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1位
2回
2021/04訪問 2021/05/30
めくるめくパンの迷宮♪溢れる具と様々な生地のバランスが圧倒的なパン屋さん
◇第2回目投稿(2021年4月)
前回から約4年ぶりに、マイベストパン屋たま木亭さんへ。
相変わらず圧倒的な品揃えとクオリティ、
全種類食べてみたくなるパン好き垂涎のビジュアルに、大人買いしてしまいました。
土曜の12時過ぎ、ピークタイムでしたが
ちょうどタイミング良く入口に3~4人が並んでいるだけ。
建物をグルリと取り囲むほどの行列を覚悟していたので、拍子抜けでしたが
お店を出る頃にはまた20人近い行列に。
本当にラッキーな狭間だったみたい。
2021年4月現在、店内の入店は10名まで。
出て来る方と入れ替わりに入店する仕組みですが、スタッフさんが見ていないので
なし崩し的に複数で入店される方も・・
以前と同様、入口からレジまで一方通行。
気になるパンがあれば、その時点でトレイに乗せて行くのがオススメです。
(or 事前にレビューで目星をつけておく)
冷蔵コーナーにはスイーツ系やサンド、
その奥は2段の陳列棚で、下段はこんがり焼き色がたまらないヴィエノワズリー、
上段は、具が豪華で個性的な惣菜パンが。
(ざっくりしたイメージ。上段に甘い系が並んでいたりもするので)
レジ近くのケースには食事パンや、クリーム後入れのクニャーネにこげぱんなど。
もう、あれもこれも目移りしまくり・・
何度もリピしている殿堂入りのパン
(パンシュー×2個、ベーコンハース、カレーパン、洋風あんぱん)に加えて
気になるパンを選んで行くと、気付けば16個4千円超え・・
いやいや、4年ぶりやし!冷凍するし!と
自分に言い訳しつつ、セルフレジに現金を入れてお会計。
レジ袋や紙袋は有料になっていました。
(手さげ袋の中サイズ3円、大サイズ5円、紙袋は1枚30円)
ただし、沢山買った場合は紙袋をサービスして下さいます。
手渡された紙袋は、ずっしり重い~
という訳で、今回購入したのはこちら。
(前回レビューしたパンは一部割愛)
まずは、入口すぐの冷蔵コーナーから2点。
(以下、全て税込み価格)
■おもち大納言クリーム仕立て 280円
「大納言かのことおもちを包みクリームをサンドしました」
持ち上げた瞬間、指先に伝わるもちもち&プニプニの生地。
たっぷりサンドされたクリームが贅沢~
トロッとまろやかで、卵のコクやバニラビーンズの風味が豊かなクリームです。
生地に包まれているのは柔らか~いおもちと大納言かのこ。
ゴロッと大粒でホクホク素朴な小豆に
もちもち伸び良いおもち、とろけるクリームが和洋折衷のハーモニー♪
生地がもっちり柔らかいので一体感抜群!
■パンオノア練乳仕立て 248円
「クルミ生地に練乳クリーム」
パン・オ・ノアという名前通り、丸ごとの大粒クルミがゴロゴロ~
しっとり&もっちり生地も、良い歯切れ。
サンドされているのは、まろやかでミルキーな練乳クリーム。
香ばしいクルミに練乳クリームなんて
聞くだけで間違いないコンビだけど
もっちり生地に大粒クルミ、トロトロ濃厚なクリームは想像を超える美味しさ!
続いて、サンドイッチなども並ぶ冷蔵コーナーから
たま木亭さんの定番スイーツパンを。
■丹丹フランス 248円
「丹波篠山町限定黒豆3Lサイズと練乳クリームをサンドしました」
コロンと丸いプチフランスは、パリッと焼き切った感じでシンプルな小麦の風味。
むちっとヒキのあるセミハードかな?
中には甘く炊いたふっくら艶々の黒豆と
フランス産発酵バターに練乳を合わせた、こっくり濃密なクリームをサンド。
3Lサイズの黒豆はしっとりホクホク。
素朴ながら奥深い甘味で、黒豆ってこんなに美味しかったっけ?と目からウロコ。
練乳クリームはやや固め、バターのコク深さと練乳の甘味が黒豆と合う~
ひとくち目からもう、天国気分!
姉妹品「和栗のパン」も、素朴な和栗と練乳クリームがツボで毎回どっちか迷います。
オレンジに練乳+チョコの「オレンジーナ」も気になる~
パンオノア練乳仕立てと丹丹フランスは
7年前、移転前のたま木亭さんでも購入していました・・好みが変わってないわ~
次は、ヴィエノワズリーなどスイーツ系。
気付けば6点も選んでいて、今回1番メインに買い込んでしまいました。
■バナナのクーニャマン 248円
「発酵バターを折り込んだ生地にバナナチップを合わせました」
発酵バターを折り込んだ生地を、渦巻き状にグルグル巻いて平らに成型。
おせんべい型の薄いパイみたいな感じで
ザックザク弾けるクリスピーな食感。
表面も一般的なキャラメリゼではなく
生地のふちにざらめ糖とバターがコーティングされた、独特のクイニーアマン。
表面を覆うのは、ぎっしりバナナチップ。
カリッカリで華やかなバナナの甘味に、ざらめ糖や生地のバター風味がマッチ。
■ブルーベリーくるみクリームパン 259円
「ブルーベリーとクルミ生地で、たま木亭オリジナルカスタードを包みました」
どっしり持ち重りするヴィエノワズリー。
ブルーベリーやクルミが入った生地は、しっとり柔らかく素朴な風味。
中にはトロリと甘いカスタード入り。
まったり卵のコクが強く美味しいけど
端の方にはあまりカスタードが入ってなくて残念(クリームが偏り気味?)
ブルーベリーの酸味やクルミの香ばしさに
アーモンドの風味豊かな、表面のダマンド(アーモンドクリーム)が合う~
ボリューミーで、1つでも食べ応え十分!
■ナッツと白チョコ 248円
「ホワイトチョコとクルミをブルーベリー生地で包み
カスタードクリームをのせて焼きました」
こちらもずっしり重みのあるスイーツ系。
表面は分厚いカスタードクリームを乗せて焼き上げられ、甘く香ばし~い!
生地は全粒粉?ぽい素朴さでいい噛み応え。
中には甘酸っぱいブルーベリーと
ゴロリと大きな塊のホワイトチョコ、香ばしいクルミが練り込まれ盛り沢山。
甘味と酸味、香ばしさがバランス良いし
表面のカスタードもクッキーみたいで重厚~
ナッツと白チョコ、の名前に惹かれたけど
気付けば上記の「ブルーベリーくるみクリームパン」と結構かぶってる気が・・
■ブリオッシュカネル(あずき)270円
「たま木亭オリジナルのブリオッシュ生地に発酵バターと生クリームを合わせ口溶けの
良いコクのある菓子パンに仕上げました」
個人的に外せない、ブリオッシュカネル♪
巨大なパンケーキ型ブリオッシュを1/8にカットした、ボリューム満点の1切れ。
ふっくら高さのあるブリオッシュ生地は
しっとりふんわり優しい口溶けで、発酵バターや生クリームのリッチな味わい。
表面には、バターの旨味とグラニュー糖の甘さがじゅんわ~りしみ込んでいて
甘さを引き締めるシナモンの香りもイイ!
このジューシーな甘味、フレンチトーストやケーキに匹敵?
このまま(プレーン)でも美味しいのに
こちらは生地にあずきが練り込まれていて、素朴な和の甘味がいいアクセント。
大きいのに止まらなくなるハマる味~
ふわっ&ホロッと口当たり良く、つまみ出すとついつい食べ過ぎてしまう1品。
■クロワッサン・オ・ザマンド 259円
「アーモンドクリームとラムシロップのクロワッサン」
サクッ、ハラハラと繊細な層が重なるクロワッサン生地。
ふくよかな発酵バターの香りがふわり。
表面には香ばしいダマンド(アーモンドクリーム)と、大量のスライスアーモンド。
中にもホロホロ香り良いダマンドが♪
芳醇なラムシロップが効いた、ジューシーで濃厚なダマンドだけど
もう少しぎっしり入ってれば嬉しいな~
■クロッカン 226円
「仏産発酵バターを生地に折り込み、クルミと合わせしっかり焼き込みました」
小さな角切りのデニッシュ生地に
大粒のザラメ糖やバターをからめて焼き上げた、甘党垂涎の1品。
仏産発酵バターを折り込んだ生地は、ザクッ&バリボリと焼き強めの食感。
大粒クルミも生地に負けない香ばしさ。
バターの旨味やザラメ糖の甘味、ガリガリした心地よい歯応えがたまら~ん!
クロッカンは、たま木亭さん発祥みたい。
最後に、たま木亭さんと言えば!の大好きな惣菜パンから。
■おもち明太 237円
「口溶けの良い切れのある生地にふくやの明太子とクリームチーズを包み込み
ぶぶ茶あられで仕上げています」
柔らかくフワッフワ~の弾力ある生地に
白玉みたいなもっちもちのお餅と
ふくやの明太子、そしてまろやかなクリームチーズを包んだ最強トリオ。
ぶぶ茶あられも香ばしくていい仕事する~
おもち&明太子だけでも美味しいのに
クリームチーズのコクやマイルドさが加わると、もう虜になる美味しさ。
もっちり生地との一体感も最高!好み~
■博多 226円
「オリジナルフランス生地にふくやの明太子を使用したバターをサンド。
アクセントにあられをつけカリッと仕上げています」
オリジナルのセミハード生地は
表面はパリッと香ばしく、クラム(パンの中身)はむちっとヒキしっかり。
中にはジューシーな明太子がたっぷり。
明太子その物を贅沢に使った、本格的な辛さの明太バターが嬉しい♪
表面のあられもカリッカリでいい風味~
何度も食べてるけど、やっぱり美味しい!
ちなみに「日本海さきいか入り博多」なる進化バージョンもありました。
■パンシュー 259円(×2つ)
「オリジナルフランス生地の原木の手切りベーコン、ブラックペッパー
ポテト、仏ノルマンディー産の発酵バターで作った
エスカルゴバターをしのばせました」
バリッとしたヒキ強めのハード生地に
角切りの原木ベーコンや、ホクホク大きめのポテトがゴロッゴロ入った名物パン。
見た目以上に具沢山で食べ応えも最強!
もしも千鳥のノブさんが食べたら
「具が多すぎるんじゃ~」とツッコんでくれそうなほど、具が溢れています。
何より大事なのが、エスカルゴバター。
ガーリックとパセリの風味が詰まった
ピリリと大人向けの濃厚バターが全体を包み込んで、何ともわんぱくな味。
この香り、食べ始めると止まら~ん!
パンチのある分厚いベーコンやポテトに、エスカルゴバターがからみまくり♪
濃いめ好きが喜ぶ、大胆なガッツリ感。
エスカルゴバターやベーコンの脂がしみた、生地の内側もとろける~
美味しい物ばかりが詰め込まれていて
食べる度に多幸感に包まれるパン・・今回もつい2つもトレイの上に。
■ベーコンハース 237円
「原木の手切りベーコンにブラックペッパーをからめ
口溶けの良いもち感のある生地で包みました」
パンシューと双璧を成す、原木ベーコンが主役の人気パン。
同じベーコンを使った惣菜パンでも、
パンシューとは生地が全く違うので、また異なる魅力が♪
こちらは生地がもっちり柔らかいので、噛み応えあるパンシューより食べやすく、
ベーコンの脂や旨味が生地にしみ込む~
分厚くて肉肉しい迫力満点のベーコンと
こんがりエダムチーズの相性は完璧!
強めのブラックペッパーがいいアクセント。
ガーリックが主張するエスカルゴバターとは、またひと味違う美味しさです。
他に、焼き立て熱々が嬉しいカレーパン、
(牛すじはプルプルだけど、以前より具のゴロゴロ感は減ったような気が?)
表面のカリッカリ米粉生地がクセになる洋風あんぱんも購入し、16点で4,006円。
いや~、買いました、食べました!
今回はヴィエノワズリーが多めでしたが
食感やバターの風味など、フランス風のブーランジェリーとは少し異なる印象。
特にクロッカンやクイニーアマン(こちらではクーニャマン)のデニッシュは
焼きが強く生地もガッシリ詰まり気味。
バターの風味やジューシーさは控えめ?
注文ごとにクリームを入れる「クニャーネ」なんかは、そのザクザク感が魅力ですが。
とはいえ、惣菜系もスイーツ系も
具材が高品質で、その量や味付け、具に合わせた生地の食感やバランスまで
考え尽くされていてクオリティが桁違い!
クリームや具材が惜しみなく入っているので、1品1品がお値段以上の満足度。
パン生地ひとつとっても、様々な魅力が。
小麦の豊かな風味や歯切れ良さ、
もちもちしたヒキ、パリッとした香ばしさ、具の旨味がしみ込んだ部分など
それぞれが驚くほど個性を持っています。
お餅やあられ、黒豆やほうじ茶など和のテイストも光っているし
明太+さきいか、ほうじ茶+シナモン、
地鶏+オレンジ+ゴーダチーズなど、「何ぞ、それ?!」の組み合わせも楽しい♪
(そして食べたらきっと美味しいはず)
次回は大好きな惣菜系をメインに・・
いやいやサンドイッチ系も挑戦したいし、要冷蔵のスイーツ系も大好きだし・・
何度訪れてもときめく幸せなパンの迷宮。
遠くても並んでも食べる価値のある、大好きな大切なパン屋さんの1つです。
ごちそうさまでした!
食べログを始めるずっと前から通い続ける
この世で一番好きなパン屋さんと言えば、宇治にあるたま木亭さん。
関西のみならず全国にその名をとどろかせる
人気店中の人気店ですが、なかなか機会がなくようやく移転後の店舗に初訪問。
前の店舗より100mほど駅から遠くなりましたが
店舗前の4台を含め、近隣5ヵ所に専用駐車場が。
この日は平日だったので、お昼どきでしたが店舗前の駐車場に停められました。
以前よりグッと広くなった店内は、天井も高くシャンデリアが飾られ豪華~
陳列棚も横に長く、格段に見やすくなりました。
入ってすぐに冷蔵コーナー、そこからレジまでの間にズラリと並ぶのは
以前から変わらず、個性的で美味しいパンたち。
入口からレジまで一方通行の行列なので
戻って選び直すのが難しい(最初から並び直しになる)のは、以前と変わらず?
平日のためか店外には行列はなく、入口付近に10名ほどのみ・・楽勝♪
久々でテンションが上がり、つい10点も購入!
(以下、全て税込み価格)
■焼きベリーのチーズケーキ 270円
「3種のベリーとチーズクリーム、ホワイトチョコ」
トングでつかむと、ズシリと持ち重りが。
甘酸っぱくジューシーな3種のベリーに、
優しい酸味のチーズクリーム、甘くまろやかなホワイトチョコのコーティング。
キュートなビジュアル通り、食べていてワクワクするゴージャスな美味しさ。
ザクザク厚みある土台のデニッシュ生地や、
砕いたピスタチオも相性抜群!すごい完成度♪
■パンシュー 238円
「角切りベーコンとじゃが芋、ガーリックバターを包みました」
表面はパリッとハード、厚みもあり香ばしい!
内側は程よいヒキでもっちり&しっとり、この生地だけでも十分な美味しさ。
中には、ゴロリと存在感ある角切りベーコンとじゃが芋が
こぼれ落ちそうなほど、本当にギュウギュウ!
パセリとガーリックがたっぷり入った、エスカルゴバターの食欲をそそる香りに
分厚いベーコンの力強い塩気と脂が
生地とじゃが芋に染み込み、旨味が押し寄せる!
この濃厚さ、このパンでご飯が食べられそう。
■ホワイトチョコとクルミの生クリーム仕立て 259円
美味しい物ばかりを組み合わせたスイーツ系。
もっちり&ふんわり、程よい柔らかさの生地で
砕いたミルクチョコ入りのホワイトチョコクリームと、クルミをサンド。
クリームは当然、溢れ出しそうなほど豪快な量。
チョコのパリパリ感やクルミのコリコリ感が、まったり濃厚なクリームと合う~!
これ、もはやケーキ?スイーツ好き悶絶の1品。
■明太子入りじゃがジューシー 238円
底のアルミを剥がすと、ジワッと染み出すほどたっぷりのバターが。
大きく甘いじゃが芋とバターに、明太子を加えた「じゃがジューシー」の進化型。
もっちり生地&じゃが芋に、表面のチーズと醤油の香ばしさ、
バターに明太子なんて、合うに決まってる!
もう完璧なバランス!夢中になれるパンです。
■黒豆のクリームパン 216円
こちらも冷蔵コーナーで、はみ出すカスタードに一目惚れした1品。
生地はもっちり&ふんわり柔らかく程よいヒキ。
なめらかな舌触りで優しい甘味のカスタード、ふっくら素朴な甘さの黒豆がゴロゴロ。
和洋折衷の美味しさで、贅沢な食べ応え~
■ベーコンハース 216円
「角切りベーコンとブラックペッパー、たっぷりチーズをのせて焼きました」
同じ角切りベーコンでも、パンシューのハード生地とはまた違う、
もっちりとヒキがある、ふっくら分厚い生地。
こちらはガーリックバターの代わりに
香り良いチーズ(チェダー?)に、ブラックペッパーという反則級の組み合わせ。
もう、合わんわけがない!ハマる~
ベーコンの旨味や脂が生地と一体になり、圧巻!
■クニャーネ 194円
「ご注文を受けてからクリームを絞ります。独特の食感をお楽しみ下さい。
お1家族様3本まででお願いします」
クリーム絞りたてなので、買ってすぐにパクリ。
おぉ!生地が、パリッパリンに弾ける~
クイニーアマンの生地を使うらしく、パイの内側を外巻きにしたような
何重もの層がザクザクッと砕ける香ばしさ。
トロリとなめらかなカスタードは、生クリームも合わせてるのかな?
クリームは溢れるしコルネも崩れて、食べるのは難しいけど格別の美味しさ。
■カレーパン(数量限定)238円
「自家製ビーフカレーをたっぷり包み、カリッと揚げました」
平たく丸いカレーパンは、衣が細かくカリカリ。
中のルウは、トロリとまろやかで辛さ控えめ。
牛すじぽいコクもあり、1家族5個までの人気品。
ただ具が細かくカットされ、以前より特にビーフの存在感が薄くなったかも?
■洋風あんぱん 216円
「カリカリの外皮とたっぷり粒あん」
デコボコひび割れたダッチ風の表面は、米粉?
ザクッ、カリカリとクリスピー!
生地は薄いのに、内側は意外なほどもっちもち♪
ずっしり詰まった粒あんは、和菓子屋さんのようにしっとり上品な甘味。
おかげで粒あんたっぷりでもクドくなく、バターの効いた生地と相性抜群!
■ハチミツ堅焼きバター 227円
大人気の「堅焼きバター」の進化バージョン。
蓋のようにかぶさる上の部分は、ガリリとおかきのような大胆な固さ。
小麦の香りと弾力が楽しめる、ハード生地。
シンプルで素朴、噛み応えあるクラムに
ジュワッと音がするほど染み込ませたバターとハチミツが合う~!
ハチミツが垂れて大惨事ですが、味は大満足!
「焼きたて」マークが無くても、人気商品は回転良くどんどん焼き上がるので
熱々が美味しいパンシュー、カレーパンなどは
早速お店を出てすぐパクリ!あぁ、幸せ~♪
数年前よりやや値上がりしましたが、生地も具もさらに美味しくなって
種類も増えて、ますますパン好きの聖地に!
惜しみなく入った具やクリームの量に、食べる度に笑顔になれます。
ここではカロリーなんてひとまず度外視、その濃厚な味わいに溺れるのみ!
もっと頻度を上げて通いたくなりました。
ごちそうさまでした!
2位
2回
2021/03訪問 2021/05/10
凝ったソース×旬の素材が光る♪1皿ごとに心掴まれる華やかイタリアン
◇第2回目訪問(2021年3月)
3年半ぶりに、洗練されたイタリアンが楽しめるヴィア・デル・エンメさんへ。
ミシュランビブグルマンにも選ばれ
平日ランチでも予約がおすすめの人気店。
前回は前菜とパスタのコースでしたが
今回は、温前菜やメイン料理も付くコースを予約しました。
お店があるのは聖天通り商店街の一角。
どっしり重厚な扉の奥は、木の温もり溢れるシックな空間。
平日でも予約のお客様で大賑わい!
ランチは水~日曜、12:00~L.O.14:00
(現時点での営業形態・営業時間は、お店からの最新情報をご確認下さい)
ランチコースは2種類、平日も土日も同じ
(2021年3月時点)
■Aコース(5皿)税込2,200円
スープ、前菜、パスタ3種より1品、本日のドルチェ、カフェ、自家製パン
■Bコース(7皿)税込3,850円
Aコース+温前菜1皿、メイン
この日のパスタは、以下の3種類。
・猪肉のボロネーゼ、パルミジャーノ
・ホタルイカと菜の花のアーリオオーリオ
・渡り蟹ビスク手打ちタリアテッレ+550円
パスタは猪肉のボロネーゼをチョイス。
メインは牛ほほ肉の赤ワイン煮込みでした。
まずは、温かいスープからスタート。
◇Bコース(7皿)税込3,850円
(スープ、前菜、温前菜、パスタ、メイン、本日のドルチェ、カフェ、自家製パン)
■カリフラワーのズッパ
熱々が嬉しいカリフラワーのスープは
トロ~リまろやかでコク深い!
カリフラワーだけでなく玉ねぎやセロリ?など野菜のふくよかな甘味も。
表面に浮かぶきめ細かく白い泡は
生ハムのエキスを抽出して、ハーブや牛乳を合わせた物。
ベースのスープがけっこう濃厚なので、繊細なミルクの泡の風味はやや負け気味?
でも、華やかに香るオリーブオイルといい
サクサク香ばしいクルトンといい、スープ全体のバランスが良く美味し~い♪
■プロシュートコッパ インサラータ 柑橘類のビネグレット
わぁ、お皿の上がお花畑みたい!
パルマ産のプロシュートとコッパ、2種類の生ハムを使った華やかなサラダ。
なめらかな舌触りのプロシュートは
脂身の旨味が広がりねっとり濃厚~
肩や首の肉を使うコッパは、クッキリした塩気と強い旨味。
野菜はルッコラやエンダイブなどのベビーリーフに、ピンク色の大根紅くるり。
春らしいスナップえんどうやそら豆や
驚くほど甘いフルーツトマトまで♪
全体がサッパリした新たまねぎのドレッシングで和えられ
甘酸っぱいブラッドオレンジのソースも。
たっぷり乗った生ハムの塩気やコクに
メロゴールド(グレープフルーツ×文旦)の果実が相性抜群!
柑橘の酸味が何ともフルーティで、春風のように爽やかな印象のサラダでした。
■鴨肉トルテッリーニ ゴルゴンゾーラのクレマ
これこれ~!これが食べたかったんです!
大好きなゴルゴンゾーラのソースに
トルテッリーニ(生地で具を包んだラビオリのようなパスタ)を浮かべた温前菜。
トマトを練り込んだもっちり生地の中に
鴨肉を使った自家製サルシッチャ。
パクリと食べられるひと口サイズだけど、鴨肉の旨味がインパクト抜群。
鴨肉、しかもサルシッチャ(ソーセージ)と来れば
そりゃ、力強い旨味が詰まっているはず♪
合わせるのは大分産の太くて甘い白ネギ。
定番の鴨×ネギコンビが、グッとお洒落なイタリアンに。
合わせるソースがこれまた絶品!
ゴルゴンゾーラのクレマはまろやかで
鼻に抜けるゴルゴンゾーラ特有の香り、奥深いコクや塩気がたまら~ん!
数種のハーブと煮詰めた白ワインで、ゴルゴンゾーラチーズを伸ばしているそう。
このソース、パンにもめっちゃ合う~
毎日食べたいほど妖艶でハマる味でした。
温前菜から15分ほどで、熱々のパスタが。
■猪肉のボロネーゼ、パルミジャーノ
うわ~、こちらも良い香り!美味しそう!
猪肉にトマトや香味野菜を合わせた、リッチなボロネーゼ。
手切りにした猪肉はゴロッと大きく
存在感も食べ応えも圧倒的!
噛みしめるほどに、猪肉ならではのパンチのある旨味がじわじわ溢れます。
猪の旨味が溶け込むソースもまた重厚。
トマトや香味野菜と共に、野生的な猪の旨味がギュッと凝縮されていて悶絶~
もう、ひと口ごとに感動する美味しさ。
プリッと弾むアルデンテのパスタは
程よい太さでもっちり、力強い猪肉のボロネーゼに負けていません。
薄く削ったパルミジャーノも香り豊かで
食べ終わるのが悲しくなるほど、好みにドンピシャのボロネーゼでした。
パスタから20分ほど待ち、遂にメインが。
■牛ほほ肉の赤ワイン煮込み
ドーンと塊の牛ほほ肉が迫力満点!
お皿を揺すると、フルフルッと揺れるほど柔らか~く煮込まれています。
早速、ラギオールのナイフを入れると・・
うわわ、ホロッホロ~!とろける~!
赤身は繊維に沿ってほぐれ、コラーゲン部分はとろっプル♪
口いっぱいに広がる旨味にうっとり~
牛ほほ肉を赤ワインや香味野菜、ハーブなどと共に4時間以上煮込んでいるそう。
赤ワインのソースをからめて食べると
くぅ~、口の中が天国!美味し過ぎる!
