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1回
その他の点数:4.0
2020/12 訪問
その他4.0
人間失格パン
「人間失格カステラサンド イギリストースト風」横浜駅改札内で時々やっている全国パン祭りで発見。15×20cmほどかな、一口食べておいといたら家族に食べられてしまったので画像はこれだけ(笑)
2021/02/19 更新
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やっと帰ってきた妻が留守の日々、一番の危惧がナニと言えば「酒」。居ないから浮気しちゃおう~とかならまだいい。いいのか? ま、トニカク、危惧は酒。
最近は心身共に調子はいいし、妻も居ないし「少しくらいいいかな♪」なんてのが底なし沼の、地獄の一丁目の入口。折角15カ月間も断酒しているのだから乗り越えよう
また飲んでしまったら人間失格、家庭崩壊、積み木崩しだからね。そんなワタシは
【 恥の多い生涯を送って来ました。】
っと、これは、若者い時には一度はハマる、太宰の「人間失格」の一節。その太宰を青森の製パン会社が満を持して出したのがこれ
【太宰治 生誕110年記念パン】
さあ、これを食べて、あなたも、わたしも、人間失格になろう
という品なのかな
【人間失格】
人間の営みが理解できない主人公の「葉蔵」は、今でいうサイコパスだね
サイコパスはイカれた犯罪者と誤解されているが、たぶん「社会に適応することが難しい恒常的なパーソナリティ障害、または、精神病と健常との中間状態」がベターな解釈だと思う
夏目の「こころ」の主人公の「先生」なんかもそうだよな。島崎藤村の「夜明け前」の「半蔵」とかも
名作だが書いている人自体の精神状態が尋常ではないから、文学そのものにも尋常ではない迫力があって、感化されていく自分が怖くなる
わたくしたちも、今のような、モノ事がなんだかとっても早く進み、要らない情報が津波のように押し寄せ、日本も世界もなく、いつもネットで繋がって、心が疲れる社会、道を歩いていれば襲われ、運転していればアオられる、
こんな社会に適応するのなんて困難ですよね
つまり、あなたも、わたしも、サイコパス
ああ、人間失格だなあ~
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無事に人間を失格とはならず、酒の誘惑はちゃんと乗り越えましたよ ^^;
いつもの食べログレビューの追記:文庫本サイズのパンの形なんですわ。カステラみたいで美味しいかったよ