにパンチを入れてくれ、穴が10個に達すると好きなフードを容器に入れて貰えるとか。
この時は目の前でパンチを二つ入れたカードを手渡され、その後、ネットで紹介してくれるんだろ?と聞かれたのでもちろんと答えると、絶対に読ませてもらうよ!との言葉と共に改めて別のカードにもパンチを二つ入れ手渡してくれました。
部屋へ戻り、調理完了の1時間後に実食。
●Chicken Kati Roll(6ドル/2ピース)。
ハラールフードと銘打っていますが、このフードトラックはインド料理店なんですね。説明出来ませんが、THE HALAL GUYSとは異なるスパイス感で、これも良しです。
※ただし、そもそもkati rollとはインド西ベンガル州コルカタ発祥のストリートフード。つまりインドで生まれ中東へも広がっていったものだそうです。
フィルは鶏肉の他、レタス、パクチー、タマネギなどをスパイスと共に鉄板でグリルしたもの。しっとりと全体を包む皮の食感も良いです。
実に美味しいです。ハラール食材のみを使用して調理されるフードトラックインド料理、大人気になるのは当然です。
ハンバーガーなどもそうですが、こうしたタイプの食べ物は、一つひとつの構成要素に捉われることなく味の総体を楽しむことが肝要。そしてこのChicken Kati Rollは、とても良いフュージョンを奏でています。
味は異なりますが、見た目もコンセプトもブリトーな感じです。ボリュームもブリトー並みですから1ピースでも重さズッシリ、軽く食べるのなら1ピースで十分でしょう。一人なら残りの1ピースは翌日のブランチに回せます。
二日目になると残念ながら皮の食感が劣化しますが、味は完全に許容範囲に留まっていました。
●Tikka Masala over Rice(7ドル)。
まさにインド系チキンオーバーライス、ボリュームも完璧です。
前述Chicken Kati Rollよりさらに強いスパイス感ーー辛くはありませんーーが口の中に異国インドを作り上げます。ただしインドへは行ったことありません(笑。
Wikipediaによるとチキンティッカは「ヨーグルトと香辛料に漬け込んだ鶏肉を串に刺し、タンドールと呼ばれる窯で焼いたもの」だそうで、それを野菜とスパイス、ヨーグルトなどと共に鉄板の上でグリルし、インディカ米の上にたっぷりかけて出来上がり。
おそらくオリジナルの主スパイスソースは、白(ヨーグルト)、赤、緑の3種類があり、特に緑がかなり辛いらしい。常連さんたちはその辺りを熟知しているので、顧客各々が各ソースの分量を細かく注文しています。
ぐちゃぐちゃにかき混ぜてから頂きますが、全てが一体となって実に美味いです。
The Halal Guysと違って袋入りのスパイスは用意されていないので、二度三度と食べて自分のベストな辛さを注文時に伝えられる様になれたら良いですね。
なお一日経って温め直して頂くと、スパイスソースの辛味と玉ねぎの辛味がやや飛んでしまっていますが、これまた味は確実に許容範囲内に留まっています。
The Halal Guysとの比較ですが、Royal Grill Halal Foodはインド料理なのでイスラム系の方から見ると邪道なのかもしれません。しかしホンモノニセモノの違いも分からなければ興味もない私にとっては、両者甲乙付け難いかな。
ただし、スタッフの人柄と温かい雰囲気を加味すれば、断然こちらのお店を応援したくなります。チェーン店ではなく個人経営店に強く惹かれるいつもの私の癖です(笑。
トラックの壁に貼られていた写真を基に調べてみると、このお店は、年に一度NYの人気フードトラックを集めて行われるBest Food Award (The Vendy Award)において、2018年に見事総合優勝しているんですね。
さらに調べてみると、オーナー夫婦(AlamとHira)は1980年にバングラディッシュから移民としてアメリカにやってきたとのこと。そして2005年に今の場所でフードトラックを開業し大人気店となり、世界進出を果たしたThe Halal Guysを抜いてNYのストリートハラールフードの顔となったわけです。人のパワーとロマンを感じますねぇ (^^)。
本当に良いお店に出会えました。
ご馳走様でした。