付け合わせはトロッと焼いた小玉ねぎに、芽キャベツや姫人参のグリル。
そして青森産の「アピオス(ほど芋)」。
皮付きのお芋は小さいけど詰まっていて、栗みたいにホクホク独特の甘さ。
■自家製パン(3種類)
熱々で提供下さる自家製パンは3種類。
コロンと小ぶりなので、ついついお代わり・・全種類いただくことが出来ました。
1つ目はセミハードのリュスティック。
クラストがパリッと薄くて香ばしく
中には粉の豊かな風味が詰まっています。
こんがり温められたフォカッチャは
表面サクサク、中はホロホロときめ細やかな仕上がり。
3つ目は全粒粉を使った丸いパン。
熱々のパンを割ると、ホワッと全粒粉ならではの甘い香りに包まれます。
ふんわり柔らか、口溶け良く優しい味。
どのパンも自家製とは思えない
クオリティの高さで、それぞれ異なる食感や風味をお料理と共に楽しめました。
パンのお供は香り良いオリーブオイル。
北イタリア産らしく華やかな香りがありつつ、ツンとせずまろやかな味わい。
■本日のドルチェ
ドルチェはアーモンドプラリネのムース。
小さなキューブ型のひんやりムースは
アーモンドのナッティな風味が強く、キャラメルのコクや甘味が重なります。
ムース側面には香ばしいアーモンドダイス、
表面にはタンカン(柑橘)のジャム。
奄美大島産の南国フルーツならでは、ビビッドな甘酸っぱさ。
紅茶のメレンゲや金柑のコンポート、
さらにキャラメルがけのヘーゼルナッツなど、トッピングも凝っています。
ナッツやプラリネの奥行きある甘味を
金柑やタンカンなどの柑橘が、スッキリ軽やかにまとめてくれるドルチェでした。
■カフェ
食後はコーヒー、紅茶、エスプレッソから。
今回もエスプレッソをチョイス。
キリリとキレのある苦味と香ばしさ、余韻のある香りを満喫。
スタッフさんの接客も変わらずスマート。
お料理の説明もきっちり詳しいし、カトラリーも1皿ごとに交換して下さいます。
前回は遊び心や創作力が光っていましたが
今回は牛ほほ肉の赤ワイン煮込みや猪肉のボロネーゼなど、意外に王道メニュー?
もちろん、味はめちゃハイレベルですが。
今回は、ゴルゴンゾーラのクレマに心掴まれたトルテッリーニが1番好み。
あと、ドルチェも個性的で面白かったな~
1皿ごとに凝ったソースで彩られつつも
素材の持ち味や香り、食感をきちんと活かしたお料理ばかり。
盛り付けも美しいので華やかに気分に♪
やや客層は賑やかですが、イタリアン好きの方にオススメしたくなる名店です。
ごちそうさまでした!
JR福島駅前から続く、庶民的な聖天通り商店街。
そんな身近な商店街に昨秋OPENしたイタリアン、ヴィア・デル・エンメさん。
シェフの遊び心が弾ける、目でも舌でも楽しめる美しいお料理を
ランチからコース仕立てで楽しめます。
お店の扉を開けると、商店街から世界が一変。
ソムリエバッジが光るパンツスーツの女性スタッフさん達が、キリリとお出迎え。
落ち着いた間接照明に、温もりと高級感のある木製インテリア。
テーブルセッティングもスタイリッシュ。
ランチは平日も土日も同じ、以下2種類。
■Aコース5皿 2,160円(以下税込み)
スープ、前菜、パスタ3種より1品、ドルチェ、カフェ、自家製パン
■Bコース7皿 3,780円
A+前菜1皿追加、メイン
この日のパスタは、以下3種類からのチョイス
・豚ほほ肉生ハムとすぎ茸、パルミジャーノ
・秋刀魚のプッタネスカビアンカ
・トリュフのタリオリー二茸のラグー +600円
メインは六穀豚肩ロース肉のロースト、タスマニアマスタードでした
まずは、器から熱々のスープからスタート。
■薩摩芋のズッペッタ(スープ)
まったりトロ~リ、優しくとろけるクリーミーな薩摩芋のスープ。
紫芋を練りこんだクルトンでサクサク感が、
赤ワインに漬けた刻みサラミで塩気と旨味が加わり、味の変化が楽し~い!
■鴨胸肉タリアータ、南瓜、インサラティーナ
華やかなビジュアルにときめく、小さなサラダ仕立ての前菜。
低温調理の鴨は、皮目を焼いて薄切りに。
しっとりジューシーで噛むほどに広がる旨味、香ばしい皮の風味を堪能。
鴨のお供には、3種の南瓜を異なる食感で。
皮や種も生食OKのすず南瓜は、パリパリ生で、
甘味の強いすくな南瓜は、ふかしてボール状に
バターナッツ南瓜は、シナモンを効かせたまろやかなピュレで。
さらに華やかな酸味のブラッドオレンジのソースや、トロリと甘い柿など
組み合わせ毎に変化する鴨の表情にワクワク!
■自家製チャバタ、オリーブオイル
カリッと香ばしいクラスト(パンの表皮)、
ムギュッと噛み応えのある、しっとりしたクラム(パンの中身)。
素朴な小麦の香りにフルーティなオイルが合う!
■秋刀魚のプッタネスカビアンカ
おぉ!これまた、個性的なビジュアル!
香草パン粉焼きの秋刀魚は、表面はカリッと&中はほんのりレアで柔らか。
脂がのった秋刀魚の旨味が爆発、とろける~
通常のプッタネスカはアンチョビやオリーブ、ケイパー入りのトマトソースですが
今回はビアンカ(白)なのでオイルベース。
プチトマトを使った自家製セミドライトマトや、たっぷりのケイパー、
ゴロリと大きな輪切りのグリーンオリーブ、
アンチョビ代わりの秋刀魚の香草焼きなど、
いつもはトマトソースに混ぜ込まれる、1つ1つの素材の存在感が際立ちます。
プッタネスカの再構築のような、楽しい1皿。
■チョコレートのムース、栗のスープ
ホワリとなめらかなチョコレートのムース、周りはサクサクのクランブル。
栗のスープは、サラリと口当たりは軽いのに
まろやかで奥深いコク・・香り良さは、わずかに使う林檎のリキュールだそう。
マスカットは低温圧縮のコンポートで、ジュワリと果汁が弾けます。
秋の幸せを詰め込んだような1皿に、うっとり。
■エスプレッソ、小菓子
食後のドリンクは、コーヒー、紅茶、エスプレッソから選択。
量はやや多めながら、苦みと香りがギュギュっと濃縮されたような
深みが詰まったエスプレッソ。
小菓子は、クランベリージャムを挟んだサクッと軽いマカロンと
ねっとり濃厚で風味豊かなチョコのテリーヌ。
最後の最後まで完璧な美味しさに酔いしれる、至福の1時間でした。
お料理の説明も詳しく、気遣い抜群のスタッフさんのスマートな接客も素敵。
大切な人とゆっくり過ごしたくなるお店でした。
アミューズから前菜、パスタまでシェフの創作意欲が溢れるコースを満喫でき
こちらをキリ番800軒目とさせていただきます。
(最近は、2回目以降は別ログなのでキリ番が分かりにくいですが・・)
ここ最近、味わいはもちろん凝ったビジュアル、
ホスピタリティ溢れる接客の素晴らしいお店が多く、とても迷いましたが・・
西天満のフレンチ風スペイン料理デュカさん、
黒トリュフと卵黄天ぷらで食べる天丼維心さん、
南森町の和アレンジが光るイタリアン伊庵さん、
福島のスペイン風イタリアン、Il Katuttiさんなど個性派の名店ばかり。
2013年3月のレビュー開始から、4年半で800軒。
1年に200軒以下と、マイペースながら
知らないお店やお料理に出会う度、新たな美味しさと感動を体験できました。
お料理を詳しくご紹介下さるシェフ、素敵な笑顔とお心遣いのスタッフさん、
ワクワクできる1皿との出会いが原動力です♪
最近は、マイレビュアー様のレビューをなかなか見に行けないのが残念ですが
今後も意欲的に新規&再訪レビューを続けます。
ごちそうさまでした!
3位
2回
2017/05訪問 2017/06/08
◇第8回目訪問(2017年5月)
美味しいパスタに必ず会える、アルソードさん。
前回はランチでしたが、ディナーは1年以上ぶり。
まずは白ワインと共に、美味しいアペリティーボ(19時まで無料の前菜)を。
サラミやハムに、キャベツのオイル風味。
蓮根やごぼうのトマト煮を食べると、こちらのトマトソースの美味しさを再確認。
今回は、シェフからロマーニャ名物のご紹介が。
ボローニャ近くのラヴェンナという町で有名な、ピアディーナ(薄い円形のパン)。
サラミとパルミジャーノを挟みパタンと2つ折り。
薄いけど素朴な味わいのパンに、サラミとチーズの塩気やコクがシンプルに合う!
■前菜3種 1,000円
新しいお料理に挑戦しようと迷いつつ、ついお気に入りをリピート。
*茄子のラザニア
ジューシーな茄子とソース、チーズがマッチ
*鰯のオーブン焼き
ふっくら肉厚で脂ののった鰯に、お芋やトマト、ディルにガーリックも?
もう絶妙過ぎるハーモニーに、今回も悶絶!
今回、新たに挑戦してみたのが
*真鯛とじゃが芋のブランダード
塩鱈を使うことが多いブランダードですが、こちらは塩気控えめで上品。
贅沢な鯛の風味に、トロトロなめらかなお芋。
ひと口目から、しっかりした鯛の旨味がブワッと広がり絶品!
今回もついつい優しいシェフに甘え、少量ずつ2種のパスタをお願いしました。
■タリアテッレ・デル・ペッシェ(通常1,600円)
オリーブ、バジル、魚(この日は真鯛)のオイルソースパスタ。
たっぷり入った真鯛ならではの繊細な旨味に、
粗く砕いたオリーブやケイパーの酸味、刻んだドライトマトの濃い甘酸っぱさ。
鯛やオリーブの風味が溶け出たオイルが、なめらかなタリアテッレに絡む~
にんにく控えめなので、素材の味が活きてます。
飲み干したくなる美味しいソースは、フォカッチャに染み込ませてパクリ。
■ペペローニ・アル・ラグー・アッラ・モデネーゼ(通常1,600円)
(パプリカとグアンチャーレのトマトクリーム)
パプリカが美味しい時期限定のパスタ。
真っ赤なパプリカのソースは、じっくり火が通され甘味が引き出されています。
トマトの旨味に、まろやかなクリームのコク。
このソースをタリアレッテに絡めるだけでも、十分美味しいですが
表面に広げたパンチェッタが、また美味しい♪
ねっとり生ハムのような塩気と脂身が、合う~
たっぷりの黒胡椒が全体を引締め、ひと口ごとにしみじみ美味しいパスタでした。
前菜とパスタでもう満腹、お会計は3,560円。
新しい(といっても1年以上働いておられる)スタッフさんは、キビキビ爽やかで
お料理の説明もとても分かりやすく丁寧です。
シェフと一緒に調理も担当されていて、ますますお店が輝きそうですね。
毎回、帰り道にも美味しさを反芻しながら幸せ~な気分になれるお店。
名物のレモンクリームのパスタや、
ヘーゼルナッツのペーストを使った、甘いパスタも気になるので
また近いうちに、お邪魔しなくては!
ごちそうさまでした!
◇第7回目訪問(2016年7月)
久々にラザニアを食べたくなり、日曜ランチでアルソードさんへ。
13時前には、半分ほど席が空いていましたが
予約が入っていたようで、次々に団体のお客様が来店し満席に。
相変わらず、夜だけでなくお昼も人気ですね~
パスタとラザニア各800円を注文し、シェア。
まずは、素朴な美味しさの前菜が到着。
■サラダ、プチ前菜
プチプチ食感のもち麦に、玉葱やパプリカを合わせた爽やかなサラダや、
甘~い人参のハーブマリネ、
ガツンと旨味が濃いフリッタータ(オムレツ)、
葉野菜にはドレッシングと共に、砕いたグリッシーニがカリカリといい食感。
前菜を食べ終わる頃、パスタとラザニアが到着。
■グアンチャーレとズッキーニのスパゲッティ
おぉ!意外にボリューミー!いい香り~♪
程よい茹で具合のパスタに、グアンチャーレのコク深い脂と塩気、
トロリとろけるズッキーニが、いいバランス。
サラリとしつつ奥深いソースは、トマトとブロード(出汁)でしょうか?
削ったパルミジャーノがコクを加え、美味しい!
■特製ミートソースとゆで玉子のラザニア
グツグツ音と香りがたまらない、熱々ラザニア。
ゴロンと粗いひき肉の旨味に、ゆで玉子、トマトソースやオイル、
伸び良いチーズがたっぷり、完璧な美味しさ♪
なめらかなパスタ生地が重なり見た目以上のボリューム、夢中になる味わい。
どちらもシンプルに見えて、食べて驚く深い味。
夜はもちろんですが、800円のランチでさえ
「美味しい物食べたー!」と満足できる、さすがのクオリティでした。
ごちそうさまでした!
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◇第6回目訪問(2016年3月)
自分の誕生日を言い訳に、アルソードさんへ。
シェフと近いカウンター席で、楽しい夕べ♪
■ランブルスコ(赤・微発泡) 650円
お料理がエミリア・ロマーニャ色たっぷりなので、同じ州のワインに。
しっかり深みがあり、渋みと酸味が好バランス。
コク深く豊かに広がる香りで、発泡は控えめ。
アペリティーボでは、毎回唸ってしまう美味しさの茄子のトマト煮や
甘味と香ばしさを引き出したトロトロ玉葱も。
パルミジャーノやサラミも、ワインに合う♪
■前菜3種 1,000円
新しいお料理に挑戦しようと迷いつつ、結局前回美味しかった2品を。
*ほうれん草とパルミジャーノのカッソーニ
*トルタサラータ(生ハムのキッシュ)
たっぷりの甘い玉葱が、生ハムとマッチ
今回、新たに挑戦してみたのが
*鰯のオーブン焼き
ゴロンと丸ごとのお魚が出てくると思いきや、
ほぐした鰯、マッシュポテトを何層も重ねた、お洒落な1品が登場。
ディルが爽やかで、一気食べしちゃう美味しさ。
またまた今回も、少量ずつ2種のパスタをお願いしてしまいました。
いつも笑顔で引き受けて下さり、感謝です!
■ブロッコリーとパルミジャーノ、パンチェッタのトンナレッリ(通常1,500円)
わぁ!薄い緑とピンクで、春のような1皿♪
四角い断面の手打ちトンナレッリは、シコシコ程よい噛み心地。
細かく刻んだブロッコリーとパンチェッタが、
優しい味のソースになって絡む、絡む~!
表面に広げたパンチェッタは、生ハムのようなねっとりした塩気♪
上品な味はブロード(ブイヨン)?と思いきや
お水しか使わないそう・・素材の旨味が引き出されまくりです。
■ポルチーニ茸のクリームソース
メニューには「ポルチーニのラビオリ」はありましたが、バターソースとのこと。
前回美味しかったクリームソースで食べたくて
またシェフに無理なお願い・・特別に作っていただきました!
出てきたパスタには、薄切り&細かく刻んだポルチーニ茸がどっさり♪
食べる前の香りだけで、クラクラしそう!
トゥルンとした舌触りの手打ちタリアテッレに
芳醇なポルチーニが薫るクリーミーなソースがたっぷり、もう悶絶!
地球最後の日は、このパスタを食べたい!
1滴でも残したら罰が当たりそうな、贅沢ソースをフォカッチャで堪能。
■クレームカラメッラ
誕生日がもうすぐ、と話していたらシェフから嬉しすぎるサプライズ!
ろうそくに火を灯したメッセージ付ドルチェが。
なんか、ジーンとしちゃいます・・
卵のコクが濃厚なプリンは、ほのかにザラつきも残る懐かしい甘さ。
優しい甘味の上品なカラメルが、相性抜群!
流行りのなめらかトロトロ系とは別格の、味わい深いプリンでした。
以上で、お会計は4千円。
予約のお客様も次々来店され、忙しい中でも誕生日を祝って下さる
シェフやスタッフさんの笑顔に癒されました。
また近いうちに、ぜひお邪魔したいです!
ごちそうさまでした!
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◇第5回目訪問(2015年6月)
久々に美味しいパスタを求め、アルソードさんへ。
冷たいビールと共に、アペリティーボ(1DRINK+FREE FOOD)を。
分厚い椎茸やズッキーニ、トロトロの茄子は深みあるトマトソースで。
松の実入りのキャロットラペも爽やか~
ついアペリティーボで満足しがちですが、今回初めてちゃんと前菜を注文。
1品ずつ出来立てが、1皿ずつ提供されます♪
■前菜5種1,600円(単品380円、3種1,000円)
*トルタ サラータ (生ハムのキッシュ)
香ばしい卵とチーズ、甘い玉葱と生ハムの塩気。
ザクザク甘味あるパイ生地も美味しく、もう何個でもお代わりしたくなる美味しさ!
*茄子のラザニア
薄く切った茄子と、ソースの重なりが絶妙!
*トリッパのアラビアータ
柔らかいハチノスに、ほんのり辛味のあるトマトソースがたっぷり。
みっしり詰まったフォカッチャ付きなので、ソースの旨味を堪能。
*ゴルゴンゾーラとポテトのグラタン
大きなグラタン皿に、熱々ポテトがぎっしり。
ゴルゴンゾーラ独特の香りに、ローズマリーやパン粉の香ばしさが重なり美味し~い!
濃厚でクリーミー、思わずワインを追加。
*ほうれん草とパルミジャーノチーズのカッソーニ
パンツェロッティ(包みピッツァ)ぽいですが
もっと薄く香ばしい生地で、ほうれん草とチーズが包まれています。
熱々とろ~りチーズとほうれん草、生地とトマトソースの一体感!これも美味しい!
前菜でかなりお腹が膨れてしまったけど、パスタは食べたい。
出来れば少量で2種類・・というワガママに、またシェフが応えて下さいました。
いつも、ありがとうございます!嬉しいなぁ♪
■イイダコとオリーブ、バジルのパスタ (通常1,600円)
取り分けている時点から、濃厚なタコの香り~
トマトとタコにオリーブ、バジルなんてもう無敵すぎる組み合わせ。
小ぶりのイイダコならでは、凝縮された旨味と出汁がトマトと重なり、美味しすぎる!
1滴もソースを残したくないほどハマる味わい。
■仔牛の煮込みソース タリアテッレ (通常1,600円)
クリームソースを食べたくて、お勧めされた1品。
とろ~りミルキーなソースに、ほぐした柔らかな仔牛がたっぷり入り
口中にゴージャスな旨味が広がります。
思わずうっとり~、この味完全にノックアウト。
パスタはどちらも、なめらかでトゥルンと舌触り抜群の幅広タリアテッレ。
相変わらず、手打ちは美味しいなぁ♪
前菜もパスタも、決して強めの味ではないのに
素材の持ち味がじんわり広がる、独特の力強さを堪能できました。
メインも食べたかったけど、満腹すぎて断念。
2人でビール3杯、ワイン2杯でお会計6,300円。
他の前菜・パスタはもちろん、次こそメインを!
いつか全種類のお料理を制覇してみたくなる、そんなお店です。
ごちそうさまでした!
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■第4回目訪問(2014年8月)
蒸し暑さを吹き飛ばすべく、美味しいパスタを。
お盆期間の雨天にも関わらず、予約客が次々訪れて店内は大盛況・・相変わらずの人気。
まずはアペリティーボ(1DRINK+FREE FOOD)
■マシャレッリ トレッビアーノ・ダブルッツオ 2012
華やかでクリアな口当たり、スッキリ辛口の白。
軽い酸味が爽やかで、飲みやすい1杯でした。
■サンタマッダレーナ ピノビアンコ 650円
フルーティでキレのある酸味が広がる
濃厚な味わいの白ワイン。料理にも合う!
今回初めて2名でお邪魔したので、前菜もFREE FODD (飲物の値段のみ)と思えないボリューム!
甘くローストした玉葱に、トマトソースが合う!
トロトロ柔らかな茄子、なめらかなハム盛り合わせまで、全部美味しい!
お代わりもお勧めされ、つい今回も食べ過ぎ。
さて、そろそろパスタを。
ズラリとボードに並ぶメニューを、1品ずつ説明して下さいます。
選んだのは、以下の2品。
■カペラッチ フェラレージ 1,600円
名前だけ聞くと、何やら呪文のようですが・・
南瓜とアマレッティ(アーモンド粉のクッキー)を入りラビオリに、クリームソース。
スイーツのように甘いフィリング(詰め物)と
まろやかでコク深いクリームソースが好相性!
黒胡椒とバルサミコの柔らかい酸味が、全体をキュっと引き締め、
このパスタ美味し~い!クリーミー!
■真ダコのラグーとオリーブのパスタコルタ 1,500円
こちらは一転、ギュっと凝縮された力強いタコの旨味が広がります。
トマトソースは、タコはもちろんオリーブやフレッシュバジルなど香り豊かで
フォカッチャで残らずすくい取りたくなるほど
濃厚でハマる味、これも美味し~い!
パスタは、もっちり弾力のニョッキぽい食感。
通常のパスタ生地とは違う物らしく、力強いソースに負けない抜群の存在感。
他にビールも飲んで、お会計は2名で5,300円。
お邪魔する度に、見たことのない新しいパスタやお料理に出会えて
その美味しさに、毎回感動できます。
本当は、前菜(単品380円、3種1,000円、5種1,600円)も楽しむ予定が、
アペリティーボを食べ過ぎ、次回に・・。
キッシュやグラタン、カルパッチョ、ポレンタや野菜のフリットなど全部気になる~!
3種や5種盛り合わせを頼んでも、1品ずつ出来立てを運んで下さる
のもワクワクしますね。次回こそは!
ごちそうさまでした!
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◇第3回訪問(2014年5月)
4ヶ月ぶりに、美味しいパスタを求めてお店へ。
シェフは前回来た時期まで覚えて下さっていて、相変わらず素晴らしい記憶力。
まずはアペリティーボ(1DRINK+FREE FOOD)を注文です。
■ソーヴィニヨン・ブラン 600円
軽くフレッシュな口当たり、爽やかな白ワイン。
酸味も穏やかで、スルスル飲んでしまう1杯。
■前菜盛り合わせ
アペリティーボ時間内(17:30~19:00)、勧めて下さるままについお代わり。
前回同様、南瓜のインパナータやモルタデッラなど大充実のアテが
drink代だけでいただけるなんて、幸せすぎ♪
今回、特に印象的だったのは
*じゃがいものクリーム煮
ほくほくじゃが芋に、クリーミーなソース。
カリカリの香草パン粉が、風味良く香ばしくていいアクセント。
*茄子のオイル煮込み
トロッととろける茄子は、もう旨味の塊!
何を使えばこの美味しさに?もはや神業です。
*柔らかい葱のポモドーロ
実は葱苦手ですが・・・恐る恐る口に運ぶと、葱の香りやクセはなく甘くトロ~ンとした食感。
トマトやオイルの香味に包まれ、気付けば完食。
*新キャベツのブディーノ(プリン)
シェフ自ら、「良かったら」とおすすめ下さった季節の1品。
口に入れるとホロっと崩れ、もうスフレのよう。
ほのかに温かく、キャベツの春らしい苦味と甘味に削ったチーズの香りがふわり。
ふわぁ~、これ食べたことない!美味しすぎる!
前菜を堪能し、恐る恐るパスタをハーフで2種お願いできないか確認すると、
お任せならOKと。毎回ありがとうございます!
■蛤とトマトのパスタ
フレッシュなトマトと蛤のシンプルなコンビ。
イタリアンパセリの緑、コクのあるオイルが重なり、見た目も味も想像以上に華やか!
なめらかな手打ちタリアテッレに、
貝の出汁溢れるソースが絡んで美味し~い!
残ったソースを、スープのように飲み干したくなるほど(フォークだけで断念)。
■ボロネーゼ
こちらは一転、ガツンと濃厚系のパスタ。
同じタリアテッレでもずいぶん違う印象で、削ったチーズの香りが広がります。
荒々しい肉の旨味が、口で弾けるような力強さ。
粗挽き肉を香辛料の風味が引き立て、軽いクリームのトマトソースが全体をまとめ
う~ん♪これも美味しすぎる!たまら~ん!
以上で合計2,400円。
本格パスタに前菜・お酒もいただき、この価格・・お値段以上の満足感。
今回は団体客の予約が重なり忙しい日だったのに、ハーフサイズをお願いして後悔。
今度は予約状況をちゃんと確認してから、お願いするようにします(>_<)
ごちそうさまでした!
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◇第2回目訪問(2014年1月)
2014年のレビュー1件目は、大好きなアルソードさんから。
この日、死ぬほど美味しいパスタが食べたくなり
迷うことなく、こちらをチョイス。
新年早々の夜、ラッキーにもお客さんは少なめ。
お店に入るなり美味しそうな料理の香りが店中に漂い、もうワクワク。
念願のアペリティーボ(1DRINK+FREE FOOD)からスタートです。
◇ヴェルデッキオ・ディ・カステッリ・ボルドレーゼ 560円
白ワインで有名なイタリア、マルケ州の名産。
フルーティながらキリっと引き締まった味わい。
◇前菜盛り合わせ
1drink注文で、17:30~19:00前菜お代わりOK。
料理は盛り付けられた状態で、テーブルまで運んで下さいます。
勧められるまま、2皿目もついお代わり・・・ワインと共に至福のひと時!
