レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2018/08訪問 2020/06/16
キリ番1,000レビュー☆魅せる演出と立体的な味わいに心掴まれるモダンフレンチ
久しぶりに、凝った演出が楽しいモダンフレンチを食べようと
本町のImparfait(アンパルフェ)さんへ。
シェフは神戸北野ホテルやフランス、大阪のビストロで修行され、
2018年5月、京町堀にお店をオープン。
ランチコースは、3,780円 or 5,400円。
今回は一休.comさんで3,500円ランチを予約。
(消費税分だけ、ちょっぴりお得です)
お店はビルの1階ですが、看板がシンプルでさりげないので何度か通り過ぎました。
店内は、L字型カウンター9席のみで要予約。
中央にはオープンキッチンがあり、シェフの手元まで見えるライブ感にワクワク!
最初に、切株のようなトレイが登場。
小さな白い塊にお水をそそぐと・・冷たい紙おしぼりに変身。
まずは、お店からサービスの1杯が♪
アルコール(シードル)、ノンアルコール(能勢ジンジャーエール)から選べます。
■富山氷見産 シードル
林檎を使った辛口微発泡酒、シードル。
富山県産のふじを100%使い、SAYS FARMという氷見のワイナリーで作られているそう。
細かい泡立ちと共に、華やかな林檎の香りがふんわり立ちのぼり
スッキリとした酸味で飲みやすい1杯。
◇ランチコース 3,500円(一休.com)
(アミューズ、前菜、スープ、魚or肉メイン、米or麺料理、デザート、日本茶)
■始まり・・
最初に細長い玉手箱のようなお皿が。
箱の中には食材と共に藁が敷き詰められ、藁に火を付けるとすぐに蓋をして
軽く燻製にした後、いただきます。
まずは、蓋の上に乗せられている1品から。
*吉野くず、ぶどう、マリーゴールド
スプーンでいただく、ひんやりアミューズ。
トゥルンとなめらかな吉野くずに、カタシモワイナリーのぶどうジュースと炭酸水。
マスカット・ベリーAを粗く濾したジャム、
マリーゴールドの花びらの香りを添えて。
さて、次に玉手箱の蓋をオープン!
右から平目の昆布締め、グジェール(チーズを練り込んだプチシュー)、鰯のマリネ。
*平目の昆布締め
これがもう!ひと口で悶絶の美味しさ!
しっかりと浸み込んだ昆布の旨味に、燻製仕立ての香ばしさがたまら~ん!
*グジェール
竹炭を練り込んだ真っ黒なグジェール。
ねっとり深いコクは、北海道ニセコで作られたミモレットチーズを練り込んでいるそう。
*鰯のマリネ
浅く酢で締めたマリネは上品な酸味と旨味。
こちらも、燻製の香りをまとってグッと奥行きのある美味しさに。
お箸がまた独特で、先端が平べったく押しつぶされたような特殊な形状。
食材をつまみやすいそう(麺料理でも使用)
食べている間にも、目の前で次のお料理が少しずつ華麗に仕上げられていき
特別なショーやステージを見ている気分に。
■前菜:福井 若狭湾の鰆
マリネした後、軽く焼かれた鰆は
身が締まった(お刺身向けの)春の鰆と違い、ふくよかな脂を感じるまろやかさ。
ふっくら肉厚で、しっとり抜群の火入れ。
ソース類も、また楽しい!
鰆の上には、シャキシャキした青梗菜の茎と自家製マヨソースを和えた物が。
青梗菜の葉はパリパリ香ばしいフリットに。
爽やかな香味を放つセロリのスプラウト、
とろけるような焼き茄子のムースや、甘いキャベツのソースに加え
甘夏パウダーの、ほろ苦い柑橘風味も。
ひと口ごとに異なる食感や香りが織りなす、美しい共演にうっとり~
次はスープですが、登場したのはすり鉢。
中には、無添加ナッツ(ピーナッツやアーモンド、南瓜の種)と青山椒の実が。
これを好みにすり潰した上から、熱々のスープをそそぐ楽しい演出です。
■兵庫 かぼちゃのスープ
かぼちゃのスープは、軽く生姜を効かせつつ
素材本来の風味や味わいを活かした、シンプルで素朴な味わい。
そこに加わるのが、華やかに薫る甘夏風味のふわふわエスプーマ。
砕いたナッツの香ばしさや、ときおり弾ける青山椒のピリピリ感も重なり
かぼちゃが、刻々と重層的な味わいに変化。
■揚げ立てゼッポリーニ
無添加小麦を使った、熱々の揚げパン。
表面はサックサク、中はもっちり。
バジルの花をドライフラワーにした物など、3種類のバジルが練り込まれていて
ひと口ごとに爽やかな香りが鼻に抜けます。
メインは和歌山の真鯛のポワレか、四万十鶏の低温調理から選択。
迷いつつも、今回は鶏料理を選択。
■メイン:四万十 土佐はちきん地鶏
こちらも、アートのように美しい盛り付け。
中央にドーンと鎮座するのが、中にじゃが芋のピューレを詰めた鶏肉。
大ぶりな鶏の塊をカットして、ひと口・・
おぉ~!美味しい!めっちゃ柔らか!
スッと繊維に沿ってほどけるなめらかな口当たり、上品な鶏の旨味。
その中からは、じゃが芋ピューレがトロリ。
表面の皮目も香ばしく、パリッパリ♪
土佐はちきん地鶏は、きめ細かい肉質が特徴とのことですが、
それを損なわないプロの技がすごい!
オイルでコーティングして低温調理することで、驚くほどジューシーに火入れ出来るそう。
ソースは赤ワインに刻んだエシャロットや日本酒、鶏の出汁を加えたもの。
コク深さとエシャロットの爽やかさがマッチ。
アクセントに葱パウダーをパラリ。
付け合わせのお野菜も全て無農薬。
素揚げの茄子やしし唐、バターでこんがり焼きつけた甘いじゃが芋や肉厚な椎茸。
小さな緑色の芽は、西洋野菜のプルピエ。
ほんのり粘りがありクセなく食べやすい!
■淡路島 麺
最後は、お箸と小さな蓋付きの器が。
蓋を取ると、中には平たい正方形の麺が。
レタス、アンチョビ、生ハム、にんにくを使ったパスタ風のお料理で
こちらもミモレットのコクがいい相性。
■河内 デラウェア
河内デラウェアを使った白ワインのグラニテは、ひんやりシャリシャリ。
キリリとした香りと冷たさでサッパリ。
■山梨 梨
デザートも、様々な素材が重なる逸品。
主役の梨は3種類に形を変え、セミドライや砂糖抜きのシンプルなコンポート、
もちもち白タピオカのそばには梨のソース。
もう1つの主役が、カプレーゼ風の1品。
アイコ(トマト)のマリネにクリームチーズのムース、緑のバジルオイルとパウダー。
マスカット・ベリーAを乾燥させたパウダー、
黒胡椒を効かせたチュイル(粉を使わずコーンスターチで薄い飴のように仕上げた物)
パルメザンチーズのクランブルの塩気など
全体に調和しつつも、甘さをグッと抑えた大人向けのデザートでした。
■出雲茶 匠
デザートのお供には、珍しい日本茶。
若葉のような清々しく澄んだ香りと、上品に広がる旨味や甘味。
甘すぎないデザートだからこそ、
この日本茶の香りを堪能できますね。
お店の入口や、一休.comなどのサイトに載せているコース内容はあくまで1例らしく
生産者さんから送られる無農薬野菜や
国産の旬の食材に合わせて、コース内容はどんどん変化していくそうです。
今回もメイン食材の鰆、南瓜、鶏などは1つ1つの素材をシンプルに活かしつつも
ソースやパウダー、ムースなど様々な食感、
香りや風味が重層的に重なって、口の中で花開くような立体的な仕上がり。
やっぱりフレンチっていいなぁ・・と
幸せのため息が出るような2時間でした。
某俳優さん似のイケメンシェフや、物腰柔らかな美人スタッフさんの接客、
お料理の説明も丁寧で本当に居心地抜群。
無添加の国産食材にこだわるだけでなく、
食器やカトラリーも独特・・と思ったらシェフが信楽焼の窯元へ自ら出向き
若手の作家さんに焼いてもらうオリジナル。
スタイリッシュかつ温かみのある和食器ばかりで、シェフはデザインセンスもすごい!
カトラリーは、純銅製を銀で仕上げた物。
真四角の持ち手は、細いけどずっしりした程よい重みが独特。
コロンと愛嬌のあるフォルムも可愛いな~
シェフの想いがこもった1皿、1皿(文字通りお料理に加えお皿まで)、
熱意と遊び心が伝わる楽しいコースでした。
2013年3月から開始したレビューですが
こちらをキリ番1,000軒目とさせて頂きます。
(再訪は別ログになったので、キリ番はあまり意味ないですが・・)
気に入ったお店はつい再訪してしまうので、5年半で1,000軒とマイペースですが
何とか4桁の大台まで続ける事が出来ました。
知らないお店やお料理に出会える楽しさ、
体験したことのない感動の味、心に響くおもてなしや温かい接客など
1つ1つの出会いが、レビューの原動力♪
素敵なお店を見つけた時のワクワクするときめきは、今も全く変わりません。
拙いレビューで伝わるか毎回不安ですが
こんなレビューでも、行きたいと思って下さったりフォロー下さったりと
きっかけにしていただけるのが幸せです。
素敵なお店を紹介下さるレビュアーの皆様、
美味しいお料理と心のこもったサービスで、幸せな瞬間を提供下さるお店の皆さま、
幸せな瞬間を共有してくれる家族や友人、
自分の健康な身体にも感謝しつつ
人生を豊かにする「美味しかった思い出」を、マイペースで重ねていきたいと思います。
ごちそうさまでした!
2位
1回
2018/04訪問 2018/04/18
この美味しさが千円とは!シェフの技が光る絶品ソースの平日限定ランチ
千円前後で内容が充実した、平日限定のフレンチランチと言えば
北浜のサマッシュさんやシエルブルーさん、
淀屋橋のPetit Restaurant Giroさん、
南森町のランデブー・デ・ザミさん、西天満デュカさん(フレンチ風のスペイン料理)
心斎橋のビストロニドワゾォーさん、
堺筋本町のル・ヌー・パピヨンさんなど
色々ありますが、また素敵な新店を発見。
大阪天満宮のほど近くにある、しまなみふれんち Murakamiさん。
有名ホテルのフレンチで10年以上修行され
シェフご出身のしまなみ海道の食材を使うお料理が、平日ランチは1,000円で楽しめます。
外観は、和食店のような個性派の和モダン。
明るく広々とした店内は、オープンキッチンに向き合う割烹風のカウンター席に加え
テーブル席も豊富で、マダム達で大賑わい。
平日の13時前、ランチのラスト1食にギリギリ間に合いました。
最近、新聞にも掲載されたとのことで
開店前から人が並び、12時前に満席になる日もあるそう・・すごい人気!
◇平日限定ランチ 税込み1,000円
(ただし定休日の水曜は除く)
前菜、スープ、メイン(お肉orお魚料理)
・鯛のポワレ、又は
・レモンポークのグリル、2種のソースで
デザートは+300円、コーヒーは+200円
この日のデザートは「みかんのプディング、リオレ(お米の甘いお粥)添え」
お肉メインを注文、まずは美しい前菜が。
■レモンポークハムのアスピック
瀬戸内食材「レモンポーク」で作ったハムと、パセリのゼリー寄せ(煮こごり)。
中央には、花びらが美しいシーザーサラダ
甘いパプリカソースや、コクのあるチーズソースで華麗な飾りつけ。
レモンポークのハムは、しっかり分厚いのに
グッと歯が沈み込むようなきめ細かい柔らかさで、素晴らしい弾力と旨味。
もう、このハム単体で驚くほど美味し~い!
パセリの爽やかな風味はもちろん、サラダのチーズ風味とも相性抜群!
■瀬戸内ひじきを練り込んだフォカッチャ
表面をこんがり焼かれたフォカッチャは
サクサク香ばしく、ほのかに甘い生地とひじきの風味が違和感なくマッチ。
サラリと軽いオリーブオイルも合う~
■玉葱のクリームスープ
表面を細かい泡で覆った、熱々のスープ。
ひと口目から、優しい玉葱の甘味がトロリ。
まろやかでコクのある口当たりは、まさにクリームスープですね。
玉葱を甘味が出るまでじっくり火入れし
たっぷりの牛乳と合わせてクリームで仕上げるらしく、とろける味わいです。
■レモンポークのグリル、2種のソースで
わぁ!こちらも盛り付けがめっちゃ綺麗♪
こんがり焼かれた表面は、カリカリ香ばしく
艶々の断面の見た目通り、しっとりした食感と旨味、美味しい脂が口中に~!
このレモンポーク、脂が全然クドくない!
レモンポークは、絞った後のレモンを豚の飼料に混ぜて半年与えるそう。
脂の美味しさをぜひ味わって欲しい、と
シェフがおっしゃる通り、サッパリしつつも旨味のある脂身がたまりません♪
ソースは、なめらかなトマトソースと、
キャラメルベースに野菜やビネガー、豚の出汁も加えるという、ごぼうのソース。
ごぼうの風味に、キャラメルのコク深い甘味が驚くほど合う~!
さらにシェフから、コースでしか出さないという魔法の粉?のサービスが。
乾燥ポルチーニを戻してバターでソテーし
カリカリにキャラメリゼして粉砕した、ポルチーニ茸のプラリネ。
レモンポークと一緒に食べて見ると
豚の脂の旨味にキャラメルの甘味、その後からポルチーニ茸の華やかな薫りが・・
もう口の中は極楽・・美味しすぎる~
ごぼうソース、トマトソースも豚にめっちゃ良く合いましたが
初めて食べるこの味わい、まさに魔法です。
前菜の美しさ・味から度肝を抜かれましたが
スープもメインも、期待をさらに上回る美味しさで凝ったソースにメロメロ。
しかも、お箸で食べられるのも嬉しいです。
カウンターの正面はフルオープンキッチンなので、シェフの手元まで良く見えます。
1人前でも、数種類のソースを丁寧に温め
彩りを考えながら、飾り付けの野菜をピンセットで盛り付ける繊細な調理。
ソースで仕上げる瞬間は、まさにアート♪
お若く親しみやすいお人柄なのに、数々のコンテストで受賞経歴があると後で知り
そりゃ、この美味しさなら!と納得でした。
この凝ったお料理が千円なんて・・至福~
土日の予約限定3,500円コースはもちろん、1万円のディナーコースなど
シェフの技をもっと堪能したくなりました。
ごちそうさまでした!
3位
1回
2018/05訪問 2018/07/05
圧倒的な存在感!フランス菓子の伝統を守る情熱が伝わるプチ・ガトー
東京に行ったら訪れたいと憧れていたお店Part2は、オーボンヴュータンさん。
(Part1:まちのパーラーさん)
1981年の開店以来、東京に本場のフランス伝統菓子を定着させたという
スイーツ好きにはたまらないお店です。
尾山台にある本店さんは、辿り着くのに難易度が高そうだったので
今回は、日本橋高島屋店さんへ初訪問。
しかし、こちらも意外にハードル高め。
まず生ケーキは、毎日本店から届く物が売り切れ次第終了で再入荷は無し。
早い日は昼過ぎに生ケーキが完売するそう。
取り置きは、3日前までに要予約。
ただし、本店がお休みの水曜に電話すると最短で日曜の受け取りになるそう。
※水曜も生ケーキはあるけど種類少なめ?
※上記は日本橋高島屋店さんの生ケーキのルール(本店さんのルールは未確認)
3日前取り置きのルールを知らず、東京滞在中には受け取りが無理だったので
平日の朝、高島屋さんの開店と同時に訪問。
売り場に着くのに少し迷ったので、開店5分後で既に5人ほどのお客様が。
注文・会計が終わるまで、順番に待ちます。
欲しいケーキが売り切れないか心配しつつ
(何しろ再入荷が無いので)無事に、自分の順番がやって来ました。
さすがに、この時点で売り切れの品は無し!
店頭に並ぶ生ケーキは日替わりだそうで
この日はパールドールの通常サイズは無し(ホールはあり)、
エクレアはコーヒーかチョコの2種でした。
優しい女性スタッフさんに相談しつつ、
選んだのは、以下3点(全て、税込価格)
■パラディ 562円
「ホワイトチョコのムース、ピスタチオのブリュレ、フランボワーズのジュレ」
これだけは速攻で選んだ(目当ての)1品。
表面は気品溢れる、艶やかなホワイトチョコのグラッサージュ。
メインのホワイトチョコムースはミルキーで、まったりコクのある甘味。
トロッとなめらかな舌触りにうっとり。
ムースの中には、クッキリと輪郭のある甘酸っぱさのフランボワーズジュレ。
ホワイトチョコの甘味に、いいアクセント!
同じ位の厚みで、ピスタチオのブリュレも。
ピスタチオの香りは良いけど、フランボワーズの酸味にやや負け気味かな?
底のダックワーズは、カラメリゼしたピスタチオ入りで香ばしい!
側面の、花びらのようなホワイトチョコさえ
1枚1枚とろけるような、コクのある甘味。
■アリババ 411円
「ラム酒入りサバラン」
こちらもメニューにあるとつい注文してしまう、大好きなババ。
フォークを入れるとジュワッとしみ出すほど
生地に容赦なくラム酒シロップを浸み込ませた、本場フランスを思わせる仕上がり。
中には、バニラビーンズ入りのカスタード。
さらに、洋酒に漬け込んだサルタナレーズンもゴロリと出てきます。
表面にはアプリコットジャムが塗られ、トップに洋酒漬けレーズンとオレンジピールが。
柑橘の香りと芳醇なラム酒が鼻を抜けて
思わず目をとじてしまう、至福の瞬間・・
食べ終わったアルミカップに、ラム酒シロップが残るほどのヒタヒタ加減なので
お酒に弱い方は酔っ払っちゃうレベル?
■オペラ 411円
「チョコレートとコーヒーのケーキ」
表面のチョコは、トロトロとなめらかな口溶けのグラッサージュ。
上下に分厚く配置されているのは
こっくりと濃厚だけど、きちんと苦味を感じるコーヒー風味のバタークリーム。
中央に、やや酸味のある力強いガナッシュ。
底にはしたたる程にエスプレッソを浸み込ませた、ビスキュイ・ジョコンド。
甘さも強いけど洋酒のキレがいいバランス。
購入した中で1番ミニサイズだけど、重厚!
メリハリのある甘味や苦味、深い奥行きを感じる洋酒の薫り・・
食べ終わってしまうのが惜しくなる1品。
日本人向けにアレンジするのではなく
本場の味わいをそのままに伝える、信念を感じるような芯の通った味。
ババのラム酒の効かせ方など、日本人には
もしかしたら刺激が強過ぎ?と思われますが、人気が続くのはこの味だからこそ。
日本人に迎合しない、潔いほど伝統の味を守る情熱を感じました。
基本に忠実でクラシカルな雰囲気は、
大阪で言えば、なかたに亭さんやムーラタルトさんに
大胆な洋酒の効かせ具合は、ドゥブルベボレロさんに通ずる部分があるかも?
次は今回販売していなかったパールドールを始め、ぜひ他のケーキも
色々と堪能してみたいお店です。
ごちそうさまでした!
