maru5585さんが投稿した中華そば 髙野(神奈川/大口)の口コミ詳細

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ラーメンか、ラーメン以外か。

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maru5585 (男性・神奈川県) 認証済

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中華そば 髙野大口、子安、新子安/ラーメン、つけ麺

1

  • 昼の点数:4.3

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2022/02 訪問

  • 昼の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

狂気の列。納得の味。

こちらは2018年創業で、若き店主があっという間に行列店にまで押し上げた神奈川屈指の名店です。並びが凄いのと、所詮鶏清湯だからという理由でなかなか行く機会がなかったのですが今回重い腰を上げて行ってきました。

祝日だったのですが開店30分前の10:30に現着。分かりづらい路地の奥の店先には5名程しか並びが見えないのですが、裏に回ったら軽く20名以上の行列でした。開店時には後客約30名程連結してたでしょうか。
開店後に一気に10名動くので、外並びからマンション共用部へ移動すると、女性スタッフの方がお客皆に「お並びいただきありがとうございます。」との声掛け。こういうの大事ですね。
列が進むとその女性スタッフの方から食券購入を促され、先に食券を渡すシステムです。これが高速オペレーションを生み出します。

自分は20数番目でしたが11:35に着席、3分ぐらいで着丼しました。厨房内は若い男性3名+女性スタッフが中も外もという素晴らしい立ち回りでラーメンが提供されるので多少の並びは問題ないでしょう。ちなみに撤収時刻は11:45でしたので並び始めから75分、店員さんの対応の良さもありストレスはほとんど感じませんでした。

肝心のラーメンですが、今回注文したのは割と新しいメニューなのかも知れませんが自分は鶏チャーシューがあまり好きではないので、お店の一推しではない「特製醤油蕎麦」(蕎麦が何故か漢字)を注文しました。
提供されたラーメンですが、過去の画像等と比べるといろいろと変化というか進化しているのが分かります。穂先メンマなどは無くなっています。トッピングはチャーシュー2種3枚、味玉、ワンタン1個、ネギと三つ葉に柚子という感じでシンプルな構成ですが美しいです。

スープを一口飲んで唸ってしましました。美味いです。いわゆる流行りのカエシ強めの鶏清湯の味は想像がつくのですが、これはそこを軽く超えてきます。カエシも強くない黄金色のスープなのですが、ブワッと鶏の旨味が来るという感じではなく、じんわりかつしっかりと重層的に旨味が押し寄せてくる感じです。鶏や野菜、昆布などへの拘りもあるでしょうがこれは出汁抽出の技術レベルの高さと、鶏油の質の良さではないかと推測します。特に鶏油はそこそこ量が入ってますが、油が入っているという感じがしないくらいスープと一体化しています。
麺も中細ストレートですがパツン系ではなく、絶妙な加水率のツルシコ麺で風味も良いです。茹で加減もコシを残しながら終盤までダレることが無く、似たような麺は多いですがちょっと何かが違うという印象です。
チャーシューは大判な低温調理のロースが2枚とバラが1枚入っていましたが、特にロースは柔らかくスモークも若干効いていて手間がかかっているのが分かります。
ワンタンは1個だけですが、鶏ひき肉に軟骨が入っており面白い食感です。味玉は柏の「むこたま」というのを使用しているとのことで、小ぶりですが玉子自体の味が濃くて美味でした。アクセントの三つ葉と柚子皮も地味ですがなかなか良い仕事をしています。メンマが無いのは残念でしたが、スープ、麺、トッピング全てに店主さんの本気度がビシビシと入魂されている素晴らしい中華そばでした。量は少なめですので、皆さん(女性でも)「和え玉」を注文されていましたね。

こちらのラーメンは完全に「新しい」ラーメンですが、客層は若い人が多く、特に女性比率が高いのは、Twitter等を利用した店主さんの戦略であるのかもしれませんが、外観とギャップのある店内の綺麗さや、とにかく美味いラーメンを作るという信念が幅広い支持を集めているのかも知れません。恐らく今後も進化を止めないお店であり続けるでしょう。でもこの行列は再訪のハードルを上げますね。

  • この奥にお店があります。

  • 店舗外観

  • あちこちに並び方の注意書きが貼ってあります。

  • 裏口。建物内部に15名程度並んでいます。

  • 最終外部連結30名程度になっていました。

  • 注意書き

  • 女性スタッフが挨拶に回られています。

  • 券売機

  • 卓上。ピンクのコップになってしまった。

  • ウンチク

  • 厨房内3名でのオペレーション。

  • 特製醤油蕎麦1150円

  • 綺麗なスープ

  • 中細ストレートのツルシコ麺

  • 低温調理のロース。

  • バラも入っています。

  • 軟骨入り鶏ワンタン

  • 「むこたま」という玉子の味玉

  • 余裕で完飲です。

  • 隣のコインPは土日祝15分100円。

2023/09/17 更新

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