*南瓜のインパナータ
香草パン粉でマリネした南瓜。
甘い南瓜に、サクサクパン粉のローズマリーやオレガノの香りが絶妙。
*ブロッコリー・アラポモドーロ(トマトソース)
にんにく香るトマトソースと、ブロッコリー
*サラミ、モルタデッラ
極薄のサラミやモルタデッラを、細く香ばしいグリッシーニに巻いて・・
おぉ!とろける~!すごい旨味です♪
特にエミリア・ロマーニャ州を代表するソーセージ「モルタデッラ」は、
口当たりなめらか、独特の風味。お酒に合う!
本日のメニューから選ぶパスタは、ほぼ手打ち。
どれも個性的で美味しそうで、迷う~
選びきれずハーフで2種類をお願いすると、図々しいお願いに笑顔で応えて下いました。
シェフ、なんて男前!嬉し~い♪
■赤縞いんげんとグアンチャーレのタリアテッレ(通常サイズ 1,600円)
幅広のタリアテッレは、なめらかでプリプリ。
優しい豆風味のソースは、ほんのりトマト味も。
グアンチャーレ(塩漬豚ほほ肉)のとろける脂とコクに、フェンネル?独特の香味が。
■ポルチーニのタリオリーニ (通常サイズ 1,700円)
これでもか!というほど、華やかに広がるポルチーニの香り。
なんともゴージャスで官能的!
細めでも弾力ある、もちもちタリオリーニに、
「ザ・濃厚!」な、まったりクリームソース。
おぉ~!このパスタ、ひと口目からのたうち回るほどの美味しさ!
上手く表現できませんが、なんて魅惑的な味!
身体に染み渡るほど美味しいパスタ、こういうの食べたかった~!
もう世界中の人に食べてほしくなる感動的な味。
1つ1つのパスタの特徴を、愛情たっぷりに教えて下さるスタッフさん、
神がかり的に美味しいパスタを生み出すシェフ。
前回ランチで1度訪問したきりなのに、
シェフがちゃんと顔や座っていた席まで覚えて下さっており、脱帽。
イタリアン激戦区ですが、ここでしか味わえない
エミリアロマーニャ色満載のパスタやお料理で、進めていくそう。
AL SODE(確固たるもの)という店名通り、芯の通った美味しいお料理ばかり。
ごちそうさまでした!
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◇初回訪問(2013年3月)
某雑誌の「いま本当に行きたい美味しい店2013」
ランチ特集が気になり、アルソードさんへ。
肥後橋駅3番出口から、土佐堀通を西へ10分。
結構歩きます。
なにわ筋を超え、1つ目の角を北に入るとすぐにイタリア国旗が。
土佐堀から1本曲がるだけで、一瞬、外国の路地にいるような錯覚に。
1928年に建てられたという歴史を感じるビルや
ローマ字の営業時間や、「Benvenuti(ようこそ)」のドアシールなど
つかの間、イタリアにトリップした気分に。
入口すぐは、南イタリアを思わせる開放的空間。
その奥に広がるメインの部屋は天井が高く、白い壁に沢山の上品なアート。
異国情緒たっぷりです。
土曜11時半、OPENとほぼ同時にお店へ。
12時前には、20名は入りそうなメインの部屋が半分以上埋まりました。
土日祝日限定(平日13時~)オーダーOKのランチは
前菜(3~4種類)、パスタ、メイン、フォカッチャ、ドルチェ、飲物 1,600円。
この日は、初訪問なので手軽なこちらを。
■ラザニア(サラダ、フォカッチャ)800円
他にパスタランチ800円(揚げ茄子とパルミジャーノのトマトソース)もあります。
ドルチェは+150円(この日はパンナコッタ)
■サラダ
レタスと玉葱、人参にオイルベースのさっぱりドレッシング。
クリーミーなポテサラ、柔らか人参のマリネも。
雑誌で見た華やかな前菜は、1,600円コース用。
近隣のASSEさんや、難波イタリアンバール スペッロさん等
千円以内で前菜が豪華なお店に比べ、寂しい気も。
■自家製フォカッチャ
熱々フォカッチャは、色白ながら外はカリカリ、中はギュっと詰まった素朴な味わい。
お代わりもすぐ気づき、熱々を出してくれます。
■ミートソースとゆで卵のボローニャ風ラザニア
グツグツ音を立ててラザニアが登場、迫力満点。
手打ちラザニアがソースと共に何層にも重なり、周りにはトマトソースもたっぷり。
粗く砕いたゆで卵、生地、ミートソースにチーズをからめて
フォークを口に運ぶと・・うっわ~!すごい!
めっちゃめちゃ美味しい!
黒胡椒の効いた力強いミートソースは、
クリームと共に食べると、一気になめらかに。
薄めのパスタ生地に濃厚なチーズの旨み、素朴な卵の味が重なります。
うまく説明できずに歯痒いですが、感動的に美味しいラザニアです、これ!
雑誌には「ベシャメルやトマトなど3種ソース、
2種のチーズを使ったボローニャ風手打ラザニア」とありますが、ソースとチーズのハーモニーが絶妙!
ひと口目の美味しさに、思わずニヤけてしまうと
イタリア人スタッフさんに「美味しいですか?」と聞かれ・・恥ずかしいなあ・・
乳製品が豊富な土地で発達したラザニア、お店の雰囲気は南イタリアっぽいのになあ。
お伺いしたところ、シェフはクレモナ(ミラノの南東)にいらっしゃったそう。
厨房で黙々働く姿に声をかけづらかったですが、
お話すると、一気に笑顔が素敵な話しやすい雰囲気で色々教えて下さいます。
次は夜にアペリティーボ&美味しそうなパスタを食べに再訪したいです。
ごちそうさまでした!
4位
4回
2020/08訪問 2020/08/19
可愛いだけじゃない!果物やクリーム、生地まで風味豊かな愛されパティスリー
◇複数回訪問(2020年5月、8月)
元気をもらえる華やかなケーキを求め、つい足が向くのが
大好きなパティスリー、レ・グーテさん。
キュートなビジュアルはもちろん、
季節の果物やナッツ、チョコなどの素材がクリームや生地とバランス良く重なり
みんなに愛される、親しみやすい味わい。
今回も、旬の果物を使った新作を中心に
事前にお取り置きをお願いしました。
■ラムゴ 500円(以下、全て税込価格)
「マスカルポーネと赤い実のムースの中に、ライムのクリームといちごジャム。
土台はラズベリーソースにつけた
ふんわりアーモンド生地」
まあるいピンク色の可愛いムースは
苺などベリー系の甘酸っぱさにマスカルポーネがまろやか。
ホワッと軽く口の中でとろけます。
中には真っ白なライムのクリームが。
これが意外にビビッドな酸味で一気に初夏らしい味わいに。
苺ジャムの酸味とはひと味違いますね。
ラズベリーソースに浸けたアーモンド生地も、ソースがしみ込み甘酸っぱい!
ベリー尽くし時々ライム、の爽やかな1品。
■アフロ 520円
「ピスタチオのスポンジとピスタチオのクリームの中に
ミルクチョコクリーム。上にザクザク」
名前通り表面のザクザクがまさにアフロ!
その下には、まろやかなピスタチオクリームが隠れています。
メインはナッティな濃厚ピスタチオムース。
中は、なめらかなミルクチョコクリームが包まれ相性抜群~
底にはピスタチオのビスキュイ生地が。
ザクザク部分はフィアンティーヌ(薄く焼いたクッキー生地)と刻んだナッツに
ミルクチョコをからめているのかな?
このザックザクの香ばしさ、ハマる~
香り豊かなピスタチオ&チョコのコンビで、コク深く奥行きある仕上がり。
ナッツ&チョコ好きにはたまらない1品♪
■マスク 500円
「メロン、ココナッツ、ブランデーのシロップをしみこませたアーモンド生地に
ホワイトチョコとココナッツのクリーム」
夏らしいメロンを使った涼やかなデザート。
上半分は、ふわっときめ細かなホワイトチョコとココナッツのクリーム。
ホワイトチョコのコクのある甘味に
ココナッツが重なるトロピカルなムース風で、中央にはメロンの果肉が。
パリッと薄いホワイトチョコを挟んで
下半分はメロン、ココナッツ、ブランデーのシロップがしみ込むアーモンド生地。
メロンの華やかでジューシーな甘味に
妖艶なブランデーやココナッツが加わると、香りに深みが出て大人向けに。
底のタルトもバターが効いてザクザク♪
■フフレ 470円
「スフレチーズの上にフロマージュブランとバニラのクリームをしぼりました。
キャラメルソースの苦味と
くるみクッキーがサクサク」
しっとり&ふわっ、シュワワンと
エアリーで儚い口溶けのスフレチーズ。
トップや生地の間にサンドしているのは
程よい甘味のバニラクリームに、爽やかな酸味のフロマージュブラン。
トロリと流れ出すのは、苦味を効かせたキャラメルソース。
チーズとバニラのフワフワ甘い世界を
キリリと引き締めるキャラメル、なかなかいい仕事します。
トッピングのくるみクッキーも程よい塩気で、サクッ&ホロホロと理想の食感。
香ばしいくるみの風味もきっちり豊か。
優しいチーズ風味とふんわり柔らかなスフレ、癒されたい時にお薦めの1品。
前回同様、すぐ売り切れてしまうモモタルもお取り置きをお願いしました。
ゴロッとジューシーな桃にカスタード、
バターが香る重厚なパイ生地に、しっとりアールグレイ風味のダマンドが。
今年のモモタルも最強に美味しいなあ~
昨年は確か8月いっぱい、モモタルはあったようですが今年は桃の状態によって
今週で終了?来週以降は未定みたいです。
何度食べても美味しい定番はもちろん
旬の果物の瑞々しさが光る季節品まで、デザインも味もやっぱり満足度高い♪
それでいて税込み500円前後のコスパ良さ。
あと何気にピスタチオを使うプチガトーが多いのも嬉しい!
ピスタチオ好きには本当にパラダイス。
きっちりマスク着用を呼びかける姿勢も
温かみのある丁寧な接客も、これからもずっと通いたくなる大好きなお店です。
ごちそうさまでした!
◇複数回訪問(2018年2月、3月、7月)
季節ごとにお邪魔しては、新作を中心に購入させていただいています。
現時点で販売終了している物もあり、
今頃のレビューで、あまり役に立たないかもしれないですが・・
期間限定の商品(特にフルーツ系)は
売り切れも早いようなので、事前にお取り置きしておくと安心です。
■モモタル 480円(以下、全て税込価格)
「さくさくのパイの上に桃のカスタードクリームと
フレッシュの桃をたくさんのせました」
季節限定の桃スイーツ!
8月一杯は販売?変更もあるのでお早目に!
どっさり乗ったフレッシュな桃は、想像通りジューシーでとろける甘さ!
その桃の甘さに調和するのが、マンゴーの香りを付けたカスタードクリーム。
トップには、クリームと桃のソース。
さくさくパイの中は、しっとりホロホロのクレームダマンドがぎっしり。
桃の皮?や果肉も混ぜ込まれているので
重厚なダマンドの甘味の中に、爽やかな桃の甘味が顔を出します。
パイもバターの香りが豊かで美味し~い!
モンブランもそうでしたが、メイン部分だけでなく土台部分の作り込みに惚れぼれ~
■パドヴァ 460円
「コンクール受賞作品。マスカルポーネとフランボワーズのケーキ。
さくらんぼのお酒がきいています」
表面のナパージュが、つやつや綺麗!
メインのドーム部分は、まろやかなマスカルポーネチーズのムース。
ムースの中はフランボワーズムースと、
フランボワーズをギュッと凝縮したような、ビビッドな甘酸っぱさのジュレ。
土台は香り良いピスタチオのビスキュイ。
生地の表面にしみ込ませたフランボワーズソースが、爽やかなアクセント。
さくらんぼのお酒、マスキーノはそこまで強くなくほんのり。
フランボワーズにピスタチオ、という鉄板の相性良さに加えて
マスカルポーネのコクが際立つバランス。
■エクレアピスターシュ 360円
「ピスタチオのカスタードクリーム。
ラズベリーのジャムとピスタチオの生クリーム」
表面のクリームを舐めただけで、華やか~に広がる濃厚なピスタチオ風味♪
綺麗な絞りは、ピスタチオの生クリーム、
生地の中に詰まっているのは、さらにコク深いピスタチオのカスタードクリームかな?
甘酸っぱいフランボワーズジャムも合う!
トッピングの飴がけピスタチオやフランボワーズの実も、味と食感のアクセントに。
焼き込まれたシュー生地が、また印象的。
こんがり香ばしさと、ザクッと歯が通る時の力強くキレのある食感。
まろやかなクリームをガシッと受け止め
大満足・・だけど、発売当初と同じ320円だったらリピしやすいのにな~
■シブーストショコラ 460円
「タルト台の上にラズベリーとカスタードクリームと
チョコレートのシブーストクリーム」
バレンタイン時期に購入、トップには可愛いハートのプレートチョコが2枚。
表面は、赤く艶めくフランボワーズソース。
上半分は、薄いチョコに包まれたホワッととろけるチョコのシブーストクリーム。
なめらかだけどコク深くビターな味わい。
下半分のタルトはザクッと香ばしく、中は厚みのある焼いたクレームダマンドと
フランボワーズソース、カスタードが。
重厚で香ばしい土台の層と、柔らかくまろやかなチョコのシブーストクリーム、
甘酸っぱいフランボワーズが極上のハーモニー。
オレンジと合わせた通常のシブーストも大好きだけど、ショコラ版も美味しい!
■さくら 460円
「ホワイトチョコとラズベリークリームに
ほんのりキャラメルのさくらクリームとラズベリージャムを絞りいれました」
トップにはフランボワーズと、ふんわりホワイトチョコのクリーム、
砂糖をまぶした桜の葉のトッピング。
キュートなさくら色のムースは、ホワイトチョコとフランボワーズの風味。
中のクリーム色のキャラメルムースは
さくらクリーム入り?桜風味は控えめかも。
絞ったフランボワーズジャムがいい酸味。
底の部分は、ほんのり塩気の効いた桜の葉風味のチョコでコーティング。
■ジャーマンポテトのキッシュ 400円
食べきりサイズの丸型キッシュ。
この日は他に、定番の「ベーコンと玉葱」、「エリンギ・椎茸・まいたけ」の3種。
皮付きのホクホクじゃが芋に
甘く炒めた飴色玉葱や、輪切りのソーセージがたっぷり入って具沢山~
胡椒がけっこう効いていて、おつまみ風。
パティスリーらしく、カスタードのようにトロトロ濃厚なアパレイユ(卵液)、
バター香るサックサクのパイ生地も贅沢♪
前回食べたチーズのデニッシュといい
こういうセイボリー系の美味しさ、完成度の高さもやっぱりすごい!
以前と変わらぬ人気商品も並びつつ、
季節の果物を使ったケーキや新作も並ぶ、目が離せないショーケース。
定期的に何度でもお邪魔したいお店です。
ごちそうさまでした!
◇複数回訪問(2017年11月)
前のレビューから1年以上空きましたが
季節ごとに何度かお邪魔しては、新作を中心に購入させていただいています。
何年経っても変わらぬ魅力と心地よい接客
土日はショーケース前に人だかりが出来るほどの、衰えぬ人気ぶり。
■ジャバ 450円(以下全て税込み価格)
「アーモンド生地の間にピスタチオペースト、ラズベリージャム
ピスタチオのクラッシュをサンド。
ピスタチオとチョコレートのクリームの中にはラズベリーのムース」
どこか南国を思わせるポップなデザイン。
表面はピストレ風(霧状)仕上げで
ピスタチオ特有のコクと、まろやかなホワイトチョコが溶け合うクリーム。
中は甘酸っぱいラズベリームースや果実が。
土台の風味良いアーモンド生地には、
表面にラズベリーのシロップが打たれ、
まったり濃厚なピスタチオペーストや、甘いラズベリージャムが重なります。
ピスタチオのコクと、ベリーのフルーティな酸味は文句なしの相性良さ♪
■シャルマン 460円
「キャラメルマンゴーのクリームと自家製マンゴージャムを
オレンジとマンゴーのムースの中に」
トップには、トロリと完熟のマンゴーにココナッツファイン。
見た目も味も最初からトロピカル感満載♪
果肉の下はカスタード、そしてメインはふわふわオレンジとマンゴーのムース。
キャラメルマンゴークリームも重すぎず
自家製マンゴージャムの甘酸っぱさが、程よいアクセントに。
サックリしたビスキュイ生地はココナッツ風味で、ジューシーなマンゴーと合う!
夏らしく、果物の瑞々しさが活きた1品。
■ピスモ 470円
こんもりお山のような、独特のビジュアル。
ピスタチオ+レモンで「ピスモ」かな?
グリーンの表面は、ふわふわしたピスタチオ風味の焼きメレンゲ?
中は、キュンと酸味が効いたレモンムース。
中央に木苺がゴロリと入り、底はザクザクと焼き込んだタルト生地。
タルトの中は、ねっとりピスタチオ生地。
そこに鮮やかな酸味のレモンクリームも流し込まれ、レモン>ピスタチオの夏仕様。
今回初めてケース上のベーカリーにも挑戦。
■わらじ 270円
ネーミング通り、見た目は大きなわらじみたいですが持ってみると軽い!
デニッシュ部分はサクサクと繊細な食感。
さすがパティスリー、生地から漂うバターのほのかな甘味が絶妙♪
クリームチーズの塊も埋まっています。
さらに贅沢なのが、大幅にはみ出したカリッカリのチェダーチーズ。
香ばしさとチーズのコクがリッチ~
2種類のチーズを存分に楽しめる、贅沢なご褒美デニッシュでした。
これまでスイーツばかりでしたが、
ベーカリーも美味しいと分かったので、次はキッシュも試してみたいです。
ごちそうさまでした!
◇複数回訪問(2016年10月)
レビューは久々ですが何度もリピート中。
ある時は、お世話になった方に焼き菓子のプレゼントを買いに。
可愛い箱に入った焼き菓子は、5個1,150円・10個2,180円など。
大人っぽいシック系と、お子様向けの可愛いパッケージが揃うのも便利~
新作ケーキを中心に、数回に分けて購入。
■サンデ 480円 NEW!
「くるみ入りのサバラン生地にメープルシュガーのシロップをたっぷりしみ
込ませました。ほんのりメープルのお酒」
ババやサバランなど洋酒染み込み系スイーツに目がないので、迷わず注文。
上半分は、ホワホワ真っ白なクリームと
少しかためのバニラ風味のカスタード。
下はジュワッとシロップが溢れるサバラン。
香ばしいくるみ入りの生地に、メープルシュガーのシロップと洋酒が贅沢に
染み込み、口中に優しい甘さがふわーん♪
中心にはまったり濃厚な黄色のクリーム。
クリームチーズやサワークリーム?程よい酸味がメープルや胡桃に合う!
■ペカン 470円 NEW!
「コーヒーチョコクリームの中に、はちみつキャラメル。
決め手はピーカンナッツ」
以前も食べましたが、進化してNEW!に。
トップには、ザクザク香ばしいピーカンナッツとキャラメルのサブレ。
薄いパリパリのチョコを挟んで、
メインはなめらか~な濃厚チョコムース。
チョコムースの中心部分には、クリーム色のはちみつキャラメルと
こっくり苦味あるコーヒーカスタードが。
どっちもチョコムースにめっちゃ合うし、底の分厚いタルトも香ばし~い!
ピーカンナッツにチョコ、はちみつキャラメルにコーヒーと色々な素材が
絶妙のバランスで重なる精緻なハーモニー。
何だかアシッドラシーヌさんを彷彿とさせる、大人の雰囲気漂う1品。
■モンブラン 480円
「サクサクタルトの上に、和栗のペーストをたっぷりしぼりました。
中にも渋皮栗が入っています」
ショーケースには無かったものの、お願いするとその場で作って下さいました。
わぁ!出来たてモンブラン!嬉しすぎる♪
表面のマロンクリームが、まず美味しい!
まろやか~な中にも和栗の奥深い風味が。
中にはミルキーで軽い生クリーム、中央にはどっしり栗を感じる和栗のペースト。
さらに、ゴロンと大きな栗の渋皮煮も登場。
土台部分もすごい!
しっかり焼きこまれた香ばしいタルトに、しっとりクレームダマンド、
そこにも栗がゴロゴロと入っています。
トッピングにもカットした渋皮煮がふんだんに使われ、贅沢な栗祭り~
味わいもボリュームも、人生で一番好きなモンブランに出会ってしまった!
■タルトショコラ 440円 NEW!
「タルト生地にチョコレートクリーム、上はサクサクコーンフレークとナッツ」
トップはふんわりホイップとシナモン、金粉を散らしたプレートチョコ。
表面は、コーンフレークとナッツの香ばしいフィアンティーヌ風?で覆われ
下には洋酒薫る柔らかなコーヒークリーム。
メインのチョコクリームは、意外にかたさがあり濃密でみっちり。
タルト生地がやっぱりザクザク香ばしい!
■タルトタタン 470円 NEW!
「紅玉りんごをたっぷり使ったフランスの伝統菓子です」
ぎっしり詰まった飴色の林檎がトロトロ。
たっぷりの林檎をギュッと煮詰めた、林檎の蜜の甘味とキャラメルのほろ苦さが
シナモンの薫りで華やかに輝き始めます。
焼いたクレームダマンドの甘さを挟んで
土台部分は繊細な層が重なるパイ生地。
見た目は地味だけど、すごい手間暇かかってそうな重厚な食べ応え。
レグーテさんにしては、洋酒やコーヒーの苦味をしっかり効かせた
サバラン(サンデ)や、進化したペカンが特に気に入りました。
大人っぽいメリハリを効かせた、妖艶な味。
やっぱり、定期的にお邪魔しなければ!
ごちそうさまでした!
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◇第5回目訪問(2015年6月)
甘い物を欲して、土曜の閉店間際にお店へ。
案の定、通常サイズのケーキはほぼゼロでピッコロシリーズに初挑戦。
■マスカル(ピッコロ) 180円
ひと口サイズでも、フランボワーズやピスタチオがトッピングされ可愛い♪
ホワリまろやかなマスカルポーネムースで
酸味の効いたフランボワーズソースを挟み
土台のピスタチオ生地はしっとり・・小さくてもバランス良く作り込まれています。
■タルトキャラメルナッツ(同)200円
サクっと香ばしいタルトの上に、しっとりアーモンド風味の生地。
様々なナッツにほろ苦いキャラメルソース。
ヘーゼルナッツや胡桃、アーモンドにピーカンナッツまで贅沢な食べ応え。
大好きな「ノアノア」を思わせ、好み~
■シュークリーム 220円
「こだわりジャージー乳のシュークリーム」
焼きこんだシュー皮は、ザクザクと厚みがあり表面のナッツも香ばしい♪
トロ~ンとまろやかなクリームもたっぷり。
でも勢い良くひと口かじると、底の穴からクリームが溢れあわや大惨事。
ジャージー乳を思わせる、白いクリームは
サラリとしつつも、バニラが香る濃厚なカスタードでめっちゃ好み~
小さな世界にこだわりを詰めたピッコロ、
シンプルだけど抜群に美味しいシュークリーム、さすがレ・グーテさん。
何度お邪魔しても何を食べても、毎回幸せな気分になれる大好きなお店です。
ごちそうさまでした!
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◇第4回目訪問(2015年3月)
春っぽいケーキが食べたくなり、お店へ。
今回購入したケーキは、以下3点。
■サントノーレピスターシュ 440円
「パイ生地にラズベリージャムをサンドし
ピスタチオのカスタードクリームのプチシューを飾りました」
周りを飾るのは、春らしい淡いグリーンのピスタチオホイップ。
軽くなめらか、ホワッとエアリーな口溶け。
一転、サクサク香ばしいシューの中には、
華やかにピスタチオが香る、もったり濃蜜な緑色のカスタード。
ピスタチオのナッティな香りが凝縮~
まったりと濃いピスタチオのコクを引き締めるのは、甘酸っぱいラズベリーソース。
土台にはパリパリ薄い層が重なるパイ生地。
シューやパイの食感、濃厚ピスタチオクリーム×甘酸っぱいソースなど
食べていてワクワクの連続♪ 超好み!
■ベイクド 370円
「濃厚焼きチーズ。クリームチーズ、カマンベール、パルミジャーノの
3種類が入っています」
おぉ、このチーズ感!すごい!
まったり濃厚な舌触り、口中にしっかりチーズの香味が広がります。
3種のチーズが重なりチーズのコクが深い!
表面は軽い焼き目、削ったチーズもフワリ。
土台と側面はガリリと香ばしいクッキー生地で、重厚な味わいは大人のファンも多そう。
■マテオ 420円
「コンクール受賞作品。フルーティなミルクチョコケーキ。
オレンジのお酒が効いています」
優美な曲線が美しいミルクチョコムース。
スッと舌でとろける口溶け・・幸せ~
購入時に大丈夫か確認されるほど、オレンジのお酒が華やかに香ります。
そのお酒が香るキャラメルムースの苦味、
まろやかなチョコムースが一体となり、もう夢の世界にいるようなうっとり感♪
底にはチョコを敷いたザックリ香ばしいタルト生地と、薄めのスポンジ。
ムースとの一体感もありバランスが最高!