4位
1回
2018/04訪問 2018/05/03
前菜やメインだけでなくアミューズまで選べるプリフィクス☆キリ番900レビュー
以前から気になっていてBMしていた、天満橋のThe French Blueさん。
2015年秋にOPENしたフレンチです。
外観はガラス張りのカフェ風で、最初はフレンチと気付かずに通り過ぎてしまいました。
内装も、スタイリッシュでカジュアル。
大きな観葉植物や、テラリウム(ガラス瓶で育てる植物)風のランプなど
ハイセンスな小物がアート感ありますね~
左右両側の壁沿いにテーブル席が各6席、
中央に2名用テーブルと、正面の厨房に向き合うカウンター4席で、全18席。
平日でも予約客で半分以上が埋まる人気ぶり。
この日は前日予約で席を取れました。
◇ランチメニュー(以下全て税込み)
■MenuA プリフィクス 2,700円
選べるアミューズ3品、選べる前菜、スープ、選べるメイン、選べるデザート
■MenuB ハーフコース 3,780円
選べるアミューズ3品
軽く炙った貝とうすい豆の冷たいスープ
ホワイトアスパラガスのカルボナーラ 麹でマリネした卵黄
本日のスープ
選べるメイン料理
ブラッドオレンジのジュレ コアントローのアイスとババ
■MenuC フルコース 5,184円
Bコースのメインが
市場からのお魚料理
但馬牛ホホ肉の赤ワイン煮込み の両方に
今回はMenuAのプリフィクスを注文。
以下の通り、前菜やメインも種類豊富なので選ぶ段階からワクワクできます。
■選べる前菜
軽く炙った貝とうすい豆の冷たいスープ
旬の魚のカルパッチョ
じゃが芋で巻いた天使の海老 ブラックオリーブのソースで
スペイン産仔ウサギと人参バリエーション
■選べるメイン
マグレ鴨胸肉のロティ グリーンオリーブのソース
米沢豚ホホ肉の煮込みと春キャベツ
市場からの本日のお魚料理
(この日は連子鯛の蒸し煮 青海苔ソース)
但馬牛すね肉のコンフィ マスタードのソース(+300円)
但馬牛ほほ肉の煮込みと季節野菜 +800円
上田さん特選但馬牛フィレポアレ+2,800円
■選べるデザート
ブラッドオレンジのジュレ コアントローのアイスとババ
有塩バターのガトーショコラ
ライチムースと苺 メレンゲドーム+300円
◇MenuA プリフィクス 税込み2,700円
まずは、一口サイズの可愛いアミューズの見本がテーブルに♪
6品から3品選べ、左側の手前から奥に順に
・白身魚のエスカベッシュ
・チーズを練り込んだシュー皮グジェール
・豚肉のリエット
・玉葱ソテーのファーブルトン
・ホタルイカと香草ソース、筍ワッフル
・サーモンのタルタル
選んだ3品が盛り付けられ、運ばれて来ます。
■アミューズ(左から右に)
*ホタルイカと香草ソース、筍ワッフル
春の食材がひと口に詰まったアミューズ。
筍入りの薄いワッフルの上に、ホタルイカやジューシーなプチトマト、香草ソースが合う!
*玉葱ソテーのファーブルトン
フランスの郷土菓子、もっちりしたプディングケーキ「ファーブルトン」。
今回は甘いスイーツではなくセイボリー。
ほんのり温められ、玉葱ソテーの甘味と香ばしさがもちもち生地に溶け込む~
*サーモンのタルタル
ディルや玉葱のみじん切りと和えた、上品な旨味のサーモン。
サクサク軽い生地は餅粉を溶いて揚げるそう。
カトラリーは、クチポールのGOAシリーズ。
軽く細い柄が手に馴染みやすいので、繊細なアミューズも食べやすいですね。
ちなみに、メインに注文した分厚い鴨も
ストレスなくカットでき、さすがの切れ味♪
■前菜:じゃが芋で巻いた天使の海老 ブラックオリーブのソースで
ガラスプレートで、アートのような美しさ。
細い麺のように切ったじゃが芋で、天使の海老を巻いて揚げた1品。
カダイフ揚げのような繊細なパリパリ感、
包まれた海老の旨味もギュッと凝縮されていて、これ美味しい!
コクのあるブラックオリーブのソースに加え
半熟玉子のトロトロの黄身も、ソース代わりに海老に付けると合う~!
鮮やかな春野菜も新鮮で、菜の花やシャキシャキと甘味が弾けるスナップえんどう、
丁寧に皮を剥かれたパプリカも甘~い!
■新玉葱のスープ 静岡産桜海老の素揚げ
ひと口目から思わず笑顔になってしまう、優し~い新玉葱の甘味。
まろやかででクリーミーだけど
重すぎない口当たりなので、スイスイ飲んでしまいます。
桜海老もサクサク香ばしく良いアクセント。
■自家製パン2種、オリーブオイル
コロンと丸いバゲットは、表面がパリッと焼き込まれ香ばし~い!
中はしっかりヒキがあり小麦のいい薫り。
四角い方は、全粒粉を使った食パン。
しっとり&むっちり食感で素朴な甘味。
スペイン産オリーブオイルは程よく熟成され、奥深いコクとかすかな苦味。
シンプルなパンの風味を引き立てます。
■メイン:マグレ鴨胸肉のロティ グリーンオリーブのソース
こちらも何て美しい1皿・・華やか~
こんがり焼き付けられた皮目は、焦がし気味のカリッカリがたまら~ん♪
鴨の脂の美味しさが引き出されまくり!
ロゼ色に美しく火入れされた分厚い身は
むっちり柔らかな弾力と噛み締めるほどに溢れる旨味で、ついニヤけてしまいます。
ソースは、鴨から出たジュ(肉汁)の濃厚な旨味を活かし、
グリーンオリーブの風味がアクセントに。
とろけるように甘い葉玉葱のローストや、春らしいアスパラガス、
表面サクサクじゃが芋ニョッキも美味しい!
■デザート
愛媛県産ブラッドオレンジのジュレ コアントローのアイスとババ
うわぁ!なんて斬新なビジュアル!
中が空洞のガラスの器の中に、剥いたブラッドオレンジの皮を入れていて
アーティスティックな演出にワクワク~
トップには、華やかな酸味が広がるブラッドオレンジのジュレ。
ラムを浸み込ませることが多いババですが
オレンジシロップを浸み込ませた生地と、真っ赤なブラッドオレンジの果肉を重ね
サクサク薄いオレンジ風味のチュイルや
コアントロー(オレンジ風味のリキュール)のアイスと、オレンジ祭で一体感抜群!
■ドリンク(コーヒーorセイロンティー)
まろやかでコクのあるコーヒーは
酸味や苦味も控えめで、上品な風味。
可愛いアミューズが選べるスタートから
盛り付けも味わいも工夫された前菜やスープ、メイン、デザートまで、1皿1皿全てが美しい!
コンセプトは「手の届くガストロノミー」ということで、雰囲気はカジュアルですが
接客も丁寧で、お料理も洗練されています。
運ばれてくるたびにときめいてしまう
素敵過ぎるプリフィクスコースを、キリ番900軒目とさせていただきます。
(再訪は別ログになったので、キリ番はあまり意味ないですが・・)
2013年3月のレビュー開始から約5年で900軒、
マイペースですが美味しいお料理のおかげで、沢山の幸せな瞬間を味わえました。
その美味しかった瞬間をぜひ伝えたい!
少しでもお店の良さを共有したい!と、ついつい冗長なレビューになりがちですが・・
レビューを見て行きたいと思って下さる方、
マイレビュアーの皆さまやコメントを下さる方、フォローして下さる方など
日々のレビューの原動力になります♪
これからも、ワクワクできる美味しさや
シェフならではのプロの技、心に沁みるスタッフさんの接客に出会えますように!
ここ数年、なかなかマイレビュアー様のレビューをじっくり拝読できず心苦しいですが
1,000軒まで、1皿1皿大切に味わいたいです。
ごちそうさまでした!
5位
5回
2024/11訪問 2025/01/14
旬の食材を使った優雅な前菜にサラダ&スープ付き♪お値段以上のクオリティ!平日限定パスタランチ1,000円
◇第5回目訪問(2024年11月)
前回から3年半ぶりにil Ktuttiさんへ。
これまでディナーやランチコースを楽しみましたが、久々に平日ランチで訪問。
平日ランチのパスタは2種から選べ、
サラダとスープに、本格的な前菜付きで税込1,000円♪
相変わらずのお料理のクオリティと、居心地良い接客に癒されました。
ランチは平日も土日も12:00~L.O.14:30(火曜定休)
(現時点での営業形態・営業時間は、お店からの最新情報をご確認下さい)
■ランチメニュー(全て税込価格)
・PranzoA(平日限定)1,000円
サラダ&スープ、季節の前菜、パスタ
・PranzoB 1,500円
サラダ&スープ、前菜3種盛、パスタ
・PranzoC 2,500円
サラダ&スープ、前菜3種盛、パスタ、お魚又はお肉
・PranzoD 3,000円
サラダ&スープ、前菜3種盛、パスタ、お魚、お肉両方
※カフェ&お口直し +300円
コーヒー/ラテ/エスプレッソ
■本日のパスタ
天然鯛とイタヤ貝の軽いトマトソース
豚の煮込み、軽いクリームソース
注文したのは平日限定のお得なPranzoA。
以前のランチではトマトソースをいただいたので、今回はクリームソースに。
注文からすぐにサラダ&スープが。
◇平日限定PranzoA 税込1,000円
サラダ&スープ、季節の前菜、パスタ
■サラダ&スープ
シックな黒いプレートに、グリーンサラダとスープが。
サラダはフレッシュな葉野菜がメイン。
おろし玉葱のドレッシングは、サッパリしつつまろやかなコクがあり好み。
スープは温かいかぶのポタージュ。
これがまた、驚くほど美味しかった~
奥深いブイヨンの旨味に、かぶの優しい甘味がふわり。
ずっと飲んでいたくなるような味わい。
■季節の前菜
おぉ、なんかゴージャスなんキター♪
生牡蠣に様々なソースやオイルをかけたお洒落な1皿。
大きな牡蠣は食べやすくカットされているので、スプーンでパクリ。
トロッとなめらかな生牡蠣の舌触り、
刻んだ柿の爽やかなソースや万願寺のクリーム、ハーブが香るオイルが。
なんて豪華なハーモニー!美味し~
牡蠣の濃厚なエキスやミルキーな旨味に
柿の甘味やクリーム、清涼感あるハーブの香りが合う~
千円ランチの前菜とは思えない凝った味わいで、優雅な気分になれます♪
■パスタ
豚の煮込み、軽いクリームソース
このパスタもめっちゃ美味しかった!
ソースがこっくりコク深く、まろやか~
ゴロッと入った豚肉の旨味や、香味野菜?の風味がクリームソースに溶け込んで
まるでシチューのように濃厚な味わい。
プリッとアルデンテのパスタに
クリーミーなコクのソースがからみ、この深い味はブロード(出汁)のおかげ?
具の豚肉もホロッとほぐれる柔らかさ。
豚を煮込む時も下味を効かせるそうで、その旨味がソースにしみ渡っています。
軽いクリームソースと言いつつも
サラサラ系ではなく、トロッと濃厚なソースなので個人的にめっちゃ好み~
笑顔の綺麗な女性スタッフさんも
きめ細かく気遣い抜群のサービスで、お料理をより一層楽しめました。
最近はサラダとパスタだけで千円のランチも多いですが
スープやサラダに素敵な前菜も付いて
パスタもちゃんと美味しいという、満足度がすごいパスタランチ(平日限定ですが)
旬の素材を生かす繊細な味付けだけど
ソースが凝っているので物足りなさは感じませんね~
また久々にディナーでもお邪魔したくなる、ハイクオリティなお店でした。
ごちそうさまでした!
◇第4回目訪問(2021年3月)
前回から2年半ぶりに、il Ktuttiさんへ。
これまではディナーメインでしたが、今回はランチで訪問。
以前は前菜やドルチェ、ドリンクまで付いたパスタランチが1,000円でしたが
現在は同じ内容のPranzo Aが1,650円に。
他にもメイン付きコースやお魚&お肉Wメインのコースも。
今回は一休レストランのサイトで見つけた
前菜やパスタにお魚&お肉のWメイン、ワンドリンク付きのコースを予約しました。
Pranzo B+選べるドリンク 税込3,000円
■選べるドリンク
スパークリングワイン、
ソフトドリンク(ジンジャーエール、ジュース(オレンジorグレープフルーツ))
■Pranzo B
・彩りサラダ
・季節の前菜
・本日のパスタ
・本日のお魚料理
・本日のお肉料理
・本日のドルチェ
・ドリンク(コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ラテから1品)
予約した平日12時にお邪魔すると
既にテーブルもカウンター席も8割ほどが予約で埋まり、残りは常連さん用の席。
飛び込みで入るのは難しそうな人気ぶり。
換気の為にドアは少し開いていますが
入口に近いカウンター席は、ひざ掛けを貸していただけるので寒さは気にならず。
やっぱり換気、大事ですもんね~
シンプルなサラダと、スパークリングワインからスタート。
◇Pranzo B+選べるドリンク 3,000円
■彩りサラダ
様々な葉野菜やスプラウトを使ったフレッシュなサラダ。
おろし玉葱のドレッシングがまろやか~
■季節の前菜
ヤリイカとうすいえんどう豆ピューレ、ホタルイカのムース
お皿の上で草花が芽吹いているような洗練された盛り付け♪
艶々と甘く柔らかなヤリイカの中は
うすいえんどう豆のピューレで、春らしい甘味にとろける~
底に敷いたホタルイカのムースが魚介の旨味とコクをプラスして、
可憐な見た目&お酒にも合う前菜でした。
■本日のパスタ
白魚と春キャベツのオイルソースパスタ
目の前で調理されている段階から、香ばしいガーリックの香りが広がりワクワク~
イカ墨を練り込んだ真っ黒なパスタに
春らしい白魚と春キャベツの組み合わせ♪
香り良いオイルとガーリックのおかげで
旬の春キャベツや白魚の旨味が引き出され、あさりのお出汁が深みを加えます。
黒いイカ墨パスタの上で映えるのは
黄金色に輝くカラスミパウダー!
カラスミの香ばしいコクと塩気は、白魚やガーリックとも最強の相性良さ。
食べ始めると止まらない、超ハマる味!
あ~、やっぱりこちらのパスタ好き。
シンプルに見えるオイルパスタでも、ブロード(お出汁)がきっちり効いているので
程よいパンチ、味の決め具合がツボ。
■本日のお魚料理
鰆のポワレ、青海苔のブールブランソース、かぶのクリーム
春ならでは、鰆のポワレは火入れが絶妙。
しっとり柔らかくなめらかな舌触り、
繊細な鰆の旨味を、岩塩や粒胡椒がキリリと引き締めいいバランス。
秀逸なのが青海苔のブールブランソース。
バターと生クリームでこっくり仕上げた、重厚なブールブランソースに
香り良い青海苔が重なりグッと奥行きが。
鰆の上品な旨味が数倍アップします。
お皿の奥は、まろやかなかぶのクリーム。
まったりとろける口当たり、かぶの甘味やブロード(お出汁)の旨味が
鰆や青海苔の風味と一体感抜群!
芽キャベツやそら豆など、お皿の上全ての素材に春の訪れを感じる仕上がり。
■本日のお肉料理
九州夢ポークのグリル、赤ワインのソース、ごぼうのピューレとフリット添え
大分県産のSPF豚、九重夢ポークはシンプルなグリルで。
表面はこんがり香ばしい焼き色で
素材の持つ力強い旨味がじわじわ~♪
ギュッと身が締まっているけど、きめ細かい肉質でスッと歯が通る柔らかさ。
脂の旨味もサラッと軽くクドさゼロ。
このジューシーな脂と旨味、虜になる~
赤ワインのソースは意外に軽やか。
そこにアクセントを加えるのが滋味深いごぼうピューレ。
パリパリッと弾ける薄いごぼうのフリットも、いい食感!
■本日のドルチェ
ベリーのショコラテリーヌ、クレマカタラーナ、いちご
今回は誕生日のランチで予約していたので
お誕生日メッセージ付きのプレートに・・嬉しいな~♪
ドルチェはどちらも、ひんやりセミフレッド(半解凍)。
濃密なショコラが詰まったテリーヌは、生チョコのよう。
甘酸っぱいベリーで華やかな味に。
もう1品はスペイン発祥のデザート、クレマカタラーナ。
凍らせたプリンのようなドルチェで
中はひんやりカスタードのコク、表面はパリパリと甘くほろ苦いブリュレ。
どちらも美味しいラテに良く合います。
■ドリンク(コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ラテから1品)
今回も大好きなラテを注文。
京町堀CLOCKWORK ROASTERSさんの豆は、相変わらず優雅で奥深~い香り。
まろやかなミルクが重なり余韻にうっとり。
ほぼ満席に近い混み具合なのに
各テーブルの進み具合を見ながら、熱々のお料理をスムーズに提供下さるシェフ。
笑顔がキュートな女性スタッフさんも
目配り抜群で、最後はお店の外まで丁寧なお見送り。
常連さんを大事にされる雰囲気なので
初めてお邪魔する方や、久々にお邪魔した身にはやや居心地が微妙でしたが・・
お料理の味や香り良い食後のカフェは
変わっていなかったので、また通い続けたいと思います。
ごちそうさまでした!
◇第3回目訪問(2018年11月)
1年ぶりに、お気に入りのil Ktuttiさんへ。
メニューに記載はないですが、昨年同様
「カウンター席限定お1人様ディナー2,000円」を手打ちパスタで予約しました。
(手打ちパスタは、生地を1日寝かせるので前日より前に要予約)
通常のディナーコースは2,800円or4,800円。
それぞれ季節の食材を使った前菜やパスタ、メインが楽しめます。
まずはお料理に合うシチリアの白ワインを。
◇Feudo Arancio(INZOLIA)グラス700円
華やかなフルーティさと程よいコクに
キリリとキレのある酸味が寄り添う、スッキリした飲み心地の1杯。
◇カウンター席限定お1人様コース 2,000円
おまかせ前菜2種、パスタ、メイン(お肉orお魚)、ドルチェ、カフェ
この日のメインは
・太刀魚のポワレと海老のスフォルマート
・イベリコ豚のグリル 赤ワインソース
ご用意いただいた手打ちパスタが、イベリコ豚の煮込みソースとお聞きし
今回のメインは、お魚でお願いしました。
まずは、見目麗しい前菜2種からスタート。
■おまかせ前菜2種(左から順に)
*かぶのムース、帆立の炙り、洋梨ピクルス
トロリと甘い炙り帆立に、フルーティな酸味の洋梨ピクルス。
まろやかな甘味のかぶのムースや
フレンチキャビア(鱒の卵)の塩気、
レモンとライムを合わせたオイルが重なる、繊細で軽やかな組み合わせ。
*秋刀魚の炙り、柿、きのこ
うわ~、これも美味しい!
