3回
2025/01 訪問
大森海岸の百名店でもりの大盛り。辛汁にちょこんと付けると蕎麦の風味が倍増する気がします。
2025/01/21 更新
2022/11 訪問
6年ぶりの訪問で前回と同じ天盛り。緑がかった新そばと衣が軽いかき揚げを名物の辛汁で美味しく頂きました。
もうとっくに新そばのシーズンなのに、考えてみたら今季はまだちゃんとした名店の蕎麦食べてない！ そう思ってこの日のランチに伺ったのがこちら。
京急大森海岸駅から徒歩数分、その昔花街として栄えた一角にある1963年創業の蕎麦屋さんです。辛汁にちょこんと付けて食べる蕎麦が美味しくて自分的には一番気に入っているお店の一つで食べログでも百名店。気がついたら前回の訪問から6年も経っていました。
午前の予定が長引いたせいで伺ったのは14時過ぎ。先客は一人だけでしたがさすが名店、自分達の後からも蕎麦や蕎麦前をゆっくり楽しもうというお客さんが数組続きました。
窓際の席に着いて注文したのは自分がかき揚げ天盛りでツレが車海老天盛りで各1870円。後で調べてみたら6年前も全く同じ組み合わせの選択でした。頻繁に来るならともかく、たまにしかこないと、どうしても一番好きなものを選んでしまいます。
待つこと7〜8分でまず横長の器に三つに分けて盛られた蕎麦だけが到着。やや緑がかった細めの蕎麦を待ちきれずにそのまま食べてみると、新そばらしく爽やかな風味がいい。シャッキリとした茹で加減もいい塩梅です。
続いてそれぞれの天ぷらと口が広めの器に入った名物の辛汁が届きました。手繰ったそばの下端を辛汁に付けて食べると、う〜ん旨い。豪快にすするのが江戸的には粋なんだろうけれど、田舎者的にはもったいない。ゆっくり味わいながら頂きました。
かき揚げは小海老と三つ葉が入っていて車海老は頭の部分も添えられたものが3尾。どちらも薄めの衣で軽く揚げられていていかにも旨そう。
というか、そばの合間に同じ辛汁にちょこんと付けて食べるかき揚げは実際のところ旨い。ツレの車海老も頭の部分含めてとても美味しかったらしい。
最後は蕎麦湯で薄めた辛汁の味も堪能。とても満足できるランチでした。次はもっと間隔開けずに来たいと思いますが、また同じ組み合わせにしてしまうかもしれません。
2022/11/27 更新
2016/06 訪問
本当に旨い蕎麦が食べたい時はここ。辛汁にちょこんと付ける細めの蕎麦がいい
2016年6月訪問
ふだんは立ち食い蕎麦ばかり食べているけれど、たまには本当に旨い蕎麦が食べたくなるもの。そんな時に伺うのが京急の大森海岸駅から数分のところにあるこちらのお店です。今回は週末の11時半すぎに伺いました。開店直後というのに壁際のテーブルには全て先客がいて中央奥側のテーブル席に着きました。
この日季節の天ぷらはハモと白海老、変わり蕎麦はトマト切り。頻繁に伺っているなら変わり蕎麦もいいですが、久しぶりの訪問なのでオーソドックスに天もりを注文しました。天ぷらは自分がかき揚げ、ツレが車海老を選択。あとは大森のマイレビュアーさんおススメで懸案だったそば茶プリンも食後のデザートにお願いしました。
10分弱で蕎麦と天ぷらが到着。細目の蕎麦は横長の器に三つに分けて盛られています。かき揚げは小海老と三つ葉。車海老は頭の部分も添えられていました。天つゆは無くて天ぷらも口が広目の猪口に入ったそばと共用の辛汁で頂くのがこちらの流儀。
まずは蕎麦を一手繰り。辛汁に手繰った蕎麦の下の部分だけをちょこんと付けて食べるとうーん、旨い。最初蕎麦の爽やかな香りと甘みが口に広がり、その後を濃い汁の味が追いかけてくる。これは蕎麦の旨さを最大限に味わえる食べ方だと思います。