チョコとキャラメルでクドくなりそうだけど、キレのあるお酒の風味で意外に軽やか。
やっぱりどのケーキを食べても、口の中に幸せがゆっくり広がる
優しく温かみのあるケーキ達。
小さなご褒美を求めて何度も訪れたいお店。
ごちそうさまでした!
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◇第3回目訪問(2015年1月)
久々に色鮮やかなケーキを食べようと訪問。
他のレビュアーさんの口コミで見た、可愛過ぎる「ピッコロ」シリーズなど
ショーケースは、ますます華やかに変貌♪
そちらにも魅かれつつ今回選んだのは2点。
■ノアノア 430円
「ヘーゼルナッツの生地にキャラメルムース。上には3種類のナッツ」
トップにヘーゼルナッツ、砂糖がけピスタチオ、アーモンドのナッツ三兄弟。
濃厚なキャラメルソースや、ナッツ風味のふんわりクリームも。
本体は、もっちりダクワーズぽい生地で
なめらかなキャラメルムースや、華やかな甘味・酸味の濃厚ガナッシュをサンド。
底はザクっと香ばしいサブレ、
周りを覆うのは、パリパリ極薄でナッツが香るチョコのシート。
カリカリの香ばしさやクリーミー感、
色々な形でナッツが登場する、ナッツ好きにとって夢のようなケーキ。
チョコ・キャラメル・ナッツの無敵トリオ!
■ティラミス 440円
「マスカルポーネチーズのクリームに、エスプレッソをたっぷり染み込ませた
スポンジを忍ばせ、コーヒー風味のクリームとチョコレートで仕上げました」
定番のティラミスも、レ・グーテさんにかかればキュートなデザインに。
ふんわりクリームにココアパウダー、サクサク小さなパフチョコ。
本体は、濃厚なマスカルポーネクリーム、
中心のスポンジから、エスプレッソのシロップがジュワッと溢れ美味し~い!
とろけるまろやかさなクリーム、キリリと浸み出すエスプレッソ、
王道の味がバランス良く重なり美味しい!
今回もレ・グーテさんならではの醍醐味(と個人的に思っている)
「優しい味わいと口溶け」をしっかり堪能♪
あ、キュートで繊細なビジュアルも!
ショーケースを見るたびに、全種類を制覇したくなる大好きなお店です。
ごちそうさまでした!
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◇第2回目投稿(2014年7月)
数か月ぶりに大好きなレ・グ-テさんへ。
暑い季節でも、ひっきりなしにお客様が。
季節柄、フルーツを使ったケーキも多く
機嫌が悪い人さえ笑顔になるような、心地良い接客も相変わらず。
ケーキを包んでくれるのを待つ間、冷たい蜂蜜レモンもご馳走になりました。
今回は3点購入(説明書きを「」に記載)
■シブースト 370円
「軽いカスタード、パイ生地、オレンジ」
表面はパリパリ、極薄のキャラメリゼ。
その下は、フルフルとお豆腐やムースを思わせる、なめらかカスタードクリーム。
土台のパイの上は優しい甘さのプリン生地。
その間を取り持つのが、フレッシュで華やかな甘さのオレンジ。
ジューシーで爽やかな果汁が、
柔らかなカスタードの甘さと食感を引き立て、これ美味し~い!
オレンジの果実味ってシブーストに合う!
■カポネ 430円
「シシリー産ピスタチオムース、キャラメルバナナクリーム、ピスタチオ生地。
上にカリカリピスタチオを乗せました」
周りを覆う薄いチョコレートは、しっかり濃いピスタチオ風味。
中の層は、まろやかなピスタチオクリームや、柔らかいムースに
香り良いキャラメルバナナクリームまで。
口の中がもう天国・・美味し過ぎる~!
しっとりピスタチオ生地や、トッピングの砂糖がけピスタチオもアクセント。
ナッツの風味、バナナキャラメルの妖艶な味
その相乗効果でもクドくなり過ぎない、さすがのバランス感覚。
■アメリィー 220円
「まるまる食べれるクレームブリュレ」
注文ごとに、表面を炙ってキャラメリゼ。
香ばしく甘い香りに食べる前からワクワク。
土台はサクサクとバター香る薄いパイ生地。
たっぷりのカスタードクリームは
キャラメリゼされ薄くパリパリした食感、焦がし砂糖の苦味が絶妙!
優しい卵の風味と甘さで、みんなが笑顔に。
どのケーキを食べても、「はぁぁ~♪」と幸せのため息が出てしまう、
優しく癒されるようなお菓子たち。
やっぱり何度も通いたくなる大好きなお店。
ごちそうさまでした!
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◇初回投稿(2014年3月)
お店の入り口から、ワクワクと子供に戻った気分が味わえる
大好きなパティスリーレ・グ-テさん。
食べログでも超がつくほどの人気店、
過去に何度かお邪魔していましたが、レビューするのは今回が初めて。
日曜の14時頃にお店へ。
店先にはポップな色使いの看板、(クリスマス時期じゃなくても)可愛いツリー。
レゴブロックのような独特の世界観。
おもちゃ屋さんに間違えるというのも納得。
正面のショーケースには一転、繊細なデコレーションの美しいケーキが。
Parisのパティスリーに並んでいても違和感ない、アート感あふれるデコレーション。
赤・黄・緑の極薄チョコで覆った
カラフルなケーキは何度見てもうっとり~
分かりやすい説明書きもありますが
お店の方に好みを伝え、あれこれ相談するのも楽しい時間です。
親しみやすく丁寧な接客も人気のポイント。
たった数個買った時でもケーキをわざわざ
外まで持ってお見送り下さるなんて、サミープーさん並みの高待遇!
今回選んだのはこちら。
■シャルロ 400円
「まわりはサクサクのアーモンド生地。中は苺のムースと、ピスタチオクリーム」
苺×ピスタチオの黄金タッグ!
繊細で可愛いビジュアルはもちろん、
苺もピスタチオも大好きなので迷わず購入。
可憐に並ぶ苺の下は甘酸っぱい苺ムース、
独特な香りの軽やかなピスタチオクリーム。
フレッシュな苺コンフィチュールや、周りのサクサクしたビスキュイ生地も合う!
■ジャージー 380円
「和栗とジャージーの生クリームとアーモンド生地」
ジャージー牛乳の生クリームは、ミルキーな風味の中ほのかに栗が香る優しい甘さ。
アーモンド生地はサクッ、むちっとした食感でクリームとのバランスが最高。
底は、細かく砕いた香ばしいアーモンド。
コロンと大きな和栗の渋皮煮も美味しい!
■ペカン 450円
「コーヒーチョコクリームに、はちみつキャラメル。決めてはピーカンナッツ」
トップにコーヒー豆を模した大きなナッツ。
シンプルで上品な見た目のムースの中には
香ばしいコーヒーの軽い苦味、濃密なキャラメルの甘さが調和したクリーム。
ピーカンナッツのジャリッとした食感と香り
舌の上でゆっくり溶かして食べたい、大人がハマりそうなスイーツです。
個性的でセンス良い素材の組み合わせ
見惚れてしまう美しいビジュアル。
全種類制覇したい!と心底思う、大好きなお店に出会えて嬉しいです。
ごちそうさまでした!
5位
2回
2017/12訪問 2018/03/22
鹿にポルチーニ茸まで?900円ランチの概念を超える極上ボロネーゼパスタ
◇第4回目訪問(2017年12月)
前回から2年半近くも空いてしまいましたが、大好きなOSTERIA AL CORALLOさんへ。
この日は平日ランチでお邪魔しました。
13時過ぎでも次々に来店され、L.O.13時半まで途切れない人気に嬉しくなります。
■平日ランチメニュー
(前菜盛り合わせ、自家製フォカッチャ付)
・自家製ボロネーゼと揚げ茄子 900円
・鶏もも肉スパイシートマト煮込1,000円
・コース2,800円
シチリア風鰯と松の実とウイキョウのキタッラ、三重ジビエ鹿ももグリッリア他
平日限定のお得な900円パスタを注文。
まずは、丁寧に1品ずつ説明して下さる前菜からスタート。
◇パスタランチ 税込み900円
■前菜4種盛り合わせ(左から右へ順に)
*茄子のカポナータ
トマトソースとオイルのコク深い味
*鶏もも肉のインボルティーニ
生ハムや茸を巻いた鶏肉は旨味凝縮!
*南瓜のスフォルマート
ムースのようになめらか~
南瓜の甘味が口の中で儚く消えます
*大麦のサラダ(グラス入り)
ツナやケイパー、パプリカにセロリ
シャキシャキ感とマイルドな酸味♪
■自家製フォカッチャ
イタリアンバールスペッロさん同様、小ぶりでもギュッと詰まったしっとり生地。
ほのかな甘み、表面の塩気が好バランス。
■自家製ボロネーゼと揚げ茄子(大盛り)
見るからにトロリと濃厚そうな、具たっぷりの自家製ボロネーゼ。
牛肉に加え、豚肉や鹿肉まで使うそう!
揚げ茄子もジューシーでとろける~
さらに刻んだフレッシュポルチーニ茸や、トリュフオイルのかぐわしい香り。
こんな贅沢ボロネーゼ、お昼から食べていいんでしょうか・・
パスタは、やや細めのフェデリーニかな?
タリアテッレやパッパルデッレなど、幅広パスタに絡めて食べてみたかったです。
メニューにはサラッと「自家製ボロネーゼ」と書かれていますが
そのイメージを軽く超えてくる魅惑の味。
様々なお肉の旨味や脂のコク、香り高い茸の風味がトマトソースに溶け込み
ひと口ごとに、ときめきさえ感じます。
久々に大盛りパスタを注文しましたが、全く飽きることなくペロリ。
2年半もご無沙汰していたのに、シェフは顔を覚えていて下さり
またまた嬉しいデザートのサービス。
■カシスのセミフレッド
ひんやり甘酸っぱいカシスが、まろやかに口の中でとろけて
食後に嬉しいサッパリ爽やかな酸味。
ザクザクッと香ばしいクランブルや、砕いたピスタチオがまたいい相性♪
厨房はもちろん、ホールにも10代の若手スタッフさんが増えていますが
お若くても皆さんプロ意識がすごい!
ますます人気も高まっていますが、常にお客さん目線の謙虚な姿勢は変わらず。
どんな人にも自信を持ってお勧めできる
居心地・味わい共に大好きなお店です。
ごちそうさまでした!
◇第3回目訪問(2015年7月)
美味しいパスタと前菜、デザートを求めて
久々にOSTERIA AL CORALLOさんへ。
OPENから1周年を迎え、お店の名前を一新された人気イタリアンです。
念のため予約し、土曜12時半にお店へ。
近隣オフィスの方や、お休みのゆったりランチの方など程よい賑わい。
シェフのお顔が見えるカウンター席へ。
土曜ランチはA900円、B1,600円、C2,500円の3種類。
それぞれ、パスタや前菜も異なります。
以前はメインランチ1,100円などコスパ抜群でしたが、土曜は変わったのかな?
2,500円コースはメイン付きですが
この日はパスタ気分で、AとBを注文。
◇Pranzo A 900円
■前菜盛り合わせ(写真はPranzo B参照)
おぉ!900円ランチと思えない華やかさ!
12時の位置から反時計周りに
*サラミフィノキオーナ(ウイキョウの種入サラミ)
*南瓜とパルミジャーノのスフォルマート
みっしりしつつもスフレのような軽い食感、チーズの塩気が絶妙
*紫キャベツのザワークラウト
酸味爽やか、フェンネルシードの甘い香り
*鶏レバーと無花果のパテ
とろける食感、ほのかなレバーの風味も
*フリッタータ
*生ハムのジェノバ風ポテトサラダ
サラダにはすりおろし玉葱のドレッシング。
生食OKのかぼちゃ「コリンキー」や、水茄子もフレッシュで甘い♪
■自家製フォカッチャ(日替わり)
この日はクランベリーとひまわりの種入り。
密度の高いしっとり生地に、香ばしいひまわりの種や甘酸っぱいクランベリー。
表面の塩気も絶妙でやっぱり美味しい~
■茄子と自家製リコッタチーズとバジルのトマトソース スパゲッティ
自家製リッコタがドーン!と乗った上に、削ったチーズもこんもり。
フレッシュな甘味と酸味のトマトソースに
ジューシーな揚げ茄子、バジルも爽やか~
リコッタチーズのミルキー感も加わり、何とも贅沢な気分になれます。
◇Pranzo B 1,600円
■スペシャル前菜盛り合わせ
Pranzo Aの前菜+スペシャルな1品が
*三重県産鹿肉と無花果のパテ(右上)
クセはないのに鮮やかに溢れる肉の旨味。
無花果の甘味と、粒マスタードの酸味が上品に重なり美味し~い!
■手打ちパスタ ルンゲッティー
ずわい蟹とほうれん草のトマトクリーム
これこれ!TVで見て食べたかったパスタ!
卵白(TVでは卵黄と誤って紹介)とパン粉で練り上げたパスタは、
太さが不揃いでモチモチ独特の噛み応え。
ニョッキとも極太のピチとも違う・・このムニムニ食感、面白い!ハマる~!
蟹の風味が広がる、まろやかなトマトクリームソースもリッチで濃厚♪
ほうれん草やズッキーニも相性抜群、
さらに鷹の爪がピリ辛で、いいアクセント。
■ドルチェ盛り合わせ
本来のドルチェは、「ティラミスと季節のフルーツ」でしたが
シェフのご厚意で素敵な盛り合わせに♪
いつも、ありがとうございます!
*ブラッドオレンジのジェラート
*ティラミス
エスプレッソの苦味が大胆に効いた大人味
*ピスタチオのパンナコッタ
まったり濃厚で、とろけるパンナコッタ。
細かい粒々のピスタチオパウダー?がふんだんで、なんて香り高い!
*クレマカタラーナ
バニラビーンズ香る、凍らせたプリン。
ほのかに柑橘系?の魅惑的な香りも好み~
*ミニスコーン
ザクザク素朴な生地に、甘酸っぱいレーズンや香ばしいひまわりの種・オーツ麦入り
見ても食べても笑顔になれる、幸せなドルチェばかりでした♪
初めてランチタイムにお邪魔しましたが、
丁寧なお料理の説明、笑顔あふれる温かい接客は夜と変わらず。
お料理と同じ位、居心地にも惚れるお店。
ごちそうさまでした!
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◇第2回目訪問(2014年9月)
美味しいお料理と、愉快なスタッフさんとのトークが楽しめる、
大好きなイタリアンCoRallo 01さんへ。
メニューが変わり、シェフが修行された
シチリアなど南イタリアの個性的なお料理も増えて、ますますワクワク。
まずは生カールスバーグ480円を注文。
今回も店内は少し余裕があったので特別に
小ポーション(定価の7掛け)でご対応いただけました・・いつも我儘すみません。
■前菜3品690円(通常5品980円)
*ビシソワーズ、生ハムと黒胡椒のグリッシーニ添え
トロ~リなめらか、じゃが芋の冷製スープ。
クリーミーなコクが広がり、小さなスプーンではなくグラスごとグイっと飲みたくなる美味しさ!
ガリリと香ばしいグリッシーニも合う!
*ブリュレ風自家製チーズ
クレームブリュレ風の卵色のチーズは
まったり濃厚ながら、クセは控えめ。
表面はカソナード(きび砂糖)でキャラメリゼされ、カリカリ香ばしい甘味。
岩塩やピンクペッパーも絶妙のバランス。
こんなん食べたことない!何て魅惑的な味!
*オマール海老と野菜のテリーヌ
活きたまま仕入れているというオマール海老は、ブリッと弾む食感&贅沢な風味。
オクラやアスパラガス、ヤングコーンなど
野菜も新鮮でシャキッと甘く、キラキラ華やかなビジュアル!
■北海道産生ウニのトマトクリームスパゲッティ 1,680円
(小ポーション 1,180円)
お勧めの「全粒粉手打ちパスタ」への麺変更+300円もサービスに・・
わぁ!なんて嬉しい!
立ちのぼる湯気から、早速いい香り。
まろやかで濃厚な生ウニ、トマトのフレッシュな酸味、クリームのコクが三位一体に。
このソース、理想の上をいく大好きな味!
ズッキーニの食感も程よいアクセント。
全粒粉タリオリーニはやや褐色で、噛むほどに甘味と素朴な歯応えが・・これ美味し~い!
なめらかさより、ゴツゴツしたイメージの独特の豊かな風味は
濃厚ソースに負けない、力強い味わい。
パスタの後「お口直しに・・」とサービスいただいたのが
■グレープフルーツと桃のグラニテ
さっぱりグレープフルーツのグラニテに、ピンクグレープフルーツと大好きな桃!
白ワインのジュレが上品に包んで爽やか~
今回も、初体験の美味しさを大満喫!
カウンターから代わる代わる話しかけて下さるシェフやスタッフさんとの
楽しい会話も、毎回ひそかな楽しみ。
次回は、シチリアから取り寄せている塩鱈を使う煮込「ギヨッタ」や
イカ墨のリゾットにも挑戦したいです。
ごちそうさまでした!
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◇初回訪問(2014年6月)
気軽に1人飲みが楽しめるイタリアンを探していて見つけたのが
本町にあるcoRallo 01さん。
2014年4月にOPENされ、シェフ&オーナー共に三重県のご出身。
地元の鮮魚や野菜を使うお料理が揃います。
当日予約をして、いざお店へ。
真っ白なドアの前でしばし立ち往生・・お、押しても開かない。
引き戸タイプと分かり、そそくさと店内へ。
入口近くにはテーブル席、奥の厨房前にはカウンター席が7席ほど。
柔らかいスポットライトがほのかに照らす
ほっこり木目調のインテリアは、カフェのようにくつろげる雰囲気。
この日は、鳥羽の鮮魚と鈴鹿の珍しい野菜が届いたばかり。
オーナーさんが丁寧にワインや食材(野菜畑や漁港の様子)を
タブレットを見せて紹介して下さいます。
まずは、白ワインと前菜を。
■MORO Trebbiano d’Abruzzo 500円
イタリア、アブルッツォ州の白ワイン。
フレッシュな果実味が印象的。
量たっぷりでも軽く飲みやすい口当たり。
■前菜5種盛り合わせ 980円
キラッキラで思わず見惚れる美しい1皿!
お料理も、1品ずつ説明してくれます。
*真鯛のカルパッチョ
一口サイズでも分かる、新鮮な歯応えと力強い鯛の旨味
*蛸といんげんのジェノベーゼ
蛸も明石ではなく、鳥羽産。
ブリっとした弾力と風味で美味し~い!
*生ハムの野菜巻き
ねっとり濃厚な生ハムの中は、
瑞々しく甘いズッキーニや水茄子、いんげんなど野菜が甘い!
*イカ墨のアランチーニ
熱々サクサクの衣で、柔らかイカ墨リゾットを包んだライスコロッケ
イカも入って風味抜群。トマトソースで
*鶏レバーのブルスケッタ
優しい甘味の中、ほのかに香るレバー。
ピンクペッパーの刺激と、無花果の甘さが重なる組み合わせの妙。
他に、小さなモッツァレラチーズとプチトマトのカプレーゼも。
美しさはもちろん新鮮な食材の強みを活かす
センス良い組み合わせに心奪われました。
つい欲張ってパスタもメインも食べたいと相談すると、今日は混み具合に
余裕があるので、と特別にハーフOKに♪
シェフのご厚意で通常料金の半額に!
嬉し~い!ありがとうございます!
■海老とピスタチオクリームソースの自家製タリアテッレ
(ハーフサイズ) 740円
ゴロゴロ入った大きな海老は、口の中でブリッと力強い弾力。
クリームソースは想像よりも軽め。
ややひねりが入る手打ちパスタはモチモチ。
ピスタチオの香りは控えめですが、海老の旨味とクリームがバランスよく美味し~い!
■フォカッチャ(オレンジピール)50円
熱々で外はサクサク、中はふんわり。
爽やかな甘味のオレンジピールは苦味ゼロ。
ひと口食べて思わず、「ウハッ♪」と声が出るほどの美味しさでした。
■ローマ風仔牛のサルディンボッカ
(ハーフサイズ) 790円
「柔らかい仔牛を薄くたたいて生ハム、水牛モツァレラチーズを挟んでソテー」
思わずハーフ?と目を疑う迫力のサイズ。
柔らかい仔牛に生ハムやチーズの塩気、
香ばしくさとジューシーさが調和して、これも美味し過ぎる~!
肉汁と白ワインのソースやバルサミコソースに、なめらかなじゃが芋のピュレ。
黄人参、黄いんげんに、
オクラや生食用ズッキーニ、
甘さに驚くスナップえんどうやベビーコーン
綺麗なうずまき模様のビーツキオッジャなど、珍しい野菜も楽しくついペロリ。
何を食べても美味しく終始ニヤけっぱなし。
お腹一杯、さて帰ろうとしていると・・
「お店からサービスです」とデザートのプレートが!ひぇ~嬉しすぎる!
■デザート盛り合わせ
*ピスタチオのパンナコッタ
シチリアで購入のピスタチオペースト使用。
トローンと濃厚でミルキーな口当たりと
贅沢なピスタチオの香りを満喫・・これも食べたことない美味しさ!
*ココナッツのメレンゲ
サクっと小気味よいメレンゲに、
オレンジ風味のまったりバタークリーム。
プチトマトのように甘く弾ける食用ほおずきや、キウイなど盛り付けも可愛いな~
お料理はもちろん、お店全体を包む「おもてなし」オーラがまた格別。
当日予約でも、名前入りの席札が用意され
サッと荷物置きが用意されたり、空調の吹出し口の向きを気にして下さったり。
オーナーさんを始め、厨房からシェフやスタッフさんが色々と話かけて下さり
料理の話や美味しいイタリアン店談義まで。
女性限定のレディースコースも開始。
■お1人様用レディースコース 1,980円
(drink1種、前菜、パスタ、フォカッチャ)
地元への愛と美味しい物を提供したい
という熱意がビンビン伝わってくる、応援したくなるお店でした。
ごちそうさまでした!
6位
4回
2024/05訪問 2024/06/13
カヌレがまさに本場の味♪具やソースまで凝った惣菜パンもハイレベル!デニッシュもサックサク!全方位隙なしのパンの楽園
◇複数回訪問(2024年5月)
前回から約1年ぶりに、ブーランジュリー パリゴさんへ。
相変わらずの人気ぶりはもちろん
変わらぬクオリティの高さ、思わず目移りする豊富な品揃えにときめきます♪
焼き上がったパンが次々に棚に並ぶので
活気がすごいし、焼き立てに出会える確率が高いのも嬉しいポイント!
数回お邪魔して、選んだのはこちら。
■海老とブロッコリーのキッシュ 334円
土台はサックサクの、バター香るリッチなパイ生地。
なめらかなアパレイユはチーズ風味?
小海老の旨味にブロッコリー、チーズや卵にパイ生地と
口の中が美味しい物だらけの贅沢な1品。
これまでにいただいた、野菜たっぷりのキッシュ・プロヴァンサルや
ベーコンと玉ねぎのキッシュにも
負けない美味しさ、小ぶりだけど満足!
■きのこのフォカッチャ 291円
ふんわりフォカッチャ生地の上に豪華な具とソースが♪
ソテーした数種類のきのこの旨味、
そこに重なる風味良いトマトソースと、もっちりチーズが本格ピザみたい!
具もソースも美味しいこと!幸せ~
前回のボロネーズ風フォカッチャの時も思いましたが、もはやお料理!
具やソース、チーズの重なりが最高♪
ソース1つも手を抜かず本格的なので、満足度が桁違い~
■カヌレ 345円
「フランス南西部ボルドーの伝統菓子」
見た目通り、表面は蜜蝋がガリッと大胆なほど分厚くて香ばしい~
中は一転、むっちりプニプニ弾力が。
たまご色の生地はプリンのような甘味の奥に、妖艶なラム酒の香りがふわり。
表面のガリガリと中のむっちりの対比
香ばしさと優しい甘さのバランスが、まさに理想的!
カヌレの美味しさってこういうことやんな~、というツボを押さえた
現地のカヌレを思わせるクオリティ。
■オリーブとツナのタルティーヌ 313円
薄く切った香ばしいバゲットの上に
ほぐしたツナとブラックオリーブ、トマトソースが完璧なハーモニーの1品。
ツナのコクや旨味がアンチョビみたい♪
オリーブやトマトソースとの相性抜群で、こちらも具がお料理みたいに本格的。
カリッとした土台のバゲットも風味良く
ごちそう気分を味わえるタルティーヌ。
■ソシソン・ムタール 259円
「ソーセージと粒マスタード入り」
ハード系の生地はクラスト(パン表皮)がパリッと薄く
中はしっかり噛み応えと小麦の風味。
表面のこんがりチーズの香ばしさに
ジューシーなソーセージと粒マスタード、風味豊かな生地の一体感が理想的。
具も生地もやっぱりハイレベル~
ここからは、定番のデニッシュを2点。
綺麗に絞り出したクリームが崩れないよう、プラスチックケースに入れて下さいます。
いつも大好きなキャラメルクリームばかり選んでしまいますが、今回は初めて
カスタードやヨーグルトにも挑戦。
■カスタードクリームのデニッシュ 280円
相変わらずデニッシュはパリッパリ!