脂がのった秋刀魚の炙りの香ばしさ、
白バルサミコやワインビネガー、白ワインなどで炊いたサッパリした白舞茸、
柿の穏やかな甘味が、見事に調和します。
■手打ちタリアテッレ、イベリコ豚の煮込み
フォークだけでホロリと崩れるほど、柔らか~く煮込まれたイベリコ豚は
じわじわ広がる旨味に即ノックアウト。
セロリや玉葱、人参など香味野菜と共にイベリコ豚をじっくり煮込むので
その旨味がトマトソースに溶け込みます。
手打ちのタリアテッレは、相変わらずなめらかで程よいコシが好み。
このパスタと旨味の濃いイベリコ豚、
イタリアのマンマが作るような、優しく深みのあるトマトソースのハーモニー。
あぁ、食べ終わるのが惜しいよぅ・・
■太刀魚のポワレと海老のスフォルマート
フワッとほぐれる柔らかい太刀魚に
卵白やクリームを入れた、ふんわりまろやかな海老のスフォルマート。
その上には、炙ってとろける食感のラルド。
紫の菊の花びらが、あでやかに彩ります。
口の中に太刀魚や海老の風味が広がり
ラルドのコクが加わると・・こりゃもう、とろけるしかないやつ!至福~
何よりたまらないのが、底に敷かれたアメリケーヌソース。
海老の殻を香ばしく炒めて、時間をかけて別に炒めた玉葱と合わせ
ワインやブランデー、トマトピューレ、
あさりの出汁まで合わせる絶品のソース。
1滴でも残すと罰が当たりそうな、1皿の美味しさをグッと底上げするソースでした。
■ドルチェ、カフェ
以前は3種類からドルチェが選べましたが
今回はミニャルディーズのような、小さなドルチェの3点盛り合わせに。
パティシエさんに作ってもらうらしく
この日はカシスのマカロン、フィナンシェ、自家製バニラアイス。
特に、風味良いカシスのマカロンが好み。
食後のカフェは、エスプレッソ/カプチーノ/コーヒー/紅茶(HOT/ICE)から。
やっぱり今回も、カプチーノを注文。
華やかなアロマ、奥深い苦味や香ばしさに
ミルクのまろやかさ・・あぁ、癒される~
以上、コースとワイン1杯で税込み2,700円。
以前に比べ、サラダやバゲットが無くなったので食べ応えはやや軽めですが
2,000円でこの内容とは・・やっぱすごい!
フルーツをお料理に上手く融合させたり、
砂糖を使わないイタリアンならでは、野菜をじっくり火入れして甘味を引きだしたり。
前菜のかぶのムースも、炒めた玉葱とクリームだけで調味料は使わないそう。
それで、あんなに奥行きあるコクや甘味が!
しかも、メニューは毎週変えているそう。
季節の食材や旬の果物、1つ1つ丁寧に凝ったソースやオイル、ムースなどを
繊細に組み立てるバランス感に感動します。
色々な組み合わせを楽しみながら挑戦するシェフのお料理は、個性的だけど
食べるとホッとするような安心感のある味。
その味を求めて、芦屋や堺など遠方からのお客様も増えているそう。
正直、ディナータイムに(カウンター席限定ですが)2,000円でここまで満足できる
凝ったお料理は、なかなかないのでは?
お値段以上の満足度と驚きを与えてくれる、ずっと通い続けたいお店です。
ごちそうさまでした!
今年お邪魔したイタリアンの中でも、印象的な美味しさだったil Ktuttiさん。
前回ランチで感動し、今回はディナーへ。
お目当ては、お1人様から楽しめるディナーコース2,000円(カウンター席限定)。
他のディナーコース(2,800円or4,800円)も、お1人様から注文OKですが
この日は軽めに2,000円コースを注文。
◇お1人様OK! Cena una 税込み2,000円
おまかせ前菜2種、サラダ、パスタ、メイン(お肉orお魚)、ドルチェ、カフェ
この日のパスタは、以下の2種から選択。
・猪とポルチーニ茸のラグー
・アサリと帆立 金柑のオイル
この日のメインは(2,800円コースより)
・天然鯛をスペック(生ハム)で巻いて 野菜のスコッターレ
・うずらとその卵 フォアグラのローストをベリーのソースで
2,000円コースのメインは他にも
イベリコ(ベジョータ)ローストor炭火焼
鴨のローストベリーソース などが選べましたが、今回はうずらをチョイス。
■おまかせ前菜2種(左上から順に)
*スズキ、軽く炙ったラルド、菜の花
あっさり淡泊なスズキに重なる、炙ったラルドのコクと香ばしさ。
菜の花は魚の出汁やコンソメで炊くそう。
その菜の花のピュレの上には、小粒だけどプチッと弾けるフレンチキャビア(鱒の卵)。
さらにドライトマトやオリーブ・ケイパー・柑橘を合わせる薬味風のソース、
「グレモラータ」で一段と深い味に。
*国産牛ほほ肉の煮込み、リコッタチーズ
小サイズでも丁寧に小鍋で温めてのご提供。
ホロリと崩れる柔らか~い牛ほほ肉は、旨味が凝縮されとろける美味しさ♪
リコッタチーズもまろやかでクリーミー!
■生ハム3種のサラダ(痛恨の写真忘れ)
たっぷりのリーフサラダを覆うように、生ハムがたっぷり乗った豪華なサラダ。
なめらかな旨味の24ヶ月熟成のパルマ産生ハムに加え、
豚の首や肩の肉を使うコッパは、手切りならではの程よい厚みと噛み応え。
噛み締めるたびに、旨味がじんわり♪
北イタリアで有名な生ハム、スペックは
塩漬けだけでなく香辛料にも漬け込み、さらに燻製をかける独特の旨味。
赤身メインでやや歯応えがあり濃密な塩気。
マイルドな酸味のドレッシングも美味しい!
シェリービネガーやオイルに、エシャロットやマスタードの香味が重なり
サラダ1つとっても満足度が全然違います。
■バゲット
土佐堀のお気に入りブーランジュリー、ラ・フルネさんのバゲット。
しっとりヒキがあり、ほのかな甘み。
パリッと香ばしいクラスト(パンの表皮)も、相変わらず絶妙の食感。
■猪とポルチーニ茸のラグーパッパルデッレ
このパスタ・・見ただけで分かる!もうめっちゃ美味しいやつやん!
柔らか~く煮込まれた猪の溢れるコクに、
フレッシュ&乾燥ポルチーニ茸の風味、まろやかに溶け込むチーズ。
芽キャベツのほろ苦さが、また合う!
ラグーだけでもとろける味なのに、驚くのが手打ちパスタの美味しさ。
しっかり幅があり薄いパッパルデッレは
トゥルンとなめらかな口当たり、分厚過ぎないのでソースとの一体感も抜群!
あ~、食べ終わりたくない・・今日イチ!
猪や鹿・クマは好きだけど、羊がどうも苦手で・・と話していたら
良かったら試してみて、とシェフから
■仔羊のロートロ マスタードソースと柿
シート状に叩いて伸ばした羊の脂で、羊の赤身部分を巻き火入れした1品。
しっとりレアな赤身は程よい柔らかさ。
最大の難敵、羊の香りが強くて苦手な脂も
独特のクセは感じるのに、エストラゴンの爽やかな香味や、
柿やフレッシュ玉ねぎ、下に敷かれたマスタードソースがフルーティに調和。
羊特有のクセが、美味しさに昇華してる!
苦手な食材さえ美味しく食べられてしまう・・もはやマジック?
■うずらの炭火 その卵とフォアグラのロースト ベリーのソースで
香ばしい炭火焼きのうずらに、
こんがりソテーされたフォアグラが、トロ~リとろけるリッチな1品。
うずら卵のポーチドエッグは小さいのに
プチュッと潰すとトロトロと黄身が流れ出し、まろやかさがアップ♪
ベリーのソースも甘酸っぱくて爽やか!
カシスにブランデーやフォンを合わせるらしく、弾ける果実がジューシー!
コリコリ食感のあわび茸やレンズ豆の煮込みなど、脇役もいいバランス。
■ドルチェ(3種類から1種選択)
・ティラミス
・チョコのスフレ、バニラジェラート
・苺のサブレ、ピスタチオのジェラート
温かい物が食べたくて、スフレを注文。
出てきたのは、内外が逆転したフォンダンショコラのようなドルチェ。
まったり濃密なチョコスフレの上に、トロ~リ温かいガナッシュ。
バニラジェラートや苺が華を添えます。
食後のカフェは、エスプレッソ/カプチーノ/コーヒー/紅茶(HOT/ICE)から。
前回も感動した、まろやかな飲み心地の深みあるカプチーノで〆。
前菜からデザートまで、お皿の上の素材が見事に手を取り合って生まれる
極上のハーモニーに酔いしれました。
どれか1つの素材が突出することなく、口の中で全体が溶け合うと
しみじみ美味しくて、思わず笑顔に。
このバランスや素材の組み合わせ、もうどうやって考え付くんでしょうか・・
ドリンクはソムリエさんに相談し、お料理に合うとお勧めいただいた
◇Zardetto Prosecco Extra Dry 600円
華やかに弾ける泡が嬉しい、プロセッコ。
シャープ過ぎずほのかな甘味やコクがあり、酸味控えめで飲みやすい1杯でした。
以上、充実のコースと1杯で税込2,600円。
こんなにお手頃価格で、ここまでの楽しさと美味しさ・・本当にいいんでしょうか。
ディナー限定の手打ちパスタの美味しさも知ってしまったので、
また何度でもお邪魔したいお店です。
ごちそうさまでした!
気になるイタリアンの新店、il Ktuttiさんへ。
福島駅から北へ、あみだ池筋沿いのコンビニ隣に2017年4月にOPENしたお店です。
店内は上品かつスタイリッシュな雰囲気。
シェフの手元まで見えるフルオープンキッチン、その向かいにカウンター6席。
奥には、落ち着いたテーブル席が12席ほど。
さらに2~6名用の完全個室もあるそうです。
土日でも税込千円から揃うランチは3種類。
A1,000円:付出、パスタ、ドルチェ、カフェ
B1,500円:Aの付き出し→前菜盛り合わせに
C2,500円:前菜盛り合わせ、パスタ、メイン(魚パイ包みor肉)、ドルチェ、カフェ
パスタはA~C共通、2種類から選べます。
・キノコを味わう一皿、オイルソース
・富山産紅ずわい蟹の軽いトマト
今回は軽めにAのパスタランチを注文。
まずは繊細で美しい盛り付けの付出しが。
■付出し:生秋刀魚と茄子マリネ
トロリとした生秋刀魚と共に、柔らかな茄子のマリネが。
下に茄子と玉葱やクリームを合わせたピュレ
トップにあしらわれた白髪葱のフリットや、スプラウトもいいアクセント。
小さな1皿に溢れるセンス、絶妙のバランス。
こんなアミューズ(イタリアンだからストゥッツィキーノですね)から
スタートすると次のパスタも楽しみになります。
■富山産紅ずわい蟹の軽いトマトパスタ
一見シンプルに見えるパスタですが、ひと口食べてビックリ!
何?この優しく包み込むような味・・
パスタ1本1本まで滋味深い味が入り込み、じんわり広がる優しい旨味。
お聞きすると、秘訣はブロード(出汁)。
野菜と昆布、あさり、白身魚の3種のブロードが重なって生まれる
穏やかなのに芯のある美味しさ・・すごい!
トマトソースではなく角切りトマトにずわい蟹、ズッキーニ、白葱を使い
あっさり軽いのに力強い旨味のトマトパスタ。
最後のひと口まで飽きない美味しさでした。
■ドリンク
10数種類から選んだという、こだわりのコーヒー豆を使ったカフェメニューは
エスプレッソ、カプチーノ、コーヒーから。
(紅茶もあります)
注文したカプチーノは、ふんわり厚みあるフォームドミルクのまろやかさに
上品なコクと苦味、香り高いエスプレッソ。
うんうん、これは何杯でも飲みたくなります。
■ミニドルチェ(ティラミス)
ほんわり口溶け良いマスカルポーネに、ジュワッととろけるスポンジ。
表面にはココアパウダーの代わりに
細かく砕いたコーヒー豆を使っていて、キリリと引き締まる全体の調和。
こちらも、お代わりしたくなる美味しさ♪
お店のサイトにあるように、スパニッシュも取り入れたイタリアンで
シェフはスペインバルの立ち上げにも関わったことがあるそう。
お料理のことはもちろん、美味しいお店の情報など気さくに話して下さいました。
同じくスパニッシュやフレンチテイストの
阿波座のイタリアン、キオッチョラさんとは偶然にも同じお店ご出身だそう。
ダンディなスタッフさんのサービスも素敵。
さりげなくお水を足してくれたり、食後に新しいおしぼりをご用意下さったり。
さらにディナーも破格!6品税込2,800円!
(付き出し、前菜、選べるパスタ、魚料理、ドルチェ、カフェ)
きらめくようなブロードが活きたパスタ、
付き出しからカフェまで工夫され、美味しい物を出すぞ!と気合いが伝わるランチ。
他のお料理もぜひ食べてみたくなりました。
ごちそうさまでした!
6位
2回
2018/07訪問 2018/10/31
圧倒的な素材感!もはやパンの概念を超越した、唯一無二のブーランジェリー
◇複数回訪問(2018年7月)
レビューするのは約3年ぶりですが、
美味しいヴィエノワズリーを食べたい!という時に、何度もお邪魔している
間違いない美味しさのパリアッシュさん。
(実際はヴィエノワズリーよりも、ハード系の方が品数豊富で有名ですが)
ここ最近購入して、特に印象的だったのは(以下、全て税別価格)
■エスカルゴピスターシュ プーヴァロンタン 350円
「エスカルゴピスターシュの上に
ホワイトチョコとイラン産ピスタチオ、苺をトッピング」
可愛すぎるバレンタイン仕様のエスカルゴ。
通常版でも、緑が鮮やかなピスタチオ風味のカスタードがリッチな味わいですが
今回のはまた、ググッとゴージャス!
ピンク色のドライ苺とホワイトチョコで、ピスタチオがさらに引き立ちます♪
ザックザク、パリッパリの香ばしい生地は
層と層の間に、表面のホワイトチョコのまろやかな甘味が入り込み
香りの強いピスタチオナッツや
甘酸っぱいドライ苺、コク深いピスタチオのクリームがバランスよく重なります。
あぁ、美味しすぎる・・食べ終わるの嫌~
■ガトーバスク ショコラ&マロン 480円
バターやアーモンドたっぷりのサクサク生地に、カスタードやさくらんぼのジャムを
詰めて焼く、郷土菓子「ガトー・バスク」
今回はショコラと栗を使ったバージョン。
ショコラ生地は、ザクッと香ばしく焼き込まれたクッキーのような食感。
その間に、ホクホク素朴な甘さの和栗、
なめらかなフランジパーヌ(カスタードにアーモンドクリームを加えた物)、
さらに濃厚なガナッシュとラムの薫り。
ザクほろ&トロ~リ、さまざまな食感に
ショコラ生地のほろ苦さ、フランジパーヌやガナッシュの奥深い甘味が重なり
見た目は地味だけど重厚で贅沢なスイーツ。
■クイニーアマン 320円
「1860年、ブルターニュの最果ての町で夫婦が経営するパン屋で売るものがなくなった
ある日、残っている材料でお菓子を作って
みたらこれが大評判に。それがこのクイニーアマンだとか。上質なバターの香り、
圧倒的な砂糖の存在感のある発酵菓子パン」
「シェフのスペシャリテ」に惹かれて購入。
ビジュアルからも、溢れるバターやお砂糖の贅沢な甘味が伝わります。
折り込まれた生地は、1枚ずつ存在感のある厚みでもっちり&しっとり。
層の間からは、しみ出すような発酵バター。
いや、これはもうバターシロップ的な?
バターとお砂糖が溶け合った、たまらない甘味と旨味がジュワッ、ジュワッと口中に。
うぅ・・この美味しさ、人間をダメにする~
表面はパリパリにキャラメリゼされ、カソナードのようなザラリと粗い砂糖の粒が。
その香ばしさと砂糖の食感が、
ジューシーな内側の層と良い対比に。
あまりに美味しくて、店頭に並んでいると毎回買わずにいられないお気に入りの1品。
■エスカルゴピスターシュ 320円
「ピスタチオ風味のカスタードクリームとグリエ・ド・カカオと
ホワイトチョコを巻き込んだデニッシュ」
層が美しい渦巻き生地は、極薄パリッパリ。
こんなに薄いのに、中の層1枚1枚はしっとり、甘くふくよかなバターの香り。
もう何度食べても感動するデニッシュ生地。
鮮やかな緑色のカスタードクリームは
しっかりとメリハリある甘味で、ピスタチオの風味と香りがすごい!
茶色の粒は、砕いてローストしたカカオ。
香ばしくほろ苦いカカオはナッツのようで、全体のバター風味や甘味が際立ちます。
これまでに食べた事があるパンも、さらなる進化を遂げていました!
■今年のマンゴーフロマージュ 360円
「マンゴーピューレとホワイトチョコを練り込んだ生地で、自家製マンゴーコンポートと
クリームチーズを包み焼き上げた後
フレッシュマンゴーとマンゴーシロップをぬり仕上げました」
むっちり&ムギュッと弾力ある生地は、マンゴーとホワイトチョコが練り込まれ
生地だけでも、華やかなフルーティさ。
もちろん、中身もますます豪華に!
マンゴーの果肉をギュッと凝縮したような、ねっとり濃厚なコンポートと
とろけるクリームチーズが口の中で一体に。
さらに、トッピングのマンゴーシロップやフレッシュマンゴーの弾ける果実感。
これ、マンゴーの食べ方の中で最上級かも?
■パン・オ・フロマジュリー 380円
「エメンタール、グリュイエール、ゴーダ、エダムチーズを生地に対して
60%練り込んだ、チーズ屋さんのパン」
以前いただいたパン・オ・フロマージュも、エメンタールとグリュイエールの
香り豊かなチーズが印象的でしたが
こちらはなんと、チーズが4種類に!
さらに生地の半分以上、生地の60%もチーズが練り込まれているので香りがすごい!
袋から出す前から、芳しいチーズの香り。
食べてみると、分厚く香ばしいチーズともっちり高密度の生地が一体化し
もはや、生地そのものがチーズのような?
口の中が一気にチーズ!チーズ!チーズ祭!
はみ出たカリカリチーズまで、濃い~!
どこを食べても溢れるようなチーズの香りとコクを楽しめる、チーズ好き悶絶の1品。
1つが税込み400円、と強気な値段も納得・・
鼻血が出そうなチーズ感がクセになる~
美しい焼き菓子も本格的でクオリティ高い!
■クレオル 280円
「しっとり優しいさつまいものクレーム・ダマンドをサンドしたお菓子」
上下は、サクッと薄いバター風味のサブレ。
サンドされているのは、ホワイトチョコで覆われたさつま芋のアーモンドクリーム。
しっとりホロホロ、風味良いダマンドと
お芋の甘味やバターの香りが融合し、初めてなのに懐かしい味の焼き菓子。
ほんのり香る洋酒も、いい仕事してます。
数えきれないくらい、お邪魔していますが
何度見てもときめく魅力的なショーケース、遊び心ある組み合わせの新作パン。
そして、食べる度に感動の食感・香り良さ。
もはやパンという概念を超えるほど、贅沢に使われた素材の量や品質の高さなど
圧倒的な美味しさに、毎回惚れ直すお店です。
ごちそうさまでした!
◇第9回目投稿(2015年9月)
約半年ぶり、土曜のお昼に伺うと長蛇の列。
対面式なので仕方ないですが、待ちが長い~
皆さん、本当に大量購入で梱包だけでもスタッフさん数人がかりで大変そう。
今回選んだのは、以下4点(価格は税別)
■花美のフリュイセック 390円
「苺風味のライ麦生地に、ドライ苺など
たっぷりのドライフルーツとかぼちゃの種を練り込んでいます」
アッシュさんと言えば!の「セーグルフリュイセック」シリーズから
可憐なピンク色の、大好きな苺風味を選択。
重みずっしり、カットする時に上手く切れないほどフルーツがゴロゴロ。
生地<<具の、有り得ない配合・・贅沢!
苺味のもっちり生地は、華やかな酸味でフルーティ。
苺や林檎、マンゴーにレーズンなどドライフルーツの甘味に、南瓜の種もカリカリ香ばしい♪
山で遭難しても、これ1つで回復できそう?
試食で置かれているように薄くスライスし
少しずつ大切に味わいました。(一度に食べると、贅沢すぎて鼻血出そう)
■エメンタール・ノワ 240円
「相性の良いエメンタールチーズとクルミに、蜂蜜を合わせたパン」
しっとり風味良い生地は、ほんのり蜂蜜味。
香ばしい胡桃と、エメンタールチーズの塩気とコクが絶妙に絡んで
ず~っと噛んでいたくなる奥深い味。
この旨味ある生地、PARIS-hさんならでは!
