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外観
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外から見た製麺室
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店外のご案内
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カフェっぽい演出も。
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表札
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暖簾
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隙間だらけの潔い券売機
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店内はゆったり8席。店内待ち席も6～7名分あります。
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元ラガーマンの店主さんの力強い手切りと手揉みが行われています。
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調整しなくても美味いですよ。
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店内メニュー
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卓上
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「味玉らーめん」1090円
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あっさり美味いスープ
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極太に近い超多加水の手打ち手揉み麺。
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低温調理の肩ロース
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豚バラの煮豚
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胡椒の効いた細切りメンマとほうれん草
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この黄身の色は「マキシマムこいたまご」では？
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完飲
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向かいのスーパーのコインPは30分330円
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こちらの店主さんは、手打ちの名店「七彩」さんの出身とのことで、先日伺った「みつヰ」さんもそうでしたが間違いのないお店という事で長らくBMの末、やっと訪問することができました。
創業は2018年で6年目を迎えたばかりの新しいお店ですが既に4年連続百名店獲得とその実力は折り紙付きだと思われますが、一方で、店主さんのあまりの謙虚さぶりが逆に人気を後押ししているようにも思えます。
平日の13:22に現着しましたが、外待ち2名でラッキーと思いましたが中に6名待たれていたことを後で知りました。
ということで結果9番目に接続しましたが、13:28には食券を購入して店内待ちへ昇格しました。
今回は「全部のせ」と迷いましたが、何となくビジュアル重視で「味玉らーめん」1090円をポチらせていただきました。
中待ち中に食券を回収されますが、その際に麺の量を聞かれますので「中（200g）」でお願いしました。以前は並（150g）中（200g）大（250g）が無料で選べたようですが、現在は大盛（250g）のみ＋50円頂戴しているようです。
中待ちの間に店内を観察させていただきましたが、屈強な体格の元ラガーマン店主さんと、ピンクの髪がチャームポイントの女子との2名でのオペレーションです。
注文を受けてから麺を手切り手揉みする店主さんの無駄の無い動きは圧倒されますが、女性スタッフさんの立ち回りと気遣いも相当なレベルです。
店主さんにより手切り手揉みされた麺は大釜で豪快に茹でられてから平ザルで湯切りされ丼に送り込まれますが、一連の流れるような作業には見惚れてしまいます。
13:44にはカウンター席に案内されましたので2段階の22分待ちでしたがあっという間でした。
先に食券を渡しているので、5分後には着丼です。麺茹での時間を考慮すれば素晴らしいオペであることが分かります。
提供された「らーめん」は、大き目の肩ロースのチャーシューが目を惹く程度で派手さは無いですが、垣間見える太麺がポテンシャルを窺わせます。
スープをいただくと、くっきりとした醤油の風味が先行しますが、鶏の旨味と同時に節系の風味が感じられ、あっさりではありますが、決して薄くはなく出汁の旨味が十分感じられます。
鶏油メインと思われる油分は適度というか、最近の流行からすれば少なめですが、コクを与えるには十分な塩梅で物足りなさは感じません。塩味も丁度よく、いくらでも飲めます系の美味いスープで、特別なパンチはない普通のスープですがレベルとしては特上と言えます。
麺はしっかりと茹でられた不揃いな太さが心地よい極太に近い平打ちピロピロ麺で、縮れ具合も素晴らしく、太い部分を噛んだ時の小麦の風味の広がりがたまりません。全粒粉も見え隠れする麺は芯を残したような硬さは一切なく、柔らか目の茹で加減ですが、超多加水ならではのプリっとした食感はあっさり目のスープと絡みまくって美味いとしか表現できません。
「もち姫」を使用した麺のようなもっちり感は無く、やや切れやすい麺ですが、ギリギリの加水率で食感をキープした麺打ちの技術の高さを感じられるものです。
チャーシューは肩ロースとバラが1枚ずつです。肩ロースは低温調理系ですが、微かにハムのような薫香も感じられるもので、細かい調理法は分かりませんが、旨味の強い美味いやつです。
バラは煮豚ですが、しっかりと味が染みこんでいて、柔らかくとろける感じの間違いないタイプですね。
そして、かなり印象に残ったのは細切りメンマで、濃いめの味付けが施された絶妙な食感のもので、黒コショウのアクセントがスープと合わせた時にちょっとしたジャンク感を演出してピンポイントでの味変を楽しめるメチャクチャ存在感のある逸品でした。また、新鮮なものを使用したと思われるシャキッとしたほうれん草は逆に口直しのようなさっぱりとした印象を与える仕事をしてくれます。
割るときから柔らかかった味玉は、開けてびっくり赤っぽい黄身と白身とのバランスの良いもので、自分の大好きな「マキシマムこいたまご」ではないでしょうか？味入れも黄身の甘さを引き立てるに丁度良いレベルで実に美味かったです。
ウンチク無しでこの卵を使われたら味玉好きは結構感動します。
総じて、完成度の非常に高い「らーめん」で、非の打ちどころはありませんでした。海苔を1枚入れといて欲しかったぐらいです。
店主さんの「らーめん」に対する向き合い方が細部に渡って表現されていることを感じることができる一杯でした。
絞り切ったメニューの潔さも個人的には理想的で、お店の評価も正当なものであることの証明だと思います。
また、客層からも、地元からの支持が大変厚そうに感じましたので、体力勝負の世界ですが、長きに渡って頑張って欲しいと思います。
ごちそうさまでした。