表面はザクザクッと繊細に弾け、もっちりハリのある層が何層にも重なります。
焼き込んだ生地のビター感、バターの香りが口いっぱいに。
カスタードもぽってり濃厚~!
程よい卵感と優しい甘さで、香ばしいデニッシュと相性抜群。
キャラメルクリームより苦味が少ないし、お子様にも食べやすい味かも?
■ヨーグルトクリームのデニッシュ 280円
こちらもデニッシュが香ばしい~
バター香るザクザク力強いデニッシュに、爽やかなヨーグルトクリームが。
クリームはこっくり、まろやかだけど
ヨーグルトの甘酸っぱさでサッパリ、初夏に嬉しい味。
最後の1点、初回にも同じ物を選んでいて
つい無意識に選んでしまう、人の好みって変わらないな~とつくづく。
■栗クリームのフランスパン 313円
表面はバリッと香ばしい食感の米粉を使ったダッチ生地。フランスパンはむっちりヒキと弾力が。
中に挟んだ2色のクリームは、栗のペーストとバターのクリームかな?
重なり合うと、まろやかでたまら~ん!
洋酒?のような奥深い香りとミルキーなコク、思わずうっとりとろけるクリーム。
カヌレやキッシュは、小ぶりな割にやや高級なお値段ですが
本場のクオリティなので食べると納得。
以前に比べ、ご褒美価格になってしまったけどやっぱり
あれこれ食べてみたくなる素敵なお店。
ごちそうさまでした!
◇第3回目訪問(2023年6月)
前回から約5年半ぶりに、ブーランジュリー パリゴさんへ。
土曜日の13時過ぎ、外から店内を覗くと
お客様は2~3組と意外に空いていたので、久々に入店してパンを選ぶことに。
相変わらず美しい見た目の凝ったパンが並ぶ圧巻の品揃え。
選ぶだけでもめっちゃ幸せ、楽し~い!
迷いつつも、今回選んだのはこちら。
■ボロネーズ風フォカッチャ 270円
ふっくら口溶けよいブリオッシュ生地。
まろやかなベシャメルソースの上に、深みのあるボロネーズソースがたっぷり。
挽肉や野菜の旨味が詰まった本格的な味。
チーズにベシャメル、ボロネーズソースが重なるので
ラザニアみたいにゴージャスなパン。
■ブロックベーコンとじゃが芋のエスカルゴバター 292円
ガリッと香ばしいハードなバゲットで
パンチある旨味のブロックベーコンとじゃが芋をサンド。
具がゴロゴロ大きく食べ応えある~
何と言ってもエスカルゴバターが最高!
ガーリックとパセリの食欲をそそる香りが、ベーコンにもじゃが芋にも合う!
土台のバゲットも美味しくハイレベル♪
■明太フランス 237円
バリッとハードに焼き込んだバゲット。
表面は大胆な香ばしさで、クラム(パンの中身)もミシッと噛み応えが◎
サンドされた明太子のまろやかな旨味と
素朴で香ばしいバゲット生地は、止まらなくなる相性良さ。
■クイニーアマン 292円
層の間から芳醇なバターが溢れる、もっちりジューシーなクロワッサン生地。
しっとりふんわり繊細で柔らかな層に
表面の艶々したカラメル状のバターやお砂糖、さらに大粒ザラメの甘味も合う~
常温に置いていたのでカラメリゼのパリパリ感はなくなってしまったけど
層の厚みや食感、バターやお砂糖が贅沢!
■キャラメルクリームのデニッシュ 270円
焼き込み強めのほろ苦いデニッシュ。
分厚いデニッシュはバター風味でパリパリ香ばしく、間にサンドされているのは
こっくり重厚なキャラメルクリーム。
キリリとビターな大人のキャラメルクリームで、まったり粘度が高くコク深~
前回もいただいたキャラメルクリームを選んでしまったけど
次はヨーグルトや抹茶クリームもいいな~
■ブリオッシュ・ア・ラ・クレーム キャラメル 378円
最後は冷蔵コーナーから選んだ1品。
マリトッツォみたいな、分厚いクリームがはみ出すたまらないビジュアル。
冷やされているのに、パサパサせずしっとり口溶けよいブリオッシュ生地。
溢れるようなキャラメルクリームは
トロリとミルキーで軽い食感、甘すぎないので山盛りでも全くクドくない♪
クリームの奥からは、濃いめのキャラメルソースが登場。
深みのある甘味が絶妙のアクセントに。
キャラメリゼされたアーモンドや、白いクロッカンショコラ(パール型チョコ)も
食感や風味がクリームと相性抜群で
400円近くとお高いけど、美味しいわ~
ハード系のパンが種類豊富で人気だけど
個人的にはやっぱり、こちらはデニッシュ生地などヴィエノワズリーが好み♪
惣菜パンも具がお料理みたいで毎回満足、
今回のボロネーズ風フォカッチャや、エスカルゴバターも本格的でした。
クオリティが高いので仕方ないけど
昨今の原材料の値上がりもあるのか、以前の良心的価格に比べ大幅に値上がり。
前ほど気軽に選べなくなたのが残念。
いつも、凝った惣菜系や珍しいスイーツ系を選びがちなので
次こそ名物のクロワッサンやカレーパン、
クリームたっぷりと噂のクリームパン(アールグレイや抹茶クリームも!)など
シンプルな定番にも挑戦してみたい!
ごちそうさまでした!
◇第2回目訪問(2017年11月)
半年ぶりに、お気に入りのパリゴさんへ。
TV放映の数週間後だったためかか、レジ前が行列になる混雑具合。
今回もやっぱり目移りする魅力的な品揃え。
迷いつつも、前から気になっていたパンを数点購入(以下全て税込み)
■ミラノ風カツレツのカスクルート 389円
「豚肩ロースのカツに自家製トマトソース」
こんがり揚がったミラノ風カツレツは
衣メインでお肉が薄く、想像より存在感は低め。
でも、野菜入りトマトソースはハーブが香りコク深く、もはやラタトゥイユ?
パラリとかかったパルミジャーノも、カツやトマトソースに合う~
具やソースを受け止める、生地がまた美味しい。
ふわっと厚みがありつつ、表面はザクッ&カリカリッと香ばしい米粉のダッチ生地。
あぁ、カスクルート全種類試したい!
■キッシュプロヴァンサル 259円
「ズッキーニ、トマト、トマトソース入り」
サクサク香ばしいタルト生地の中に、
玉子たっぷりのアパレイユ、薄切りズッキーニと味わい深いトマトソース。
表面のチーズと中のトマトソースも合う~
小ぶりだけど、南仏風の味わいが楽しめます。
食べ終わるのが悲しくなってしまうような、格別の美味しさでした。
■りんごのプティ・パン 194円
「たっぷりのりんごとクルミのフランスパン」
もっちり噛み応えのある素朴なフランスパン。
どこを切っても、甘く煮込んだトロトロのりんごが顔を出して贅沢~
香ばしいクルミの風味が、これまた相性抜群♪
大きなりんごがゴロゴロ入ったプティ・パンが、200円以下とは驚き!
プティ・パンは他にも、同じ形&お値段で
いちじくや苺、あまぐりなど・・季節ごとに変わるのかな?全種類制覇したい!
■オリーブとチェダーのフーガセット 205円
表面はカリッと香ばしく、中はしっとりヒキのある味わい深いハード生地。
ゴロリとしたチェダーチーズがたっぷり入り、
その豊かなコクと塩気に、ブラックオリーブの酸味が重なり美味し~い!
生地と具のバランスが良く、止まらなくなる味。
今回選んだパンも生地の食感や風味、具はそれぞれ異なりますが
どれを食べても納得の味、全方位無敵の高レベル。
とにかく品揃えもジャンルも豊富なので、全種類制覇は難しそうですが
カスクルートやプティ・パンは制覇したいな~
次はオリーブとツナのタルティーヌや、珍しいヨーグルトクリームのデニッシュ、
カレーパンやクロワッサンも気になるし・・
選ぶのが本当に悩ましい、大好きなお店です。
ごちそうさまでした!
家から距離があるものの、ずっと憧れていたブーランジェリーパリゴさん。
一念発起して、気候のいい時期に初訪問。
結果、もっと早くお邪魔すれば良かった!と後悔するほど素敵なお店でした。
大好きなブルディガラさん、goutさんのようなフランス風のラインナップに加え、
ボリューミーなカスクートやハード系も豊富。
選ぶ間にもワクワクするような、見た目から美味しさが伝わってくるパンは
次々に焼き立てが並び、生地の風味が抜群♪
中でも、パリパリに焼き込まれたデニッシュ系がお気に入り。
今回、購入したのは(以下全て税込み)
■洋梨とキャラメルクリームのデニッシュ 248円
こんがりパリパリのデニッシュ生地の中には
シャクシャクと食感の良い爽やかな洋梨と、大人のキャラメルクリーム。
洋梨&キャラメルって安定の組み合わせだけど、
キャラメルの風味や生地の香ばしさが本格的で、ひとあじ違う満足度♪
■キッシュ 238円
「ブロックのベーコンとたまねぎ入り」
うわわわ、このキッシュ、美味しい!
丸型タルトはサクサク、程よい厚みでシンプル。
中はなめらかなアパレイユ(卵液)に、甘い玉葱とブロックベーコンの旨味。
表面のチーズがまたケチってないので、ビヨーンと伸びるほど!
ほんのり胡椒も効いて、全体のバランスが完璧。
キッシュは他にトマトとじゃが芋238円、
きのこ259円、ズッキーニやトマトソース入りのキッシュプロヴァンサル259円も。
全部試してみたいなぁ・・
■クロワッサン・ザマンド 238円
パリパリパリッ、サクサクッと本当に繊細に焼き込まれた層は
抜きん出た香ばしさ、バターのふくよかなコク。
中はさらにバターが香り、しっとり程よい厚み。
中心はオレンジ色に近い濃厚クレームダマンド。
表面のアーモンドスライスやクッキー生地、粉糖もゴージャスな甘味。
■ベーコンチーズ 193円
カリッとした表面は芳しいチーズの香り・・たっぷりパルメザンチーズをまぶすそう。
しっとり旨味の大山ベーコンの塩気に、
ふんわりもっちり、噛み応えある生地が合う!
表面のチーズの香ばしさにベーコンの旨味、鉄板の組み合わせで止まらなくなる味。
1日最高400個も売れるという人気ぶり。
■キャラメルクリームのデニッシュ 173円
しっとりとバター香る生地が、何層も重なる贅沢な厚みのデニッシュ生地。
珍しい縦型の生地でサンドされているのは
もったりと粘度高めのキャラメルクリーム。
濃い目の色からも分かる通り、甘ったる過ぎず苦味も効いたキャラメルがいい味~
クリームをサンドしたデニッシュは他にも
カスタードや抹茶クリーム、ヨーグルトクリーム各173円など選ぶのも楽しい!
■くりのクリームのフランスパン 184円
デコボコしたダッチ風の生地、表面は米粉?
ザクッ・カリッと抜群の香ばしさ!
くりのクリームは、ザラリと舌触りを残しつつ濃厚まった~り♪
なめらかトロトロ系とはまた違う、和栗ペーストっぽい密度のクリームでした。
■タルトフランベ 184円
クレープのようにペローンと薄い生地に、具を乗せた1品。
生地は薄いけど、周りはパリパリ香ばしい!
ベーコンの塩気や玉葱の優しい甘味、クリームチーズのまろやかな酸味など
薄い生地だからこそ、ダイレクトに味わえます。
生地もフィリングも、丁寧に作られているのが伝わる本格的な味。
久々に、何を買おうか決めるのに時間のかかる
どのパンも魅力的過ぎるブーランジェリー。
次はオリーブとチェダーチーズのフーガセット、
ゴロゴロと林檎が入っているらしい林檎とクルミのプティパン、
ミラノ風カツレツのカスクルートも気になる~
Parisのブーランジェリーを思わせる、繊細なクロワッサン生地はもちろん
デニッシュ系、ハード系も色々試してみたい!
暑さがおさまったら、ぜひ再訪したいです。
ごちそうさまでした!
7位
5回
2024/11訪問 2025/01/14
旬の食材を使った優雅な前菜にサラダ&スープ付き♪お値段以上のクオリティ!平日限定パスタランチ1,000円
◇第5回目訪問(2024年11月)
前回から3年半ぶりにil Ktuttiさんへ。
これまでディナーやランチコースを楽しみましたが、久々に平日ランチで訪問。
平日ランチのパスタは2種から選べ、
サラダとスープに、本格的な前菜付きで税込1,000円♪
相変わらずのお料理のクオリティと、居心地良い接客に癒されました。
ランチは平日も土日も12:00~L.O.14:30(火曜定休)
(現時点での営業形態・営業時間は、お店からの最新情報をご確認下さい)
■ランチメニュー(全て税込価格)
・PranzoA(平日限定)1,000円
サラダ&スープ、季節の前菜、パスタ
・PranzoB 1,500円
サラダ&スープ、前菜3種盛、パスタ
・PranzoC 2,500円
サラダ&スープ、前菜3種盛、パスタ、お魚又はお肉
・PranzoD 3,000円
サラダ&スープ、前菜3種盛、パスタ、お魚、お肉両方
※カフェ&お口直し +300円
コーヒー/ラテ/エスプレッソ
■本日のパスタ
天然鯛とイタヤ貝の軽いトマトソース
豚の煮込み、軽いクリームソース
注文したのは平日限定のお得なPranzoA。
以前のランチではトマトソースをいただいたので、今回はクリームソースに。
注文からすぐにサラダ&スープが。
◇平日限定PranzoA 税込1,000円
サラダ&スープ、季節の前菜、パスタ
■サラダ&スープ
シックな黒いプレートに、グリーンサラダとスープが。
サラダはフレッシュな葉野菜がメイン。
おろし玉葱のドレッシングは、サッパリしつつまろやかなコクがあり好み。
スープは温かいかぶのポタージュ。
これがまた、驚くほど美味しかった~
奥深いブイヨンの旨味に、かぶの優しい甘味がふわり。
ずっと飲んでいたくなるような味わい。
■季節の前菜
おぉ、なんかゴージャスなんキター♪
生牡蠣に様々なソースやオイルをかけたお洒落な1皿。
大きな牡蠣は食べやすくカットされているので、スプーンでパクリ。
トロッとなめらかな生牡蠣の舌触り、
刻んだ柿の爽やかなソースや万願寺のクリーム、ハーブが香るオイルが。
なんて豪華なハーモニー!美味し~
牡蠣の濃厚なエキスやミルキーな旨味に
柿の甘味やクリーム、清涼感あるハーブの香りが合う~
千円ランチの前菜とは思えない凝った味わいで、優雅な気分になれます♪
■パスタ
豚の煮込み、軽いクリームソース
このパスタもめっちゃ美味しかった!
ソースがこっくりコク深く、まろやか~
ゴロッと入った豚肉の旨味や、香味野菜?の風味がクリームソースに溶け込んで
まるでシチューのように濃厚な味わい。
プリッとアルデンテのパスタに
クリーミーなコクのソースがからみ、この深い味はブロード(出汁)のおかげ?
具の豚肉もホロッとほぐれる柔らかさ。
豚を煮込む時も下味を効かせるそうで、その旨味がソースにしみ渡っています。
軽いクリームソースと言いつつも
サラサラ系ではなく、トロッと濃厚なソースなので個人的にめっちゃ好み~
笑顔の綺麗な女性スタッフさんも
きめ細かく気遣い抜群のサービスで、お料理をより一層楽しめました。
最近はサラダとパスタだけで千円のランチも多いですが
スープやサラダに素敵な前菜も付いて
パスタもちゃんと美味しいという、満足度がすごいパスタランチ(平日限定ですが)
旬の素材を生かす繊細な味付けだけど
ソースが凝っているので物足りなさは感じませんね~
また久々にディナーでもお邪魔したくなる、ハイクオリティなお店でした。
ごちそうさまでした!
◇第4回目訪問(2021年3月)
前回から2年半ぶりに、il Ktuttiさんへ。
これまではディナーメインでしたが、今回はランチで訪問。
以前は前菜やドルチェ、ドリンクまで付いたパスタランチが1,000円でしたが
現在は同じ内容のPranzo Aが1,650円に。
他にもメイン付きコースやお魚&お肉Wメインのコースも。
今回は一休レストランのサイトで見つけた
前菜やパスタにお魚&お肉のWメイン、ワンドリンク付きのコースを予約しました。
Pranzo B+選べるドリンク 税込3,000円
■選べるドリンク
スパークリングワイン、
ソフトドリンク(ジンジャーエール、ジュース(オレンジorグレープフルーツ))
■Pranzo B
・彩りサラダ
・季節の前菜
・本日のパスタ
・本日のお魚料理
・本日のお肉料理
・本日のドルチェ
・ドリンク(コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ラテから1品)
予約した平日12時にお邪魔すると
既にテーブルもカウンター席も8割ほどが予約で埋まり、残りは常連さん用の席。
飛び込みで入るのは難しそうな人気ぶり。
換気の為にドアは少し開いていますが
入口に近いカウンター席は、ひざ掛けを貸していただけるので寒さは気にならず。
やっぱり換気、大事ですもんね~
シンプルなサラダと、スパークリングワインからスタート。
◇Pranzo B+選べるドリンク 3,000円
■彩りサラダ
様々な葉野菜やスプラウトを使ったフレッシュなサラダ。
おろし玉葱のドレッシングがまろやか~
■季節の前菜
ヤリイカとうすいえんどう豆ピューレ、ホタルイカのムース
お皿の上で草花が芽吹いているような洗練された盛り付け♪
艶々と甘く柔らかなヤリイカの中は
うすいえんどう豆のピューレで、春らしい甘味にとろける~
底に敷いたホタルイカのムースが魚介の旨味とコクをプラスして、
可憐な見た目&お酒にも合う前菜でした。
■本日のパスタ
白魚と春キャベツのオイルソースパスタ
目の前で調理されている段階から、香ばしいガーリックの香りが広がりワクワク~
イカ墨を練り込んだ真っ黒なパスタに
春らしい白魚と春キャベツの組み合わせ♪
香り良いオイルとガーリックのおかげで
旬の春キャベツや白魚の旨味が引き出され、あさりのお出汁が深みを加えます。
黒いイカ墨パスタの上で映えるのは
黄金色に輝くカラスミパウダー!
カラスミの香ばしいコクと塩気は、白魚やガーリックとも最強の相性良さ。
食べ始めると止まらない、超ハマる味!
あ~、やっぱりこちらのパスタ好き。
シンプルに見えるオイルパスタでも、ブロード(お出汁)がきっちり効いているので
程よいパンチ、味の決め具合がツボ。
■本日のお魚料理
鰆のポワレ、青海苔のブールブランソース、かぶのクリーム
春ならでは、鰆のポワレは火入れが絶妙。
しっとり柔らかくなめらかな舌触り、
繊細な鰆の旨味を、岩塩や粒胡椒がキリリと引き締めいいバランス。
秀逸なのが青海苔のブールブランソース。
バターと生クリームでこっくり仕上げた、重厚なブールブランソースに
香り良い青海苔が重なりグッと奥行きが。
鰆の上品な旨味が数倍アップします。
お皿の奥は、まろやかなかぶのクリーム。
まったりとろける口当たり、かぶの甘味やブロード(お出汁)の旨味が
鰆や青海苔の風味と一体感抜群!
芽キャベツやそら豆など、お皿の上全ての素材に春の訪れを感じる仕上がり。
■本日のお肉料理
九州夢ポークのグリル、赤ワインのソース、ごぼうのピューレとフリット添え
大分県産のSPF豚、九重夢ポークはシンプルなグリルで。
表面はこんがり香ばしい焼き色で
素材の持つ力強い旨味がじわじわ~♪
ギュッと身が締まっているけど、きめ細かい肉質でスッと歯が通る柔らかさ。
脂の旨味もサラッと軽くクドさゼロ。
このジューシーな脂と旨味、虜になる~
赤ワインのソースは意外に軽やか。
そこにアクセントを加えるのが滋味深いごぼうピューレ。
パリパリッと弾ける薄いごぼうのフリットも、いい食感!
■本日のドルチェ
ベリーのショコラテリーヌ、クレマカタラーナ、いちご
今回は誕生日のランチで予約していたので
お誕生日メッセージ付きのプレートに・・嬉しいな~♪
ドルチェはどちらも、ひんやりセミフレッド(半解凍)。
濃密なショコラが詰まったテリーヌは、生チョコのよう。
甘酸っぱいベリーで華やかな味に。
もう1品はスペイン発祥のデザート、クレマカタラーナ。
凍らせたプリンのようなドルチェで
中はひんやりカスタードのコク、表面はパリパリと甘くほろ苦いブリュレ。
どちらも美味しいラテに良く合います。
■ドリンク(コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ラテから1品)
今回も大好きなラテを注文。
京町堀CLOCKWORK ROASTERSさんの豆は、相変わらず優雅で奥深~い香り。
まろやかなミルクが重なり余韻にうっとり。
ほぼ満席に近い混み具合なのに
各テーブルの進み具合を見ながら、熱々のお料理をスムーズに提供下さるシェフ。
笑顔がキュートな女性スタッフさんも
目配り抜群で、最後はお店の外まで丁寧なお見送り。
常連さんを大事にされる雰囲気なので
初めてお邪魔する方や、久々にお邪魔した身にはやや居心地が微妙でしたが・・
お料理の味や香り良い食後のカフェは
変わっていなかったので、また通い続けたいと思います。
ごちそうさまでした!
◇第3回目訪問(2018年11月)
1年ぶりに、お気に入りのil Ktuttiさんへ。
メニューに記載はないですが、昨年同様
「カウンター席限定お1人様ディナー2,000円」を手打ちパスタで予約しました。
(手打ちパスタは、生地を1日寝かせるので前日より前に要予約)
通常のディナーコースは2,800円or4,800円。
それぞれ季節の食材を使った前菜やパスタ、メインが楽しめます。
まずはお料理に合うシチリアの白ワインを。
◇Feudo Arancio(INZOLIA)グラス700円
華やかなフルーティさと程よいコクに
キリリとキレのある酸味が寄り添う、スッキリした飲み心地の1杯。
◇カウンター席限定お1人様コース 2,000円
おまかせ前菜2種、パスタ、メイン(お肉orお魚)、ドルチェ、カフェ
この日のメインは
・太刀魚のポワレと海老のスフォルマート
・イベリコ豚のグリル 赤ワインソース
ご用意いただいた手打ちパスタが、イベリコ豚の煮込みソースとお聞きし
今回のメインは、お魚でお願いしました。
まずは、見目麗しい前菜2種からスタート。
■おまかせ前菜2種(左から順に)
*かぶのムース、帆立の炙り、洋梨ピクルス
トロリと甘い炙り帆立に、フルーティな酸味の洋梨ピクルス。
まろやかな甘味のかぶのムースや
フレンチキャビア(鱒の卵)の塩気、
レモンとライムを合わせたオイルが重なる、繊細で軽やかな組み合わせ。
*秋刀魚の炙り、柿、きのこ
うわ~、これも美味しい!
脂がのった秋刀魚の炙りの香ばしさ、
白バルサミコやワインビネガー、白ワインなどで炊いたサッパリした白舞茸、
柿の穏やかな甘味が、見事に調和します。
■手打ちタリアテッレ、イベリコ豚の煮込み
フォークだけでホロリと崩れるほど、柔らか~く煮込まれたイベリコ豚は
じわじわ広がる旨味に即ノックアウト。
セロリや玉葱、人参など香味野菜と共にイベリコ豚をじっくり煮込むので
その旨味がトマトソースに溶け込みます。
手打ちのタリアテッレは、相変わらずなめらかで程よいコシが好み。
このパスタと旨味の濃いイベリコ豚、
イタリアのマンマが作るような、優しく深みのあるトマトソースのハーモニー。
あぁ、食べ終わるのが惜しいよぅ・・
■太刀魚のポワレと海老のスフォルマート
フワッとほぐれる柔らかい太刀魚に
卵白やクリームを入れた、ふんわりまろやかな海老のスフォルマート。
その上には、炙ってとろける食感のラルド。
紫の菊の花びらが、あでやかに彩ります。
口の中に太刀魚や海老の風味が広がり
ラルドのコクが加わると・・こりゃもう、とろけるしかないやつ!至福~
何よりたまらないのが、底に敷かれたアメリケーヌソース。
海老の殻を香ばしく炒めて、時間をかけて別に炒めた玉葱と合わせ
ワインやブランデー、トマトピューレ、
あさりの出汁まで合わせる絶品のソース。
1滴でも残すと罰が当たりそうな、1皿の美味しさをグッと底上げするソースでした。
■ドルチェ、カフェ
以前は3種類からドルチェが選べましたが
今回はミニャルディーズのような、小さなドルチェの3点盛り合わせに。
パティシエさんに作ってもらうらしく
この日はカシスのマカロン、フィナンシェ、自家製バニラアイス。
特に、風味良いカシスのマカロンが好み。
食後のカフェは、エスプレッソ/カプチーノ/コーヒー/紅茶(HOT/ICE)から。
やっぱり今回も、カプチーノを注文。
華やかなアロマ、奥深い苦味や香ばしさに
ミルクのまろやかさ・・あぁ、癒される~
以上、コースとワイン1杯で税込み2,700円。
以前に比べ、サラダやバゲットが無くなったので食べ応えはやや軽めですが
2,000円でこの内容とは・・やっぱすごい!