■エスカルゴ・ショコラ 280円
「ショコラ風味の生地に、パティシエール(カスタードクリーム)と
スイートチョコを巻き込んでいます」
サクサク、パリッパリのデニッシュ生地は
じゅんわりバターが染み出すほどリッチ・・やっぱり、デニッシュ美味し過ぎる~♪
香り高いスイートチョコが沢山練り込まれ
焼いたカスタードクリームの甘味が、コク深く香ばしいショコラ生地に重なる・・
もはや最高レベルの「スイーツ」。好み~
■クレームダマンドゥ・マロン 240円
やっぱり外せない、この時期ならではの栗。
粗く砕いた栗を、クレームダマンド(アーモンドクリーム)で包み焼き上げたパン。
ほわりと溶ける柔らかブリオッシュの中に
素朴な栗の甘味と、甘すぎないクレームダマンドのホロホロ感。
想像よりずっとあっさり、上品で軽い1品。
並ぶのは苦手ですが、色とりどりのパンが並ぶ光景は何度見ても、
どんな時も幸せな気分になれます。
これからもどんなパンに出会えるか楽しみ♪
ごちそうさまでした!
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◇第8回目投稿(2015年4月)
お花見がてら(全く通り道ではないですが)、大好きなパリアッシュさんへ。
ますます個性が発揮される新作が増え
ショーケースを見ているだけでもワクワク。
今回選んだのは、こちら。(価格は税別)
■パン・オ・ショコラ・ノワゼット 240円
「ミルクチョコレートとヘーゼルナッツ」
層と層の間から、しっとりバターがしみ出すようなパリッパリのリッチな生地は
何度食べても、食べる度に虜になります。
分厚いミルクチョコの本格的な風味に、表面のヘーゼルナッツの香ばしさ。
食べると思わず笑顔になる完璧な美味しさ。
これ、次も絶対買おう!
■生ベーコンとシャンピニオンのタルトフランベ 260円
焼き立てで~す!の声に、思わず購入。
急いで、熱々をいただくと・・おぉ、これ美味し~い!なんてハマる味!
ジューシーで香り高い生ベーコンの塩気に
マッシュルームの奥深く芳しい風味、たっぷりのトロトロチーズ。
分厚いふちの部分が、また絶品!
小麦の旨味と香ばしさが全開の生地は
中はもっちり、表面はパリッと歯触りだけでも素敵。
濃厚な具を受け止める、この力強い生地・・思い出すだけでヨダレが出る超お気に入り。
■ロリビエ 260円
「グリーンオリーブにアンチョビの詰まった
スタッフドオリーブを、6粒包んで焼き上げています」
よく見かけるオリーブ入りのパンの、2倍近い長さの巨大スティック。
グリーンオリーブのジューシーな酸味とコクに、アンチョビの塩気・・
こりゃもう鉄板の味わい・・完璧にアテ!
生地がまた、もっちもちで旨味抜群♪
オリーブ&アンチョビとの一体感といい、お酒が止まらなくなるハマる味。
最近、サランボ(パリパリ飴がけシュー)や
バニラ香るもっちり生地の「ファーブルトン」など、スイーツ系にもハマっていましたが、
惣菜パンもやっぱり、めちゃ完成度高い!
桜海老や空豆、筍など春素材のパンも
並んでいたので、もっと定期的にお邪魔しなくては!
ごちそうさまでした!
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◇第7回目訪問(2014年8月)
半年ぶりに、美味しいバゲットを求め訪問。
閉店30分前でしたが、平日だったので割と品揃え豊富でした。
■バゲット トラディション 300円
「フランス産小麦を使用したバゲットです」
クラスト(パン表皮)が香ばしい細めを選択。
同じ生地でも、クラム(パン内側)を味わうなら太くて短い
「バタール 420円」がお勧めとのこと。
すぐ食べる半分は綺麗にスライス、残りを冷凍すると言うと冷凍用の袋も下さいました。
リベイクして食べてみると、想像通りガリッバリッと香ばしいクラスト。
この焼き色と歯応え・・たまりません!
やや褐色のクラムは、ほのかな甘みと軽い酸味が噛むほどに広がる奥深い味わい。
一緒に食べようと、ラタトゥイユや
スープも作ったのに、バゲットだけをそのまま食べ続けてしまうハマる味。
■スタッフドオリーブとクレームエペス 210円
「クレームエペスを塗ったシャバタに、アンチョビ入りグリーンオリーブをゴロゴロと」
シャバタ生地はフワッと柔らかく、しっとりモッチリした食感。
肉厚の大粒オリーブ4つに、「クレームエペス」がサンドされています。
フレンチに欠かせないという発酵クリームで
サワークリームのようにまろやかな酸味。
アンチョビの塩気と、オリーブのコク、生地に馴染んだクレームエペスが、
一体感を生みシンプルなのに美味しい!
■赤どりとポルチーニのタルティーヌ 240円
バゲットに具を乗せた、オープンサンド。
側面はカリカリ、中しっとりの生地に、赤どりの旨味&刻まれたポルチーニ茸の豊潤な香り。
さらに、なめらかなクリームソースや
香り良いチーズが重なる凝縮された旨味・・これはワイン泥棒ですね~
■ヴィエノワ・ペーシュ・エ・パンプルムース 180円
「桃のコンフィを練り込んだヴィエノワにグレープフルーツのクリームをサンド」
歯切れ良く、優しい甘さのヴィエノワ生地。
その間には、刻んだグレープフルーツピールと洋酒が香るクリームが。
桃の甘い香りとグレープフルーツの苦味が
夏らしい組み合わせ、南国ムードの1品。
お店に足を運ぶ度に新しいパンと、食べたことのない新鮮な美味しさに
必ず出会える、大好きなお店です。
ごちそうさまでした!
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◇第6回目訪問(2014年3月)
年末以来、3ヶ月ぶりの訪問。
春らしく可愛いパンと、食パンを購入。
■パン・ア・ラ・フレーズ 240円
「イチゴとホワイトチョコ、無塩クリームチーズ」
可愛いピンクの生地は、驚くほど苺の香り。
ドライ苺を練りこんだ、もっちり生地のフルーティな甘さに
サッパリした無塩のクリームチーズと、
ホワイトチョコがリッチな甘さをプラス・・春のウキウキ感を詰め込んだパン。
■角食(1斤) 280円
まずは、焼かずにそのまま。
ふんわり、きめ細かい柔らかさが印象的。
甘いミルクの香りで、しっとりした食感。
焼くと表面のきめ細かさが際立ち、バターが染み込まず流れていくほどの密度。
焼いても変わらず甘い香りと繊細な舌触り。
他のパンに比べると、グッとコスパが良く満足度の高い食パンは、
今後も頻繁に購入することになりそうです。
ごちそうさまでした!
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◇第5回目(2013年12月)&シュトーレン
最近毎月お邪魔しているパリアッシュさん。
年内最終営業日のお昼すぎに伺うと、お客様も少なめで見やすく色々と購入。
■来年のマンゴーフロマージュ 260円
パリアッシュさんと言えば!の名物パン。
本町の頃から年々変化し、移転後は初購入。
年末だったので、来年版を一足早くGET。
フレッシュな果実感がほとばしるマンゴーに、マンゴー入りのなめらかクリームチーズ。
もっちもちの生地にもマンゴー果汁入り?
焼き立ての生地に、とろけるクリーム、マンゴーの果肉が重なり
食べ始めると止まらない夢中になる味わい。
■森をさ迷うミエル 380円
「いろいろなナッツとクランベリー、はちみつを組み合わせたライ麦パン」
素材がギッシリと詰まった、美しい断面。
くるみにアーモンド、ピーカン、カシューナッツやピスタチオなど様々なナッツに、
ゴロンと入った栗やクランベリーまで贅沢~
ナッツやベリーに、優しいはちみつの香りやライ麦の風味が相性抜群。
細めの成型なので、他のセーグル系に比べ
もちもち感は低く香ばしいナッツが前面に。
■ビエノワ マロングラスロム 180円
噛むほどに甘味を感じるビエノワ生地に
ラム酒を大胆に効かせた、大人のラムレーズンがゴロッゴロ。
そこに砕いたマロングラッセとミルククリームを合わせた、洗練された美味しさ。
■白桃のガレット トロペジェンヌ 230円
サクッ、ふわふわ~と優しいガレット生地に
ジューシーで甘い白桃と、たっぷりのカスタードクリーム。
もはや白桃のケーキを食べている感覚に。
■グリオット ピスターシュ 260円
「グリオットとピスタチオクリーム、ホワイトチョコのブリオッシュ」
分厚いブリオッシュ生地に、ねっとり香り立つピスタチオクリーム。
グリオットチェリーの酸味がいいバランス。
■苺のシュトーレン 1,800円
「濃縮苺果汁で生地を練り、ドライ苺を苺リキュールで軽く合わせ、ピスタチオを組み合わせました」
あっという間に完売したという、恐ろしいほど大人気のシュトーレン。
手間ひまかけて作られるクリスマス気分を盛り上げる1品は、ズッシリした重み。
表面は、砂糖でコーティングされ真っ白。
少しずつ大事にスライスして楽しみました。
まずは、じっとり染み出すバターの風味。
苺が爽やかに薫る生地は、存在感たっぷりのドライ苺の凝縮された甘さが印象的。
そこに、ピスタチオ独特の風味と食感。
見た目の可愛さはもちろん、苺好きも納得の苺祭り!な味わい。
最近の購入はスイーツ系に偏り気味ですが
どのパンの組み合わせも個性的で、おおっ!と思える工夫がやっぱり楽しいですね~
ごちそうさまでした!
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◇第4回目訪問(2013年11月)
今回は初めて平日夜に訪問。
この時間、意外と狙い目?仕事帰りの女性がチラホラ、でもパンの種類は豊富。
マダムの説明を参考に、ワイン用に2点購入。
■濃密なミエル 380円
「ドライフルーツとゴルゴンゾーラ、蜂蜜を組合わせたライ麦パン」
試食のパンが、衝撃的に美味しくて購入。
アッシュさんの代名詞と言えば、「セーグルフリュイセック」。
フルーツとナッツたっぷりのライ麦パンは、「ドライ苺」や「胡桃」などもスタンバイ。
生地よりも明らかに多い、具がゴ~ロゴロ。
カットした断面は、キラキラとカラフル。
組み合わせによって、練り込むドライフルーツを変えるらしく
無花果、クランベリー、アプリコット?など
ピリリとしたゴルゴンゾーラや、胡桃入りの生地に合う物ばかり。
このパン・・赤ワイン止まりまへん・・
■クロックムッシュ 230円
「パルムザンソースとロースハム」
チーズ感が溢れる、贅沢クロックムッシュ。
卵とチーズを使った濃厚なパルムザンソースに旨味あるハム、カリカリ香ばしいチーズ。
褐色のバゲットは、クラストはかためですが
クラム(パン内側)は、ふんわり柔らかで全体的に食べやすい食感。
やっぱりどれを食べても美味し~い!
禁断のセーグルフリュイシリーズに手を出してしまったので
ハマりすぎないよう、気を付けなければ!
ごちそうさまでした!
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◇第3回目訪問(2013年11月)
土曜14時過ぎ、珍しくレジ前に行列なし♪
とはいえ、お客様は多く相変わらずの人気。
■パン・オ・フロマージュ 350円
「エメンタールとグリュイエールチーズがたっぷり練りこまれたパン」
ふんだんに練りこまれた、濃厚なチーズの香りにクラクラ。
もっちり生地と、チーズの一体感がすごい!
どこを食べても凝縮されたチーズの香り、周りのカリカリチーズも香ばしい!
■ブリオッシュ・フィユテ(ピスタチオクリーム) 260円
「ブリオッシュ生地でバターをおり込んだパンにピスタチオクリームをサンド」
一見シュークリーム風ですが、生地がすごい!
ハラハラと極薄の生地は、一口かじるとジュワッと広がるバター感。
サックリほどけるブリオッシュ生地に、
贅沢に重なるバターの風味がジューシー!
まったりクリーミーで、独特な香りのふんわりピスタチオクリームが
これまた、とんでもない美味しさ!
これまで食べたPARIS-hさんのパンで1位?
新しいパンを試すたびに、また異なる魅力が広がる素敵なお店。
これからも、広がる世界観を味わいたい!
ごちそうさまでした!
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◇第2回目訪問(2013年9月)
今回は土曜13時というピークタイムに訪問。
ざっと10人の行列、皆さん大量買いで(1人5千円超えもザラ)、
レジまでたどり着くのだけで一苦労・・
■さつまいもとカスタードのパイ(正式名称不明) 210円
何層も重ねられた、ぷっくりと厚みのある香ばしいパイ生地。
バター香る生地に、表面のカリカリ砂糖。
中にはホクホク甘いさつまいもに、とろ~りカスタード。
パリパリ生地と、まったり濃密なフィリングは文句なしに好相性!
■栗のクロワッサン・オ・ザマンド 290円
ケースに残り1個、ドキドキしつつGET~
ゴロゴロ大粒の栗と粉糖が、ゴージャス!
大粒の栗の下には、ねっとり濃厚な栗(?)のペーストが。
クロワッサン生地には、華やかに薫り立つ
シロップがしみ込んで、食感はジュワッ!
幾重にも重なるハーモニーに、一口食べて「くぅぅ~贅沢!」と悶える美味しさ。
1個2~300円の価格も余裕で納得してしまう、恐ろしいほどの満足感。
洗練された秋の味覚を、ワンコインで堪能♪
ごちそうさまでした!
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◇初回訪問(2013年8月)
パン好きにとって、もはや伝説の有名店、「Four de h(フール・ドゥ・アッシュ)」さん。
本町にあったお店が休店後に移転し、
2013年7月、ついにOPENしました。
旧ダイビルの重厚な雰囲気は残しつつ、綺麗になった新ダイビル。
本館1階のお店は、白さが眩しい真新しさ。
お店入口には、可愛い豚モチーフの看板。
自動ドアの先には、手作り感漂う白壁とナチュラルな木材と、温かみのある内装。
コアなファンが多いアッシュさん、
人気の秘密は、独創的で個性的ないわゆる「変態パン」たち。
抹茶にオレンジピール、ピスタチオに青梅、
一見奇抜な組み合わせながら、食べると好相性で毎回「おぉ~」と感動でした。
初訪問で、購入したパンはこちら。
(「」はショップの説明書きより)
■パン・オ・レザン 240円
「ラムレーズンを巻き込んだデニッシュ」
つやつや光る、バターが溢れだすような贅沢デニッシュ生地。
一口かじると、口中に芳醇なバターの香り。
大粒のラムレーズンがゴロンゴロンと巻き込まれ、デニッシュ生地がほどけてくる程。
ジューシーなレーズンに、サクサクの生地、
ギュギュッと詰まったレーズンとバターの風味を、思いっきり堪能できます。
■グルノーブル・ア・ガレット 260円
「キャラメル、黒糖、グルノーブル産の胡桃を使ったガレットセーグル」
中心はもちっ&しっとり、強いセーグル風味。
黒糖とキャラメルというコク深い甘さの中に、胡桃がザクザク。
特にタルトの端は、ガリガリとクリスピー!
■バトネ・アンショワ・エノワ 260円
「アンチョビと胡桃、エメンタールチーズの組み合わせのパンです」
ガリリッ、とハードな歯応えが印象的なクラスト(パン表皮)。
チーズとアンチョビの塩気に、胡桃の風味。
クラム(パンの内側)はもっちり、噛みしめるごとにアンチョビの旨味が。
ナッツにチーズ、アンチョビとお酒のアテ!
■レンズ豆とカレーのタルティーヌ 190円
バリッと厚く香ばしい土台のバゲットの上に
トマト入り?のフルーティなカレーに、たっぷり入ったレンズ豆。
こんがりチーズが覆う、夢中になる味わい。
どのパンも、食べた後の充実感が半端ない!
贅沢に入った具や、ふんだんに練りこまれたバターなど食べているだけでリッチな気分に。
甘味や塩気、素材の香りがハッキリした
濃厚なパンがお好みの方にはドストライクなお店だと思います。
ただ対面式になりレジで時間がかかります。
特に迷いつつ沢山買うお客様がいる場合は、列が全然進みません。
買うパンが決まっている人、買う点数が少ない人専用のレジを分けてくれれば
対面でも、もっとスムーズに買えそう・・
とはいえ、試してみたいパンや焼き菓子がたっぷり、これからも足繁く通います。
ごちそうさまでした!
7位
3回
2020/03訪問 2020/04/17
毎回新しい味に出会える!洗練された前菜付き☆平日限定パスタランチ1,000円
◇第3回目訪問(2020年3月)
前回から約1年ぶりに、ABITACOLOさんへ。
河南町のお野菜を使ったお料理が、様々な形で楽しめるイタリアンです。
平日の13時半過ぎにお邪魔すると
カウンター8席のみの店内は、ギリギリ残り1席・・すべり込みセーフでした。
春先だったので、席にはひざかけも♪
ランチは12:00~L.O.14:00、土日もOK(火曜定休)
(現時点での営業形態・営業時間は、お店からの最新情報をご確認下さい)
◇平日ランチメニュー(全て税込価格)
・パスタランチ 1,000円
(前菜盛り合わせ、日替わりパスタ、自家製フォカッチャ)
・5品ランチコース 3,850円
※以前提供されていた「フォカッチャサンド」は、今はやっていないそうです
※2020年2月よりディナー・週末ランチはコース料理のみに
■週末ランチ(全て10%税込価格)
・5品構成 3,850円
・8品構成 6,600円
■ディナーコース(全て10%税込価格)
・8品構成 6,600円
・8品構成(メインが変更)8,800円
・11品構成 11,000円
前回同様、平日限定ランチを注文。
シェフお1人で、パスタランチと同時にコースランチも調理されているので
やや時間がかかり、20分弱で前菜が。
◇平日限定パスタランチ 税込み1,000円
■旬の野菜を主にした前菜の盛り合わせ
手前のオムレツから時計まわりに5種類!
モダンな盛り付けのお料理は、スタッフさんが1品ずつ説明して下さいます。
*菜の花のフリッタータ(オムレツ)
ふっくら香ばしいオムレツは
菜の花の苦味とチーズのコクがマッチした、ふくよかな味わい。
*水茄子、トマト
美味しい物が手に入ったので、と素材を活かした仕上がり。
塩とオイル、バルサミコでシンプルに。
みずみずしい水茄子はもちろん、河南町のトマトが驚くほど甘くて濃い!
*鯛とオレンジのマンテカート
バカラオ(干し鱈)をこねて作る、ペースト状のお料理「マンテカート」。
現地では塩鱈やじゃが芋、玉葱やクリームを合わせて作るそうですが、
こちらは鯛とオレンジペーストで個性的。
1口目から明るいオレンジの甘味がふわっ。
鯛の上品な旨味にオレンジの果実味、つなぎにパンを使い舌触りもなめらか~
底にはブラッドオレンジのチップ。
パリッと薄く、凝縮されたオレンジの酸味や皮の苦味がいいアクセントに。
他にもなめらかで濃厚なイタリア産生ハム
(甘くて濃いトマトと食べると合う!)
乾燥ブラックオリーブと共にいただく、しっとり柔らかな鶏むね肉なども。
こんなに凝っていて洗練されたお料理が
1,000円ランチの前菜とは・・毎回、驚愕のクオリティ。
前菜から10分弱で、熱々のパスタが。
■スパゲッティ 豚ひき肉と茄子
おぉ、こちらも具沢山で美味しそう!
ほんのり赤いのでトマトソース?と思いきや、もっと繊細で優しい風味。
かつお出汁にほんのり唐辛子みたいな?
