5回
2022/06 訪問
兄店訪問
我が兄のお店、イタリアーノ イワイさん。
横浜市営地下鉄のセンター南駅から徒歩4分。
2009年10月31日オープン。
飲食店の閉店率は1年以内で約3割。
2年以内で約5割。3年以内で約7割。
10年以内で約9割にもなるそうです。
兄店は2022年10月で13周年!
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料理は相変わらず実直かつ
本能に響いて記憶に残る味わい。
力強く響く前菜の数々。目を見張るズッキーニ。
生命がほとばしるヤングコーン。
旨味が強くも透き通る漢方和牛とビゴール豚。
そして夏の名物、塩水ウニの冷製カッペリーニ。
マダムである奥さまの
食欲が増進するサービスもごちそう。
毎度ながらとんでもない満足感&満腹感。
ツマと3駅歩いて帰りました(笑)
ごちそうさまでした!
2025/04/26 更新
2021/10 訪問
【記憶に残る味を持つお店】
我が兄のお店、イタリアーノ イワイさん。
横浜市営地下鉄のセンター南駅から徒歩4分。
2009年10月31日オープン。明日で12周年。
飲食店の閉店率は1年以内で約3割。
2年以内で約5割。3年以内で約7割。
10年以内で約9割にもなるそうです。
そう考えるとあらためて凄い。。。
12周年、おめでとうございます!!!
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◆ 料 理 ◆
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■前菜の盛り合わせ&パン
ラディッキョ、洋梨と生ハム、トリュフを
練り込んだサラミなど。いずれも上等。
[ラディッキョとは]
イタリアのチコリの一種。
ほのかな苦味とサクサク食感を持つ。
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■ポルチーニ
口に運ぶ途中ですでに香りの波。
笠と軸で異なる味と食感を楽しませる。
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■モンサンミッシェルのムール貝
ガーリックの効いたソースをまとい、
止まらなくなる一品。
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■ラザニア
表面のカリカリとした食感が快感。ミート
ソースはラザニアに合うよう、専用でつくる。
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■トリュフのリゾット
艶っぽい香りが立ち上る。
米のホツホツした歯応えもリズムを生む。
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■鴨(マグレカナール)のグリル
炭火焼き。噛み締めるたびに広がる旨味。
肉汁を吸ったジャガイモもごちそう。
[マグレカナールとは]
フォアグラを採取した後の鴨で、
世界最高峰の鴨胸肉と呼ばれる。ほのかに
フォアグラの香りをまとうと言う人も。
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■ドルチェ
ヘーゼルナッツのアイス。イタリア式に
オレンジ風味のカラメルを使ったティラミス。
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■コーヒー
深煎りのコク深いコーヒー。
食後の一杯もしっかり印象深い。
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◆ 雰 囲 気 & 接 客 ◆
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モダンな店内。カウンターもゆとりたっぷり。
接客は自然体で親しみやすい。
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◆ ま と め ◆
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いやー、あらためて、よかったです(笑)
見てくれではなく「旨さ」を追求した味わい。
通い詰めているサンジャン・ピエドポーさん
に通ずるものがありました。
以前から「記憶に残る味」と感じていましたが、
その思いをさらに強めましたね。
というわけで
『記憶に残る味を持つ』、
そんなお店です。
2021/10/30 更新
2020/06 訪問
【記憶に刻み込まれるお店。】
7つ上の兄がおりまして。
歳が離れてたんで、幼少の頃
一緒に遊んだ記憶はそれほどないんですが。
10年前に兄がイタリア料理店を開いて
オーナーシェフになってからは、
私の友人が常連になってくれて、
友人がお店に行った際に兄弟の動向を
それぞれ伝えてくれるようになりました(笑)
COVID-19騒ぎも落ち着いてきたのを機に、
満を持して父と行ってきました。
◆
店内はシンプルな装い。
まっ白な壁とテーブルクロス。
黒いレザー調の椅子。
木目が美しい床やカウンター。
10年経っても綺麗なままですね。
厨房のステンレスもビカビカに光ってました。
カウンター席からは距離ゼロで厨房。
調理する様子を堪能できます。
◆
シェフやサービス担当の奥様のお勧めを
聞きながら、以下をチョイス。
【むきたてヤングコーンと水ナスのサラダ
レモン風味…税込990円】
ヤングコーンのヒゲの食感がイイ。
瑞々しい夏野菜をレモンがキュッとまとめる。
胃が開いていきますね。
【野菜の炭火焼 いろいろ…おまかせ円】
あまい!