結局その後2回訪店したのですが、マスクで半分以上覆われた私の顔を見るなり、どうだった?今日もこの前のと同じにするか?と聞いてきます。この前よりもう少し辛くしてくれと言う以外はすべて彼に任せトラックから少し離れて見ていると、他の客らの味の好みなどもすべて憶えていて調整していました。
そして3回の訪店でもらったカードが3枚、パンチ穴の合計が7つ。穴10個達成時の「お好きなものボックス」は次回のお楽しみとなりました。
なお、使った金額/一人は、一食分として計算しています。
最後にThe Halal Guysのことをもう少しだけ。
友人からの情報によると、とうとう週末には営業を休止している様です。私は今回も同店の前を何度か歩いたのですが、平日であれ食材車と調理/販売車の2台体制ーー飲み物専用車を含む3台体制を維持出来ていない?ーーだった様な。
COVID-19のみに起因するものなのか他にも理由があるのか、いずれにしろ誰も想像しなかった恐るべき変化が起きています。
これがお店。
これがお店。
カートに少し寄ってみました。
カート脇に貼られたメニュー。
調理中。
調理中。
調理中。
出来上がり。かなり重量があります。
Chicken Kati Roll 6ドル/2ピース。
Chicken Kati Roll 6ドル/2ピース。大きく、ずっしりと重いです。
Tikka Masala over Rice 7ドル
Tikka Masala over Rice 7ドル
Tikka Masala over Rice 7ドル。ぐちゃぐちゃに混ぜてから頂きます。
Tikka Masala over Rice 7ドル。ぐちゃぐちゃに混ぜてから頂きます。東海岸ではなかなか手に入らないSTONEのBuenavezaと一緒に。
カードに穴10個で、お好きなものボックスを頂けます。
2021/05/17 更新
もはや私にとって、マンハッタンのハラルフードはもとよりマンハッタンのベストフードとなったこのフードトラック。
4月の土曜日14:25に着店。この日は店主の弟が一人勤務していました。
「全然来なかったじゃん! 」
「COVID-19のせいで来られなかったんだよ」
「何もかもアレのせいですっかり変わっちまったよな」
この日頼んだのは「Chicken Biryani(チキンビリアニ)」と「Lamb Chicken & Rice」、いずれも未食です。
「誰と喰うんだ?」「そこに立ってる妻と」。一人で食べる際には彼はこの量は売ってくれません。
そして出来上がりを待っている間に声をかけた人が実はNYでは名の知れた写真家だったいうのはまた別の話。
出来上がりが入ってずっしりと重いビニール袋と交換に20ドルを受け取った店主の弟、「悪いね、なんでも値上がりなんだ」。
3枚のカードに分かれていたパンチを1枚に集め、残り1穴ーー1注文で一つ穴を開けてもらえますーーでコンプリメンタリーをもらえる段階まで来ました。
部屋に戻り、先ずはこちらから頂きます。
●Chicken Biryani(チキンビリヤニ、10ドル)
一年ぶりの ROYAL HALA FOOD なので、カレーの味がすること以外、何度も食べたことのある「Tikka Masala over Rice」との違いをあまり感じません。
ミルキーで美味い。
続いて;
●Lamb Chicken & Rice(ラム・チキン&ライス、10ドル)。
こっちの方がビリヤニに比べスパイス感があります。
そして再度チキンビリアニに戻ると物足りなさを感じ、カレー味をさき程より余計に感じます。
どちらも使用しているのはインディカ米、おそらくバスマティライスだと思います。
そうして両者を食べ比べていった結果、ビリヤニもこの店の人気商品なのですが、私的にはラム・チキン&ライスーー所謂チキンオーバーライスにラム肉も加えたものーーの方が好みでした。
両方合わせて1/3程度残した分は、翌日ではなく翌々日に頂きました。そのときでもまだレタスがシャリシャリしていてビックリ。
一年ぶりのこの味、実に美味しく頂きました。ご馳走様!
そして翌週も、そのまた翌週も買いに訪店したのでありますーーこれを書いている時点でまだ米国滞在中なので、今後もまた訪店する可能性もありますね(笑。