お聞きすると、ピメントン(燻製させた赤パプリカ)のパウダーを使っているそう。
スモーキーでかつお節っぽい味わいに
唐辛子のピリ辛感、絶妙のオイル使いがさらに食欲を加速させます。
トロッと甘い茄子や豚ひき肉の旨味が
きっちり引き出されていて、シンプルに見えるけどじわじわハマる奥深い味。
いや~、毎回面白いパスタ出すなあ・・
■自家製フォカッチャ
ふわっふわで軽~い、柔らかな生地。
オイルも程よく効かせしっとりジューシー、口溶け良さも抜群で好み!
これ、前菜のタイミングでも食べたいな♪
(おかわり出来るか聞けず・・)
相変わらず謙虚で研究熱心なシェフ、
丁寧できめ細かいスタッフさんの接客で、抜群の居心地良さ。
8席限定、と競争率は高いけど
素材を活かした独創的なパスタや前菜を楽しめる、ハイレベルなランチです!
ごちそうさまでした!
◇第2回目訪問(2019年4月)
前回から9ヶ月ぶりに、ABITACOLOさんへ。
河南町のお野菜を使ったお料理が、様々な形で楽しめるイタリアンです。
平日の13時前にお邪魔したところ、
カウンター8席のみの店内は、ギリギリ2席だけ空いていました。
相変わらず、男女問わず人気ですね~
ランチは土日もOK(火曜定休)
12:00~L.O.14:00(予約の場合のみ11:30~スタートも可能)
◇平日ランチメニュー(全て税込価格)
・パスタランチ 1,000円
(前菜盛り合わせ、日替わりパスタ、自家製フォカッチャ)
・5品ランチコース 3,240円
ドリンクは+200円、ドルチェは+500円
※土日ランチは1,500円~(前菜2品、パスタ、自家製フォカッチャ)
前回同様、平日限定ランチを注文。
10分ほどで、美しい前菜からスタート。
◇平日限定パスタランチ 税込み1,000円
■旬の野菜を主にした前菜の盛り合わせ
左手前から時計回りに
・人参、レーズン、クミンのサラダ
・お米のサラダ
・牛テールとレーズンのジェラティーナ
・茄子のオーブン焼き
・春キャベツのフリッタータ
相変わらず、色鮮やかで凝った盛り付け♪
クミンが華やかに香るキャロットラペに、
ケイパーの酸味やベーコンの旨味、ハーブの薫りが洗練されたお米のサラダ。
フリッタータもホロふわ、とろける食感。
中でもお代わりしたいほど気に入ったのが
*茄子のオーブン焼き
香ばしい皮付きの茄子は、中がトロトロに甘くてめっちゃジューシー!
奥深い旨味が詰まったトマトソースに
こんがり焼いた、グラナ・パダーノチーズのカリカリ感・・たまら~ん♪
*牛テールとレーズンのジェラティーナ
ゼリー寄せ、いわゆる煮こごり風のお料理。
ホロッと柔らかくも旨味が凝縮した牛テールに、小粒で甘味が強いレーズン、
プルプルしたゼラチンのハーモニー。
本来は、コースで提供される1品のようで
たまたまランチコースを注文されていた方がいたので、おこぼれに与かったような?
通常はメバチマグロの低温コンフィでした。
1人分ずつセンス良く盛り付けられたお皿全体の美しさ、凝った味わいは
高級店の前菜のような仕上がり。
これが千円ランチで食べられるなんて♪
前菜から15分弱待ち、パスタが到着。
(この日はランチコースとパスタランチの同時並行で、特に大変そうでした)
■筍とアンチョビのクリームソースパスタ
筍、パスタ、ソースまでクリーム色なので、一見すると地味な印象のパスタ。
でも、食べてみるとなんて芳醇な旨味!
シャキシャキ爽やかな筍の甘味に
ソースに溶け込んだアンチョビの旨味や、上品なガーリックの風味。
粗挽きの黒胡椒もいい仕事してます。
プルンと弾むパスタにコク深いアンチョビクリームソース、
このソースが筍の風味を引き立てます。
派手さはないのに、大地の滋味がじんわりと舌の上で踊り出す特別な味わい。
やっぱり、こちらのパスタ美味し~い!
1品1品凝った前菜に、野菜が主役のパスタ。
8席だけなので競争率は高いですが、次々にお客様が訪れるのも納得。
平日ランチはコスパ抜群だけど、3,240円のランチコースも憧れる~
この日は桜海老を練り込んだタリアテッレや
北海道産のアサリと燻製のイタヤ貝など、本格的なお料理ばかりでした。
オリジナリティ溢れる、ここだけの美味しさをますます確立されていますね♪
テイクアウト限定メニューの
フォカッチャサンドやランプレドットのサンド(各500円)も気になる~
何度でも再訪したくなる、素敵なお店です。
ごちそうさまでした!
今年2018年5月OPENながら、既に話題のイタリアンABITACOLOさん。
河南町の野菜を使ったお料理が人気です。
お店は、北浜の路地にあるビルの1階。
同じビルの2階には、大ボリュームでお気に入りのビストロシエルブルーさんも。
外観は、シックなコーヒースタンド風。
と思ったら、本当にドリンクやパニーノ、ランプレドット(各500円)などの
テイクアウトも行っているそうです。
店内はカウンター8席のみ、重厚なウッド調にアクセントの黒が映える
スタイリッシュで高級感ある雰囲気。
笑顔が素敵な実力派のイケメンシェフと、
お洒落で気配り抜群の女性スタッフさんが、スマートにお出迎え。
ランチは12:00~14:00L.O. 平日だけでなく土日もOK(火曜休み)。
◇ランチメニュー(以下、全て税込価格)
・パスタランチ 1,000円
(前菜盛り合わせ、日替わりパスタ、自家製フォカッチャ)
・5品ランチコース 3,240円
※土日ランチは1,500円~(前菜2品、パスタ、自家製フォカッチャ)
コーヒー・紅茶の追加は200円、
ドルチェは500円(この日は、南瓜とカシスのティラミス)で追加できます。
他に、14:00~16:30のカフェタイムには
デザートコース1,800円も(全4皿、メインデザート3種より1種、飲物チョイス)
今回は、平日のパスタランチを注文。
まずは、洗練された盛り付けの前菜から。
◇パスタランチ 税込み1,000円
■旬の野菜を主にした前菜の盛り合わせ
左手前から順に
・バターナッツ南瓜のピューレ
・鶏肉のパテ
・水茄子、トマトと蛸のサラダ添え
・ピカンテ(ピリ辛)サラミ
・鶏レバーのクロスティー二
・じゃが芋と白身魚のクロスティー二
どこかフレンチを思わせるモダンな盛り付け、お味も全て上品で繊細!
夏らしい水茄子には、サッパリ蛸の旨味。
鶏レバーはまったり重厚な風味の奥から、ほんのり独特のクセ・・ワイン欲し~い!
右奥のピンク色のクロスティー二は
ノーザンルビー(赤いじゃが芋)に、牛乳や玉葱、鯛などの白身魚を合わせた
まろやかなブランダードのような美味しさ。
シェフによると、バッカラ(塩鱈)を使ったマンテカート(ペースト)の
イメージで作られたそうです。
黒いパウダーは、ブラックオリーブを乾燥させて砕いた物らしく
オリーブのコクや塩気がいいアクセント。
■本日のパスタ 冷製フェデリーニ
河南町産お野菜のガスパチョと、軽く炙った鯵のマリネ乗せ
涼やかなガラスのプレートで登場!
ソースとなるガスパチョ(野菜スープ)は、サラリとしつつ野菜の甘味がすごい!
ひんやり冷たく、スッキリ美味しい!
河南町で作られたトマトや毛馬胡瓜、ピーマンや人参、玉葱、
セロリに水茄子も入れて作るそう。
ほんのりガーリックの風味も良く合う!
冷たいフェデリーニは細いのに、コシと弾力が絶妙です。
軽く炙った鯵のマリネの旨味や香ばしさ、
フレッシュなガスパチョの爽やかな風味が、何ともいいバランス。
1皿に、夏の美味しさが凝縮されています。
■自家製フォカッチャ
ザクッと香ばしく焼き上げたフォカッチャは、表面にオイルがしみ込みジューシー。
ガスパチョをジュワッとしみ込ませて
1滴残らず美味しくいただきました。
お料理に使う野菜のほぼ9割は、河南町産。
同じ南大阪出身として、河南町でバターナッツ南瓜や水茄子、セロリまで
作っているなんて、嬉しい驚きです。
今年4月にリニューアルOPENされ、グッとお洒落になった「道の駅かなん」さんと
タッグを組み、なにわの伝統野菜も積極的に取り入れているそう。
シェフのふるさと、河南町の美味しい野菜を広めたい!と、素敵なお料理に
昇華させるその腕前が、本当にすごい!
シェフは靭公園近くの老舗、OPIUMさんや
日本橋にあったla ballottaさん(現,virgolaさん)で、料理やワインの修行をされ
阪急百貨店12階の野菜イタリアン、il desiderio ORTAGGIOさんでは
数年間、料理長もされていたそうです。
経験豊富なのに丁寧で腰が低く、料理にも優しいお人柄が出ているような・・
ちなみに女性スタッフさんは接客担当かと思いきや、実はパティシエ―ル。
阪急のお店時代の同僚だったそうで
今はこちらのお店のドルチェを全て担当。
14:00~16:30のカフェタイムには、デザートコースでも腕をふるっておられます。
この日は特に暑い日で、開店すぐの12時から帰るまで珍しく貸切状態。
(その後すぐ、団体予約が入りましたが)
おかげでシェフや女性スタッフさんと、色々お話出来てラッキーでした。
生産者の方々と2人3脚で輝きを増すお料理。
ディナーの本格パスタ(青海苔入りトロフィエ、鴨ラグーのパッパルデッレなど)や
メイン料理も、ぜひ試してみたいお店です。
ごちそうさまでした!
8位
9回
2021/12訪問 2022/01/14
相変わらずハイレベルなショコラ系&こだわりフルーツのケーキも秀逸♪ご褒美パティスリー
◇第9回目投稿(2021年、複数回)
年に数回お邪魔しては、その年に出会った新作を中心に
毎年レビューしているソリリテさん。
すっかりお気に入りパティスリーとして、定着しました。
2021年にいただいたケーキの中で
特に印象的だったのは(以下、税込価格)
■タルトジャンドゥジャCBC 648円
「ジャンドゥジャのホイップクリーム、プラリネ入りキャラメルクリーム、塩味の
ヘーゼルナッツロースト、チョコサブレ」
プラリネにヘーゼルナッツ、ジャンドゥーヤとナッツ好きにはたまらない1品。
表面のお花型のホイップクリームは
軽くまろやかで、ナッツ香るジャンドゥジャ風味(ヘーゼルナッツ風味のチョコ)。
その下はねっと~り飴のように伸びる
プラリネ入りのキャラメルクリーム。
ほろ苦いキャラメルにプラリネのコク、力強い甘味の虜に♪
その下はザクザク食感が楽しいナッツが。
ローストしたヘーゼルナッツの大胆な香ばしさに、ザクッと分厚いチョコサブレ。
ナッツにチョコ、キャラメルの重厚な組み合わせが好み~
濃いコーヒーに合わせたくなる仕上がり。
■モンブラン 658円
「軽いチョコクリームと渋皮をマロンクリームで包みました」
表面を覆うのはねっとりマロンクリーム。
2種類のフランス産マロンを使うらしく、濃厚でコク深い風味のペースト♪
中にはブロンドチョコのホイップが。
トンカ豆で香り付けされたクリームはホワッと軽く、口の中でスーッと溶けます。
マロンクリームや中の渋皮栗と相性抜群!
底は、マロン入りのしっとりスポンジ生地。
栗の渋皮煮はゴロリと中だけではなく
トッピングも大粒が1つ、まったり蜜がしみ込んでいます。
全体的に柔らかで口溶け良い仕上がり。
コク深いマロンクリームに、カシスジュレの酸味が軽やかなアクセント。
■コム タタン 550円
「織り込みパイのタルトの上にリンゴのキャラメル煮をのせて、フランスの
リンゴのお菓子をソリリテ風にアレンジ」
キャラメル色のリンゴ煮をどっさり乗せたタルトタタン。
食べてみると・・おぉ、濃厚~
リンゴのキャラメル煮はトロリと柔らかく煮込まれ、味はググッと大人仕様。
キャラメルのほろ苦さがメリハリある~
その下はアーモンド香るフィナンシェ?
しっとり&もっちり、リッチな味わい。
土台はザクザクした織り込みパイで、バターの香りが豊か~
側面のクランブルもホロッと良い口溶け。
シナモンやクローブのようなスパイスが効いていて、リンゴとの相性が完璧!
リンゴ、キャラメル、バターのトリオを
スパイスの香りが引き締めてくれて、何とも絶妙の存在感。
■タルトショコラかぼすオレ 678円
「発酵バター香るサクッとしたタルト、
大分産かぼす果汁とホワイトチョコで作るなめらかなクリーム、
エクアドルミルクチョコムース」
まろやかなミルクチョコムースと
かぼすの酸味が効いたクリームを合わせたショコラタルト。
上半分のミルクチョコムースは
表面がぺっとりしたシートで覆われ、中はこっくりミルキーで甘いチョコムース。
下半分はタルトの中にかぼすクリーム。
ベースはホワイトチョコだけど、想像以上にかぼすのフルーティーさが目立ちます。
クッキリした酸味でミルクチョコとの調和は・・う~ん?
ややアグレッシブで独創的な組み合わせ。
タルトはサクサク&ホロホロ、発酵バターならではの贅沢な香りに癒されます。
■和栗のモンブラン'3 648円
「熊本県産のほっくりとした味わいの和栗にクルミのリキュールをプラス
中のホイップにはメープルで風味付け
メレンゲは藤山珈琲さんの珈琲豆でコクを加えバランスよく仕立てました」
優しい黄色の和栗ペーストのモンブラン。
和栗ペーストはほっくり自然な甘味で、クルミのリキュールで香り付け。
洋酒の風味はそんなに無くまろやか~
中には大きな渋皮栗が丸ごとゴロリ。
ねっとり蜜がしみ込み、たまら~ん!
渋皮栗を包む生クリームはメープルで、
メレンゲには珈琲豆を加えて風味付けしているようですが、繊細で香りは控えめ。
栗の風味を活かした上品なバランス。
■季節のタルト 529円
りんごのバラが可愛い焼き込みタルト。
主役のりんごは、秋田の農家さんから届いたというクッキングアップル「紅の夢」。
バラの形のりんごは、サクサクの歯応えを残した仕上がり。
タルトの上のりんごは煮込まれ柔らか~
キュンと鮮烈な甘酸っぱさが印象的。
りんごらしい爽やかな香りと、ピンク色の果肉がキュート♪
冬の醍醐味、フレッシュなりんごと
しっとり濃厚なダマンド、ザクッと焼き込んだバター香るタルトの理想の組み合わせ。
美味しいけど500円超えはやや割高かな?
2021年は秋冬メインでお邪魔したので
何だか、栗(モンブラン)やりんごに偏ったチョイスに。
同じ素材でも全く印象が変わるのはさすが。
丁寧に作りこまれた繊細な味の重なり、
高品質な果物や和栗など、こだわり素材が光るケーキたち。
その分、ケーキ1つが600円~700円と
以前に比べグッと高級になり、普段使いというよりご褒美ケーキになってしまった気も。
とはいえ食べると納得のハイレベルな味。
桃フェアやイチジク、ぶどうなど季節の果物を使ったケーキも増えて来たし
これからも色々なケーキを試してみたくなるお店です。
ごちそうさまでした!
◇第8回目投稿(2020年、複数回)
今年は新型コロナウイルス感染拡大のニュースで、どんよりと重苦しい毎日。
そんな日々を癒して下さったのが、ソリリテさんのケーキ!
華やかなケーキに何度元気をもらったか♪
春~秋にかけて何度かお邪魔して
楽しませていただいたケーキ達は(以下全て税込価格)
■いちごミルク 600円
「いちごとルビーチョコのムースにホワイトチョコソースをかけて」
ピンク色のドーナツ型ムースがキュートな春らしい1品。
いちごとルビーチョコのムースは
ホワッと軽やかだけど、こっくり重厚でまろやかな味わい。
どこかベリー風のフルーティな甘味・酸味のルビーチョコと
苺の甘酸っぱさが一体感抜群。
表面のトロ~リとしたホワイトチョコソースの甘味も合う!
土台部分も凝っていて美味しかった~!
サクサクのフィアンティーヌ(薄焼きのクッキー生地)に苺のパフチョコや
砕いたサブレを合わせルビーチョコがけ?
■タルト ザクザク 600円
「粗くだきしたサブレをチョコレートでコーティングした土台の上に
チャイ風ミルクチョコムースと
ビターチョコムースの2層のケーキを乗せました」
トップは、本格的なスパイスを利かせたチャイ風味のミルクチョコムース。
口当たり軽やかながら、風味は重厚!
カルダモンやシナモンなどのエキゾチックな香りが、ぶわっと華やか~
表面のキャラメルグラサージュもトロリ♪
その下の2層目はビターチョコムース。
こちらはスパイスの風味付けはなく
ビターチョコのキレの良い苦味・酸味で全体のチョコ感がUP。
土台は、その名の通り本気でザックザク!
厚みのあるサブレを粗く砕いて、まろやかなブロンドチョコでコーティング。
ナッツやオレンジピールも入ってたかな?
チャイ風味のムースのメリハリある味を
ザクザク土台の香ばしさとまろやかな甘味で緩和する、この緩急がたまら~ん!
■ボ・オ・ピスターシュ 540円
「自家製ピスタチオペーストのクレームブリュレの上にバラのような香りの
ラズベリーとルビーチョコのムース」
カップからはみ出た部分は、ラズベリーとルビーチョコを合わせたムース。
ふわっときめ細かい口溶けながら
ルビーチョコのフルーティさと程よいコク、ラズベリーの甘酸っぱさがマッチ。
バラの香りは香料ぽくなくほんのり上品。
同じバラ科のラズベリーにそっと寄り添う繊細さで、ルビーチョコにも合う~
カップの中はピスタチオのブリュレ。
まった~りクリーミーでピスタチオの濃いコクがふわり。
こちらの自家製ピスタチオペースト、本当に香りが良くてナッティで満足度高い!
爽やかなラズベリーやルビーチョコに
バラやピスタチオの香りが重なって、口の中に春風が吹き抜けるような♪
ピスタチオ好き、というのもあるけど春に購入した3点の中では1番のお気に入り。
■ココパッション 540円
「パッションフルーツのクレームブリュレに
ココナッツ風味のホワイトチョコムース」
夏らしいパッションフルーツを使った1品。
上半分は、ホワッとまろやかなホワイトチョコのムース。
ホワイトチョコのコク深い甘さと
ココナッツの風味が重なりとろける味わい。
下半分は、パッションフルーツのクレームブリュレ。
トロットロのなめらかなクリーム状で
鮮やかなパッションフルーツの酸味が口いっぱいに広がる~
ココナッツ風味のホワイトチョコムースはしっかり甘いけど
下のブリュレが酸味強めで好バランス。
モワッと湿度の高い大阪でも、口の中に南国の爽やかな風が吹き抜けるような
明るく華やかな気分になる1品でした。
■ベルガモットキャラメル 550円
「ベルガモットのクリームを忍ばせたキャラメル風味のミルクチョコムースを
ナッツを混ぜたチョコでコーティング」
表面のプレートチョコの下には
苦味の効いたキャラメルソースとほろ苦オレンジのコンフィ。
ナッツ入りチョココーティングの中はミルクチョコムース。
キャラメル風味だけど甘すぎず、
カカオ独特の酸味や香りも活きています。
中は爽やかなベルガモットのクリーム。
ビビッドな酸味のクリームでサッパリ、中央には甘酸っぱいラズベリーも1粒。
キャラメルやチョコを使っているのに
酸味や苦味で全体が引き締まり、夏にスッキリ食べられる軽やかな仕上がり。
■マロンジャンドゥーヤ 540円
「栗のクレームブリュレの上にヘーゼルナッツ風味のチョコムース」
大好きなジャンドゥーヤ(ヘーゼルナッツとチョコを合わせた物)にマロン!