炭火焼で野菜のポテンシャルが
存分に引き出されとる。
味付けは塩とオリーブオイルのみ。
「料理をしない料理人です」とシェフ。
アーティチョークを1枚1枚はがして
葉元を歯でこそいで食べるのを
はじめて知りました。旨いねどうも。
【ホワイト&グリーンアスパラガスと目玉焼き
パルミジャーノ・レッジァーノ風味
サマートリュフがけ…税込2,310円】
見事なサイズのアスパラガスに
目玉焼きが添えられ、たっぷりのチーズと
サマートリュフがかけられて。
目玉焼きを崩し、渾然一体となった
「何だか美味しそうなもの」を口に運ぶ。
ハイうまい。
はじめの一品からそう思ったんけど、
塩のきかせ方が快感だわ。
スルスルと胃袋に消えていく。
【富士の鶏 炭火焼…税込2,860円+
骨付き豚肉 炭火焼…税込2,750円】
肉、特に豚の炭火焼に定評のある当店。
相変わらず良かったぁ。
炭火焼による香ばしさ。
肉の繊維のほどけ方
(固すぎでも柔らかすぎでもない)。
脂の旨味とキレ。
フィンガーボウルも出してくれて、
骨に残った豚肉を歯でこそげ取ると、
本能が呼び覚まされる旨さ。
そして付け合わせのジャガイモが想定外。
炭火焼による効果が特に皮に感じられて、
箸休めどころか肉と競り合っています。
【北海道産 塩水ウニの冷製カッペリーニ…税込2,090円】
イタリアーノ イワイ、夏の名物。
器もカトラリーもギンギンに冷やされ登場。
サラリとしたクリームソースが
極細のパスタにからみ、
ウニと食すれば縦横に味わいが広がり、深まる。
それでいてしつこくない。
ワインでほてった身体には
特に快感なんだろうなぁ。
グラスワインをスルスル飲んでた親父が
勢いよく食べてるのを見て思いました。
【ビターカラメルプリン…税込660円+
ブレンドコーヒー…税込550円】
プリンは、かつて実家で母が
手作りしてくれたものを思い出しました。
なんだか、あたたかみのある味だなぁ。
コーヒーでまったりしてごちそうさま。
◆
接客は、兄も奥様も真摯でありつつ
いい感じに自然体だから、
気張らずすごせる感じですかね。
常連さんも多いようです。
◆
どの料理もしっかりと輪郭を感じて、
ちゃんと「また来たくなる」味に
なっているとあらためて思いました。
単に美味しいだけじゃなくて、
明確な個性がある。
ほんとはもっともっと通い詰めたい(笑)
帰路でこの文章を書いてますが、
すでに行きたくなってるものなぁ。
というわけで
「記憶に刻み込まれる」、そんなお店です。
(写真はすべて本人許諾済み)
2021/03/24 更新
●我が兄のお店/手頃で良質/質実剛健
●センター南駅→徒歩4分
●2009年10月31日オープン
●飲食店の閉店率
1年以内で約3割
2年以内で約5割
3年以内で約7割
10年以内で約9割
兄店は2024年10月で祝15周年!
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▼ 料 理 ▼
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【トニックウォーター】税込650円
ほどよい丸みと重みあるグラス。
レモンもうれしい。
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【Eコース】税込4,000円
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■前菜の盛り合わせ
いずれも確かな品質で楽しませてくれる。
手切りの分厚い生ハムの深い味わいが白眉。
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■自家製パン
素材感あふれる良質なパン。パスタソース
などと合わせても風味が活きる。
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■本日のパスタ:
トリッパのアラビアータ(+税込800円)
噛み締めるほどに旨味が溢れ出るトリッパ。
ピリリとした辛さも食欲をそそる。
[トリッパとは]
牛の第2胃袋ハチノスのこと。
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■本日のメイン料理
特別仕様?の鴨のコンフィ。ホロホロの肉と
じゅわりカリサクの皮の対比が見事。
[コンフィとは]
低温のオイルの中でじっくり煮る調理法。
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■ドルチェ(or ランチワイン)
バースデー仕様。ほろ苦カラメルの
クラシカルな固プリンが特に良い。
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■食後のお飲み物(コーヒー・紅茶・カフェラテ)
コーヒーはイタリアらしく、
しっかり苦くコク深い。
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▼ 雰 囲 気 & 接 客 ▼
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店内はモダンでカウンター席もゆとりあり。
接客はスマートかつ自然体で親しみやすい。
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▼ ま と め ▼
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料理は相変わらず実直かつ
本能に響いて記憶に残る味わい!
マダムの食欲が増すサービスもごちそう!
というわけで
『記憶に残る味を持つ』、
そんなお店です。