フルーツをお料理に上手く融合させたり、
砂糖を使わないイタリアンならでは、野菜をじっくり火入れして甘味を引きだしたり。
前菜のかぶのムースも、炒めた玉葱とクリームだけで調味料は使わないそう。
それで、あんなに奥行きあるコクや甘味が!
しかも、メニューは毎週変えているそう。
季節の食材や旬の果物、1つ1つ丁寧に凝ったソースやオイル、ムースなどを
繊細に組み立てるバランス感に感動します。
色々な組み合わせを楽しみながら挑戦するシェフのお料理は、個性的だけど
食べるとホッとするような安心感のある味。
その味を求めて、芦屋や堺など遠方からのお客様も増えているそう。
正直、ディナータイムに(カウンター席限定ですが)2,000円でここまで満足できる
凝ったお料理は、なかなかないのでは?
お値段以上の満足度と驚きを与えてくれる、ずっと通い続けたいお店です。
ごちそうさまでした!
今年お邪魔したイタリアンの中でも、印象的な美味しさだったil Ktuttiさん。
前回ランチで感動し、今回はディナーへ。
お目当ては、お1人様から楽しめるディナーコース2,000円(カウンター席限定)。
他のディナーコース(2,800円or4,800円)も、お1人様から注文OKですが
この日は軽めに2,000円コースを注文。
◇お1人様OK! Cena una 税込み2,000円
おまかせ前菜2種、サラダ、パスタ、メイン(お肉orお魚)、ドルチェ、カフェ
この日のパスタは、以下の2種から選択。
・猪とポルチーニ茸のラグー
・アサリと帆立 金柑のオイル
この日のメインは(2,800円コースより)
・天然鯛をスペック(生ハム)で巻いて 野菜のスコッターレ
・うずらとその卵 フォアグラのローストをベリーのソースで
2,000円コースのメインは他にも
イベリコ(ベジョータ)ローストor炭火焼
鴨のローストベリーソース などが選べましたが、今回はうずらをチョイス。
■おまかせ前菜2種(左上から順に)
*スズキ、軽く炙ったラルド、菜の花
あっさり淡泊なスズキに重なる、炙ったラルドのコクと香ばしさ。
菜の花は魚の出汁やコンソメで炊くそう。
その菜の花のピュレの上には、小粒だけどプチッと弾けるフレンチキャビア(鱒の卵)。
さらにドライトマトやオリーブ・ケイパー・柑橘を合わせる薬味風のソース、
「グレモラータ」で一段と深い味に。
*国産牛ほほ肉の煮込み、リコッタチーズ
小サイズでも丁寧に小鍋で温めてのご提供。
ホロリと崩れる柔らか~い牛ほほ肉は、旨味が凝縮されとろける美味しさ♪
リコッタチーズもまろやかでクリーミー!
■生ハム3種のサラダ(痛恨の写真忘れ)
たっぷりのリーフサラダを覆うように、生ハムがたっぷり乗った豪華なサラダ。
なめらかな旨味の24ヶ月熟成のパルマ産生ハムに加え、
豚の首や肩の肉を使うコッパは、手切りならではの程よい厚みと噛み応え。
噛み締めるたびに、旨味がじんわり♪
北イタリアで有名な生ハム、スペックは
塩漬けだけでなく香辛料にも漬け込み、さらに燻製をかける独特の旨味。
赤身メインでやや歯応えがあり濃密な塩気。
マイルドな酸味のドレッシングも美味しい!
シェリービネガーやオイルに、エシャロットやマスタードの香味が重なり
サラダ1つとっても満足度が全然違います。
■バゲット
土佐堀のお気に入りブーランジュリー、ラ・フルネさんのバゲット。
しっとりヒキがあり、ほのかな甘み。
パリッと香ばしいクラスト(パンの表皮)も、相変わらず絶妙の食感。
■猪とポルチーニ茸のラグーパッパルデッレ
このパスタ・・見ただけで分かる!もうめっちゃ美味しいやつやん!
柔らか~く煮込まれた猪の溢れるコクに、
フレッシュ&乾燥ポルチーニ茸の風味、まろやかに溶け込むチーズ。
芽キャベツのほろ苦さが、また合う!
ラグーだけでもとろける味なのに、驚くのが手打ちパスタの美味しさ。
しっかり幅があり薄いパッパルデッレは
トゥルンとなめらかな口当たり、分厚過ぎないのでソースとの一体感も抜群!
あ~、食べ終わりたくない・・今日イチ!
猪や鹿・クマは好きだけど、羊がどうも苦手で・・と話していたら
良かったら試してみて、とシェフから
■仔羊のロートロ マスタードソースと柿
シート状に叩いて伸ばした羊の脂で、羊の赤身部分を巻き火入れした1品。
しっとりレアな赤身は程よい柔らかさ。
最大の難敵、羊の香りが強くて苦手な脂も
独特のクセは感じるのに、エストラゴンの爽やかな香味や、
柿やフレッシュ玉ねぎ、下に敷かれたマスタードソースがフルーティに調和。
羊特有のクセが、美味しさに昇華してる!
苦手な食材さえ美味しく食べられてしまう・・もはやマジック?
■うずらの炭火 その卵とフォアグラのロースト ベリーのソースで
香ばしい炭火焼きのうずらに、
こんがりソテーされたフォアグラが、トロ~リとろけるリッチな1品。
うずら卵のポーチドエッグは小さいのに
プチュッと潰すとトロトロと黄身が流れ出し、まろやかさがアップ♪
ベリーのソースも甘酸っぱくて爽やか!
カシスにブランデーやフォンを合わせるらしく、弾ける果実がジューシー!
コリコリ食感のあわび茸やレンズ豆の煮込みなど、脇役もいいバランス。
■ドルチェ(3種類から1種選択)
・ティラミス
・チョコのスフレ、バニラジェラート
・苺のサブレ、ピスタチオのジェラート
温かい物が食べたくて、スフレを注文。
出てきたのは、内外が逆転したフォンダンショコラのようなドルチェ。
まったり濃密なチョコスフレの上に、トロ~リ温かいガナッシュ。
バニラジェラートや苺が華を添えます。
食後のカフェは、エスプレッソ/カプチーノ/コーヒー/紅茶(HOT/ICE)から。
前回も感動した、まろやかな飲み心地の深みあるカプチーノで〆。
前菜からデザートまで、お皿の上の素材が見事に手を取り合って生まれる
極上のハーモニーに酔いしれました。
どれか1つの素材が突出することなく、口の中で全体が溶け合うと
しみじみ美味しくて、思わず笑顔に。
このバランスや素材の組み合わせ、もうどうやって考え付くんでしょうか・・
ドリンクはソムリエさんに相談し、お料理に合うとお勧めいただいた
◇Zardetto Prosecco Extra Dry 600円
華やかに弾ける泡が嬉しい、プロセッコ。
シャープ過ぎずほのかな甘味やコクがあり、酸味控えめで飲みやすい1杯でした。
以上、充実のコースと1杯で税込2,600円。
こんなにお手頃価格で、ここまでの楽しさと美味しさ・・本当にいいんでしょうか。
ディナー限定の手打ちパスタの美味しさも知ってしまったので、
また何度でもお邪魔したいお店です。
ごちそうさまでした!
気になるイタリアンの新店、il Ktuttiさんへ。
福島駅から北へ、あみだ池筋沿いのコンビニ隣に2017年4月にOPENしたお店です。
店内は上品かつスタイリッシュな雰囲気。
シェフの手元まで見えるフルオープンキッチン、その向かいにカウンター6席。
奥には、落ち着いたテーブル席が12席ほど。
さらに2~6名用の完全個室もあるそうです。
土日でも税込千円から揃うランチは3種類。
A1,000円:付出、パスタ、ドルチェ、カフェ
B1,500円:Aの付き出し→前菜盛り合わせに
C2,500円:前菜盛り合わせ、パスタ、メイン(魚パイ包みor肉)、ドルチェ、カフェ
パスタはA~C共通、2種類から選べます。
・キノコを味わう一皿、オイルソース
・富山産紅ずわい蟹の軽いトマト
今回は軽めにAのパスタランチを注文。
まずは繊細で美しい盛り付けの付出しが。
■付出し:生秋刀魚と茄子マリネ
トロリとした生秋刀魚と共に、柔らかな茄子のマリネが。
下に茄子と玉葱やクリームを合わせたピュレ
トップにあしらわれた白髪葱のフリットや、スプラウトもいいアクセント。
小さな1皿に溢れるセンス、絶妙のバランス。
こんなアミューズ(イタリアンだからストゥッツィキーノですね)から
スタートすると次のパスタも楽しみになります。
■富山産紅ずわい蟹の軽いトマトパスタ
一見シンプルに見えるパスタですが、ひと口食べてビックリ!
何?この優しく包み込むような味・・
パスタ1本1本まで滋味深い味が入り込み、じんわり広がる優しい旨味。
お聞きすると、秘訣はブロード(出汁)。
野菜と昆布、あさり、白身魚の3種のブロードが重なって生まれる
穏やかなのに芯のある美味しさ・・すごい!
トマトソースではなく角切りトマトにずわい蟹、ズッキーニ、白葱を使い
あっさり軽いのに力強い旨味のトマトパスタ。
最後のひと口まで飽きない美味しさでした。
■ドリンク
10数種類から選んだという、こだわりのコーヒー豆を使ったカフェメニューは
エスプレッソ、カプチーノ、コーヒーから。
(紅茶もあります)
注文したカプチーノは、ふんわり厚みあるフォームドミルクのまろやかさに
上品なコクと苦味、香り高いエスプレッソ。
うんうん、これは何杯でも飲みたくなります。
■ミニドルチェ(ティラミス)
ほんわり口溶け良いマスカルポーネに、ジュワッととろけるスポンジ。
表面にはココアパウダーの代わりに
細かく砕いたコーヒー豆を使っていて、キリリと引き締まる全体の調和。
こちらも、お代わりしたくなる美味しさ♪
お店のサイトにあるように、スパニッシュも取り入れたイタリアンで
シェフはスペインバルの立ち上げにも関わったことがあるそう。
お料理のことはもちろん、美味しいお店の情報など気さくに話して下さいました。
同じくスパニッシュやフレンチテイストの
阿波座のイタリアン、キオッチョラさんとは偶然にも同じお店ご出身だそう。
ダンディなスタッフさんのサービスも素敵。
さりげなくお水を足してくれたり、食後に新しいおしぼりをご用意下さったり。
さらにディナーも破格!6品税込2,800円!
(付き出し、前菜、選べるパスタ、魚料理、ドルチェ、カフェ)
きらめくようなブロードが活きたパスタ、
付き出しからカフェまで工夫され、美味しい物を出すぞ!と気合いが伝わるランチ。
他のお料理もぜひ食べてみたくなりました。
ごちそうさまでした!
8位
3回
2018/06訪問 2018/06/27
大胆な洋酒の風味ととろける口溶け☆大人向けの本格派プチガトー
◇複数回訪問(2018年3月、6月)
ちょうど1年ほど前、久々の再訪で美味しさにハマり色々なプチガトーを
試しましたが、今年も既に何度か訪問。
何度食べても、しみ渡るような洋酒の芳しさや口溶け、香り良さにうっとり・・
最近、購入したのは(以下、税込価格)
■フレジェ 561円
「フランス版苺のショートケーキ。
厚めのアーモンドスポンジにクレームムスリーヌとぎっしりの苺をサンドし
キルシュで風味付けしています」
なんとも端正な正統派ビジュアル。
アーモンドパウダー入りの生地には、キルシュ(さくらんぼのお酒)が浸み込み
ジュッワーと妖艶な風味が広がります。
その間には、バタークリームにカスタードを合わせたクレームムスリーヌ。
まったりとコク深いクリームは
バターの配合多めなのか、超濃厚な味わい。
洋酒香る生地に濃厚なクリーム、と重くなりそうなところに
ゴロリと入った苺の甘酸っぱさが軽やかに。
見た目はキュートながら、食べると華やかな香り溢れる大人向けショートケーキ。
■ピスターシュ・フレーズ 540円
「シシリー産のピスタチオをふんだんに使用した濃厚なババロワをベースに
苺のムースと木苺のコンフィチュールが
センターのムースケーキです」
口の中でトロッと儚くとろける、まろやか~なピスタチオのババロワ。
ピスタチオ独特の香りとコクがふんわり♪
優しい甘さの苺のムースと、甘酸っぱい木苺のコンフィチュールが
バランス良く重なり、ピスタチオに合う!
底のピスタチオ生地にはジュワッと木苺のお酒が浸み込み、ボレロさんらしい!
■ミロワール・ショコラ 561円
「なめらかで濃厚なチョコレートムースの中に、木苺の酸味を活かしたキャラメル
風味のガナッシュと木苺のジャム入り」
表面は鏡のように艶やかなビターチョコのグラッサージュに、金箔が上品~
サイドにはプレートチョコが3枚。
メインの香り豊かなチョコムースは、
口溶けなめらかだけど、カカオ64%ほどとどっしり重厚な風味。
センターのガナッシュは、木苺の酸味と
ねっとりしたキャラメルのような甘味と食感が組み合わさり、濃密な存在感。
甘酸っぱい木苺ジャムのアクセントに
同じく木苺のお酒が浸み込むビスキュイショコラ生地が重なる、エレガントな1品。
■ノッチョラート 540円
「ヘーゼルナッツをふんだんに使ったチョコレートケーキ。
ナッツの風味香ばしくチョコの風味は濃厚。
ラム酒がほのかに香ります」
2013年の「NIKKEIプラスワン何でもランキング チョコレート部門」で
1位に輝いたというチョコレートケーキ。
ズシッと重厚なガトーショコラ風の生地は、粉の代わりにアーモンドパウダーや
カカオ分70%のダークチョコを使うそう。
ほんのりラム酒が香る大人の仕上がり。
分厚いガナッシュクリームは、ミルクチョコベースでまろやか。
表面と間には、ヘーゼルナッツのプラリネ和えがたっぷりと。
このナッツがまた香ばしく風味が抜群!
同じヘーゼルナッツ系でも、なめらかな口溶けやチョコとの一体感ある
ノワゼットピエモンとは違う独特の重厚さ。
洋酒が強いのは苦手、という人以外なら
素材や食感の美しいハーモニーに浸れて、心に響くプチガトーが揃います。
大胆でキレのある洋酒遣いのフレジェは
大人向けの味わいで、苺の季節には毎年食べたくなるほど特に気に入りました。
ごちそうさまでした!
約3年ぶりにドゥブルベ・ボレロさんへ。
高レベルのお店が集まるスイーツ激戦区で
レグーテさんに次ぐ食べログ2位の人気店。
相変わらず、気品溢れるケーキが並ぶ美しいショーケース。
数回お邪魔して購入したのは(税込価格)
■ポワール・フレーズ 540円
「洋梨と木苺のムースに焼いた洋梨や、木苺と木苺コンフィチュールが入っています。
底にクレームムースリーヌとダコワーズ」
ピンク色のムースはシュワンと淡い口溶け。
ムースの中には、トロリと流れ出す木苺のコンフィチュールと真っ赤な木苺が。
洋梨や木苺のフルーティな華やかさに
洋酒がふくよかに香るクレームムースリーヌが重なり、リッチな味わい。
ムースはもちろん、土台のダコワーズにまで洋酒がジュワッと染み込んでいて
ひと口ごとに感動する夢のような美味しさ。
■タルト・ビチェリン 540円
「生クリームとマスカルポーネを混ぜたコクのあるバニラクリームを乗せた
コーヒー風味のタルトショコラです」
真っ白なクリームに、金箔が放つ気品。
全体の2/3ほどを占めるのは、まった~り濃厚でコクのあるバニラクリーム。
表面はごく薄いクリームで覆われ、
マスカルポーネのまったり感と、香り豊かなバニラが官能的。
土台はパートサブレとビスキュイショコラ、コーヒー風味のガナッシュで
ほろ苦さが、まろやかなバニラと好相性。
ちなみに「ビチェリン」というのは、エスプレッソとホイップした生クリーム、
ショコラショーを合わすドリンクとのこと。
■ノワゼット・ピエモン 540円
「伊ピエモンテ産ヘーゼルナッツをふんだんに使用したムースケーキ。
ヘーゼルナッツのダックワーズを土台とし
キャラメルチョコムースの中は、ヘーゼルナッツ・ジャンドゥーヤ・ビスキュイの3層構造」
ナッツ好きが虜になるナッツまみれの1品。
パリッと極薄チョコでコーティングされ
メインとなるのは、きめ細かく繊細なキャラメルチョコムース。
ムースの中には刻んだヘーゼルナッツや、
しっとりしたビスキュイ・ジョコンド、
ねっとりコクのあるプラリネ、ジャンドゥーヤのムースなど豪華なハーモニー。
ナッツの香ばしさや風味、ザクザク食感と
とろけるキャラメルチョコムースが口の中で溶け合って、もう悶絶~♪
■クレーム・ド・モロー 475円
「バームクーヘン生地に白ワインシロップをひたひたに染み込ませ
チーズカスタードクリームをサンドした、
珍しいサバラン的生菓子」
洋酒マークが☆3つと最強で、購入時にお酒が大丈夫か確認されます。
生地にゆっくりとフォークを入れると
ジュワッと白ワインシロップが染み出す位。
ミルクレープのような複層構造で、ひたひたの生地とクリームの一体感がすごい♪
白ワインシロップの上品な甘味と香りに
爽やかな酸味のチーズカスタード。
フルーツが使われているわけでもないのに、なんてジューシー!
サバランやババ、ズッパイングレーゼなど
思いっきり洋酒を染み込ませたお菓子が大好きなので、これハマる~!
逆にお酒に弱い方は酔っ払っちゃうかも?
■ポワリエ 540円
「山形産ラ・フランスのコンポートが入ったミルクチョコレートのムースです」
高密度できめ細かいミルクチョコムースに
柔らかく煮込まれた、甘くとろけるラ・フランスのコンポートが存在感抜群。
チョコムースのどっしり濃密な甘味に
底の胡桃入りダコワーズの香ばしさが、いいアクセントに。
■クイニーアマン 270円
「有塩バターで仕込んだデニッシュ生地に砂糖をかけ、溶かしながら
焼き上げたブルターニュ地方の伝統菓子」
ザクザクと香ばしく焼き上げられた、バターたっぷりの層が重なり
クレームダマンドも巻き込まれて贅沢~!
表面の中央部分にはザラリとした粗糖が
側面はカリッカリのキャラメリゼで覆われ、リッチな甘味を堪能。
うん、まさにバター(とお砂糖)のお菓子!
クロワッサンは相変わらず150円(チーズは160円)とお手頃価格。
焼き直し方法を書いた紙も入れてくれるので
パリンと弾けるほど香ばしい、繊細なクロワッサン生地が家で復活します。
ブワッと立ち上るバターの香りに、芳しいチーズの香味・・
やや小ぶりとはいえ、200円以下なんて!
秋にはマロンパイが人気ですが、
それに似たマロンクロワッサン320円(生地がパイではなくクロワッサン)もありました。
洋酒を含んだケーキが多いですが、ちゃんと洋酒の強さが☆1~☆3で表記され
選ぶときにも分かりやすいですね。
ムースは「ジャスマン」と「マルコポーロ」以外は、季節ごとに変わるらしく
ショートケーキも、苺の次は季節の果物に。
前回から3年間も空いた事を後悔するほど
めっちゃめちゃ好みで、1つ1つ完成度が高すぎるケーキでした。
大胆な洋酒使いと香り、なめらかな口溶け、
季節ごとにお邪魔して、全種類のガトーを制覇してみたいです!
まずは秋に個性派モンブランに挑戦します♪
ごちそうさまでした!
オフィス街に突如現れる、気品溢れる佇まいのお店ドゥブルベボレロ 大阪本町店さん。
4層構造の名物チーズケーキ、「アイアシェッケ」を始め
上品な美しさのガトーや焼菓子、
ボンボンショコラなどがズラリと揃います。
土曜が定休日のため、平日限定ランチを
バルタザールさんで楽しんだ後に、お邪魔しました。
お店に入る前から、ガラス張りの作業場で働くパティシエさん達が見えてワクワク。
落ち着いたシックな濃紺色の壁にゴールドの文字、と高級感ある外観。
手前の広い販売スペースは、右手に焼き菓子やチョコ、左手がショーケース。
奥にはカフェスペースもあります。
平日昼間だったので、お客様の姿はまばら。
ショーケースには華やかで見目麗しいケーキが並び、見ているだけで幸せな気持ちに。
笑顔の素敵なスタッフさんに相談しつつ
ケーキ2種と、クロワッサン1種を購入。
■アイアシェッケ 370円(税別)
~以下、商品紹介より~
ドイツ・ドレスデンの銘菓、個性派ベイクドチーズケーキ。
下からクッキー生地、レーズン入りクリームチーズ、バターとカスタード、そぼろクッキーの4層ハーモニー。
チーズ臭さなくバターと卵の豊潤なコクが
味わえます。色々なメディアに紹介され、滋賀守山の銘菓となりました。
どの角度から見ても、美味しそうなオーラ!
「少し常温に戻してお召上がり下さい」の注意書きのシールが貼られています。
フォークを入れると、想像よりしっかりした固さで密度が高め。
4層を縦にザクっと食べてみると・・
驚くほど濃厚なチーズとバターのコク!
クリームチーズだけではクドくなりそうですが、バターや卵の風味が奥行きをプラス。
クッキー生地やラムレーズンも絶妙で
何このバランス良さ・・めちゃ美味しい!
小ぶりに見えて、ねっとり重厚な食べ応え。
むしろチーズメインのチーズケーキよりも、こっちの方が好みかも?
「チーズケーキ」の概念を塗り替えた1品。
冷蔵庫から出してすぐよりも、少し常温に戻すとよりなめらかな食感を楽しめそう。
■シトロニエ 440円(税別)
「レモン風味のバタークリームと、酸味のあるダークショコラのガナッシュ。
重厚なショコラ系ガトーです」
バリットと厚く苦味のあるダークショコラ。
その下に、まろやかなガナッシュクリームと鮮やかな酸味のレモンバタークリームが。
底はザクザクとアーモンド香るダコワーズ。
チョコ×柑橘の組み合わせが好きな人にはたまらない、苦味と酸味を楽しめる大人の味わい。
濃厚ショコラの重みを柑橘が軽やかに仕上げ
夏にも美味しく食べられる1品でした。
ザッハトルテや、艶めくミロワール・ショコラ480円、ブランデーを効かせたオペラ400円など、
食べてみたいショコラ系ガトーが盛り沢山。
■チーズクロワッサン 160円(税別)
「クロワッサンにスイス製のエメンタール・グリュイエールチーズのそぼろをかけて焼き上げました」
香ばしそうな見た目に、たまらず購入。
ひと口齧ると、想像以上にパリッパリ&ザックザク、すごい食感!
大胆な香ばしさにいきなりノックアウト。
中は程よく空洞があり、しっとりした生地の甘味と上品なバターの香りがフワリ。
表面のチーズがまた芳しく、抜群の風味。
生地のパリパリ食感と相まって、もう夢中になる美味しさ!
このリッチな味わいが160円とは・・次も絶対買おう!
クロワッサンは他にもマロンやショコラなどスイーツ系、ブルーチーズなどの惣菜系が、
日替わりで5~6種揃うそうです。
家での焼き直し方や、シェフお勧めの本格サンドイッチレシピなど、
クロワッサンへのこだわり満載ペーパーも。
好みのクロワッサンを選べるランチも2種。
ドリンクの種類が豊富なのも、魅力的~
■焼き上がり~16時まで
好きなクロワッサン1個代金+クッキー4枚&飲物セット400円
好きなクロワッサン2個代金+飲物350円
■12時~14時限定
クロワッサンサンド、飲物、ソルベ740円
ケーキのサイズは小さ目ですが、様々な素材が緻密に計算された完成度の高さ。
クロワッサンも美味しかったし、
ボンボンショコラや焼菓子、コンフィチュールなんかも気になります。
何度も足を運びたくなる素敵なお店でした。
ごちそうさまでした!
9位
3回
2021/07訪問 2021/08/04
本格ビストロが期間限定でカフェに!溢れる旨味に悶絶~☆リエットサンド880円
◇第3回目訪問(2021年7月)
前回から約4年ぶりに、人気ビストロLa Tortuga(ラ・トォルトゥーガ)さんへ。
2021年7月現在、カフェとして営業中です。
※2021年7月半ばから、さらに変更され
・8時~モーニング(サンド)は今まで通り
・12時以降はブラッスリーとして営業(名物のアントレ、メイン数種より)
・モーニングで提供されていたサンドは
12時以降はクロックムッシュ、スパイシーサンド、リエットサンドの3種のみに
(現時点での営業形態・営業時間は、お店からの最新情報をご確認下さい)
店内はスッキリとシンプルですが、あちこちにグリーンが配されナチュラルな空間。
改装され大テーブル1つを囲む相席仕様に。
対面はアクリル板で仕切られていて、隣との距離も余裕があります。
静かに楽しむおひとり様もいれば
賑やかに延々と会話されるグループなども・・喋るならマスクして欲しいなぁ・・
平日の12時前には満席になる人気ぶり。
お店の前に行列が出来ますが、回転はまあ悪くない方かな?