絶対美味しいやつやん!と即決した1品。
上半分は、香り豊かなヘーゼルナッツ風味のチョコムース。
ジャンドゥーヤの重厚な甘味がたまらん!
下半分は栗のクレームブリュレ。
トロトロまろやかでミルキーな食感の奥から、上品な栗の風味がふんわりと。
上下合わせて食べるとバランス最高♪
ナッティでコク深いチョコムースに、とろけるブリュレの奥深い栗の風味が
口の中で溶け合う至福のハーモニー!
ヤバい、またお気に入りが増えてもた・・
■ショコラ・オ・ポワール 560円
「洋梨風味のビターチョコムース、バニラ味の洋梨コンポート、アーモンドビスキュイ、
ブロンドチョコのコーティング」
表面の艶やかなグラッサージュは
洋梨のリキュールを使っている?ような鮮やかな洋梨風味。
メインは洋梨風味のビターチョコムース。
きめ細かくとろけるムースは、カカオのほろ苦さと洋梨のフルーティさが融合!
チョコ感も強めのビターチョコムースに
ジューシーな洋梨のコンポートや、底のアーモンドビスキュイがめっちゃ合う~
コンポートのバニラ風味はやや控えめ?
側面や底はパリッと薄いブロンドチョコで覆われていて
優しくまろやかな甘味をプラス。
秋の夜長にしっとり味わいたくなる、大人向けのショコラスイーツでした。
春、夏、秋と異なるショーケースには
色々な形でショコラが登場しますが
濃厚さやコク深さ、素材の組み合わせを変えるだけでガラリと違った表情に。
ショコラムースや土台の食感、風味も様々。
スッと儚く消えたりまったり芳醇な物やトロトロな物、ザクザクと香ばしかったり
これまた色々なショコラが楽しめます。
今年はコロナ禍でイベントは無いけど
2020年11月で5周年を迎え、人気もケーキのレベルも上がり続けているような。
何度通っても新たな感動に出会えます。
ますますショコラが美味しい冬はもちろん
いつお邪魔しても、各季節ごとに食べたくなる味が待っている大好きなお店です。
ごちそうさまでした!
◇第7回目投稿(2019年9月他、複数回訪問)
風味豊かで濃厚なケーキが食べたくなると
つい足が向くのが、お気に入りのパティスリーソリリテさん。
最近はデパ地下の催事でもよく見かけます。
今年も何度かお邪魔して購入したのは
■ルビー 540円(以下、全て税込価格)
「苺とライチ風味のルビーチョコムースの中にジャスミンの
香りのクリームを閉じ込めました」
キュートなピンク色のハートのケーキ。
話題のルビーチョコを使っています。
艶々の表面は、トロリとまろやか~
ホワイトチョコと苺を合わせたような、コク深いグラッサージュで
中はホワッと溶けるルビーチョコムース。
ダーク・ミルク・ホワイトに続き80年ぶりに現れた、第4のチョコ「ルビーチョコ」。
着色ではない天然のピンク色で
カカオ豆自体が赤いので、ローストしてチョコにしても赤褐色だそうです。
ほのかにベリーのような甘酸っぱさを感じるルビーチョコと
苺やライチを合わせたムースが相性抜群!
上品なルビーチョコムースの中は、ジャスミン香るクリーム。
ビビッドで華やか、でもクセのある香りは
やや好みが分かれそうですが、ライチや苺の酸味を引き締めるアクセントに。
■シャティーニュ 540円
「ビスケットのような風味のブロンドチョコムースで、香り高いラム酒のクリームと
マロングラッセを閉じ込めました」
トップは栗の甘味が凝縮された、こっくり濃厚なモンブランクリーム。
栗の渋皮煮も素朴で上品な甘味。
表面は、艶々トロトロのグラッサージュで
メイン部分は、きめ細かくなめらかな「ブロンドチョコ」のムースです。
ホワイトチョコを高温で焦がし、キャラメリゼしたような「ブロンドチョコ」。
そんなブロンドチョコを使ったムースは
まったりコクのある甘さで奥深い余韻が♪
香ばしさとほのかな塩気は、確かにキャラメルとビスケットを合わせたような?
センターには妖艶な香りのラム酒クリーム、
その中からはゴロッとマロングラッセまで・・とことん栗尽くしで幸せ~
底はしっとりダックワーズ?ぽい生地。
モンブランクリームにブロンドチョコ、ラム酒と重厚なイメージだけど
甘すぎずキレのある味でグッと大人向け。
■カラマンジ 561円
「柑橘の一種でシークワーサーのような味わい。トンカ豆の香りのクリームと共に」
夏らしい、サッパリ柑橘風味のケーキ。
鮮やかなグリーンの表面は、清々しい柑橘風味のグラッサージュ。
メイン部分は、白い爽やかなムース。
柑橘カラマンシーとホワイトチョコかな?
ライムやシークワーサーを思わせるメリハリある酸味を、ホワイトチョコが和らげて
食感も後味も、あくまでまろやか。
中の層は、1番上がキュンと酸味の強いカラマンシーのジュレ。
その下にはトンカ豆の香りのクリーム。
エキゾチックなトンカ豆の杏仁ぽい香りで、全体がグッとコク深くなりますね。
ビスキュイや底のタルトも香ばし~い!
■マニエル 561円
「コリアンダーで香りをつけたビターチョコムース、ライムのクリーム、
黒糖クッキー、コロンビアの思い出を形に」
シェフ一押しのマークに惹かれ購入。
パクチー苦手なので、コリアンダー(パクチーの種)って大丈夫?と思いましたが
香りはそこまで強くないと聞きひと安心。
艶々の表面は、ミルクチョコ?のとろけるグラッサージュ。
中は、香り豊かなビターチョコムース。
わずかなコリアンダーの香りが、カカオの苦味にスパイシーな刺激を加えます。
中央のライムのクリームが、また絶妙!
しっかり酸味と香りが強く、全体を引き締めるアクセントに。
この酸味のおかげで、ビターチョコの風味がさらにクッキリ際立ちます。
シェフもパクチー自体は苦手だそうですが、コリアンダーは平気だそう。
確かにパクチーのように鮮烈に主張せず
カカオの風味に奥行きや厚みを持たせるような、穏やかな存在感。
コリアンダーにビターチョコにライムって、見た時は斬新過ぎやろ~と心配でしたが
大丈夫、バランス良さにきっとハマるはず。
以前から、ショコラの魅力を引き出す
様々な「香り」の魔力にやみつきでしたが、ますます遊び心が増したような?
柑橘やベリーなどのフルーツに加え
スパイスや洋酒の魅惑的な風味が重なる、複雑で虜になるカカオの世界。
今年は周年期間にお邪魔できず後悔・・
でも新作だけでなく定番もきっちり美味しいので、これからも通い続けます。
ごちそうさまでした!
◇第6回目投稿(2018年11月他、複数回)
訪れる度に「美味しいチョコレート食べたい欲」を150%満たしてくれる
お気に入りパティスリー、ソリリテさん。
2018年11月には3周年を迎え、2日限定で
「繋がり」をテーマに、過去の人気作の復刻版など10種類の周年限定ケーキが。
この周年記念のケーキが毎年楽しみで、結局3年連続お邪魔しています。
斬新でモダンなデザインのケーキもあれば
フランス古典菓子風のクラシカルな物もあり(定番のシシリーがモデルチェンジ)、
さらに注目のルビーチョコを使った物まで。
毎年「全部下さい!」と言いたくなる、魅力的過ぎるショーケース。
まずは、周年限定のケーキから2点。
■ポムダム―ル 648円(以下、税込価格)
「ブロンドチョコと林檎のムース、シナモン風味のキャラメルクリーム」
ポムダム―ル=林檎飴の名前の通り、まん丸のフォルムといい色といい、まさに林檎飴!
キュートなピンク色の美しい球体は
パリッと薄いホワイトチョコで出来てます。
表面のチョコを崩すと、中にはコクのある甘味のブロンドチョコムースが。
さらに爽やかな甘さの真っ白な林檎ムース、
キャラメルクリーム(シナモンの香り付けが、林檎と相性抜群!)
甘く煮た林檎やビスキュイも重なります。
スポイトの中は、カルヴァドス(林檎から作るブランデー)かな?
芳醇でキレのある強烈な大人の苦味と、
林檎の香りが華やかに広がり、キャラメル×林檎の甘味が一気に妖艶に。
■ディアブロ 648円
「カシス、ショコラ、バニラ。2016ヴァレンタイン限定復刻版」
悪魔、の名に相応しい小悪魔風のルックス。
上半分は、きめ細かいショコラムース、
下半分は、ショコラタルトの中にカシスとバニラのクリームが潜んでいます。
トップの白い部分は、トロ~リとろけるホワイトチョコのクリームかな?
香ばしく焼き上げたショコラタルトの苦味や
カシスクリームやブルーベリーの甘酸っぱさ、まろやかなバニラの甘味が混じり合い
甘酸っぱくほろ苦い・・まさに恋の味♪
ヴァレンタイン時期の販売品と聞いて納得~
以下は周年限定品ではなく、数回お邪魔して購入したケーキたち。
■タンタシオン 540円
「トンカ風味のホワイトチョコムース、赤桃のクリームと
ラズベリー、アーモンドスポンジ」
わぁ!可愛い!
白いハートに、ほんのりピンクのマーブル。
表面はプルプルのナパージュで覆われ、メインはホワイトチョコのムース。
まろやかな中にもコクのある味わいで
ホワイトチョコにトンカ豆の風味が加わると、杏仁のようなエキゾチックな香りに。
センターは、香り豊かな赤桃のクリーム。
外国産で香りの強い桃らしく、白桃と違ってチョコの香りに負けていません。
甘酸っぱいラズベリーもいいアクセント。
夏でもスッキリ重すぎず、でもチョコのコクもちゃんと楽しめる絶妙のバランス。
■ALAKA(アラカ) 518円
「山口県柳井市のフジヤマコーヒーさんのコーヒー豆で香り付けした
チョコムースとトロピカルフルーツの
クリームが絶妙にマッチした2018夏の新作」
トップのクリームはキャラメル風味。
メインのチョコムースは、表面が美しく繊細なピストレ仕立て。
きめ細かく、まったり重厚で大人向けの味。
チョコレートと、奥行きあるコーヒーの香りがしっかりタッグを組んでいます。
そこに華を添えるのが、黄色いトロピカルフルーツのクリーム。
この鮮やかな甘酸っぱさのおかげで
重くなりがちなコーヒー風味のチョコムースが軽やかに・・さすがのバランス良さ。
■COEUR(クール) 540円
「真っ赤なハートのチョコムース、ベリーのソース入り」
ベリーとチョコレートの王道の組み合わせ。
真っ赤なハートの可愛い見た目に反して、中はグッと深みのあるダークチョコムース。
そこに重なるのが甘酸っぱいベリーの風味。
表面は艶々のベリーのゼリーに覆われ、中にはラズベリーのソースやクリーム、
ラズベリーの果肉もゴロリと丸ごと登場。
底は、キルシュをジュワッとしみ込ませたチェリー風味のチョコレート生地。
チョコムースがトロリと口溶け良いので
ダークチョコレートだけど重すぎず、ベリーの酸味が活きています。
■コムガナッシュ 378円
「まるでチョコレートのよう?」
スライスしたチョコテリーヌ風の1品。
表面は、トロリとしたグラッサージュで
メインはみっしりと密度が高い、チョコレートを圧縮したような濃厚さ。
お聞きすると、ベースのチョコレートに加え
ボンボンで使った、様々な風味のチョコレートの端も少しずつ加えるそう。
ひと口目から、ガツンと広がるのは
芳醇な香りを放つ妖艶なラムレーズン風味。
底は、フィアンティーヌ(薄焼きの生地)にミルクチョコを絡めたもの。
レーズンの華やかな甘味とラム、チョコレートが重なると子供時代に食べた
某チョコレート菓子を思い出しますが・・
それをもっと濃縮して、大人向けに洗練したような高貴でリッチな味わい。
シェフの修行先のなかたに亭さんの、カプリスショコラにも似ていますが
柑橘の代わりにラム酒を大胆に効かせ、
より大人向けにアレンジした独自の味わい。
年々ビジュアルも味わいも進化し続け
訪れる度に「食べたい!」が加速するような、魅力的な品揃えにワクワクします。
これからもどんなケーキに会えるか楽しみ。
ごちそうさまでした!
◇第5回目投稿(2018年1月)
最近ますます好みになったソリリテさん。
芳醇なカカオのアロマと、なめらかに舌の上でとろける食感に
食べる度に心を掴まれています。
■ジョーヌドール 540円(税込み)
「ブロンドチョコの生クリーム、ミルクチョコムース、
シナモン風味のキャラメルクリーム」
コロンと丸いフォルムに、黄金色のスプレーがスタイリッシュ。
フリルのように繊細なクリームは、コクのあるブロンドチョコの生クリーム。
メイン部分は、ミルクチョコのム―ス。
きめ細かく詰まったチョコムースの中には、甘さとほろ苦さが調和した
まろやかな大人のキャラメルクリーム。
ザクザク粗い底のシナモン風味のクランブルや、トップのトロトロ林檎など
全ての素材が重なり生まれる魅惑の味♪
■サンタンデール 518円
「スパイシーでウッディテイストのチョコムースにバニラクリームをプラス」
ずっと食べてみたかった、スペシャリテ。
表面は、艶やかに光るグラッサージュ。
スルリと舌に広がるビターチョコムースは
カカオ70%のサンタンデール(コロンビア)産ショコラを使うそう。
重厚で華やかなエピスが効きつつ、洋酒も感じるような複雑な香り。
中心には、アニスで軽く香りを付けたバニラクリーム。
底のふんわりビスキュイにも、チョコムースと同じサンタンデールを使うらしく
濃厚なチョコムースと口の中で一体に。
口いっぱいに優美なカカオのアロマが広がり、思わずとろける至福の瞬間♪
■キャラメルオランジュ 540円
「シナモン風味のキャラメルチョコム―スの中に、オレンジクリーム」
なめらかできめ細かいキャラメルチョコムースは、ほわりシナモンの風味。
香り良いチョコムースの中に重なるのは
爽やかで軽やかなオレンジクリーム。
底はしっとり&もっちり、弾力のあるショコラのビスキュイかな?
トップのクリームも、コクがありまろやか~
卵やクリーム、油脂分をあまり使わず
純粋なチョコレートの薫りを楽しめるよう、研ぎ澄まされた仕上がり。
でもシャープ過ぎず、まろやかな風味に
ひと口目から、とろけてしまうケーキです♪
ごちそうさまでした!
◇第4回目投稿(2017年11月)
11/17に2周年を迎えた、ソリリテさん。
昨年に引き続き、今年も周年限定のケーキを求めてお邪魔しました。
今年の限定品は9種類・・全部食べたい!
シェフが丁寧に説明して下さり、何とか3点に絞りました。
■イヴ 540円(以下全て税込み)
「トンカ風味のホワイトチョコムースとバラの香りを
まとわせたタイベリーのクリーム」
純白の表面は、霧状のピストレ仕立て。
美しいバラ色の滴が連なります。
濃密な甘味のホワイトチョコムースは、トンカ豆のエキゾチックな風味。
味は濃厚ながら、口当たりはホワッと軽め。
中は色鮮やかな「タイベリー」のクリーム。
ブラックベリーとラズベリーを交配させたベリーだそうです。
ベリーの酸味に華やかなバラの香りで
可憐な味わいは、まるでお花を食べているような錯覚にさえ陥ります。
まろやかなホワイトチョコと絶妙に調和♪
■アブソリュ 540円
「ラズベリー風味のチョコクリームとピスタチオクリームの上に
焼きメレンゲとラズベリージャム」
表面を覆うのは、トロトロ艶めく甘酸っぱいラズベリージュレ。
チョコクリームもラズベリー風味なので
重厚なカカオを感じつつも、口の中にはフルーティで爽やかな甘味が。
ピスタチオクリームも、コク深くマイルド。
ただ、ラズベリーやチョコの風味が強く
縦に全体を食べると、ピスタチオの香りはやや存在感弱いかな?
■パリブレスト 540円
「プラリネのカスタードクリームとミルクチョコのシャンティ」
サクッと香ばしいシュー生地で、2種類のクリームをサンド。
表面にはキャラメルソースと粉糖、ココアパウダーをまとったアーモンド。
ホワッと軽いミルクチョコのシャンティと
細かいナッツを混ぜ込んだ、まったりプラリネ風味のカスタードクリーム。
底は、バターがリッチに香るパイ生地。
縦にザクッと食べるにはナイフ必須だけど
濃厚なコクのプラリネカスタードと、ミルクチョコの軽やかなシャンティ、
香ばしいシューが重なり、あぁ贅沢・・
王道のプラリネやベリーだけでなく
トンカ豆やバラ、(今回未購入ですが)ジャスミンやカモミール、山椒など
チョコの魅力を引き出す「香り」の魔力。
家の近くにあって良かった!と心底思える、魅力溢れるお店です。
ごちそうさまでした!
暑い夏でもやっぱり食べたいチョコレート。
となると、つい足が向くのがソリリテさん。
暑い時期なので、ショーケースには涼やかなヴェリーヌ(グラス入りデザート)が。
もちろん念願のチョコ系ガトーもズラリ。
今回購入したのは3点。(全て税込み)
■マルチニック 540円
「キャラメル風味のミルクチョコムースの中にオールドラムのクリームと
バナナクリーム、バニラ風味のアーモンドスポンジ」
周りを囲むミルクチョコムースは、キャラメル風味に洋酒も?
妖艶な香りで、なめらかな口溶けが印象的。
中央のクリームは、バナナとラムの華やかなコクと香りがフワ~。
底は、じゅんわりバニラ風味が浸みた生地。
マイルドな甘味が重なり、ひと口ごとに感動の美味しさ♪
■サヴァラン・オ・ラム 583円
「生クリーム、マンゴーコンポート、オレンジシロップ、チョコレート風味の
ブリオッシュ、スポイトの中にラム酒」
大好きなサヴァランですが、まずはスポイトのラム酒を垂らさずにパクリ。
表面の生クリームにまったりバニラムース、
ジューシーなマンゴーのコンポート、
オレンジシロップとラム酒が染み込む、しっとりブリオッシュショコラ。
見た目の美しさに加え、フルーティな爽やかさとまろやかさが絶妙のハーモニー♪
ラム酒を垂らすと、おぉ!一気に大人向け!
深みのあるラム酒の香りと苦味が、チョコやマンゴー、バニラに合う~
こちらも、ひと口ごとに悶絶の美味しさ。
■タルトショコラキャラメル 562円
「キャラメル風味のミルクチョコとナッツ、
フルーティなチョコクリーム、サブレ生地」
上半分はスッと儚く消える、フルーティできめ細かいチョコクリーム。
同じく口溶けの良いビスキュイショコラも?
土台はザクッと香ばしいバター風味のタルト。
タルトの中には、キャラメル風味のミルクガナッシュがトロ~リ♪
フランス産岩塩も使われているらしく、ほんのり塩キャラメルぽい後味に。
胡桃のローストやサクサクパフもいい食感。
何だか訪れるたびに、ビジュアルも味もさらに洗練されている印象。
試行錯誤を楽しむシェフの姿が浮かびます。
ごちそうさまでした!
