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夜の点数：4.5
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￥1,000～￥1,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク -
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［ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.0
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク- ］
銀座にふさわしい品格と味わいのラーメン店
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特製中華そば（１，０５０円）２０２０年１０月
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冷たいほうじ茶２０２０年１０月
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外観２０２０年１０月
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２０２０年１０月
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２０２０年１０月
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2020/11/06 更新
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東銀座は歌舞伎座の裏手にあるラーメン店です。
外観は、この土地柄にふさわしい寿司店のような上品で凛とした風格です。
超有名店、超人気店ですが、店頭の行列はわずかです。
その理由は、整理券制をとっているからです。
昼については９時～、夜については１６時～配布しており、千円のデポジットを払い、指定された集合時間にお店に並ぶシステムです。
この日は平日でしたが、１８時３０分に店頭に着き、１８時４５分の集合でした。
厨房では２名が調理、１名が主に皿洗いと調理補助、１名が接客しており、店頭の案内に1名と、小さいお店ですが５名が働いています。すべての方がきっちりと白衣を着て、板前さんの風貌ですね。
案内される時点で割り箸とレンゲはセッティングしてあり、布おしぼりも用意してあります。
カウンターには卓上調味料は無く、爪楊枝のみ、しかも立派なものです。
接客も素晴らしく、席に着くとエプロンを使うか確認されますが、このエプロンも紙製のペラペラのものでなく、不織布のような素材の黒色のものです。もったいなくて使えません。
髪の長い女性には、ゴムを持ってきますが、箱に入った状態で提供されます。
ハードだけでなく、ソフトも素晴らしく、対応する際の言葉遣いも丁寧で落ち着いた声ではっきりと話します。一般的なラーメン店のような威勢の良さは微塵もありません。まさに銀座の高級店の対応です。
メニューは、基本の中華そばが８５０円とこの立地、この雰囲気としては安いですね。
季節のそば（３，０００円）というのもメニューにありましたが、既に売り切れでした。
いただいたのは、
■特製中華そば（１，０５０円）
いわゆる『全部のせ』という感じの具が豪華になった中華そばです。
非常に丁寧に丼が目の前に置かれます。
具は、チャーシュー２枚、メンマ、味玉、ネギですね。
スープをひと口いただくと、非常に美味しいのですが、具体的に表現するのが難しい味わいです。素材の味を感じることが難しく、「何が素材かわからないけど、色んな食材の味が調和した美味しいスープ」ですね。
色合いから醤油を使っているのは明らかですが、醤油の香りが立つわけでもなく、唯一感じるのは、あと味に鶏由来の風味をわずかに感じるほかは、すべてが調和した味わいです。
それ以外に明確にわかることは、味わいのソフトさから受ける印象よりも塩分は多いですね。
複雑な味が下支えしているからこそ、それに応じた塩分量が無いと味は引き締まりません。
何かの味を極端に強めて美味しくするよりも、このような調和した味わいで美味しいものを作るほうがはるかに難しいことですから、研究に研究を重ねた味であることが、スープのひと口からもわかりますね。
フランス料理のコンソメはフランス語で「完成された」の意味ですが、このスープもまさしく完成されたスープでしょう。
麺は、博多ラーメンのような細麺です。丼の中の麺は並べるように丁寧に盛られており、こういう点にもこだわりを感じますね。しっかりと噛み応えのある麺はスープとの相性がいいですね。
具のチャーシューは、バラ肉を使い、皮側のところを炙って作ってあります。脂身がジューシーでとろけて、美味しいですね。また、チャーシューの上にピンポイントで胡椒が散らしてあります。
この胡椒が非常にいい香りがします。黒胡椒かと思いますがピンクペッパーのような華やかな香りです。
メンマは、太いのですが、食感はほどほどの噛み応えです。味はタケノコのようなメンマの風味を残しつつ、味をしみこませてありますね。
ネギは、緑色の九条ネギで、ソフトにネギの風味が香ります。
夢中になって食べれば、１杯をいただくのにさほど時間はかからず、あっという間に食べきってしまいますね。
食後には、冷たいほうじ茶が提供されます。あっさりしているようで複雑な味わいとなかなかの塩分濃度があるので、冷たいほうじ茶をいただくとスッキリしますね。
立地、外観、内装、店員さんの服装、接客、味わいとすべてが高級であるにもかかわらず、価格は一般的なラーメン店という稀有なお店です。
ラーメンとして優れているというよりも、飲食店全体で比較しても他の飲食店に比べて抜きん出て秀でているお店だと思います。
東銀座に来たら、とりあえず、整理券がもらえるかチャレンジするべきお店ですね。