メニューの中心はサンドイッチ。
フレンチの前菜やメインをアレンジした物が多く本格的~
クレームキャラメルやファーブルトンなど、伝統的なフランスのデザートも揃います。
焙煎士スペシャルブレンドのコーヒーや
芦屋Uf-fuさんの紅茶(紅茶メニューの上3つは水出し)、ノンアルドリンクも。
カフェ・ブラッスリー営業8:00~L.O.17:00
(火曜・水曜定休)
(現時点での営業形態・営業時間は、お店からの最新情報をご確認下さい)
■サンドメニュー(全て税込価格)8:00~12:00前まで
(それぞれサラダ、スープ付き)
・リエットサンドイッチ 880円
・パテ サンドイッチ 880円
・トルティージャ(スペイン風オムレツ)、パンコントマテ 880円
・クロックムッシュ 1,100円
・クロックマダム 1,210円
・スパイシーミートサンド 1,100円
・プティサレ(豚バラコンフィ)1,540円
・木下牛コンビーフサンド 1,650円
■デザート(バニラアイス追加+330円)
・ファーブルトン 550円
・クレームキャラメル 550円
・クレームブリュレ 660円
・ソルベ2種 660円
・ヌガーグラッセ 660円
・テリーヌショコラ 660円
・クランブル 770円
・吉田牧場リコッタチーズのグラス770円
・デザート盛り合わせ 770円
・焼き菓子各種 380円
デザート盛り合わせはお任せになるらしく、特に中身は決まっていないそう。
クレームキャラメルも気になりつつ
今回はリエットサンドのみ注文しました。
注文ごとに鉄板でサンドを焼いて下さり、10分少々でシンプルなワンプレートが。
◇リエットサンドイッチセット 880円
(リエット、カンパーニュ、サラダ、スープ)
わぁ、見るからに美味しそう~
綺麗な焼き色のホットサンドは、食べやすく2切れにカットされています。
カラフルなピクルスにサラダ、
ビストロならではの美味しいスープ付き。
■リエットサンドイッチ
ナイフやフォークも添えられていますが
サンドだし、せっかくなので手に持って熱々をパクリ。
おぉ~、すごい!めっちゃ香ばしい!
カリッ、サクッ、そしてジュッワ~♪
鼻に抜けるのは甘く香ばしいバターの香り。
カンパーニュはバターで揚げ焼きされ
芳しい香りと旨味がジュワジュワと口中に・・く~、こりゃたまら~ん!
中のリエットも、まさにビストロ!
柔らかく炊いたトロトロなめらかな豚肉のペーストに、ほんのり香るスパイス。
美味しい脂がパンの内側に染み込む~
レバーなどは使われていないそうで、クセなく食べやすい!
キリリと香る黒胡椒も抜群の存在感。
塩気も旨味もパンチのあるリエットを
ガシッと香ばしく素朴なカンパーニュや甘いバターの香りが引き立てて
なんて完成度の高いサンドイッチ!幸せ~
このカンパーニュ、やたら風味いいと思ったら生瀬ヒュッテさんの物みたい。
たかがサンド、されどビストロのサンド。
そんじょそこらのホットサンドとは別物!
バターで焼いたパン&肉肉しいリエットは、どこかキューバサンドを思わせるような?
(こちらの方が洗練された感じですが)
口に運ぶ度にハッとする程の美味しさで
サンド2つを大切にじっくり堪能しました。
ちなみに、このリエットのホットサンド
通常はアミューズの1品として提供される人気商品だそう。
そりゃ、アミューズからこんなに美味しいのが出て来たら心掴まれちゃいますね!
■ピクルス、サラダ
キュッと鮮やかな酸味のピクルス。
リエットサンドがしっかりコク深いので、理想のお口直し♪
キュウリやパプリカ、玉ねぎに黄色いズッキーニ?など野菜が新鮮で甘い!
ポリポリした食感でサッパリ甘酸っぱく、
さらにハーブのような香りもほんのり、さすが洗練された味わい。
シンプルなグリーンサラダは
ビネガーとオイルにお塩?みたいな、シンプルな仕上がり。
こちらも濃厚なリエットサンドと好相性。
■スープ
この日は温かいじゃが芋のポタージュ。
もったりと強めの粘度で濃厚、ホクホクしたお芋の滋味を感じる仕上がり。
玉ねぎやブイヨンの旨味もしっかりで
ビストロのスープならでは、完成度高い!
ボリューム的には「軽食」ですが
口に広がる重厚な味わいは、ビストロの世界を垣間見られる本気のクオリティ。
本格的な分厚いパテを挟んだサンドや
こんがりチーズに覆われたクロックムッシュも美味しそうやったな~
ブラッスリー営業も始まったようなので
久々にお腹がはちきれそうなメインやアントレにも挑戦してみたくなりました。
ごちそうさまでした!
◇第2回目訪問(2017年3月)
前回から2年ぶりにランチでお邪魔しました。
お値段も構成も変わらず、ランチは税込2,400円。
選べる前菜、選べるメイン、スープ、デザートorチーズ、エスプレッソ付きです。
数日前に予約し、祝日の12時半頃お店へ。
相変わらず、カウンター席までびっしり満席。
前回と同じ人参のポタージュ・温かいライ麦パンの後、10分ほどで前菜が。
■生ハムと玉葱のキッシュ
前回売切れだったので、予約しておきました。
ドーンと高さのある大きなキッシュは、サラダの上で堂々たる存在感。
お~熱々!アパレイユがトロトロとろける~
ペーストのようになめらかで、生ハムやチーズの塩気・玉葱の凝縮された甘味♪
土台のパイ生地もバターが贅沢に香り、パリッパリの層が重なります。
やや塩気は強めですが、サラダでさっぱり。
前菜から20分ほどで、ど迫力のメインが到着。
■地鶏のジャンボネット
丸々とふくらんだ地鶏は、縛った糸の跡が残るほどぶっといロール状。
ナイフを入れると、中には具がぎっしり♪
しっと~り柔らかく煮込まれた鶏肉の中は、
大根葉などの間引き菜、松の実、ベーコンやハーブ?などがギュウギュウ詰まり
しっかりした塩気と風味が、鶏の旨味に合う!
ちょっぴり入ったレバーで、さらにコクがUP。
バタ-クリームソースはサラリと軽い口当たりながら、味はまろやか。
ソースで、鶏や中の具の味わいも厚みを増し
もう、すごい食べ応え!ひー!でも美味しい!
強力な助っ人が、付け合わせの豊富な野菜たち。
芽キャベツやコブタカナ(アスパラガスの親玉風)は、春の芽吹きを感じる苦味。
甘いペコロス(小玉葱)や、じゃが芋、人参、
厚みある椎茸やしめじ、その他春らしい葉野菜など素材1つ1つが元気いっぱい!
濃厚な鶏やソースを、優しく和らげてくれます。
メイン料理は、皮がこんがりパリパリの鴨のコンフィと迷いましたが
いんげん豆煮込みが大量と聞き、こちらで正解。
■デザート盛合せ、エスプレッソ
*レーズンとプラムのケーキ
しっとりバター香るパウンド生地に
レーズンと、ゴロンと入ったプルーンの甘味。
*チョコのアイス
夢のようなとろける口溶け~!
ホワリとエアリーで、もう究極になめらか♪
*苺のマリネ
刻んだミントの葉とシロップで甘く爽やか。
深みと苦味の効いた、飲み応えあるエスプレッソで満ち足りた気分に。
スープやデザートは前回と似た感じでしたが
理想的な食感・旨味の大きなキッシュ、中身が詰まった鶏のメインに大大満足♪
かなり塩気強めなので、薄味好きさんは注意?
シェフと調理補助の男性スタッフさん、ホールの女性スタッフさんの3名だけで
かなり忙しそうなので、調理は変わらず賑やか。
(カウンター席は、食器のガチャガチャ音がよりダイレクトに響くので・・)
ただ、メニューのアドバイスやお料理の説明等
落ち着いたタイミングで、女性スタッフさんがキビキビ教えて下さり好印象。
ガッツリ満腹になれて、味にも大満足な
福島のラ・ブリーズさん、野田の大西亭さん、北浜のシエルブルーさんに並び
定期的に訪れたい、コスパ抜群のビストロ。
次回はさらにお腹を空かせて、鴨のコンフィや他の前菜にも挑戦してみたいです。
ごちそうさまでした!
数年前から憧れ続けていた人気ビストロ、ラ・トォルトゥーガさん。
ラ・ブリーズさん、大西亭さんなど
度胆を抜かれるボリュームのランチ好きとしては、外せないお店です。
各国の領事館や大使館、東京・大阪のレストランなど
経験豊富な萬谷シェフのお料理が楽しめます。
前日にカウンター席を予約し、北浜駅すぐのお店へ。
土曜12時半、店内はカウンター席までギッチリ満席。
そんな人気のランチは、2,400円の1本勝負。
スープ、前菜、メイン、デザートorチーズ、エスプレッソ付き。
■前菜
・田舎風お肉のパテ
・生ハムと玉葱のキッシュ
・鮮魚のエスカベッシュ
・サワラとじゃがいものテリーヌ
・鯖のオーブルー マスタード風味
■メイン
・シャラン産鴨のコンフィ
・信州豚バラのプティサレ
・地鶏のジャンボネット
・うずらの雑穀米入りロティ
・オーストラリア産仔羊の煮込み クスクス
2名で違う前菜・メインを注文し、シェアしました。
まずはスープ(共通)と、パンが到着。
■人参のポタージュ
ベースはまろやかな泡状のスープで、中心に濃厚な人参ペーストが。
人参の風味を残しつつ、青臭さなく深みある味わい。
それぞれでも、混ぜて食べても二度美味しい!
■ライ麦パン(ブーランジュリータケウチさん)
クラスト(パンの表皮)は厚みがありサクサク。
中はしっとりきめ細かく、フワフワ。
甘い小麦の香りにハマり、つい2回もお代わり。
さすがに3回目は温められず、そのまま出てきました。
前菜は、狙っていたキッシュがなんと12時には売切れ。
事前に予約されている方もいる人気商品とのこと。
というわけで選んだ前菜は、こちら。
■鯖のオーブルー マスタード風味
たっぷり野菜サラダに、肉厚の鯖が3切れ。
塩で締めた鯖のきずしより、酸味はまろやか。
ネットリ生っぽい食感に、粒マスタードが好相性!
脂の乗った鯖と、ビネガー風味のサラダがよく合いますね。
■田舎風お肉のパテ
数々の口コミで見て気になっていた1品。
迫力の大きさ、厚みにワクワク!
全体的になめらかで、とろける柔らかさ。
レバーの風味やコクを上品に残しつつ、様々な肉の旨味や
脂のしっとり感が重なり、このパテ美味し~い!
洗練された香草やスパイスの香りも華やか。
色々なお店でパテをいただきましたが、突出した美味しさに感じました。
お供には、酸味が鮮やかな硬めのピクルス。
カリフラワー、パプリカ、セロリなど
ピクルスの酸味と、濃厚なパテのコクがマッチ。
ライ麦パンにパテとピクルスを乗せ、即席タルティーヌに・・・あ~幸せ♪
前菜の到着から25分ほどで、いよいよメインが。
■うずらの雑穀米入りロティ
写真で何度も見た、ぷっくり膨らむうずら。
ナイフを入れると・・・おぉ、想像以上に柔らか。
中には黒いワイルドライスや数種類の豆が入った、雑穀米がぎっしり。
肉の旨みが染み込み、お米部分だけでも美味しい!
うずら肉はプリっと弾力があり、しっとり柔らか。
肉厚な身はもちろん、骨の周りも旨味たっぷり。
もちろん手掴みで最後まで完食。(フィンガーボウルもスタンバイ)
ブイヨンが染み込むキャベツや青菜、
ほろ苦い芽キャベツなど野菜もしっかり摂れます。
■信州豚バラのプティサレ
ドーン!と分厚い塩漬け豚バラが、迫力満点。
カリカリ香ばしい表面にナイフを入れると、ブシュッと肉汁が。
ホワホワ柔らかい脂身と、旨味が濃い肉部分の
たまらないコントラスト。美味し過ぎる~!
表面にパラリとかかった、塩加減がまた絶妙♪
瓶ごと出されるマスタードを、たっぷりつけて・・
香ばしい豚バラのコクと、ディジョンマスタードのまろやかな酸味が調和。
もう、地団駄踏みたくなる美味しさ!
美味しい肉の旨味と脂を受け止めるのは、
たっぷりのレンズ豆や人参、玉葱、いんげん。
ほっこり素朴な豆の風味、かなり量が多いですがお肉と共に完食。
■デザート盛り合わせ
パウンドケーキとジェラートは、2人それぞれに
違う種類を盛り付けてくれる、嬉しいサービス。
*あすかルビー(苺)のマリネ
超大粒の苺を、甘いクリームとミントでマリネ。
*パウンドケーキ
プラムのパウンドは、ふんわり柔らか。
松の実入りは、こんがり香ばしくホロホロ素朴。
*ジェラート
コク深いチョコ味、香ばしい香りの麦味。
どちらも、うっとりする口溶けでなめらか~。
ホワリと空気を含んだような、上品な口当たり。
麦味はコーヒーぽい香りで、気に入りました。
エスプレッソも苦みがキリリ、大満足の締めくくり。
豪快なボリュームに加え、1品1品力のこもった
丁寧な調理が伝わる美味しさで、想像以上の満足度。
お腹一杯になる量だけでなく、本場を思わせる
メリハリの効いた味が、長く続く人気の秘訣かもしれませんね。
オープンキッチンでは、早回しのようにキビキビと
シェフ含め4人のスタッフさんが、無駄のない動き。
(確かに、効率重視?のためか調理器具・お皿を扱う音は結構派手ですね)
心配していた提供スピードも、トータル90分ほどと
それほど待った印象はありませんでした。
今回売切れだったキッシュを含め、どのお料理も
全部試してみたいので、ぜひまたお邪魔します。
ごちそうさまでした!
10位
9回
2021/12訪問 2022/01/14
相変わらずハイレベルなショコラ系&こだわりフルーツのケーキも秀逸♪ご褒美パティスリー
◇第9回目投稿(2021年、複数回)
年に数回お邪魔しては、その年に出会った新作を中心に
毎年レビューしているソリリテさん。
すっかりお気に入りパティスリーとして、定着しました。
2021年にいただいたケーキの中で
特に印象的だったのは(以下、税込価格)
■タルトジャンドゥジャCBC 648円
「ジャンドゥジャのホイップクリーム、プラリネ入りキャラメルクリーム、塩味の
ヘーゼルナッツロースト、チョコサブレ」
プラリネにヘーゼルナッツ、ジャンドゥーヤとナッツ好きにはたまらない1品。
表面のお花型のホイップクリームは
軽くまろやかで、ナッツ香るジャンドゥジャ風味(ヘーゼルナッツ風味のチョコ)。
その下はねっと~り飴のように伸びる
プラリネ入りのキャラメルクリーム。
ほろ苦いキャラメルにプラリネのコク、力強い甘味の虜に♪
その下はザクザク食感が楽しいナッツが。
ローストしたヘーゼルナッツの大胆な香ばしさに、ザクッと分厚いチョコサブレ。
ナッツにチョコ、キャラメルの重厚な組み合わせが好み~
濃いコーヒーに合わせたくなる仕上がり。
■モンブラン 658円
「軽いチョコクリームと渋皮をマロンクリームで包みました」
表面を覆うのはねっとりマロンクリーム。
2種類のフランス産マロンを使うらしく、濃厚でコク深い風味のペースト♪
中にはブロンドチョコのホイップが。
トンカ豆で香り付けされたクリームはホワッと軽く、口の中でスーッと溶けます。
マロンクリームや中の渋皮栗と相性抜群!
底は、マロン入りのしっとりスポンジ生地。
栗の渋皮煮はゴロリと中だけではなく
トッピングも大粒が1つ、まったり蜜がしみ込んでいます。
全体的に柔らかで口溶け良い仕上がり。
コク深いマロンクリームに、カシスジュレの酸味が軽やかなアクセント。
■コム タタン 550円
「織り込みパイのタルトの上にリンゴのキャラメル煮をのせて、フランスの
リンゴのお菓子をソリリテ風にアレンジ」
キャラメル色のリンゴ煮をどっさり乗せたタルトタタン。
食べてみると・・おぉ、濃厚~
リンゴのキャラメル煮はトロリと柔らかく煮込まれ、味はググッと大人仕様。
キャラメルのほろ苦さがメリハリある~
その下はアーモンド香るフィナンシェ?
しっとり&もっちり、リッチな味わい。
土台はザクザクした織り込みパイで、バターの香りが豊か~
側面のクランブルもホロッと良い口溶け。
シナモンやクローブのようなスパイスが効いていて、リンゴとの相性が完璧!
リンゴ、キャラメル、バターのトリオを
スパイスの香りが引き締めてくれて、何とも絶妙の存在感。
■タルトショコラかぼすオレ 678円
「発酵バター香るサクッとしたタルト、
大分産かぼす果汁とホワイトチョコで作るなめらかなクリーム、
エクアドルミルクチョコムース」
まろやかなミルクチョコムースと
かぼすの酸味が効いたクリームを合わせたショコラタルト。
上半分のミルクチョコムースは
表面がぺっとりしたシートで覆われ、中はこっくりミルキーで甘いチョコムース。
下半分はタルトの中にかぼすクリーム。
ベースはホワイトチョコだけど、想像以上にかぼすのフルーティーさが目立ちます。
クッキリした酸味でミルクチョコとの調和は・・う~ん?
ややアグレッシブで独創的な組み合わせ。
タルトはサクサク&ホロホロ、発酵バターならではの贅沢な香りに癒されます。
■和栗のモンブラン'3 648円
「熊本県産のほっくりとした味わいの和栗にクルミのリキュールをプラス
中のホイップにはメープルで風味付け
メレンゲは藤山珈琲さんの珈琲豆でコクを加えバランスよく仕立てました」
優しい黄色の和栗ペーストのモンブラン。
和栗ペーストはほっくり自然な甘味で、クルミのリキュールで香り付け。
洋酒の風味はそんなに無くまろやか~
中には大きな渋皮栗が丸ごとゴロリ。
ねっとり蜜がしみ込み、たまら~ん!
渋皮栗を包む生クリームはメープルで、
メレンゲには珈琲豆を加えて風味付けしているようですが、繊細で香りは控えめ。
栗の風味を活かした上品なバランス。
■季節のタルト 529円
りんごのバラが可愛い焼き込みタルト。
主役のりんごは、秋田の農家さんから届いたというクッキングアップル「紅の夢」。
バラの形のりんごは、サクサクの歯応えを残した仕上がり。
タルトの上のりんごは煮込まれ柔らか~
キュンと鮮烈な甘酸っぱさが印象的。
りんごらしい爽やかな香りと、ピンク色の果肉がキュート♪
冬の醍醐味、フレッシュなりんごと
しっとり濃厚なダマンド、ザクッと焼き込んだバター香るタルトの理想の組み合わせ。
美味しいけど500円超えはやや割高かな?
2021年は秋冬メインでお邪魔したので
何だか、栗(モンブラン)やりんごに偏ったチョイスに。
同じ素材でも全く印象が変わるのはさすが。
丁寧に作りこまれた繊細な味の重なり、
高品質な果物や和栗など、こだわり素材が光るケーキたち。
その分、ケーキ1つが600円~700円と
以前に比べグッと高級になり、普段使いというよりご褒美ケーキになってしまった気も。
とはいえ食べると納得のハイレベルな味。
桃フェアやイチジク、ぶどうなど季節の果物を使ったケーキも増えて来たし
これからも色々なケーキを試してみたくなるお店です。
ごちそうさまでした!
◇第8回目投稿(2020年、複数回)
今年は新型コロナウイルス感染拡大のニュースで、どんよりと重苦しい毎日。
そんな日々を癒して下さったのが、ソリリテさんのケーキ!
華やかなケーキに何度元気をもらったか♪
春~秋にかけて何度かお邪魔して
楽しませていただいたケーキ達は(以下全て税込価格)
■いちごミルク 600円
「いちごとルビーチョコのムースにホワイトチョコソースをかけて」
ピンク色のドーナツ型ムースがキュートな春らしい1品。
いちごとルビーチョコのムースは
ホワッと軽やかだけど、こっくり重厚でまろやかな味わい。
どこかベリー風のフルーティな甘味・酸味のルビーチョコと
苺の甘酸っぱさが一体感抜群。
表面のトロ~リとしたホワイトチョコソースの甘味も合う!
土台部分も凝っていて美味しかった~!
サクサクのフィアンティーヌ(薄焼きのクッキー生地)に苺のパフチョコや
砕いたサブレを合わせルビーチョコがけ?
■タルト ザクザク 600円
「粗くだきしたサブレをチョコレートでコーティングした土台の上に
チャイ風ミルクチョコムースと
ビターチョコムースの2層のケーキを乗せました」
トップは、本格的なスパイスを利かせたチャイ風味のミルクチョコムース。
口当たり軽やかながら、風味は重厚!
カルダモンやシナモンなどのエキゾチックな香りが、ぶわっと華やか~
表面のキャラメルグラサージュもトロリ♪
その下の2層目はビターチョコムース。
こちらはスパイスの風味付けはなく
ビターチョコのキレの良い苦味・酸味で全体のチョコ感がUP。
土台は、その名の通り本気でザックザク!
厚みのあるサブレを粗く砕いて、まろやかなブロンドチョコでコーティング。
ナッツやオレンジピールも入ってたかな?
チャイ風味のムースのメリハリある味を
ザクザク土台の香ばしさとまろやかな甘味で緩和する、この緩急がたまら~ん!
■ボ・オ・ピスターシュ 540円
「自家製ピスタチオペーストのクレームブリュレの上にバラのような香りの
ラズベリーとルビーチョコのムース」
カップからはみ出た部分は、ラズベリーとルビーチョコを合わせたムース。
ふわっときめ細かい口溶けながら
ルビーチョコのフルーティさと程よいコク、ラズベリーの甘酸っぱさがマッチ。
バラの香りは香料ぽくなくほんのり上品。
同じバラ科のラズベリーにそっと寄り添う繊細さで、ルビーチョコにも合う~
カップの中はピスタチオのブリュレ。
まった~りクリーミーでピスタチオの濃いコクがふわり。
こちらの自家製ピスタチオペースト、本当に香りが良くてナッティで満足度高い!
爽やかなラズベリーやルビーチョコに
バラやピスタチオの香りが重なって、口の中に春風が吹き抜けるような♪
ピスタチオ好き、というのもあるけど春に購入した3点の中では1番のお気に入り。
■ココパッション 540円
「パッションフルーツのクレームブリュレに
ココナッツ風味のホワイトチョコムース」
夏らしいパッションフルーツを使った1品。
上半分は、ホワッとまろやかなホワイトチョコのムース。
ホワイトチョコのコク深い甘さと
ココナッツの風味が重なりとろける味わい。
下半分は、パッションフルーツのクレームブリュレ。
トロットロのなめらかなクリーム状で
鮮やかなパッションフルーツの酸味が口いっぱいに広がる~
ココナッツ風味のホワイトチョコムースはしっかり甘いけど
下のブリュレが酸味強めで好バランス。
モワッと湿度の高い大阪でも、口の中に南国の爽やかな風が吹き抜けるような
明るく華やかな気分になる1品でした。
■ベルガモットキャラメル 550円
「ベルガモットのクリームを忍ばせたキャラメル風味のミルクチョコムースを
ナッツを混ぜたチョコでコーティング」
表面のプレートチョコの下には
苦味の効いたキャラメルソースとほろ苦オレンジのコンフィ。
ナッツ入りチョココーティングの中はミルクチョコムース。
キャラメル風味だけど甘すぎず、
カカオ独特の酸味や香りも活きています。
中は爽やかなベルガモットのクリーム。
ビビッドな酸味のクリームでサッパリ、中央には甘酸っぱいラズベリーも1粒。
キャラメルやチョコを使っているのに
酸味や苦味で全体が引き締まり、夏にスッキリ食べられる軽やかな仕上がり。
■マロンジャンドゥーヤ 540円
「栗のクレームブリュレの上にヘーゼルナッツ風味のチョコムース」
大好きなジャンドゥーヤ(ヘーゼルナッツとチョコを合わせた物)にマロン!
絶対美味しいやつやん!と即決した1品。
上半分は、香り豊かなヘーゼルナッツ風味のチョコムース。
ジャンドゥーヤの重厚な甘味がたまらん!
下半分は栗のクレームブリュレ。
トロトロまろやかでミルキーな食感の奥から、上品な栗の風味がふんわりと。
上下合わせて食べるとバランス最高♪
ナッティでコク深いチョコムースに、とろけるブリュレの奥深い栗の風味が
口の中で溶け合う至福のハーモニー!
ヤバい、またお気に入りが増えてもた・・
■ショコラ・オ・ポワール 560円
「洋梨風味のビターチョコムース、バニラ味の洋梨コンポート、アーモンドビスキュイ、
ブロンドチョコのコーティング」
表面の艶やかなグラッサージュは
洋梨のリキュールを使っている?ような鮮やかな洋梨風味。
メインは洋梨風味のビターチョコムース。
きめ細かくとろけるムースは、カカオのほろ苦さと洋梨のフルーティさが融合!