11月17日で1周年を迎えたソリリテさん。
周年限定ケーキを求めてお邪魔しました。
(以下全て、税込価格)
■ドゥルセポン厶(周年限定)540円
「ヴァローナ社のブロンドチョコレートを使ったクリーム、
リンゴのコンポート、紅玉リンゴのムース」
林檎の爽やかさが印象的な1品。
トップの美しいクリームは、フランス産ブロンドチョコレートを使ったものかな?
まろやかなコク、軽くキャラメルぽい香り。
白く艶やかな紅玉ムース、これがもう絶品!
シュワッと軽やかな口溶け、林檎のフルーティな爽やかさが押し寄せます♪
土台はザクッと厚く香ばしいタルトの中に
ぎっしり林檎のコンポートと、キャラメル風味のクリーム入り。
シャクシャクとした林檎の食感に、まったり濃厚なキャラメルの風味。
軽やかなムースや、林檎の爽やかさを
キャラメルの甘味と苦味がグッと引き締め、絶妙のバランスです。
■フィノ(周年限定復活)594円
「アルマニャックが優しく香るチョコレートケーキ。イチジクの食感がアクセント」
表面は、パリパリのチョコでコーティング。
中は、濃密なチョコと妖艶なアルコールの薫りが重なる大人の世界。
香り良いビターガナッシュは、密度が高めなのに軽やかなキレ。
口の中でゆっくり溶ける、至福の時間。
ショコラ生地も、どっしり存在感抜群。
底には、アルマニャックに漬け込んだドライ無花果がプチプチ楽しいチョコクリーム。
ブランデーの薫りと無花果の風味が、一層チョコの香りを際立たせ
コーヒーはもちろんアルコールのお供にも。
濃厚生チョコを食べている気分になれます。
さらに、周年限定の記念品はこちら。
■レーズンサブレ
バターとアーモンドが香るサブレ生地は、サクッとしつつもしっとり。
中にはまったりコクのある分厚いクリーム♪
ホワイトチョコにキルシュの香りを加えた華やかなクリームは、レーズンと合う!
ミニサイズだけど重厚な食べ応え。
■セイイチロウニシゾノさんと周年コラボ
こちらのチョコを、セイイチロウニシゾノさんの黒糖マドレーヌにコーティング。
なんとも贅沢な組み合わせでした。
12月のTV取材が1/14LIFEで放映らしく
バレンタインに向けてますます人気が高まりそう・・でも通い続けます♪
ごちそうさまでした!
◇初回投稿(2016年9月)
大好きななかたに亭さんご出身のパティスリー、ソリリテさん。
ルシェルシェさんやアクイユさんも好みなので
マイレビュアーYukinoさん、サントーシュさん、キャップさんのレビューを見てBMしてました。
お店は、土佐堀となにわ筋の交差点近く。
小じんまりした店内は、清潔感がありつつ上品なインテリア。
左手にはボンボンショコラや焼き菓子、
正面のショーケースには、彩り豊かで繊細なデザインのケーキがズラリ。
これまで数回お邪魔して、いただいたのは
(以下、全て税込価格)
■ソワールルージュ 518円
「アールグレイ風味のミルクチョコムース、
ベルガモットとアールグレイのクリーム、フィナンシェショコラ」
表面は赤く艶やか、クッキリと甘いアールグレイ風味のグラサージュ。
ムースはまろやかなミルクチョコレートに
粉末にしたアールグレイの茶葉を加えているらしく、華やかな香り。
中心には紅茶が香るクリームと、鮮やかな酸味のベルガモットクリーム。
底には、しっとりフィナンシェショコラ。
縦に一度に食べると、ベルガモットの柑橘系の酸味や紅茶の香り、
チョコの甘味が重なる、繊細なバランス。
ムースやクリームで構成されているので、スーッと舌の上で優雅にとろけます。
■シシリー 518円
「ピスタチオムースの中に、グリオットのコンポートとクリーム、
サクサククッキー生地」
ドーンと大きなピスタチオのムースは
きめ細かな口溶けながら、まろやかでコクがある重厚な味わい。
中心のグリオットチェリーのクリームは
上品で酸味が強すぎないので、ピスタチオのナッティな香りが活きています。
これまで食べたピスタチオ系のムースで、1・2を争うほど好み♪
土台は、パフとホワイトチョコでザクザク。
1粒だけ乗ったグリオットチェリーは、キルシュが大胆に効いた大人の薫り。
■レコルト 518円
「ジャンドゥーヤのムース、赤ワインのジュレ、洋梨のコンポート」
ヘーゼルナッツ好きとしては見逃せない1品。
メインは、ジャンドゥーヤ(ヘーゼルナッツ入りチョコ)のムースで
きめ細かくなめらかで、濃いナッツの風味。
ムースの中には赤ワインのジュレと、ジューシーな洋梨のコンポートが。
その下には、濃密な無花果のピュレ。
「収穫」の名にふさわしく素材感がすごい♪
ジャンドーゥーヤのムースは、ほのかにシナモンやジンジャーなど
エキゾチックなスパイスミックスが香り
チョコや赤ワイン、洋梨との絶妙な橋渡しに。
■フォレノワール 518円
「チョコレートクリームとキルシュ風味の生クリームの二層仕立て」
薄いチョコプレートで包まれた、ミステリアスなビジュアル。
中は、チョコクリームと生クリームの2層。
生クリームはホワリと儚い口溶けで、ほのかなキルシュの香り。
薄いスポンジの下は、主役のチョコクリーム。
まったり濃厚なクリームは、カカオの香りが広がり口溶けなめらか。
アマレットがジュワっと染み出す、グリオットチェリーの程よい酸味に
チョコプレートの、コクのある苦味。
ドイツ生まれのお菓子らしい重厚な味の重なり、洋酒の薫りは控えめ。
なかたに亭さんご出身らしく、チョコレートを主役にしつつも
スパイスや洋酒の薫りで表情を変える、
精緻な計算とバランス感覚・・まさにチョコとカカオの魔術師!
味の重なりが生み出すハーモニーはもちろん
各ケーキに使われた1つ1つのパーツが、きちんと美味しいのも印象的。
レコルトのキャラメル風味のチョコプレート、
ソワールルージュの紅茶とバター香るサブレ、
シシリーのキャラメリゼされたアーモンドの焼菓子まで、小粒でも存在感抜群。
チョコ推しなので、次はカカオ分70%のチョコムース「コロンビア」や
「サンタンデール」も食べてみたいなぁ・・
他のケーキやショコラ、焼き菓子など
気になる物が多すぎるので、再訪します!
ごちそうさまでした!
9位
4回
2020/12訪問 2020/12/25
12月30日で無期限休業に・・沢山の美味しさと感動をありがとうございました!
◇第4回目訪問(2020年12月)
2020年は新型コロナウイルスの影響で
お気に入りの店が次々に閉店してしまう寂しい1年でした。
大好きなイタリアンだけでも最近なら
新町のラガッツァさんや、ラ クッチーナ イタリアーナ ウエキさんなど
2020年の年末を最後に閉店されるそう。
最後に行きたかったけど、既に予約で満席で断念しました。
そんな中、またまた悲しいお知らせが。
人気のパン屋ROUTE271さんのセカンドラインとして、3年前にOPENしたパン屋さん
「セシュエット」さんも12/30が最終日に。
(閉店ではなく無期限休業、12/28(月)はお休みです)
ROUTE271高槻店さんやROUTE271梅田店さんなどで
継続されるパンもあるそうですが
セシュエットさん限定品はもう買えない!
最後に大好きなパンを少しでも買おうと
苦手な行列を覚悟で、平日お昼にお店へ。
平日の12時過ぎ、店頭には10数人の行列がスーパーライフさんの前まで。
ライフさんの前を塞がないように
スタッフさんが行列を整理されていて、約30分ほどで入店できると教えて下さいます。
実際は意外とサクサク進み20分で店内へ。
12時半頃の店内はハード系が既に品薄。
大好きな海老チリサンドもない・・
でも狙っていたお惣菜系(海老のタルティーヌやサーモンのクロックムッシュ、
鯖ラグーなど)は焼き立てが次々に。
あ~、良かった!間に合った!
大のお気に入りのお惣菜系を数点と
以下の4点をチョイス(全て税込価格)
■フロランタン・シュクレ 302円
「ブリオッシュ生地にダマンドクリームを絞って柔らかく焼いています。仕上げに
キャラメルナッツをたっぷり贅沢に」
柔らかなブリオッシュ生地に、キャラメルナッツが山盛りのスイーツ系。
ふんわり軽く口溶け良い生地の中には
ねっとり濃密なダマンドクリーム。
アーモンドの香ばしい風味と甘さにトロトロの食感・・むっちゃ重厚な味わい。
さらに表面のキャラメルナッツもすごい!
ほろ苦い生キャラメルみたいなペーストに
マカダミアナッツやくるみ、ヘーゼルナッツなどが丸ごとゴロゴロと贅沢~
もうプラリネやダマンド好きには天国!
■あめ色玉葱とチーズのフランス 259円
「甘い玉葱の香りとチーズ、黒胡椒が食をそそります。お酒のお供にどうぞ!」
個性的なビジュアルのハード系パン。
袋から取り出した途端に、甘く香ばしいあめ色玉葱の香り♪
フーガスの中身をくり抜いたような平たいリング状の生地で
中心にはこんがりパリパリのチーズが。
生地の表面はパリッと固く、クラム(パンの中身)はムニムニ強めの弾力。
噛みしめるほどにあめ色玉葱の旨味が
ジュワジュワ溢れて来て、口の中がめっちゃ旨味祭り~♪
そこにカリカリチーズのコクと香ばしさ、黒胡椒の風味が悪魔的な相性良さ。
もうこれは反則でしょう!最強過ぎる!
あめ色玉葱のカラメルみたいなコクと甘い香りに悶絶~
■もちもちブール(明太チキン)238円
「スタッフAのデビュー作!やわらかいチキンを明太マヨと高菜で混ぜ合わせ
もちっとフォカッチャ生地で包みました」
丸いふわふわのフォオカッチャ生地から
たっぷりと溢れだす、豪快なマヨのトッピングに萌える~
フォカチャ生地自体は、ガパオ風サンドや海老チリサンドと同じような
しっとり&もっちり、食べやすい食感。
中は、プチプチの明太マヨで和えた柔らかなチキン。
シャキシャキ高菜の味や食感もアクセント。
さらにトッピングのプルプルしたマヨネーズとふわもち生地が全体を包み込んで
これめっちゃ美味し~い!すごい好み!
このマヨは絶対カロリーお化けだけど、チキンや明太&高菜と相性良すぎる!
あぁ、もっと早く買えば良かった~
■パン オ ルヴァン ラムレザン 281円
「パンオルヴァン生地の甘ハードでラム酒が効いています。
中には栗のクリームが入っています」
ラムレーズンにマロンクリームと
好きな物が沢山詰まった甘いハード系。
スライスしたパン オ ルヴァン生地は、中はしっとり素朴な粉の風味。
2枚の生地に挟まれたマロンクリームは
ザラリと濃厚で栗の甘味が凝縮されてます。
表面はジュワッと甘いダマンドに、ラム酒が香るジューシーなラムレーズン。
ダマンド×栗×ラムレーズンって
なんて妖艶で虜になる組み合わせなんや~
今回出会った4点も、見た目も組み合わせも美味しいって分かっているけど
食べるとその想像を軽く超え感動レベル。
さらに、これまで特に虜になった3点、
海老のタルティーヌ(海老よりも海老の風味を感じるビスクと、トマトや海老にチーズ)
もはやお料理その物の鯖のラグー、
サーモンとアボカドのクロックムッシュ(サーモンにレモンの爽やかさ)など
最後にもう1度出会えて大満足でした。
今回購入した中では、フロランタン・シュクレ以外の3点や鯖のラグーは
梅田店でも扱っているようでひと安心。
外で待っている間にお店のスタッフさんと
好きだったパンを言い合いっこして、このパンの○○部分がツボと語り合いましたが
列に並ぶお客様も、いつも丁寧で明るいスタッフさん達も
こちらのパンを愛してたんやな~と実感。
自分を含め多くのファンが悲しいけど
無期限休業を選択された、お店の方が1番悲しく悔しい想いをされておられるはず。
あまり何度も行くと毎回買い込みすぎると
セーブしていた自分を恨みたい・・好きなお店には、どんどん足を運ばねば!
せめて最後に感謝のレビューを・・
どのパンも生地や具、ソースやクリームまで毎回心が動かされる美味しさでした。
上品だけど可愛らしいお店の雰囲気や
いつもパンの特長を優しく教えて下さり、注文しやすい接客も大好きでした。
幸せな時間をありがとうございました。
そして12月30日の最終日まで
少しでも多くのファンの方が、パンを楽しめますように・・
これからは梅田と高槻のお店で並びます!
ごちそうさまでした!
◇第3回目訪問(2020年5月)
前回から約1年ぶりに、超お気に入りのパン屋「セシュエット」さんへ。
本当は毎週通いたいほど好きなお店ですが
魅力的なパンが多過ぎて、歯止めが効かなくなりそうなので1年近く我慢しました。
(若干、家から遠いのもありますが)
今回出会ったパンもハイクオリティで
お邪魔する度に、その美味しさ&ワクワクする品揃えの虜に。
平日12時に到着すると店頭に列はゼロ。
店内は他1組だったのでスムーズに入店、サクッと購入。
(2020年5月時点では店内に最大3組まで)
12時過ぎにお店を出ると、店頭に3~4組が距離を取って並んでいたので
偶然タイミングが良かったみたいです。
まあ、姉妹店のROUTE271さんの行列に比べれば圧倒的に列は短いですけどね。
パンは全てショーケース入り、スタッフさんに取っていただく対面式なので
このご時世は特に安心感がありますね。
今回も優しいスタッフさんにお聞きしつつ
気になるパンを6点注文(以下税込価格)
■桃とクリームチーズの生ハムサンド 292円
「ゴロゴロ桃が入った甘いジャムとクリームチーズのまったり感、生ハムの塩加減が
とてもマッチしているサンドイッチ。
アクセントにブラックペッパーとオリーブオイルを生ハムに塗って仕上げています。
コース料理の前菜をイメージしたサンド」
もっちりヒキ強めのフォカッチャの中は
フルーティな桃のジャムに桃の果肉、
しっとり口溶け良い生ハム、まったりとクリーミーなクリームチーズ。
う~、口の中が贅沢!美味し~い!
瑞々しい桃の甘味に、生ハムの塩気、
クリームチーズのまろやかさが重なり合う、極上ハーモニー。
オリーブオイルの風味や、ピリリと弾ける粗挽き黒胡椒で
全体がグッと引き締まった味わいに。
繊細で軽やか、まさにコースの前菜で出される「お料理」みたいなサンドです。
■ア・ラ・クレーム・ノワール 324円
「人気パン、ア・ラ・クレームのショコラバージョン。
自家製チョコクリームが美味しい!」
相変わらず気品を感じるクリームの絞り。
まずは、クロワッサンがハイレベル。
表面はサックサク、しっとりした層の1枚1枚からは甘いバターの香りが漂い
パリのヴィエノワズリーみたいに本格的。
中のショコラクリームがまた美味しい!
程よい苦味と酸味を感じる、甘さ控えめの大人のショコラ。
こっくり重厚でコク深いけど、ミルキーでなめらか&スッと溶ける口当たり。
クロワッサンもクリームもゴージャス♪
以前いただいたクロワッサン・ア・ラ・クレームも、濃厚なカスタードに
北海道産生クリームの2層で豪華でしたが
このショコラクリームもなんともリッチ。
■スコーンサンド(ラムレーズン)248円
「小麦とバターの風味豊かなスコーンに
ネグリタラムを効かせたレーズンクリームをサンド」
ザクッ、ホロホロと崩れる理想的な食感のスコーン。
粉の素朴な風味とバターの甘味が豊か。
そして何といっても華やかなラムレーズンの香りが圧倒的!
芳醇なネグリタラムがめっちゃ効いてる~
香り豊かでジューシーなラムレーズンと、まったり濃厚なバタークリーム。
もう鼻血が出そうな贅沢スコーンサンド。
スコーンサンドは他に、ヘーゼルナッツ&チョコクリームやレモンチーズクリームも。
シンプルなプレーンスコーンもあれば
クルミ入り生地にクルミヌガーを乗せたWクルミなど、全種類試してみたい!
■明太じゃがバター 270円
「もっちりした生地の上にじゃがいもと明太子ソースを乗せて焼き上げました。
ほのかに香るあおさ海苔がGood!」
しっとり&ふわモチ、ソフトな生地に
分厚くスライスしたじゃが芋と明太子ソースを乗せた、間違いない組み合わせ。
明太子ソースがコク深くて美味し~い!
パラリとふったあおさ海苔も風味良く、明太子を上手く引き立ててくれます。
これ、子供から大人までみんな好きそう♪
■ラクレットのロデヴ(ミニ)194円
「生地にラクレットチーズをたっぷり入れました。もちもちしていて
ハード系が苦手な方も食べやすい
パリもち食感のハード系」
あまり日本では見かけないけど、大好きなパン「ロデヴ」。
表面はパリッと薄くて中はしっとり、
水分量多めの食感と生地の風味良さがウリなんですが、作るのが難しいそう。
こちらのロデヴも、カットした断面の気泡から伝わるみずみずしさ。
食べてみると、ムニムニ&もっちもち~
しっとりしつつも心地よい弾力、艶々と光るのは混ぜ込まれたラクレットチーズ。
コク深いチーズの旨味と食感にハマる!
クラスト(パンの表皮)はハード系らしい香ばしさだけど
薄いのでガリッと固すぎず食べやすい♪
何より、どこを食べてもラクレットチーズの深い旨味がじわじわ広がります。
やっぱりロデヴ、地味だけど大好き!
他に海老のタルティーヌ378円も購入して
今回は6点で税込み1,706円。
生地の食感や風味、贅沢な具やボリュームを考えるとお値段以上の満足度。
お料理みたいに本格的で、組み合わせの妙に唸る個性派サンドや惣菜パン、
ロデヴのようにシンプルなハード系、
バター香るハイレベルなヴィエノワズリー、
素朴なスコーンなどの焼菓子まで、全方位どこを取っても隙のないクオリティ。
これまでは月数回の不定休でしたが
スタッフさんの数が増え、ほぼ無休(2020年6月なら定休日は1日だけ)になったそう。
ますます通いやすくなって嬉しいな~
過去にいただいたパンもリピートしたいし
柚子入り生地にほうじ茶テリーヌ&黒糖ヘーゼルナッツを合わせた新作や
フィナンシェ生地のティラミス、
パン・オ・ルヴァン生地を使ったラムレザン&栗クリーム、
海老とアボカドの山葵マヨネーズや
明太チキンのもちもちブール、黒糖バナナフロマージュなど気になるパンばかり。
パンの美味しさはもちろんのこと
上品で可愛いお店の雰囲気や、優しいスタッフさんの接客まで全てが癒し効果抜群。
お邪魔する度に幸せをもらえるお店です。
ごちそうさまでした!