一方の天ぷらは油も衣も軽い仕上がり。崩しながら辛汁にちょこっと付けて食べると旨い。後は蕎麦手繰りとかき揚げ食べの繰返し。あー旨い。別の器に辛汁をちょっと入れてそこにつぎたして飲む蕎麦湯も美味しいです。
デザートのそば茶プリンは一口だけ分けてもらいましたが、独特の香ばしさがあっていいものですね。確かに酒のアテにはなりませんがね。
せっかく近くに住んでいるんだから、もっと頻繁にこようと思いました。
2015年1月訪問
京浜急行大森海岸に近いこのあたりは、昔花街として栄えたところです。そのせいか今でも妖しげな所や意外な名店がちらほら。こちらは妖しげな方ではなくて、自分が東京で一番気に入っている蕎麦の名店です。蕎麦をツユにどっぷりつけて食べるのは野暮と言われますが、その理由が初めて分かったお店でもあります。
今回は11：40くらいの入店。先客は１人だけでしたが、自分の後から次々にお客さんが入ってきました。注文したのは「もり」の大（1120円）。ものの５分くらいでお蕎麦登場。とっくりから器に1ｃｍくらいそばつゆを入れて蕎麦を手繰ります。冷水で締められた蕎麦はシャッキリして適度な歯ごたえ。蕎麦の爽やかな香りがいい。薬味としてワサビ、ネギ、大根おろしがついてきますが、必要ありません。濃いそばつゆにちょっとだけ蕎麦をつけて食べると、蕎麦の味が良くわかります。逆にどっぷりつけたら野暮以前に塩辛くて食べれないと思います。
名店の蕎麦は量が少なすぎることが多いけれど、こちらのもり大は量も十分。浅草の並木藪のザルを裏返した上に盛られたお蕎麦の軽く３枚分以上ある気がします。食べ進むころあいを見計らって蕎麦湯がタイミングよく出てくるのも気が利いています。おいしいお蕎麦で満腹になりました。
天もり
かき揚げ
車海老
そば茶プリン
2016/06/20 更新
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京急大森海岸駅から徒歩数分、桜新道から海側に少し入ったところ。昔 花街だった界隈にある老舗の蕎麦屋さんです。かえしも出汁も濃い「辛汁」で有名。江戸では蕎麦を汁にたっぷり浸すのは野暮と言われていたようですが、この店で初めてその意味が納得できました。自分的には大田区では一番、東京でも指折りの大好きなお店です。
今回は平日昼の訪問。この日は胃がちょっと重かったのでランチにはさっぱりしたものが食べたいと思ったのがこちらにした理由です。
正午過ぎでしたが、30席ほどの店内は8割くらいの埋まり具合。近隣にお勤めの方々はむしろ少なめで老夫婦、女子グループなど、客層は様々です。天ぷらとせいろの組み合わせの注文が過半のよう。
でも案内された窓際のテーブル席で注文したのは「もり」の大盛りで1250円(税込)。天ぷらも美味しいことは分かっているけれど、この日はさっぱりと蕎麦だけが食べたい。
待つこと7〜8分でせいろに盛られた蕎麦とそば徳利の辛汁、薬味、そば猪口が到着。そばだけを一筋食べてみると、それだけで玄蕎麦の素性の良さや打ちの技術はある程度分かります。
でも通ぶるわけではないけれど、手繰ったそばの下端だけを辛汁にちょこんと付けて食べると、そばの爽やかな風味が倍増。そばそのものの味が一番良く分かる食べ方はこれだと思います。
胃が重かったけれど、旨いそばを味わうには普通盛りでは物足りないので大盛りにして正解。残った辛汁もそば湯で割って美味しく頂きました。また伺います。