チョコ感も強めのビターチョコムースに
ジューシーな洋梨のコンポートや、底のアーモンドビスキュイがめっちゃ合う~
コンポートのバニラ風味はやや控えめ?
側面や底はパリッと薄いブロンドチョコで覆われていて
優しくまろやかな甘味をプラス。
秋の夜長にしっとり味わいたくなる、大人向けのショコラスイーツでした。
春、夏、秋と異なるショーケースには
色々な形でショコラが登場しますが
濃厚さやコク深さ、素材の組み合わせを変えるだけでガラリと違った表情に。
ショコラムースや土台の食感、風味も様々。
スッと儚く消えたりまったり芳醇な物やトロトロな物、ザクザクと香ばしかったり
これまた色々なショコラが楽しめます。
今年はコロナ禍でイベントは無いけど
2020年11月で5周年を迎え、人気もケーキのレベルも上がり続けているような。
何度通っても新たな感動に出会えます。
ますますショコラが美味しい冬はもちろん
いつお邪魔しても、各季節ごとに食べたくなる味が待っている大好きなお店です。
ごちそうさまでした!
◇第7回目投稿(2019年9月他、複数回訪問)
風味豊かで濃厚なケーキが食べたくなると
つい足が向くのが、お気に入りのパティスリーソリリテさん。
最近はデパ地下の催事でもよく見かけます。
今年も何度かお邪魔して購入したのは
■ルビー 540円(以下、全て税込価格)
「苺とライチ風味のルビーチョコムースの中にジャスミンの
香りのクリームを閉じ込めました」
キュートなピンク色のハートのケーキ。
話題のルビーチョコを使っています。
艶々の表面は、トロリとまろやか~
ホワイトチョコと苺を合わせたような、コク深いグラッサージュで
中はホワッと溶けるルビーチョコムース。
ダーク・ミルク・ホワイトに続き80年ぶりに現れた、第4のチョコ「ルビーチョコ」。
着色ではない天然のピンク色で
カカオ豆自体が赤いので、ローストしてチョコにしても赤褐色だそうです。
ほのかにベリーのような甘酸っぱさを感じるルビーチョコと
苺やライチを合わせたムースが相性抜群!
上品なルビーチョコムースの中は、ジャスミン香るクリーム。
ビビッドで華やか、でもクセのある香りは
やや好みが分かれそうですが、ライチや苺の酸味を引き締めるアクセントに。
■シャティーニュ 540円
「ビスケットのような風味のブロンドチョコムースで、香り高いラム酒のクリームと
マロングラッセを閉じ込めました」
トップは栗の甘味が凝縮された、こっくり濃厚なモンブランクリーム。
栗の渋皮煮も素朴で上品な甘味。
表面は、艶々トロトロのグラッサージュで
メイン部分は、きめ細かくなめらかな「ブロンドチョコ」のムースです。
ホワイトチョコを高温で焦がし、キャラメリゼしたような「ブロンドチョコ」。
そんなブロンドチョコを使ったムースは
まったりコクのある甘さで奥深い余韻が♪
香ばしさとほのかな塩気は、確かにキャラメルとビスケットを合わせたような?
センターには妖艶な香りのラム酒クリーム、
その中からはゴロッとマロングラッセまで・・とことん栗尽くしで幸せ~
底はしっとりダックワーズ?ぽい生地。
モンブランクリームにブロンドチョコ、ラム酒と重厚なイメージだけど
甘すぎずキレのある味でグッと大人向け。
■カラマンジ 561円
「柑橘の一種でシークワーサーのような味わい。トンカ豆の香りのクリームと共に」
夏らしい、サッパリ柑橘風味のケーキ。
鮮やかなグリーンの表面は、清々しい柑橘風味のグラッサージュ。
メイン部分は、白い爽やかなムース。
柑橘カラマンシーとホワイトチョコかな?
ライムやシークワーサーを思わせるメリハリある酸味を、ホワイトチョコが和らげて
食感も後味も、あくまでまろやか。
中の層は、1番上がキュンと酸味の強いカラマンシーのジュレ。
その下にはトンカ豆の香りのクリーム。
エキゾチックなトンカ豆の杏仁ぽい香りで、全体がグッとコク深くなりますね。
ビスキュイや底のタルトも香ばし~い!
■マニエル 561円
「コリアンダーで香りをつけたビターチョコムース、ライムのクリーム、
黒糖クッキー、コロンビアの思い出を形に」
シェフ一押しのマークに惹かれ購入。
パクチー苦手なので、コリアンダー(パクチーの種)って大丈夫?と思いましたが
香りはそこまで強くないと聞きひと安心。
艶々の表面は、ミルクチョコ?のとろけるグラッサージュ。
中は、香り豊かなビターチョコムース。
わずかなコリアンダーの香りが、カカオの苦味にスパイシーな刺激を加えます。
中央のライムのクリームが、また絶妙!
しっかり酸味と香りが強く、全体を引き締めるアクセントに。
この酸味のおかげで、ビターチョコの風味がさらにクッキリ際立ちます。
シェフもパクチー自体は苦手だそうですが、コリアンダーは平気だそう。
確かにパクチーのように鮮烈に主張せず
カカオの風味に奥行きや厚みを持たせるような、穏やかな存在感。
コリアンダーにビターチョコにライムって、見た時は斬新過ぎやろ~と心配でしたが
大丈夫、バランス良さにきっとハマるはず。
以前から、ショコラの魅力を引き出す
様々な「香り」の魔力にやみつきでしたが、ますます遊び心が増したような?
柑橘やベリーなどのフルーツに加え
スパイスや洋酒の魅惑的な風味が重なる、複雑で虜になるカカオの世界。
今年は周年期間にお邪魔できず後悔・・
でも新作だけでなく定番もきっちり美味しいので、これからも通い続けます。
ごちそうさまでした!
◇第6回目投稿(2018年11月他、複数回)
訪れる度に「美味しいチョコレート食べたい欲」を150%満たしてくれる
お気に入りパティスリー、ソリリテさん。
2018年11月には3周年を迎え、2日限定で
「繋がり」をテーマに、過去の人気作の復刻版など10種類の周年限定ケーキが。
この周年記念のケーキが毎年楽しみで、結局3年連続お邪魔しています。
斬新でモダンなデザインのケーキもあれば
フランス古典菓子風のクラシカルな物もあり(定番のシシリーがモデルチェンジ)、
さらに注目のルビーチョコを使った物まで。
毎年「全部下さい!」と言いたくなる、魅力的過ぎるショーケース。
まずは、周年限定のケーキから2点。
■ポムダム―ル 648円(以下、税込価格)
「ブロンドチョコと林檎のムース、シナモン風味のキャラメルクリーム」
ポムダム―ル=林檎飴の名前の通り、まん丸のフォルムといい色といい、まさに林檎飴!
キュートなピンク色の美しい球体は
パリッと薄いホワイトチョコで出来てます。
表面のチョコを崩すと、中にはコクのある甘味のブロンドチョコムースが。
さらに爽やかな甘さの真っ白な林檎ムース、
キャラメルクリーム(シナモンの香り付けが、林檎と相性抜群!)
甘く煮た林檎やビスキュイも重なります。
スポイトの中は、カルヴァドス(林檎から作るブランデー)かな?
芳醇でキレのある強烈な大人の苦味と、
林檎の香りが華やかに広がり、キャラメル×林檎の甘味が一気に妖艶に。
■ディアブロ 648円
「カシス、ショコラ、バニラ。2016ヴァレンタイン限定復刻版」
悪魔、の名に相応しい小悪魔風のルックス。
上半分は、きめ細かいショコラムース、
下半分は、ショコラタルトの中にカシスとバニラのクリームが潜んでいます。
トップの白い部分は、トロ~リとろけるホワイトチョコのクリームかな?
香ばしく焼き上げたショコラタルトの苦味や
カシスクリームやブルーベリーの甘酸っぱさ、まろやかなバニラの甘味が混じり合い
甘酸っぱくほろ苦い・・まさに恋の味♪
ヴァレンタイン時期の販売品と聞いて納得~
以下は周年限定品ではなく、数回お邪魔して購入したケーキたち。
■タンタシオン 540円
「トンカ風味のホワイトチョコムース、赤桃のクリームと
ラズベリー、アーモンドスポンジ」
わぁ!可愛い!
白いハートに、ほんのりピンクのマーブル。
表面はプルプルのナパージュで覆われ、メインはホワイトチョコのムース。
まろやかな中にもコクのある味わいで
ホワイトチョコにトンカ豆の風味が加わると、杏仁のようなエキゾチックな香りに。
センターは、香り豊かな赤桃のクリーム。
外国産で香りの強い桃らしく、白桃と違ってチョコの香りに負けていません。
甘酸っぱいラズベリーもいいアクセント。
夏でもスッキリ重すぎず、でもチョコのコクもちゃんと楽しめる絶妙のバランス。
■ALAKA(アラカ) 518円
「山口県柳井市のフジヤマコーヒーさんのコーヒー豆で香り付けした
チョコムースとトロピカルフルーツの
クリームが絶妙にマッチした2018夏の新作」
トップのクリームはキャラメル風味。
メインのチョコムースは、表面が美しく繊細なピストレ仕立て。
きめ細かく、まったり重厚で大人向けの味。
チョコレートと、奥行きあるコーヒーの香りがしっかりタッグを組んでいます。
そこに華を添えるのが、黄色いトロピカルフルーツのクリーム。
この鮮やかな甘酸っぱさのおかげで
重くなりがちなコーヒー風味のチョコムースが軽やかに・・さすがのバランス良さ。
■COEUR(クール) 540円
「真っ赤なハートのチョコムース、ベリーのソース入り」
ベリーとチョコレートの王道の組み合わせ。
真っ赤なハートの可愛い見た目に反して、中はグッと深みのあるダークチョコムース。
そこに重なるのが甘酸っぱいベリーの風味。
表面は艶々のベリーのゼリーに覆われ、中にはラズベリーのソースやクリーム、
ラズベリーの果肉もゴロリと丸ごと登場。
底は、キルシュをジュワッとしみ込ませたチェリー風味のチョコレート生地。
チョコムースがトロリと口溶け良いので
ダークチョコレートだけど重すぎず、ベリーの酸味が活きています。
■コムガナッシュ 378円
「まるでチョコレートのよう?」
スライスしたチョコテリーヌ風の1品。
表面は、トロリとしたグラッサージュで
メインはみっしりと密度が高い、チョコレートを圧縮したような濃厚さ。
お聞きすると、ベースのチョコレートに加え
ボンボンで使った、様々な風味のチョコレートの端も少しずつ加えるそう。
ひと口目から、ガツンと広がるのは
芳醇な香りを放つ妖艶なラムレーズン風味。
底は、フィアンティーヌ(薄焼きの生地)にミルクチョコを絡めたもの。
レーズンの華やかな甘味とラム、チョコレートが重なると子供時代に食べた
某チョコレート菓子を思い出しますが・・
それをもっと濃縮して、大人向けに洗練したような高貴でリッチな味わい。
シェフの修行先のなかたに亭さんの、カプリスショコラにも似ていますが
柑橘の代わりにラム酒を大胆に効かせ、
より大人向けにアレンジした独自の味わい。
年々ビジュアルも味わいも進化し続け
訪れる度に「食べたい!」が加速するような、魅力的な品揃えにワクワクします。
これからもどんなケーキに会えるか楽しみ。
ごちそうさまでした!
◇第5回目投稿(2018年1月)
最近ますます好みになったソリリテさん。
芳醇なカカオのアロマと、なめらかに舌の上でとろける食感に
食べる度に心を掴まれています。
■ジョーヌドール 540円(税込み)
「ブロンドチョコの生クリーム、ミルクチョコムース、
シナモン風味のキャラメルクリーム」
コロンと丸いフォルムに、黄金色のスプレーがスタイリッシュ。
フリルのように繊細なクリームは、コクのあるブロンドチョコの生クリーム。
メイン部分は、ミルクチョコのム―ス。
きめ細かく詰まったチョコムースの中には、甘さとほろ苦さが調和した
まろやかな大人のキャラメルクリーム。
ザクザク粗い底のシナモン風味のクランブルや、トップのトロトロ林檎など
全ての素材が重なり生まれる魅惑の味♪
■サンタンデール 518円
「スパイシーでウッディテイストのチョコムースにバニラクリームをプラス」
ずっと食べてみたかった、スペシャリテ。
表面は、艶やかに光るグラッサージュ。
スルリと舌に広がるビターチョコムースは
カカオ70%のサンタンデール(コロンビア)産ショコラを使うそう。
重厚で華やかなエピスが効きつつ、洋酒も感じるような複雑な香り。
中心には、アニスで軽く香りを付けたバニラクリーム。
底のふんわりビスキュイにも、チョコムースと同じサンタンデールを使うらしく
濃厚なチョコムースと口の中で一体に。
口いっぱいに優美なカカオのアロマが広がり、思わずとろける至福の瞬間♪
■キャラメルオランジュ 540円
「シナモン風味のキャラメルチョコム―スの中に、オレンジクリーム」
なめらかできめ細かいキャラメルチョコムースは、ほわりシナモンの風味。
香り良いチョコムースの中に重なるのは
爽やかで軽やかなオレンジクリーム。
底はしっとり&もっちり、弾力のあるショコラのビスキュイかな?
トップのクリームも、コクがありまろやか~
卵やクリーム、油脂分をあまり使わず
純粋なチョコレートの薫りを楽しめるよう、研ぎ澄まされた仕上がり。
でもシャープ過ぎず、まろやかな風味に
ひと口目から、とろけてしまうケーキです♪
ごちそうさまでした!
◇第4回目投稿(2017年11月)
11/17に2周年を迎えた、ソリリテさん。
昨年に引き続き、今年も周年限定のケーキを求めてお邪魔しました。
今年の限定品は9種類・・全部食べたい!
シェフが丁寧に説明して下さり、何とか3点に絞りました。
■イヴ 540円(以下全て税込み)
「トンカ風味のホワイトチョコムースとバラの香りを
まとわせたタイベリーのクリーム」
純白の表面は、霧状のピストレ仕立て。
美しいバラ色の滴が連なります。
濃密な甘味のホワイトチョコムースは、トンカ豆のエキゾチックな風味。
味は濃厚ながら、口当たりはホワッと軽め。
中は色鮮やかな「タイベリー」のクリーム。
ブラックベリーとラズベリーを交配させたベリーだそうです。
ベリーの酸味に華やかなバラの香りで
可憐な味わいは、まるでお花を食べているような錯覚にさえ陥ります。
まろやかなホワイトチョコと絶妙に調和♪
■アブソリュ 540円
「ラズベリー風味のチョコクリームとピスタチオクリームの上に
焼きメレンゲとラズベリージャム」
表面を覆うのは、トロトロ艶めく甘酸っぱいラズベリージュレ。
チョコクリームもラズベリー風味なので
重厚なカカオを感じつつも、口の中にはフルーティで爽やかな甘味が。
ピスタチオクリームも、コク深くマイルド。
ただ、ラズベリーやチョコの風味が強く
縦に全体を食べると、ピスタチオの香りはやや存在感弱いかな?
■パリブレスト 540円
「プラリネのカスタードクリームとミルクチョコのシャンティ」
サクッと香ばしいシュー生地で、2種類のクリームをサンド。
表面にはキャラメルソースと粉糖、ココアパウダーをまとったアーモンド。
ホワッと軽いミルクチョコのシャンティと
細かいナッツを混ぜ込んだ、まったりプラリネ風味のカスタードクリーム。
底は、バターがリッチに香るパイ生地。
縦にザクッと食べるにはナイフ必須だけど
濃厚なコクのプラリネカスタードと、ミルクチョコの軽やかなシャンティ、
香ばしいシューが重なり、あぁ贅沢・・
王道のプラリネやベリーだけでなく
トンカ豆やバラ、(今回未購入ですが)ジャスミンやカモミール、山椒など
チョコの魅力を引き出す「香り」の魔力。
家の近くにあって良かった!と心底思える、魅力溢れるお店です。
ごちそうさまでした!
暑い夏でもやっぱり食べたいチョコレート。
となると、つい足が向くのがソリリテさん。
暑い時期なので、ショーケースには涼やかなヴェリーヌ(グラス入りデザート)が。
もちろん念願のチョコ系ガトーもズラリ。
今回購入したのは3点。(全て税込み)
■マルチニック 540円
「キャラメル風味のミルクチョコムースの中にオールドラムのクリームと
バナナクリーム、バニラ風味のアーモンドスポンジ」
周りを囲むミルクチョコムースは、キャラメル風味に洋酒も?
妖艶な香りで、なめらかな口溶けが印象的。
中央のクリームは、バナナとラムの華やかなコクと香りがフワ~。
底は、じゅんわりバニラ風味が浸みた生地。
マイルドな甘味が重なり、ひと口ごとに感動の美味しさ♪
■サヴァラン・オ・ラム 583円
「生クリーム、マンゴーコンポート、オレンジシロップ、チョコレート風味の
ブリオッシュ、スポイトの中にラム酒」
大好きなサヴァランですが、まずはスポイトのラム酒を垂らさずにパクリ。
表面の生クリームにまったりバニラムース、
ジューシーなマンゴーのコンポート、
オレンジシロップとラム酒が染み込む、しっとりブリオッシュショコラ。
見た目の美しさに加え、フルーティな爽やかさとまろやかさが絶妙のハーモニー♪
ラム酒を垂らすと、おぉ!一気に大人向け!
深みのあるラム酒の香りと苦味が、チョコやマンゴー、バニラに合う~
こちらも、ひと口ごとに悶絶の美味しさ。
■タルトショコラキャラメル 562円
「キャラメル風味のミルクチョコとナッツ、
フルーティなチョコクリーム、サブレ生地」
上半分はスッと儚く消える、フルーティできめ細かいチョコクリーム。
同じく口溶けの良いビスキュイショコラも?
土台はザクッと香ばしいバター風味のタルト。
タルトの中には、キャラメル風味のミルクガナッシュがトロ~リ♪
フランス産岩塩も使われているらしく、ほんのり塩キャラメルぽい後味に。
胡桃のローストやサクサクパフもいい食感。
何だか訪れるたびに、ビジュアルも味もさらに洗練されている印象。
試行錯誤を楽しむシェフの姿が浮かびます。
ごちそうさまでした!
11月17日で1周年を迎えたソリリテさん。
周年限定ケーキを求めてお邪魔しました。
(以下全て、税込価格)
■ドゥルセポン厶(周年限定)540円
「ヴァローナ社のブロンドチョコレートを使ったクリーム、
リンゴのコンポート、紅玉リンゴのムース」
林檎の爽やかさが印象的な1品。
トップの美しいクリームは、フランス産ブロンドチョコレートを使ったものかな?
まろやかなコク、軽くキャラメルぽい香り。
白く艶やかな紅玉ムース、これがもう絶品!
シュワッと軽やかな口溶け、林檎のフルーティな爽やかさが押し寄せます♪
土台はザクッと厚く香ばしいタルトの中に
ぎっしり林檎のコンポートと、キャラメル風味のクリーム入り。
シャクシャクとした林檎の食感に、まったり濃厚なキャラメルの風味。
軽やかなムースや、林檎の爽やかさを
キャラメルの甘味と苦味がグッと引き締め、絶妙のバランスです。
■フィノ(周年限定復活)594円
「アルマニャックが優しく香るチョコレートケーキ。イチジクの食感がアクセント」
表面は、パリパリのチョコでコーティング。
中は、濃密なチョコと妖艶なアルコールの薫りが重なる大人の世界。
香り良いビターガナッシュは、密度が高めなのに軽やかなキレ。
口の中でゆっくり溶ける、至福の時間。
ショコラ生地も、どっしり存在感抜群。
底には、アルマニャックに漬け込んだドライ無花果がプチプチ楽しいチョコクリーム。
ブランデーの薫りと無花果の風味が、一層チョコの香りを際立たせ
コーヒーはもちろんアルコールのお供にも。
濃厚生チョコを食べている気分になれます。
さらに、周年限定の記念品はこちら。
■レーズンサブレ
バターとアーモンドが香るサブレ生地は、サクッとしつつもしっとり。
中にはまったりコクのある分厚いクリーム♪
ホワイトチョコにキルシュの香りを加えた華やかなクリームは、レーズンと合う!
ミニサイズだけど重厚な食べ応え。
■セイイチロウニシゾノさんと周年コラボ
こちらのチョコを、セイイチロウニシゾノさんの黒糖マドレーヌにコーティング。
なんとも贅沢な組み合わせでした。
12月のTV取材が1/14LIFEで放映らしく
バレンタインに向けてますます人気が高まりそう・・でも通い続けます♪
ごちそうさまでした!
◇初回投稿(2016年9月)
大好きななかたに亭さんご出身のパティスリー、ソリリテさん。
ルシェルシェさんやアクイユさんも好みなので
マイレビュアーYukinoさん、サントーシュさん、キャップさんのレビューを見てBMしてました。
お店は、土佐堀となにわ筋の交差点近く。
小じんまりした店内は、清潔感がありつつ上品なインテリア。
左手にはボンボンショコラや焼き菓子、
正面のショーケースには、彩り豊かで繊細なデザインのケーキがズラリ。
これまで数回お邪魔して、いただいたのは
(以下、全て税込価格)
■ソワールルージュ 518円
「アールグレイ風味のミルクチョコムース、
ベルガモットとアールグレイのクリーム、フィナンシェショコラ」
表面は赤く艶やか、クッキリと甘いアールグレイ風味のグラサージュ。
ムースはまろやかなミルクチョコレートに
粉末にしたアールグレイの茶葉を加えているらしく、華やかな香り。
中心には紅茶が香るクリームと、鮮やかな酸味のベルガモットクリーム。
底には、しっとりフィナンシェショコラ。
縦に一度に食べると、ベルガモットの柑橘系の酸味や紅茶の香り、
チョコの甘味が重なる、繊細なバランス。
ムースやクリームで構成されているので、スーッと舌の上で優雅にとろけます。
■シシリー 518円
「ピスタチオムースの中に、グリオットのコンポートとクリーム、
サクサククッキー生地」
ドーンと大きなピスタチオのムースは
きめ細かな口溶けながら、まろやかでコクがある重厚な味わい。
中心のグリオットチェリーのクリームは
上品で酸味が強すぎないので、ピスタチオのナッティな香りが活きています。
これまで食べたピスタチオ系のムースで、1・2を争うほど好み♪
土台は、パフとホワイトチョコでザクザク。
1粒だけ乗ったグリオットチェリーは、キルシュが大胆に効いた大人の薫り。
■レコルト 518円
「ジャンドゥーヤのムース、赤ワインのジュレ、洋梨のコンポート」
ヘーゼルナッツ好きとしては見逃せない1品。
メインは、ジャンドゥーヤ(ヘーゼルナッツ入りチョコ)のムースで
きめ細かくなめらかで、濃いナッツの風味。
ムースの中には赤ワインのジュレと、ジューシーな洋梨のコンポートが。
その下には、濃密な無花果のピュレ。
「収穫」の名にふさわしく素材感がすごい♪
ジャンドーゥーヤのムースは、ほのかにシナモンやジンジャーなど
エキゾチックなスパイスミックスが香り
チョコや赤ワイン、洋梨との絶妙な橋渡しに。
■フォレノワール 518円
「チョコレートクリームとキルシュ風味の生クリームの二層仕立て」
薄いチョコプレートで包まれた、ミステリアスなビジュアル。
中は、チョコクリームと生クリームの2層。
生クリームはホワリと儚い口溶けで、ほのかなキルシュの香り。
薄いスポンジの下は、主役のチョコクリーム。
まったり濃厚なクリームは、カカオの香りが広がり口溶けなめらか。
アマレットがジュワっと染み出す、グリオットチェリーの程よい酸味に
チョコプレートの、コクのある苦味。
ドイツ生まれのお菓子らしい重厚な味の重なり、洋酒の薫りは控えめ。
なかたに亭さんご出身らしく、チョコレートを主役にしつつも
スパイスや洋酒の薫りで表情を変える、
精緻な計算とバランス感覚・・まさにチョコとカカオの魔術師!
味の重なりが生み出すハーモニーはもちろん
各ケーキに使われた1つ1つのパーツが、きちんと美味しいのも印象的。
レコルトのキャラメル風味のチョコプレート、
ソワールルージュの紅茶とバター香るサブレ、
シシリーのキャラメリゼされたアーモンドの焼菓子まで、小粒でも存在感抜群。
チョコ推しなので、次はカカオ分70%のチョコムース「コロンビア」や
「サンタンデール」も食べてみたいなぁ・・
他のケーキやショコラ、焼き菓子など
気になる物が多すぎるので、再訪します!
ごちそうさまでした!
ついに5回目のマイ★ベストレストラン投稿。
2017年も新規開拓を中心に、素敵な新店の数々と美味しいお料理に出会えました。
2年ぶりの海外旅行はマレーシアへ行き、日本人の口にも合う新規店舗を開拓し登録出来ました。
2017年も沢山の素晴らしいお料理に出会えました。
そのきっかけとなった素敵なレビュー、一緒に楽しんでくれる家族や友人、
美味しく食べられる自分の健康にも感謝です♪
今年もマイレビュアーさんのレビューをゆっくり楽しめなかったのが心残りです。
2018年は昨年よりは時間を作って、少しずつ楽しませていただく予定です。
これからも、素敵なお店・お料理と出会えますように!