◇第2回目訪問(2019年6月)
前回から約1年ぶりに、大好きなパン屋「セシュエット」さんへ。
本当は毎月でも通いたい位好きなんですが
あまりにも魅力的なパンが多く、行くと買い込み過ぎてしまうので1年近く我慢。
(若干、家から遠いのもありますが)
久しぶりにお邪魔しましたが、
やっぱり美味しさのレベルが桁違い!で、めちゃめちゃ満足できました。
平日の12時前でしたが、店頭に行列ゼロ。
店内のお客様も数人で、その後は自分だけというエアポケットのようなタイミングで
じっくりショーケースを見て選べました。
(スタッフさんに注文する対面式)
系列店のROUTE271さんは、真夏でも貸出用の日傘を使ってズラリと並ぶのに
こちらの買い易さといったら・・穴場~
(若干、品揃えは異なりますが)
もちろん行列になる時もありますが、圧倒的に列は短いと思われます。
今回購入したのは(以下全て税込価格)
■ガパオ風サンド 346円
「タイ料理のガパオをサンドイッチにリメイクしました」
丸いふわふわのフォカッチャ生地は、表面にしっとりと風味良いオイルが。
中はもっちりムニムニ、伸び良い食感。
具はゴロッと粗挽きの豚挽き肉に、赤パプリカやピーマン、バジルなど
まさに本格的なガパオ。美味し~い!
アジアっぽいナンプラーや唐辛子に、オイスターソースのようなコクも感じる
トロリとした濃厚なタレの虜になります。
ガパオの具と一緒にサンドされているのは、トロトロのスクランブルエッグ。
まろやかな卵が力強いガパオを受け止め
もちもちフォカッチャ生地が全体を包み込む、完璧すぎる至福の三重奏。
■海老のタルティーヌ 378円
「フランスパンにベシャメルソース、海老のビスクに海老・トマトを乗せチーズをかけ
焼き上げました。ランチやお酒のアテに」
ムギュッと分厚く、噛み応えのあるフランスパン生地の土台に
本格的なお料理を乗せたタルティーヌ。
表面は、こんがり香ばしいチーズ。
その下には、プリッと弾力のある海老と
フルーティなプチトマト、ざく切りの甘い玉葱がたっぷり潜んでいます。
やっぱりすごいのが、海老のビスク。
海老の殻や身をギュッと凝縮して、海老のエキスを高めまくったような
もう海老以上に海老!を感じる濃厚な味。
そのビスクとまろやかなベシャメルソース、チーズや海老、トマトが重なり合い
もはや、フレンチを食べている気分に。
1つ400円近い高級なお値段ですが、どっしり重みを感じるほどのボリュームに
本格的なソースや具など、むしろ安い?
海老好きは悶絶!の海老尽くしの1品。
■クロワッサンプラリネ・ダマンド 281円
「クロワッサンにラム酒をしみこませ、高級なアーモンドペーストとカスタードを挟み
クレームダマンドを絞り焼き上げました」
豊かなバターの香りが漂う、リッチなクロワッサン生地。
生地にしみ込ませた妖艶なラム酒と
表面のホロリと甘いクレームダマンド、香ばしいアーモンドスライスが合う~
中のプラリネクリームが、また絶品!
こっくり濃厚なカスタードのコクと、ナッティなアーモンドの風味が
トロ~リ混じり合い、この味とろける~
ダマンドに風味豊かなプラリネクリームなんて、貴族のような発想!
どこから食べても、鼻血が出そうなほど贅沢なクロワッサンダマンドでした。
■フルーツ入りクリームチーズ 324円
「カルヴァドスにつけたドライフルーツを、クリームチーズと混ぜて
ナッツ入りのハードパンにサンド」
クリームチーズをペロリと舐めると・・おぉ、けっこう洋酒効いてる~!
カルヴァドス(りんごの蒸留酒)に
漬け込んだドライフルーツが、た~っぷり混ぜ込まれているから?
レーズンやチェリーに、パイナップルやアプリコット?など
華やかにお酒が香るドライフルーツと
まったりクリームチーズのコク、香ばしいクルミ入りのハードパンが三位一体に。
全員が主役だけど、ハーモニーも抜群。
■塩あんクリーム 248円
「北海道十勝産小豆と瀬戸の塩を使用して作られた塩あんこと生クリーム。
生地はフォカッチャを使用していて、
おやつパンには珍しい組み合わせです。甘じょっぱがくせになります!」
白いふわふわもっちりフォカッチャで
塩あんこと生クリームを挟んだ、ボリューム満点のスイーツ系サンド。
表面にオイルがしみ出すフォカッチャは
もっち~り伸びよく、たまらないヒキで生地だけでも美味しい!
塩の旨味で甘さを引き出した粒あんに
まろやかでミルキーな生クリーム、ほんのり塩気の効いたフォカッチャ生地。
確かにこの甘じょっぱさ、くせになる!
これ、食べ始めたが最後止まらなくなる悪魔的な組み合わせです。
■タマゴサンドGOLD 270円
「こだわりタマゴをたっぷり使ったタマゴサンドができました。濃厚なタマゴサラダと
もっちりソフトなパンが悶絶な美味しさ」
黄金色のタマゴサラダが、ぎっしり溢れるほどサンドされた
ゴージャス過ぎる見た目のタマゴサンド。
黄身の旨味が濃厚で、卵の美味しさがギュッと凝縮されたタマゴサラダに
ほんのり酸味を加えるマスタード。
ふっかり厚みのあるフォカッチャは
塩あんクリームのフォカッチャより焼き色が付いていて、伸びも控えめ。
でも、ふわふわ&もちもち感は健在で
噛みしめるほどに優しい甘味・・もう、ず~っと食べ続けていたい美味しさ。
他に、前回虜になった「サーモンとアボカドのクロックムッシュ」も加え
7点購入して、合計2,192円でした。
今回は特に、ゴージャスな惣菜系や
高級なサンドを中心にチョイスしたので、平均300円とややお高めになりましたが
200円台のパンも多いし、十分魅力的!
1つ1つのボリュームもすさまじいし(なにしろ重い)、素材も贅沢なので満足度が高い♪
前回の海老チリも中華屋さんみたいでしたが
やっぱり今回も、海老のタルティーヌやガパオの美味しさが印象的。
フレンチの1品を食べている気分になれる、濃厚なビスクのタルティーヌや
タイ料理屋さんにいる気分になれる
本格的なガパオなど、やっぱり惣菜系のパンはお料理のような完成度。
もちろん進化形のクロワッサンダマンドや
ドライフルーツ&クリチのハード系、塩あんこと生クリームなどのスイーツ系も
超ハイレベルで、ツボを押さえた美味しさ。
まだほんの一部しか試せていませんが
きっと並んでいるパン、どれを食べても美味しいはず・・全制覇を目指します!
ごちそうさまでした!
4年以上前に高槻のお店にお邪魔して、一瞬で恋に落ちたパン屋ROUTE271さん。
その後、グランフロント近くに移転され
連日驚くほどの大行列に断念し、結局3年近く1度もお邪魔できないまま。
そのROUTE271さんのセカンドライン、セシュエットさんが2017年3月にOPEN。
スーパーライフ本庄店さんのお隣です。
場所が穴場で、行列は梅田より少ない?と
事前にインスタで店休日をチェックし(不定休)、開店時間にお店へ。
11時開店で、到着は11時2分。
既に店内には4~5組、入口にも4名待ち。
その後5分も経たないうちに、後ろには10人近い行列が・・といっても
梅田店の行列に比べるとグッと短いですね。
大量に購入される会社員の方が数組おられ、意外に待ちましたが
出て来られるお客様と入れ替わりに入店。
10分弱で無事に店内へ。
ショーケースには、パン好きなら思わず小躍りしてしまいそうな個性派パンがズラリ。
左手に常温の調理パンやデニッシュ、クロワッサンやハード系など
右手はクリーム系のパン専用の冷蔵ケース。
スタッフさんに注文する対面式なので、順番に1人ずつ進んでいきます。
広いので、ケースの前を行き来してパンをじっくり見ながら選べるのが嬉しいな~
なかなか来れないし・・とつい6点も購入。
■エビチリサンド 378円(全て税込価格)
「自家製チリソースに海老を和えて、たまごと合わせました」
パッケージを開けた途端、ふわ~んと広がる中華料理店の香り。
手に持つと、中身が詰まってずっしり重い!
もっちり&ふんわりフォカッチャ生地で
チリソースで和えた大ぶりの海老3尾と、ふわふわオムレツ、青梗菜をサンド。
まずは自家製チリソースが本格的!
生姜やにんにく、葱に豆板醤やごま油など8種類もの調味料で店内調理するそう。
パンを食べているのに口の中は本格中華!
トロトロのオムレツのおかげで、辛味がグッとまろやかに。
ブリッと身の締まった海老もしっかり大きいので、すごい満足度!
これ、高級なお値段だけど買って良かった!
フォカッチャを使ったサンドは他に
たまご入りガパオ風346円、極厚ベーコンステーキ378円なども。
■サーモンとアボカドのクロックムッシュ、レモンバジル風味 346円
「パン・オ・ルヴァンにスモークサーモンと
レモンとバジルで香り付けたアボカドをサンドして上にたっぷりチーズを」
表面のチーズは、もっちり分厚く香ばしい!
その下は、まろやか~なベシャメルソース。
風味良いルヴァン生地でサンドされているのは、スモークサーモンに
マヨソースがトロッとからむアボカド。
これが、バジルとレモンの風味で爽やか~
それぞれの素材が主役級の美味しさだけど
全てが口の中でとろけると、もうとんでもないゴージャスな美味しさ!
正直これまで食べたクロックムッシュで
ダントツ1位のクオリティ、こんなに具沢山で美味しいなんて罪作り~
■ナッツとラムレーズンのサンド 248円
「あの有名なお土産菓子のラムレーズンクリームをイメージしました」
有名な北海道のお土産、六花亭さんの「マルセイバターサンド」をイメージ?
風味豊かなハード系のバゲットには
大粒マカダミアナッツとクルミがゴロゴロ。
焼き込まれたクラスト(パンの表皮)も、ガリッと香ばしい~
その香ばしさに負けていないのが、濃厚でまろやかなバタークリーム。
たっぷりのラムレーズンを、なめらかなメレンゲと合わせたバターに混ぜ込むそう。
あの大好きなバターサンドを、ナッツまで加えて美味しいパンに昇華させた
パン好きにとって、夢のような1品。
■サバのラグー 259円
「自家製のサバのラグーソースをフランスパンにつめ、パルメザンソース、黒胡椒
エキストラバージンオイルで仕上げました」
パンに鼻を近づけると、まごうことなきサバの香りがプーンと。
バゲットは、クラム(パンの内側)が
ミシッとヒキのあるハード系の噛み応えで、生地だけ食べても旨味がじわじわ。
ほぐしたサバと玉葱などを、トマトやガーリック?などで煮込んだラグーは
唐辛子も入っているのか想像以上にピリ辛!
サバの旨味や脂が、ラグー全体に広がり
とろけるパルメザンチーズに黒胡椒・・もうパスタのソースになりそうな重厚感。
■チーズブリュレ 205円
「甘い生地でクリームチーズとカスタードを合わせたクリームを包み
表面をキャラメリゼしました。表面の
パリパリとほろ苦さがアクセントです」
お昼に買って夜食べたので、キャラメリゼのパリパリ感は失われていましたが
香ばしさとほろ苦い甘味はしっかり。
中はカスタードのように見えて、クリームチーズも合わせているので
なめらかな口当たりで、爽やかな酸味も。
まさにチーズブリュレ、しっとり口溶け良いブリオッシュ生地に合う~
■クロワッサンアラクレーム 302円
「サクサククロワッサンに濃厚カスタードと北海道産クリームのダブルパンチ」
冷蔵コーナーに入っていたのに
クロワッサンの表面はザクッと感を失わず
しっとりした層と層の間からは、甘くリッチなバターの香りが♪
たまご色というよりオレンジ色に近いカスタードは、卵黄を通常の倍量使うそう。
贅沢なコク深さで、もった~り濃厚!
北海道産のあっさり上品な生クリームが、卵の風味豊かなカスタードに寄り添い
香ばしいクロワッサンが、2種のクリームをガシッと受け止めます。
あぁ、これ毎晩食べたい・・(太る・・)
ちなみに修行元のル・プチメックさんの
クロワッサン・ア・ラ・クレームは210円・・まぁ、こちらは卵黄多めだから仕方ない?
ビジュアルも素敵だけど、ちょっと高級?
以上、6点で1,700円超えと結構なお値段。
ただ材料がふんだんに使われていて、パンというよりお料理やデザートを1品ずつ
食べているような、満足感が半端ない!
これが、1点2~300円なら逆にお値打ち?
スイーツ系もめっちゃ高レベルですが
海老チリやクロックムッシュ、鯖ラグーなどオリジナル調理パンの美味しさは
パンという領域を超えて感動すら覚えます。
そして、美味しさを生み出すのは「ちゃんと美味しい生地」があってこそ。
斬新でお料理のような個性派の調理パンも
クリームや具が贅沢なスイーツ系も、結局パン生地がそれぞれ美味しいんですよね。
この圧倒的な満足度、行列に並んででも
全種類のパンを制覇してみたくなる、超お気に入り店になりました。
ごちそうさまでした!
10位
1回
2018/10訪問 2019/01/22
パリの旅2018⑭洗練された生ケーキ&毎朝食べたくなる絶品マドレーヌ
6年半ぶりに、大好きなパリへ。
食べログのレビュアー名をぱりそら(パリの空の下)にしてしまうほど、大好きな街です。
(治安など、色々と問題はありますが)
サクレクール寺院を散策する際に
ぜひ行ってみたい!とチェックしていたのが
モンマルトル地区のパティスリー「Gilles Marchal(ジル・マルシャル)」さん。
5つ星ホテルを渡り歩いたシェフのお店です。
日本では、TVのチョコレート特集で日本未発売の商品が紹介されていましたが
スペシャリテは、種類豊富なマドレーヌ。
入口のドアノブも、よく見たらマドレーヌがモチーフで可愛い~
外観は、グレーの壁にガラスを組み合わせたスタイリッシュな雰囲気。
店内は、白を基調にスッキリと明るく
入口付近にはヴィエノワズリーや焼き菓子、
ショーケースには、各種マドレーヌや美しいケーキが品良く並んでいます。
TVでも絶賛されていた気品あるオペラや
ヴェリーヌ(グラス入りデザート)のモンブラン、クリームこんもりババ・オ・ラム、
艶やかなドーム型ショコラムースも3種類。
奥には、TVでも紹介されていたタブレット(板状の)チョコレートが。
シンプルな物が1枚6ユーロ(810円)、
ナッツをトッピングした物は、1枚8.4ユーロ(1,134円)でした。
(2018年10月レート、1ユーロ135円で計算)
この日はマドレーヌ2種類と焼き菓子1点、生ケーキを2種類購入しました。
まずは、美しい生ケーキから。
■Dome-chocolat au Lait Caramel Mou Fleur de sel 6.2ユーロ(837円)
(岩塩とキャラメルのミルクチョコムース)
表面は、コク深いキャラメルグラサージュ。
側面に貼り付けられているのは、ほんのり塩気が効いたビターチョコのサブレ。
メイン部分は、ふわっときめ細かい口当たりのミルクチョコムースで
口当たりは軽いけど、味はまったり濃厚~
底はメリハリある塩キャラメルクリームと
チョコレートに覆われた、ヘーゼルナッツ?のビスキュイ生地。
どっしりと重厚で香り豊かなチョコムースは、本当に奥深い味わい。
さすがショコラが人気なお店だと納得。
そのチョコレートを引き立てる、塩とキャラメルがまた絶妙のアクセント♪
ドーム型のムースは他に、ダークチョコムース+バニラとプラリネ、
ホワイトチョコムース+フランボワーズとココナッツなど
各チョコに合わせた組み合わせが魅力的。
3種類のムース、全部食べて見たかった!
■TARTE TATIN 6.6ユーロ(891円)
フランス菓子の定番、タルトタタン。
まずは、トップの飴色リンゴがすごい!
一体いくつ使っているのか、沢山のリンゴをギュッと凝縮して煮詰めたような
独特のトロトロ感、濃密なリンゴの風味。
じっくりと時間をかけて、リンゴと砂糖やバターが一体化したような
リンゴの繊維にまで蜜がしみ込んでいるような
ものすごく贅沢な、素材を感じる味わい。
ザクッとバターが香るタルト生地の中には
バニラビーンズ入りの上品なクレームパティシエールと、しっとりクレームダマンド。
大きめのクランブルはサクサク芳ばしく、
ほんのりシナモンの風味が漂います。
全体的にシンプルな構造なので、リンゴ自体の甘さをじっくりと堪能できます。
さて次は、マドレーヌを2種類。
日によって並ぶ種類は違うようですが
ナチュール(プレーン)は1.6ユーロ、
他は2ユーロ(レモン、オレンジ、チョコ、ラズベリー、ピスタチオ、塩キャラメルなど)。
■MADELEINE PISTACHE 2ユーロ(270円)
(ピスタチオのマドレーヌ)
サックリ&しっとり、バターの香りが上品に溢れだすマドレーヌ生地。
バターに加え、ピスタチオ風味もしっかり。
さらに、中にはピスタチオのペーストが!
このペーストがトロッと濃厚でまろやかなので、グッと豪華な美味しさに。
■MADELEINE CARAMEL 2ユーロ(270円)
(塩キャラメルのマドレーヌ)
こちらのマドレーヌも、やっぱり生地自体がめっちゃ美味しい!
甘く香ばしいバターの風味とふんわり感。
風味は力強いけど、ベタベタした甘味やクドさのないマドレーヌです。
中からトロリと溢れ出すのは、塩バターキャラメルのペースト。
甘くコク深く、マドレーヌ生地と一体に♪
あぁ、飲み込んでしまうのが勿体ない・・
どちらのマドレーヌも、食感や香りは鮮やかだけど甘すぎず軽やか。
素朴なようでいて、完璧なバランス良さ。
こちらのスペシャリテは、やっぱりマドレーヌなんだなあと再認識できました。
ナチュールやシトロンも買えば良かった!
日本では、マドレーヌ1つにそこまで感動した記憶はないんですが
Blé Sucré(ブレ・シュクレ)さんといい
パリのマドレーヌの美味しさに目から鱗。
バターなど素材の良さや、焼き具合?
こんな美味しいマドレーヌを、毎朝1つずつ食べられたら幸せやろなぁ・・
最後は、オリジナルの焼き菓子を1点。
■NOYER(松の実とオレンジ)2.2ユーロ(297円)
アーモンドのペーストをしっとり焼き上げた、焼き菓子「ノワイエ」。
小ぶりだけど、めっちゃズッシリ!
見た目はカップケーキのようですが、
スポンジ生地ではなく、しっとりホロホロ食感のアーモンドペーストなので
きめ細かく濃密で、食べ応えがすごい!
爽やかなオレンジのコンフィが混ぜ込まれ、表面には香ばしい松の実が。
何よりアーモンドの香りがふくよかで
アーモンド好きには、たまらない1品。
こののNOYERは他に、ピスターシュとレモン、胡桃とレーズンの3種類がありました。
以上5点で、合計19ユーロ(2,565円)。
やっぱり日本に比べると強気のお値段ですが、ケーキの口溶けや深みある味わい、
そしてマドレーヌや焼き菓子の美味しさは
日本ではお目にかかれない、パリならではの完成された味わい。
何回もお店に通って、ケーキやマドレーヌ、チョコレートなど各ジャンルの商品を
全て制覇したい位、お気に入りのお店です。
ごちそうさまでした!
有り難いことに、6回目のマイ★ベストレストラン投稿。2018年はついに「行ったお店」1,000軒に到達できた、記念の年になりました。
海外も昨年同様マレーシアに加え、6年半ぶりに大好きなパリにも!憧れのビストロやブーランジェリー、パティスリー巡りを実現できました。
皆さまの素敵なレビューをきっかけに、2018年も素晴らしいお店に出会えました。私のレビューも、少しでも皆さまのお役に立てていれば嬉しいです。
今年もマイレビュアーさんのレビューをゆっくり楽しめなかったのが心残りですが・・美味しい時間を共有してくれる家族や友人、美味しく味わえる自分の健康にも感謝しつつ2019年も、素敵なお店・お料理との出会いを楽しみます♪